令和４年第４回東根市議会定例会１２月　８日　議事日程　第４（総括質疑）

令和４年１２月８日　午前１０時００分　開　議

　　　　　　髙　　橋　　光　　男　議長　　　　　　　原　　田　　利　　光　副議長

◎出席議員（１８名）

　１番　　　福　　永　　邦　　幸　議員　　　　　　　２番　　　齋　　藤　　俊一郎　議員

　３番　　　高　　橋　　弓　　嗣　議員　　　　　　　４番　　　滝　　口　　公　　一　議員

　５番　　　元　　木　　十四男　議員　　　　　　　６番　　　東海林　　克　　彦　議員

　７番　　　三　　宅　　一　　人　議員　　　　　　　８番　　　植　　松　　　　　宏　議員

　９番　　　片　　桐　　勝　　寿　議員　　　　　　１０番　　　山　　科　　幸　　子　議員

１１番　　　高　　橋　　鉄　　夫　議員　　　　　　１２番　　　河　　村　　　　　豊　議員

１３番　　　細　　矢　　俊　　博　議員　　　　　　１４番　　　浅野目　　幸　　一　議員

１５番　　　佐　　藤　　　　　直　議員　　　　　　１６番　　　清　　野　　忠　　利　議員

１７番　　　原　　田　　利　　光　議員　　　　　　１８番　　　髙　　橋　　光　　男　議員

◎欠席議員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	半　田　　　博	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	古　谷　利　明	代表監査委員
菅　原　繁　治	農業委員会会長	芦　野　耕　司	副　　市　　長
石　垣　有　一	総　務　部　長	岡　田　光　弘	市民生活部長
鈴　木　敬　一	健康福祉部長	太　田　　　修	経　済　部　長
深　瀬　弘　之	建　設　部　長兼上下水道部長	高　橋　愛　子	会計管理者
佐　藤　明　彦	消　　防　　長	安　達　利　也	教　育　次　長
青　柳　　　昇	総合政策課長	安　達　好　浩	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
本　間　和　史	財　政　課　長	牧　野　美和子	監　査　委　員事　務　局　長
岡　田　正　樹	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


佐　藤　慎　司	事　務　局　長	高　橋　真伊子	事務局長補佐
森　谷　賢　司	議事係長	黒　坂　育　実	主　　　　任
井　上　雄　貴	副　　主　　任	大　江　剛　史	兼　務　書　記
辻　村　　　充	兼　務　書　記	大　江　剛　史	兼　務　書　記

◎議　事　日　程

　議事日程第４号

　　　　　　　令和４年１２月８日（木）　午前１０時　開　議

日程第　１　　議第７５号　東根市個人情報の保護に関する法律施行条例の設定について

日程第　２　　議第７６号　東根市情報公開・個人情報保護審査会条例の設定について

日程第　３　　議第７７号　東根市職員の高齢者部分休業に関する条例の設定について

日程第　４　　議第７８号　地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に

　　　　　　　　　　　　　関する条例の制定について

日程第　５　　議第７９号　東根市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について

日程第　６　　議第８０号　東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定に

　　　　　　　　　　　　　ついて

日程第　７　　議第８１号　東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について

日程第　８　　議第８２号　市道路線の認定について

　　（総　括　質　疑）

日程第　９　　議案の委員会付託

　　（散　　　　　会）

◎本日の会議に付した事件

　議事日程第４号に同じ。

令和４年東根市議会第４回定例会　総括質疑発言通告書


番号	質問者	質疑事項	要　　旨	答弁者
１	植松　　宏議　　　員	１．議第75号　東根市個人情報の保護に関する法律施行条例の設定について	１．行政機関等匿名加工情報の提供は本市では行わないという認識でよろしいか。２．現行の東根市個人情報の保護条例が38条の条例からなっていたものが、このたび提案される「東根市個人情報の保護に関する法律施行条例」と「東根市情報公開個人情報保護審査会条例」合わせて20条の条例しかないが、これで市民の個人情報保護がカバーできるのか。３．改正後の個人情報保護法においては、個人情報ファイル簿の作成及び公表が義務付けられているようだが、本市はどのような内容まで公表する予定か。４．仮に、個人情報が流出した場合の責任はどこがとることになるのか。	市　　　長
２	元木十四男議　　　員	１．議第77号　東根市職員の高齢者部分休業に関する条例の設定について	１．高齢者部分休業制度を導入するにあたり、どのような効果を想定しているのか伺う。２．第２条第２項において高年齢を60歳と定めた理由を伺う。	市　　　長
３	齋藤俊一郎議　　　員	１．議第80号　東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について	１．管理監督職勤務上限年齢による降任及び転任並びに定年前再任用短時間勤務の新たな制度が設けられるとの内容であるが、職務の位置付けと職責の違いについて、見解を伺う。２．情報提供・意思確認制度が新設されることについて、方針を伺う。	市　　　長
４	清野　忠利議　　　員	１．議第80号　東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について	１．現在の職員の年齢構成はどのようになっているか。２．60歳に達した日以降、本人の希望により退職することができるが、定年引上げ年齢まで継続して勤務する職員をどの程度見込んでいるか。３．定年引上げによる職員採用計画と職員年齢平準化への影響は。	市　　　長

　　◎開　　　　　議

○髙橋光男議長　皆さん、おはようございます。

　　本日の会議に欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　本日の会議は、議事日程第４号によって進めます。

　　◎総　括　質　疑

○髙橋光男議長　日程第１　議第75号から日程第８　議第82号までの８議案を一括して議題とします。

　　これから、ただ今議題となっております条例及び事件決議の８議案について、通告に基づき質疑を行います。

　　なお、質疑は通告順としますが、発言順番を迎えたときに議場にいない場合は、発言権の放棄とみなしますので、そのようにご了承願います。

　　はじめに、８番植松　宏議員。

○８番（植松　宏議員）　おはようございます。議席番号８番植松　宏です。

　　発言通告に基づき、議第75号議案　東根市個人情報の保護に関する法律施行条例の設定について質問いたします。

　　個人情報保護制度は、もともと地方自治体が先行して整備してきました。１９８４年に福岡県春日市において、初めて個人情報保護条例が制定されて以降、全ての都道府県市町村において、個人情報保護条例は制定されております。このことは、国よりも地方自治体の方が要配慮個人情報を多く取り扱っていることからの結果かと思います。

　　この度、国が全ての地方公共団体等に適用される全国的な共通ルールを法律でつくることが適当として、改正個人情報保護法を制定し、既存の自治体の条例は一旦リセットしていただくという担当大臣の発言もありました。

　　各自治体にあっては、自治体独自の地域課題に関して、改正法から許容された事項のみ地域の実情に応じて条例で定めることができるということのようであります。

　　しかし、個人情報、個人データの利活用を推進するデジタル業務改革が先走り、従来の個人情報保護の観点がおろそかにならないか疑問が残ります。

　　つきましては、今回上程されました75号議案について、何点かお伺いいたします。

　　はじめに、個人情報を加工して、個人が特定できないようにするという行政機関等匿名加工情報、これも個人情報に変わりはないと思いますが、この情報は本市では行わないという認識でよろしいでしょうか。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　お答えいたします。

　　行政機関等匿名加工情報の提供制度につきましては、当分の間、都道府県及び指定都市に適用となり、ほかの地方公共団体は任意の自治となりますことから、本市といたしましては、この度の実施を見送ることとしております。

　　今後、法改正により実施することになった場合につきましては、先行して実施しておりますほかの地方公共団体の事例や、運用状況などを参考としながら、実施に向けて慎重に検討してまいります。

　　よろしくお願いします。

○髙橋光男議長　８番植松　宏議員。

○８番（植松　宏議員）　ありがとうございます。了解しました。

　　次の質問ですが、現行の東根市個人情報の保護条例が38条の条例からなっているものが、この度提案される東根市個人情報の保護に関する法律施行条例と、次の東根市情報公開個人情報保護審査会条例、２つ合わせまして20条の条例しかありません。

　　これで市民の個人情報がこれまでどおりカバーできるのでしょうか。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　この度の個人情報保護制度の見直しにつきましては、個人情報の定義などを国、民間、地方で統一化を図りますとともに、地方公共団体においては、それぞれが条例を定めて運用してきたところを法律による全国的な共通ルールの下、運用していくといったものでございます。

　　これに基づきまして、個人情報の保護に関する法律によって、個人情報が全国的な共通ルールを基に保護されることになりますため、各自治体の条例で定めることができる事項は、法律から委任された事項と法律から許容された事項に限られることになります。

　　本市におきましては、先日、パブリックコメントを実施いたしました令和３年改正個人情報保護法に伴う市の方針、こちらのとおり、制度の方向性を定めまして、条例で定める事項については、必要最小限といたし、現行制度と同程度の取扱いとなりますよう本条例を提案したところであります。

　　以上、申し上げましとおり、個人情報につきましては、原則として国の法律により保護されることになりますので、ご理解をお願いしたいと思います。

○髙橋光男議長　８番植松　宏議員。

○８番（植松　宏議員）　了解です。

　　次の質問に移りますが、改正後の個人情報保護法においては、個人情報ファイル簿の作成及び公表が義務付けられているようです。本市では、どのような内容まで公表する予定になっているのでしょうか。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　個人情報ファイル簿につきましては、個人情報の保護に関する法律第75条第１項の規定により、作成及び公表することになります。

　　記載しなければならない事項につきましては、法律の規定のとおりとなりますが、具体的には個人情報ファイルの名称、そのファイルの利用目的、記録される項目、事務をつかさどる組織の名称などであります。

　　また、1,000人に満たない個人情報ファイルにつきましては、公表の対象外となります。

　　今後は、これら法律の規定に基づきまして、令和５年４月１日の制度施行に向け、個人情報ファイル簿の整備を進めていくものであります。

　　なお、個人情報ファイルは、具体的に個人を特定するような情報を記載するものではなく、本市がどのような個人情報を付与しているかを公表するものでありますので、併せてご理解をお願いしたいと思います。

○髙橋光男議長　８番植松　宏議員。

○８番（植松　宏議員）　ありがとうございます。

　　最後の質問になりますけれども、これは仮定の話で恐縮なんですが、現に今、市が抑えております個人情報が流出するようなことがあった場合ですが、その場合の責任というのはどこが負うことになるんでしょうか。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　個人情報が流出した場合の責任につきましては、流失した側にあると認識しておりまして、これまで同様、個人情報に関しましては、関係法令を遵守しながら、これまで以上に適切かつ慎重な取扱いにより、業務を行う必要があると考えております。

　　また、先ほど申し上げましたとおり、この度の制度見直しによりまして、法律による全国的な共通ルールの下で個人情報保護制度を運用していくこととなっております。あわせまして、これまで地方公共団体が独自に管理体制を整備してきたところを、今後は国の行政機関であります個人情報保護委員会が円滑な運用を確保していくこととなります。

　　また、同委員会において必要があると認めるときにおきましては、地方公共団体の機関に対し、指導及び助言、勧告などの監督権限を行使することができるなど、外部からの監視等を受けることになります。

　　このように、制度見直し後におきましては、個人情報の保護に関しまして、一層の管理体制の強化が図られるものと捉えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○髙橋光男議長　８番植松　宏議員。

○８番（植松　宏議員）　ありがとうございます。

　　今さら言うまでもないことなんですが、個人のプライバシーは憲法が保障する基本的人権の１つだと思います。くれぐれも個人情報の流失などにつながらないように対応をお願いしたいと思います。

　　以上で終わります。

○髙橋光男議長　以上でご了承願います。

　　次に、５番元木十四男議員。

○５番（元木十四男議員）　議席番号５番元木十四男です。

　　通告に基づきまして、議第77号　東根市職員の高齢者部分休業に関する条例の設定について、２点質問をいたします。

　　議案書９ページ、10ページになります。

　　まず最初に、高齢者部分休業制度を導入するに当たり、どのような効果を想定しているのかを伺います。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　お答えいたします。

　　高齢者部分休業制度につきましては、高齢期職員の加齢によります身体的、体力的事情や家庭内の事情など、高齢期職員を取り巻く状況を踏まえ、多様な働き方を支援していくため、新たに導入するものでございます。

　　公務の運営に支障がないと認められる場合、高齢期職員が抱える個々の事情を踏まえ、勤務時間を調整できますことから、働き方の選択肢が広がり、高齢期職員の働く環境の充実が図られることとなると理解しておりますので、よろしくお願いします。

○髙橋光男議長　５番元木十四男議員。

○５番（元木十四男議員）　承認されれば当該職員が、例えば、加齢により病気や体調不良など、健康上の問題や家族の介護、送迎等にこの制度が活用できるということを承知いたしました。

　　また、この制度は、定年退職後の人生設計のための準備や、経験や人脈の公務へのフィードバックが期待される社会的貢献への充実等の観点から、地方公務員法に基づき、認めることができるものであり、高齢期職員の多様な働き方を支援するための選択肢の１つであることから、改めて、この制度の趣旨を職員に周知の徹底をお願いしたいなと思います。

　　次に、第２条第２項において、高年齢を60歳と定めた理由を伺います。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　この度の定年年齢の引上げに合わせまして、高齢期職員の多様な働き方のニーズに応えるために、新たに導入するものであります。引上げ前の定年年齢に合わせて、定年延長の節目となります60歳としたところでございます。

　　よろしくお願いします。

○髙橋光男議長　５番元木十四男議員。

○５番（元木十四男議員）　この制度は、平成16年に地方公務員法において導入したものであり、当時、定年５年前、おおむね55歳以上の常勤職員について、職員の任意の申請に基づき部分休業を認めることができる制度で、この度の定年年齢が65歳に引き上げることから、その前の60歳と定めたことを了解いたしました。

　　高齢期職員は長年の行政経験で培ったスキル、ノウハウ、人脈等々を持っておりますので、この制度を活用し、多様な働き方の選択肢の１つとして、地域貢献等を期待したいと思います。

　　そしてなにより、若手と中堅職員、高齢期職員が手を携えて活躍できる社会の基盤となる東根市において、質の高い行政サービスを提供していただけるようお願いして、私の質疑を終わります。

○髙橋光男議長　以上でご了承願います。

　　次に、２番齋藤俊一郎議員。

○２番（齋藤俊一郎議員）　議長から指名をいただきましたので、通告に基づき質疑させていただきます。

　　議第80号　東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いいたします。

　　法の改正に伴い、条例を制定するものであるとの説明でありました。総務省による地方公務員法の改正概要によれば、平均寿命の伸長や少子高齢化の進展を踏まえ、豊富な知識、技術、経験等を持つ高齢期の職員に最大限活躍してもらうため、雇用と年金の接続の有効性に留意して、定年を段階的に65歳に引き上げることとしており、管理監督職勤務上限年齢制と呼ばれる役職定年制と定年前再任用短時間勤務制をそれぞれ新たな制度として導入することにしております。

　　本市では、これまで60歳定年制の中で退職年齢を迎えた職員について、再任用制度に基づき、雇用期間を延長することで培われた知見や経験を発揮いただいておりますが、本条例の制定後は、来年度から現在の制度が暫定再任用制度に変わり、そして令和６年度からは当条例に定めた２つの制度に移行され、65歳定年延長が徐々に行われていくものと捉えています。

　　そこで、管理監督職勤務上限年齢による降任及び転任並びに定年前再任用短時間勤務の新たな制度に関して、職務の位置付けと職責の違いについて見解をお伺いします。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　お答えいたします。

　　定年前再任用短時間勤務職員につきましては、60歳以降に退職した職員について、本人の意向を踏まえ、短時間勤務の職で再任用するものであります。

　　職員の身分としては、非常勤一般職となり、職員定数にも含まれないこととなります。

　　担当する業務についてですが、現行の再任用制度におきましては、年齢的なことを踏まえ、身体的負担を考慮しながらも、在職中の知識、経験を生かせるもの、また、短時間の特性を生かしたものということで運用しているところでございます。

　　なお、役職については、副主任級に位置付けております。

　　新たに導入されることになります定年前再任用短時間勤務制度においても、この現行制度をベースとして、詳細を進めていく予定でございます。

　　一方、定年延長により、60歳以降も継続して勤務する職員につきましては、職員の身分としては、常勤の一般職となり、勤務時間も一般職員と同等の７時間45分となります。

　　役職につきましては、この度の管理監督職勤務上限年齢制、いわゆる役職定年制の導入により、管理監督職にあった職員につきましては、管理監督職以外の課長補佐級の職に、それ以外の職員については、60歳時点において役職を継続することとしていることから、マネジメント力や経験等を活用できる専門的分野や後進の育成を担っていただくなど、職責に見合った職務を担っていただけるよう、今後調整を進めてまいりたいと考えております。

　　よろしくお願いします。

○髙橋光男議長　２番齋藤俊一郎議員。

○２番（齋藤俊一郎議員）　今、総務部長から答弁いただきました内容によれば、この定年前再任用短時間勤務職員について、短時間勤務の再任用であって、職員の身分は非常勤一般職とのことから、職員定数に含まれないと。

　　また、担当する業務は現行制度同様に副主任級の役職の中で、在職中の知識、経験を生かせる内容の職とし、今後詳細を詰めていきますといただきました。

　　一方、今般の定年延長により、60歳以降も継続して勤務される職員の方については、常勤の一般職として、フルタイム勤務の中でマネジメント力や経験等を活用できる職責に見合った職務、ここが大事なところかなと思っていますけれども、今伺いました。役職は管理監督職にあった職については管理監督職以外の課長補佐級の職、それ以外の職員については、60歳の当時の役職を継続することとして、これも今後調整していくということで承知をいたしました。

　　この度の法改正は、まさに職員の皆様の働き方や職場環境に大きな影響を与えるものであります。したがって、任命権者になられる市長は、当分の間、職員が60歳に達する日の前年度に、60歳以後の任用、給与、退職手当に関する情報を提供するものとして、職員の60歳以後の勤務の意思を確認するよう努めるものとするという内容がこの法改正の内容でありました。

　　それでは、この本市の裁量が及ぶこの情報提供・意思確認制度について、方針を伺います。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　60歳に到達する年度の前年度に対象となります職員に対し、情報を提供することとしております。関連条例について議決いただきました後に、年内にも来年度60歳を迎える職員に対しまして、60歳以後の任用や給与、退職手当に関する情報など、定年引上げ制度の概要について説明を行いますとともに、現時点における60歳以後の勤務の意思を確認する予定でございます。

　　また、定年引上げは、全ての職員に影響するものとなりますので、機会を捉え、ほかの職員に対しましてもその制度、概要について示していきたいと考えているところでございます。

○髙橋光男議長　２番齋藤俊一郎議員。

○２番（齋藤俊一郎議員）　年内に60歳を迎える職員の方に対して、定年引上げ制度の概要についての説明、そして意思確認を実施するとし、この度の新制度はそのほか全ての職員の皆様に影響を与えることから、この全ての職員の皆様に対しても今後概要などを情報開示していきたいということで承知いたしました。

　　定員管理計画など数の議論は、この後先輩議員が総括質疑されますので、そちらの方でお願いしたいと思いますが、私の方からは、ぜひ感染症などをはじめ、大変、東根市の公務の現場、非常に多くの事務、そしてサービスが求められている中で、人員の確保についても様々課題もあると思いますし、育休など時代のニーズに合わせた職場環境の提供というのも非常に大事なものだと私は思っていますので、ぜひこの数の平準化含めて、採用のところもしっかりと考えていただきたいなと思います。

　　また、同時に先ほど総務部長のご答弁で、全ての職員ということで、消防の現場も含めて一般行政職の方々はじめ、全ての職員の皆様が対象になるということでありますので、ぜひこの情報提供、これは非常に大きな要素だと私は思っていますし、研修の機会、こういったものも全ての職員の皆様にしていただいて、等しく情報が提供される。そして、理解が普及されることをお願いしたいなと思います。

　　これから全国的に新たな制度でありますので、本市としましてもぜひ制度を開始しながら、現場に合わせた柔軟な運用の改善、こちらの方も要望申し上げて、私の総括質疑を終わりにいたします。

○髙橋光男議長　以上でご了承願います。

　　次に、16番清野忠利議員。

○16番（清野忠利議員）　通告に基づきまして、質疑を行いたいと思います。

　　まず最初に、議第80号　東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いします。

　　今回の法の改正によりまして、職員の定年改正も行われるということなんですけど、まず現在の職員の年齢構成はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。まず、年代別なんかも教えてくだされば幸いと思います。

　　以上です。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　お答えいたします。

　　まず概要から申し上げますと、職員の採用につきましては、これまでも定員管理計画や職員採用平準化計画などに基づきまして、年齢構成などに大きな偏りが生じることがないよう、計画的な採用を心がけてきたところでございます。

　　しかしながら、その時々の社会情勢や退職者の数などにより、影響を大きく受けますことから、年代ごとに若干のばらつきが生じております。

　　令和４年４月１日以前における職員構成を申し上げますと、年代別で20代以下が87名、構成率として23％、30代が120名、31％、40代が105名、27％、50代が72名、19％となっております。

　　50代の職員につきましては、その上の世代であります団塊の世代の層が非常に厚かったこと、また、職員減員計画、これは平成８年から平成14年まで55名を削減すると、そういった計画もありましたことから、職員採用を抑制していた時期と重なりますため、ほかの年代に比べまして、職員数が少ない状況となっております。

　　よろしくお願いします。

○髙橋光男議長　16番清野忠利議員。

○16番（清野忠利議員）　やはりこの職員の年代別を見ますと、非常にばらつきがあるということなんですけど、やはり今後将来的にもこのばらつきが定年引上げといってばらつきが出てくると思いますので、その辺の考慮もよろしく今後お願いしたいと思います。

　　次に、定年引上げ年齢まで継続して勤務する職員としての見込みとしてどのように思っているのか、お伺いしたいと思います。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　60歳以降の働き方につきましては、定年引上げや定年前再任用短時間勤務制度、また高齢者部分休業制度の内容に加えまして、高齢期を迎えます職員自身が個々の実情を、事情を踏まえて判断していくことになると捉えております。

　　この度上程いたしました条例の議決後、関係職員へ制度概要について周知いたしまして、その意向確認を行っていくこととしておりますので、現時点におきましては、定年引上げ年齢まで継続勤務を希望する職員がどの程度いるのか、詳細は把握していない状況でございます。

　　今後、関係職員に対します意向調査などの結果を踏まえ、適切な人事管理が図れるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

○髙橋光男議長　16番清野忠利議員。

○16番（清野忠利議員）　なかなかこの把握もしづらいと思うんですけど、まだ把握していないということなんで、これは必ず来年度から来ますので、その辺を十分考慮しながら職員の配置をよろしくお願いしたいと思います。

　　次に、定年引上げによる職員採用計画と職員年齢平準化についてお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。

○髙橋光男議長　石垣総務部長。

○石垣有一総務部長　本市では、これまで退職者の補充を基本としながら、新たな行政ニーズや制度改正への対応状況などを踏まえまして、職員の採用を進めてきたところでございます。

　　しかしながら、定年の段階的引上げによりまして、２年に１度定年退職者が発生しない年があることから、退職者の補充を基本とするこれまでの方針では、職員の年齢構成に偏りが生じ、後年度の行政運営に何らかの支障が出てくることも危惧されますため、中長期的視点に立った定員管理が求められることになるものと考えております。

　　先ほどご質問いただいた職員の年齢構成の偏りなども踏まえつつ、65歳定年制の定着時期も想定した長期的な視野を構えながら、退職者数を平準化して採用していくことになると思いますが、今後、詳細な検討を進めてまいりたいと考えております。

　　よろしくお願いいたします。

○髙橋光男議長　16番清野忠利議員。

○16番（清野忠利議員）　先ほど第１問でも言ったように、やはりばらつきがありますので、今後65までということに引き上げられていきますから、今後、職員の採用計画の中でも検討しながら、一つばらつきのないような方法で平準化をしながらよろしくお願いしたいと思います。

　　以上で私の質問を終わりたいと思います。

○髙橋光男議長　以上でご了承願います。

　　◎議案の委員会付託

○髙橋光男議長　これで質疑を終わります。

　　次に、日程第９　議案の委員会付託を議題とします。

　　ただ今議題となっております議第75号から議第82号までの８議案については、配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。

議　案　付　託　表

令和４年第４回定例会


付託委員会	議案番号	件　　　　　名
総務文教常任委員会	議第75号	東根市個人情報の保護に関する法律施行条例の設定について
	議第76号	東根市情報公開・個人情報保護審査会条例の設定について
	議第77号	東根市職員の高齢者部分休業に関する条例の設定について
	議第78号	地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
	議第79号	東根市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について
	議第80号	東根市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
	議第81号	東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
経済建設常任委員会	議第82号	市道路線の認定について

　　◎散　　　　　会

○髙橋光男議長　以上で、本日の日程は全部終了しました。

　　本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。

　　　午前１０時３４分　散　会