平成２８年第１回東根市議会定例会　予算特別委員会　３月１７日

平成２８年３月１７日　午前１０時００分　開　議

　佐　　藤　　　　　直　　予算特別委員長　　　　　　山　　科　　幸　　子　　副委員長

◎出席委員（１７名）

　１番　　　片　　桐　　勝　　寿　委員　　　　　　　２番　　　山　　科　　幸　　子　委員

　３番　　　高　　橋　　鉄　　夫　委員　　　　　　　４番　　　白　　井　　健　　道　委員

　５番　　　河　　村　　　　　豊　委員　　　　　　　６番　　　原　　田　　利　　光　委員

　７番　　　髙　　橋　　光　　男　委員　　　　　　　８番　　　細　　矢　　俊　　博　委員

　９番　　　今　　野　　　　　孝　委員　　　　　　１０番　　　加　　藤　　信　　明　委員

１１番　　　阿　　部　　綾　　子　委員　　　　　　１２番　　　髙　　橋　　ひろみ　委員

１３番　　　清　　野　　貞　　昭　委員　　　　　　１４番　　　森　　谷　　政　　志　委員

１５番　　　佐　　藤　　　　　直　委員　　　　　　１６番　　　清　　野　　忠　　利　委員

１７番　　　浅野目　　幸　　一　委員

◎欠席委員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	石　山　泰　博	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	小　林　文　雄	代表監査委員
工　藤　喜惠治	農業委員会会長	本　間　芳　次	消　　防　　長
間木野　多加志	副　　市　　長	半　田　　　博	総　務　部　長
矢　萩　和　広	市民生活部長	髙　橋　　　昇	健康福祉部長
片　桐　　　崇	経　済　部　長	本　田　　　剛	ブランド担当部長
滝　口　亮　一	建　設　部　長兼水道部長	今　野　和　行	会計管理者
古　谷　利　明	教　育　次　長	石　垣　裕　之	総合政策課長
浅野目　　　勇	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長	芦　野　耕　司	財　政　課　長
網　干　　　賢	監　査　委　員事　務　局　長	菊　池　忠　芳	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


斎　藤　吉　則	事　務　局　長	安　達　好　浩	事務局長補佐
井　上　正　宏	議事主査兼議事係長	辻　村　　　充	副　　主　　任
松　山　朋　美	主　　　　　事	鈴　木　敬　一	兼　務　書　記
早　坂　康　弘	兼　務　書　記	鈴　木　敬　一	兼　務　書　記

◎本日審査した案件

　議第３５号　平成２８年度東根市一般会計予算

　議第３６号　平成２８年度東根市国民健康保険特別会計予算

　議第３７号　平成２８年度東根市東根財産区特別会計予算

　議第３８号　平成２８年度東根市公共下水道事業特別会計予算

　議第３９号　平成２８年度東根市介護保険特別会計予算

　議第４０号　平成２８年度東根市市営墓地特別会計予算

　議第４１号　平成２８年度東根市後期高齢者医療特別会計予算

　議第４２号　平成２８年度東根市水道事業会計予算

　議第４３号　平成２８年度東根市工業用水道事業会計予算

　　◎開　　　　　議

○佐藤直予算特別委員長　皆さん、おはようございます。

　　本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は17名で定足数に達しておりますので、これから、本日の会議を開きます。

　　◎議第３５号　平成２８年度

　　　東根市一般会計予算外８件

○佐藤直予算特別委員長　はじめに、予算特別委員会に付託なりました議第35号　平成28年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び第２条から第５条までの質疑につきましては、去る３月８日の本委員会において、十分審査が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。

　　これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。したがいまして、質疑を省略することに決しました。

　　次に、議第35号　平成28年度東根市一般会計予算の歳出の全部及び、議第36号から議第43号までの８議案については、去る３月８日の本委員会において、それぞれ所管ごとの分科会に付託して、慎重な審査をお願いしておりますので、これから、審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。

　　◎総務文教分科会委員長報告

○佐藤直予算特別委員長　はじめに、総務文教分科会委員長　７番髙橋光男委員。

　　〔髙橋光男総務文教分科会委員長　登壇〕

○髙橋光男総務文教分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で総務文教分科会に付託されました平成28年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。本分科会に付託されました案件を審査するため、去る、３月９日及び10日の両日、午前10時から第３委員会室において総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、第２款総務費について申し上げます。

　　第１項総務管理費１目一般管理費の一般管理事業についてであります。新年度においては、新公会計制度導入に向けたシステムの整備に関する委託料が増額計上されております。新公会計制度は、資産や負債の動向がより明確に管理できるようになり、長期的展望に立った予算づくりに効果がある一方、より専門的な知識が職員に求められます。新公会計制度に関する職員の理解を十分に高めながら、システム導入に向けた各種準備を進めるよう、要望いたします。

　　次に、同じく１目の人事管理事業についてであります。労働安全衛生法の改正により、ストレスチェック制度が義務づけられたことから、新年度においてはチェックシートの作成、分析及び専門の医師による面接指導などに要する予算が計上されております。本制度の導入は、メンタルヘルスの不調の早期発見・早期治療に大きな効果が期待されるものであります。本市の職員が万全の体調で各種業務に取り組めるよう、健康管理に対する十分な配慮を要望いたします。

　　次に、２目広報広聴費のホームページ管理事業についてであります。ホームページは、本市の魅力と情報を市内外に発信する重要なツールであります。多くの方々から興味をもって閲覧していただけるよう、各課における積極的な情報の提供・公開を要望いたします。

　　次に４目財産管理費の財産管理事業についてであります。本市の公用車について、新年度においては、バス１台を含む５台を新たに購入する予算が計上されております。今後とも、公用車の計画的な更新と、より効率的な運用を要望いたします。

　　次に５目企画費の企画事業についてであります。負担金・補助金及び交付金において、結婚推進に関する活動やイベントを実施するための交付金や負担金が計上されております。これまでの取り組みでは、各地域における地道な相談活動や婚活イベントの実施などがきっかけで交際に発展し、結婚まで至ったケースもあり、少ない予算ながらも効果はあるものと捉えております。結婚推進に対する支援は、本市の総合戦略にも掲げているとおり、東根創生の実現には欠かせない重要な要素であります。今後とも、各種団体との連携を図り事業を進めるよう要望いたします。

　　次に、14目諸費のハザードマップ整備事業についてであります。今年度整備した東部地区におけるハザードマップは、作成に際し、地域住民によるワークショップ形式を採用しているとのことであり、地域住民の防災意識の向上にも大きく寄与しているものと捉えております。新年度においては、東根地区及び神町地区のマップを作成する予算が計上されておりますが、引き続き、各地域住民との連携のもと、効率的な避難の仕組みづくりが実践できるよう要望いたします。また、マップをデジタル化し、ホームページに掲載するなど対象地区以外の市民でも避難区域を知ることができる手法を、是非、検討していただくよう、要望いたします。

　　次に、第４項選挙費２目選挙啓発費の選挙啓発事業についてであります。新年度は、選挙制度が大きく変わることから、啓発活動には、特に力を注ぐべきであります。これまで継続的に実施してきた選挙啓発活動はもとより、夏に予定されている参議院議員通常選挙より選挙権年齢が、満18歳に引き下げられることから、新有権者に対しては、より丁寧な対応を強く要望いたします。

　　また、昨今の選挙においては、期日前投票の割合が増えております。有権者の利便性の向上をさらに図るため、期日前投票所のあり方についての検討を要望いたします。

　　次に、第９款消防費について申し上げます。

　　はじめに、第１項消防費１目常備消防費の常備消防事業についてであります。本市においては、近年、３階建て以上の建物が多く建設されている現状にあり、火災や災害時においては、本市消防署が所有する15メートル級のはしご車では、対応できない状況が想定されます。今後は、市民の安心・安全、さらには有事の際の速やかな人命救助のため、30メートル級のはしご車の導入について調査、研究を進めていただくよう要望いたします。

　　次に２目非常備消防費の非常備消防事業及び消防団充実強化事業についてであります。消防団の活動に必要な装備については、今年度までに雨衣や編み上げ靴、新年度には防火衣が整備されるなど、徐々に充実しつつあります。一方で、新たな団員の確保や、消防団の空白域への対応が今後の大きな課題であります。消防団活動に対する理解を得るため、地域住民への積極的な働きかけに引き続き取り組まれるよう、要望いたします。

　　次に、第10款教育費について申し上げます。

　　はじめに、第１項教育総務費２目事務局費の小規模特認校事業についてであります。今年度、高崎小学校において本格導入された本事業については、５名の児童が学区外から通学しておりますが、新年度からは新たに７名が加わり、12名になるとのことであります。学区外から通学する児童数の増加は、ＡＬＴや教員ＯＢによる学習支援などの充実した事業や、地域住民によるアフタースクールの実施など小規模特認校独自の事業の成果が確実に表れているものであり、大いに評価いたします。ほかの小規模校の模範となるよう、今後とも、継続した事業の実施を要望いたします。

　　次に、同じく２目理数英チャレンジ・イン・ひがしね事業についてであります。市内の多くの児童生徒ができるよう、配慮していただくとともに、本事業を通じ、児童生徒が学習することへの興味や関心を、より高めてもらうため、各種関係機関とも連携しながら効果的な事業が実施されるよう、要望いたします。

　　次に、第４項社会教育費２目公民館費の神町公民館解体事業についてであります。現在の神町公民館は、四方を住宅などに囲まれているだけでなく、住宅に非常に近接して立地しております。神町小学校の通学路にも面しております。解体作業の際は、神町小学校及び近隣住宅への十分な配慮のもと、細心の注意を払いながら、慎重に施行するよう要望いたします。

　　最後に、第５項保健体育費２目体育施設費の体育施設等運営管理事業についてであります。新年度においては、中央運動公園の整備に伴う委託料が増額されており、多くの体育施設の運営・管理を指定管理者に委託することとなります。体育施設の管理にあたっては、常に利用者目線に立った適切な管理を実行するため、定期的なモニタリングだけではなくて、施設の不具合などがあった場合は随時打ち合わせを行うなど、指定管理者に対する監督・指導を徹底するよう、強く要望いたします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました議案を採決した結果、平成28年度東根市一般会計予算及び平成28年度東根市東根財産区特別会計予算の２件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告であります。

　　何とぞ、本分科会の決定のとおり、ご可決くださいますよう、お願いを申し上げまして、報告を終わります。

　　◎経済建設分科会委員長報告

○佐藤直予算特別委員長　次に、経済建設分科会委員長　11番阿部綾子委員。

　　〔阿部綾子経済建設分科会委員長　登壇〕

○阿部綾子経済建設分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で経済建設分科会に付託されました平成28年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月９日及び10日の両日、午前10時から第１委員会室において、経済建設分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計予算のうち第５款労働費第１項労働諸費１目労働諸費の職業訓練センター運営管理事業についてであります。指定管理者である職業訓練法人東根職業訓練協会が管理運営を行い、様々な研修・資格講座などを提供しているとのことです。今後とも、当該施設が就労者の技能向上をはじめ、有効に利用されるよう望みます。

　　次に、第６款農林水産業費について申し上げます。

　　第１項農業費３目農業振興費の人・農地プラン推進事業についてであります。現在、青年就農給付金の給付対象者は32名で、毎年３、４名ずつ増えている状況から当予算に36名分を計上しているとのことであります。本事業は、新規就農者の意欲を高め、地域農業の発展に寄与するものと考えます。今後とも、事業の継続を望むとともに、関係機関・団体と連携し、農業未経験者などに対する指導にも努めていただきますよう、要望いたします。

　　次に、９目農業経営基盤強化促進対策費の遊休農地解消対策事業についてであります。本事業は、遊休農地対策の本市独自の取り組みで、平成27年度については、現在、７件の申請があり、1.29ヘクタールの遊休農地が解消されたとのことであります。遊休農地は中山間地域に多く見られ、今後、農業従事者の高齢化による後継者・担い手不足により拡大していくことが危惧される中、今後とも本事業の継続実施を要望します。

　　次に、第２項林業費２目林業振興費の林業振興事業についてであります。緑の少年団・松苗絆プロジェクトとして、友好都市である東松島市に市内小学生が松苗の植栽を行いましたが、平成28年度も実施するとのことであります。本事業は、植栽を通して自然を大切にする心を育み、友好都市との交流や東日本大震災の復興を支援するものであり、児童の健全育成につながるものと考えますので、今後とも継続して取り組むよう望みます。

　　次に、第７款商工費について申し上げます。

　　はじめに、第１項商工費５目さくらんぼタント館管理費のさくらんぼタント館改装事業についてであります。平成28年９月に「さくらんぼ図書館」が閉館することに伴い、新たな機能を持つスペースとしてリニューアルするものでありますが、今後、「県立東桜学館」の開校や「まなびあテラス」のオープンにより、人の流れや市民から求められる機能が変化してくる可能性もあります。今後、関係機関などとの協議を経て、実施設計、整備工事と進めていくわけでありますが、多くの市民に活用され、親しまれるスペースとなることを望みます。

　　次に、６目ブランド戦略推進費のた～んとほおバルフェスティバル事業についてであります。平成27年度は、会場を市民交流広場から市民体育館駐車場に移したことで「あそびあランド」や「よってけポポラ」との相乗効果が見られ、会場は多くの人で盛り上がりました。この度は「肉」をテーマに開催されましたが、今後、本事業が東根の食のブランド化に向けた取り組みの一つとして活かされるよう研究、検討されるよう要望します。

　　次に、第８款土木費について申し上げます。

　　はじめに、第２項道路橋りょう費２目道路維持費の市道除排雪事業についてであります。今季は雪の少ないシーズンとなり、除雪車の稼働日数も少ない状況にあります。しかしながら、全国的に異常気象が多発している現状にあり、大雪に警戒しなければなりません。今後とも、市民生活の安全が確保されるよう、適切かつ迅速な対応をお願いします。

　　次に、３目道路新設改良費の公益文化施設関連街路灯設置事業についてであります。本事業は、「まなびあテラス」東側及び「東桜学館」北側の路線に50灯の街路灯を整備するもので、平成28年度は、設計委託料を計上したとのことであります。今後、当該路線については、「まなびあテラス」を利用する市民と「東桜学館」に通う生徒の通学路として、多くの人が行き交うことが予想されます。防犯の面からも、街路灯設置による暗がり解消は重要と考えますので、計画的な事業の推進を要望します。

　　続きまして、平成28年度東根市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。この度は、公共下水道事業の効率的・効果的な経営を図るため、平成32年度の公営企業会計移行に向けた基本計画策定の経費や第７期事業計画に基づく汚水管きょ整備の事業費などが計上されています。今後とも、衛生的な環境整備が図られ、市民の快適な生活が確保されるよう計画的な事業の推進を望みます。

　　次に、平成28年度東根市水道事業会計予算について申し上げます。引き続き、良質な水道水の安定供給がなされるよう、老朽管の計画的な更新や有収率向上のための漏水調査などに努め、本事業会計の健全経営が図られるよう望みます。

　　最後に、平成28年度東根市工業用水道事業会計予算について申し上げます。今後とも、工業用水道施設の適正な維持管理と有収水量の確保に努め、本事業会計の健全経営及び工業用水の安定供給をお願いします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、平成28年度東根市一般会計予算、平成28年度東根市公共下水道事業特別会計予算、平成28年度東根市水道事業会計予算、平成28年度東根市工業用水道事業会計予算の４件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、経済建設分科会における審査の経過と結果についての報告であります。

　　何とぞ本分科会の決定のとおり、ご可決くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。

　　◎厚生分科会委員長報告

○佐藤直予算特別委員長　次に、厚生分科会委員長　６番原田利光委員。

　　　〔原田利光厚生分科会委員長　登壇〕

○原田利光厚生分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員会委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で厚生分科会に付託されました平成28年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月９日及び10日の両日、午前10時から第４委員会室において厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計予算のうち、第２款総務費について申し上げます。

　　第１項総務管理費８目交通安全対策費の交通安全対策事業についてですが、高齢化の進展に伴い、高齢者が関わる交通事故の増加が予想されます。加齢による判断力、身体機能の低下は、時に重大な事故に結びつく可能性があります。特に自動車依存度の高い本市において、高齢者の交通安全対策は重要な課題です。高齢者交通安全教室などを通し、交通安全に対する意識を高め、事故防止に努めていただきたいと思います。

　　次に、第３項戸籍住民基本台帳費１目戸籍住民基本台帳費の窓口業務委託事業について申し上げます。戸籍や住民基本台帳等に関する窓口業務を「特定非営利活動法人ＮＰＯひがしね」に委託しております。市民からは丁重な対応が好印象であるとの声をいただいています。引き続き、ＮＰＯとの連携のもと、市民の利便性向上に努めていただくよう、お願いします。

　　次に、第３款民生費第１項社会福祉費１目社会福祉総務費のうち臨時福祉給付金事業並びに年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業について申し上げます。これらの事業は、消費税率引き上げによる影響を緩和するため、低所得者に対し、給付金を給付するものでありますが、委員からは消費税増税の一時的な対策でしかないという意見がありました。

　　次に、７目老人福祉費のうち高齢者緊急通報体制等整備事業については、65歳以上の高齢者等へ緊急通報機器を貸し出しすることで、急病等の緊急事態が発生した場合に、迅速な対応が期待される事業です。ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加傾向にある中、平成27年度の登録件数は130件と伸び悩んでおります。現在の利用者の中には、急病の際、実際に通報機器を利用したことで、大事に至らなかった方もいると聞いております。多くの高齢者が利用しやすいよう、さらなる周知に努めていただくようお願いします。

　　次に、第２項児童福祉費２目保育所費、保育所等整備加速化事業について申し上げます。東根市子ども・子育て支援事業計画に基づき、良好な保育環境の提供のため、民間事業者による保育所の整備を支援するものであります。平成28年度には新たな３施設の整備が予定されております。しかしながら、全国的に建築技術者の不足や資材不足、あるいは資材単価の高騰などが問題となっており、県内においても同様であります。開設までに余裕を持ったスケジュールを確保していただくこととともに、園児が快適に過ごすことのできる保育環境の整備をお願いします。

　　次に、第４款衛生費について申し上げます。

　　第１項保健衛生費１目保健衛生総務費、乳児全戸訪問事業についてですが、近年、ライフスタイルや保育ニーズの多様化により、子育てを取り巻く環境は大きく変化しています。特に核家族化、地域のつながりの希薄化は、子育てに対する不安や負担を大きくするものであります。このような中、妊娠から子育てまでを切れ目がなくサポートするため、母子保健コーディネーターを配置することは大いに評価できます。随時、聞き取り調査、定期的な訪問を行うなど、細かな支援をお願いします。

　　次に、３目環境衛生費、浄化槽設置整備事業について申し上げます。平成12年度の浄化槽法の改正により、単独処理浄化槽の設置は原則として禁止となりました。その状況を踏まえ、本市においても下水道区域外の合併処理浄化槽の設置促進を行っていますが、普及率は約40％程度にとどまっている状況です。新年度より拡充される合併処理浄化槽設置費用の補助制度は、補助額の算出根拠に使用人員数が追加され、より利用実態に即した使いやすい制度となります。本市の美しい水環境を守っていくためにも、一層の普及・啓発に努められるよう、お願いします。

　　次に、特別会計について申し上げます。

　　はじめに、国民健康保険特別会計予算についてであります。医療費の増大は、今後ますます続くものと予想されます。医療費抑制のためにも、特定健診の受診率の向上やジェネリック医薬品の普及に、ますます努めていただくようお願いします。平成30年度からは、国保運営主体が市町村から都道府県へと移管されます。県及び県内他市町村との十分な連携を要望することとともに、引き続き、健全な運営を望みます。

　　次に、介護保険特別会計予算について申し上げます。平成27年度より、第６期介護保険事業計画がスタートし、本市においても地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを進めております。介護が必要な高齢者へ適切なサービスを提供する環境を整備するのは、大変重要なことであります。今後とも、高齢者が住み慣れた地域で、できる限り自立した生活を送るためにも、一層の介護予防に努められるよう要望いたします。

　　次に、市営墓地特別会計予算について申し上げます。

　　墓地は、多くの人々が訪れる場でもあります。適正な維持管理がなされるよう、使用者に対する指導・啓発を引き続きお願いします。

　　最後に、後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。

　　団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降、医療費の大幅な増加が予想されます。今後とも、広域連合との連携のもと、可能な限り医療費抑制に努めながら業務を遂行されるよう、お願いします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、平成28年度東根市一般会計予算については賛成多数により、平成28年度東根市国民健康保険特別会計予算、平成28年度東根市介護保険特別会計予算、平成28年度東根市市営墓地特別会計予算、平成28年度東根市後期高齢者医療特別会計予算の４件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、報告を申し上げます。何とぞ本分科会の決定のとおり、ご可決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

○佐藤直予算特別委員長　以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　これから、各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。

　　これから、採決を行います。

　　はじめに、議第35号　平成28年度東根市一般会計予算について、採決をします。

　　本予算の歳入及び第２条から第５条までは議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については、各分科会に付託して審査を願った結果、各分科会委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものであります。議第35号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　ご異議がありますので起立により採決をします。議第35号は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○佐藤直予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第35号は原案のとおり可決されました。

　　次に、議第36号　平成28年度東根市国民健康保険特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第36号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第36号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第37号　平成28年度東根市東根財産区特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第37号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第37号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第38号　平成28年度東根市公共下水道事業特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第38号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第38号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第39号　平成28年度東根市介護保険特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第39号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第39号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第40号　平成28年度東根市市営墓地特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第40号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第40号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第41号　平成28年度東根市後期高齢者医療特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第41号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第41号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第42号　平成28年度東根市水道事業会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第42号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第42号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第43号　平成28年度東根市工業用水道事業会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第43号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第43号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　◎閉　　　　　会

○佐藤直予算特別委員長　以上で、予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。

　　なお、本会議における予算特別委員会の審査の経過及び結果についての報告ですが、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については各分科会委員長の報告を本会議における予算特別委員長の報告にかえることにいたします。

　　次に執行部に申し上げます。予算審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理にあたられることをお願い申し上げます。

　　これで予算特別委員会を閉会します。

　　ご苦労さまでした。

　　　午前１０時４３分　閉　会