第　３　回　臨　時　会　会　議　録
令和２年８月６日　午前１０時００分　開　会

　　　　　　細　　矢　　俊　　博　議長　　　　　　　髙　　橋　　光　　男　副議長

◎出席議員（１７名）
　１番　　　齋　　藤　　俊一郎　議員　　　　　　　２番　　　高　　橋　　弓　　嗣　議員
　３番　　　滝　　口　　公　　一　議員　　　　　　　４番　　　元　　木　　十四男　議員
　５番　　　東海林　　克　　彦　議員　　　　　　　７番　　　植　　松　　　　　宏　議員
　８番　　　片　　桐　　勝　　寿　議員　　　　　　　９番　　　山　　科　　幸　　子　議員
１０番　　　高　　橋　　鉄　　夫　議員　　　　　　１１番　　　白　　井　　健　　道　議員
１２番　　　河　　村　　　　　豊　議員　　　　　　１３番　　　原　　田　　利　　光　議員
１４番　　　浅野目　　幸　　一　議員　　　　　　１５番　　　佐　　藤　　　　　直　議員
１６番　　　清　　野　　忠　　利　議員　　　　　　１７番　　　髙　　橋　　光　　男　議員
１８番　　　細　　矢　　俊　　博　議員

◎欠席議員　（１名）
　６番　　　三　　宅　　一　　人　議員
◎説明のため出席した者の職氏名
土　田　正　剛
市　　　　　　長

元　木　正　史
教　　育　　長
間木野　多加志
副　　市　　長

芦　野　耕　司
総　務　部　長
半　田　　　薫
市民生活部長

石　垣　和　彦
健康福祉部長
石　垣　有　一
経　済　部　長

小　松　伸一郎
建　設　部　長
佐　藤　慎　司
教　育　次　長

鈴　木　敬　一
総合政策課長
安　達　利　也
庶　務　課　長

岡　田　光　弘
財　政　課　長


◎事務局職員出席者職氏名
高　橋　重　俊
事　務　局　長

菅　井　美奈子
事務局長補佐
森　谷　賢　司
議事係長

齊　藤　晋　平
主　　　　任
黒　坂　育　実
主任

井　上　正　宏
兼　務　書　記
辻　村　　　充
兼　務　書　記



◎議　事　日　程

　議事日程第１号

　　　　　　　令和２年８月６日（木）　午前10時　開　会

日程第  １　　会議録署名議員の指名
日程第  ２　　会期の決定
日程第  ３　　諸般の報告
（議　案　上　程）
日程第  ４　　議第51号　令和２年度東根市一般会計補正予算（第５号）
（説明・質疑・討論・表決）
（閉　　　　　会）

◎本日の会議に付した事件
　議事日程第１号に同じ。



　　◎開　　　　　会

○細矢俊博議長　皆さん、おはようございます。
　　ただいまから、令和２年東根市議会第３回臨時会を開会します。
　　本日の会議に欠席の届け出がありましたのは、６番三宅一人議員です。したがいまして、出席議員の数は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
　　本日の会議は、議事日程第１号によって進めます。

　　◎会議録署名議員の指名

○細矢俊博議長　はじめに、日程第１　会議録署名議員の指名を行います。
　　会議録署名議員には、７番植松　宏議員、８番片桐勝寿議員、９番山科幸子議員。以上、３名を指名します。

　　◎会期の決定

○細矢俊博議長　次に、日程第２　会期の決定を議題とします。
　　本臨時会の会期につきましては、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。
　　議会運営委員長、12番河村　豊議員。
　　　〔河村　豊議会運営委員長　登壇〕
○河村　豊議会運営委員長　おはようございます。
　　議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告を申し上げます。
　　本日招集なりました、第３回臨時会の会期につきましては、去る７月30日午前11時より全員協議会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
　　その結果、会期は本日１日限りとすることに協議なりました。
　　以上で、議会運営委員会における協議の結果についての報告を終わります。
○細矢俊博議長　お諮りします。
　　ただ今の議会運営委員長報告のとおり、会期は、本日１日限りとすることにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長　異議なしと認めます。したがって、会期は本日１日限りとすることに決定しました。

　　◎諸般の報告

○細矢俊博議長　次に、日程第３　諸般の報告を行います。
　　はじめに、監査委員から報告がありました令和２年５月分の例月出納検査結果の報告、各課等に関わる定例監査結果の報告について、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。
　　次に、本臨時会に説明員として出席通知がありました者の職、氏名を一覧表にして配付しておきましたので、ご了承願います。
　　以上で、諸般の報告を終わります。

　　◎議第５１号　令和２年度東根市一般会計補正予算（第５号）

○細矢俊博議長　次に、日程第４　議第51号の１議案を議題とします。これから、提案理由の説明を求めます。
　　土田市長。
〔土田正剛市長　登壇〕
○土田正剛市長　おはようございます。
　　提案理由の説明に先立ちまして、去る７月27日からの大雨に関する被害の状況等についてご報告を申し上げます。
　　はじめに、この度の大雨により被災された皆様に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。
　　27日から降り続いた大雨は、市内の観測地点において、いずれも観測史上最多の降水量となり、28日の早朝に大雨警報、正午過ぎに土砂災害警戒情報と洪水警報が発表されたことに伴い、災害に備えて対応に当たってまいりました。
　　各警報が発表された28日当日は、市民の安全を最優先に考え、東郷・高崎地区の95世帯に対し避難準備・高齢者等避難開始の発令を、大富、小田島、長瀞地区の2,876世帯に対しては避難勧告を行い、合わせて992名が市内の各避難所に避難されたところであります。
　　交通規制につきましては、東北中央自動車道や主要地方道寒河江村山線のほか、市の管理道路である日塔川白水川堤防西線をはじめとする４路線を通行止めにしたところであります。
　　なお、上水道におきましては山形県より給水制限を行うとの通知がありましたが、自己水道を融通することにより、市民生活に影響がないように対応してまいりました。
　　次に、被害の状況について申し上げます。
　　人的被害はありませんでしたが、最上川の下野観測所において観測史上最高水位を観測するなど、水位の上昇が著しく、29日午前２時20分頃に長瀞地区松沢の白水川右岸の堤防が決壊しました。その影響もあり、長瀞地区及び小田島地区の一部において住家25棟、非住家28棟、合計53棟の床上・床下浸水の被害が発生したところであります。
　　そのほか現在調査中ではありますが、水稲や桃、枝豆など収穫前の農作物、畜産関係の施設等にも大きな被害が出ている状況であります。引き続き、状況の把握に努め、国及び県、東根市農協などの関係機関と連携を密にし、被災された市民の生活支援や生産基盤の復旧に向けた対応策を速やかに講じてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
　　なお、避難所開設に当たって、一部では新生活様式いわゆる三密対策を取る過程の上で、一部に三密が伴っていたなということを考えるときに、今後の反省・改善点だなと思った次第であります。
　　それでは、令和２年市議会第３回臨時会に提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。
　　本日提案いたします案件は、補正予算一件であります。
　　議第51号　令和２年度東根市一般会計補正予算（第５号）についてでありますが、第１表　歳入歳出予算補正の歳入では、交付限度額の提示に伴う国の新型コロナウイルス感染症対応、地方創生臨時交付金の増額や、県補助金などの計上を行うものであります。
　　歳出の主なものは、国の特別定額給付金の給付対象となっていない新生児に対する市独自の給付金や、市内医療機関への支援金、商店街組合などが行う消費喚起キャンペーンへの補助金のほか、県との連携事業などを計上するものであります。
　　第２表　債務負担行為補正につきましては、本市独自の特別定額給付金では、令和３年４月１日生まれまでを対象とすることから、債務負担行為の追加を行うものであります。
　　この結果、歳入歳出予算にそれぞれ２億913万9,000円を追加し、予算総額を272億3,812万6,000円とするものであります。
　　以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当課長に説明させますので、ご審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○細矢俊博議長　次に、財政課長に補足説明を求めます。
　　岡田財政課長。
　　　〔岡田光弘財政課長　登壇〕
○岡田光弘財政課長　おはようございます。
　　議長の指示によりまして、補足して説明を申し上げます。
　　ただいま市長より説明がございましたので、私からは事項別明細にてご説明申し上げます。
　　議案書の６ページ、７ページをお願いいたします。
　　歳入になります。歳入につきましては、歳出の財源となりますので、歳出にてご説明申し上げますが、16款２項１目総務費国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、本市への国の一次補正分、二次補正分を合わせた交付限度額が６億4,590万1,000円と提示されたことから、これまでの補正で既に３億6,222万6,000円を計上しておりますので、この度は２億8,367万5,000円を増額計上するものであります。
　　また、この度の補正では、この交付金を既決の事業も含め、コロナ関連の各事業の財源として充当するものであります。
　　また、20款１項１目の財政調整基金繰入金は財源調整の結果、１億9,482万3,000円減額するものであります。
　　次のページ、８ページ、９ページをお願いいたします。
　　歳出であります。
　　はじめに、２款１項５目企画費の特別定額給付金特例給付事業は、今年４月28日以降生まれた方について、来年４月１日まで出生した新生児を対象に、市独自で１人当たり10万円を給付するものであります。事務費と合わせまして4,029万円を計上するものであります。
　　また、財源に国の臨時交付金3,500万円を見込んでおります。
　　次の10目情報管理事業は、市庁舎などにおいてＷＥＢ会議などに対応するためのネットワーク改修工事を行うものであります。財源に臨時交付金700万円を見込んでおります。
　　次の12目地方バス路線運行維持対策事業は、路線バス運行事業者への路線維持の補助でありますが、今年度はコロナの影響により概算払いを行うためのものであります。
　　次の14目諸費の防災関連事業は、避難所などでのコロナ対策感染症対策の物品の購入費用であります。財源に臨時交付金を見込んでおります。
　　次の３款１項１目の社会福祉総務事業は県との連携事業でありまして、民生委員、児童委員などの皆さんへマスク、消毒液を配布するものであります。
　　次の２目のさくらんぼタントクルセンター維持管理事業は、サーモグラフィーカメラの購入費用であります。
　　次のページ、10ページ、11ページをお願いいたします。
　　３款２項１目児童福祉総務費の新型コロナウイルス対応職員慰労金給付事業2,454万3,000円は、県の事業であります。保育士などの皆さんへ１人当たり５万円の慰労金を給付するものであります。事務費も含めまして、財源は全額県補助金であります。
　　次の児童関係施設保育環境改善事業5,400万円は、保育所などの感染防止のための対策費として１施設当たり100万円補助するものであります。財源は全額国と県の補助金であります。
　　次の２目保育所事業は、運営給付費の申請にかかるシステムや保護者との連絡体制システムの導入経費であります。財源に県補助金を見込んでおります。
　　次の３項１目生活保護総務費の生活困窮者自立推進支援事業は国の制度でありまして、対象要件の変更及び申請者の増によるものであります。４分の３が国庫負担金であります。
　　次の生活困窮者等「食」の支援事業。県との連携事業であります。生活困窮者などへ米60キロを支給するものであります。県と市で30キロずつ負担するものであります。
　　次に、４款１項１目の地域医療提供体制強化支援事業は、本市独自に市内の民間の医療機関に１施設当たり病院は30万円、診療所などは10万円の支援を行うものであります。財源は臨時交付金を見込んでおります。
　　３目の「新・生活様式」ＣＯ２削減推進事業は、県の事業であります。中小事業者の空調設備更新に対して100万円を上限として、事業費の３分の１を補助するものであります。本市においても県と同様の補助を行うものであります。
　　次のページ、12ページ、13ページをお願いいたします。
　　５款１項１目の雇用維持支援事業1,000万円は、県との連携事業であります。国の雇用調整助成金の申請に当たり、その手続を社会保険労務士などの方へ依頼した場合の費用を助成するものであります。県と市で２分の１ずつ負担するものであります。
　　次の６款１項３目のさくらんぼ生産農家等支援事業。こちらも県との連携事業でありまして、非接触型体温計を市で購入し、観光果樹園などへ貸し出すものであります。購入費用を県と市で２分の１ずつ負担するものであります。
　　次に、７款１項２目商工業振興費の商工業振興事業500万円。こちらも県との連携事業であります。中小事業者が行うテレワークなどの環境整備に対して補助するものであります。県と市で２分の１ずつ負担するものであります。
　　次の商業活性化事業2,000万円は、商店街や組合などが消費喚起のためのキャンペーンなどを実施する場合に、その経費に対して団体の規模などに応じまして、300万円または50万円を上限とした10分の９の補助を行うものであります。財源は県補助金及び臨時交付金を見込んでおります。
　　また、この事業では、既に本市で実施しております店舗などの感染防止対策への補助について、県の補助の対象となったことから財源に県補助金を追加しております。
　　次の緊急経営改善支援事業は、事業実績見込みにより減額するものであります。
　　３目の観光事業500万円は、本市の特産品を１万5,000円分を１万円で販売し、差額の5,000円を市が負担するものであります。財源に臨時交付金を見込んでおります。
　　次のページ、14、15ページをお願いいたします。
　　８款２項の道路橋りょう費の２つの事業につきましては、新型コロナとは関係ございませんが、国の補助内示に合わせ、事業間での予算の組替えをお願いするものであります。
　　次の10款１項２目の事務局費の学校保健特別対策事業は、国の事業でありまして、一次補正予算分は学校でのマスクなどの購入費であります。二次補正予算分は、学校の児童生徒数の規模に応じて、１校当たり100万円から200万円が補助されまして、感染防止対策などの経費に充てるものであります。いずれも国庫補助２分の１でございます。
　　次の４項１目の社会教育総務事業は、社会教育施設などへのサーモグラフィーカメラを設置するものであります。財源に臨時交付金を見込んでおります。
　　２目の公民館事業、５項２目の体育施設管理事業はそれぞれの施設のインターネット設備の増強または新設を行うものであります。
　　以上で、説明終わります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　以上で、提案理由の説明を終わります。
　　ここで、お諮りします。
　　ただ今議題となっております議第51号については、会議規則第37条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。　　
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長　異議なしと認めます。
　　したがって、議第51号は委員会付託を省略することに決しました。
　　これから、議第51号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
　　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　議案書12ページ、13ページ、歳出第７款商工費、第１項商工費、第２目商工業振興費。その商工業振興事業の中で、今、財政課長の説明ではテレワークなどの環境整備に対する補助という説明でございましたが、補助対象はどのような経費なのか、どういったものを想定してるのか、もう少し詳しく説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　お答えいたします。
　　商工業振興事業のオンラインと環境整備事業の支援補助金に関してのご質問でございますが、その補助対象の詳細につきまして申し上げます。
　　内容といたしましては、在宅勤務やＷＥＢ商談会を可能といたします、そのテレワーク環境の整備を念頭に置きながら、職場環境改善の取組に対する補助金の内容となっております。
　　その対象経費につきましては、タブレットやカメラ、スピーカーや無線ＬＡＮ機器などのＷＥＢ会議用の機器、それらの購入費や賃借料、そしてネットワーク構築に係ります委託経費、関連のソフトの使用料、以上のようなテレワーク環境の整備に係る経費を対象としておりますので、よろしくお願いします。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　具体的な説明をありがとうございました。良く分かりました。
　　それでは、想定している事業者数は何件ぐらいを読み込んでいるのか、お聞きいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　はい、こちらの予算で想定しております事業者数でございますが、補助上限の100万円を５つの事業者の皆様からお申し込みがあるという内容で、合計500万円ということを想定しているところでございます。予算計上をしております。よろしくお願いします。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　テレワーク、在宅勤務とか、リモート会議などを行われる環境を作りたくても、今般のコロナ禍で今売上が激減したようなことで、なかなか会社側としても、あるいは事業主が社員や従業員のインターネット環境整備になかなか踏み切れなかったというところは、多々あったと伺っております。
　　この事業を通して大きく弾みがつくものと思ったところでございます。よろしくお願いいたします。
　　続けて、質問よろしいですか。
○細矢俊博議長　はい、続けてください。
○４番（元木十四男議員）　それではその下にあります商業活性化事業、商業活性化事業費助成金2,000万円につきまして、先ほどの説明では、５店舗以上であれば任意組織も対象のことであるという説明がありました。もう少し具体的な説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　５店舗以上の任意組織の具体例でございますけれども、まずその予算・決算を定めて、総会、また、監査を実施してる団体、大規模な団体になりますけれども、そういった団体につきましては、補助上限を300万円としておりますが、それ以外の任意団体ということで、例えばその同業種の団体、おそば屋さんとか、ラーメン屋さんとか、あとお菓子屋さんの団体さんとか、そういった通常組合という組織はないにしても、この事業に関してグループを組んで何かやってみようという意欲のある皆様、そして地区の近隣商店の団体の企画立案、それらのプランをお持ちの団体を構成して、それらが５団体以上のグループをなすものであれば、構成員をなすものであれば、上限50万円の補助対象としているところでございます。よろしくお願いします。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　ありがとうございました。
　　それでは補助の対象となる経費について、もう少し説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　補助対象経費といたしましては、大枠といたしまして、地域における消費活動を喚起するような、それらのイベントにつながると認められる、事業と認められるソフトを中心をとした事業等を対象としているところでございます。
　　事業の実施、その予算の内訳的なところを対象事業ということで経費を申し上げますと、事業の実施に必要な広報費、需用費、それから謝金、使用料、そして印刷費やそのイベントに関する景品購入に関する費用、それから企画運営に関する委託費など幅広い経費を補助対象としておりますので、有効に活用していただきたいと考えております。
　　以上です。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　よく分かりました。よく理解したところです。これらのキャンペーンやイベント、そういう催事を契機に今般のコロナ禍で落ち込んだ売上のアップ、あるいは顧客の回復につながるよう、事業所やお店はいろんなアイデアや知恵を出して努力することはもちろんでありますが、この事業で大きく勇気づけられ、多くの店舗にとっても光の見える明るい事業と捉えたところでございます。
　　続いて、質問続けさせていただきます。
○細矢俊博議長　どうぞ。
○４番（元木十四男議員）　その下になります。緊急経営改善支援事業の交付金2,400万円を落とし込みにされておりますが、減額の理由についての説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　こちらの予算の減額の背景でございますけれども、ゴールデンウィーク期間中に山形県の自粛要請に対しまして、協力されました市内所在の事業所に対し支給されます山形県緊急経営改善支援金、こちらの支給者に対しまして、市独自に10万円の交付金を上乗せする制度で運営してまいりました。
　　この事業については、山形県の申請期間が６月末をもちまして終了いたしましたことから、本市におきましても、その申請の実績などを集約しながら減額する内容となっております。
　　以上です。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　当初は補正で5,000万円の予算を組まれたところですが、5,000万円から減額分を引くと、2,600万円の事業費となるわけでありますが、その休業要請に応じたところへの予算の執行、申請件数はどのくらいあったのかお聞きいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　議員ご指摘のとおり2,400万円減額いたしますと、2,600万円残ってるわけですけれども、こちらにつきましてはこれまでの実績分、そして今後支出が見込まれる分を含んで、予算を確保しているところです。その申請件数の実績に関しましては、７月末現在で248件となっております。よろしくお願いします。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　了承いたしました。
　　この事業の見通しが立ったことから、事業実績に合わせて素早い財政上の対応をしていただいたことを大変うれしく、ありがたく思っているところでございます。是非今後の経済対策等に展開対応してもらいたいなということを要望しておきます。
　　続けて、第３目観光費について質問いたします。
　　観光事業東根食材物産消費拡大事業負担金500万円。5,000円分を市が負担し、600セットの販売だということでありますが、そうしますと残りの200万円は500万円に対してその300万円執行は分かるんですが、この200万円についてはどのような経費なのかお聞かせ願いたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　こちらの予算の内訳ということになりますけれども、その200万円残りにつきましては、ご注文いただいた商品の発送にかかる経費で100万円。そして、その他のこの事業に関する宣伝経費などを含みます事務経費につきまして100万円を計上している内容になっております。よろしくお願いします。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　それでは、１万5,000円の物産品は、どのような内容になっているのか、お聞かせ願います。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　物産品の内容でございますが、東根産の牛肉と野菜、調味料、これらに加えまして、東根産の日本酒やワインなどのバーベキューセットを想定しておりますほか、東根市の物産品を合わせて盛り込む予定であります。
　毎年秋にイベントとして定着しております「た～んとほおバルフェスタ」、その前夜祭としてのバーベキューのイベントをやってるわけですけれども、今回はあいにく、コロナの事情で中止と決定したところでございますが、そういった物産振興の狙いを込めて、こういった事業を展開する予定でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　それではいつ頃から販売を開始し、どのような販売方法を取るのか説明をお願いいたします。
○細矢俊博議長　石垣経済部長。
○石垣有一経済部長　東根市観光物産協会の方でその事業を実施することになる予定でございます。９月から申込を開始いたしまして、10月中にコロナ感染症対策も講じながら、商品は先ほども申しましたとおり、全て配送する計画であると聞いておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○細矢俊博議長　４番元木十四男議員。
○４番（元木十四男議員）　観光物産協会の方に委託するという話でございました。
　　新しい生活様式ということが叫ばれている昨今、三密を避けるという意味でも宅配によって自宅まで届けられる、東根産の牛肉であるとか、野菜、お酒、ワイン等々、地産地消を推進する意味でも、非常に有益であり、また、今、経済部長の方からもお話ありましたけれども、毎年９月に開催されていた「た～んとほおバルフェスタ」が中止となって、多くの市民が楽しみにしていたものが中止になったことで、残念がる落胆の声を耳にしておりました。しかし、このバーベキューセットで家族や仲間とも、もちろん感染拡大防止策を講じながらとなりますけれども、食事をしながら団らんできることは肉フェスの代わりとまでは言いませんけれども、非常にいい事だなと思ったところでございました。
　　また、先般大雨による最上川の氾濫と白水川の右岸の決壊により、私の住む長瀞地区の松沢岡嶋地区では、床上床下浸水、さらに西部の田畑は、広範囲にわたって浸水しました。枝豆などはもうほとんど壊滅状態だということでございます。
　　そんな中、牛舎にも１メートル20センチぐらいの浸水があり、約20頭の牛が一晩胸の上まで水に浸かっていたということであります。翌日に救助はされたんですが、そういった意味でも東根産の牛肉の消費の拡大、そんな意味でも畜産農家にとっても非常にうれしい、いい事業だなと思ったところでございますので、今後共よろしくお願いしたいなということをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
○細矢俊博議長　以上で、ご了承願います。
　　ほかにご質疑はありませんか。
　　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　発言の機会をいただきましたので、質問させていただきます。
　　まずは、冒頭市長からありましたとおり、私からもこの度の豪雨災害において被災された全ての市民の皆様に、お見舞いを申し上げたいと思います。
　　また、本日は広島に原爆が投下され75年の日となりました。風化を防ぎながら、恒久平和実現に議員として、しっかりと職責を果たしていきたいとお誓いを申し上げる次第であります。
　　それでは、３番の歳出、ページ番号８・９、第２款総務費、第１項総務管理費、14目諸費、防災関連事業についてお伺いをしていきたいと思います。
　　先ほどのご説明で避難所のコロナ対策防災品の購入予算とのことでありましたけれども、この詳細な内容についてお伺いをしたいと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　お答えいたします。
　　主要な調達したい物品については、まずは簡易型の避難テントでございます。避難者同士を仕切ることで、収容所の収容人数を上げていく、確保するというものであります。そういう目的でございます。
　　主要な避難所であります市民体育館と中央運動公園の体育館、この分としまして360張り程度を考えております。災害の場所によって、この２つの施設に配備したテントをほかの避難所に移動して使う、そういうことを想定しまして、運びやすいテント型を考えたところであります。
　　これと段ボールベッドを70台程度確保したいと考えております。
　　備蓄品としては、毛布や食べ物、水などこういったものを最大想定避難者の5,000人分を用意しているところなんですけれども、今回調達を予定しています物品というのは、新型コロナの対策の資材となりますので、調達をこれからという物品でございます。避難者同士の仕切りとしては、パーテーションですとかドーム型のテントなど30組程度、それを確保しておりますし、ダンボールベッドも体調のすぐれない方用などで、その16台ほどの確保、この程度にとどまっているところでございますので、今後充実させていくと予定をしております。
　　これらのほかにも公共施設に配備する透明の間仕切りですとか、このようなものもつい立てというものですけれども、こういうものも考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　ご答弁ありがとうございました。テントまた段ボールベッド、パーテーション等ということでありましたけれども、今般の災害でも市民体育館の要介護者の方用に、こういった防災品の設置をしていただいたわけでありますが、ダンボールベッドを製造されている企業さんは市内にもあるわけでありますし、非常にきめ細かなこの防災体制を整える上で、必要なことだと私もこう思います。そういった意味で今後の防災用品はこの数で足りるのかと、こういう議論もあると思いますので、配備予定伺いたいと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　お答えいたします。
　　今後の予定ということで、考え方ということでございますが、避難所の感染症対策に必要な物品につきましては、今後も継続して充実させていかなければいけないと考えておりまして、想定最大避難者の約5,000名、これに間に合うような備蓄を考えております。
　　具体的には、ダンボールベッドやパーテーション、そして避難所の受入れのときに必要な非接触式の体温計ですとか、個人の防護服やフェイスガードのような、こういう防護具などがあるかと思います。
　　防災関係の施設の整備など、備蓄場所の状況というものも変わりますから、これらも踏まえまして、予算の確保に努めまして、その有事の際に備えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　ありがとうございます。そういった今後も充実をさせていきたいと、こういうことでありました。
　　市長からも先ほどありましたこの度の災害というのは、新型コロナウイルス感染症拡大下という、極めて難しいところでの判断だったと、こういうふうに思いますが、こういった防災用品をしっかり配備していくこと、そしてそれが適切に設置がされるか、そこに誘導がされるか、この辺非常に今回教訓だったと、教訓というよりも極めて大きな課題だったと、このように私は思いますが、そういった中において今般の豪雨災害、避難及び県内最多の避難所利用者が本市はおられたということであります。そういった避難所運営の課題と解消に向けた考えをお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　お答えいたします。
　　多々そういうところがあったんだろうと思っております。７月30日を中心にしまして、一部翌日にもかかってしまいましたが、避難に関わりました39人の区長さんのお宅を訪問いたしまして、市の職員が班を組んで訪問いたしまして、お気づきの点の聞き取りを行っております。これを今後の改善に役立ててまいりたいなと考えております。
　　特に重要な点といたしましては、先ほど来市長からもございましたとおり、避難所の収容人員が想定人員を超えそうだと、そういうときにほかの避難所に案内をしていく、あるいは移送していく、そういうシステムがないわけではないんですけれども、これをもっとスムーズに働かせていくと、そういうことを考えていかなければいけないなと考えております。そのためには、もしかしたらの避難所運営に人をもっと割いていくとか、ほかにもいろいろあろうかと思います。いただいた意見をまず検証してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　ご答弁ありがとうございました。区長さん方から避難に関わった区長さん方からいろいろとお話を伺っていると、こういうことでありました。是非私も消防団員の一員として、水防から避難所運営の補助なども経験をさせていただいて、非常に大きな課題があったと、このように思います。
　　また、そこの避難に向けた計画というのも、このコロナ禍の中でこのマニュアルの見直し、極めて喫緊の課題ではないかとこのように思っています。是非、避難誘導、そして豪雨災害を受けた場合の避難計画、そして今はこの復旧後の在り方をしっかりガイドライン、マニュアル化した復旧計画、これもこのコロナ禍の中でしっかり見直しをしていかなくてはいけないのではないかと、そこにこの防災用品も含めた避難所運営の在り方も含めて、様々なパッケージとして支援の在り方も考えていく必要があるのではないかと、そういったトータルの見直しについてのお考えを伺いたいと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　お答えいたします。
　　まさにそのとおりであろうと思います。先ほど申し上げました関係者の方のご意見ですとか、あるいは実際に従事をした職員の声、こういったものを吸い上げまして、改善点をまとめたいと考えております。当然当面できるものから始めて、それぞれ班がございますから、各班の申合せで対応できるものはそうしますし、あるいは災害対策本部の行動マニュアルを見直すものは、それを行っていくと。そちらの抜本的な問題につきましては、次期のその防災計画の改定にも反映をさせていく、そのようなことを考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　１番齋藤俊一郎議員。
○１番（齋藤俊一郎議員）　ご答弁ありがとうございました。
　　次期の防災計画にも反映できるような根本的な問題の見直しから、身近なすぐできる見直しも行っていきたいというお話がありました。是非災害は待ったなしだと、このように思います。
　　市長からありました今般の豪雨災害、本当に東根市でも観測史上最大降雨、これが２日続けば1,000年に１度想定される、大変、さらに大きな甚大な被害になってしまった可能性もあります。そういった意味で、東根市は国土強靭化地域計画をいち早く策定をいただいて、この強靭化を進めようとこういった意気込みで、今、臨んでいる訳でありますが、是非この実現とともに、昨日長瀞地区の区長協議会さんや小田島地区の振興審議会の方、被災した声を要望として挙げておりますけれども、この辺の早急な対策、また西部防災センター、市長から力強いお話も昨日ありましたが、是非こういった施設の整備とともに、この防災備品これをもう一度点検をして、適切に届けなくてはいけない方にしっかり届けるこの避難誘導も含めたシステムと、そして市民一人一人まで周知された防災体制、避難体制、そして避難の周知、この辺の確立を是非区長会の皆さんや自主防災会、そして消防団の皆さんと連携をしながら確立していただきたいとこのように要望いたしたいと思います。
　　先ほども同僚議員の方からもありましたけれども、本当に被害は非常に今回大きなものがありました。いち早く生活支援も取り組んでいただいておりますけれども、被災企業さん、被災農家さんの復旧はまだまだこれからであります。
　　特に、農業の被害は、市の調査で280ha、ＪＡの調査では速報値で487haの被害があったということであります。県内の被災した自治体でも大きな農業被害があった地域だと、私はこう思います。是非昨日から農地漂着ごみと言われる農業ごみをＪＡの方で市の生活環境課さんと一緒になって今処理をしていただいている一方で、共済保険に入っていない作物や農機具、農業施設、この被害に対する支援、また薬剤防除への支援、様々な東根市独自としての農業支援パッケージ、これを是非早急におまとめいただいて、農家の方に寄り添っていただけるよう、心からお願い申し上げつつ、ＪＡグループとも一体となった農業復興に向けたご支援をお願い申し上げて、私の質疑といたします。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　以上で、ご了承願います。
　　ほかにご質疑はありませんか。
　　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　健康福祉部長に４案件、伺いしたいと思います。それに引き続きまして、補正予算全般につきまして３点ほど要望述べさせていただきたいと思います。
　　まずはじめに、議案書11ページ、民生費、生活困窮者自立推進支援事業。これにつきましては、住居確保給付金ということでお伺いしておりますけれども、当初予算75万6,000円が約1,000万円近くの増額ということなんですけれども、件数につきましてどのような背景になってるのかお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　はい、お答え申し上げます。
　　こちらの件数ですけれども、これまで例年、平成29年度、30年度につきましては、６件と。昨年度、令和元年度におきましては、３件という実績でございます。それに基づいて、これまで予算化させていただいておりましたけれども、本年度この新型コロナの影響がございまして、７月31日現在で給付の実績数が今15件となっているところでございます。このような状況でございますし、今後とも見込まれるということから、今回補正予算をお願いしたところでございます。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　そうしますと、今後の見込みも含んで補正を組んだということでよろしいでしょうか。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　これまで４か月間の中で15件ほど申請して決定しているわけですので、今後も20件近くの決定があるのかなというところで、今年度分、期間も当初は３か月で、延長して６か月、再延長で９か月まで見られますけれども、その分の今年度分の予算として計上させていただいているところです。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　本案件は、最もこう弱者に寄り添った、そういった支援だと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。
　　続きまして、議案書９ページ。これにつきましては、生涯学習課の分もありますけれども、代表して健康福祉部長にお伺いしたいんですけれども、９ページのさくらんぼタントクルセンター維持管理事業の備品購入費ということで、サーモグラフィーカメラの設置ということで、これについては市役所の正面玄関に置いてあるようなものですと、あまり人手もかからないかと思うんですけれども、ただ設置しておくだけなのか、その運用方法とか活用方法をお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　こちらにつきましては、タントクルセンターの方へ２台の設置を予定しているところです。スマートフォンの画面を見つめて、そこであの認識して、体温を測定して、表示されるというものを想定しておりますけれども、タントクルセンターでは正面玄関と北側の入口です。それぞれ一台を整備したいと思っております。
　　素通りされないように、そのサーモグラフィーのカメラ設置場所には、フットサインのような目印をつけるとともに、そこにアルコールの消毒薬なんかを設置いたしまして、その間に検温中に手指の消毒をしていただくという運用を想定しているところでございます。
　　なお、発熱が確認された場合には、職員が対応できるような体制、その辺を取りたいなと思っているとこです。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　新たな生活様式へ我々自身も気をつけなければいけない。そういうのが設置されて、アルコールもあるということで、必ず止まって素通りしないようにと。
　　それから発熱があった場合に、何かブザーとかでそういうもので知らせるということだと思うんですけれども、職員の方にも負担になると思いますけれども、まず我々が発熱したら出かけないといった、そういったことも合わせてやっていくべきなのかなと思います。
　　続きまして、11ページの保育所費、保育所事業の委託料で保護者への連絡等の何かシステムということだったんですけれども、具体的にちょっとお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　こちらにつきましては、保護者へのご連絡ということで、先日の大雨の災害やコロナウイルスの感染症による登園自粛、このような保護者の方とすぐに連絡を取らなければならない事態が増えている状況でございます。
　　導入を想定しておりますシステムにつきましては、施設の方から保護者の方へ一斉に連絡事項を伝えることができる。それに加えまして、その内容を閲覧したかどうかというのも確認できるというシステムになってるところです。
　　緊急時の連絡手段としては、大変有効なものであると捉えているところです。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　認定こども園おだしま、新しくできたところなので、登園のときに親御さんが登園した、退園するときに退園したということで、タッチパネルでやって、それで確認ができるということで、非常に職員の方の事務軽減にもなったということで、一斉メールについても、今回の豪雨のときにも「おが～るシステム」ということを使われているそうですけれども、非常に役に立ったということで、これについては今回予算化するということで、市の施設は具体的にはどういったところを想定されているのか、伺いたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　今議員からございましたように、民間の方ですといろいろそういったシステムが取り入れられているところもございます。
　　ただ、残念ながら市で直でやってるところにつきましては、現在そういうシステムはございませんので、具体的には神町保育所と東根、本郷、高崎、長瀞の４つの児童センターに導入を予定したいと思ってるところです。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　ＩＣＴにつきましては、小学校・中学校の学校の校務も非常に今は軽減できるということで、議会でも何回か取り上げさせていただきましたけれども、保育所につきましても監査の関係で見たときも、かなり手仕事というんですかね、鉛筆で書かなければいけないとか、かなりその保育以外の部分で先生方が時間を取られてるような現状もありましたので、今かなりインターネットでこのおが～るシステムとか、その他の保育所の園児管理のらくらく園児管理システムとかいろいろなのが出ていまして、やはりその先生方を保育重視ということで、なるべくその事務仕事を軽減するという意味でも、あとは親御さんとのコミュニケーションにつきましても、非常に有用な施策だと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。
　　続きまして、同じく11ページの児童関係施設保育環境改善ということで、国のあれですかね、5,400万円かなり大きな国の一次・二次補正ということでついていますけれども、実際の調達業務とか、あとは市が一括して調達してある程度備蓄して、必要なところに配付していくのか。その調達方法等をお伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　石垣健康福祉部長。
○石垣和彦健康福祉部長　こちらの児童関連施設保育環境改善事業ですけれども、こちらにつきましては、国の方の一次補正・二次補正それぞれで補正されたものでございます。
　　今回示されておりますのは、１施設当たり100万円を上限に補助金の交付要綱に基づきまして、交付するものでございます。消毒薬、マスク等の消耗品、または空気清浄機やサーキュレーター等、そういった備品なども対象になるものでございます。
　　そのようなことで今回につきましては、施設ごとの100万円限度ということでございますので、それぞれの施設の中で必要なものを準備していただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　11番白井健道議員。
○11番（白井健道議員）　やはり現場、現場でいろいろ必要なものも違ってくると思いますので、是非その方向でお願いしたいと思います。
　　最後に、３点ほど要望なんですけれども、今回のコロナに関しては、国の一次・二次補正がありまして、一次で25兆円、二次補正が31兆円ということで、当初予算102兆円だったものが160兆円まで大きく膨らんでいます。
　　その中でここ最近ですね90兆円、公債の依存度が56％ということで、半分以上がもう公債に頼ってるということで、かなり来年度以降の予算編成が厳しくなってくんじゃないかなという。またかということですけれども、そこは私は本当に心配しております。
　　決算についても相当な、通常200億円ぐらいのものが相当膨らんだ決算を来年打たなければいけないので、今回緊急経営改善支援、県が６月で待つということで、市の方もそれに移行して2,400万円を減額補正されていますので、このようなことについてはその補正のみならず、いろんな事業について早めに見直しをしていくということが、今年度決算、来年度予算のスムーズな移行に必ず資すると私は思ってますので、大変かと思いますけれども、是非予算執行管理をよろしくお願いしたいと思います。これが１点目です。
　　２点目につきましては、これは国の補正、県の補正、市の補正、市町村の補正ということで、かなりちょっとダブっているようなところもあったりとか見られたかと思います。地方分権でどんどん市町村基礎自治体に事務を落としていっているので、本来であれば臨時交付金のようなものを市町村に渡して、優良事例を横展開して、あまり市町村で行政サービスのでこぼこが出ないような形が望ましいのかなと思います。そのためにやっぱり市町村からどんどん国に対して要望も上げていかなければいけないのかなと思いますので、それをお願いしたいと思います。
　　常々思っているのは、やっぱり県は屋上屋なのかなと思って、やはりその国と市町村の基礎自治体というのがしっかりすれば、例えばＧｏＴｏキャンペーンも国でやるとなかなか難しいけれども、やっぱり市町村単位で落としてもらえれば、我々もそのレストランとかで宿泊の補助とか、あるいはプレミアム商品券というのは、結局は市民、町民、村民が使うわけですから、ここで大原則だけ国が示してもらって、あとは臨時交付金と実施要領はそんなに変わりないです。例えばプレミアム率もここは30％だけど、うちは50％というのも、これ同じ国民としてどうなのかなと思いますので、その辺も今後の課題ではないかなと。市長会会長もされていますので、是非発言力の強いところでお願いしたいと思います。
　　最後は、ちょっと重い話なんですけれども、今回の特別定額給付金、９ページですか、4,000万円ということで、当初特別定額給付金を国民全員に10万円ということで、これについては行政法の専門の先生もこれは法律の根拠がなく、閣議決定だけでしているわけです。本当に公益性があるのかと、違憲ではないかという見解を持っている教授もいると。
　　ただ、国については、特に国民から何か突き付けられることはないわけですけれども、例えば今回国の支出金3,500万円ということで、臨時交付金3,500万円で、一般財源529万円ということなので、市の一般財源が入ってる。地方自治法の232条第２項、寄附または補助ということで、やはりその公益性が公益上必要があるということであれば、市の予算はこういったものにも使えるかと思うんですけれども、例えば来年の４月１日までに生まれた方はもらえるけれども、結局これどこまで行くんだって話です。今年の４月27日までだったのを、それじゃあ不公平だから来年の４月１日まで。じゃあ来年の４月２日に生まれた人の不公平はどうなるのか。これ果てしなくなってくると思うんですけれども、なので、例えばこれ公益性が本当にあるのかとぎりぎりと詰められたときに、非常に市の一般財源が入ってると、厳しい側面も考えられるので、これは多分、後で精算するときの便宜上、多分一般財源は入れてるんだと思うんですけれども、最終的に決算ではやっぱり国の臨時交付金のみで手当てしたとして行くべきではないかなと思いますので、その点よろしくお願いします。
　　以上で終わります。
○細矢俊博議長　以上でご了承願います。
　　ほかにご質疑ありませんか。
　　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　それでは、14・15ページ、歳出第10款、教育費、第１項教育総務費、２目事務局費、学校保健特別対策事業、国の二次補正でありますが、この事業の先ほど補足説明でもありましたけれども、この事業の詳細をお聞きしたいと思います。具体的には、どのような内容となるのか、お願いしたいと思います。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　それではお答えをいたします。
　　本事業につきましては、臨時休業後の学校再開に伴います学校の感染症対策や学習の保証に係る支援でございます。
　　各学校の児童生徒数に応じまして、補助金が交付されるものでございます。市内小中学校14校がこれに該当しているものでございます。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　それでは、各学校への補助金の交付額はどのようになってるのか、対象も含めてお願いしたいと思います。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　それでは、お答えをいたします。
　　市内小中学校の予定額で交付限度額でございますけれども、大森小学校が200万円、東根小学校、神町小学校、東根中部小学校そして第一中学校、神町中学校の５校が150万円となってございます。その他小中学校各校につきましては、100万円となっておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　具体的に補助金の交付対象になるものというのは、どのようなものになるのかお願いいたします。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　それでは、お答えをいたします。
　　新型コロナウイルス感染拡大防止と健康維持に必要な消毒や非接触式体温計、空調機器などの備品、あと子どもたちの学習を保証するための機材や消耗品。あと空き教室等の活用に必要な備品のほか、三密を避けるための費用なども、この事業の対象となっておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　今、三密対策等もありましたけれども、新型コロナウイルス感染症対策で各学校が困っていることというのをお聞きしております。例えば、生徒たちが使用している机やいすをはじめ、校内の消毒で先生方や職員の業務量が増加しているということや、あと修学旅行や校外学習などで三密対策として、これまで１台でよかったバスの台数を、例えば２台に増やすとか、そのような費用が増加していると聞いております。これらに今回の補正予算を充てることができるのか聞きたいと思います。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　それではお答えをいたします。
　　今回の国二次補正におけます学校保健特別対策事業につきましては、ただいま議員ご指摘のとおり、校内の消毒を行うための委託料ですとか、あと修学旅行に係るバスの台数を増やすための費用につきましても、本事業の補助の対象となっているものでございます。本事業の国の予算につきましては、各学校ごとに示されておりますので、学校希望等の実態に応じまして、各々の学校が計画をしていくこととなっております。今後各学校の計画内容を調査した上で、事業項目を決定し、実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　まずは学校経営の考え方というのはそれぞれ校長先生で違いますので、その辺が柔軟に対応できるようにお願いしたいということと、あの委託料でもオーケーということでしたので、この辺を市のシルバーさんをうまく使っていただくとか、あとそれでも対応できなければ、専門業者に頼むとか、そういうことも是非あのアドバイスをしながらお願いしたいと思います。
　　次に、歳出第10款教育費、第４項社会教育費、２目公民館費、公民館事業であります。インターネット設備の増強や新設を行うとの先ほどの説明でございましたけれども、これまで公共施設をＦＲＥＥＳＰＯＴ化するべきだとこれ何度となく要望してまいりました。これは実施して来ていただいているという認識しておりますが、現在の公民館や体育館体育施設のＷｉ－Ｆｉ環境というのは、どのようになっているのかお聞きしたいと思います。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　それでお答えをいたします。
　　まず、公民館の方でございますけれども、現在公民館のインターネット等のＷｉ－Ｆｉ環境につきましては、事務室内に整備しておりますが、出力が弱く事務所周辺でしか使用できないために、公民館の一般の利用者のＷｉ－Ｆｉにつきましては、大変利用しにくい状況になってるところでございます。
　　あと、体育館につきましては、現在Ｗｉ－Ｆｉ環境が整っておりませんので、今回の補正予算の中でその環境を整備していく予定しているところでございます。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　Ｗｉ－Ｆｉ環境を整えていくということでありましたけれども、具体的にどのような整備になるのか、お伺いしたいと思います。
○細矢俊博議長　佐藤教育次長。
○佐藤慎司教育次長　お答えいたします。
　　公民館の方についてご説明を申し上げたいと思いますけれども、Ｗｉ－Ｆｉ使用エリアを広げて利便性の向上を図るために、現在使用しているものよりも高性能なＷｉ－Ｆｉの装置に交換をいたします。
　　あわせまして、Ｗｉ－Ｆｉ使用者が増えることが予想されますので、通信速度の速い仕様プランの方への変更を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　この事業は、公民館や体育館が今回のように避難所として使われる際や、あと日常的に利用してる団体などには大変有効であると思います。費用対効果も大きい事業だと考えますので、東根市にある公共施設全体に、こういう考え方を広げていけば、観光とか仕事で訪れる方々の利便性の向上にも大きく貢献すると思いますので、その点も考慮して、今後の対策をよろしくお願いしたいと思います。
　　今、次長の方からの説明にもありましたけれども、やはりこれを使うとなると今度はパンクするとか、つながりにくくとなるとかいうことも起こってきます。実際にこれコロナ禍で、例えば大学なんかがオンライン授業やるとしてると、全部がオンラインではできないと。対面の授業をするという先生方もおられますので、ということは結局は登校して生徒が学内でオンライン授業を受けるということになると、これまでなかった、とんでもない接続環境になってしまうわけです。たちまちオンライン環境で授業を受けられると思っていたら、つながらないってことが起こってしまうわけです。そういうこともしっかり想定していただいて、今回のこの環境整備に是非力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
　　それからもう一つ、先ほど同僚議員からもございましたけれども、８ページ、９ページの第２款総務費の特別定額給付金の特例給付事業であります。
　　これは国の臨時交付金3,500万を使いながらということでありました。私はこれは非常にいい決断をしていただいて、４月28日以降に生まれた子どもさんにも10万円を寄附するという、非常にあの喜んでいただける喜ばしいことだとは思っておりますけれども、それに先立って、現状、動いてる特別定額給付金が現状の給付率・給付数がどの辺まで上がってるのか、新聞等では比較もされて様々出ておりますけれども、この辺の数字を残りあとわずかだと思いますけれども、その辺をちょっとお伺いできたらと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　お答えいたします。
　　基準日におけます対象世帯数が１万7,941あったわけでございますが、これに対しまして申請済みの世帯数が１万7,857世帯で99.5％となっております。残り世帯が、今私どもで把握してる数字では84世帯残っているというところでございます。これについても全部給付できるように、今鋭意努力をしているところでございます。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　残り0.5％まで来てる84世帯残りということでありました。これ６月にも定例会でもこの点をお聞きして、様々努力いただいてるということは認識しておりますけれども、これは新たな同じような施策がこれから始まるということではあるけれども、この特別定額給付金は実は８月11日で締切となっていますよね。こことのつり合いをどんなふうに考えておられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○細矢俊博議長　芦野総務部長。
○芦野耕司総務部長　数字でお答えいたします。
　　釣り合いというところがちょっと、どのようなことを指していらっしゃるのか分からないんですが、制度的には８月11日の締切りについては、延長することも可能でございます。そんなことで、これをどうするのか、今から相談をしていきたいと考えております。よろしいですか、それで。
　　以上でございます。
○細矢俊博議長　12番河村　豊議員。
○12番（河村　豊議員）　是非、これからの400名という、新生児含めてこれから生まれる子も含めて400名ということで、市長がこれを決断いただいているので、是非この84世帯が最後の１世帯まで全て行き渡るように、様々な事情がこの84世帯だったら恐らく分かっていると思いますので、是非これ８月11日ということではなくて、延長をお願いしたいなと思います。この点ちょっとお願いして、私の質問を終わります。
　　以上です。
○細矢俊博議長　以上でご了承願います。
　　ほかにご質疑ありませんか。
　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前　１１時１４分　休　憩

　　　午前　１１時１４分　開　議

○細矢俊博議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。
　　次に、議第51号についての討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
　　これから、議第51号　令和２年度東根市一般会計補正予算（第５号）について採決をします。
　　議第51号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博議長　異議なしと認めます。よって、議第51号は原案のとおり可決されました。
　　以上で、第３回臨時会の日程は全部終了しました。
　　ここで市長から発言を求められておりますので、これを許可します。
　　土田市長。
○土田正剛市長　第３回臨時会に提案いたしました案件については、全てご承認をいただき、心から厚く御礼を申し上げます。
　　今、各議員からの審議のやりとりを聞いておりまして、その中において例えば特別定額給付金については、もちろん、ひと月かふた月は延長しなければならないなと思っております。
　　特に、元自衛隊出身がお２人議員おられますので、特に申し上げますが、100名ちょっとの残りのひと方について48名が自衛官であるということであります。もちろんこれまで２回ほどそのまだ申し込みがなされてない方々には、２回ほど早く申請をしてくださいということで申し上げております。
　　しかし、まだ返事がないということでありますので、もちろん我々行政の方で一人残らず最後に申請していただけるような努力は、全力投球してやりますけれども、何とぞそういう事情も踏まえて、皆様方の独自のルートでも一つ万全を期していただきたいなと思っている次第であります。
　　今回の第３回臨時会の提出案件の中では、特例交付金を新生児、来年４月１日までにお生まれになった方々に対しても、今回一律10万円ということで、決定をしていただきましたけれども、これについては山形県の中では初めてでありますけれども、宮城県辺りでは仙台市などを中心に、もう既にやられているところもあるわけであります。そういう意味で、できるだけこの臨時地方創生交付金というのは、もし余れば、うちの場合は約６億5,000万円ほどになるわけでありますけれども、実績として余った場合は、国に返さなければいけないと、そういう事情もあります。
　　いろんな意味で、ある議員からはもっと市の方からＧｏＴｏキャンペーンでも何でも、市が主体になって、やったら良いんじゃないかという種の質問もありましたけれども、そういう中において、私は今考えていることは、皆様方にもご理解をしていただきたいなと思うことが一点あります。それはもし実績が６億5,000万円よりも下回った場合については、その残額を例えば自治体病院の減収補填に充てられるような運動を、これから私は運動していきたいなと思っております。
　　同時に、今現在我々の公立病院は、対前年でも２億円ほど近い赤字予算でありましたけれども、今回もそういう予算を組んでおりますが、その上で毎月対前年比5,000万円の赤字を見ております。
　　これが今後、今、第２波が来ているのか、あるいは第３波が冬にかけてあるのか、いろんな意味でこのコロナ禍というのは、短期間に収束することは、見込まれないわけでありまして、そういう意味でも今のままで推移したとして、毎月5,000万円であれば、かける12で６億円の赤字幅が膨らむと。そういうことを考えますと、都合トータルで８億円の赤字が出るという可能性もなきにしもあらずであります。もし、冬にかけてインフルエンザとともに、第３波、第４波が来るということになれば、それ以上の赤字も出るかもしれません。
　　現在、私どもの北村山公立病院においては、検体の採取というのは、約200件ほどトータルで行っております。これを村山保健所が取りに来て、そして県の衛研で最終的に陽性か陰性かの判断をしてもらうという形の中でやってるわけでありますけれど、今後の状況によっては、東京八王子の民間の検査所ともう既に契約をしておりますので、そういったことも今後の感染者が拡大すれば、そういうこともやっていかなければいかん等々を考えますと、この自治体病院は、何も公立病院だけではないわけでありますけれども、ほかの自治体病院も大なり小なり対前年から比べれば、20％から25％平均として減収になっております。
　　そういったことを考えると、私の頭の中心にあるのは、いつも病院経営の問題が重くのしかかっているわけであります。
　　しかし、私は持論でありますけれども、そこに住み続けたいと思う住民は何を第一に考えるかというと、医療と介護だと言われるわけであります。こういったことをどんなに苦しくとも、この公立病院は守っていかなかなければいかん。北村山地区の唯一の二次医療機関としての公立病院の重要性というのは、私から申し上げるまでもないわけであります。
　　そういうことを考えますと、今後今回この第３回臨時会に提案いたしました案件の中に、開業医や民間の病院などに対して、10万円から30万円の交付金を充てておりますけれども、我々本体の公立病院がその前に、キャッシュフローがこのまま行きますと、今年の10月には枯渇するということになります。
　　しかし、幸い先般の公立病院の定例議会において、三市一町の負担金を前倒しで納めてもらうということを議決していただきました。そういうことによって、このキャッシュフローが枯渇するのを、それでも来年の３月には三市一町の負担金を増やすか、あるいは金融機関から金を借りるか、そういう事態に陥るわけであります。
　　こういうことは組合議会議員であれば、先刻承知だと思いますけれども、この際、皆様方に私の方から一部事務組合の自治体病院は、非常に経営難に直面をしているということをご認識をお願い申し上げたいなと思っております。
　　そういう意味でも、今後の10兆円の予備費の中で、そういった自治体病院に対する減収補填というものを公金が出せないかどうか、そういうことも含めて、これからさらに運動化していかなければいかんなと思っている次第であります。
　　どうか一つ、そんなことを皆様方からご理解をいただいて、そしてこの病院を守らなければいかんということは、議員の皆様方と私が心を同じくして、今後当たって行かなければいかんなということを申し上げさせていただいて、一言今回の第３回臨時会に提案しました案件について、お認めをいただきましたことに、深く御礼を申し上げさせて、私のご挨拶に代えます。

　　◎閉　　　　　会

○細矢俊博議長　これで、令和２年第３回臨時会を閉会いたします。
　　ご苦労さまでした。

午前　１１時２７分　閉　会