平成27年12月17日 午前10時06分 開 議
秋 葉 征 士 議長 浅 野 目 幸 一 副議長
◎出席議員(18名)
1番 片 桐 勝 寿 議員 2番 山 科 幸 子 議員
3番 高 橋 鉄 夫 議員 4番 白 井 健 道 議員
5番 河 村 豊 議員 6番 原 田 利 光 議員
7番 髙 橋 光 男 議員 8番 細 矢 俊 博 議員
9番 今 野 孝 議員 10番 加 藤 信 明 議員
11番 阿 部 綾 子 議員 12番 髙 橋 ひ ろ み 議員
13番 清 野 貞 昭 議員 14番 森 谷 政 志 議員
15番 佐 藤 直 議員 16番 清 野 忠 利 議員
17番 浅 野 目 幸 一 議員 18番 秋 葉 征 士 議員
◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
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土 田 正 剛
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市 長
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石 山 泰 博
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教 育 長
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武 田 庄 一
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選挙管理委員会
委 員 長
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小 林 文 雄
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代表監査委員
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工 藤 喜惠治
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農業委員会会長
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本 間 芳 次
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消 防 長
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間木野 多加志
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副 市 長
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半 田 博
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総 務 部 長
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矢 萩 和 広
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市民生活部長
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髙 橋 昇
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健康福祉部長
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片 桐 崇
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経 済 部 長
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本 田 剛
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ブランド担当部長
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滝 口 亮 一
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建 設 部 長
兼 水 道 部 長
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今 野 和 行
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会計管理者
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古 谷 利 明
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教 育 次 長
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石 垣 裕 之
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総合政策課長
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浅野目 勇
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庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
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芦 野 耕 司
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財 政 課 長
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網 干 賢
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監 査 委 員
事 務 局 長
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菊 池 忠 芳
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農 業 委 員 会
事 務 局 長
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◎事務局職員出席者職氏名
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斎 藤 吉 則
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事 務 局 長
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安 達 好 浩
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事務局長補佐
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井 上 正 宏
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議事主査
兼議事係長
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辻 村 充
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副 主 任
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松 山 朋 美
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主 事
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鈴 木 敬 一
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兼 務 書 記
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早 坂 康 弘
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兼 務 書 記
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◎議 事 日 程
議事日程第6号
平成27年12月17日(木) 予算特別委員会終了後 開 議
(常任委員長報告)
日程第 1 議第72号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する
条例の設定について
日程第 2 議第73号 東根市職員の再任用に関する条例及び東根市議会の議員その他非常勤
の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日程第 3 議第74号 東根市税条例及び東根市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正
する条例の制定について
日程第 4 議第75号 東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日程第 5 議第76号 指定管理者の指定について
日程第 6 議第77号 市道路線の認定について
(質疑・討論・表決)
(予算特別委員長報告)
日程第 7 議第80号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第4号)
日程第 8 議第81号 平成27年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 9 議第82号 平成27年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議第83号 平成27年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)
(質疑・討論・表決)
(厚生常任委員長報告)
日程第11 請願第3号 年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願
(経済建設常任委員長報告)
日程第12 請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請
願
(質疑・討論・表決)
(市長提出追加議案上程)
日程第13 議第88号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第5号)
(説明・質疑・討論・表決)
(委員会提出議案上程)
日程第 14 発議第7号 議員の派遣について
(説明・質疑・討論・表決)
(閉 会)
◎本日の会議に付した事件
議事日程第6号に同じ。
平成27年東根市議会第4回定例会 討論通告書(議案)
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番 号
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発 言 者
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発言の種別
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要 旨
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1
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今野 孝
議 員
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反対討論
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1.議第72号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の設定について
(1)マイナンバー制度に対する市民の理解が不十分である。
(2)情報の漏えいを完全に防ぐことはできない。
(3)本人の提供がないまま個人番号を取得できる仕組みになっている。
以上の理由から本条例の設定に反対する。
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平成27年東根市議会第4回定例会 討論通告書(請願)
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番 号
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発 言 者
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発言の種別
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要 旨
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1
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今野 孝
議 員
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賛成討論
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1.請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願について
(1)政府はTPP交渉大筋合意の概要を発表し、おびただしい数の関税撤廃品目を発表しました。しかし、経済活動の基準の方は詳細が明らかになっていません。
(2)「農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとすること」などの国会決議があります。にもかかわらず政府は、農産物重要5品目も交渉の対象とし、関税削減に手を貸しただけでなく、農林水産物の輸入拡大を約束しました。
これらの事実を踏まえると、本請願は採択すべきものと考えます。
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2
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白井 健道
議 員
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反対討論
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1.請願第3号 年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願について、以下の観点から不採択の討論をいたしたく。
(1)年金についての根本的な問題は、世代間格差や賦課方式・積立方式など、財源との関連が最重要課題であり、これこそ議論すべきであると考えるため。
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反対討論
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1.請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願について、不採択の立場から討論を行いたく。
理由は以下の点による。
(1)総合的なTPP関連政策大綱が策定されるなど、緩和策が示されている点
(2)今後、韓国、タイ、インドネシア、フィリピンなどの加盟も予想されており、更なる機会が訪れることが見込まれる点
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◎開 議
○秋葉征士議長 皆さんご苦労さまです。
本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第6号によって進めます。
◎議第72号 東根市行政手続におけ
る特定の個人を識別するための番号
の利用等に関する法律に基づく個人
番号の利用及び特定個人情報の提供
に関する条例の設定について外5件
○秋葉征士議長 はじめに、日程第1 議第72号から日程第6 議第77号までの6議案を一括して議題とします。
委員会審査報告書
本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。
なお、各事件に対する議決の理由は、委員長報告によってご承知願います。
平成27年12月17日
総務文教常任委員長 髙橋光男
経済建設常任委員長 阿部綾子
厚 生常任委員長 原田利光
東根市議会議長 秋葉征士 殿
記
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付託委員会
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事件番号
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件 名
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審査結果
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総務文教
常任委員会
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議第72号
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東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の設定について
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原案可決
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議第73号
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東根市職員の再任用に関する条例及び東根市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
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原案可決
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議第74号
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東根市税条例及び東根市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について
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原案可決
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議第76号
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指定管理者の指定について
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原案可決
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経済建設
常任委員会
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議第77号
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市道路線の認定について
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原案可決
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厚生
常任委員会
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議第75号
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東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
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原案可決
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◎総務文教常任委員長報告
○秋葉征士議長 これから、総務文教常任委員会に付託しました議第72号から議第74号及び議第76号の4議案の審査の経過と結果について委員長に報告を求めます。
総務文教常任委員長 7番髙橋光男議員。
〔髙橋光男総務文教常任委員長 登壇〕
○髙橋光男総務文教常任委員長 皆さん、おはようございます。議長の指名により総務文教常任委員会に付託されました4議案についての審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本件を審査するため、12月11日午前10時から、第3委員会室において総務文教常任委員会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
はじめに、議第72号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の設定について申し上げます。
本条例は、いわゆるマイナンバー法の施行に伴い、本市における個人番号の独自利用及び特定個人情報の提供に関し、必要な事項を定めるものであります。
本条例に基づく、個人番号や特定個人情報の適切な運用とともに、市民に対するマイナンバー制度の的確な周知を要望し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第73号 東根市職員の再任用に関する条例及び東根市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、一元化法の施行に伴う所要の改正であり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に議第74号 東根市税条例及び東根市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、上位法令の施行等に伴う所要の改正を行うものであります。
本条例の改正は、地方税における猶予制度の見直しなど、納税者の負担軽減が図られるとともに、納税環境の向上に寄与するものであり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に議第76号 指定管理者の指定について申し上げます。
本案は、東根市中央運動公園の指定管理者にセントラルスポーツ株式会社と公益財団法人東根市体育協会との共同事業体を指定するものであります。
本案は、スポーツ施設の管理運営を全国展開している民間企業が指定管理者に加わることにより、民間ならではのノウハウを活かした事業の実施が期待されるとともに、これまで地域に密着したスポーツの推進を展開してきた東根市体育協会との相乗効果により、年間を通じた施設の活用と、市民がよりスポーツに親しめる環境の整備がさらに図られるものであり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務文教常任委員会における議案審査の経過と結果についての報告であります。何とぞ本常任委員会の決定のとおり、ご可決くださいますようお願いを申し上げまして報告を終わります。
◎経済建設常任委員長報告
○秋葉征士議長 次に、経済建設常任委員会に付託しました議第77号の審査の経過と結果について委員長に報告を求めます。
経済建設常任委員長 11番阿部綾子議員。
〔阿部綾子経済建設常任委員長 登壇〕
○阿部綾子経済建設常任委員長 おはようございます。議長の指名により、経済建設常任委員会に付託されました議案についての審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本件を審査するため、12月11日午前10時から、第1委員会室において経済建設常任委員会を開催し、全員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
議第77号 市道路線の認定についてですが、開発行為により新たに設置された6路線を市道として認定するものであります。
道路幅員や雨水処理の状況などの質疑を経て、市道認定に支障がないものと判断し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決するものと決しました。
以上、経済建設常任委員会における議案審査の経過と結果についての報告であります。何とぞ本常任委員会の決定のとおり、ご可決くださいますよう、お願いを申し上げまして、報告を終わります。
◎厚生常任委員長報告
○秋葉征士議長 次に、厚生常任委員会に付託しました議第75号の審査の経過と結果について委員長に報告を求めます。
厚生常任委員長 6番原田利光議員。
〔原田利光厚生常任委員長 登壇〕
○原田利光厚生常任委員長 議長の指名により、厚生常任委員会に付託されました議案について、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本件を審査するため、12月11日午前10時から、第4委員会室において厚生常任委員会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審議を行いました。
議第75号 東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
大富学童保育所の設置に伴い、所要の改正を行うものであり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決するべきものと決しました。
以上、厚生常任委員会における議案審査の経過と結果についてご報告であります。何とぞ本常任委員会の決定のとおり、ご可決くださるようお願いを申し上げまして、ご報告を終わります。
○秋葉征士議長 以上で報告を終わります。
これから、ただ今の委員長報告に対し一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、討論ですが、反対討論の通告がありますので、発言を許可します。
9番今野 孝議員。
〔9番 今野 孝議員 登壇〕
○9番(今野 孝議員) 9番今野 孝です。
通告に従い、議第72号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の設定について、これに反対する立場からの討論を行います。
反対理由の第1は、マイナンバー制度に対する市民の理解が不十分だからであります。
東根地区区長会からは「地区民にわかりやすく内容説明を徹底していただくようお願いします」との要望が出されております。市民の命と暮らしを守るべき自治体として今なすべきことは、条例の設定ではなくて、マイナンバー制度の内容や取り扱い上の留意点などを市民に周知徹底することではないでしょうか。
反対理由の第2は、マイナンバー制度は情報の漏えいを完全に防ぐことができないからであります。
6月11日の参議院内閣委員会において、山下芳生参議院議員がマイナンバー制度の避けられないリスクとして、1つ、100%情報漏えいを防ぐ完全なシステムの構築は不可能であること、1つ、意図的に情報を盗み売る人間がいるというリスクを排除できないことなど、4つのリスクを指摘しました。政府もこのリスクを否定できなかったということです。
この点については、マスコミにも共通認識が広がっています。週刊ダイヤモンド7月19日号は「セキュリティに穴はないのか。残念ながらないとは言えない。漏れる穴は主なものだけでも2カ所想定される。地方自治体と民間企業だ」と報じました。
また、週間ダイヤモンド7月19日号では、先ほどの号と同じでありますけれども、白鴎大学教授の石村耕治氏が「民間企業約400万社のうち9割以上が中小企業で、規模の小さい事業者が十分なセキュリティ対策を施すのは至難のわざ。情報は間違いなくだだ漏れになる」、このように指摘しております。
このような危険な制度にかかわる条例の設定は、認めることはできません。
反対理由の第3は、本人の提供がなくても個人番号が取得される仕組みになっているからであります。
既に住民基本台帳システムへの付番が行われました。10月15日から始まった番号通知カードの発送は、付番された住民基本台帳システムを活用して行われております。
本条例が設定されれば、本市は本人に番号提供を求めなくても、番号を利用した事務が可能になります。番号法第14条第2項は「個人番号事務実施者は、個人番号利用事務等を処理するために必要があるときは、地方公共団体情報システム機構に対し(番号を含む)本人確認情報の提供を求めることができる」と規定しております。仮に市民が番号の提供を拒否できたとしても、番号はそれぞれの個人情報に付番されて自治体などの機関に保有されることになります。
確かに、行政事務の効率化は図られるかもしれません。しかし、それと引きかえに市民の個人情報が危機にさらされることになります。そう考えると、本条例の設定に賛成することはできません。
以上申し述べまして、私の討論といたします。
○秋葉征士議長 以上で反対討論を終わります。
本来であれば、ここで賛成討論を行った後に採決となるところですが、通告がありませんので以上で討論を終わります。
これから採決をします。
はじめに、議第72号 東根市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の設定について採決をします。
本案については、反対討論がありましたので起立により採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第72号は委員長報告のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○秋葉征士議長 起立多数と認めます。よって、議第72号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議第73号 東根市職員の再任用に関する条例及び東根市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第73号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第73号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議第74号 東根市税条例及び東根市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第74号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第74号は委員長報告のとおり可決されました。
次に議第75号 東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第75号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第75号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議第76号 指定管理者の指定について採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第76号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第76号は委員長報告のとおり可決されました。
次に議第77号 市道路線の認定について採決をします。
本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第77号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第77号は委員長報告のとおり可決されました。
◎議第80号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第4号)外3件
○秋葉征士議長 次に日程第7 議第80号から日程第10 議第83号までの4議案を一括して議題とします。
委員会審査報告書
本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。
平成27年12月17日
予算特別委員長 佐藤 直
東根市議会議長 秋葉征士 殿
記
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事件番号
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件 名
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審査の結果
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議第80号
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平成27年度東根市一般会計補正予算(第4号)
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原案可決
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議第81号
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平成27年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
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原案可決
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議第82号
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平成27年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
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原案可決
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議第83号
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平成27年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)
|
原案可決
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◎予算特別委員長報告
○秋葉征士議長 これから予算特別委員会に付託しました予算関係4議案の審査の経過と結果について、予算特別委員長に報告を求めます。
予算特別委員長 15番佐藤 直議員。
〔佐藤 直予算特別委員長 登壇〕
○佐藤 直予算特別委員長 皆さん、ご苦労さまです。議長の指名により、12月3日の本会議におきまして予算特別委員会に付託なりました議第80号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第4号)から、議第83号 平成27年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)までの予算関係4議案の審査の結果についてご報告申し上げます。
審査にあたりましては、去る12月10日の予算特別委員会におきまして慎重に審査を行いました。
その結果、別紙委員会審査報告書のとおりでありますが、全議案とも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。何とぞ、予算特別委員会の決定どおり、ご可決くださいますようお願いを申し上げまして報告を終わります。
○秋葉征士議長 以上で、報告を終わります。
次に予算特別委員長に対する質疑でありますが、予算議案は議長を除く全員で審査をしていただいておりますので、質疑を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。したがいまして、予算特別委員長に対する質疑は省略することに決しました。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから採決をします。
はじめに、議第80号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第4号)について採決をします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。議第80号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第80号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議第81号 平成27年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)から議第83号 平成27年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)までの3議案を一括して採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本予算は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって議第81号から議第83号までの3議案は委員長報告のとおり可決されました。
◎請願第3号 年金積立金の安全か
つ確実な運用に関する請願外1件
○秋葉征士議長 次に、日程第11 請願第3号及び日程第12 請願第4号を一括して議題とします。
請願審査報告書
本委員会に付託された請願について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第144条第1項の規定により報告します。
なお、請願に対する決定の理由及び意見等は、委員長報告によってご承知願います。
平成27年12月17日
経済建設常任委員長 阿部綾子
厚 生常任委員長 原田利光
東根市議会議長 秋葉征士 殿
記
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付 託
委 員 会
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受 理
年 月 日
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受 理
番 号
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件 名
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請 願 者
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紹介議員
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審 査
結 果
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措 置
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厚生
常任委員会
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平成27年
11月26日
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請 願
第3号
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年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願
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村山市楯岡新町2丁目12-7
連合山形北西村山地域協議会
議長 髙橋正昭
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森谷政志
山科幸子
片桐勝寿
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不採択
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経済建設
常任委員会
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平成27年
11月26日
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請 願
第4号
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TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願
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山形市大字門伝字裏城1番地
農民運動山形県連合会
会長 花烏賊義廣
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今野 孝
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不採択
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◎厚生常任委員長報告
○秋葉征士議長 はじめに、請願第3号の厚生常任委員会における審査の経過と結果について、厚生常任委員長に報告を求めます。
厚生常任委員長 6番原田利光議員。
〔原田利光厚生常任委員長 登壇〕
○原田利光厚生常任委員長 議長の指名により、厚生常任委員会に付託されました請願第3号 年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。本請願を審査するため、12月11日午前10時から、第4委員会室において厚生常任委員会を開催し、全員出席のもと、慎重に審査を行いました。
公的年金は高齢者世帯収入の大部分を占め、6割の高齢者世帯が年金収入だけで生活するなど、老後の生活保障の柱となっております。
そのような中、政府は平成25年6月に閣議決定した日本再興戦略において、年金積立金管理運用独立行政法人に対し国内債権中心の運用から、国内外株式へと外国債権の資金割合を高める方向で、年金積立金の運用の見直しを求めたところです。
委員からは、「年金問題等の影響から、納付率が約6割にとどまるなど、国民の年金に対する不信感は根強く、経済情勢が今後どう推移していくか不透明な状況において、確実な運用を実施することは、年金に対する信頼の回復につながることから、この請願は願意妥当である」との意見がありました。
また、「少子高齢化が進めば、高齢者一人を現役世代一人で支える時代となり、将来の安定的な給付のためにも資金運用は必要であり、今年7月から9月において運用損失は出たものの、10月以降は運用実績が改善していること、また、全体的な運用累積収益額は増加していることから、堅実な運用はなされている」との意見がありました。
これらの意見のもと、採択の結果、賛成少数により、本請願は不採択すべきものと決しました。
以上、厚生常任委員会における請願審査の経過と結果についての報告を終わります。
◎経済建設常任委員長報告
○秋葉征士議長 次に、請願第4号の経済建設常任委員会における審査の経過と結果について経済建設常任委員長に報告を求めます。
経済建設常任委員長 11番阿部綾子議員。
〔阿部綾子経済建設常任委員長 登壇〕
○阿部綾子経済建設常任委員長 議長の指名により、経済建設常任委員会に付託されました請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
本請願を審査するため、12月11日午前10時から、第1委員会室において経済建設常任委員会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
委員からは、「TPP交渉の大筋合意について、政府に対し、より詳しい情報を開示させ、国会・国民の議論を保障するよう求めることは必要であるとし、くわえて、この度の合意は、国民の理解が十分に得られないままの手続であることから、この請願の願意は妥当である」との意見がありました。
しかしながら、「国民皆保険制度の存続や総合的なTPP関連政策大綱に伴う財源の確保など、懸念される事項は残るものの、参加国との貿易手続の簡素化、そして、市場の拡大により日本の優れた工業製品や、インフラシステムなどの分野で大きな利益が期待されるほか、TPPへの参加は、日本の農業が守りから攻めに転じ、成長・発展していく契機である」との意見がありました。
「何より、これまで大筋合意に向けて、日本が交渉参加国との調整役として大きな役割を担ってきた中、最終的に批准しない場合、日本の国際的な信用を失うことになる」との声もありました。
これらの意見のもと、採決の結果、賛成少数により、本請願は不採択すべきものと決しました。
以上、経済建設常任委員会における請願審査の経過と結果についての報告を終わります。
○秋葉征士議長 以上で、報告を終わります。
次に、ただ今の報告に対し一括して質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで暫時休憩します。
午前10時39分 休 憩
午前10時39分 開 議
○秋葉征士議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、先に請願第4号についての通告がありましたので、発言を許可します。はじめに、9番今野 孝議員。
〔9番 今野 孝議員 登壇〕
○9番(今野 孝議員) 請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願について、賛成する立場から討論を行います。
10月5日まで会期を延長したTPP閣僚会合は、難題のバイオ医薬品のデータ保護期間や、乳製品、自動車の原産地規則について合意が得られたとして、大筋合意の記者会見を行って終了しました。
今回の大筋合意により、TPP交渉は基本的には終了し、舞台はアメリカ政府によるアメリカ議会への通告3カ月後の、早くても1月20日以降に予定される加盟12カ国による批准・調印を経て、各国の議会承認手続に移ることになります。
TPPは条約なので、基本的には加盟国の全ての議会で承認されて初めて発効することになります。ただし、議会承認国の合計GDPが加盟国全体の85%を上回った場合は、その時点で発効するとの規定が盛り込まれております。日本、アメリカ含めて6カ国で承認されれば成立するという異例の条約になっております。
逆に言えば、GDPが一国のみで15%を超えているアメリカと日本のどちらかで承認されなければTPPは発効しないことになります。
TPPをめぐる本格的論議はこれからです。
請願事項の1点目は、TPP「大筋合意」の詳細と協定本文を速やかに開示し、国会・国民の議論を保障することとあります。
政府はTPP交渉「大筋合意」の概要を発表し、おびただしい数の関税撤廃品目は発表しました。しかし、経済活動の基準の方は詳細を明らかにしておりません。
国のあり方を大きく変えると言われているTPP交渉の全容の開示を求め、国会・国民の議論の保障を求めることは、主権者である国民にとって当然の権利です。
請願事項の2点目は、国会決議に違反する合意は撤回し、協定への調印・批准は行わないこととあります。
国会決議には「農林水産分野の重点5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合には脱退も辞さないもの」と明記されております。
にもかかわらず政府は農産物重要5品目も交渉の対象にし、関税削減に手を貸しただけでなく、農林水産物の輸入拡大も約束してしまいました。
国会軽視も甚だしいと言わなければなりません。議会に身を置く者の一人として見過ごすわけにはいきません。
また、政府は自ら作成した資料の中で、除外とは、特定の物品を関税の撤廃の削減の対象としないこと、再協議とは、特定の物品の扱いを将来の交渉に先送りすることなどと定義し、国民に国会決議があるから大丈夫とのメッセージを送ってきました。
しかし、TPP交渉の大筋合意の概要を見る限りでは、看板に偽りありと言わなければなりません。
請願事項の2点目も当然の要求と考えます。よって、本請願は採択すべきものと考えます。
以上申し述べまして私の討論といたします。
○秋葉征士議長 次に、4番白井健道議員。
〔4番 白井健道議員 登壇〕
○4番(白井健道議員) 4番白井健道です。
TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願について、不採択とすることに賛成の立場で討論を行います。
さて、昨今、世界各地で自由貿易協定、いわゆるFTA、それから経済連携協定(EPA)等の協定が盛んに交渉ないし締結されております。日本も15の国・地域との協定を締結済み、もしくは署名済みであり、さらに現在は日本、EU、あるいは日中韓など8つの国・地域で交渉中であります。
そもそもなぜ世界各地でFTA交渉等が活発化しているかを考えたときに、まず歴史をひも解いてみますと、多国間条約として関税及び貿易に関する一般協定(GATT)、これが1948年に発効しております。これは保護貿易主義が第2次世界大戦の遠因になったといった反省に基づいて自由貿易の促進を目的に締結された条約であります。
その後、1995年にはGATTが発展的に解消され、世界貿易機関(WTO)が設立され、引き続き関税その他の貿易障壁を軽減し、貿易における差別的待遇の廃止を目指してきました。本日もWTOによる積極的な関税の見直しというものがニュースになっていたかと思います。
このように共存関係を深める現代国際社会において、公平公正なルールのもとで、貿易、投資、経済関係の環境整備が世界の平和や安定に不可欠なことだと考えます。
また、貿易立国である日本は、今、少子高齢化による国内市場縮小の影響が予想されているわけですから、日本の将来にとっても公平公正なルールで自由な貿易が保障されることは大変望ましいことと考えます。
そのような中で、特に以下の2点から今般の請願については不採択、つまりはTPPを批准することが妥当と考える次第です。
まず、TPPの枠組みを決定するのは、まさに多国間の交渉の成果によるということを認識しなければいけないと考えます。
つまり、交渉である限り0か100か、あるいはALL OR NOTHINGということにはなりません。攻めて獲得するところは攻める、守るべきところは守る、譲る必要がある場合でも、痛手の少ない部分を譲るというのが交渉だと思います。そのような中で大筋合意を速やかに総合的なTPP関連政策大綱が策定され、痛みを伴う部分への対策と、攻めて行く部分の方向性が示されました。
攻めの部分については、具体策は先送りされているといった論調もありますが、これはまさに民間企業などがアンテナを高くして機会を逃さずに挑戦していくことが求められているのだと考えております。
そのような意味からも、この政策大綱は日本の特長を生かして、今後さらに発展が見込まれるアジア市場をはじめ、世界とのかかわりの方向性を示したものと理解しております。この点がTPPを批准すべきと考える1点目であります。
第2点としては、このTPPの枠組みがこれからのアジア太平洋地域の貿易投資の流れを形成するという点です。既に韓国、タイ、インドネシア、フィリピンは参加の意思を表明しております。さらには、現在進行中のRCEPも視野に入れれば、将来的にはインド、中国をもこの枠組みに入ってくることになります。
これまでの日本の輸出は主に自動車、機械、電気製品などが多かったわけですが、これからは委員長報告にもあったように交通システムや上下水道のシステムなど、システム全体の輸出が期待されています。
そのような流れにある中で、TPPは各国の政府調達について参入機会を増やす効果があります。特に新興国では、これまで経済援助に頼っていた社会インフラについて、多様な資金により整備していくことが想定されます。日本の輸出の第2ステージではないかと私は考えております。従来型の製品輸出に加え、このようなインフラシステムの増加、さらには農産物の輸出の拡大などを考える上でも、TPPを批准することが国益にかなうことだと考えます。
以上のことからTPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願については不採択とすることに賛成するものであります。ありがとうございます。
○秋葉征士議長 次に、請願第3号についての討論通告がありましたので、これを許可します。4番白井健道議員。
○4番(白井健道議員) 続きまして、請願第3号 年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願に対する不採択の立場から討論を行います。
今般の請願は年金積立金の安全な運用を求めるものであります。
現在株式での運用の割合が高まったことで、幾つかのリスクが考えられます。1つは、GPIFによる国内株のインデックス買いにより国内株価が上昇し、これに同調しヘッジファンドが株を買い、ころ合いを見計らって売り抜けるということがまず考えられるかと思います。
また、GPIFによる株式保有の割合が増えると売却する際に大きな影響が出るため、社会状況あるいは政治状況から売るに売れないといった状況が想定されるというのもリスクの1つかと思います。
しかし、年金問題を考える際にこれが根本的な問題かといいますと、もっと根本的な問題があると考えております。
つまり、今、年金給付費は約50兆円、うちその財源は保険料が55%、国費が36%、資産運用が9%と社会保障費全体の財源から推計がされます。このような中でこの国費導入、少なからず赤字国債が入っております。
それから、積立金につきましては、現在130兆円あると言われておりますけれども、2009年から2014年まで約33兆円が取り崩されて給付金に回っております。2009年の厚生労働省が設けた社会保障審議会年金部会によりますと、この積立金については2031年に枯渇されるという可能性が示されています。
したがいまして、年金の場合、この財源をどうしていくかということが最も重要な問題であると考えます。つまりは、これの解決のために世代間格差問題をどのように対応していくのか。あるいは、賦課方式にするのか、積立方式に変更していくのか、こういったものの議論が本来であれば地方議会でも議論されるべきではないでしょうか。
以上のようなことからこの請願については不採択とさせていただきます。ありがとうございます。
○秋葉征士議長 以上で討論を終わります。
これから採決をします。
はじめに、請願第3号、年金積立金の安全かつ確実な運用に関する請願について採決をします。
本請願に対する委員長報告は不採択でありますが、この請願を採択とすることについて採決をします。
お諮りします。請願第3号は、採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○秋葉征士議長 起立少数です。よって請願第3号は、不採択とすることに決しました。
次に、請願第4号 TPP交渉「大筋合意」は撤回し、調印・批准しないことを求める請願について採決をします。
本請願に対する委員長報告は、不採択でありますが、本請願を採択することについて採決をします。
お諮りします。請願第4号は採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○秋葉征士議長 起立少数です。よって請願第4号は、不採択とすることに決しました。
◎市長提出追加議案上程
○秋葉征士議長 次に、日程第13 議第88号を議題とします。
◎提案理由の説明
○秋葉征士議長 これから提案理由の説明を求めます。
土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 市議会第4回定例会に追加提案いたします案件についてご説明を申し上げます。
追加提案いたします案件は、補正予算1件であります。議第88号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第5号)につきましては、福祉灯油購入費等助成事業の実施に伴う増額補正であり、今年度も事業を実施することとした県の動向を踏まえ、本市での利用実施を判断したものであります。
この結果、歳入歳出予算に794万5,000円を増額し、予算総額を203億2,243万4,000円とするものであります。
以上、提案理由を申し上げましたが、詳細については担当課長に説明させますので、ご審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
○秋葉征士議長 次に、財政課長に補足説明を求めます。
芦野財政課長。
〔芦野耕司財政課長 登壇〕
○芦野耕司財政課長 議長の指示により、補足して説明を申し上げます。
追加議案書の1ページをお願いいたします。
議第88号 東根市一般会計補正予算(第5号)でございます。これは、今年度の福祉灯油購入費等助成事業を実施するための所要額を予算措置するのものでございます。県議会の12月定例会で知事が実施を表明したことなども踏まえまして、本市における実施、市報などでの事前周知ですとか申請の受付など、こういったことを可能な限り速やかに取りかかりますように追加の提案をするものでございます。
4ページ、5ページをお願いいたします。
補正額と補正後の予算総額については先ほど市長から説明がございましたので、私からはこちらの明細について説明をさせていただきます。
順番が逆になりますが、下の表、歳出から申し上げます。第3款第1項1目の社会福祉総務費に794万5,000円を追加いたします。その内訳として、右のページの説明のところにございます需用費と役務費に事務経費を見込んでおります。消耗品や郵券代、振込手数料などでございます。
それと扶助費に760万円、灯油購入助成費本体でございますけれども、これを計上しております。住民税非課税の高齢者世帯など、それから東日本大震災で本市に避難されている世帯としまして、約1,500世帯を見込んでおります。
今年は昨年よりも灯油の価格が低く推移しておりますし、ここ数年ないような暖かい冬となっておりますけれども、県としては、昨年度からの消費税増税ですとか、年金の実質的な引き下げ、こういったことに着目して、低所得者世帯の暮らしを取り巻く環境の厳しさ対策をとっております。
このようなことを踏まえまして、昨年までは1,000円の灯油券、これを5枚お渡ししていたところですけれども、本年度は現金5,000円を口座に振り込む方式にする予定でございます。これによりまして、例年見られる灯油券をなくしたとか、使い忘れたとか、こうしたことも防げますし、あるいは暖房に灯油を使わない世帯の支援にもなると考えているところでございます。
これに対しまして歳入でございます。上の表になります。県の担当課によれば、昨年度と同様に市町村の負担の半分を県が負担するという意向のようでございますけれども、その予算は2月の県議会で決まりますので、今回は財政調整基金の繰り入れで全額を賄うこととしておりまして、県議会で議決の後、県の補助金、これを3月の補正予算で計上したいと考えております。
以上で補正予算の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○秋葉征士議長 以上で提案理由の説明を終わります。
ここでお諮りします。ただ今議題となっております議第88号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。したがいまして、議第88号につきましては委員会付託を省略することに決しました。
◎議第88号 平成27年度東根市
一般会計補正予算(第5号)
○秋葉征士議長 次に、議第88号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
9番今野 孝議員。
○9番(今野 孝議員) 議第88号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第5号)歳出第3款第1項1目にかかわって4点お尋ねしたいと思います。
その前に、今年も福祉灯油購入費等助成事業を実施していただくことになりましたことについて御礼申し上げておきたいと思います。ありがとうございます。
まず質問の1点目でございますけれども、本事業実施に至った経過についてお尋ねしたいと思います。
○秋葉征士議長 髙橋健康福祉部長。
○髙橋 昇健康福祉部長 お答えいたします。
本市では、これまで国や県の原油高騰対策支援事業が実施された場合や、本市に豪雪対策本部が設置された場合に、福祉灯油購入助成事業を実施してきたところであります。
近年では、昨年度と一昨年度に県の補助金の交付を受けまして、助成事業に取り組んだところであります。本年度も先ほど説明したように、県におきまして、消費税の増税や、年金支給額の実質的な引き下げによる低所得者等の経済的な負担軽減を目的とします福祉灯油購入費助成事業を実施することになったところであります。
このようなことから県の事業を受けまして本事業を実施するものであります。
○秋葉征士議長 9番今野 孝議員。
○9番(今野 孝議員) ありがとうございます。2点目として、平成25年度及び平成26年度にも本事業は実施されているわけでありますけれども、同事業の実績についてお尋ねしたいと思います。
○秋葉征士議長 髙橋健康福祉部長。
○髙橋 昇健康福祉部長 お答えいたします。
平成25年度及び26年度の実績でありますけれども、平成25年度の対象世帯が1,600世帯、交付実績が731世帯で交付率は45.7%となっております。また、平成26年度でありますけれども、対象世帯が1552世帯、交付実績が1,174世帯、交付率は75.6%となったところであります。
交付率が30%ほど大幅に上昇した要因でありますけれども、交付期間について、平成25年度は2月12日から開始したところでありますけれども、昨年度は1月6日から開始したということから、時期が早まったことと、昨年度から対象世帯に直接個別に申請書を送付したことが大きな要因と、このように捉えているところであります。よろしくお願いします。
○秋葉征士議長 9番今野 孝議員。
○9番(今野 孝議員) ありがとうございます。通知の方法を改善していただくことによって、大きく利用が拡大されたと、そのことに対してまず感謝申し上げておきたいと思います。
3点目として、本年度の事業内容についてお尋ねしたいと思います。
○秋葉征士議長 髙橋健康福祉部長。
○髙橋 昇健康福祉部長 お答えいたします。
先ほど財政課長の説明でもあったところでありますけれども、今年の実施内容につきましては、対象世帯1世帯当たり5,000円の助成を行うと。対象者につきましては、これまで同様、住民税の非課税世帯である65歳以上の高齢者世帯や、ひとり親世帯また東日本大震災後により本市に避難している世帯などを対象としたいと考えております。
また、多くの対象者に交付できるよう、昨年度と同様、世帯へ個別に申請書を送付する予定でもあります。
また、これまでの1枚1,000円の灯油券5枚を交付していたところでありますけれども、高齢者世帯においても灯油を使用しない世帯も多くなってきております。そういうことから、今年度から助成額5,000円を指定口座に振り込むと、このような形で利便性と交付率の向上を図ってまいりたいと考えているところであります。よろしくお願いします。
○秋葉征士議長 9番今野 孝議員。
○9番(今野 孝議員) 利便性と交付率の向上に向けてさらなる工夫を加えていただいたこと感謝申し上げたいと思います。
4点目として、本事業の実施スケジュールを教えていただきたいと思います。
○秋葉征士議長 髙橋健康福祉部長。
○髙橋 昇健康福祉部長 お答えいたします。
今後のスケジュールについてでありますけれども、市長より年明け早々の実施の指示を受けたところであります。そのようなことで年内中に対象世帯宛てに事業の通知と申請書を送付する予定であります。申請期間につきましては、年明けの1月5日から開始しまして、2月末までと考えております。
口座振り込みの時期でありますけれども、1月15日ごろから順次入金を行う予定であります。
また、事業の広報でありますけれども、1月1日号の市報、またホームページへの掲載、さらには民生委員、児童委員や地域包括支援センター等へ情報提供しまして、広く市民の皆様方に周知する予定でありますのでご理解をお願いします。
○秋葉征士議長 9番今野 孝議員。
○9番(今野 孝議員) ありがとうございます。本事業、これまではどちらかというと気象条件とか灯油価格とかが導入のきっかけになっていたと理解しておりますけれども、今年は低所得者世帯等の経済的な負担軽減を目的とするということで、視点を広げていただけたものかと理解してます。
そのように考えたときに、この事業はむしろこれから継続的にやっていただくことがふさわしいのではないかと考えております。12月8日の県議会で山形県知事の答弁の中に「山形県民生委員児童委員協議会からも経済的に困窮している世帯を対象とする灯油購入費助成事業について今年も継続して実施いただきたいとの要望を頂戴いたしました」と、このような答弁がなされたと聞いております。
そういうふうに考えますと、やはりこれは、県に先駆けてといいますか、市が所得が低くて困窮している人を支援していくぞという姿勢を見せつつ、なおかつ県知事は「あったかい県政」を標榜して知事になられた方ですから、東根市は頑張るんだから県にも是非頑張ってほしいとしていった方がいいんじゃないかと、そういうことを是非ご検討いただきたいと要望を申し上げまして私の質疑といたします。ありがとうございました。
○秋葉征士議長 以上でご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
5番河村 豊議員。
○5番(河村 豊議員) 1点だけお願いします。昨年までと方式が変えられたということで、今回、昨年までの灯油券に変えて現金支給ということですけれども。この点について先ほど説明でもありました、灯油を購入しない方の援助にもなるということでありましたけれども、これは私すばらしい進展だと思いますが、この辺は当面財調を繰り入れてやるということですけれども、県の補助を得る上で、この辺の見解というのははっきりしているのでしょうか、この補助の意味合いですね。灯油のみにかかるということになってしまわないのか、その辺のところを確認お願いしたいところです。
○秋葉征士議長 髙橋健康福祉部長。
○髙橋 昇健康福祉部長 県の方の要項等もまだ確定はしておりませんけれども、これまで得た情報の中では、今回の5,000円の給付、この面についてもこれまでと同様の県の補助対象となると理解しているところであります。よろしくお願いします。
○秋葉征士議長 5番河村 豊議員。
○5番(河村 豊議員) 確認がまだということでしたので、この補助がしっかりと得られるように、県とのすり合わせもお願いしたいと思いますし、万が一の場合にも財源の裏づけはまたしっかりとれるようによろしくお願いしたいと思います。以上です。
○秋葉征士議長 以上でご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時13分 休 憩
午前11時13分 開 議
○秋葉征士議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、議第88号についての討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
これから、議第88号 平成27年度東根市一般会計補正予算(第5号)について採決をします。
議第88号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって、議第88号は原案のとおり可決されました。
◎委員会提出議案上程
次に日程第14 発議第7号を議題とします。
はじめに、発議第7号の委員会発議については、議会運営委員長に提案理由の説明を求めます。議会運営委員長 10番加藤信明議員。
〔加藤信明議会運営委員長 登壇〕
○加藤信明議会運営委員長 お疲れさまです。
議長の指名により、発議第7号 議員の派遣について提案理由の説明を申し上げます。
地方自治法第100条第13項及び東根市議会会議規則第168条の規定により議員を派遣するものであります。
派遣の目的、派遣場所、派遣期間及び派遣議員につきましては別紙配付のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。
何とぞご理解をいただきまして、議案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○秋葉征士議長 以上で提案理由の説明を終わります。
◎発議第7号 議員の派遣について
○秋葉征士議長 これから、発議第7号について質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで暫時休憩します。
午前11時16分 休 憩
午前11時17分 開 議
○秋葉征士議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
これから発議第7号 議員の派遣について採決をします。
発議第7号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋葉征士議長 異議なしと認めます。よって発議第7号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了しました。
◎市長あいさつ
○秋葉征士議長 ここで市長から発言を求められておりますので、これを許可します。
土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 第4回定例会に提案いたしました全議案ともご同意、ご可決をいただき大変感謝を申し上げる次第であります。
この間にいただきました議員各位からのご意見、ご提言等には真摯に耳を傾け、今後の市政運営に資してまいりたい、このように考えているところであります。
平成27年の締めくくりの議会として、改めて議員の皆様方に御礼を申し上げ、間もなく新年を迎えるわけでありますが、新年にあたって議員各位のますますのご発展を祈念を申し上げさせていただきまして一言御礼の言葉にかえさせていただきます。
本日は大変どうもありがとうございます。
◎閉 会
○秋葉征士議長 ここで平成27年東根市議会第4回定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は、12月3日から本日までの15日間にわたり、提案されました数多くの重要議案について、慎重に審議がなされ、全ての議案を議決して、ただ今閉会となりました。皆さんのご協力に対し、心から感謝を申し上げます。
また、執行部におかれましては、各議員から出されました意見や要望などを十分尊重され、的確な市政運営を執行されるようお願いを申し上げます。
これで、平成27年東根市議会第4回定例会を閉会します。ご苦労さまでした。
午前11時20分 閉 会