令和4年3月17日 午前10時00分 開 議
細 矢 俊 博 予算特別委員長 高 橋 弓 嗣 副委員長
◎出席委員(17名)
1番 齋 藤 俊 一 郎 委員 2番 高 橋 弓 嗣 委員
3番 滝 口 公 一 委員 4番 元 木 十 四 男 委員
5番 東 海 林 克 彦 委員 6番 三 宅 一 人 委員
7番 植 松 宏 委員 8番 片 桐 勝 寿 委員
9番 山 科 幸 子 委員 10番 高 橋 鉄 夫 委員
11番 河 村 豊 委員 12番 原 田 利 光 委員
13番 細 矢 俊 博 委員 14番 浅 野 目 幸 一 委員
15番 佐 藤 直 委員 16番 清 野 忠 利 委員
17番 白 井 健 道 委員
◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
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土 田 正 剛
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市 長
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元 木 正 史
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教 育 長
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小 野 正 敬
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選挙管理委員会
委 員 長
職務代理者
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古 谷 利 明
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代表監査委員
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菅 原 繁 治
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農業委員会会長
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芦 野 耕 司
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副 市 長
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高 橋 重 俊
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総 務 部 長
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半 田 薫
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市民生活部長
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鈴 木 敬 一
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健康福祉部長
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石 垣 有 一
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経 済 部 長
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小 松 伸一郎
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建 設 部 長
兼 水 道 部 長
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深 瀬 弘 之
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会計管理者
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佐 藤 明 彦
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消 防 長
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佐 藤 慎 司
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教 育 次 長
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青 柳 昇
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総合政策課長
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安 達 利 也
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庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
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岡 田 光 弘
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財 政 課 長
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井 澤 志都香
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監 査 委 員
事 務 局 長
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岡 田 正 樹
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農 業 委 員 会
事 務 局 長
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◎事務局職員出席者職氏名
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太 田 修
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事 務 局 長
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菅 井 美奈子
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事務局長補佐
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森 谷 賢 司
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議事係長
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黒 坂 育 実
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主 任
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井 上 雄 貴
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副主任
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井 上 正 宏
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兼 務 書 記
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辻 村 充
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兼 務 書 記
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◎本日審査した案件
議第20号 令和4年度東根市一般会計予算
議第21号 令和4年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第22号 令和4年度東根市東根財産区特別会計予算
議第23号 令和4年度東根市介護保険特別会計予算
議第24号 令和4年度東根市市営墓地特別会計予算
議第25号 令和4年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第26号 令和4年度東根市水道事業会計予算
議第27号 令和4年度東根市工業用水道事業会計予算
議第28号 令和4年度東根市公共下水道事業会計予算
◎開 議
○細矢俊博予算特別委員長 皆さん、おはようございます。
ただ今から予算特別委員会を開会します。本日の会議に欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、委員の出席数は17名で、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
◎議第20号 令和4年度東根市一般会計予算ほか8件
○細矢俊博予算特別委員長 はじめに、予算特別委員会に付託なりました議第20号 令和4年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び第2条から第5条までの質疑につきましては、去る3月8日の本委員会において十分審査が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、質疑を省略することに決しました。
次に、議第20号 令和4年度東根市一般会計予算の歳出の全部及び議第21号から議第28号までの8議案については、去る3月8日の本委員会において、それぞれ所管ごとの分科会に付託して慎重な審査をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。
◎総務文教分科会委員長報告
○細矢俊博予算特別委員長 はじめに、総務文教分科会委員長 8番片桐勝寿委員。
〔片桐勝寿総務文教分科会委員長 登壇〕
○片桐勝寿総務文教分科会委員長 おはようございます。
予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で総務文教分科会に付託されました、令和4年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月9日及び10日の両日、午前10時から第3委員会室において、総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、東根市一般会計予算、第2款総務費について申し上げます。
第1項総務管理費、2目広報広聴費のホームページ管理事業及びSNS情報発信事業についてであります。
市政に関する主たる情報発信手段として、ホームページを運用しておりますが、以前と比べ内容の充実が図られていると実感しております。また、今年度からは、LINE公式アカウントの運用も始まり、新年度はチャットボットやセグメント配信について機能を追加するとのことであります。
委員からは、ホームページ及びLINE公式アカウントの運用について、利用する市民の目線に立った内容とするためには、利用者等の声を幅広く聴くことで必要な情報が盛り込まれているか、使い勝手のよいものになっているかが見えてくるのではないかとの意見がありました。引き続き、不断の見直しに努めていただき、様々な立場にある方々が、必要とする情報を確実に知ることができるような情報提供を要望いたします。
次に、4目財産管理費の庁舎管理事業についてであります。
市庁舎については、建設から30年以上が経過し、目に見えない箇所も含め、継続的なメンテナンスにご尽力いただいているものと思います。新年度は、ようやく庁舎の長寿命化に向けた計画策定経費が計上されており、委託により策定されるとの説明がありました。
委員からは、ただ外部委託するだけではなく、これまで職員が直接維持管理に関わってきた知識や経験を計画に反映させられるよう、委託事業者と連携しながら進めてほしいとの意見がありました。
市庁舎は、日々市民が手続き等に訪れる場所であることは然ることながら、災害時には災害対策の拠点としても活用される場所であるため、確実な点検と長寿命化計画の策定を要望いたします。
次に、5目企画費の定住促進事業についてであります。
本事業は、事業開始以来、利用に当たっての要件や加算制度の見直しを図ることで、本市の人口増加に大きく貢献してきた事業と捉えております。
委員からは、住宅建築に係る材料費が高騰している現状を踏まえ、助成金の基本額の見直しについて意見がありました。
執行部からは、近年は100件以上の申請があり、転入施策として十分なインセンティブがあること、市単独の補助事業であるため、市全体の予算の中でバランスを見た検討が必要であるとの答弁がありました。今後は人口減少が避けて通れない課題となりますが、本市が選ばれる町であり続けられるよう、継続した事業の見直しと魅力発信を要望いたします。
次に、同じく、5目企画費の行政デジタル変革推進事業及び10目情報管理費の情報管理事業についてであります。
コロナ禍において、様々な場面で急速なデジタル化が進む一方で、行政のデジタル化の後れが浮き彫りになったと捉えております。
新年度は、庁内のデジタル化に向けて、行政デジタル変革推進事業においては、AI−OCRの導入など、情報管理事業においては、政府が2025年までの導入を目指す、標準システムへの移行に向けた調査を予定しているとのことであります。このデジタル化の取組により、事務に係る職員の負担軽減と市民サービスの向上について期待するとともに、職員のデジタルスキルが向上するような取組を要望いたします。
次に、14目災害防災対策費の地域防災事業についてであります。
自然災害の多発化、激甚化が叫ばれる中、災害が少ないとされていた本市においても、令和2年7月豪雨を契機に、地域において災害に対する意識の高まりが感じられます。新年度は、本郷児童センターを防災備蓄倉庫として活用するための予算が計上されているとのことであります。
委員からは、防災備蓄に関する基本的な考え方、分散して備蓄する箇所が増える中での運用方法、流通備蓄との連携などについて質疑がありました。
執行部からは、備蓄の規模は、市地域防災計画に定める被害想定を参考に備えている、市の備蓄は個人の備蓄を補完するものであり、民間企業との協定に基づき流通備蓄を考慮した計画としているなどの答弁があり、分散備蓄の管理についても、新年度において研究していきたいとのことであります。言うまでもなく、防災は日頃の備えが肝要であるため、その重要性の認識のもと、自助、共助に向けた啓発と支援、公助の充実を要望いたします。
次に、第9款消防費について申し上げます。
第1項消防費、1目常備消防費、消防庁舎整備等事業についてであります。
本市初のPFI事業として整備をし、平成19年4月から供用を開始した消防庁舎が、今年度をもって、その事業期間が終了いたします。新年度からは直営での管理となり、建物と設備の保守、清掃について、委託を予定しているとのことであります。
委員からは、PFI事業による15年間の実績に基づく、今後の維持管理について質疑がありました。
執行部からは、修繕箇所の情報や維持管理に向けた計画の提出による引継ぎをもって、事業終了との答弁がありました。市民にとっても、また、消防職員にとっても欠かすことができない施設であり、長寿命化に向けた維持管理を要望いたします。
次に、第10款教育費について申し上げます。
第2項小学校費、1目学校管理費、小学校管理事業及び第3項中学校費、1目学校管理費、中学校管理事業についてであります。
今年度から、全小中学校に導入した校務支援システムのリースに係る予算について、新年度も継続して計上しているとのことであります。
委員からは、実際に多忙解消につながっているのか、システム導入による効果などについて質疑がありました。
執行部からは、学校からも大変使いやすく、業務の負担軽減につながっていると評価を得ており、教員の働き方改革の一助になっているとの答弁がありました。この校務支援システムの導入にとどまらず、教員の働き方改革に向けた継続した検討を要望いたします。
次に、第2項小学校費、2目教育振興費、小学校ICT教育推進事業及び第3項中学校費、2目教育振興費、中学校ICT教育推進事業についてであります。
GIGAスクール構想に基づき、環境が整備され、導入された端末を活用した事業が開始されております。
委員からは、今後のさらなる構想の推進に当たり、特に電子黒板の導入に係る質疑がありました。新年度は、リースアップした電子黒板1台を買い取る予算について計上しているとの説明がありました。
小中学校全校の全教室に配置する場合の試算結果として、多額の予算を要するとのことでありますが、学習環境のさらなる充実に向け、早期設置を要望いたします。
以上、意見と要望を付し、付託されました2議案を採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
◎経済建設分科会委員長報告
○細矢俊博予算特別委員長 次に、経済建設分科会委員長 12番原田利光委員。
〔原田利光経済建設分科会委員長 登壇〕
○原田利光経済建設分科会委員長 おはようございます。
予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で経済建設分科会に付託されました、令和4年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月9日及び10日の両日、午前10時から、第1委員会室において経済建設分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、一般会計予算について申し上げます。
2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、ふるさと納税特産品PR事業についてであります。
ふるさと納税については、ウェブサイトを通じた寄附が現在の主流となっており、ウェブサイト上の露出度や人気度を勘案し、8つのサイトを利用しているとのことであります。
委員からは、返礼品における工業製品の取扱いについて質疑がありました。
これに対して、執行部からは、「総務省通達により取扱いを一時見合わせていたが、本市を製造拠点とした工業製品は地場産品と認められることから、昨年度より取扱いを再開しており、工業製品への寄附金件数も延びてきている」との答弁がありました。
さくらんぼを筆頭とした農産物は然ることながら、工業製品等他の返礼品についても、寄附者のニーズを把握しながら、引き続き魅力を高め、工夫を凝らしていただくようお願い申し上げます。
続いて、第6款農林水産業費について申し上げます。
第1項農業費、1目農業委員会費、機構集積支援事業についてであります。
農地台帳、農業地図連携システムについては、農業委員会の窓口に直接出向き、確認する必要があることから、関係機関がリアルタイムで情報を共有できるシステム構築を望む声がありました。農地の貸し借りがスムーズに進むよう、IT化を進めていく上で検討をお願いいたします。
次に、3目農業振興費、農業振興事業についてであります。
収入保険制度の新規加入者に、新たに奨励金を支給するとのことであります。収入保険は、青色申告をしている農業者に加入が限定されていますが、このような制度を導入している自治体は、加入率が伸びる傾向にあり、パンフレット等を活用し周知に努めたいとの説明がありました。
収入保険は、昨今、頻発する災害対策として非常に有効な手だてであります。加入対象外となる農業者に対しても青色申告を行い、収入保険へ加入することのメリットを十分に周知していただきますよう要望いたします。
次に、3目農業振興費、人・農地プラン推進事業及び果樹王国HIGASHINEみらいづくり事業についてであります。
農家の高齢化や担い手不足、耕作放棄地等については、本市においても喫緊の課題となっております。担い手の確保につながる地域おこし協力隊募集を予定しているとのこと、また、今後の農地について、人・農地プランを中心に、地域の農家の意向を反映した話し合いを進めていくことであります。
委員からは、「地域おこし協力隊員複数名の採用を検討してほしい」「地域の意向が最も重要である。各地域の進捗状況を踏まえ、協議を進むよう働きかけを行ってほしい」との意見や「中山間地域を維持していくために、国の補助金や本市の資源を活用した新たな取組を検討しては」という意見がありました。課題解決と農業振興に効果的な事業展開となることを期待いたします。
続いて、第7款商工費について申し上げます。
第1項商工費、2目商工業振興費、さくらんぼ東根商品券購入助成事業についてであります。
本年度実施しましたグルメクーポン同様、新しい生活様式に対応し、QRコードによる決済システムを予定しているとのことであります。
委員からは、「スマートフォン専用アプリや商品券カードでの決済は端数までの支払いが可能となり、大変使い勝手がよい」と意見がありました。
一方、商品券の販売額について、「販売額を固定せず購入する方の財力に応じて、柔軟な設定を検討してほしい」との意見もありました。QRコードの管理上の問題もあるとのことですが、販売者、購入者双方のニーズに沿った方策の検討をお願いいたします。
続いて、第8款土木費について申し上げます。
第2項道路橋りょう費、2目道路維持費、市道除排雪事業についてであります。
今季も昨年同様、例年以上の降雪となり、当初予算を大きく上回る除排雪経費を要しております。
委員からは、「当初予算の見直しが必要では」という意見があり、執行部からは、「予算が不足する場合は適時補正予算で対応している。当初予算の見直しについては、実施状況を考慮しながら、慎重に検討していきたい」との答弁がありました。
今年度より、導入された除雪システムについては、除雪状況との問い合わせへの対応の迅速化や事務処理の効果を図られたほか、作業と回送の区分が明確になったとの説明がありました。今後、さらなる効果的な運用を期待いたします。
除雪システムのより有効な活用とともに、雪押場の確保や高齢者世帯の間口除雪について、引き続き地域と連携し細やかな対応をお願いいたします。あわせて、除雪機械のオペレーターの確保、技術向上への支援の検討も要望いたします。
次に、5目道路関連施設整備費の、道の駅整備事業について申し上げます。
道の駅整備に向けて、基本計画を策定する予算が計上されております。
委員からは、「災害が多発する中、防災機能を有した道の駅は安心の1つとなる。有事の際に役立つ施設となるよう、充電設備の充実なども検討してほしい」との意見や「周辺に産直施設、屋外遊戯施設等もあるため、道の駅が整備されることにより1日楽しめる環境が整うのでは」と、集客に期待を寄せる声がありました。基本計画の策定に当たっては、他自治体の先進事例を研究しながら十分な調査を行い、よりよい施設整備に努めていただきますよう要望いたします。
続きまして、水道事業会計予算について申し上げます。
老朽管の更新においては、配水管及び支管についても丁重な確認を行い、計画的に作業に当たっていただきたいとの要望がありました。引き続き市民が安心して水道を利用できるよう、安定供給に努められることを望みます。
次に、工業用水道事業会計予算について申し上げます。
令和4年度より受水企業が1社増加し、13社での運営を行うとの説明がありました。引き続き事業の健全経営をお願いいたします。
最後に、公共下水道事業会計予算について申し上げます。
第8期計画も2年目となり、汚水事業から雨水事業に重点を置いた計画を進めていくとのことであります。
委員からは、民間開発などに伴う事業認可区域外の下水道整備について質疑がありました。
執行部からは、「維持管理や採算性を考慮し、整備を行っていく」との答弁がありました。今後とも計画的に事業を推進していただくようお願い申し上げます。
また、令和4年度は下水道課と水道課の統合により、新たな上下水道課が設置されます。窓口の一本化による市民の利便性の向上、併せて、申請手続きにおける確認体制の強化も図っていただくよう要望いたします。
以上、意見と要望を付し、付託されました4議案を採択した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、経済建設分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
◎厚生分科会委員長報告
○細矢俊博予算特別委員長 次に、厚生分科会委員長 5番東海林克彦委員。
〔東海林克彦厚生分科会委員長 登壇〕
○東海林克彦厚生分科会委員長 おはようございます。
予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で厚生分科会に付託されました、令和4年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本分科会に付託されました案件を審査するため、3月9日及び10日の両日、午前10時から、第4委員会室において厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、一般会計予算について申し上げます。
第2款総務費、第1項総務管理費、11目市民生活費のうち、消費者行政事業について申し上げます。
消費者トラブルの防止、相談窓口の充実化を図るため、消費生活センターの運営や無料弁護士相談を実施する事業であります。
委員からは、4月1日以降、民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられることに伴い、消費者被害の拡大が危惧されていることから、対象となる者に対して周知徹底を行っていくべきとの意見が出されました。
現在、市内各学校への消費生活に関する教材の貸出しや出前講座を実施しており、また今度は、市報への掲載も予定されていることでありますので、これからも引き続き相談体制の充実をお願いいたします。
次に、11目市民生活費のうち、安全安心なまちづくり事業についてであります。
本事業は、犯罪のない明るいまちづくりの推進を目的として、公衆街路灯や防犯カメラなどの設置等を行う事業であります。現在、街路灯の新設や改修については、地域や各団体に対して必要な支援を行っているとのことでありました。
委員からは、老朽化が進んでいる箇所のほか、こども園や学校付近の文教エリアなど、改修や設置の緊急性が高い箇所については、地域の事情も勘案した上で、多角的かつ柔軟な支援をお願いしたいとの要望がありました。今後も市民が安全・安心に過ごせるよう、地域のニーズに寄り添ったまちづくりをお願いいたします。
次に、第3項戸籍住民基本台帳費、1目戸籍住民基本台帳費のうち、個人番号カード交付円滑化事業について申し上げます。
本事業は、「マイナンバーカード交付円滑化計画」に基づき、個人番号カードの交付を推進する事業であります。個人番号カードの交付に当たり、タブレットやモバイル端末を活用した出張申請を、申告期間に合わせて実施するとのことでありました。新年度は、さらに実施箇所を拡大する予定とのことで、個人番号カードのさらなる普及促進に期待いたします。
次に、第3款民生費、第1項社会福祉費、1目社会福祉総務費の民生委員・児童委員活動事業についてであります。
これまで老人福祉相談員として活動を行っていただいておりました民生委員・児童委員のほか、主任児童委員も新たに加えた「地域福祉相談委員」として、幅広く市民の相談、支援、地域活動を新年度から行っていただくものであります。
委員からは、委嘱の範囲を拡大することに伴い、課題解決に向けたスキルアップや共通認識を全員が共有できるよう、行政としてフォローアップをお願いしたいといった意見が出されました。
高齢化、多様化する現代社会において、地域住民一人一人に寄り添いながら課題の解決に向け、今後とも支援の拡充をお願いいたします。
次に、6目老人福祉費、いきいきサロン推進事業についてであります。
本事業は、高齢者の生きがいづくりや介護予防を目的とし、サロン活動に係る経費の一部を助成するものです。
委員からは、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、現状、サロン数や活動回数が減少しておりますが、アフターコロナを見据え、存続に向けしっかりと補助を行っていただきたいとの要望がありました。今後とも地域の高齢者が気軽に集まり交流ができるサロンの存続に向け、フォローアップをお願いいたします。
次に、第4款衛生費、第1項保健衛生費、1目保健衛生総務費の食育推進事業についてであります。
「第2次東根市食育・地産地消計画」の策定に向け、現状の課題である「親世代への浸透」に力を入れていくとのことでありました。コロナ禍において、食育に関する体験機会の確保や学校給食を通じた学習が大変難しい中ではありますが、今後とも食育の推進に向け、様々な取組を行っていただきますようお願いいたします。
次に、特別会計について申し上げます。
はじめに、国民健康保険特別会計予算についてであります。
国民健康保険の被保険者は、年々減少しておりますが、その一方で、高齢者層は増加しております。また、医療技術の進歩、高度化による影響で、医療費も増加の一途をたどっており、国民健康保険税の税率改定など、今後、さらに被保険者への負担増大が懸念されます。医療費抑制、市民の方の健康増進のためにも、各種健診の受診率の向上、生活習慣病の予防に一層努めていただくとともに、引き続き県と連携し、健全な財政運営をお願いします。
次に、介護保険特別会計予算について申し上げます。
介護サービス基盤の充実や、地域包括ケアシステムの連携強化などを基本目標に掲げた第8期介護保険事業計画のもと、新年度は、新たな施設整備等が進められていきます。高齢化の進行に伴い、介護サービスの事業も増加しておりますが、住み慣れた地域で自立して生活し充実した暮らしを送るためにも、地域に密着した介護予防や重度化防止、自立度向上の支援は大変重要な事業であります。今後とも地域、関係機関と一体となり、支援の充実、強化を図っていただきますようお願いいたします。
次に、市営墓地特別会計予算について申し上げます。
新年度は、需用費の中において、新たに公衆トイレの修繕に係る予算が組み込まれ、適正な市営墓地の維持管理に努めていくとのことでありました。引き続き市営墓地周辺の環境整備を行っていただくとともに、多様化する墓地の在り方に対応していくために、需要調査の結果等も踏まえた市民の希望に沿った運営を図っていただきたいと考えます。
最後に、後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。
国民健康保険同様、医療費が増加しておりますが、団塊の世代の全ての人が75歳となり、後期高齢者医療制度へ移行した際には、さらに医療費が増加し、後期高齢者医療制度に深刻な影響を及ぼすことが予測されます。医療費抑制により、効果的な対策を講じるべく、先進優良事例の調査研究をお願いするとともに、広域連合と連携し、安定した財政運営を望みます。
以上、意見と要望を付し、付託されました5議案を採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、厚生分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
○細矢俊博予算特別委員長 以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
これから、各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
これから、採決を行います。
はじめに、議第20号 令和4年度東根市一般会計予算について採決をします。
本予算の歳入及び第2条から第5条までは、議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については、各分科会に付託して審査を願った結果、各分科会委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものであります。
議第20号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第21号 令和4年度東根市国民健康保険特別会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第21号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第21号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第22号 令和4年度東根市東根財産区特別会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第22号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第22号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第23号 令和4年度東根市介護保険特別会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第23号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第23号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第24号 令和4年度東根市市営墓地特別会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第24号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第24号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第25号 令和4年度東根市後期高齢者医療特別会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第25号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第25号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第26号 令和4年度東根市水道事業会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第26号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第26号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第27号 令和4年度東根市工業用水道事業会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第27号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第27号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第28号 令和4年度東根市公共下水道事業会計予算について採決をします。
本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第28号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第28号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
◎閉 会
○細矢俊博予算特別委員長 以上で、予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
なお、本会議における予算特別委員会の審査の経過及び結果についての報告ですが、申合せにより、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については、各分科会委員長報告を本会議における予算特別委員長の報告に代えさせていただきますので、ご了承願います。
次に、執行部に申し上げます。
予算の審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いいたします。
これで、予算特別委員会を閉会します。ご苦労さまでした。
午前10時47分 閉 会