第 1 回 定 例 会 会 議 録
令和7年2月25日 午前10時00分 開 会

      細  矢  俊  博 議長       片  桐  勝  寿 副議長

◎出席議員(18名)
 1番   森  谷     俊 議員       2番   深  瀬  明  理 議員
 3番   工  藤  み ど り 議員       4番   清  野  康  隆 議員
 5番   山  本  和  生 議員       6番   福  永  邦  幸 議員
 7番   滝  口  公  一 議員       8番   元  木  十 四 男 議員
 9番   東 海 林  克  彦 議員      10番   三  宅  一  人 議員
11番   植  松     宏 議員      12番   高  橋  鉄  夫 議員
13番   河  村     豊 議員      14番   原  田  利  光 議員
15番   髙  橋  光  男 議員      16番   佐  藤     直 議員
17番   片  桐  勝  寿 議員      18番   細  矢  俊  博 議員

◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

半 田   博
教  育  長
松 田 智 志
選挙管理委員会
委  員  長

古 谷 利 明
代表監査委員
菅 原 繁 治
農業委員会会長

芦 野 耕 司
副  市  長
佐 藤 慎 司
総 務 部 長

矢 萩   宏
市民生活部長
岡 田 光 弘
健康福祉部長

東海林 浩 司
経 済 部 長
深 瀬 弘 之
建 設 部 長
兼上下水道部長

間木野 教 子
会計管理者
安 達 好 浩
消防長

安 達 利 也
教育次長
青 柳   昇
総合政策課長

本 間 和 史
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
柴 田   昇
財 政 課 長

伊 藤   亨
監 査 委 員
事 務 局 長
深 瀬   忠
農 業 委 員 会
事 務 局 長





◎事務局職員出席者職氏名
鈴 木 敬 一
事 務 局 長

高 橋 真伊子
事務局長補佐
鈴 木 雄 太
議事係長

紅 谷 雅 美
主      任
井 上 雄 貴
主      任

斎 藤 直 子
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記



◎議 事 日 程

議事日程第1号
       令和7年2月25日(火) 午前10時 開 会

 日程第 1  会議録署名議員の指名
 日程第 2  会期の決定
 日程第 3  諸般の報告
 日程第 4  請願(1件)の委員会付託
    (議   程)
 日程第 5  議第 1号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認について
 日程第 6  議第 2号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認について
 日程第 7  議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)
 日程第 8  議第19号 令和6年度東根市公共下水道事業会計補正予算(第3号)
 日程第 9  議第29号 東根市教育委員会委員の任命について
 日程第10  議第30号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について
 日程第11  議第31号 人権擁護委員候補者の推薦について
 日程第12  議第32号 人権擁護委員候補者の推薦について
 日程第13  議第33号 人権擁護委員候補者の推薦について
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第14  令和7年度施政方針表明
 日程第15  報第 1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第16  報第 2号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第17  議第 3号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第18  議第 4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第19  議第 5号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
 日程第20  議第 6号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第21  議第 7号 東根市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第22  議第 8号 東根市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の
一部を改正する条例の制定について
 日程第23  議第 9号 東根市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第24  議第10号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第25  議第11号 東根市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに
水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の
一部を改正する条例の制定について
 日程第26  議第12号 龍興寺沼公園の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の設定に
ついて
 日程第27  議第13号 指定管理者の指定について
 日程第28  議第14号 指定管理者の指定について
 日程第29  議第15号 指定管理者の指定について
 日程第30  議第16号 指定管理者の指定について
 日程第31  議第17号 市道路線の認定について
 日程第32  議第20号 令和7年度東根市一般会計予算
 日程第33  議第21号 令和7年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第34  議第22号 令和7年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第35  議第23号 令和7年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第36  議第24号 令和7年度東根市市営墓地特別会計予算
 日程第37  議第25号 令和7年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
 日程第38  議第26号 令和7年度東根市水道事業会計予算
 日程第39  議第27号 令和7年度東根市工業用水道事業会計予算
 日程第40  議第28号 令和7年度東根市公共下水道事業会計予算
    (説     明)
 日程第41  予算特別委員会への議案付託
    (散     会)

◎本日の会議に付した事件

 議事日程第2号に同じ。

  ◎開     会

○細矢俊博議長 皆さん、おはようございます。
  ただ今から、令和7年東根市議会第1回定例会を開会します。

  ◎開     議

○細矢俊博議長 本日の会議に、欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で、定足数に達しておりますので、これから、本日の会議を開きます。
  本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。

  ◎会議録署名議員の指名

○細矢俊博議長 はじめに、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員には、8番元木十四男議員、9番東海林克彦議員、10番三宅一人議員、以上、3名を指名します。

  ◎会期の決定

○細矢俊博議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
  今期定例会の会期については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。
  議会運営委員長 9番東海林克彦議員。
   〔東海林克彦議会運営委員長 登壇〕
○東海林克彦議会運営委員長 おはようございます。
  議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
  本日、招集なりました、第1回定例会の会期につきましては、去る2月19日午前9時30分から、第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数や一般質問の発言者数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
  その結果、会期は、本日から3月19日までの23日間とし、その間の会議などについては、別紙会議予定表のとおりであり、議案の取扱いについては、令和7年度予算関係議案を予算特別委員会に付託して審査すべきものと決定なりました。
  以上で、議会運営委員会における協議の結果についての報告を終わります。
○細矢俊博議長 お諮りします。
  ただ今の議会運営委員長報告のとおり、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの23日間とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。
  したがいまして、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの23日間とすることに決定いたしました。











令和7年東根市議会第1回定例会会議予定表
月  日
会  議  名
開議時刻
場 所
議      事
2月25日
本  会  議
午前10時
議 場
・開 会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・請願(1件)の委員会付託
・議案上程(専決処分の承認、
 補正予算、人事案件)
 説明、質疑、討論、表決
・議案上程
 説明
・予算特別委員会への議案付託
予算特別委員会
本 会 議
終 了 後
議 場
・予算議案概要説明
2月26日
休会(議案調査日)
2月27日
休         会
2月28日
本  会  議
午前10時
議 場
・会派代表質問
3月1日
休         会
3月2日
3月3日
3月4日
本  会  議
午前10時
議 場
・市政一般に対する質問
3月5日
本  会  議
午前10時
議 場
・市政一般に対する質問
3月6日
休         会
3月7日
3月8日
3月9日
3月10日
本  会  議
午前10時
議 場
・総括質疑
・常任委員会への議案付託
予算特別委員会
本 会 議
終 了 後
議 場
・付託議案審査
 分科会設置及び議案の付託
総務文教常任委員会
予算特別
委 員 会
終 了 後
第3委員会室
・所管事務調査について
経済建設常任委員会
第1委員会室
厚生常任委員会
第4委員会室
3月11日
予算特別委員会
総務文教分科会
午前10時
第3委員会室
・付託議案審査
予算特別委員会
経済建設分科会
第1委員会室
予算特別委員会
厚生分科会
第4委員会室
3月12日
予算特別委員会
総務文教分科会
午前10時
第3委員会室
・付託議案審査
予算特別委員会
経済建設分科会
第1委員会室
予算特別委員会
厚生分科会
第4委員会室
3月13日
総務文教常任委員会
午前10時
第3委員会室
・付託議案審査、所管事務調査、
 及び請願審査
経済建設常任委員会
第1委員会室
厚生常任委員会
第4委員会室
3月14日
休         会
3月15日
3月16日
3月17日
3月18日
各常任正副委員長打合せ
午後1時
30分
各 室
・付託議案審査報告について
3月19日
予算特別委員会
午前10時
議 場
・分科会委員長審査報告
 質疑、討論、表決
本  会  議
予算特別委
員会終了後
議 場
・委員長審査報告(条例、事件決議、
 予算、請願)
 質疑、討論、表決
※委員会提出議案上程
 説明、質疑、討論、表決
・閉 会





  ◎諸般の報告

○細矢俊博議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
  はじめに、監査委員から報告がありました、令和6年10月分から12月分までの例月出納検査結果報告、各課等に関わる定例監査結果報告、指定管理者監査結果報告及び工事監査結果報告について配付しておきましたので、ご了承願います。
  次に、今期定例会に、説明員として出席通知がありました者の職・氏名を一覧表にして配付しておきましたので、ご了承願います。
  次に、今期定例会に提出されました陳情1件について、議会運営委員会における協議の結果に基づき、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。
  以上で、諸般の報告を終わります。

  ◎請願(1件)の委員会付託

○細矢俊博議長 次に、日程第4 請願の委員会付託を議題とします。
  今期定例会で受理しました請願は1件であります。
  この請願については、配付しております請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。

  ◎議 案 上 程

○細矢俊博議長 次に、日程第5 議第1号から日程第13 議第33号までの9議案を一括して議題とします。

  ◎提案理由の説明

○細矢俊博議長 これから、提案理由の説明を求めます。
  土田市長。
   〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 おはようございます。
  令和7年東根市議会第1回定例会に提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。
  本定例会に提案いたします案件は、報告事項2件、専決処分の承認2件、条例の一部改正9件、条例の廃止1件、事件決議事項5件、補正予算2件、当初予算9件、人事案件5件の計35件であります。このうち、専決処分の承認、補正予算及び人事案件につきましては、先議をいただきたく、はじめにご説明を申し上げます。
  議第1号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認についてでありますが、国の補正予算に伴う物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用する住民税非課税世帯等重点支援臨時給付金支給事業について速やかに給付を行うため、1月16日付で専決処分を行ったものであります。
  第2表繰越明許費については、同事業の一部を令和7年度に繰り越して執行するため、設定を行うものであります。
  この結果、歳入歳出予算にそれぞれ1億57万2,000円を追加し、予算総額を277億4,926万2,000円としたところであります。
  次に、議第2号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認についてでありますが、市道の除排雪事業費を緊急に確保する必要が生じたため、1月30日付けで専決処分を行ったものであります。
  この結果、歳入歳出予算にそれぞれ1億5,000万円を追加し、予算総額を278億9,926万2,000円としたところであります。
  次に、議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入については、普通交付税の追加交付や決算見込みに伴う国・県支出金等の調整のほか、ふるさとづくり寄附金の増額などを行うものであります。
  歳出については、国の補正予算に伴う物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業を計上するほか、ふるさとづくり寄附金の基金積立金や返礼品に係る経費、除排雪経費の増額、決算見込みに伴う各事業費の調整を行うものであります。
  第2表繰越明許費補正については、追加する事業について、令和7年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の追加を行うものであります。
  第3表地方債補正については、事業費の追加や変更に伴う限度額の変更を行うものであります。
  この結果、歳入歳出予算にそれぞれ13億7,463万3,000円を追加し、予算総額を292億7,389万5,000円とするものであります。
  次に、議第19号 令和6年度東根市公共下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、国の補正予算に係る事業費の増額及び国の交付決定に係る事業費の減額を行うものであります。
  この結果、資本的収入から8,140万円を減額し、予算総額を10億3,390万1,000円とし、資本的支出から9,219万9,000円を減額し、予算総額を13億2,242万2,000円とするものであります。
  次に、議第29号 東根市教育委員会委員の任命についてでありますが、福永郁子委員が令和7年3月31日をもって任期満了となることから、引き続き同人を東根市教育委員会委員に任命するため、議会の同意を求めるものであります。
  次に、議第30号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、天野政実委員が令和7年5月31日をもって任期満了となることから、新たに佐藤広氏を東根市固定資産評価審査委員会委員に選任するため、議会の同意を求めるものであります。
  次に、議第31号から議第33号までの人権擁護委員候補者の推薦についてでありますが、佐直春美委員、庄司陽子委員、岡村祐二委員の3名が令和7年6月30日をもって任期満了となることから、佐直春美委員及び庄司陽子委員は引き続き、小野博史氏を新たに人権擁護委員候補者として推薦するため議会の意見を求めるものであります。
  なお、各人の略歴等につきましては、参考資料のとおりでありますので、説明を省略いたします。
  以上、先議分として提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては、担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして、原案のとおり、ご承認、ご可決、ご同意くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○細矢俊博議長 次に、議第1号、議第2号及び議第18号の3議案について、財政課長に補足説明を求めます。
  柴田財政課長。
   〔柴田 昇財政課長 登壇〕
○柴田 昇財政課長 議長の指示により、補足してご説明申し上げます。
  議案書の5ページをお願いします。
  議第1号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認についてであります。
  この案件につきましては、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、住民税非課税世帯等重点支援臨時給付金支給事業を実施するための補正であります。
  内容については、エネルギー、食料品価格等の物価高騰の影響を受けている令和6年度の住民税均等割が非課税である世帯等に世帯当たり3万円、子ども加算1人当たり2万円を支給するものであります。
  国から速やかに支給を行う方針が示されていることから、本年1月16日付で1億57万2,000円を専決処分により補正させていただいたものとなります。
  8ページをお願いします。
  第2表繰越明許費でありますが、令和7年度において、基準日の翌日以降に生まれた子どもに対する子ども加算分の支給が見込まれることから、繰越額、限度額として記載の金額を設定しております。
  10、11ページをお願いします。
  事項別明細の歳入になりますが、16款国庫支出金に物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を計上し、20款1項1目財政調整基金繰入金は、一部補助対象外となる財源調整の計上であります。
  歳出については、給付金と事務費を計上したものであります。
  次に、12ページをお願いします。
  議第2号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認についてであります。
  この案件につきましては、大雪の影響により、市道分の除排雪経費の追加計上したもので、本年1月30日付で1億5,000万円を追加計上したものであります。
  17、18ページをお願いします。
  事項別明細の歳入になりますが、20款1項1目財政調整基金繰入金を増額計上し、歳出については、8款2項2目道路維持費市道除排雪事業に同額計上したものであります。
  次に、54ページをお願いします。
  議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)であります。
  57ページをお願いします。
  第2表繰越明許費になりますが、記載の5つの事業について追加設定し、令和7年度に繰り越しして執行するものであります。
  6款1項の担い手確保・経営強化支援事業(国補正予算)、7款1項の市民生活応援商品券配付事業、8款4項の都市計画総務事業(国補正予算)については、詳しくは歳出においてご説明申し上げますが、全額繰越事業となります。
  8款2項の社会資本整備総合交付金事業については、市道野川小原線、藤助新田7号線の工事費を繰り越すものとなります。
  9款1項の消防指令業務共同運用事業については、消防指令センター整備工事において、新たに導入するソフトウェアに不具合が生じ、その検証に時間を要することとなり、工期内完了が困難となったことから、繰り越すものであります。
  なお、本補正予算が可決されましたら、消防指令センター整備工事請負契約を変更する契約の締結について、今定例会に追加提案を行う予定であります。
  次に、第3表地方債補正につきましては、各事業の決算見込みによるもの、及び国の補正予算採択により、限度額の変更を行うものであります。
  60、61ページをお願いします。
  事項別明細の歳入になりますが、多くが歳出事業の財源調整となっておりますので、それ以外の主なものについてご説明いたします。
  12款1項1目普通交付税は、再算定により追加交付されまして、2億2,437万8,000円の増額となります。
  62、63ページをお願いします。
  19款1項1目ふるさとづくり寄附金は、寄附金収入が25億円まで伸びる見込みとなったことから、7億円の増額補正となります。
  20款1項基金繰入金は、1目財政調整繰入金が財源調整による増額、3目ふるさとづくり基金繰入金は、寄附金の伸びに合わせて返礼品や受付サイト使用料などの財源のための増額となります。
  64、65ページをお願いします。
  23款市債は、事業の決算見込みによるもの、及び国の補正予算採択による財源調整のため、起債額の変更を行うものであります。
  66、67ページをお願いします。
  歳出でありますが、多くが決算見込みを踏まえた事業費の削減となることから、その他、主なものについてご説明いたします。
  2款1項4目財産管理費の基金管理事業ですが、減債基金への積立てとなります。
  歳入の普通交付税の増額のうち、この度の補正額6,851万3,000円を臨時財政対策債の償還に備え、国からの指示で積み立てるものとなります。
  その下の公共施設除排雪事業は、大雪により、2,000万円を増額計上したものであります。
  5目企画費、ふるさと納税特産品PR事業、及びふるさとづくり基金管理事業は、ふるさと納税の伸びに合わせた基金への積立てと、受付サイト使用料などの増額補正であります。
  一番下の3款1項6目老人福祉費になりますが、68、69ページをお願いします。
  一番上、介護施設整備事業1,175万円の減ですが、開設予定事業者の補助申請取下げによるものとなります。
  その下、高齢者施設等物価高騰対策支援金支給事業500万円の増は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した新規計上で、食材費等の高騰による影響を軽減するため、市内特別養護老人ホーム等へ支援金を交付するものであります。
  2項2目保育所費の保育所事業1億1,299万6,000円の増から、子どものための教育・保育給付事業7,374万7,000円の増までの4事業につきましては、公定価格引上げや子ども・子育て支援交付金基準額の改正による増額となります。
  また、その下、保育所等整備支援事業7,768万8,000円の減は、整備予定事業者が補助事業による施設整備を見直したことによる減額となります。
  70、71ページをお願いします。
  6款1項3目農業振興費の農作物等災害対策事業484万4,000円の増については、9月の大雨の際に水害被害に遭った農機具等への補助で、補助率は2分の1、県3分の1、市6分の1、上限150万円となります。
  その下、担い手確保経営強化支援事業国補正予算3,005万5,000円の増は、国の補正予算による農作業機械等への補助となりますが、2つの法人から活用要望があったことにより計上するもので、基本、補助率は2分の1、全額国費、全額繰越事業となります。
  一番下、5目農地費になりますが、土地改良事業に対する補助金・負担金事業は、令和5年度国補正により、前倒し実施に伴う不用額の減などであり、72、73ページをお願いします。
  一番上、土地改良事業に対する補助金・負担金事業(国補正予算)3,084万5,000円の増は、令和6年度国の補正事業採択に伴う県営土地改良事業負担金の計上であります。
  7款1項2目商工業振興費、市民生活応援商品券配付事業2億1,950万円の増は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した新規計上で、物価高騰対策として、市民1人当たり4,000円分の商品券を各世帯に配付するものであります。6月2日から8月31日まで利用可能とするもので、全額繰越事業となります。
  8款2項2目道路維持費、市道除排雪事業1億5,000万円の増については、大雪による除排雪経費の追加計上となります。
  5目道路関連施設費、道の駅整備事業の減額については、県内庄内最上地方の豪雨災害により、業者等において災害復旧対応への協力を行っているため、事業を繰り延べしていることによるものであります。
  4項1目都市計画総務費、都市計画総務事業(国補正予算)の増については、立地適正化計画策定について、国の補正があったことから、2年目になる令和7年度予定を前倒しで計上し、全額繰越しするものとなります。
  74、75ページをお願いします。
  9款1項3目消防施設費、消防施設維持補修事業については、消防ポンプ車庫の維持補修費の増額によるものとなります。
  10款5項4目学校給食費、給食応援・地産地消推進事業1,200万円の増は、牛乳や米をはじめとした食材価格の高騰による賄い材料費の増によるものであります。
  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 次に、議第19号について、上下水道部長に補足説明を求めます。
  深瀬上下水道部長。
   〔深瀬弘之建設部長兼上下水道部長 登壇〕
○深瀬弘之建設部長兼上下水道部長 議長の指示により、補足してご説明を申し上げます。
  議案書の76ページをお願いいたします。
  議第19号 令和6年度東根市公共下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、第2条において、予算第4条に定めた資本的収支の予定額を補正するものであります。
  補正の理由及び予算総額につきましては、市長より説明がありましたので、省略させていただきます。
  なお、条文記載の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額について、1,079万9,000円を減額し、2億8,852万1,000円に、過年度分損益勘定留保資金につきましても同様に、1,079万9,000円を減額し、9,512万8,000円に改めるものであります。
  77、78ページをお願いいたします。
  補正予算実施計画書(第3号)についてであります。
  資本的収入の1款1項1目建設改良債について、令和6年度国当初予算の交付決定に伴い、3,530万円を減額、5項1目国庫補助金につきましては、令和6年度国の補正予算に係る増、及び令和6年度国当初予算の交付決定に伴う減の差引きにより、4,610万円を減額するものであります。
  資本的支出につきましても、資本的収入と同様の理由から、1款1項1目管路建設費につきましては、6,279万9,000円を、1項2目管路改良費につきましても2,940万円をそれぞれ減額するものであります。
  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
  ここで、お諮りします。
  ただ今、議題となっております9議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。
  これに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、委員会付託を省略することに決しました。

  ◎議第1号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認について

○細矢俊博議長 はじめに、議第1号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  ここで、暫時休憩します。

   午前10時32分 休 憩

   午前10時32分 開 議

○細矢俊博議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
  次に、議第1号に対する討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから、議第1号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認について、採決をします。
  議第1号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第1号は、原案のとおり承認されました。

  ◎議第2号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認について

○細矢俊博議長 次に、議第2号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  ここで、暫時休憩します。

   午前10時33分 休 憩

   午前10時33分 開 議

○細矢俊博議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
  次に、議第2号に対する討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから、議第2号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第12号)の専決処分の承認について、採決をします。
  議第2号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第2号は、原案のとおり承認されました。

  ◎議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)

○細矢俊博議長 次に、議第18号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
  13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) それでは、最初に議案書の60、61ページ、議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)、歳入の16款2項1目総務費国庫補助金の物価高騰対応重点支援臨時交付金についてお伺いをいたします。
  まず、先ほど説明もございました、この交付金を使用するメニューにつきまして、国が様々推奨メニューというのを提示しておりますけども、今回、そのメニューも含めて様々検討があったと思うんですけども、今回、東根市で行う物価高騰対策対応の事業を選択した理由をまずお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 佐藤総務部長。
○佐藤慎司総務部長 お答えをいたします。
  今回の交付金の事業につきましては、国からの推奨メニューというものが示されてございまして、この中で一番効率のよいものについて内部で検討を行いまして、今回補正予算に上げてあります2つの項目について実施することとしたものでございます。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 1億3,242万円ということであります。
  今回、東根市として計画する事業の必要分ということを理解しておりますけども、この金額を算出した根拠と、それから、要求した満額であるのかお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 佐藤総務部長。
○佐藤慎司総務部長 それでは、お答えをいたします。
  今回の補正予算に計上いたしました歳入の金額につきましては、国からの推奨メニュー分として内示されました交付限度額1億3,242万円満額を計上したものでございます。
  この金額につきましては、国から本市への内示をされたわけですけども、算定根拠といたしましては、国の予算0.6兆円を各自治体の人口のほか、年少者、高齢者人口割合や物価上昇率などの数値を基準といたしまして、国が算定した額となってございます。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 了解しました。
  次に、議案書の68、69ページ、歳出であります。
  3款1項6目老人福祉費、介護施設整備事業の1,175万円のマイナス補正というのは、ご説明がありました。
  開設予定事業者の補助申請取下げによるものと説明がございましたけども、この点をもう少し詳しく説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  こちらの補助金につきましては、介護保険の様々な形態がございますけれども、その中の1つであります定期巡回・随時対応型訪問介護看護という事業がございまして、市内で先に有料老人ホームや訪問介護を実施しています事業所において、この新たな形態について開設希望があったものであります。
  そのため、予算化をさせていただいたところであります。 
  しかしながら、今年度、先に事業を実施しております有料老人ホーム等における入居率がなかなか伸びないことや、この新たな定期巡回・随時対応型訪問介護看護につきましては、需要の見込み等などを検討した結果、採算性もなかなか取れないということもありまして、経営の安定をまずは優先したいということもありまして、この度の取下げに、新たなものへの補助を取り下げたものであります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 新たな事業ということでありましたけども、これが当初予定されていて、取り下げられたということで、この辺の事業に対する全体的な影響というのは、どの程度あるのかお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  新たに定期巡回・随時対応型訪問介護看護という制度につきましては、地域密着型の1つでありまして、よりきめ細やかな24時間介護を支えるという仕組みでありまして、本市では、これまではないサービスの形態でございます。
  県内では、山形市辺りであるようでありますけれども、ですので、これまで訪問介護の方で介護サービスを行っておりますので、この新たなサービスができないからといって本市の介護サービスが低下するという状況にはございませんので、既存の訪問介護等で対応できるものと考えております。
  よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 了解いたしました。
  しっかりとこの辺の事業に対する計画等も、計画当初からしっかりとまた聞き取りもしていただいて、指導もしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
  次に、その下、高齢者施設等物価高騰対策支援金支給事業500万円の増額補正についてになりますけども、市内特別養護老人ホーム等への支援金という説明でございました。
  これをもう少し詳しくお願いしたいと思います。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  こちらの500万円の新規計上につきましては、先ほど国の臨時交付金の話がございましたけれども、そちらを活用させていただきまして、いわゆる施設・居住系サービスを行っております事業所につきまして支援させていただくものであります。
  こちらにつきましては、本市としては、昨年度に引き続き2回目になりますけれども、この度は、特に食材費などの物価高騰の影響が大きいということで、こちらは県内のいわゆる福祉施設の協議会がございますけれども、山形県老人福祉施設協議会様と、あと市内の特別養護老人ホーム等の施設長様連盟で要望書も頂戴しております。
  そういった経過もありまして、食材費等に特に高騰を軽減するという目的で、いわゆる定員1人当たり5,000円、29人以下の施設につきましては15万円、さらに、小規模多機能型など複合系サービス、あるいは有料老人ホーム、こちらにつきましては、一事業所当たり10万円を補助させていただく制度でございます。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 了解いたしました。
  こういう施設にも物価高騰の影響がかなり出ているということでありますので、非常にこれは有効な事業になるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
  続いて、さらにその下であります。3款2項2目保育所費、保育所等整備支援事業7,768万8,000円の減額補正でありますけども、これは先ほどのご説明で、施設整備を見直したとのご説明でございました。
  もう少し詳しくお願いいたします。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  こちらにつきましては、これまで市内で届出保育施設等、いわゆる認可外保育事業所さんでございますけれども、そちらが新たに小規模保育事業を行いたいということで、土地や建物、土地を求め、建物を新築して小規模保育事業を始めるための補助金でございます。
  これは国と市の補助でございますけれども、ところが、昨今の建築資材の高騰によりまして、資金調達が困難という状況に年度途中で陥ったところでございます。
  したがいまして、新たな新築を断念しまして、既存の認可外保育事業を行っている建物の一部を改修いたしまして、小規模保育事業という形で新たに、そういった形で方針転換を行ったものであります。
  したがいまして、こちらの補助金の辞退という形になっております。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 今、施設整備は諦めてということでありますけども、事業形態は予定どおりに変わるということと理解いたしました。
  変更前と後で、保育定員に関して見直しはあったのか、この点をお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  保育定員につきましては、当初の計画も小規模保育事業所でありますので、19人以下という前提になりますので、18人と。変更後の計画につきましても、18人ということで変わりはございません。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 分かりました。
  保育定員に関しては変わらないということでありますけども、ということは、市内の定数全体への影響というのはないということでよろしいでしょうか。
○細矢俊博議長 岡田健康福祉部長。
○岡田光弘健康福祉部長 お答えいたします。
  18人から18人の変更でございますので、基本的には、定数そのものについて、定員そのものについては、影響ございません。
  ただ、一部これまで認可外ということで、認可外保育施設のこちらの事業所さんの定数は45でありましたけれども、ただ、実際には、20人前後で推移しているようでございます。
  したがいまして、保育事業については、市内全体を見ましても、大きな影響等はないものと考えております。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 来年、令和8年度から新たな保育関係施設が2つ開業するということでありますので、さらに東根市の保育環境はよくなると思っておりますけども、このように様々、通常考えられないような理由で、このような変更があるということも、我々もしっかりと認識しておかないといけないと思いましたので、この点もまたご指導のほど、よろしくお願いいたします。
  次に、経済部長にお伺いいたします。
  歳出であります。
  6款1項3目農業振興費、70、71ページ、担い手確保・経営強化支援事業(国補正予算)であります。3,005万5,000円の増額ということになりました。
  先ほどのご説明では、2つの法人に対する農作業機械等への補助ということでありましたけども、どのような内容になるのか、もう少し詳しくお願いしたいと思います。
○細矢俊博議長 東海林経済部長。
○東海林浩司経済部長 お答えいたします。
  この度の担い手確保・経営強化支援事業でございますが、国の補助事業でございます。
  それから、事業の内容ですけれども、こちら、農産物の生産、そして加工、流通、販売と、そのほか、農業経営を開始、もしくは経営の改善に必要な機械ですとか、施設の導入整備に対しまして、融資を活用する場合に補助金を交付するという制度でございまして、補助の全額を国費とするものでございます。
  そして、補助の内訳ですけれども、事業費の2分の1の補助率ということになっております。
  この制度の下、この度、国の審査を通りました、市内で農業法人を営んでおります2つの法人がこの度審査を通りまして、補助の内容といたしましては、この度こちらの法人の方から、コンバイン、トラクター、田植機、乾燥機、そして農業用ドローンを整備するということの予定となっております。
  そして、補助の金額が3,005万5,000円ということで、この度、事業スケジュールの関係で、7年度に全額繰越しを予定としているものでございますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 既存の2つの法人がさらに経営基盤強化、また事業の拡大という点で、この補助を受けるということで理解をいたしました。
  次に、議案書の72、73ページ、歳出7款1項2目商工業振興費であります。
  これは、先ほどもございました臨時交付金の歳出になりますけども、市民生活応援商品券配付事業2億1,950万円の新規計上ということでございました。
  市民1人当たり4,000円分の商品券を配付するとの説明でございましたけども、商品券の内容、それから配付方法などを詳しくお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 東海林経済部長。
○東海林浩司経済部長 ご説明を申し上げます。
  この度の市民生活応援商品券事業でございますけれども、重複するところがございますが、市民1人当たり4,000円の商品券をお配りいたします。令和5年度に実施したときと同様のやり方なんですが、世帯人数をまとめて世帯主宛てにお送りをすると。
  ですので、各世帯1枚、世帯の人員分の金額になりますが、1枚をお送りをさせていただきます。
  この4,000円の内訳ですけれども、市内加盟店全店舗で利用可能とする共通商品券分を2,000円、それから、大規模小売店舗以外で利用可能なものを2,000円、合わせて4,000円ということの商品券とするところでございます。
  それから、商品券の発行については、市民4万7,800人に4,000円ずつということで考えているところでございます。
  配付の対象者でございますが、令和7年4月1日現在、東根市に住民登録のある方ということを基本としているところでございます。
  そして、利用の期間になりますけれども、令和7年6月2日から8月31日までの期間にご利用いただけるという商品券にするものであります。
  今後、3月中に実行委員会の総会を開催いたしまして、実行委員会の形式で実施していきたいと考えております。
  それから、4月中に加盟店の募集を行いたいと思います。
  そして、ある程度加盟店が固まってきたところで、5月の中旬から下旬にかけて、市民の皆様に商品券を発送するというスケジュールでありますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) これは紙とデジタルの対応というのはどのようになっているんでしょうか。
○細矢俊博議長 東海林経済部長。
○東海林浩司経済部長 この度は、紙のカードタイプのものに、4,000円分の二次元バーコードのついたものを全世帯にお送りするということで、この度は紙の商品券で対応させていただくと考えております。
○細矢俊博議長 13番河村 豊議員。
○13番(河村 豊議員) 了解しました。
  配付はカード形式で配付されて、利用に関してはデジタルで読み取りという形で行われるということで理解をいたしました。了解しました。
  以上でございます。
○細矢俊博議長 以上でご了承願います。
  ほかにご質疑ありませんか。
  15番髙橋光男議員。
○15番(髙橋光男議員) 私の方からは、議案書の57ページ、第2表の4件の繰越明許費補正のうち、第9款第1項消防費、消防指令業務共同運用事業3億5,310万円について質問をいたします。
  本事業につきましては、昨年の第2回定例会におきまして、落札に至らなかったということで、追加議案として上程をされましたが、その際、私は、運用開始までに時間的な余裕がないということなどを認識しているということなどを踏まえて、その原因、それから対策、これらにつきまして質問をいたしましたが、この際、令和7年4月からの運用に向け、確実に事業を進めるという答弁をもらっております。
  しかしながら、この度の繰越明許費の補正であるわけであります。
  説明がありましたが、年度内に完了を予定していたものの変更を余儀なくされる状況に陥ったわけであります。
  この事業は、北村山地区民の生命、財産を守る消防指令業務の要とも言えるもので、この4月からの運用開始には、大きな、重大な影響を及ぼすと捉えているものであります。
  そこで、改めて今回の繰越明許補正となった理由とその対策、今後どのように考えているか、この件についてお伺いをしたいと思います。
○細矢俊博議長 安達消防長。
○安達好浩消防長 お答えをいたします。
  繰越明許の原因でありますが、ほかの消防本部におきまして、1月下旬、本市消防本部に導入予定の同機種を設置し、試験を行いましたところ、不具合が発生し、ソフトウェアに起因するものだと判明しました。
  現在は修正されたと聞いておりますが、高い信頼性を担保する上で検証に時間を要することとなり、本市消防本部の工程におきましても変更が必要となり、この度の繰越明許をお願いするものであります。
  検証につきましては、品質の確認、向上対策のため、試験項目を追加し、不具合が発生しないようにするためのものであり、必要であります。
  工程が遅れることにより、工期に関する変更契約が必要となってきますが、この度の議案が可決された場合、改めて変更契約の締結等について、ご審議をお願いすることとなります。
  まずは、現状分析を適切に行い、事業を進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 15番髙橋光男議員。
○15番(髙橋光男議員) 理由、それから4月から開始予定の共同運用には、大きな影響を及ぼすということについて改めて分かったところであります。
  新聞報道にもありましたが、ご案内のとおりですが、4月からの共同運用開始に向けて、人事異動を行った自治体もあるわけであります。
  そして、つい最近もその署員の方々にお会いしていましたが、崇高な使命感を持っていらっしゃるんだろうと思います。そして、大きな希望、それから意欲もあるんだろうと。北村山地区民の期待というのも非常に大きなものがあると捉えているところであります。
  その期待に応え、役割を果たすということのためには、4月からの運用に当たって、その影響をできるだけ少なくする対応を取るべきだと思います。
  私自身がちょっと思いつくまま考えたところでありますが、例えば、試験を行ったということで説明がありましたが、これは機能点検ということと併せて、担当する職員のこの機材の操作に習熟をさせるということなんだろうと思います。これも新しく整備になった場合、同様に必要だと思います。
  それから、工期が遅れるということからは、その新機種の整備が完了するまでの間の消防業務、これに遺漏がないようにするということも必要なんだと思います。
  また、火災、それから災害等での活動、私もこれまで神町、三日町、小林地区などにおける火災、白水川の堤防の決壊に伴う災害に対しては、現場進出をし、確認をしておりますが、厳しい状況下で、消防の職員、それから団員につきましては、活動していることであります。
  ここについては、敬意と感謝しかないわけであります。
  ただ、この度の場合は、ほかの自治体からの署員も来て、この体制を取るということから、組織活動ということの基礎的な事項、特にチームワークということの向上、規律の維持、それから、士気を高めると、こういったことについても影響があるように思うわけです。
  ただ、この辺りにつきましては、各階層のリーダーにとっては、非常にやりがいもまた逆にあるんだなと思っていたところでありますが、そこで質問であります。
  様々な影響をできるだけ少なくすることについて、現在協議中なんだろうと思いますけれども、その状況について改めてお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 安達消防長。
○安達好浩消防長 お答えをいたします。
  事業の目的が消防指令業務の共同運用でありますので、北村山地区の災害情報を一括管理し、災害対応を強化するためにも、早期の運用が求められているものと思っております。
  先ほど申し上げましたように、ソフトウェアの検証には時間がかかると聞き及んでいるところではございますが、工期変更の協議と併せて、できる限り早い運用となるよう協議中で、詳細につきましては、早期に整え、変更契約を行いたいと思っております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 15番髙橋光男議員。
○15番(髙橋光男議員) 北村山地区のそれぞれの状況等も踏まえて、早期運用が求められていると、現状認識を持っておられると。そして、まだ協議中だということで、現状の方は承知いたしました。
  さて、昨年の入札の不落ということから、この度のことまでを考えますと、様々な影響と同時に教訓があるんだろうと思うんです。
  これは、今後に是非生かしてもらいたいなと捉えているところでありますが、その前提となるのは、先ほど答弁いただきましたが、原因の把握、それから分析ということだろうと思います。
  さらに、そのソフトウェアの不具合ということだけではなくて、全般的な検証も確実に行うべきだという思いを持っているところでありますが、思いも含めまして、次の質問であります。
  これまでの説明からは、ただ今申し上げましたソフトウェアの不具合が生じて工期が遅れるということでありますので、まずは、業者側の方にも責任があるのではないかと捉えているところでありますが、そこで補償などについて、業者側との協議、こういったことも必要なんだろうと思いますが、この点についてはどのようになっているかお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長 安達消防長。
○安達好浩消防長 お答えをいたします。
  工期が遅れることによりまして、当然影響があるものと見ております。理解を得る上でも一定程度、具体的に申し上げますと、新機種導入までの期間に生じる必要経費等につきまして、請負者と協議を進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 15番髙橋光男議員。
○15番(髙橋光男議員) 市民の生命、それから財産、こういったものを守ることに直結する事業につきましては、今後、この事案が再発しないということを願っているところであります。おおむね理解をいたしました。
  最後になりますが、3年ほど前に幼い子どもを巻き込んだ痛ましい事案、これが本市で発生しているわけであります。
  この際に、残された低学年の小学生、これはほかの自治体、北村山圏内のほかの自治体に住む親戚の方にSOSを発信しております。
  そして、その親戚の方から、当該消防署に出動を要請したようで、当該の消防署を経由して、本市の消防署の方に連絡が入って対処をしたという事案であります。
  これにつきましては、それぞれの市民課・福祉課、それから教育委員会の方でも承知されているんだろうと思っておりますが、たらればという話になりますが、少しでも早く情報共有ができていたならばという思いが私としては強く残っているところであります。
  共同運用される消防指令センターの役割は、非常に重要だと思いますし、かつ大いに期待もしているところであります。
  ですから、追加議案の提出、こういったことまで含めて、対応も含めて答弁いただきましたが、その答弁のとおりに、確実に、それから、かつ早期に進めるべきだと思います。このことを述べさせていただきまして、質問を終わります。
○細矢俊博議長 以上でご了承願います。
  ほかにご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  ここで、暫時休憩します。

   午前11時02分 休 憩

   午前11時02分 開 議

○細矢俊博議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
  次に、議第18号に対する討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから、議第18号 令和6年度東根市一般会計補正予算(第13号)について、採決をします。
  議第18号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第18号は、原案のとおり可決されました。

  ◎議第19号 令和6年度東根市公共下水道事業会計補正予算(第3号)

○細矢俊博議長 次に、議第19号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  ここで、暫時休憩します。

   午前11時04分 休 憩

   午前11時04分 開 議

○細矢俊博議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
  次に、議第19号に対する討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから、議第19号 令和6年度東根市公共下水道事業会計補正予算(第3号)について、採決をします。
  議第19号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第19号は、原案のとおり可決されました。

  ◎議第29号 東根市教育委員会委員の任命について

○細矢俊博議長 次に、議第29号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、討論を省略することに決しました。
  これから、議第29号 東根市教育委員会委員の任命について採決をします。
  議第29号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第29号は、原案に同意することに決しました。

  ◎議第30号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について

○細矢俊博議長 次に、議第30号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、討論を省略することに決しました。
  これから、議第30号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について採決をします。
  議第30号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。よって、議第30号は、原案に同意することに決しました。

  ◎議第31号 人権擁護委員候補者の推薦について

○細矢俊博議長 次に、議第31号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、討論を省略することに決しました。
  これから、議第31号 人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
  議第31号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第31号は、原案に同意することに決しました。

  ◎議第32号 人権擁護委員候補者の推薦について

○細矢俊博議長 次に、議第32号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、討論を省略することに決しました。
  これから、議第32号 人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
  議第32号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第32号は、原案に同意することに決しました。

  ◎議第33号 人権擁護委員候補者の推薦について

○細矢俊博議長 次に、議第33号について質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、討論を省略することに決しました。
  これから、議第33号 人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
  議第33号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第33号は、原案に同意することに決しました。

  ◎議 案 上 程

○細矢俊博議長 次に、日程第14 令和7年度施政方針表明、及び日程第15 報第1号から日程第40 議第28号までの26議案を一括して議題とします。

  ◎令和7年度施政方針表明
  ◎提案理由の説明

○細矢俊博議長 これから、令和7年度施政方針表明及び提案理由の説明を求めます。
  土田市長。
   〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 本日ここに、令和7年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ、重要案件の審議をお願いするに当たり、私の市政運営に対する所信の一端を申し上げ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
  昨年は、8,400人を超えるランナーがエントリーした第21回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会や、5年ぶりの開催となったさくらんぼ種飛ばしワールドグランプリなど、四季折々のイベントが盛大に実施され、まちがさらに賑わった年になりました。
  その一方、市民の日々の暮らしに目を向けると、全国的な賃上げの動きはあるものの、物価高騰の影響などにより、市民生活や地域経済を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続いております。
  市では、独自の支援策として、中学校給食費の無償化や、小中学校入学時の5万円給付を今年度から開始するなど、子育て世帯を中心とした経済的負担の軽減に取り組んでまいりました。
  新年度においても、住民に身近な基礎自治体として、国の重点支援地方交付金を活用した商品券事業の実施など、生活者と働く者の視点に立った対策を講じてまいります。
  近年、地球温暖化が原因とされる異常気象による災害が頻発しており、本市でも、毎年のように記録的な猛暑や大雨といった異常気象が発生しております。市民の安全・安心を守り、生活を支えるため、引き続き、災害への備えを万全にするための取組を推し進めてまいります。
  また、昨年は、高温の影響により、さくらんぼの双子果や障害果がこれまでにない規模で発生し、大凶作となりました。本市が誇る生産量日本一のさくらんぼの温暖化対策が急務であります。関係機関と連携した技術の普及とともに、資機材導入への市独自の補助などを実施し、温暖化に対応した強固な産地形成を図ります。
  地球温暖化の問題は、地球規模の深刻かつ重大な危機であり、今後も私たちの生活に様々な影響や変化が生じることが懸念されます。「豊かな環境のまち」を未来につなげるため、市民・事業者・行政が一体となって、脱炭素社会の実現に向けた取組を加速してまいります。
  わが国は、静かな有事とも言われる少子化と人口減少という大きな課題にも直面しております。
  厚生労働省の発表によると、平成30年から令和4年までの5年間の市町村別の合計特殊出生率は、県内では本市が最高の1.63となりました。これまでの先駆的かつ充実したこども・子育て支援の取組が実を結んでいることが実証されたことになります。
  しかしながら、未だ人口を維持するための「2.07」を下回っている状況にあり、少子化傾向の改善には至っておりません。
  そのため、安心してこどもを産み育てられ、未来にわたり希望が持てる東根市であり続けられるよう、こども・子育て支援をさらに推し進めていく必要があります。
  新年度は、妊娠初期からの伴走型相談支援として、新たに24時間対応のオンライン相談を開始するなど、より安心した出産・育児環境を整備するための施策を展開してまいります。
  少子高齢化が進行する中で、こども・子育て支援の充実とともに、医療と介護の充実が求められております。これらは、住民が住み続けたいと感じる最も重要な要素であり、そのためには、北村山公立病院の役割が欠かせません。
  北村山公立病院については、医師の確保とともに、老朽化した施設の建て替えに必要な財源の確保が大きな課題になっており、国や県に対し、その支援を強く要望しているところであります。
  こうした中で、先般、国の都市構造再編集中支援事業において、連携する事業の1自治体当たりの補助対象事業費の上限が、12億円から21億円に引き上げられるとの朗報が届きました。国の予算成立前ではございますが、要望活動の1つの成果と捉えております。
  また、同じく重要課題として、市民の健康の保持増進を図るため、旧神町小学校の跡地への検診センターの誘致についても粘り強く取り組んでまいりました。その結果、昨年末にやまがた健康推進機構において、事業の方針が決定されるなど、大きな進展が見られているところであります。
  新年度においても、これらを着実に前進させるべく不退転の覚悟を持って当たり、近い将来の実現に必ずつなげてまいります。
  このほかにも、重要課題である国道48号のバイパス化をはじめとして、本市が取り組まなければならない課題は山積しております。いずれも乗り越えるのは決して容易なことではありませんが、私の持てる力を総動員して、立ち向かってまいる所存であります。
  第5次東根市総合計画に掲げた「豊かな環境 みんなが選ぶ 住みよいまち」を具現化するため、誠実、公正、実行の政治信条を胸に全力を傾注してまいります。
  次に、令和7年度予算案の大綱について申し上げます。
  国の令和7年度予算案につきましては、115兆5,415億円と過去最大の規模となり、賃上げと投資が牽引する成長型経済へ移行するための予算とされております。
  地方財政計画では、人件費の増加、物価高が見込まれる中、地方の行政サービスの安定供給やデジタル活用推進などの重要課題への財源確保のため、地方譲与税及び地方税は前年度比6.5%の増、地方交付税は前年度比1.6%の増となりました。
  また、地方交付税の財源不足を補う臨時財政対策債は、制度創設以来、初めて新規発行の予算額がゼロとなり、一般財源総額は、前年度比1.7%増の63兆7,714億円とされたところであります。
  これらを踏まえた本市の令和7年度の財政見通しは、歳入では増加を見込む一方で、歳出では経常的な経費の増大などにより、厳しい財政運営が見込まれます。
  令和7年度予算案は、こうした中にあっても本市が将来にわたって発展し、飛躍し続けることができるよう、堅実に積み立ててきた基金を積極的に活用し、編成いたしました。
  歳入に関しましては、地方交付税の大幅増のほか、各種交付金等の伸び、また近年の実績に鑑み、ふるさと納税による寄附金も増額を見込んでおります。
  市税収入は、賃上げに伴う個人所得の増加を見込み、個人市民税は増額計上しました。また、企業収益が持ち直していることから、法人市民税は微増を見込んでおります。このほか、近年増え続けている新規分譲等における住宅の着工件数や、企業による設備投資の増加により、固定資産税は大幅な増額を見込んでおります。
  歳出に関しましては、人事院勧告を反映して人件費が大幅に増加したほか、建築資材等の原材料費やエネルギー、各種サービスの価格も軒並み上昇していることから、経常的な運営経費が増大しております。
  こうした中にあっても、市民の安全・安心な生活を守るために必要不可欠な行政サービスを確保した上で、第5次東根市総合計画に掲げたまちづくりを着実に進めることができるよう、各種施策に取り組むための経費を計上しております。
  この結果、令和7年度の一般会計予算案は、過去最高額となる285億5,900万円となったところであります。また、一般会計並びに特別会計、企業会計を含めた予算総額は、435億3,407万1,000円となったところであります。
  それでは、新年度の主な政策については、第5次東根市総合計画に掲げた体系に沿って、ご説明をいたします。
  第一に「みんな元気にいきいき暮らす 健やかで住みよいまち」について、申し上げます。
  はじめに、子育て環境の充実についてであります。
  子育て世帯の経済的負担を軽減するため、入学するこども1人当たり5万円を支給する小中学校入学応援事業を引き続き計上するとともに、新年度は、県事業と連携し、保育料の負担を軽減する対象者の範囲を拡大する経費を計上しております。
  また、オンラインにより24時間相談できる出産・子育て応援事業、新たに1か月児及び5歳児健診を実施する乳幼児健康診査事業のほか、ひとり親家庭支援事業などを拡充して計上しております。
  幼児教育・保育施設に関しては、新年度から、民間1施設が小規模保育事業に移行する予定であり、これに加え、令和8年度の開所を予定する民間2施設の認可保育施設整備も予定されており、これらに伴う負担金及び整備補助金を計上しております。これらにより、保育の受け皿の確保が一層図られるものと考えております。
  次に、高齢者福祉の充実についてであります。
  団塊の世代が75歳以上となるいわゆる2025年問題に対応するため、老人福祉計画及び第9期介護保険事業計画に基づき、介護ニーズの変化を踏まえ、高齢者が安心して健やかに暮らし続けるための各種事業を実施してまいります。
  次に、障がい福祉の充実についてであります。
  本市はこれまで、医療的ケア児への保育サービスの提供をはじめとして、障がい児等の健やかな成長を積極的に支援してまいりました。
  新年度から、人工呼吸器などを使用している障がい児・障がい者に対し、非常用電源の機器の購入補助を実施してまいります。
  また、障がい児保育を行う保育所等への補助制度を創設するなど、その支援を拡充してまいります。
  次に、健康づくりの充実についてであります。
  健康寿命の延伸のためには、生活習慣病の予防や疾病の早期発見・早期治療が重要であります。このため、新年度から、健康推進事業として、新たに骨粗鬆症検診を実施してまいります。
  また、高齢者予防接種事業において、令和7年4月から定期接種となることが決定した高齢者の帯状疱疹予防接種の助成に係る経費を計上しております。
  第二に、「自然と環境を未来につなぐ 安全・安心で快適なまち」について、申し上げます。
  はじめに、防災機能の強化と強靭なまちづくりの推進についてであります。
  本市はこれまで、令和2年7月豪雨を教訓とした西部防災センターの建設など、防災機能の強化に努めてまいりました。
  新年度は、洪水ハザードマップを更新するとともに、内水被害からも確実な避難行動を促すため、新たに内水ハザードマップを作成いたします。また、これらの周知徹底に努め、防災意識の高揚を図ってまいります。
  次に、消防機能の強化についてであります。
  消防指令業務共同運用事業において整備しておりました新たな消防指令センターは、新年度から本格運用を開始いたします。災害に対する広域的な連携、自治体間の相互応援体制をより強固にし、市民の安全・安心に資するものと考えております。
  また、山形連携中枢都市圏の連携事業として、消防機関と医療機関が、救急事案情報や傷病者情報をリアルタイムで共有することができるシステムの導入経費を計上しております。これにより、現場の救急隊と複数の医療機関で情報共有ができ、受入可能な医療機関を早期に確認できるようになるなど、医療提供体制の充実を図ってまいります。
  次に、環境保全の推進についてであります。
  本市は、令和2年1月に県内自治体で初めてゼロカーボンシティを宣言いたしました。新年度は、脱炭素化に向けた取組を一層進めるため、宅配ボックスの設置に対する補助制度を創設することとし、地球温暖化対策事業において、関連経費を計上しております。
  次に、都市基盤の整備についてであります。
  将来的な人口構成の変化や人口減少も見据えた持続可能なまちづくりに取り組むため、第2次東根市都市計画マスタープランに基づき、都市計画総務事業において、用途地域の見直しに係る必要経費を計上しております。
  また、災害に備えた強靭な都市基盤の整備も、早急の対策が求められております。上下水道事業において、老朽管の更新や雨水幹線の整備費等を引き続き計上しております。
  第三に、「力強く魅力いっぱいの 産業と交流のまち」について申し上げます。
  はじめに、農林業の振興についてであります。
  冒頭に申し上げたとおり、昨年のさくらんぼは、高温の影響により大凶作となりました。このため、佐藤錦生産環境整備事業において、高温障害対策経費、杉板等の巣材購入経費を追加するなど、補助メニューを拡充し、計上しております。
  また、有害鳥獣農作物被害防止対策事業において、有害鳥獣の捕獲に係る補助制度及び猟友会の後継者育成に係る支援を拡充して計上しております。
  次に、商工業の振興についてであります。
  本市には、工業団地を中心に多様な企業が立地しており、地域経済の牽引役として重要な役割を担っております。
  新年度は、工業用水道を受水している企業からの受水量増量要請に応え、より一層の工業振興を図るため、工業用水道事業において送水能力の高いポンプへの更新に係る経費を計上しております。
  次に、観光の振興についてであります。
  本市の四季折々の賑わいを創出する各種イベントについては、新年度もより一層の充実を図ってまいります。特に第22回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会は、募集人員を第21回大会より2,000人増の1万人とし、熱中症予防対策などにも万全を期しながら開催してまいります。
  次に、ひがしねブランドの発信についてであります。
  市ではこれまで、本市の高品質な農水産物の生産、加工、流通・販売を融合させ、高付加価値化を図るため、6次産業化の推進に取り組んでまいりました。
  新年度は、民間企業の専門知識やノウハウを活かし、地域資源のさらなる掘り起こしや地場産品・サービスの開発、商品の販路拡大を行うため、総務省の地域活性化起業人制度を活用することとし、果樹王国ひがしね6次産業化推進事業において、関連経費を新たに計上しております。
  第四に、「心豊かな人を育てる 教育と文化のまち」について、申し上げます。
  はじめに、幼児教育・学校教育の充実についてであります。
  学校のICT環境については、児童生徒1人1台配備のタブレット端末の更新時期を迎えます。より高性能の端末を導入するとともに、令和5年度に整備した電子黒板の効果的な活用と併せ、一人ひとりの学びの充実につなげてまいります。
  また、今年度に引き続き、中学校の学校給食費無償化事業に取り組み、子育て世帯の経済的負担の軽減に努めてまいります。
  次に、生涯学習の充実についてであります。
  社会教育施設長寿命化改良事業において、令和6・7年度で実施している、小田島公民館の長寿命化に係る工事費を引き続き計上しております。
  次に、スポーツの振興についてであります。
  新年度は、市民体育館の長寿命化に着手することとし、社会体育施設長寿命化改良事業において、その実施設計に係る経費を新たに計上しております。
  第五に、「市民みんなの力でつくる 笑顔輝く協働のまち」について、申し上げます。
  移住・定住の促進についてであります。
  現在、地域おこし協力隊制度を活用し、2名の隊員を任用しておりますが、農業の担い手を確保するとともに、移住・定住の促進を図るため、新年度はさらなる増員を見込み、関連経費を計上しております。
  また、定住促進事業を引き続き実施し、本市への移住及び定住を促進してまいります。
  最後に、「計画推進のために」について、申し上げます。
  大けやき行政の推進についてであります。
  令和7年度は、第5次総合計画・前期基本計画の終期を迎えることから、今後5年間の行政運営の指針となる後期基本計画の策定に向け、関連経費を計上しております。基本構想に掲げたまちづくりの目標の達成に向けて、市民各層からの声を反映しながら、策定してまいります。
  また、計画推進のためには、行政事務を円滑に運営するための人材確保が必要不可欠であります。
  しかしながら、近年、少子高齢化や民間企業の採用力の高まり等により、自治体の職員採用は年々困難となっており、本市も例外ではありません。そのため、採用情報の積極的な発信や採用管理システムを利用し、有為な人材の採用を促進するべく関連経費を計上しております。
  情報システムの標準化・共通化については、本稼働に向けた計画に基づき、情報管理事業において、移行に係る経費を引き続き計上しております。円滑な移行に向けて適切に進めてまいります。
  これまで申し上げてまいりました各種施策を持続的に展開していくためには、安定した強固な財政基盤を確立させることが必要不可欠であります。
  本市財政を取り巻く状況は、依然として厳しいものがありますが、最大限の財源確保に努めるとともに、真に必要な分野に重点的に配分し、効率的な執行を徹底してまいります。
  今や本市は、県内で最も勢いのあるまちと評され、多くの人々から選ばれるまちとなりました。
  しかしながら、本市を取り巻く環境は、目まぐるしく変化しており、また、市民ニーズも多様化かつ複雑化しております。
  こうした中にあっても、私は市政を預かる者として、これまで同様、確固たる信念と覚悟を持って、東根市をさらなる高みに導くため、まちづくりに全身全霊を捧げてまいる所存であります。
  議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、令和7年度の施政方針といたします。
  それでは、先議いただきました議案以外の案件についてご説明を申し上げます。
  はじめに、報第1号及び報第2号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、いずれも公用車運転中の物損事故に関して、地方自治法の規定により、損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので、報告するものであります。
  次に、議第3号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律、いわゆる育児・介護休業法の一部改正及び人事院規則の一部改正等に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第5号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、育児・介護休業法の一部改正に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第6号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、一般職の職員、及び企業職員の各種手当等を含めた給与制度を改定するため、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第7号 東根市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第9号 東根市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてまでの3議案でありますが、国が定める基準の府省令の一部改正に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第10号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市営住宅若木団地の用途廃止に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第11号 東根市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、建設業法施行令の一部改正に伴い、所要の改正について提案するものであります。
  次に、議第12号 龍興寺沼公園の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の設定についてでありますが、都市公園法に規定する公園として供用開始するため、当該施設の条例の廃止について提案するものであります。
  次に、議第13号から議第16号までの指定管理者の指定についてでありますが、東根市さくらんぼタント館など、公の施設の管理を行わせる指定管理者の指定4件に関し、地方自治法の規定により、提案するものであります。
  次に、議第17号 市道路線の認定についてでありますが、市道路線網の見直しにより、市道4路線の認定を行うため、提案するものであります。
  次に、議第20号から議第28号までの令和7年度各会計予算につきましては、施政方針及び予算案の大綱で、先にその概要を申し上げましたので、説明を省略させていただきます。
  以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては、担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○細矢俊博議長 次に、報第1号及び報第2号の2議案について、財政課長に補足説明を求めます。
  柴田財政課長。
   〔柴田 昇財政課長 登壇〕
○柴田 昇財政課長 議長の指示により、補足してご説明申し上げます。
  1ページをお願いします。
  報第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてになります。
  2ページをお願いします。
  損害賠償の請求者は鮭川村で、原因は昨年11月11日に、本市職員が視察研修先で公用車を駐車する際に、公衆トイレの屋根に接触して発生した物損事故であります。損害賠償の額については、11万円であります。
  3ページをお願いします。
  報第2号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてになります。
  4ページをお願いします。
  損害賠償の請求者は山形市在住の男性で、原因は昨年12月12日に、本市職員が公用車で庁舎北側駐車場内を直進していたところ、駐車しようと切り返し直進した相手方の車両が公用車の右後方に接触した車両の物損事故であります。損害賠償の額については、市の過失割合を50%として、相手方に6万379円を支払うものであります。
  公用車による事故が発生しましたことをおわび申し上げますとともに、今後とも安全管理、事故の再発防止の徹底に努めてまいります。
  以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 次に、議第3号から議第17号までの15議案について、庶務課長に補足説明を求めます。
  本間庶務課長。
   〔本間和史庶務課長併選挙管理委員会事務局長 登壇〕
○本間和史庶務課長併選挙管理委員会事務局長
  議長の指示により、補足してご説明申し上げます。
  はじめに、条例の一部改正と廃止についてご説明いたします。
  議案書の19ページ、参考資料の1ページをお願いします。
  議第3号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法の改正により、スマートフォンでマイナンバーカードと同様の本人確認ができる仕組みであるカード代替電磁的記録に関する規定が盛り込まれました。
  これにより、各定義規定として条例が引用している法律の条項に条ずれが生じることから、条文の整理を行うものであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の21ページ、参考資料の3ページをお願いします。
  議第4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  育児・介護休業法及び人事院規則の改正に伴い、職員の勤務時間、休暇等に関する規定の改正を行うものであります。
  改正の主な内容については、1点目が、職員が子を養育するために請求した場合における超過勤務の免除の対象となる子どもの範囲の拡大ですが、3歳に満たない子を養育する職員から未就学児を養育する職員に拡大すること。2点目が、育児・介護休業法の一部改正に伴い、仕事と介護の両立支援制度を利用しやすい勤務環境の整備に対応すること。3点目が、子どもの看護休暇に関する見直しで、取得事由の拡大と対象となる子どもの範囲を未就学児から小学校3学年終了時までに拡大することなどであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の24ページ、参考資料の10ページをお願いします。
  議第5号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  育児・介護休業法の改正により、家族の介護を行う職員に対する部分休業の承認に関する法律の規定が、読替規定から独立した規定文言に改正され、条項が変更されたことから、条例で引用している条文を整理するものであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の25ページ、参考資料の12ページをお願いします。
  議第6号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  改正の主な内容については、一般職員に対する扶養手当、通勤手当、管理職員特別勤務手当、定年前再任用短時間勤務職員に対する住居手当及び寒冷地手当について、国及び県の給与改定に準じた内容に改正するものであります。
  また、給料表の改定については、人事院勧告を踏まえ、3級から7級の初号近辺の号給をカットして、各級の初号の額を引き上げる内容の改正であります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の38ページ、参考資料の23ページをお願いします。
  議第7号 東根市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  改正の概要については、内閣府令の改正により、特定地域型保育事業者に求められている連携施設の確保に関する規定が見直されたこと、また、連携施設の確保が著しく困難な場合の経過措置の猶予が、施行後10年から15年に延長されたことから、条例で定める基準について改正するものであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の41ページ、参考資料の29ページをお願いします。
  議第8号 東根市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  改正の概要については、栄養士法の改正により、管理栄養士養成施設卒業者については、管理栄養士国家資格の受験資格として従来必要だった栄養士免許取得が不要とされたことから、地域型保育事業に係る食事の提供の特例について、栄養士免許を有しない管理栄養士を配置した場合においても、要件を満たすよう改正するものであります。
  また、議第7号の改正と同様、連携施設の確保に係る規定の見直し及び経過措置が延長されたことによる改正を行うものであります。施行期日は令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の44ページ、参考資料の35ページをお願いします。
  議第9号 東根市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  改正の内容については、議第8号と同様、栄養士法の改正による管理栄養士の取扱変更によるもので、施設の人員配置基準等において栄養士免許を有しない管理栄養士も対象となるよう、改正を行うものであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の45ページ、参考資料の37ページをお願いします。
 議第10号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  市営住宅若木団地について、今年度解体が完了したことから、若木団地の用途廃止を行うため、若木団地に係る規定を削る改正を行うものであります。施行期日は、令和7年4月1日となります。
  次に、議案書の46ページ、参考資料の38ページをお願いします。
  議第11号 東根市水道の布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。
  令和6年第3回定例会において、本条例の一部改正を行ったところですが、改正条例の施行日である令和7年4月1日以前に、水道法施行規則が改正され、水道敷設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件を定めた根拠規定が一部変更されました。
  これにより、条例が引用している政令の条項に条ずれが生じることから、条文の整理を行うため、一部改正条例の一部改正を行うものであります。施行期日は、公布の日からとなります。
  次に、議案書の48ページ、参考資料の41ページをお願いします。
  議第12号 龍興寺沼公園の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてになります。
  龍興寺沼公園については、整備時に活用した補助金等の関係により、これまで独自の条例を基に管理してきたところですが、今般、一定期間が経過し、都市公園としての管理が可能となることから本条例を廃止するものであります。施行期日は、令和7年4月1日になります。
  次に、事件決議事項になります。
  議案書の49ページをお願いします。
  49ページ、議第13号から、52ページ、議第16号までの4議案は、指定管理者の指定についての議案となります。いずれも、これまで指定した団体を継続して指定するものです。
  はじめに、49ページ、議第13号では、東根市さくらんぼタント館の指定管理者に、一般社団法人東根市観光物産協会を指定するものです。
  次に、50ページ、議第14号では、東根市職業訓練センターの指定管理者に、職業訓練法人東根職業訓練協会を指定するものです。
  次に、51ページ、議第15号では、東根市立東部こども園の指定管理者に、社会福祉法人敬愛信の会を指定するものです。
  次に、52ページ、議第16号では、東根市東郷学童保育所の指定管理者に、東郷学童クラブ運営委員会を指定するものです。
  指定の期間については、いずれも令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間とするものです。
  次に、議案書の53ページ、参考資料の42ページをお願いします。
  議第17号 市道路線の認定についてになります。
  新たな宅地造成に伴う市道路線網の見直しにより、野田16号線から原方7号線までの4路線について、市道認定するものであります。路線の位置等については、参考資料の42ページから47ページをご参照願います。
  説明は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長 以上で、施政方針表明、及び提案理由の説明を終わります。

  ◎予算特別委員会への議案付託

○細矢俊博議長 次に、日程第41 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
  お諮りします。
  議第20号から議第28号までの予算関係9議案については、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、配布しております議案付託表のとおり、議案を付託したいと思います。
  これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長 異議なしと認めます。したがいまして、予算関係9議案については、予算特別委員会を設置して、別紙議案付託表のとおり、審査することに決しました。

































予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

議第20号  令和7年度東根市一般会計予算
議第21号  令和7年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第22号  令和7年度東根市東根財産区特別会計予算
議第23号  令和7年度東根市介護保険特別会計予算
議第24号  令和7年度東根市市営墓地特別会計予算
議第25号  令和7年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第26号  令和7年度東根市水道事業会計予算
議第27号  令和7年度東根市工業用水道事業会計予算
議第28号  令和7年度東根市公共下水道事業会計予算




  ◎散     会

○細矢俊博議長 これで、本日の日程は全部終了しました。
  本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。

   午後 0時03分 散 会