令和４年６月１６日　午前１０時０５分　開　議

　　　　　　髙　　橋　　光　　男　議長　　　　　　　白　　井　　健　　道　副議長

◎出席議員（１８名）
　１番　　　齋　　藤　　俊 一 郎　議員　　　　　　　２番　　　高　　橋　　弓　　嗣　議員
　３番　　　滝　　口　　公　　一　議員　　　　　　　４番　　　元　　木　　十 四 男　議員
　５番　　　東 海 林　　克　　彦　議員　　　　　　　６番　　　三　　宅　　一　　人　議員
　７番　　　植　　松　　　　　宏　議員　　　　　　　８番　　　片　　桐　　勝　　寿　議員
　９番　　　山　　科　　幸　　子　議員　　　　　　１０番　　　高　　橋　　鉄　　夫　議員
１１番　　　河　　村　　　　　豊　議員　　　　　　１２番　　　原　　田　　利　　光　議員
１３番　　　細　　矢　　俊　　博　議員　　　　　　１４番　　　浅 野 目　　幸　　一　議員
１５番　　　佐　　藤　　　　　直　議員　　　　　　１６番　　　清　　野　　忠　　利　議員
１７番　　　白　　井　　健　　道　議員　　　　　　１８番　　　髙　　橋　　光　　男　議員

◎欠席議員　（なし）
◎説明のため出席した者の職氏名
土　田　正　剛
市　　　　　　長

半　田　　　博
教　　育　　長
武　田　庄　一
選挙管理委員会
委　　員　　長

古　谷　利　明
代表監査委員
菅　原　繁　治
農業委員会会長

芦　野　耕　司
副　　市　　長
石　垣　有　一
総　務　部　長

岡　田　光　弘
市民生活部長
鈴　木　敬　一
健康福祉部長

太　田　　　修
経　済　部　長
深　瀬　弘　之
建　設　部　長
兼上下水道部長

高　橋　愛　子
会計管理者
佐　藤　明　彦
消　　防　　長

安　達　利　也
教　育　次　長
青　柳　　　昇
総合政策課長

安　達　好　浩
庶　務　課　長
併選挙管理委員会
事　務　局　長
本　間　和　史
財　政　課　長

牧　野　美和子
監　査　委　員
事　務　局　長
岡　田　正　樹
農 業 委 員 会
事　務　局　長





◎事務局職員出席者職氏名
佐　藤　慎　司
事　務　局　長

高　橋　真伊子
事務局長補佐
森　谷　賢　司
議事係長

黒　坂　育　実
主　　　　任
井　上　雄　貴
副主任

大　江　剛　史
兼　務　書　記
辻　村　　　充
兼　務　書　記



◎議　事　日　程

　議事日程第５号
　　　　　　　令和４年６月１６日（木）　予算特別委員会終了後　開　議

　　　　（常任委員長報告）
　日程第　１　　議第３８号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認について
　日程第　２　　議第４２号　東根市西部防災センターの設置及び管理に関する条例の設定について
　日程第　３　　議第４３号　東根市議会議員及び東根市長の選挙における選挙運動に要する費用の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
　日程第　４　　議第４４号　東根市税条例等の一部を改正する条例の制定について
　日程第　５　　議第４５号　東根市「市の魚」の制定について
　日程第　６　　議第４６号　財産の取得について
　日程第　７　　議第４７号　損害賠償に係る和解について
　　　　（質疑・討論・表決）
　　　　（予算特別委員長報告）
　日程第　８　　議第３９号　令和３年度東根市一般会計補正予算（第17号）の専決処分の承認に
　　　　　　　　　　　　　　ついて
　日程第　９　　議第４０号　令和３年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第４号）の
　　　　　　　　　　　　　　専決処分の承認について
　日程第１０　　議第４１号　令和３年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）の専決処分の承認について
　日程第１１　　議第４８号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第１号）
　　　　（質疑・討論・表決）
　　　　（経済建設常任委員長報告）
　日程第１２　　請願第８号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する要請
　　　　（総務文教常任委員長報告）
　日程第１３　　請願第９号　「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付
　　　　　　　　　　　　　　することを求める請願書
　　　　（総務文教常任委員長報告）
　日程第１４　　陳情第７号　女性トイレの維持及びその安心安全の確保について
　　　　（質疑・討論・表決）
　　　　（市長提出追加議案上程）
　日程第１５　　議第５１号　　令和４年度東根市一般会計補正予算（第２号）
　　　　（説明・質疑・討論・表決）
　　　　（委員会提出議案上程）
　　日程第１６　　発議第５号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する意見書の
　　　　　　　　　　　　　　　提出について
　　　　（説明・質疑・討論・表決）
　　　　（閉　　　　　会）

◎本日の会議に付した事件

　議事日程第５号に同じ。


令和４年東根市議会第２回定例会　討論通告書

番号
発 言 者
発言の種別
要　　旨
１
植松　　宏
議　　　員
賛成討論
１．請願第９号「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書について
　　コロナ禍や物価上昇、ウクライナ危機が日本経済に影響を与える中、2023年10月からインボイス制度の実施が予定され、現在税務署で登録申請書の受付が始まっている。
　　インボイス制度が実施された場合、現在「売り上げが1,000万円以下の事業者は、消費税を納める義務を免除する」という規定があるにもかかわらず、事業者間の取引関係を使って免税事業者にも課税事業者になることを選択させることとなる。
　　世界の86カ国が、コロナ禍により事業経営や暮らしが大変になっており、消費税のような付加価値税の減額を実施している現在、インボイス制度の導入による新たな消費税の徴収は、消費者に新たな負担を求め、景気を益々冷え込ませることに繋がる。
　　よって、請願第９号に賛成する。




　　◎開　　　　　議

○髙橋光男議長　皆さん、ご苦労さまです。
　　本日の会議に欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
　　本日の会議は、議事日程第５号によって進めます。

　　◎議第３８号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認について外６件

○髙橋光男議長　日程第１　議第38号から日程第７　議第47号までの７議案を一括して議題とします。











委員会審査報告書

本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。
　なお、各事件に対する議決の理由は、委員長報告によってご承知願います。

令和４年６月16日

総務文教常任委員長　片桐勝寿　　
厚生常任委員長　東海林克彦　　

東根市議会議長　髙橋光男　殿

記

付託委員会
事件番号
件　　　　　名
審査結果
総務文教
常任委員会
議第38号
東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての
専決処分の承認について
原案承認
議第42号
東根市西部防災センターの設置及び管理に関する条例
の設定について
原案可決
議第43号
東根市議会議員及び東根市長の選挙における選挙運動
に要する費用の公費負担に関する条例の一部を改正
する条例の制定について
原案可決
議第44号
東根市税条例等の一部を改正する条例の制定について
原案可決
議第45号
東根市「市の魚」の制定について
原案可決
議第46号
財産の取得について
原案可決
厚生
常任委員会
議第47号
損害賠償に係る和解について
原案可決



　　◎総務文教常任委員長報告

○髙橋光男議長　はじめに、総務文教常任委員会に付託しました議第38号及び議第42号から議第46号までの６議案の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。
　　総務文教常任委員長　８番片桐勝寿議員。
　　　〔片桐勝寿総務文教常任委員長　登壇〕
○片桐勝寿総務文教常任委員長　議長の指名により、総務文教常任委員会に付託されました６議案についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
　　本案を審査するため、６月13日午前10時から第３委員会室において総務文教常任委員会を開催し、関係部課長の出席を求め慎重に審査を行いました。
　　はじめに、議第38号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認について、及び議第44号　東根市税条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。
　　この度の改正根拠となった、地方税法等の一部を改正する法律の公布及び令和４年４月１日からの施行に伴う改正であり、その内容は適正であると認められることから、採決した結果、全員異議なく、議第38号については「原案のとおり承認すべきもの」、議第44号については「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　次に、議第42号　東根市西部防災センターの設置及び管理に関する条例の設定についてであります。
　　令和元年度に行った、洪水ハザードマップの見直しに伴い、小田島地区をはじめとする、本市西部地域において、浸水想定区域が大幅に拡大したことが契機となり、整備が進められた西部防災センターが、いよいよ竣工を迎えます。
　　この施設は、有事における避難所機能や、防災備蓄機能を有することはさることながら、「公の施設」として、広く住民の利用に供されるとのことであります。
　　本市における新たな施設として運営が始まりますが、委員からは、特に平時における住民の利用について、施設整備の目的に沿った幅広いものとなるよう要望がありました。以上を踏まえ、採決した結果、全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　次に、議第43号　東根市議会議員及び東根市長の選挙における選挙運動に要する費用の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
　　この度の改正は、条例を定めるに当たっての基準となる政令の改正に伴うものであり、その内容は適正であると認められることから、採決した結果、全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　次に、議第45号　東根市「市の魚」の制定についてであります。
　　大富地区小見川に生息するイバラトミヨが地域固有の新種であることが認められ、和名「カクレトミヨ」と命名されることを契機に「市の木」「市の花」に続く、本市の新たなシンボルとして「市の魚」の制定に向けた検討につながっていることは、ご案内のとおりであります。
　　委員からは「カクレトミヨ」を「市の魚」に制定することで、一部の地域に限定されることなく、市内全体において広く認知され、関心を持つことで、生物多様性や環境保全に対する意識の向上が期待されるとの意見があり、採決した結果、全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　次に、議第46号　財産の取得についてであります。
　　本議案は、消防本部におけるポンプ自動車の取得に係るものであります。
　　委員からは、一般的なポンプ自動車の取得価格と比較した場合に、高額な印象を受けるため、新たな特徴はあるのかという意見がありました。執行部からは、圧縮空気を含んだ泡を放射するＣＡＦＳ（キャフス）という消火装置を搭載したポンプ自動車であり、水よりも消火効率がよく、早期消火が可能になるとの答弁があり、消火に係る機能向上が期待されるところであります。以上を踏まえ、採決した結果、全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　以上、総務文教常任委員会における議案審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　◎厚生常任委員長報告

○髙橋光男議長　次に厚生常任委員会に付託しました、議第47号の審査の経過と結果について委員長に報告を求めます。
　　厚生常任委員長　５番東海林克彦議員。
　　　〔東海林克彦厚生常任委員長　登壇〕
○東海林克彦厚生常任委員長　議長の指名により、厚生常任委員会に付託されました１議案についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
　　本案を審査するため、６月13日午前10時から、第４委員会室において厚生常任委員会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
　　審査いたしました議案は、議第47号　損害賠償に係る和解についてであります。
　　昨年10月に発生した市民バスの交通事故に係る損害賠償について和解するものです。
　　委員からは、和解金額の妥当性の判断根拠に関する質疑がありましたが、それに対し、市の顧問弁護士への相談のもと、査定協会の客観的な車両の評価額を踏まえ、和解金額は妥当であると判断したとの答弁がありました。
　　その内容は適正であると認められることから、採決の結果、全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
　　以上、厚生常任委員会における、審査の経過と結果についての報告を終わります。
○髙橋光男議長　以上で、報告を終わります。
　　これから、ただ今の委員長報告に対し、一括して質疑を行います。
　　ご質疑ありませんか。
　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　　これから、順次、採決を行います。
　　はじめに、議第38号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案承認であります。
　　議第38号は、委員長報告のとおり、承認することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第38号は委員長報告のとおり承認されました。
　　次に、議第42号　東根市西部防災センターの設置及び管理に関する条例の設定について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第42号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第42号は委員長報告のとおり可決されました。
　　次に、議第43号　東根市議会議員及び東根市長の選挙における選挙運動に要する費用の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第43号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第43号は委員長報告のとおり可決されました。
　　次に、議第44号　東根市税条例等の一部を改正する条例の制定について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第44号は委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第44号は委員長報告のとおり可決されました。
　　次に、議第45号　東根市「市の魚」の制定について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第45号は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第45号は委員長報告のとおり可決されました。
　　次に、議第46号　財産の取得について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第46号は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第46号は委員長報告のとおり可決されました。
　　次に、議第47号　損害賠償に係る和解について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第47号は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第47号は委員長報告のとおり可決されました。

　　◎議第３９号　令和３年度東根市一般会計補正予算（第１７号）の専決処分の承認について外３件

○髙橋光男議長　次に、日程第８　議第39号から日程第11　議第48号までの４議案を一括して議題とします。















委員会審査報告書

　本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。

令和４年６月16日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予算特別委員長　細矢俊博　　

東根市議会議長　髙橋光男　殿

記

事件番号
件　　　　　名
審査の結果
議第39号
令和３年度東根市一般会計補正予算（第17号）の専決処分の承認について
原案承認
議第40号
令和３年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第４号）の
専決処分の承認について
原案承認
議第41号
令和３年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）の
専決処分の承認について
原案承認
議第48号
令和４年度東根市一般会計補正予算（第１号）
原案可決





　　◎予算特別委員長報告

○髙橋光男議長　これから、予算特別委員会に付託しました予算４議案の審査の結果について、委員長に報告を求めます。
　　予算特別委員長　13番細矢俊博議員。
　　　〔細矢俊博予算特別委員長　登壇〕
○細矢俊博予算特別委員長　皆さん、ご苦労さまです。
　　議長の指名により、６月３日の本会議におきまして、予算特別委員会に付託なりました議第39号　令和３年度東根市一般会計補正予算（第17号）の専決処分の承認についてから、議第41号　令和３年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）の専決処分の承認についてまで、及び議第48号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第１号）の予算４議案の審査の結果についてご報告申し上げます。
　　ただ今の予算４議案につきましては、予算特別委員会におきまして審査を行った結果、別紙委員会審査報告書のとおり、全議案とも全員異議なく、原案のとおり「承認、可決すべきもの」と決した次第であります。
　　以上、予算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。
○髙橋光男議長　以上で、報告を終わります。
　　次に、予算特別委員長に対する質疑でありますが、本予算は議長を除く全員で審査をしていただいておりますので、質疑を省略したいと思います。
　　これにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。したがいまして、予算特別委員長に対する質疑は省略することに決しました。
　　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　　これから採決をします。
　　はじめに、議第39号　令和３年度東根市一般会計補正予算（第17号）の専決処分の承認について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案承認であります。議第39号は、委員長報告のとおり、承認することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第39号は委員長報告のとおり承認されました。
　　次に、議第40号　令和３年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第４号）の専決処分の承認について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は原案承認であります。議第40号は、委員長の報告のとおり、承認することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第40号は委員長報告のとおり承認されました。
　　次に、議第41号　令和３年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）の専決処分の承認について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は、原案承認であります。議第41号は、委員長の報告のとおり、承認することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第41号は委員長報告のとおり承認されました。
　　次に、議第48号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第１号）について採決をします。
　　本案に対する委員長報告は原案可決であります。議第48号は、委員長報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第48号は委員長報告のとおり可決されました。

◎請願第８号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する要請外２件

○髙橋光男議長　次に、日程第12　請願第８号から日程第14　陳情第７号までの３議案を一括して議題とします。







請願審査報告書

　本委員会に付託された請願について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第144条
第１項の規定により報告します。
　なお、請願に対する決定の理由及び意見等は、委員長報告によってご承知願います。

令和４年６月16日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総務文教常任委員長　片桐勝寿　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　経済建設常任委員長　原田利光　　

東根市議会議長　髙橋光男　殿

記

付　　託
委 員 会
受　  理
年 月 日
受　理
番　号
件　　　名
請　願　者
紹介議員
審　査
結　果
措　置
経済建設
常任委員会
令和４年
５月６日
請　願
第８号
令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する要請
東根市中央東３丁目７番21号
東根市農業協同組合
代表理事組合長　佐藤　勝藏
東根市農協農政対策本部
本部長　佐藤　勝藏
滝口公一
採択

総務文教
常任委員会
令和４年
５月24日
請　願
第９号
「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書
東根市大字蟹沢1328－３
北村山民主商工会
会長　黒沼　生一
植松　宏
不採択



陳情審査報告書

　本委員会に付託された陳情について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第144条
第１項の規定により報告します。
　なお、陳情に対する決定の理由及び意見等は、委員長報告によってご承知願います。

令和４年６月16日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総務文教常任委員長　片桐勝寿　　

東根市議会議長　髙橋光男　殿

記

付　　託
委 員 会
受　　理
年 月 日
受　理
番　号
件　　　名
請　願　者
審　査
結　果
措　置
総務文教
常任委員会
令和４年
５月24日
陳情
第７号
女性トイレの維持及びその安心安全の確保について
神奈川県大和市中央２－１－15－５階
大和法律事務所内
女性スペースを守る会
－ＬＧＢＴ法案における『性自認』に
対し慎重な議論を求める会－
共同代表　飯野香里　井上恵子
　　　　　永田マル　山田響子
不採択





○髙橋光男議長　はじめに、総務文教常任委員会に付託しました請願第９号及び陳情第７号の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。
　　総務文教常任委員長　８番片桐勝寿議員。
　　　〔片桐勝寿総務文教常任委員長　登壇〕
○片桐勝寿総務文教常任委員長　議長の指名により、総務文教常任委員会に付託されました、請願第９号　「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書について、及び陳情第７号　女性トイレの維持及びその安心安全の確保について、以上２件についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
　　本委員会に付託されました請願及び陳情を審査するため、６月13日、第３委員会室において総務文教常任委員会を開催し、全委員出席の下、慎重に審査を行いました。
　　はじめに、請願第９号について申し上げます。
　　インボイス制度は、正式名称を「適格請求書等保存方式」といい、令和５年10月から導入される消費税の複数税率に対応した仕入税額控除の方式であります。
　　この制度の大きな目的は、取引における消費税を正確に把握することとされております。
　　本請願は、中小事業者やフリーランス、また現在の消費税免税事業者に新たな負担を強いることに言及しておりますが、委員からは、制度の目的を達成するために有効な手段と認識しており、請願の趣旨には納得できないとの意見や、制度移行に当たり、新たな事務的負担が生じるとされているが、６年間の経過措置が設けられているため、十分な準備期間が確保されているとの意見がありました。
　　このような意見を踏まえ、採決した結果、全会一致により、「本請願は不採択とすべきもの」と決しました。
　　次に、陳情第７号について申し上げます。
　　本陳情では、厚生労働省が所管する事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の改正について言及しておりますが、厚生労働省が示す、当該規則の改正に係る質疑応答集においても、作業場の便所については、作業場の規模にかかわらず、男性用と女性用に区別するという原則に変更はないとされております。
　　委員からは、男女共用便所でも許容されるのは、あくまでも例外であり、男女別に設置する大原則は維持されるとの意見や、陳情者である「女性スペースを守る会」の設立趣旨や、問題提起されている内容については理解するが、本陳情で触れている厚生労働省規則の改正内容と、陳情者が危惧している内容は、必ずしも結びつくものではないとの意見がありました。
　　このような意見を踏まえ、採決した結果、全会一致により、「本陳情は不採択とすべきもの」と決しました。
　　以上、総務文教常任委員会における、請願及び陳情審査の経過と結果についての報告を終わります。
○髙橋光男議長　次に、経済建設常任委員会に付託しました、請願第８号の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。
　　経済建設常任委員長、12番原田利光議員。
　　　〔原田利光経済建設常任委員長　登壇〕
○原田利光経済建設常任委員長　議長の指名により、経済建設常任委員会に付託されました請願第８号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する要請の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
　　本請願を審査するため、６月13日、第１委員会室において経済建設常任委員会を開催し、全委員出席の下、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
　　水田活用の直接支払交付金は、需要の減少を続ける主食用米の生産を調整するため、水田を活用し、主食用米以外の作物への転作を助成する制度でありますが、令和４年度においては、今後５年間に一度も水張りを行わない水田を交付対象外とする等の見直しが政府より示されました。
　　しかし、転作した畑地に水張りを行うことは困難なことであり、この条件に対応できず、交付の対象外となる農家の経営が悪化し、離農者や耕作放棄地の増加につながることが懸念されます。
　　本請願は、このような農家に対して、畑地に関する様々な施策や助成の見直し、拡充することで、営農継続の支援を要望する内容となっており、委員からは、願意妥当、政府に強く意見すべき、との意見がありました。
　　一方で、畑地化への補助金を前提にしない方策も考えていくべきであるとの意見や、一時的な支援や助成ではなく、ブロックローテーションなどのシステム構築も重要なのではないかといった意見もありました。
　　以上の意見を踏まえ、採決を行った結果、全員の賛成により、「採択すべきもの」と決しました。
　　以上、経済建設常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
○髙橋光男議長　以上で、報告を終わります。
　　これから、ただ今の委員長報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。
　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　　次に討論ですが、通告がありますので、発言を許可します。
　　７番植松　宏議員。
○７番（植松　宏議員）　７番植松　宏です。
　　請願第９号「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願について、賛成の立場で討論します。
　　インボイス制度とは、取引内容や消費税率、消費税額などを記載した請求書、領収書を発行し、保存しておく制度で、「適格請求書等保存方式」とも呼ばれ、適格とされる請求書、領収書には税務署から割り振られた登録番号の記載が必要となってきます。
　　税務署から登録番号をもらうということは、消費税課税業者になるという前提となります。
　　現在、売上げが1,000万以下の事業者は、消費税を納める義務を免除する規定があるのに、インボイス制度が始まれば、免税事業者も発注側から適格請求書を求められれば、課税事業者になるか、消費税分を値引きして取引を続けるかを選択することとなります。
　　逆に、発注者側も適格請求書を出してもらえないと、消費税を全額負担することとなります。事業者間の取引関係を使って、免税業者にも課税業者になることを選択させるものです。
　　この制度はまさに、消費税を取りこぼさないように税率変更を伴わずに納税者を広げ、免税のはずの小規模事業者やフリーランスに増税を押しつけようとするもので、税率引上げの環境整備として実質的に免税事業者をなくすことが制度の狙いと考えられます。
　　財務省はインボイス制度の導入で161万の免税事業者が新たに課税事業者となり、消費税率を引き上げなくても、2,480億円の増収になると試算しています。売上げが1,000万以下の事業者は弱い立場です。農林水産業、俳優や劇団関係者、個人タクシーや軽輸送ドライバー、塾や劇団関係者、シルバー人材センターに登録している会員も課税業者になる必要が求められます。
　　消費者物価指数は４月には２％の上昇率、５月に調査した大手食品メーカーの価格改定計画は、平均値上げ率が12％になります。
　　コロナ禍や深刻な物価高騰に苦しむ市民に、今求められていることは、インボイスによる新たな税の負担ではなく、世界86か国が実施している、消費税の減税です。
　　よって、「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願については、賛成いたします。
○髙橋光男議長　以上で、討論を終わります。
　　これから、順次、採決をします。
　　はじめに、請願第８号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する要請について採決します。
　　本請願に対する委員長の報告は採択であります。請願第８号は委員長報告のとおり、採択することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、請願第８号は委員長報告のとおり、採択とすることに決しました。
　　次に、請願第９号　「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書」を政府に送付することを求める請願書について採決をします。
　　本請願に対する委員長の報告は、不採択でありますが、本請願を採択とすることについて採決をします。
　　お諮りします。請願第９号は、採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
　　　〔賛成者起立〕
○髙橋光男議長　ご着席ください。
　　　〔賛成者着席〕
○髙橋光男議長　起立少数であります。よって、請願第９号は不採択とすることに決しました。
　　次に、陳情第７号　女性トイレの維持及びその安心安全の確保について採決をします。
　　本陳情に対する委員長の報告は、不採択であります。本陳情を採択とすることについて採決をします。
　　お諮りします。陳情第７号は採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
　　　〔賛成者起立〕
○髙橋光男議長　起立なしであります。よって、陳情第７号は不採択とすることに決しました。

　　◎市長提出追加議案上程

○髙橋光男議長　次に、日程第10　議第51号を議題とします。

　　◎提案理由の説明

○髙橋光男議長　これから、提案理由の説明を求めます。
　　土田市長。
　　　〔土田正剛市長　登壇〕
○土田正剛市長　令和４年市議会第２回定例会に追加提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。
　　追加提案いたします案件は、補正予算１件であります。
　　議第51号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第２号）についてでありますが、第１表、歳入歳出予算補正の歳入では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加交付分の増額のほか、新型コロナウイルスセーフティネット強化交付金などを計上するものであります。
　　歳出では、コロナ禍における原油価格、物価高騰に直面する、生活者や事業者に対する支援といたしまして、緊急経済対策事業や子育て世帯生活支援特別給付金支給事業などを計上するものであります。
　　第２表、債務負担行為補正は、学校給食センター運営等事業を追加するものであります。
　　この結果、歳入歳出予算にそれぞれ３億3,970万7,000円を追加し、予算総額を241億5,769万4,000円とするものであります。
　　以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては、担当課長に説明させますので、審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○髙橋光男議長　次に、財政課長に補足説明を求めます。
　　本間財政課長。
　　　〔本間和史財政課長　登壇〕
○本間和史財政課長　議長の指示により、議第51号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第２号）について、補足してご説明申し上げます。
　　私からは、第２表及び事項別明細書の主なものについて、ご説明いたします。
　　２ページ、下段をお願いします。
　　第２表、債務負担行為補正、学校給食センター運営等事業は、現在ＰＦＩ事業で実施している学校給食センターの事業終了後における運営、維持管理、調理設備等の更新整備について今年度事業者を募集するため、事業期間を令和４年度から令和９年度まで、限度額を12億3,400万円として債務負担行為の設定をするものであります。
　　４ページをお願いします。
　　歳入です。16款国庫支出金、１項２目新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金3,413万8,000円、及び２項３目新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金1,622万7,000円は、４回目ワクチン接種に対して国から交付されるものであります。
　　２項１目新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金１億8,514万6,000円は、コロナ禍における原油価格や物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担軽減などのため、国から交付額が内示されたものであります。
　　２項２目新型コロナウイルスセーフティネット強化交付金及び臨時特別支援事業費補助金は、物価高騰における各種生活者支援給付金の財源として、全額国から交付されるものであります。
　　20款財政調整基金繰入金は、財源調整のための増額補正となります。
　　６ページをお願いします。
　　歳出です。３款２項１目子育て世帯生活支援特別給付金支給事業は、所得要件の対象となる世帯の児童１人当たり５万円を給付するもので、ひとり親世帯分及びひとり親世帯以外分の２事業合わせて、4,487万2,000円の計上。保育事業者等物価高騰対策緊急支援事業1,100万円は、食材等の高騰及びコロナ禍における増額経費に対する保育事業者等への補助金などへ臨時交付金を活用した事業であります。
　　３項１目住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業2,016万円は、昨年度住民税非課税世帯等に対し、１世帯当たり10万円を給付する事業を実施しておりますが、令和４年度に新たに対象となった世帯に対し、10万円を給付するものであります。
　　８ページをお願いします。
　　４款１項２目新型コロナウイルスワクチン予防接種事業5,036万5,000円は、４回目ワクチン接種に伴う追加費用の増額補正。
　　６款１項３目農業振興事業1,000万円は、農業用加温施設等の燃料費に対する緊急支援金の計上でありまして、10ａ当たりサクランボ、イチゴは４万8,000円。花き、野菜等は２万2,000円を支給するものであります。
　　７款１項２目緊急経済対策事業１億9,600万円は、比較対象期間に比べて20％以上売上げが減少している事業者への支援及び燃料費、光熱水費の価格上昇に対する事業者への支援など、経営に影響を及ぼしている事業者等に対し、支援金を給付するものであります。支給額はそれぞれ、個人事業主は10万円、法人は年間売上高に応じて10万円から30万円を上限に補助するものであります。
　　さらに影響の大きい運輸関係事業者については、保有する車両台数に応じて、１台当たり２万円から３万円を給付するものであります。
　　10款５項４目学校給食食材費高騰対策事業700万円は、食材等の高騰に伴う増加経費に対して、食材費の新規計上を行うものであります。
　　６款、７款、10款の３事業につきましても、臨時交付金を活用した事業であり、財源内訳のうち一般財源については、事業全体の執行率を考慮した調整であります。
　　以上で、補足説明を終わります。
　　よろしくお願いいたします。
○髙橋光男議長　以上で、提案理由の説明を終わります。
　　ここでお諮りします。
　　ただ今議題となっております、議第51号については、会議規則第37条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。
　　これにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。
　　したがいまして、委員会付託を省略することに決しました。
　　これから議第51号について、質疑を行います。ご質疑ありませんか。
　　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　それでは、議長から指名いただきましたので、質問いたします。
　　歳出第７款商工費、第１項商工費、第２目商工業振興費、８ページでありますが、こちらにおきます緊急経済対策事業について、お尋ねをしてまいります。
　　総額予算１億9,600万。支援金としては１億9,386万円ということで、非常に大きな金額、踏み込んでいただいたと拝察しております。
　　今し方内容説明ありましたけれども、この支援金の各メニューなど、詳細をさらにお尋ねをしたいと思います。
○髙橋光男議長　太田経済部長。
○太田　修経済部長　お答えいたします。
　　この度の経済対策につきましては、市内事業者の経営活動を広く支援するため、３つの支援制度を設けたところであります。
　　具体的には、１つ目としてコロナ禍における売上げ減少に対する支援で、今年１月から６月までの６か月間のうち、いずれかの月の売上げが過去３か年のいずれかの同月と比較し、20％以上減少した個人事業主や中小企業に対し、その差額分を支給してまいります。また、支援額の上限は、個人事業主が10万円、法人については年間の売上高に応じ、10万円から30万円としております。
　　２つ目については、燃料費等の高騰に対する支援で、市内事業者を対象に、今年１月から６月までに支払ったガソリン、灯油代等における合計額の20％、電気、ガスこれらの料金における合計額の５％を支援するものであり、上限額は売上げ減少に対する支援と同額としております。
　　そして３つ目といたしましては、特に燃料費高騰の影響を大きく受けている運輸関連事業者に対する支援であり、市内事業者のうち貨物運送、貸切りバス、タクシー、さらには代行業者等を対象として支援するものであります。支援額については、大型トラック及び貸切りバスが１台当たり３万円。それ以外の車両については２万円を給付することとしております。
　　なお、ただ今申し上げました３つの制度でありますが、売上げ減少に対する支援金の申請者は、今申し上げた２つの燃料費高騰対策事業のうち、いずれか一つの支援と併せて申請することができるものとしておりますので、ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　答弁承知しました。
　　様々、他の自治体でも、この物価、燃料費高騰対策、予算化されている報道もありますけれども、私はこのやり方は非常に必要な方に必要な支援が行き渡ると思って、今聞いているところでありました。
　　燃料費高騰に対する給付額、２番目のメニューということでご説明ありましたけれども、ガソリン、灯油代の合計額が20％、電気、ガスの合計額が５％ということで、支援金を給付していくんだということでありますけども、この数字の算定根拠、これを伺いたいと思います。
○髙橋光男議長　太田経済部長。
○太田　修経済部長　お答えいたします。
　　資源エネルギー庁及び一般財団法人日本エネルギー研究所等で公表している、本県の各小売価格の実績値に基づき、過去３か年の平均に対する、今年１月から６月の増加率を参考に決定したところでありますので、よろしくお願いいたします。
○髙橋光男議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　承知しました。
　　資源エネルギー庁の資料等、きちんとこの根拠を持って、今、算定されている数字だという説明でありました。
　　この数字、また事業所の今の範囲の説明を受けたところであります。大変多くの方が、事業所が対象となるのではないかなと、今聞いて思うところでありますが、想定されている対象事業者数、どの程度見込んでいるのか伺いたいと思います。
○髙橋光男議長　太田経済部長。
○太田　修経済部長　お答えいたします。
　　直近の経済センサスを基に、個人事業主が約800、法人が約1,000程度として、おおよそ1,800事業所を対象と見込んでいるところであります。
　　運輸事業者の車両台数については、関係団体からの聴取やこれまでの支援実績などにより、トラック約400台、バス、タクシー、代行を合わせて70台の計470台を対象と見込んでいるところでありますので、ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　約1,800事業所を対象と見込んでいるということと、車両台数約470台ということで、大変多くの事業所の方、対象となる車両、改めて今伺って、大変大きな効果を期待するものでありますが、きちんと申請いただいて、そして対象となるところにこの支援金が行き渡ることが必要だと思いますし、多くの数が見込まれているということで、この申請方法、こういったところへの配慮が私は必要かなと、このように今聞いて思いました。
　　こういった点について、どのように考えているか方針を伺いたいと思います。
○髙橋光男議長　太田経済部長。
○太田　修経済部長　お答えいたします。
　　申請は従来の紙ベースの申請のほかに、ウェブでの申請も可能とする方向で調整を進めております。
　　受給を希望する支援金ごとに、売上げや各種料金の支払い実績などを証明する書類の添付が必要となりますが、売上げ減少や運輸関連事業者に対する支援については、同時期に県が実施する支援制度に該当する事業者もいるものと思われることから、県の交付決定通知等をもって確認書類を省略することなどにより、申請者と市双方の事務の簡略化に努めてまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○髙橋光男議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　承知しました。
　　負担軽減、ウェブでも申請できるようにしますよということでありますし、今、県議会６月定例会にこの同趣旨の新たな県の予算も提出されているようでありますけども、その決定通知書を基にするなど、できるだけ簡略化、省略化していきたいということでご説明、答弁ありました。
　　ぜひ、この点、今回単純な支援金の申請フォームではないと思いますので、ぜひ丁寧に説明をいただくなど、この必要な方にきちんとこの支援が行き渡ることが私は重要だと思いますので、この申請に係る負担についても、できるだけ軽減いただけるように検討いただきたいなと、要望いたします。
　　これ、事業者の皆さん、どのような形で今後、新たな支援金、周知していくのか。これ重要なところになると思いますので、周知方法について伺いたいと思います。
○髙橋光男議長　太田経済部長。
○太田　修経済部長　お答えいたします。
　　本支援の実効性を高めるため、市報やホームページ等に加え、商工会や関係する団体などを通じて広く周知を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　市報、ホームページそして商工会はじめとする関係団体通じて周知していくと、ぜひここを、この周知をきちんとしていただくことで執行率が上がって、必要な事業者の方にこの支援金が行き渡っていくと思いますので、ぜひこの点をお願いしたいなと思います。
　　特に今回、貨物運送事業者、本市での支援は初めてのケースになると、私は記憶しています。トラック事業者で構成する公益社団法人山形県トラック協会内陸支部から市長に対して要望があったとも伺っています。ぜひ、このトラック協会をはじめ、関係の業種の団体さんを通じて、こういう東根では、物価高騰対策の制度をつくりましたよと、ぜひ該当の皆さんが遠慮なく相談してください、申請してくださいというところの強化をお願いしたいなと、徹底をお願いしたいなと思います。
　　また、あわせまして、今後の経済情勢、まだまだ不透明であります。円安も98年来の高い水準となっていて、不安感、不透明感、漂っている状況です。スタグフレーションと呼ばれる景気の低迷に、この物価の上昇という最悪な状況も想定されることから、ぜひ今後、物価高騰が続くようであれば、さらなる東根市としての独自の経済対策をお願いしたいと思います。
　　今回、約２億円の予算を編成していただきましたけれども、そのうち3,000万を超える金額、一般財源で単費として踏み込んでいただいています。ぜひ東根市として工業出荷高トップクラスの自治体として、こういった事業者支援にさらに強化をお願いして、私の質問を終わります。
○髙橋光男議長　以上で、ご了承願います。
　　ほかにご質疑ありませんか。
　　７番植松　宏議員。
○７番（植松　宏議員）　議案書の６ページ、３歳出、第３款民生費、第２項の児童福祉費についてお伺いします。
　　内容は、保育事業者等物価高騰対策緊急支援事業についてであります。はじめに、この事業の内容についてもう少し詳しいご説明をお願いしたいと思います。
○髙橋光男議長　鈴木健康福祉部長。
○鈴木敬一健康福祉部長　お答えいたします。
　　保育事業者等物価高騰対策緊急支援事業につきましては、コロナ禍やウクライナ情勢等の影響によって物価が高騰する中、保育の質の維持、向上を図るため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、保育事業者等にかかり増しする経費を補助するものであります。
　　事業は２つございますが、１つ目に食材料費支援といたしまして、保護者の給食実費負担額を増額しないことを条件に、令和４年６月から令和５年２月までの食材料費、いわゆる副食費でございます。おかず代、おやつ代がこれに該当いたしますが、この高騰分について対前年度比12％を上限に補助するものであります。
　　２つ目であります。これは、園外活動支援といたしまして、遠足等の園外活動を行う際、密を防ぐために、通常よりもバスを多く手配しなければならないなど、かかり増しする経費について１施設当たり、上限20万を１回限り補助するものであります。
　　ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　７番植松　宏議員。
○７番（植松　宏議員）　ありがとうございます。大体、概要を了解いたしました。
　　実際、この事業の対象となる施設といいますか、その範囲というのは、どういった内容になるんでしょうか。
○髙橋光男議長　鈴木健康福祉部長。
○鈴木敬一健康福祉部長　お答えいたします。
　　全ての児童福祉施設、具体的に申しますと、認可保育所、認定こども園、小規模保育事業所、届出保育事業所、事業所内保育事業所、企業主導型保育施設、さらには福祉サービスを提供していただいております、児童発達支援事業所、これに加えまして、幼稚園が対象になります。
　　また、市直営の施設についても、食材料費支援といたしまして、賄材料費の増額分を計上しているところであります。
　　なお、本事業は、急激な物価上昇による影響を緩和することによって、事業者だけでなく、保護者の負担が増えないようにすることも、また目的でありますので、市外の施設の利用者や直接給食事業者と保護者が契約している場合等で給食実費負担額の値上げが行われた場合は、保護者から申請していただき、値上げ前の金額との差額を補助することにしております。
　　このように、公平性を確保できるよう、対象となる範囲を定めたところでありますので、ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　７番植松　宏議員。
○７番（植松　宏議員）　市外の施設利用者も対象にして補助していただくということで、大変ありがたい制度かなと思いました。
　　先ほどの概要の説明の中で、上限額12％に算定したというお話がありましたが、この12％とした根拠というのは、何かあるんでしょうか。お願いします。
○髙橋光男議長　鈴木健康福祉部長。
○鈴木敬一健康福祉部長　お答えいたします。
　　４月における生鮮食品の消費者物価指数は、対前年度比で約12％上昇しているところであります。
　　また、６月１日に発表された民間の価格改定動向調査では、今後食品１万品目以上の値上げが見込まれ、原材料費以外にも原油価格の上昇から包装資材やペットボトル容器などのコスト上昇も影響し、その値上げ幅は平均13％になるとの見通しが示されたところであります。
　　こうしたデータ等を参考に、今後も上昇傾向が続くものと見込み、上限額を12％としたところであります。ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長　７番植松　宏議員。
○７番（植松　宏議員）　消費者物価指数の値上がり分12％が根拠だということで、了解いたしました。
　　いずれ保育事業者にかかっている物価値上げ、これを的確に反映して対応していただいたということで、感謝申し上げたいと思います。
　　以上で、質問は終わります。
○髙橋光男議長　以上で、ご了承願います。
　　ほかに、ご質疑ありませんか。
　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０６分　休　憩

　　　午前１１時０６分　開　議

○髙橋光男議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。
　　次に議第51号に対する討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
　　これから議第51号　令和４年度東根市一般会計補正予算（第２号）について採決をします。
　　議第51号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、議第51号は原案のとおり可決されました。

　　◎発議第５号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する意見書の提出について

○髙橋光男議長　次に、日程第16　発議第５号を議題とします。
　　はじめに、発議第５号の委員会発議について経済建設常任委員長に提案理由の説明を求めます。
　　経済建設常任委員長、12番原田利光議員。
　　　〔原田利光経済建設常任委員長　登壇〕
○原田利光経済建設常任委員長　議長の指名により、発議第５号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。
　　先ほど、採択いただきました、請願第８号の内容につきまして、地方自治法第99条の規定により、政府関係機関に対し、意見書の提出を行うものであります。
　　意見書の文案については、別紙配付のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。
　　何とぞご理解を賜り、原案のとおりご可決くださいますよう、よろしく申し上げます。
　　提案理由の説明を終わります。
○髙橋光男議長　以上で、提案理由の説明を終わります。
　　ただ今、議題となっております発議第５号については、会議規則第37条第２項の規定により、委員会に付託しませんので、ご了承願います。
　　これから、発議第５号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時１０分　休　憩

　　　午前１１時１０分　開　議

○髙橋光男議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。
　　次に、発議第５号についての討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
　　これから発議第５号　令和４年度水田活用の直接支払交付金の見直しに関する意見書の提出について採決をします。
　　発議第５号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○髙橋光男議長　異議なしと認めます。よって、発議第５号は原案のとおり可決されました。
　　以上で、本日の日程は、全部終了しました。

　　◎市長あいさつ

○髙橋光男議長　ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。
　　土田市長。
　　　〔土田正剛市長　登壇〕
○土田正剛市長　第２回定例会の終了に際しまして、一言御礼を申し上げます。
　　本定例会に提案いたしました議案につきましては、慎重にご審議を賜り、全議案ともご承認、ご可決、ご同意をいただき、誠にありがとうございます。
　　審議の中でいただきましたご提案、あるいはご意見等につきましては、真摯に耳を傾け、今後の市政運営に資してまいりたいと考えております。
　　さて、本定例会は私の６期目における最後の定例会となるわけであります。
　　顧みますと、私が市長就任以来、時代の趨勢に合致した様々な先駆的施策を展開し、住みよさランキング2021北海道・東北ブロックでの第１位獲得など、目に見える形で市民の皆様の負託に応えてまいりました。
　　本市はこの24年間で、劇的に変貌を遂げ、今では県内で最も元気と勢いのあるまちと評価されるまでになったことは、誠に感慨深いものがあります。
　　この24年間の総括については、先の第１回定例会で答弁いたしましたので、ここでは６期目の４年間における特徴的な施策について申し上げたいと思います。
　　はじめに、ゼロカーボンシティへの表明であります。本市はこれまで、環境ISO14001の認証取得をはじめとして、環境問題に率先して取り組んでまいりました。しかし、温暖化の影響は世界規模で深刻化している状況にあることから、環境先進都市としてさらなる高みを目指す必要があると考え、令和２年１月、県内自治体で初めて表明したものであります。
　　また、私はこうした動きが、県全体に広がるよう他自治体に取組を呼びかけ、今や県を含む県内16の自治体が私の考えに賛同し、その表明を行っているところであります。
　　次に、安全・安心なまちづくりのさらなる推進であります。近年、頻発する自然災害に対しては、常日頃からの備えが重要であり、市民の生命と財産を守り、安心して暮らすことができるよう、危機管理室の創設をはじめとして、様々な防災対策に努めてまいりました。
　　また、本市に大きな被害をもたらした、令和２年７月豪雨を教訓として、東根市西部防災センターの設置をいち早く判断し、迅速かつ円滑な整備に努め、間もなく竣工の運びとなったことはご案内のとおりであります。これにより、本市の防災力は飛躍的に高まるものと考えております。
　　最後に、教育と子育て支援の一層の充実であります。私が究極の子育て支援と位置付け、政治生命をかけ、誘致に成功した東桜学館の開校から６年が経過しました。今年３月、中学校の入学生が初めて高校の卒業を迎えましたが、国内最高峰の大学をはじめ、難関大学に進学するなどの大きな成果を上げることができ、感無量の思いであります。
　　また、教育環境については、令和２年度、他の自治体に先駆けて１人１台の学習用端末や、高速大容量ネットワークの整備を完了いたしました。これは、私が全国公立学校施設整備期成会会長として、国に対し行った要請活動が実を結んだものであります。
　　子育て支援については、トップランナーとしての取組をさらに推し進めるべく、令和元年度から子育て応援新５つ星事業を実施いたしました。
　　また、県内自治体では先駆的な医療的ケア児の受入れなど、多様化する保育ニーズに対応した、ひがしねこども園の整備などにより、子育て環境はさらに充実し、本市の魅力は一層高まっていると感じております。
　　この４年間においては、未だ収束していない、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめとして、様々な困難もありました。しかし、これらの困難に直面しながらも、市民の目線に立った、先進性かつ特色ある施策を次々と展開し、私がかじ取りを任されてからの本市の勢いをこれまで同様、止めることなく、より豊かなまちへと前進させることができたと自負しております。
　　さらに本市が未来に向けて持続的に発展していくためには、まだまだ乗り越えていかなければならない課題が山積しております。
　　特に、これまでも申し上げているとおり、国道48号のバイパス化、北村山公立病院の建て替え、旧神町小学校の跡地利用については、本市をさらなる高みに導くために、必要不可欠なものであります。
　　市政を預かる上での要諦は、次代を展望する力、課題解決に向けた有言実行、そして結果を生み出す突破力であります。
　　今後もこうした市政により、３つの大きな課題への対応をはじめとして、様々な施策を実行する所存であり、50年後、100年後も輝き続ける東根市を実現するべく、この身をささげ、市民の幸せのため、市政に邁進していく決意を新たにしたところであります。
　　結びに、これまでの６期24年間の任期中に議員の方々をはじめ、多くの皆様からいただきました叱咤激励に心から感謝を申し上げますとともに、この議場におきまして、再び皆様方と議論できる機会があらんことを念願いたしまして、御礼のご挨拶といたします。
　　ここで、今の追加議案にもありましたとおり、今やロシアによるウクライナ侵攻が長期化する懸念もあるわけであります。そして、アメリカでは再び0.75％の利上げを決断したと、今日喧伝されているのであります。
　　いろんな、そういうウクライナ侵攻などをはじめとして、世界は物価高に悩んでおります。もちろん、日本も例外ではありません。そのような中におきまして、各種施策に今国では新たな施策を、各自治体を通して推し進めようとしているわけであります。
　　ただ今、追加議案の中にもありましたとおり、今からいろんな意味で各国の施策が生活困窮者をはじめ、あるいは事業者、そのような中で市が誤りなきように、かつ正確に国の施策を支給していかなければならない責務があるわけであります。
　　最近、山口県阿武町の誤送金の問題、そして最近では葛飾区で認可保育所の支援に対しまして、これは区独自の施策でありますけれども、４年間で約５億円の誤給付をやってしまったという報道もされているわけであります。
　　最近そういった、各自治体の誤給付、あるいは誤送金問題、そういうものが度々頻発しているのであります。ゆめゆめ私どもの東根市の行政がそのようなことをもちろんやってはいけないわけでありますけれども、他山の石としてしっかりとこの度のいろんな送付に対しましては、自らを律し、ゆめゆめ誤送、誤給などのことがないように、東根市の行政が市民との間で信頼関係が生まれてこその行政であります。
　　そういう意味でも、どうか、行政の担当職員、部課長、皆さん方が、阿武町、葛飾区の例を他山の石として今後信頼される行政を展開していただきたい。このことを申し上げさせていただいて、６月定例会閉会に当たっての、私の所感を述べて挨拶とする次第であります。ありがとうございました。
○髙橋光男議長　ここで、私からも一言ご挨拶を申し上げます。
　　今期定例会に提案されました多くの重要議案については、慎重に審議がなされ、全ての議案を議決いたしました。
　　皆さんのご協力に対し、心から感謝を申し上げます。
　　また、執行部におかれましては、各議員から出されました意見や要望などを尊重し、的確な市政運営をお願い申し上げます。

　　◎閉　　　　　会

○髙橋光男議長　これで、令和４年東根市議会第２回定例会を閉会します。
　　ご苦労さまでした。

　　　午前１１時２４分　閉　会