令和7年9月25日 午前10時00分 開 議
植 松 宏 決算特別委員長 河 村 豊 副委員長
◎出席委員(16名)
1番 森 谷 俊 委員 2番 深 瀬 明 理 委員
3番 工 藤 み ど り 委員 4番 清 野 康 隆 委員
5番 山 本 和 生 委員 6番 福 永 邦 幸 委員
7番 滝 口 公 一 委員 8番 元 木 十 四 男 委員
9番 三 宅 一 人 委員 10番 植 松 宏 委員
12番 河 村 豊 委員 13番 原 田 利 光 委員
14番 髙 橋 光 男 委員 15番 細 矢 俊 博 委員
16番 佐 藤 直 委員 17番 東 海 林 克 彦 委員
◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
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土 田 正 剛
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市 長
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田 中 敦
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教 育 長
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松 田 智 志
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選挙管理委員会
委 員 長
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古 谷 利 明
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代表監査委員
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菅 原 繁 治
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農業委員会会長
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鈴 木 敬 一
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副 市 長
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岡 田 光 弘
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総 務 部 長
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井 澤 志都香
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市民生活部長
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安 達 好 浩
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健康福祉部長
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青 柳 昇
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経 済 部 長
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東海林 浩 司
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建 設 部 長
兼上下水道部長
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佐 藤 明 彦
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会計管理者
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矢 萩 宏
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消防長
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間木野 教 子
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教育次長
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鈴 木 豪
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総合政策課長
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本 間 和 史
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庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
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安 達 初 江
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財 政 課 長
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奥 田 文 子
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監 査 委 員
事 務 局 長
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伊 藤 亨
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農業委員会
事 務 局 長
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◎事務局職員出席者職氏名
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安 達 利 也
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事務局長
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高 橋 真伊子
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事務局長補佐
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鈴 木 雄 太
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議長係長
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紅 谷 雅 美
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主 任
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田 村 亮 祐
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副主任
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斎 藤 直 子
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兼 務 書 記
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辻 村 充
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兼 務 書 記
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◎本日審査した案件
議第55号 令和6年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について
議第56号 令和6年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第57号 令和6年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について
議第58号 令和6年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第59号 令和6年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について
議第60号 令和6年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
議第61号 令和6年度東根市水道事業会計利益の処分及び決算認定について
議第62号 令和6年度東根市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について
議第63号 令和6年度東根市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について
◎開 議
○植松 宏決算特別委員長 皆さん、おはようございます。
本日の会議に、欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、委員の出席は16名で、定足数に達しておりますので、これから、本日の会議を開きます。
◎議第55号 令和6年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について外8件
○植松 宏決算特別委員長 決算特別委員会に付託なりました、議第55号から議第63号までの9議案につきましては、去る9月3日の本委員会において、詳細な説明がありました。
また、一般会計の歳入については、去る9月12日の本委員会において、慎重に審査を行い、一般会計の歳出並びに特別会計及び公営企業会計の決算については、それぞれの所管ごとに分科会を設置して議案を付託し、慎重な審査をお願いしております。
これから、審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。
◎総務文教分科会委員長報告
○植松 宏決算特別委員長 はじめに、総務文教分科会委員長、9番三宅 一人委員。
〔三宅一人総務文教分科会委員長 登壇〕
○三宅一人総務文教分科会委員長 おはようございます。決算特別委員長の指名により、今期定例会、決算特別委員会で、総務文教分科会に付託されました議案の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、去る9月16日及び17日の両日、午前10時から、第3委員会室において、総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、一般会計のうち、2款総務費1項総務管理費5目企画費の交流事業について申し上げます。
本事業は、式典や各種イベント等を通して、友好都市や関係自治体との交流を行っています。
委員からは、新得町友好都市提携記念事業や交流の状況についての質疑がありました。
執行部からは、友好都市や災害相互援助協定締結市と交流を図ったほか、令和6年度は新得町との友好都市締結30周年の記念事業として、お互いの市町へ赴き、各種交流事業や記念給食などを行い、相互理解を深めたとの答弁がありました。
引き続き、友好都市をはじめとする関係自治体との交流を促進するとともに、本市のPRを図っていただくようお願いします。
次に、2款総務費1項総務管理費10目情報管理費の情報管理事業について申し上げます。
本事業は、自治体情報システムの標準化・共通化として、令和7年度中の稼働を目指し、システム標準化対応業務を行ったものであります。
委員からは、事業の詳細についてと本格稼働に向けた進捗状況についての質疑がありました。
執行部からは、令和6年度はデータの抽出や標準化システムに係るネットワークの整備、ガバメントクラウドに対するシステムの設定等を行った。また、データ移行等も行っており、令和7年度中の稼働に向けて、現在テストを実施しているとの答弁がありました。
本年度中の本稼働に向けてスムーズなシステム移行を行い、市民生活への影響がないようお願いします。
次に、2款総務費2項徴税費2目賦課徴収費の徴収事業について申し上げます。
地方自治体における公金収納のデジタル化について、委員からは、地方税共同機構事務運営費等負担金が増額した理由についての質疑がありました。
執行部からは、納税通知書にQRコードを入れており、スマートフォン等で納税できるキャッシュレスサービス等を実施している。令和6年度は前年度に比べ、このサービスを利用した市民の方が増えたことにより、利用件数に準ずる当該負担金が増額したためとの答弁がありました。
一方で、公金収納のデジタル化により、職員の負担軽減にもつながったとの答弁がありました。
市民の利便性向上と職員の負担軽減にもつながることから、引き続き徴収業務に係るデジタル化の進展に期待します。
次に、2款総務費4項選挙費2目選挙啓発費の選挙啓発事業について申し上げます。
投票率向上に向け、若い世代に選挙への興味関心を高めてもらうため、様々な啓発を行う事業で、委員からは、事業の具体的な取組に対する質疑がありました。
執行部からは、期日前投票所の投票立会人を十代、二十代の若い世代から公募したほか、東桜学館高等学校での選挙啓発出前講座の実施、市内中学・高校への選挙啓発トイレットペーパーの配布等による啓発を行ったとの答弁がありました。
将来の有権者である若い世代に選挙に対する興味関心を深めてもらうためにも、引き続き選挙啓発事業の取組をお願いします。
次に、9款消防費1項消防費1目常備消防費、常備消防事業について申し上げます。
緊急時に市民の命を守る救急救命士は、高度な救急処置を現場で行うことができる国家資格であります。
委員からは、救急救命士養成研修負担金の目的と成果についての質疑がありました。
執行部からは、資格取得に係る研修費であり、令和6年度は1名の署員が研修を受け、試験に合格し、資格を取得した。救急出動への需要も多くなっていることから、救急救命士を増員し、より現場で活躍できる体制づくりを行いたいとの答弁がありました。
救急隊員を増員し、市民の命を守る救急活動にさらに尽力いただくよう期待します。
次に、10款教育費1項教育総務費2目事務局費、確かな学びを支える学力向上事業について申し上げます。
この事業は、教員を対象としたOJTや専門家による研修を実施し、教員の指導力や学級担任力の向上を図るもので、委員からは、成果や課題についての質疑がありました。
執行部からは、学力向上支援員や教育支援専門員の配置、各種研修会の実施などを通して、複雑化する学校課題への対応や学力向上のための体制の強化にもつながっている。また、全国学力学習調査の結果にも効果が現れているとの答弁がありました。
複雑化する学校課題に対し、引き続きしっかりと対応していただくとともに、児童・生徒の学力向上に努めていただくよう期待します。
次に、10款教育費2項小学校費4目学校建設費の小学校仮設校舎リース事業について申し上げます。
東根中部小学校の教室不足解消のために仮設校舎の借り上げを行うもので、委員からは、校舎の使用状況やメンテナンスの状況についての質疑がありました。
執行部からは、特別支援教室や多目的教室などインクルーシブ教育の場所として使用しており、今後、校舎の増改築や更新なども含めた対応を検討している。また、メンテナンス費用もリース料に含まれているとの答弁がありました。
児童たちの安全・安心を守るためにも、しっかりと校舎のメンテナンスを行うとともに、耐用年数等も考慮し、早急に教室不足解消に向けた対応をいただくよう要望します。
以上、意見と要望を付し、付託されました2議案を採決した結果、いずれも全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上、総務文教分科会における決算審査の経過と結果についての報告を終わります。
◎経済建設分科会委員長報告
○植松 宏決算特別委員長 次に、経済建設分科会委員長、8番元木十四男委員。
〔元木十四男経済建設分科会委員長 登壇〕
○元木十四男経済建設分科会委員長 決算特別委員長の指名により、今期定例会、決算特別委員会で経済建設分科会に付託されました議案の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、去る9月16日及び17日の両日、午前10時から、第1委員会室において、経済建設分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、第6款農林水産業費第1項農業費3目農業振興費の佐藤錦生産環境整備事業、魅力ある園芸やまがた所得向上支援事業及びさくらんぼ高温障害特別緊急対策支援事業の3つの事業について併せて申し上げます。
近年、大きな課題となっているさくらんぼの生産環境整備に対する質疑を行いました。
委員からは、補助金の交付状況を確認するとともに、次年度以降の先を見据えた対策等について質疑がありました。
執行部からは、特に重要な対応となった高温障害対策については、緊急対策のさくらんぼ高温障害特別緊急対策支援事業をいち早く実施した。なお、令和7年度以降も引き続き高温障害対策の事業を進めており、今後も県と協調して事業を進めていくとの答弁がありました。
答弁に対し、委員からは、今後、高温障害以外にも予期せぬ被害が起こることも考えられる。関係団体と連携し、適切に対応してほしいとの意見がありました。
さくらんぼにこだわっているまちづくりを標榜する本市において、生産者が良品質のさくらんぼを栽培できるよう、なお一層の対応の強化を要望いたします。
次に、第6款農林水産業費第1項農業費9目農業経営基盤強化促進対策費の遊休農地解消対策事業について申し上げます。
委員からは、遊休農地解消推進費交付金の支出状況を確認するとともに、解消された面積や審査方法などについて質疑がありました。
執行部からは、申請の前に事前相談を受けている。令和6年度は約4.5haの遊休農地が解消され、解消後は現場確認を行い、交付金の支出が適正かを確認しているとの答弁がありました。
遊休農地は、害虫や有害鳥獣の増加による周囲の農作物への被害、景観の悪化、不法投棄の誘発など、様々なリスクを抱えています。
引き続き、適正な事業運営を行っていただくとともに、遊休農地を未然に防止する対策に努めていただくようお願いいたします。
次に、第6款農林水産業費第1項農業費10目ブランド戦略推進費のGI東根さくらんぼブランド化推進事業について申し上げます。
委員からは、取組内容の成果の指標や課題、今後の展望について質疑がありました。
執行部からは、GI東根さくらんぼを発送する際はリーフレットを同封し、アンケート調査に活用している。アンケート調査の内容は、生産者へ還元することで、意欲向上や品質確保につなげているとの答弁がありました。
アンケート調査では好評の声が多いとのことであり、市場価格などからもブランド力は向上しているものと評価いたしますが、高温対策や品種の検討など、課題もあるとのことでありました。
令和8年度はGI認証から10年の節目となります。さくらんぼをはじめとする果樹王国ひがしねのブランドイメージのさらなる向上を期待いたします。
次に、第7款商工費第1項商工費3目観光費の観光事業について申し上げます。
委員からは、バスラッピング広告の実績や効果について質疑があり、執行部からは、友好都市である東京都中央区及び宮城県仙台市において運用している。中央区のバスについては、ラッピングシートの更新を行ったため、例年よりも費用がかかっている。いずれの都市もバスの利用者は多いため、効果は高いと考えているとの答弁がありました。
銀座等を有する中央区、人口が100万人を超える仙台市での運用は有効なものと考えます。今後も様々な工夫を凝らしながら、本市の魅力がさらに全国に広まっていくよう、本事業の推進をお願いいたします。
次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費2目道路維持費、市道除排雪事業及び市道除雪機更新・整備事業について申し上げます。
小形ロータリー除雪車の購入を行い、除排雪体制の強化を図ったことを確認いたしました。
委員からは、通勤・通学に影響のある歩道の除排雪や幅出しの対応、今後の除雪車の更新等について質疑がありました。
執行部からは、除雪車には様々な種類があるが、今回は機動性のある小形のものを購入した。今後も、降雪量を考慮しながら適切に除雪機の更新や購入を行い、除排雪体制を整えていきたいとの答弁がありました。
今後とも、冬期における市民の安全の確保、利便性の向上のため、本事業に取り組んでいただきますようお願いいたします。
続きまして、公営企業会計について申し上げます。
はじめに、水道事業会計についてであります。
委員からは、運営の効率性の指標となる有収率が、前年度と比較し低下していることを懸念する意見があり、有収率が低下した原因や今後の対策などについて質疑がありました。
執行部からは、給水人口の減少や節水器具の普及、市民の節水意識の向上により、配水量が減少している一方で、漏水等による有収水量の低下が原因と考えている。また、有収率低下の原因となる漏水について、令和6年度は衛星を活用した漏水調査を開始し、これまでより効率的に調査を行えるようになった。引き続き、漏水防止対策に取り組んでいくとの答弁がありました。
質疑を通して、経営の健全化、安全性が確保されていることを確認いたしました。引き続き、将来を見据えた健全で持続可能な経営に努めていただきますようお願いいたします。
最後に、公共下水道事業会計についてであります。
委員からは、有収率低下の原因の1つである不明水の対策について質疑があり、執行部からは、東根市下水道ストックマネジメント計画の中で、施設の点検や調査を行っていくとの答弁がありました。
今般の物価高や燃料費高騰の影響もあり、将来の見通しが不透明な中ではありますが、今後とも経営戦略に基づき、健全経営に努めていただきますようお願いいたします。
以上、意見と要望を付し、付託されました4議案を採決した結果、いずれも全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上、経済建設分科会における決算審査の経過と結果についての報告を終わります。
◎厚生分科会委員長報告
○植松 宏決算特別委員長 次に、厚生分科会委員長、6番福永邦幸委員。
〔福永邦幸厚生分科会委員長 登壇〕
○福永邦幸厚生分科会委員長 決算特別委員長の指名により、今期定例会、決算特別委員会で、厚生分科会に付託されました議案の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、去る9月16日及び17日の両日、午前10時から、第4委員会室において、厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、一般会計のうち、2款総務費1項総務管理費11目市民生活費の消費者行政事業について申し上げます。
市民の健全な消費生活を確保するため、消費者トラブルの被害を防止・相談する事業であり、委員からは、現在の被害傾向や全国の被害情報の収集方法について質疑がありました。
執行部からは、高齢者だけでなく、若年層のネットトラブルや化粧品等の定期購入によるトラブルの相談が増えている。全国の事案を共有するシステムを活用し、最新の情報を収集しているとの答弁がありました。
委員からは、消費者トラブルにおいて、最新の情報を取り入れた積極的な啓発活動が被害の未然防止につながるため、さらなる事業推進を期待するとの意見がありました。
次に、3款民生費1項社会福祉費2目社会福祉施設費のさくらんぼタントクルセンター維持管理事業について申し上げます。
本事業は、さくらんぼタントクルセンターの維持管理のために必要な業務委託、修繕等について計上したものであります。
委員からは、令和3年度から実施している大規模修繕の進捗状況や、けやきホールの遊具の大規模改修による利用状況の変化について質疑がありました。
執行部からは、現在、長寿命化計画に基づき修繕工事を進めている段階である。遊具改修前後の利用者数の推移はほぼ横ばいとなっており、変わらず多くの人に利用いただいているとの答弁がありました。
今後もより多くの人が訪れ、安全に利用できる施設となるよう、適切な維持管理をお願いいたします。
次に、3款民生費1項社会福祉費5目地域生活支援費の相談支援事業について申し上げます。
本事業は、相談支援事業所に委託し、障がい者やその家族等の相談に応じて、情報提供や援助を行うものであります。
委員からは、相談件数の推移や事業所への委託状況について質疑がありました。
執行部からは、年々相談件数は増加しており、委託している3か所の事業所ごとに得意としている分野を活かし、相談業務に当たってもらっているとの答弁がありました。
相談支援を必要としている人に十分な支援が行き届くよう、相談支援体制のさらなる充実をお願いいたします。
次に、3款民生費1項社会福祉費6目老人福祉費のふれあい配食サービス事業について申し上げます。
本事業は、高齢者のみの世帯に対し、栄養バランスに配慮した食事を提供するとともに安否確認を行う事業であり、委員からは、事業の実施形態や利用者数の推移について質疑がありました。
執行部からは、各地区の民生委員・児童委員などの協力を得て、月に2回、各世帯を訪問しており、利用者数については、現在は横ばいで推移しているとの答弁がありました。
安否確認の意味もあるこの事業は、団塊の世代がさらに高齢となる近い将来、ますます重要性が高まると捉えているため、民生委員・児童委員などにかかる負担を考慮しながら、事業の継続に努めていただくようお願いいたします。
次に、4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費のこころの健康推進事業について申し上げます。
市民のこころの健康推進や自殺予防のため、専門職による個別相談や普及啓発を行う事業であり、委員からは、相談件数の実績や相談の受付体制について質疑がありました。
執行部からは、相談件数は毎年ほぼ横ばいで推移している。年間12回、臨床心理士によるこころの健康相談会を開催しているほか、電話相談を随時受け付けている。また、市のホームページから利用できるこころの体温計では、心の健康状態を気軽にセルフチェックすることができるとの答弁がありました。
委員からは、相談者の傾向や相談内容の分析を適正に行い、より効果的な取組を実施してほしいとの意見がありました。
次に、4款衛生費1項保健衛生費3目環境衛生費の地球温暖化対策事業について申し上げます。
再生可能エネルギー設備の普及を推進する事業であり、住宅用太陽光発電システムの設置支援に対する質疑において、設置件数が増加傾向であることを確認し、市民の関心の高さがうかがえました。
委員からは、ゼロカーボンシティの実現に向けた取組の一助として、より一層の事業推進を期待するとの意見がありました。
次に、4款衛生費1項保健衛生費7目健康増進事業費のスマイル健診事業について申し上げます。
本事業は、若年者に対して健康診査やがん検診を実施し、生活習慣病やがんの予防・早期発見を図るものであります。
30歳以上としていた対象年齢が令和6年度から18歳以上に引き下げられましたが、これにより、勤務先や学校で健診が受けられない人に多く活用されていることを確認いたしました。
今後は、対象者が若年層であることを意識した周知や申込みの方法について検討いただき、さらなる受診率の向上を期待します。
次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。
国民健康保険事業における市町村の役割として、資格管理、保険給付、保険税の賦課・徴収等が挙げられます。被保険者数は減少傾向にありますが、医療技術の進歩や高度化により、1人当たりの医療費は増加の一途をたどっており、今後さらに被保険者への負担の増大が懸念されます。
医療費の抑制と併せて、市民の健康増進のためにも、各種検診の受診率の向上、生活習慣病等の予防に一層努めていただくとともに、引き続き県と連携し、健全な財政運営をお願いいたします。
以上、意見と要望を付し、付託されました5議案を採決した結果、いずれも全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上、厚生分科会における決算審査の経過と結果についての報告を終わります。
○植松 宏決算特別委員長 以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
これから、各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
これから、採決を行います。
はじめに、議第55号 令和6年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する各分科会委員長の報告は、いずれも「認定すべきもの」であります。本決算は、各分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第55号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第56号 令和6年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第56号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第57号 令和6年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第57号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第58号 令和6年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第58号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第59号 令和6年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第59号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第60号 令和6年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第60号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第61号 令和6年度東根市水道事業会計利益の処分及び決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第61号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第62号 令和6年度東根市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第62号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、議第63号 令和6年度東根市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について採決をします。
本決算に対する分科会委員長の報告は、「認定すべきもの」であります。本決算は、分科会委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第63号は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上で、決算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
なお、本委員会の審査の結果については、この後の本会議において審査されることになっておりますが、審査の経過と結果についての私からの口頭報告は、申合せにより、結果についての報告とし、経過については、各分科会委員長の報告を、本会議における決算特別委員長の報告に代えさせていただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○植松 宏決算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、私からの口頭報告は、結果についての報告とし、経過については、各分科会委員長の報告を、本会議における決算特別委員長の報告に代えることに決しました。
次に、執行部に申し上げます。決算審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いいたします。
◎閉 会
○植松 宏決算特別委員長 これで、決算特別委員会を閉会します。ご苦労さまでした。
午前10時38分 閉 会