令和3年12月9日 午前10時00分 開 議

      髙  橋  光  男 議長       白  井  健  道 副議長

◎出席議員(18名)
 1番   齋  藤  俊 一 郎 議員       2番   高  橋  弓  嗣 議員
 3番   滝  口  公  一 議員       4番   元  木  十 四 男 議員
 5番   東 海 林  克  彦 議員       6番   三  宅  一  人 議員
 7番   植  松     宏 議員       8番   片  桐  勝  寿 議員
 9番   山  科  幸  子 議員      10番   高  橋  鉄  夫 議員
11番   河  村     豊 議員      12番   原  田  利  光 議員
13番   細  矢  俊  博 議員      14番   浅 野 目  幸  一 議員
15番   佐  藤     直 議員      16番   清  野  忠  利 議員
17番   白  井  健  道 議員      18番   髙  橋  光  男 議員

◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

元 木 正 史
教  育  長
古 谷 利 明
代表監査委員

菅 原 繁 治
農業委員会会長
芦 野 耕 司
副  市  長

高 橋 重 俊
総 務 部 長
半 田   薫
市民生活部長

鈴 木 敬 一
健康福祉部長
石 垣 有 一
経 済 部 長

小 松 伸一郎
建 設 部 長
兼 水 道 部 長
深 瀬 弘 之
会計管理者

佐 藤 明 彦
消  防  長
佐 藤 慎 司
教 育 次 長

青 柳   昇
総合政策課長
安 達 利 也
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長

岡 田 光 弘
財 政 課 長
井 澤 志都香
監 査 委 員
事 務 局 長

岡 田 正 樹
農 業 委 員 会
事 務 局 長







◎事務局職員出席者職氏名
太 田   修
事 務 局 長

菅 井 美奈子
事務局長補佐
森 谷 賢 司
議事係長

黒 坂 育 実
主    任
井 上 雄 貴
副主任

井 上 正 宏
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記



◎議 事 日 程

 議事日程第4号
       令和3年12月9日(木) 午前10時 開 議

日程第 1  議第82号 東根市予防接種健康被害調査委員会条例の設定について
日程第 2  議第86号 東根市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する
             基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 3  議第87号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 4  議第88号 財産の取得について
日程第 5  議第89号 市道路線の認定について
  (総 括 質 疑)
日程第 6  議案の委員会付託
  (散     会)

◎本日の会議に付した事件

 議事日程第4号に同じ。


令和3年東根市議会第4回定例会 総括質疑発言通告書

番 号
質 問 者
質 疑 事 項
要  旨
答 弁 者
片桐 勝寿
議   員
1.議第82号 東根市予防接種健康被害調査委員会条例の設定について

1.本条例の設定は、これまであった要綱の条例化と聞いたが、これまでの実績について伺う。
2.予防接種法による予防接種健康被害救済制度における本市の調査委員会の役割や、救済給付決定までの流れについて伺う。

市   長



  ◎開     議

○髙橋光男議長 皆さん、おはようございます。
  本日の会議に欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
  なお、執行部において、武田選挙管理委員会委員長が都合により欠席となる旨の届出がありましたので、ご了承願います。
  本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。

  ◎総 括 質 疑

○髙橋光男議長 日程第1 議第82号から日程第5 議第89号までの5議案を一括して議題とします。
  これから、ただ今議題となっております5議案について、通告に基づき質疑を行います。
  8番片桐勝寿議員。
○8番(片桐勝寿議員) 8番片桐勝寿です。
  議第82号 東根市予防接種健康被害調査委員会条例の設定について、通告に従い、質疑いたします。
  この度の条例設定における東根市予防接種健康被害調査委員会は、予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときに、市町村により救済給付が行われる、予防接種後健康被害救済制度の中で機能するものと考えます。
  厚生労働省健康局の調べでは、この制度により被害認定された方は昭和52年2月から令和元年末までの約42年間で総数3,419名と公表されております。
  この42年間に予防接種法に基づく予防接種を受けた方は、天文学的な数になると思われるので、その中で、3,419名というのは、非常にまれなケースであると考えられます。
  この度の条例の設定は、東根市予防接種健康被害調査委員会設置要綱の条例化と聞いておりますが、これまでの調査委員会の開催実績について、お伺いいたします。
○髙橋光男議長 鈴木健康福祉部長。
○鈴木敬一健康福祉部長 お答えいたします。
  これまでに調査委員会の開催はございませんでした。
  よろしくお願いいたします。
○髙橋光男議長 8番片桐勝寿議員。
○8番(片桐勝寿議員) ありがとうございます。
  これまで開催の実績がないというお答えでした。本市においてもこれまで数多くの方が予防接種を受けている中で、健康被害を訴える方がおらず、調査委員会を開くこともなかったということは、非常によいことだなと思いました。
  しかし、この新型コロナウイルス感染症の世界的広がり中で、非常に短期間のうちに、国民の1億1,521人が少なくとも1回はコロナワクチンの接種を受け、累計接種回数は1億9,787万8,243回に上るというデータがございます。
  厚生労働省が発表している令和元年度のインフルエンザ予防接種実施者数1,812万2,888名と比較すると、コロナウイルスワクチンの接種者の多さが分かるかと思います。
  さらに、コロナワクチンの3回目の接種も間もなく始まろうとしています。
  また、厚生労働省が積極的な接種の呼びかけを中止していた子宮頸がんワクチンも近く積極的な接種の呼びかけを再開するという動きもございます。
  子宮頸がんワクチンは、2013年4月に定期接種に追加されましたが、体の痛みなどを訴える女性が相次ぎ、積極的な接種の呼びかけを中止したという経緯があります。
  しかし、毎年およそ1万1,000人の女性が子宮頸がんになり、およそ2,800人が亡くなっているという現実、12歳から13歳のワクチン接種で子宮頸がんになるリスクが87%減ったとするイギリスでの研究データを考えると、女性や保護者が積極的に接種を選択できる環境の整備が重要と考えます。
  これらのことからも予防接種後健康被害救済制度は、これまで以上に重要性が増していくと考えます。そこで、被害救済制度における本市の調査委員会の役割や、救済給付決定までの流れについてお伺いいたします。
○髙橋光男議長 鈴木健康福祉部長。
○鈴木敬一健康福祉部長 お答えいたします。
  健康被害救済制度における救済給付の申請につきましては、健康被害を受けた方が予防接種を受けたときに住民登録をしていた市町村に対して行うものであります。
  申請を受けた市町村は、地域の医師の代表、予防接種に係る専門医師、保健所の所長などを構成員とする予防接種健康被害調査委員会に申請内容の調査について諮問し、その調査報告書や必要となる書類を、県を通じて厚生労働省に進達することになっております。
  国では、医療や法律の専門家などで構成される疾病・障害認定審査会の審査を経て、健康被害が予防接種を受けたことによるものかどうかの判断を行います。その結果、予防接種による健康被害であるという認定が行われた場合に、市町村を通して医療費等の救済給付が行われるものでありますので、ご理解をお願いいたします。
○髙橋光男議長 8番片桐勝寿議員。
○8番(片桐勝寿議員) 予防接種健康被害調査委員会の役割、そして救済給付決定までの流れについて了解いたしました。
  この調査委員会は、予防接種により健康被害を訴える方の訴えに最初に向き合い、調査を行う重要な組織体であると考えます。予防接種の副反応による健康被害は、極めてまれだが不可避的に生ずるものなので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するという健康被害救済制度の趣旨にあった運用をお願いしたいと思います。
  また、厚生労働省が平成30年10月に健康被害認定を受けた方の状況について調査した資料がございます。
  被害者救済制度申請時に困ったこととして最も多い49.5%の方が「申請するための書類をそろえるのが大変だった」と回答し、23.8%が「制度があることを知るのに苦労した」「知るまでに時間がかかった」、21.2%が「制度の概要が難しく理解するのに苦労した」「制度について詳しく説明してくれる人がいなかった」と回答しております。
  予防接種の副反応により健康被害が発生すること自体、非常にまれなことではありますが、今回の東根市予防接種健康被害調査委員会条例の設定を機に、市の窓口に健康被害を訴える方が相談に来た場合に、予防接種後健康被害救済制度の中で、担当課としてどのような対応が必要か、相談に来てはいないけれど健康被害に苦しんでいる方がいた場合にどのようにして制度につなげていけるのかといった視点を持って、是非取り組んでいただくことをお願いして、質疑を終わりたいと思います。
○髙橋光男議長 以上でご了承願います。

  ◎議案の委員会付託

○髙橋光男議長 次に、日程第6 議案の委員会付託を議題とします。
  議第82号及び議第86号から議第89号までの5議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をします。


議 案 付 託 表

令和3年第4回定例会

付託委員会
議案番号
件     名
経済建設
常任委員会
議第88号
財産の取得について
議第89号
市道路線の認定について
厚   生
常任委員会
議第82号
東根市予防接種健康被害調査委員会条例の設定について
議第86号
東根市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に
関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第87号
東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について




  ◎散     会

○髙橋光男議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
  本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。

   午前10時09分 散 会