第 1 回 定 例 会 会 議 録

平成22年3月1日 午前10時 開 会

      清  野  貞  昭 議長       秋  葉  征  士 副議長


◎出席議員(17名)
 1番   水  上  公  明 議員       2番   高  橋  光  男 議員
 3番   細  矢  俊  博 議員       4番   大  場  英  雄 議員
 5番   浅 野 目  幸  一 議員       6番   加  藤  信  明 議員
 7番   阿  部  清  雄 議員       8番   阿  部  綾  子 議員
 9番   高  橋  ひ ろ み 議員      10番   佐  藤     直 議員
11番   奥  山  重  雄 議員      12番
13番   青  柳  安  展 議員      14番   清  野  忠  利 議員
15番   武  田  敏  夫 議員      16番   結  城     芳 議員
17番   秋  葉  征  士 議員      18番   清  野  貞  昭 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        横 尾 智三郎
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
奥 山   元                 荒 川 妙 子  代表監査委員
         委  員  長
八 島 一 夫  農業委員会会長        大 江 和 明  消  防  長
椎 名 和 男  副  市  長        小 関 正 男  教  育  長
高 橋 一 郎  総 務 部 長        杉 浦 宗 義  市民生活部長
黒 田   長  健康福祉部長         岡 崎 春 夫  経 済 部 長
         建 設 部 長
小 林 文 雄                 山 科   優  会計管理者
         兼水道部長
矢 作   隆  教 育 次 長        間木野 多加志  総合政策課長
塩 野 康 二  庶 務 課 長        中 里 純 一  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監査委員
太 田 紀代子                 森 谷   健
         事務局長                    事務局長
         農業委員会
今 野 和 行
         事務局長

◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行  事 務 局 長        石 垣 和 彦  事務局長補佐
安 達 利 也  議 事 主 査        高 橋 範 一  主     事
塩 野 睦 美  主     事

◎議 事 日 程

 議事日程第1号
       平成22年3月1日(月) 午前10時 開 会

 日程第 1  会議録署名議員の指名
 日程第 2  会期の決定
 日程第 3  諸般の報告
 日程第 4  議会運営委員の選任の報告
 日程第 5  北村山公立病院組合議会議員の補欠選挙
 日程第 6  東根市東根財産区管理会財産区管理委員の補欠選挙
 日程第 7  請願(1件)の委員会付託
    (議 案 上 程)
 日程第 8  議第 4号 指定管理者の指定について
 日程第 9  議第 5号 指定管理者の指定について
 日程第10  議第 6号 指定管理者の指定について
 日程第11  議第 7号 指定管理者の指定について
 日程第12  議第10号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第7号)
 日程第13  議第11号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
 日程第14  議第12号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
 日程第15  議第13号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1
              号)
 日程第16  議第14号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)
 日程第17  議第15号 平成21年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)
 日程第18  議第16号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 日程第19  議第17号 平成21年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)
 日程第20  議第18号 平成21年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)
 日程第21  議第30号 東根市教育委員会委員の任命について
 日程第22  議第31号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第23  平成22年度施政方針表明
 日程第24  報第 1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について

 日程第25  議第 1号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市職員の勤務時間、
              休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第26  議第 2号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第27  議第 3号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第28  議第 8号 市道路線の廃止について
 日程第29  議第 9号 市道路線の認定について
 日程第30  議第19号 平成22年度東根市一般会計予算
 日程第31  議第20号 平成22年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第32  議第21号 平成22年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第33  議第22号 平成22年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 日程第34  議第23号 平成22年度東根市老人保健特別会計予算
 日程第35  議第24号 平成22年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 日程第36  議第25号 平成22年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第37  議第26号 平成22年度東根市市営墓地特別会計予算
 日程第38  議第27号 平成22年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
 日程第39  議第28号 平成22年度東根市水道事業会計予算
 日程第40  議第29号 平成22年度東根市工業用水道事業会計予算
    (説     明)
 日程第41 予算特別委員会への議案付託
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第1号に同じ。


◎開     会

○清野貞昭議長 皆さん、おはようございます。
 ただいまから平成22年東根市議会第1回定例会を開会します。

◎黙     祷

○清野貞昭議長 最初に、このたび急逝されました東根市議会議員岡崎賢治殿に対して、ここで哀悼の意を表し、ご冥福を祈り、黙祷を捧げたいと思います。
○佐藤信行事務局長 皆さん、ご起立願います。
 黙祷はじめ。

   〔黙祷〕

○佐藤信行事務局長 黙祷を終わります。ご着席願います。
○清野貞昭議長 ここで、11番議員から弔意を表するために発言を求められておりますので、これを許可します。11番奥山重雄議員。

   〔11番 奥山重雄議員 登壇〕

○11番(奥山重雄議員) 追悼の言葉。
 議長のお許しをいただき、故、岡崎賢治議員に対し、同じ会派に所属した議員の仲間として謹んで追悼の言葉を捧げます。
 本日ここに、平成22年第1回定例会の開会にあたり、本来ならば出席しているはずの12番岡崎賢治議員の席が空席となり、その席に生花を捧げなければならないとは、私ども議員一同、誰もが予測し得なかったことであり、突然のご逝去に深く悲しみを覚えるとともに、今後、あなたの威厳に満ちた堂々としたあのお姿に再び接することができないことは誠に残念でなりません。
 去る6日早朝に北村山公立病院に入院され、午後3時40分に急逝されると夢にも思わなかったことであります。
 顧みれば、私とあなたの友情が深まったのは、あなたが3期目の議長に選任され、私が副議長に選任された平成19年8月開催の臨時会からであります。あなたの議長としての指導力と政治力は群を抜いて優れており、臨時会においての意見書の提出、台風被害に対応すべく本会議の延会など前例にとらわれない柔軟な議会運営は、あなたであるからでき得たものであり、あなたの一挙手一投足は常に目を引くものがありました。
 お互いに正副議長という立場を離れ、2人で2人会という会派を結成し、これから残された議員の任期中はより広い視野に立って市政を論じ、2人で市民の目線に立った議会活動を行っていこうと話し合ったばかりでありました。
 このような矢先、突然の別れを迎えるとは、会者定離とは申せ人生の無情、ただただ悔やんでも悔やみきれません。あなたを失いましたことは、まさに痛恨の極みであります。
 あなたは昭和22年12月8日、東根市原方に生を受け、昭和42年3月に村山農業高等学校を卒業、その後、上京し、芝名木合板株式会社に入社、優れた才能と努力により頭角を現し、常務取締役に昇進、最年少の役員として将来を期待されるも、家業の農業を継ぐため帰郷されたのであります。その後、家業に従事するかたわら、有限会社銘単を創業し、それまで培った木材関係の知識と人脈を活用し事業を拡大するなど、青年実業家としてご活躍されました。その間、昭和48年に三八子夫人とご結婚、一男二女を立派に育て上げ、PTA活動にも積極的に参加されるなど、良き父親でもあられました。
 平成6年8月、その経営手腕とお人柄を請われて、原方地区民の推薦のもと東根市議会議員の補欠選挙に立候補され、見事初当選なされました。議会人としてのあなたのご活躍は枚挙にいとまがないところでありますが、建設常任副委員長を皮切りに文教経済常任委員長、総務常任委員長、議会運営委員長など主要ポストを歴任し、その議会運営に関する深い知識と指導力を請われ、平成16年10月27日の臨時会において第9代東根市議会議長に選出されました。以後、昨年8月まで3期4年9カ月の長きにわたり議長職に在任し、東根市政の発展と本市議会の運営充実にご精励されたのであります。さらに、その間、全国市議会議長会基地協議会の副会長、同協議会東北部会長、北村山公立病院組合議会議長などの要職を務め、基地を抱える自治体の周辺対策や民生安定事業、地域医療の充実などの諸問題にも積極的に取り組まれておられたところであり、家業の農業にあっては積極的に果樹経営の規模拡大を図り、ペレットボイラーの加温ハウスを誰よりも早く導入するなど、常に先進的な取り組みをなされておりました。
 また、公務多忙の中を東根中央ロータリークラブの会長、山形県農業共済組合理事、原方共有地の代表なども務められました。中でも一昨年の8月、あなたが会長を務める原方共有地が中心となり、東根市制施行50周年記念事業の一環として72年ぶりに復活させた大森山諏訪神社御神輿行列は、古式ゆかしい見事な祭礼であり、今後、地区民ばかりでなく多くの市民に語り継がれていくものと思います。
 このようにあなたのご活躍は実に広範囲にわたっており、数々のご功績は等しく市民の知るところであります。
 21世紀初頭を迎え、あなたは本市の新たな飛躍を叶えようとしている矢先、急逝されたことは誠に残念であったと思います。しかし、あなたがこれまで残された功績の数々は永久に光り輝き、今後、市民の模範となって伝承されることを信じてやまないのであります。私どもは、あなたのお人柄を慕い、生前、市政の上に残された多くのご功績とご指導を心に深く刻み、市勢発展のため精進する所存であります。
 あなたの在りし日の面影を偲びつつ、生前のご功績を讃え、ひたすら泉下の平安を心からお祈り申し上げ、追悼の言葉といたします。
 平成22年3月1日 東根市議会議員 奥山重雄。
 ありがとうございました。
○清野貞昭議長 ただいま奥山重雄議員から議会を代表しての哀悼のお言葉を賜り、心から敬意を表します。
 ここで、岡崎賢治議員のご遺族の方がご退席されます。
 ここで、暫時休憩をいたします。

   午前10時12分 休 憩


   午前10時13分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

◎開     議

○清野貞昭議長 岡崎賢治議員のご逝去によりまして議席番号12号は欠番といたしますので、ご了承願います。
 本日の会議に遅刻及び欠席の届け出はありません。したがって、出席議員の数は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○清野貞昭議長 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、16番結城 芳議員、17番秋葉征士議員、1番水上公明議員、以上3名を指名します。

◎会 期 の 決 定

○清野貞昭議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
 今期定例会の会期については議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長 5番浅野目幸一議員。

   〔浅野目幸一議会運営委員長 登壇〕

○浅野目幸一議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果についてご報告申し上げます。
 本日招集なりました第1回定例会の会期につきましては、去る2月23日午前9時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数や一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
 その結果、会期は本日から3月18日までの18日間とし、その間の会議などについては別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成22年度予算関係議案を予算特別委員会に付託して審議するものと協議なりました。
 以上、よろしくお諮りくださるようお願い申し上げまして、ご報告といたします。
○清野貞昭議長 お諮りします。今期定例会の会期については、ただいまの委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月18日までの18日間と決定することに決定しました。

平成22年東根市議会第1回定例会会議予定表

月  日 会  議  名 開議時刻 場 所 議      事
3月1日 本  会  議 午前10時 議 場 ・開  会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・補欠選挙(2件)
・請願(1件)の委員会付託
・議案上程(事件決議・補正予算
 ・人事案件)
 説明・質疑・討論・表決
・議案上程
 施政方針及び提出議案の説明
・予算特別委員会への議案付託
予算特別委員会 本 会 議
終 了 後
議 場 ・予算議案概要説明
3月2日 休         会
3月3日
3月4日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月5日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月6日 休         会
3月7日
3月8日 本  会  議 午前10時 議 場 ・総括質疑
3月9日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・付託議案審査
 分科会設置及び議案の付託
3月10日 休         会
3月11日 総務文教常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
経済建設常任委員会・分科会 第1委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月12日 総務文教常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
経済建設常任委員会・分科会 第1委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月13日 休         会
3月14日
3月15日
3月16日 各常任・正副委員長
打ち合わせ
午後1時 各 室 ・付託議案審査報告について
3月17日 休         会
3月18日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・分科会委員長審査報告
 質疑・討論・表決
本  会  議 予算特別委
員会終了後
議 場 ・市長提出議案(条例・事件決議)
 質疑・討論・表決
・委員長審査報告(予算)
 質疑・討論・表決
・委員会提出議案上程
 説明・質疑・討論・表決
・閉  会

◎諸 般 の 報 告

○清野貞昭議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
 はじめに、監査委員から報告がありました平成21年10月分から12月分までの例月出納検査結果報告と各課等に関わる定例監査の結果報告及び財政援助団体等の監査結果報告について、その写しをお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
 次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 以上で諸般の報告を終わります。

◎議会運営委員の選任の報告

○清野貞昭議長 次に、日程第4 議会運営委員の選任の報告を行います。
 本議会の議会運営委員の定数は7名ですが、1名の欠員が生じておりました。
 議会運営委員については、委員会条例第8条の規定により議長が指名することとなっております。これに基づき、去る2月23日に10番佐藤 直議員を議会運営委員に指名したので、ご報告いたします。

◎北村山公立病院組合議会議員の補欠選挙

○清野貞昭議長 次に、日程第5 北村山公立病院組合議会議員の補欠選挙を行います。
 本議会から選出されている議員数は5名ですが、ただいま1名の欠員が生じております。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法を用いることとし、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることとし、議長において指名することに決しました。
 直ちに指名します。北村山公立病院組合議会議員に13番青柳安展議員を指名します。
 お諮りします。ただいま議長において指名した青柳安展議員を北村山公立病院組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、青柳安展議員を北村山公立病院組合議会議員の当選人とすることに決しました。
 ただいま当選されました青柳安展議員が議場におりますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、告知します。

◎東根市東根財産区管理会財産区管理委員の補欠選挙

○清野貞昭議長 次に、日程第6 東根市東根財産区管理会財産区管理委員の補欠選挙を行います。
 この財産区管理委員は、財産区の区域内に3カ月以上住所を有する者で、東根市議会議員の被選挙権を有する者の中から選挙することになっております。
 本議会から選出されている委員数は2名ですが、ただいま1名の欠員が生じております。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法を用いることとし、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることとし、議長において指名することに決しました。
 直ちに指名します。東根市東根財産区管理会財産区管理委員に13番青柳安展議員を指名します。
 お諮りします。ただいま議長において指名した青柳安展議員を東根市東根財産区管理会財産区管理委員の当選人と定めることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、青柳安展議員を東根市東根財産区管理会財産区管理委員の当選人とすることに決しました。
 ただいま当選されました青柳安展議員が議場におりますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、告知します。

◎請願(1件)の委員会付託

○清野貞昭議長 次に、日程第7 請願の委員会付託を議題とします。
 今期定例会で受理しました請願は1件です。この1件の請願については、お手元に配付しております請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託します。

請  願  文  書  表

平成22年第1回定例会

受理
番号
受理年月日 件     名 請  願  者 紹介議員 付託委員会
H22.2.22 核兵器の廃絶と恒久平和の意見書提出を求める請願 村山市楯岡新町2丁目12−7
連合山形北西村山地域協議会
議長  田川 健一 
阿 部 清 雄
佐 藤   直
加 藤 信 明
水 上 公 明
総務文教
常任委員会

◎議 案 上 程

○清野貞昭議長 次に、日程第8 議第4号から日程第22 議第31号までの15議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○清野貞昭議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 おはようございます。
 提案理由の説明に先立ちまして、去る2月6日に急逝されました東根市議会議員、前議長、故、岡崎賢治殿に対し、謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。
 さて、市議会第1回定例会に提案いたします案件についてご説明を申し上げます。
 本定例会に提案いたします案件は、報告事項1件、条例の一部改正3件、事件決議事項6件、補正予算9件、当初予算11件、人事案件2件の計32件であります。
 このうち、指定管理者に係る4議案、補正予算の9議案、人事案件の2議案につきましては先議をいただきたく、はじめにご説明を申し上げます。
 議第4号から議第7号までの指定管理者の指定についてでありますが、さくらんぼ図書館など5施設の管理を行わせる指定管理者の指定に関し、地方自治法等の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
 次に、議第10号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第7号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入については、国の第2次補正予算に伴う地域活性化・きめ細かな臨時交付金の計上、市税の決算見込みに基づく調整、事業の確定等に伴う国・県支出金及び市債等の調整などによる減額補正を行うものであります。
 歳出については、国の補正予算に伴う交付金活用事業の計上、事業の確定及び決算見込み等に基づく各種事業費の調整、特別会計の決算見込み等に基づく各繰出金の調整などによる減額補正を行うものであります。
 第2表 繰越明許費については、国の補正予算に伴う地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業並びにきめ細かな臨時交付金事業及び東根中央橋建設事業などについて平成22年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表 地方債補正については、事業費決算見込みにより限度額の変更を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ8,170万9,000円を減額し、予算総額を165億9,836万2,000円とするものであります。
 次に、議第11号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、これは国保連合会通知に基づく保険財政共同安定化事業拠出金の増額補正等を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ5,464万7,000円を増額し、予算総額を44億3,031万4,000円とするものであります。
 次に、議第12号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正については、最上川流域下水道維持管理負担金の確定に伴う減額補正、下水道使用料、受益者負担金等の決算見込みに基づく歳入歳出の調整等を行うものであります。
 第2表 地方債補正については、決算見込みによる減額等に伴う限度額の変更を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ2億7,855万1,000円を減額し、予算総額を28億5,182万9,000円とするものであります。
 次に、議第13号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは徴収清算金、清算交付金の確定に伴う減額補正であります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ34万6,000円を減額し、予算総額を1億3,465万4,000円とするものであります。
 次に、議第14号 平成21年東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、歳入では介護従事者処遇改善臨時特例基金等の基金繰入金を、歳出では決算見込みに伴う調整を行うもので、予算総額は補正前と同額とするものであります。
 次に、議第15号 平成21年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、決算見込みに伴う減額補正を行うものであり、歳入歳出予算からそれぞれ2,165万9,000円を減額し、予算総額を2,034万1,000円とするものであります。
 次に、議第16号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、保険基盤安定負担金の確定及び繰入金の減額等を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1,204万5,000円を減額し、予算総額を3億5,914万5,000円とするものであります。
 次に、議第17号 平成21年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、収入について、簡易水道統合事業に係る一般会計からの負担金のうち、企業債償還利子分166万1,000円を資本的収入から収益的収入へ組み替えするものであります。また、支出について、国庫補助事業清算などにより収益的支出で44万9,000円の増額、資本的支出で732万9,000円の減額補正を行うものであります。
 次に、議第18号 平成21年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、収入について、経済対策として行った基本水量の減に伴う業務予定量の減量補正及び収益的収入の1,812万3,000円の減額補正を行うものであります。
 次に、議第30号 東根市教育委員会委員の任命についてでありますが、丹野久江委員が平成22年3月31日限りで辞職するため、新たに小野智子氏を後任の教育委員に任命することについて、議会の同意を求めるものであります。
 次に、議第31号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、高橋正昭委員が平成22年5月31日をもって任期満了となることから、後任者として新たに高橋 誠氏を選任するため、議会の同意を求めるものであります。
 なお、人事案件2件についての本人の略歴につきましては、それぞれの参考資料のとおりでありますので説明を省略いたします。
 以上、先議分として提案のご説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決、ご同意くださいますようお願いを申し上げます。
○清野貞昭議長 次に、議第4号から議第7号までの4議案について、庶務課長に補足説明を求めます。塩野庶務課長。

   〔塩野康二庶務課長 登壇〕

○塩野康二庶務課長 議長の指名により、補足してご説明を申し上げます。
 議案書の15ページをお願いいたします。
 議第4号から議第7号までの指定管理者の指定についての4議案についてご説明申し上げます。
 なお、公の施設の所在地、指定する団体の代表者等については説明を省略させていただきます。
 はじめに、15ページ、議第4号の東根市さくらんぼ図書館については、特定非営利活動法人NPOひがしねに、次の16ページをお願いいたします。議第5号の東根市立東根児童館については、特定非営利活動法人大けやきフォーラムに、17ページ、議第6号の東根市ふれあいセンターと小田島ふれあい交流館の2施設については、社会福祉法人東根市社会福祉協議会に、最後に、18ページの議第7号の東根市さくらんぼタント館については、社団法人東根市観光物産協会に、それぞれ平成22年4月1日から平成25年3月31日までの3カ年間、地方自治法及び本市条例に基づき指定管理者として指定するものであります。
 以上、ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 次に、議第10号から議第16号までの7議案について、財政課長に補足説明を求めます。中里財政課長。

   〔中里純一財政課長 登壇〕

○中里純一財政課長 議長の指示により、補足して説明を申し上げます。
 議案書の23ページをお願いいたします。
 はじめに、議第10号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第7号)についてご説明いたします。
 先ほど市長から各会計の補正額と補正後の額についてご説明いたしましたので、私からは事項別明細などで主なものについて説明いたします。
 28ページをお願いします。第2表 繰越明許費につきまして、第2款総務費第1項総務管理費の防災関連事業336万5,000円は、総務省が推進しております全国瞬時警報システムについて、国のシステム開発の遅れ等により繰り越して事業を実施するものです。第3款民生費第2項児童福祉費の児童福祉施設衛生環境整備事業2,100万円と、各款にわたりますきめ細かな臨時交付金事業につきましては、1月末に成立した国の第2次補正予算に計上された交付金事業ですが、総事業費1億4,240万円について翌年度に繰り越して実施するものです。第8款土木費第2項道路橋りょう費、道路新設改良事業1億724万円及び第4項都市計画費の東根地区まちづくり交付金事業2,348万8,000円、(仮称)東根中央橋建設事業3億3,081万円は、年度内に事業が完了しないことから繰越明許費の設定を行うものです。同じく(仮称)屋外版けやきホール整備事業6,695万5,000円は、基本設計、実施設計、測量及び用地買収事業について年度内に完了しないことから繰越明許費の設定を行うものです。第10款教育費第2項小学校費、小学校理科教育等設備整備事業1,164万7,000円は全国的な整備促進による資材不足により、また、小学校施設改修事業の2,240万4,000円は東根小学校、東郷小学校のプール改修について、小学校耐震改修事業1億6,450万円は東根小学校の南校舎・東校舎の改修について、第5款保健体育費、保育施設管理事業2,508万9,000円は市民体育館の屋根改修について、それぞれ繰越明許費の設定を行うものです。
 29ページをお願いします。第3表 地方債補正は、街路整備事業は宮崎西道線及び(仮称)東根中央橋建設事業について、学校教育施設等整備事業は東根小学校耐震改修事業について、起債対象事業費の変更により、それぞれ起債限度額の変更を行うものです。
 31ページをお願いいたします。次に、歳入歳出補正予算事項別明細書(第7号)についてご説明いたします。
 33ページをお願いいたします。2の歳入の主なものについてご説明いたします。第1款市税につきましては、決算見込みにより個人市民税、固定資産税については滞納繰越分について増額補正、入湯税については現年度分について減額補正するものです。第2款地方譲与税の各項目及び35ページをお願いいたします。第6款地方消費税交付金につきましては、決算見込みによる減額補正を行います。
 37ページをお願いいたします。第15款国支支出金第2項国庫補助金4目教育費国庫補助金では、東根小学校の耐震補強事業に係る安全・安心な学校づくり交付金について、補助割合及び事業量の増により6,088万7,000円の増額補正。5目総務費国庫補助金は、地域活性化・きめ細かな臨時交付金として1億3,452万9,000円の増額補正を行います。第16款県支出金第2項県補助金では、4目農林水産業費県補助金で山形県園芸担い手チャレンジプラン支援事業費補助金は、事業実績見込みにより3,813万1,000円の減額補正を行います。
 39ページをお願いいたします。第18款寄附金第1項5目土木費寄附金では、財団法人山形県都市整備協会の解散による分配金により500万円の増額補正。
 41ページをお願いいたします。第19款繰入金では、1目財政調整基金繰入金は財源調整のため、交通災害共済基金事業分を除き全額となる1,279万3,000円の減額補正。2目市立小学校建設基金繰入金は、補助金の増等の財源変更により6,000万円の減額。4目減債基金繰入金は、財源調整のため4,650万4,000円の減額補正をそれぞれ計上しました。第22款市債1目土木債では、街路整備事業債について宮崎西道線事業及びまちづくり交付金事業の実績により5,740万円の減額補正。3目教育債では、安全・安心な学校づくり交付金事業債について財源の変更により2,460万円の減額補正を行うものです。
 43ページをお願いします。3 歳出の主な内容についてご説明いたします。第2款総務費第1項総務管理費5目企画費では、第四次東根市総合計画策定事業及び市民まちづくり事業の実績見込みにより935万1,000円の減額補正。
 47ページをお願いいたします。第3款民生費第1項社会福祉費5目障害者自立支援費では、障害者介護給付事業で給付費等実績見込みにより393万円を増額補正。
 49ページをお願いいたします。第2項児童福祉費1目児童福祉総務費では、子ども手当給付事業で603万円を新規計上。これは新年度から開始する子ども手当給付事業の処理システム経費として計上するものです。同じく5目児童福祉施設費では、児童福祉施設衛生環境整備事業に2,100万円を新規計上。児童センター、保育所のトイレの洋式化等改修を行うものです。
 51ページをお願いいたします。第6款農林水産業費第1項農業費3目農業振興費では、園芸担い手チャレンジプラン支援事業で事業実績見込みに基づき3,778万1,000円を減額補正。
 53ページをお願いいたします。第7款商工費第1項3目観光費の大滝公園散策橋補修事業では500万円を新規計上。散策橋の修繕補修を行うものです。
 55ページをお願いいたします。第8款土木費第2項道路橋りょう費2目道路維持費では、市道補修事業として明神橋の改修工事及び市道舗装補修工事に4,000万円を新規計上。
 57ページをお願いいたします。第10款教育費第2項小学校費3目施設維持費では、小学校耐震改修事業では東根小学校南校舎棟の事業費増に伴い1,677万5,000円を増額補正。同じく小学校衛生環境整備事業に4,580万円を新規計上。トイレの洋式化と環境整備を行うものです。
 59ページをお願いいたします。第4項社会教育費2目公民館費では、公民館施設改修事業に1,220万円を新規計上。各公民館の自動ドア、暖房機器等の改修を行うものです。
 次に、61ページをお願いいたします。
 議第11号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 64ページをお願いいたします。2 歳入につきましては、第3款国庫支出金2目及び第4款県支出金1目高額医療費共同事業負担金は、国保連合会拠出金財源として事業費確定によりそれぞれ178万7,000円の増額補正。第7款共同事業交付金1目高額医療費共同事業交付金2,279万8,000円及び2目保険財政共同安定化事業交付金2,214万9,000円は、事業実績に基づく交付です。
 66ページをお願いいたします。3 歳出ですが、第2款保険給付費第1項1目一般被保険者療養給付費及び第2項1目一般被保険者高額療養費は、一般財源から国保連合会支払基金交付金への財源変更。第7款共同事業拠出金2目保険財政共同安定化事業拠出金は、拠出金の確定により4,749万5,000円の増額補正するものです。
 次に、68ページをお願いいたします。
 議第12号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 70ページをお願いいたします。第2表 地方債補正ですが、最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金について、事業費の決算見込みにより、公営企業借換債(補償金免除繰上償還分)については、当初予定の繰上償還額が減額されたことにより、それぞれ起債限度額の変更を行うものです。
 73ページをお願いいたします。2 歳入につきましては、第1款分担金及び負担金1目下水道費負担金及び第2款使用料及び手数料1目下水道使用料は、決算見込みによりそれぞれ増額補正を行い、第4款繰入金1目一般会計繰入金は、決算見込みにより4,172万6,000円の減額補正を行います。
 77ページをお願いいたします。3歳出では、第1款公共下水道事業費第1項下水道建設費1目下水道総務費では、最上川流域下水道村山処理区維持管理負担金3,389万5,000円の実績に基づく減額補正。第2款公債費1目元金は、公的資金繰上償還の償還可能額変更により2億4,603万1,000円の減額補正を行います。
 次に、79ページをお願いします。
 議第13号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 82ページをお願いいたします。2 歳入では、第3款繰入金1目一般会計繰入金及び第5款諸収入1目徴収清算金では、徴収清算金を実績による増額補正し、その分の一般会計繰入金を減額補正するものです。
 次に、84ページをお願いします。
 議第14号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 87ページをお願いいたします。2 歳入では、第7款繰入金で1目介護給付基金繰入金を565万6,000円減額補正し、2目介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金を同額増額補正します。3 歳出では、第2款保険給付費第1項1目居宅介護サービス経付費、2目居宅介護サービス計画給付費及び第2項1目介護予防サービス給付費では、それぞれ決算見込みに基づき増額及び減額補正を行うものです。
 89ページをお願いいたします。
 議第15号 平成21年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 92ページをお願いいたします。2 歳入では、第2款繰入金1目一般会計繰入金を2,184万9,000円減額補正し、3 歳出では、第2款1目墓地整備事業費においても、墓地建設事業の実績見込みにより減額補正を行います。
 94ページをお願いいたします。
 議第16号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 97ページをお願いいたします。2 歳入では、第3款1目一般会計繰入金を1,542万5,000円減額補正し、3 歳出では、第2款後期高齢者医療広域連合納付金において1,204万5,000円を減額補正。これは広域連合の保険基盤安定負担金の確定によるものです。
 以上、補正予算の補足説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 次に、議第17号及び議第18号について、水道部長に補足説明を求めます。小林建設部長兼水道課長。

   〔小林文雄建設部長兼水道部長 登壇〕

○小林文雄建設部長兼水道部長 議長の指示により補足説明を申し上げます。
 議案書の99ページをお願いします。
 議第17号 平成21年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 100ページをお願いします。補正の理由は、1つ目は簡易水道統合事業に係る企業債償還利子分166万1,000円について第4条予算として定めた資本的収入に計上しておりましたが、第3条予算に組み替えを行うものです。2つ目は、国庫補助事業清算などにより、資本的支出について732万9,000円を減額補正するものです。3つ目は、定期昇給による人件費の増額などを行うものです。
 補正の内容につきまして説明を申し上げます。
 収益的収入について、第1款水道事業収益を166万1,000円増額し、10億3,720万円とするもので、営業外収益の他会計負担金について企業債償還利子分を資本的収入より組み替えするものです。
 次に、収益的支出について、第1款水道事業費用を44万9,000円増額し、8億4,144万5,000円とするもので、第1款第1項営業費用について配水及び給水費用、定期昇給等に伴う人件費の増などで38万7,000円、業務総係費用、簡易水道事業推進負担金などの増などで6万2,000円増額を行うものです。
 資本的収入について、第1款資本的収入を166万1,000円減額、2億1,672万9,000円とするもので、第1款第8項負担金について企業債償還利子分を収益的収入へ組み替えするものです。
 次に、資本的支出について、第1款資本的支出を732万9,000円減額し、6億8,194万4,000円とするもので、第1款第1項の建設改良費の施設費に国庫補助事業のPCタンクの実施設計費用及び簡易水道統合事業確定により792万6,000円を減額補正し、第1款第4項国庫補助金返還金について、平成20年度簡易水道統合事業国庫補助事業分の課税仕入れに係る消費税が確定したことにより59万7,000円増額補正するものです。
 102ページをお願いします。
 議第18号 平成21年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 補正の理由は、基本水量の減により業務予定量が8,950立方メートルから年間平均で8,161立方メートルへと減少したことに伴い、収益的収入の減額補正をするものであります。
 補正の内容ですが、収益的収入について、第1款工業用水道事業収益について1,812万3,000円を減額補正し、1億8,973万6,000円とするもので、第1款第1項営業収益について給水収益を基本水量の減により1,812万3,000円を減額するものであります。先に今年度1年間の基本水量の減額措置を講じたことから2,000万円程度の給水収益減を見込んでおりましたが、企業の生産の増加から一部の事業所において基本水量を元に戻し、減額幅が少なくなったところでございます。
 以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 以上で提案理由の説明を終わります。
 ここでお諮りします。ただいま議題となっております15議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、議第4号から議第7号まで及び議第10号から議第18号まで並びに議第30号及び議第31号の15議案については、委員会付託を省略することに決しました。

◎議第4号 指定管理者の指定について

○清野貞昭議長 これから議第4号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時58分 休 憩


   午前10時58分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第4号 指定管理者の指定について採決をします。
 議第4号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第4号は原案のとおり可決されました。

◎議第5号 指定管理者の指定について

○清野貞昭議長 次に、議第5号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時58分 休 憩


   午前10時59分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第5号 指定管理者の指定について採決をします。
 議第5号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第5号は原案のとおり可決されました。

◎議第6号 指定管理者の指定について

○清野貞昭議長 次に、議第6号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時59分 休 憩


   午前10時59分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第6号 指定管理者の指定について採決をします。
 議第6号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第6号は原案のとおり可決されました。

◎議第7号 指定管理者の指定について

○清野貞昭議長 次に、議第7号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時00分 休 憩


   午前11時00分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第7号 指定管理者の指定について採決をします。
 議第7号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第7号は原案のとおり可決されました。

◎議第10号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第7号)

○清野貞昭議長 次に、議第10号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時01分 休 憩


   午前11時01分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第10号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第7号)の採決を行います。
 議第10号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第10号は原案のとおり可決されました。

◎議第11号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

○清野貞昭議長 次に、議第11号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時01分 休 憩


   午前11時02分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第11号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第11号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決されました。

◎議第12号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)

○清野貞昭議長 次に、議第12号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時02分 休 憩


   午前11時02分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第12号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第12号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決されました。

◎議第13号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)

○清野貞昭議長 次に、議第13号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時03分 休 憩


   午前11時03分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第13号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の採決をします。
 議第13号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決されました。

◎議第14号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)

○清野貞昭議長 次に、議第14号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時04分 休 憩


   午前11時04分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第14号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第14号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決されました。

◎議第15号 平成21年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)

○清野貞昭議長 次に、議第15号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時05分 休 憩


   午前11時05分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第15号 平成21年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)の採決をします。
 議第15号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決されました。

◎議第16号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

○清野貞昭議長 次に、議第16号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時05分 休 憩


   午前11時05分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第16号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第16号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決されました。

  ◎議第17号 平成21年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)

○清野貞昭議長 次に、議第17号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時06分 休 憩


   午前11時06分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第17号 平成21年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第17号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決されました。

◎議第18号 平成21年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)

○清野貞昭議長 次に、議第18号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前11時07分 休 憩


   午前11時07分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第18号 平成21年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第18号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決されました。

◎議第30号 東根市教育委員会委員の任命について

○清野貞昭議長 次に、議第30号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、本案は人事案件ですので討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
 これから議第30号 東根市教育委員会委員の任命について採決をします。
 議第30号は、原案に同意することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第30号は原案に同意することに決しました。

◎議第31号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について

○清野貞昭議長 次に、議第31号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、本案は人事案件ですので討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
 これから議第31号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について採決を行います。
 議第31号は、原案に同意することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。よって、議第31号は原案に同意することに決しました。
 会議の途中ですが、ここで午前11時20分まで休憩いたします。

   午前11時09分 休 憩


   午前11時20分 開 議

○清野貞昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

◎議 案 上 程

○清野貞昭議長 次に、日程第23 平成22年度施政方針表明並びに日程第24 報第1号から日程第40 議第29号までの17議案を一括議題とします。

◎平成22年度施政方針表明
◎提 案 理 由

○清野貞昭議長 これから平成22年度施政方針表明及び提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 本日ここに、平成22年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し上げ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
 昨年は、これまで長く続いてきた政治体制や産業構造をはじめとする社会の仕組みが、変革を求める社会的な潮流に呼応するかのように大きく動き始めた年でありました。
 国政においては、昨年の9月に国民の多くの支持を得て誕生した新政権ですが、財政の無駄を排除するために実施した事業仕分けなど政治の透明性を図る斬新な手法は高く評価される一方、安全保障問題への対応やマニフェスト実現のための財源問題など、まだまだ安定感を欠く状況にあり、確固たる政権運営を望むものであります。
 また、一昨年のサブプライムローン問題に端を発した世界的な同時不況は、その後の各国の財政出動や新興国の経済成長に伴い徐々に回復基調を示しておりますが、依然として不透明な状況を脱していないところであります。
 我が国においても、昨年は経済危機対策として5月に14兆7,000億円の第1次補正予算を編成し、雇用対策、金融対策、地方の活性化対策などを実施いたしました。その結果、景気は持ち直してきてはいるものの、回復力は依然として弱く、新政権は追加対策として今年の1月に7兆2,000億円の第2次補正予算を決定したところでありますが、雇用環境の悪化やデフレの進行など懸念材料が多く、予断を許さない状況となっております。
 この経済不況は、多くの企業が立地している本市においても法人市民税の大幅な落ち込みが見込まれるなど、税収や雇用に深刻な影響を及ぼしております。市では、地域経済の活性化のため、国の制度を活用して緊急雇用創出事業や地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業を実施するとともに、独自施策として市民に密着した地域安全環境整備事業やプレミアム商品券購入助成事業などを実施してまいりました。引き続き新政権の動きや地方財政を巡る情勢に留意しながら、国や県の経済雇用対策を積極的に活用し、地域経済の一日も早い回復を図ってまいります。
 このような状況の中、昨年は、これからの本市のまちづくりを展開する上で多くの明るい話題やニュースがありました。少子高齢化社会、人口減少時代は、産業経済、雇用労働、社会保障など様々な分野に大きな影響を及ぼし、地域社会の活力低下を招くもので、国や自治体にとってその対策は喫緊の課題となっております。
 私は、定住促進、人口増対策のために「子育て支援」を本市のシンボリックな政策として掲げ、さくらんぼタントクルセンターの整備や子育て応援5つ星事業など、安心して生み育てることができる環境づくりに積極的に取り組んでまいりました。その結果、山形県が発表している10月1日現在の人口動態調査によると、県内の人口が大幅減少している中、年々人口が増加し続けているのは東根市だけであり、県内の自治体で最も勢いのあるまち、最も元気のあるまちとして内外にその勢いを示しているところであります。また、一人の女性が一生の間に産む子どもの数をあらわす合計特殊出生率も1.70ポイントで、県内13市の中で断然トップであり、これまで進めてきたまちづくりの成果が数値であらわされたものであります。
 私は「子育てする東根市」のイメージをより確かなものとするため、新年度から新たに「子育て応援マニフェスト2010」を掲げ、子育て環境の整備に全力を挙げて取り組んでまいります。中でも子どもの視点に立った子育て支援施策の目玉事業として、「子どもの遊び場整備事業」に本格的に取り組んでまいります。次代を担う子どもたちが屋外でのびのびと遊び、自然と触れ合い、様々な人と関わり合い、遊びの中から生きる力を学んでほしいと願っております。
 定住条件のもう一つの大きな柱が、教育環境の整備であります。これまで先駆的に取り組んできたPFI事業の集大成となる「さくらんぼ小学校」が新年度末に完成し、平成23年4月に開校となります。周辺の優れた住環境に加え、東根中央橋が同時期に完成することで交通の利便性も一段と高まることから、神町北部区域内への人口の集積も大きく期待されるところであります。
 一方、県内初の「中高一貫教育校」のモデル校が本市に設置されるという、うれしいニュースが昨年末に県教育委員会から発表されました。中高一貫校は中学校、高等学校の6年間を通して計画的・継続的な教育カリキュラムが編成できることから、文武両面において有為な人材が輩出されるものと期待しております。多くの人材を世に送り出してきた東根工業高校が、少子化傾向の強まる中、単独での存続が困難と判断され、村山産業高校として統合されることは残念でありますが、モデル校の設置は、まさに「子育てする東根市」の大いなる躍進の第一歩であり、最大の決め手となるものと確信しております。私は地元市長として、本年を「中高一貫校設置のための元年」と位置づけ、山形県との連携を図りながら課題の解決に向けて積極的に協力してまいる所存であります。
 また、昨年の特質すべき大きな出来事は、「新生東根農協」が誕生したことであります。長年の念願であった「一行政、一農協」が実現したことで、統一ブランドの確立に向けて今年が正念場という意気込みで「果樹王国ひがしねブランド戦略事業」に取り組んでまいります。新年度は露地物の佐藤錦の出荷時期にあわせ、春季トップセールスとして農協とともに首都圏の主要市場をはじめ大阪や福岡の市場へ赴きブランド確立キャンペーンを行うほか、さくらんぼ直売フェアなどを開催し、日本一のさくらんぼを全国に発信してまいります。
 私は、平成10年に市長に就任して以来、これまで一貫して掲げてきた政治信条である「誠実・公正・実行」を基本理念として、さくらんぼにこだわったまちづくりを展開する一方、環境ISO14001の認証取得をはじめ特色ある子育て支援策を展開するとともに、NPO法人と連携を図りながら市民と行政の協働のまちづくりに取り組むなど、平成13年に策定した「第三次総合計画」に掲げたプロジェクトや各種事業を推進してまいりました。その第三次総合計画の目標年次が平成22年であることから、今年は次期計画となる「第四次総合計画」を策定してまいります。新たな次の10年は、少子高齢化に伴う人口減少時代の到来、環境や資源面での制約の高まりという大きな社会的な背景を踏まえ、新たな課題に対して果敢に挑み、魅力と「ひがしね」らしさを備え、誰もが幸せと心の豊かさ、充実を実感し、住みたい、住み続けたいと思うまちを創造するための指針をつくり上げてまいります。
 続きまして、平成22年度の施策の大綱について、総合計画に掲げたまちづくりの5つの目標に集約し、その概要についてご説明申し上げます。
 第1に、「いきいきと輝く交流都市の創造」について申し上げます。
 高速交通網の要となる東北中央自動車道東根・尾花沢間については、大富小田島工区で測量調査や用地買収が終了し、道路築造工事が行われております。続く長瀞工区に関しては、地元説明会が終わり、現在、用地買収が進められており、今後も一層の整備促進を要望してまいります。
 また、高速道路の利便性をさらに高め、産業振興や交流人口拡大を図るため、主要地方道寒河江村山線との交差付近への追加インターチェンジ設置の実現に向け、関係機関に働きかけてまいります。東北中央自動車道の整備にあわせ、関連する市道野田荒小屋線の整備を進めるとともに、引き続き小田島地区内の連絡道路となる市道蟹沢最上川線の道路改良事業を実施してまいります。
 市内の横断幹線道路として県が実施している都市計画道路宮崎西道線の整備促進を図るとともに、関連する「まちづくり交付金事業」として県道尾花沢関山線とのアクセス道路となる市道本町1号線の整備を進めてまいります。
 都市計画道路一本木神町線を延伸し、村山野川に新たな橋梁を整備することで連担した市街地の形成と交通ネットワーク化を図る「東根中央橋建設事業」については、当初計画よりもさらに事業の前倒しを行い、平成23年4月開校のさくらんぼ小学校への通学に支障を来さないよう、橋梁への取付道路を含め、平成22年度中の完成を目指してまいります。
 東部地区においては、中心市街地との連携強化と利便性の向上を図るため推進してまいりました市道泉郷北部線道路改良事業における和合橋架替工事と、市道出戸蛇木線道路改良事業が平成22年度で完了する見込みであります。新年度からは、新たに市道関山長坂線の道路改良事業や市道西戸野川線側溝整備事業に着手してまいります。
 西部地区では、歴史的景観や伝統的な街並みと一体化した道づくりに向け、長瀞地区のウォーキングトレイル事業を継続してまいります。また、西回り幹線道路として整備されている県道長瀞野田線については、昨年末に小田島工区が完成したところであり、今後も引き続き広域道路の一層の整備促進を要望してまいります。
 本市の発展に大きく寄与してきた山形空港、東京便の利用拡大については、県をはじめ関係自治体等一体となって取り組んでおりますが、先般、東京便の運行を担う日本航空が会社更生法による更正手続を開始するなど、航空業界を取り巻く情勢は非常に厳しいものとなっております。そのような中、本年秋には新滑走路オープンに伴う羽田空港発着枠の拡大が予定されており、利用促進のさらなる取り組みに努めながら、「東京便の複数便化」実現を目指して関係機関に対し強く働きかけを行ってまいります。
 交流人口のさらなる拡大を図るため、本市の特産である「さくらんぼ」にこだわったまちづくりを力強く継続しておりますが、県の発表によると、本市の観光果樹園の入り込み客数は22万1,000人を超え、前年に引き続き2年連続で県内トップとなっており、着実にその成果を上げてまいりました。市内一農協が実現した新年度は、首都圏、仙台圏をターゲットにした市場キャンペーンの開催、全国規模の大会に成長した「さくらんぼマラソン大会」、仙台市や東京都中央区での「さくらんぼ種飛ばしグランプリ」の開催や物産展等を継続し、交流の促進と誘客の拡大をさらに推進し、全国に向けて「果樹王国ひがしね」を力強く発信してまいります。
 第2に、「自然と調和した快適生活環境の形成」について申し上げます。
 快適な居住環境のの確保と良好なまちづくりを目指して実施されている神町北部土地区画整理事業については、「みのりの樹団地」の分譲が進み、昨年7月に大型商業施設が開店するとともに、さくらんぼ小学校の建設工事が始まるなど、新しい街並みの形成が図られております。今後も定住人口の増加に向けて事業の支援と指導を継続してまいります。また、都市計画道路神町駅前通線改良事業については、計画を1年前倒しし、平成25年度の完成を目指して事業を推進してまいります。
 都市計画道路宮崎西道線の整備にあわせアクセス道路等の整備を行い、にぎわいのあるまちづくりを目指す「東根地区まちづくり交付金事業」については平成20年度から事業に着手しております。今後、東根地区や本町商店街のコミュニティ活動、文化交流活動など、地域活性化の拠点施設となる「地域交流センター」の整備を進め、平成24年度中の完成を目指してまいります。
 環境保全に向けた取り組みとして公共下水道事業の第6期事業計画では、松沢、幕壇、大堀地区などを計画区域に含め、事業面積を154ヘクタール拡大して事業の促進に取り組むとともに、水洗化率の向上に努めてまいります。東部地区の生活排水処理については、引き続き市の補助を大幅に嵩上げした合併処理浄化槽設置事業を推進してまいります。
 地球温暖化防止に向け、県内の自治体で初めての取り組みとして実施されたレジ袋の有料化については、昨年12月に新たな大型店と協定を締結し、現在、市内9店舗で実施されております。他市町村への波及効果も著しく、県内の多くの大型スーパー等に広がりをみせており、今後も「MBH運動=マイバッグ、マイはし運動」を推進し、市内外に対し環境の保全を呼びかけてまいります。
 また、クリーンピア共立のリサイクルセンターが新設され、4月1日からプラスチック製容器包装類の分別収集が始まります。これまで資源として回収していたビン、缶、ペットボトルに加え、新たにプラスチックのリサイクルに取り組み、製品の原料となる石油資源の使用量とごみ焼却量を減らし、温室効果ガスの削減に努めてまいります。
 さらに、新年度は地域公民館の集会室等の照明を蛍光灯からLED照明に変更し、消費電力やCO2の排出量を減らす「地球温暖化対策等推進基金活用事業」に取り組んでまいります。
 市営墓地については、平成17年度に分譲した300区画に続き、現在の墓地に隣接した西側に261区画を造成しており、本年秋の第2期分譲を目指してまいります。
 小・中学校の児童生徒を大規模な地震から守るため、耐震二次診断調査の結果に基づき、平成27年度までを計画期間とする学校耐震化計画を策定しました。今後、計画的に耐震改修事業等を実施し、安全・安心なまちづくり、災害に強いまちづくりを推進してまいります。新年度は、東根小学校南校舎及び東校舎の耐震補強工事を行うとともに、神町小学校耐震補強工事と東根中部小学校屋外運動場改築工事の実施設計を行います。また、木造住宅については、耐震診断の結果、耐震改修が必要とされた方が改修工事を行う場合に、その経費の一部を補助する「木造住宅耐震改修事業」に取り組んでまいります。さらに、新年度は市道水溜間木野2号線の擁壁の亀裂などを調査点検する「危険箇所調査事業」に着手するとともに、橋梁点検を継続し、橋梁長寿命化修繕事業計画の策定に取り組んでまいります。
 老朽化が進む簡易水道の上水道への統合事業に取り組んでいますが、平成22年度は入・上野台地区への送水に必要となる中継ポンプ場などの整備を行います。また、神町配水池の増設工事に着手し、良質で安定した給水体制の整備を図ってまいります。
 第3に、「健やかなやすらぎのある高福祉社会の形成」について申し上げます。
 市では、平成20年度からスタートした「子育て応援5つ星事業」を推進しており、新年度からは「子育て応援マニフェスト2010」として、「子どもの遊び場整備事業」や「ミニ公園遊具整備事業」、未就学児までの対象を小学校3年生まで拡大する「小学校低学年医療費無料化事業」、不妊治療への助成を行う「こうのとり支援事業」、子育て中の悩みや不安解消を手助けする「育児相談充実事業」などを加え、様々なステージにおける子育て環境の整備を行い、子育て支援施策のさらなる充実を図ってまいります。
 「子どもの遊び場整備事業」については、今年度、子どもの遊び場市民検討委員会を設置し、市民と行政が一体となって東根らしい特色ある遊び場のあり方について検討を重ね、基本構想と基本計画を策定いたしました。新年度は、その検討結果を十分に活かし、基本計設、実施設計に本格的に取り組むとともに、運営を担うNPO法人と協議しながら先進事例の調査研究やプレイリーダーの育成に向けた取り組みを推進してまいります。
 さくらんぼ保育所の民営化に向けては、計画に基づき運営団体を公募し、多様な保育ニーズに対応した保育サービスの提供を目指してまいります。
 放課後児童対策事業については、神町小学校、東根中部小学校、大富小学校、小田島小学校区に加え、今年度から高崎小学校区に学童保育所を開設しました。新年度は、新たに指定管理者制度に基づき東根小学校区で学童保育事業を実施し、保護者の就労と子育ての両立を支援してまいります。
 生活習慣病などのハイリスク者を早期に見つけ出し、専門的な指導を行う特定健康診査・特定保健指導事業に取り組み、疾病の早期発見・早期治療を行う健診事業を充実させてまいります。また、今年度に引き続き「女性特有のがん検診推進事業」を推進し、早期発見に努めてまいります。
 介護事業のさらなる充実を図るため、本年度から23年度までを計画期間とする第4期介護保険事業計画に基づき、高齢者を取り巻く環境の変化や新たな介護ニーズに対応してまいります。また、厚生会館等の跡地においては、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなど高齢者福祉施設の整備が進められており、本年秋の工事着手、平成23年4月の開業が予定されております。
 高齢者の生きがいづくりの一貫として実施している「いきいきデイサービス」の利用者は、年間延べ9,000人を超え、医療や介護など社会保障費の抑制に寄与しているところであります。新年度からは、高齢者の生きがいづくりの地域版として「いきいきサロン推進事業」を実施してまいります。いきいきサロンは、隣近所など顔なじみのお年寄りが身近な場所に集い、レクリエーションなどの活動を行いながらお互いに支え合い、張りのある生活を送ろうとするものであります。こうした取り組みを支援していくほか、モデル地区において「福祉推進員設置事業」をスタートさせ、高齢者に対する地域の見守り力の向上を目指してまいります。
 また、今年度より実施している「高齢者安全・安心四つ葉のクローバー事業」を引き続き推進し、介護を必要とする高齢者を在宅で支える家族への支援や一人暮らし高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らせるような体制づくりを支援してまいります。
 第4に、「魅力と活力のある産業の振興」について申し上げます。
 昨年の政権交代に伴い農業政策が大きく転換され、これまでの大規模化への誘導から小規模農家の多面的機能も評価して、米の戸別所得補償制度モデル事業が実施されます。農業従事者の減少や高齢化の進展など農業経営の環境が厳しい中での大転換ですので、県や農協などと連携を図り、丁寧な説明を行いながら推進してまいります。
 また、効率的で安定した魅力ある農業経営を目指す認定農業者に対しては、これまで同様、農業用設備に対する支援や経営者の育成に努めてまいります。
 さくらんぼの生産については、開花期の天候不良や受粉環境の悪化等により、ここ3年間、作柄がよくない状況が続いていることから、これまでフォーラムの開催や受粉環境整備事業を実施し、改善を図ってまいりました。日本一の生産量を誇るさくらんぼは本市の基幹産業であることから、本年度も作況を注視しながら的確な対応を行ってまいります。
 また、露地生産に加え、加温・無加温ハウスの導入を促進し、長期リレー出荷体制による産地銘柄の確立と労働力の平準化を推進するとともに、価格形成期に高品質の佐藤錦を市場に流通させ、農業所得の向上を図ってまいります。
 昨年10月1日、市内三農協が合併し、長年の懸案であった市内一農協が実現したことから、新年度は行政と農協、生産者等が一体となって統一された「果樹王国ひがしねブランド」を全国に発信してまいります。また、仙台圏の公共交通機関へのPR広告の掲載や仙台市営バスのラッピング広告を活用した観光PRとあわせ、効果的なブランド戦略を力強く推進し、有利な価格形成につながる各種事業を展開してまいります。
 猿など有害鳥獣対策については、引き続き対策協議会による駆除や電気柵設置などに対して支援を行い、効果的な被害防止対策に取り組んでまいります。
 農地や水など農村環境の保全のために「農地・水・環境保全向上対策」に取り組み、農村の環境保全と振興に努めてまいります。また、新年度の完了を目指して柏原地区の農業基盤整備事業を推進するとともに、県と連携した基幹水利施設の整備、土地改良区への支援を通じて用排水路の整備を行うなど生産基盤の強化を継続してまいります。
 水源かん養や山地崩壊など、森林の公益的機能の低下が危惧される中、昨年初めて市内でナラ枯れ被害が発見されました。これまで松くい虫被害対策を講じてまいりましたが、ナラ類は山林への混入率が高く、早急な対策が必要なことから、県内で最初となるナラ枯れ被害対策計画を策定したところであり、松くい虫対策に加え、計画的に森林病害虫対策を行ってまいります。
 さらに、豊かな緑を未来に引き継ぐため、「みどり環境交付金事業」によるみどりの少年団支援事業や協働による森づくり活動事業等を継続してまいります。
 地籍調査事業については、平地部の最後になる長瀞地区を東北中央自動車道の用地調査事業と連携を図り推進してまいります。
 商業については、本年度まで「商業げんきわくわく資子利子補給事業」を実施し、中小商業者の店舗増改築や新店舗建設等を支援してまいりましたが、新年度からは設備資金だけでなく運転資金も含めた利子補給制度として、対象も中小商工業者に広げた「商工業夢タント利子補給事業」を新設いたします。
 さらに、農工法及び低工法に基づく企業の固定資産税優遇措置に対する国の減収補てん制度が終了した後も、市内企業の設置投資等を支援するための市独自の優遇措置として「企業奨励補助金制度」を新設し、製造品出荷額県内第2位を誇る本市工業のさらなる振興を図ってまいります。加えて、企業の新規立地の促進に努めるとともに、県・市・金融機関による協調融資制度である産業立地促進資金を活用し、立地企業の支援に努めてまいります。
 雇用情勢については依然として厳しい状況にありますが、市内企業へのアンケート等を通して状況の把握に努めるとともに、ハローワーク村山と連携を密にし、2年目となる緊急雇用創出事業等も活用し雇用の確保に努めてまいります。
 観光については、生産量日本一のさくらんぼや今年で開湯100周年を迎えるさくらんぼ東根温泉など、本市が持つ観光資源を有効に活用し、本市の魅力を全国に向けてPRしてまいります。また、夏の涼を求めて人気の高い大滝公園の散策橋をリニューアルし、魅力アップに努めてまいります。
 真夏の夜を彩る恒例のひがしね祭については、伝統の動く七夕提灯行列や踊りの競演など、多くの市民とともに盛大に開催してまいります。
 「さくらんぼマラソン大会」は、昨年の第8回大会において過去最多の8,700名を超える参加者を迎え、文字どおり東北最大、全国有数のマラソン大会となりました。近年、県外からの参加者が増えており、昨年は県外の参加者が4,900名と県内参加者を大きく上回っております。第9回大会はさらに多くの方が楽しく参加できる大会を目指し、全国に「さくらんぼ生産量日本一のまち・さくらんぼの王様佐藤錦発祥の地」を力強く発信してまいります。
 第5に、「こころ豊かな教育と文化の創造」について申し上げます。
 神町小学校と東根中部小学校の児童増加に対応し新設される「さくらんぼ小学校」の平成23年4月開校に向け、校歌の制作や教育課程の編成など開校準備を進めるとともに、通学路の防犯灯設置など周辺の環境整備を行ってまいります。また、通学区域の再編に伴う東根小学校の大規模改修工事を推進するとともに、生活スタイルの変化にあわせ、市内全小中学校の各階に洋式トイレを設置し、教育環境の整備に努めてまいります。
 特別支援学級及び通常学級に在籍している発達障がい児等の支援については、スクールサポーターを増員し、学級担任と連携のもと、対象となる児童生徒への指導と支援を充実させてまります。
 価値観の多様化に伴い、生涯学習の果たす役割はますます大きくなっております。今後とも各地域公民館における学習活動の推進を通して市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくとともに、市民主体で運営されている「タントまなべ学園」の充実を図るなど、生涯学習の推進に努めてまいります。
 市民の生涯学習活動の拠点として重要な役割を担っているさくらんぼ図書館については、本年4月から指定管理者制度に基づきNPO法人を指定管理者に指定する予定としており、開館時間の延長など一層のサービス向上と利用しやすい図書館づくりを行ってまいります。
 芸術・文化の振興については、全国有数の大規模展覧会である大ケヤキ全国書道絵画展を引き続き開催するとともに、Look for 子ども伝承フェスティバルが第15回を迎えることから、屋外の特設ステージを会場にして盛大に開催し、香り高い文化のまちづくりを推進してまいります。
 また、新年度は絶滅危惧種となっているイバラトミヨの保全池を整備するとともに、特別天然記念物である東根の大ケヤキのワイヤーロープ張替工事を実施するなど、文化財の保護に努めてまいります。
 生涯スポーツの推進に向けた取り組みとして、総合型地域スポーツクラブに対する支援を行いながら、市民一人ひとりがスポーツを生活の中に取り入れ、スポーツに親しむ機会を数多く提供してまいります。
 また、昨年、「モンテディオ山形」が激戦を戦い抜き、見事J1残留を勝ち取りました。モンテディオ山形の活躍は青少年に夢や希望を与え、山形県を全国に発信する最高のチャンスであります。県内でいち早く募金による支援体制を提唱した「東根市民モンテディオ山形サポーター運動」は全県下に広がり、大きな力となりました。新年度も引き続き市民の熱い思いのもと、この運動を展開してまいります。
○清野貞昭議長 会議の途中でありますが、ここで午後1時まで休憩します。

   午前11時57分 休 憩


   午後 1時00分 開 議

○清野貞昭議長 午前に引き続き会議を開きます。
 引き続き施政方針の表明を続けます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
 私は、市民とともに考え、ともに行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に据え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。今後も、子どもの遊び場整備事業の実施や図書館、保育所等の民営化など、これまで以上に市民と協働のまちづくりを推進する機会が増え、市民の活躍がますます期待されるところであります。NPO法人や市民団体の円滑な活動を支援していくとともに、大けやきパートナーシップ事業を積極的に展開してまいります。
 本市のまちづくりの指針となる第四次総合計画の策定については、市民組織である策定市民会議を随時開催し活発な意見交換を行うとともに、専門家会議の委員によるまちづくり研修会を実施するなど本市のこれまでの歩みと現状を把握し、策定の機運を高めてまいりました。同時に、市民アンケートの実施や庁内プロジェクトチームによる検討を重ね、本市が抱える課題等を明らかにしてまいりましたが、これらを踏まえ、引き続き市民会議や専門家会議の意見を反映させながら、魅力と活力に満ち、幸せを実感できるまちを目指した計画を本年中に策定してまいります。
 これからの行財政運営は、なお一層の簡素合理化に取り組み、限られた財源をさらに効率的に活かす方策が必要であります。本市においては、平成18年3月に第四次行財政改革大綱を策定し、効率的な市政運営を推進してまいりました。その間、ほかの自治体に先駆け、職員定数の大幅な削減やNPO法人への行政事務の委託、保育所等の民間委託、PFIによる施設整備や指定管理者制度に基づく施設管理などを着実に進め、成果を上げてまいりました。
 新年度は、これまでの取り組みを検証するとともに市民や専門家の意見を集約し、新たな行財政運営の指針となる第五次行財政改革大綱の策定に取り組んでまいります。
 以上、新年度を迎えるにあたり、市政運営に関する課題と施策について私の基本的な考えを申し上げました。
 新年度は、本市のさらなる飛躍のための土台を築き、力を蓄え、進むべき道を見極め、そして力強く新たなスタートを切る1年であります。私は東根市民4万6,000人のリーダーとして本市の将来をしっかりと見据え、新たな課題に挑戦しながら「快適空間−やすらぎと交流のまち」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力を心からお願いを申し上げ、平成22年度の施政方針といたします。
 引き続き、先議いただきました議案以外の案件についてご説明を申し上げます。
 はじめに、報第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、平成21年12月16日に公務中の庁用自動車の運行によって発生した交通事故に関して、地方自治法の規定により損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので、報告するものであります。
 日ごろから庁用自動車の運転については十分注意を促しておりましたが、今後とも安全運転の励行を指導してまいりますので、よろしくご理解をお願いいたします。
 次に、議第1号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、労働基準法の改正に伴う人事院勧告及び山形県人事委員会勧告に基づき、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第2号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、子育て支援医療の支給対象年齢を引き上げ、支給方法の変更を行うため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第3号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、道路法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第8号及び議第9号 市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線網等の見直し等により、市道9路線の廃止及び8路線の市道認定を行うものであります。
 次に、平成22年度予算案の大綱についてご説明を申し上げます。
 地方自治体の予算編成に大きな影響を及ぼす国の平成22年度予算案につきましては、景気が緩やかに回復していくと見込み、経済成長と財政規律を両立させていくとの方針のもと、一般歳出を前年度比3.3%増額し、国債費等を含めた一般会計予算の規模は過去最大の92兆2,992億円とされたところであります。
 また、地方財政計画では、地方税収が引き続き落ち込む一方で、社会保障関係費や公債費等の増加要因があり、財源不足が拡大するものと見込み、臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税の総額が前年度比17.3%増の24兆6,004億円とされたところであります。
 本市に密接な関わりを持つ県の新年度予算は、景気低迷による税収の落ち込みがあるものの、景気・雇用対策を重点とした持続可能な財政運営を確保するための編成が進められたところであります。
 本市の財政状況は、人件費抑制や起債の繰上償還などの行財政改革にいち早く取り組んできたことにより、これまでの大型プロジェクト実施に伴い借り入れた起債の償還にPFI手法による新消防庁舎整備事業や学校給食センター整備事業の償還分が加わっているにもかからわず、歳出の平準化を保ち、健全性を維持してきたところであります。
 しかし、歳入の根幹となる市税については、世界経済の緩やかな回復が続くと期待されている中でも雇用情勢の回復には至らず、個人及び法人市民税の大幅な減額が見込まれる厳しい状況となっております。
 このような状況の中で、市政の進展に必要な行政サービスを確保しながら、子育て応援マニフェスト2010やいきいきサロン推進事業、地球温暖化対策等推進基金活用事業、森林病害虫等防除事業などの新たな行政需要に対応するとともに、学校耐震化、さくらんぼ小学校新設、東根中央橋建設などの大型事業も推進し、さらなる市民福祉の向上を目指していく所存であります。
 以上の基本的な考えのもとに編成いたしました平成22年度の一般会計予算案は、前年度当初予算額154億4,800万円に対し、9.4%増の164億6,600万円を計上したところであります。このうち、前年度比0.8%減の28億2,687万8,000円とした人件費や公債費等を減額計上した一方で、さくらんぼ小学校施設整備等により49.2%増の29億8,613万円を計上した普通建設事業費など、物件費、扶助費、補助費等を増額したところであります。
 その概要でありますが、まず歳入におきましては、市税について、固定資産税を2.3%増と見込むものの、景気低迷の影響から市民税は4%減、たばこ税は10.8%減とし、市税総額として前年度比0.6%減の57億2,701万6,000円を計上したところであります。
 また、地方交付税については、ごみ処理施設分償還交付税の減額等はあるものの、本市の税収減による増額と地域活性化・雇用等臨時特例費の創設に基づく増額等により、10.2%増の41億3,300万円を見込んだところであります。
 次に、歳出予算についてご説明を申し上げます。
 総務部門につきましては、市政要覧作成事業や国勢調査事業等を新たに計上したほか、第四次東根市総合計画策定事業などを継続して予算化したところであります。
 民生・福祉部門につきましては、子育て応援マニフェスト2010のうち、小学校低学年医療費無料化事業やこうのとり支援事業などの5事業並びに子ども手当給付事業等を新たに予算化し、交通災害共済基金活用事業、在宅家族介護者支援事業、浄化槽設置整備事業等を継続して予算化したところであります。
 農林・商工部門は、ナラ枯れ被害への対策を重点とした森林病害虫等防除事業や商工業夢タント利子補給補助事業を新規に予算化し、果樹王国ひがしねブランド戦略事業、みどり環境交付金事業、柏原農道整備事業、認定農業者支援事業、産業立地促進資金融資事業、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業等を継続して予算化したところであります。
 建設部門につきましては、子育て応援マニフェストの基幹事業である子どもの遊び場整備事業などを新たに予算化したほか、東根中央橋建設事業、東根地区まちづくり交付金事業、神町北部土地区画整理関連事業、市道神町東14号線道路改良事業、市道泉郷北部線道路改良事業、長瀞地区ウォーキングトレイル事業、東北中央自動車道関連の市道野田荒小屋線道路改良事業、市道蟹沢最上川線道路改良事業等を継続して予算化したところであります。
 消防部門につきましては、常備・非常備消防事業や新消防庁舎等の施設整備費と維持管理経費等を継続して予算化したところであります。
 教育部門につきましては、さくらんぼ小学校開校準備事業や指定管理者制度移行に伴うさくらんぼ図書館運営管理事業、イバラトミヨ環境整備事業等を新たに予算化するとともに、さくらんぼ小学校整備等事業や小学校耐震改修工事、市立幼稚園就園奨励事業、特別支援教育推進事業、東根の大ケヤキ環境整備事業、体育施設等指定管理委託事業等を継続して予算化したところであります。
 また、各部門において推進する、ふるさと雇用再生特別基金事業及び緊急雇用創出事業も継続して予算化したところであります。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計につきましては、療養給付費や後期高齢者支援金、介護納付金などを計上し、前年度比0.3%減の43億3,500万円を計上したところであります。
 東根財産区特別会計につきましては、財産管理費等を計上し、前年度比30万円増の150万円を計上したところであります。
 公共下水道事業特別会計につきましては、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費等を計上し、前年度比35.5%減の20億1,700万円を計上したところであります。
 老人保健特別会計につきましては、過年度の過誤納調整等の経費を計上し、前年度比120万円減の80万円を計上したところであります。
 一本木土地区画整理事業特別会計につきましては、徴収清算金等を計上し、前年度比93.9%減の830万円を計上したところであります。
 介護保険特別会計につきましては、居宅及び施設介護サービス等の各種給付事業費、介護認定審査及び調査事業、介護予防事業等を計上し、前年度比6%増の25億8,300万円を計上したところであります。
 市営墓地特別会計につきましては、市営墓地第2期建設に係る工事請負費、墓地管理経費等を計上し、前年度比9.5%増の4,600万円を計上したところであります。
 後期高齢者医療特別会計につきましては、広域連合への納付金等を計上し、前年度比3.5%減の3億5,600万円を計上したところであります。
 次に、水道事業関係について申し上げます。
 はじめに収益的収入については、水需要の減少等を考慮し、前年度比0.4%減の10億3,121万2,000円を見込み、収益的支出については8億6,449万7,000円を計上したところであります。
 次に、資本的収入については3億6,555万7,000円、資本的支出については9億7,569万4,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金及び建設改良積立金で補てんするものであります。
 主な事業といたしましては、簡易水道統合事業に伴う中継ポンプ場築造工事をはじめ神町配水池施設改良費として配水池築造工事、さらに災害に強い施設整備を図るため東部高区配水池耐震補強工事、また、老朽送配水管布設替工事等を計画しております。
 次に、工業用水道事業でありますが、1日平均基本水量を昨年度と同様に8,950立方メートルとし、収益的収入については2億685万9,000円を見込み、収益的支出については1億1,175万6,000円とするものであります。
 資本的支出については2億7,739万5,000円を見込んだところであり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額及び建設改良積立金で補てんするものであります。
 主な事業としては、耐震補強の一環として緊急遮断弁設置をはじめ、更新計画により施設更新工事等を順次行い、施設の維持管理に万全を期しながら、より一層の安定供給に努めてまいります。
 以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いをいたします。
○清野貞昭議長 次に、議第1号から議第3号並びに議第8号及び議第9号の5議案について、庶務課長に補足説明を求めます。塩野庶務課長。

   〔塩野康二庶務課長 登壇〕

○塩野康二庶務課長 議長の指示により補足してご説明を申し上げます。
 議案書の3ページ、参考資料の1ページをお願いいたします。
 議第1号 東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
 改正労働基準法が本年4月から施行されることから、同法の趣旨及び人事院勧告、山形県人事委員会の勧告に基づき、所要の改正を行うものであります。
 改正の内容ですが、1の東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、月に60時間を超える時間外勤務に係る時間外手当について、その支給割合を正規の勤務時間外にあっては現行の「100分の125」を「100分の150」に引き上げるものであります。また、勤務時間の割り振り変更により、1週間の正規の勤務時間38時間45分を超え勤務した場合についても、現行の「100分の25」を「100分の50」に引き上げるものであります。
 次に、2の東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてでありますが、月に60時間を超える時間外勤務手当の支給割合100分の150と、現行の支給割合100分の125との差100分の25に代えて、正規の勤務時間に勤務を要しない日または時間外勤務代休時間を指定することができる制度を新たに設けるものであります。
 あわせて、3と4では、関連する東根市職員の育児休業等に関する条例と、職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正を附則で行うもので、施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の7ページ、参考資料の13ページをお願いいたします。
 議第2号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
 子育て支援医療の支給対象年齢の引き上げと支給方法の変更を行うため、所要の改正を行うものであります。
 改正の内容ですが、外来療養に関わる医療費支給対象を、これまでの0歳から6歳の就学前の乳幼児等から小学校3年生までに引き上げ、あわせて山形県子育て支援医療給付制度における償還払いの該当者についても、県外受診、医療証の未提示等の例外を除き、全て現物給付とするもので、関連する第2条関係の別表第1及び第6条関係の別表第2を改めるものであります。
 施行は本年7月1日からとするものであります。
 次に、議案書の9ページ、参考資料の19ページをお願いいたします。
 議第3号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
 道路法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
 改正の内容ですが、道路法施行令が改正され、道路占用料単価の新設、変更及び地下埋設管の管径区分が細分化されたことを受けて、東根市道路占用料徴収条例第2条関係の別表を改めるものであります。
 施行は本年4月1日からとするものであります。
 次に、議案書の19ページ、参考資料の25ページをお願いいたします。
 議第8号 市道路線の廃止につきましては、全部で9路線、路線名は調書にあるとおり、野田1号線から一本木南10号線までとなっており、位置につきましては参考資料のとおりであります。
 次に、議案書の21ページ、参考資料の28ページをお願いいたします。
 議第9号 市道路線の認定につきましては、市道路線網の見直し及び開発行為等に基づき市に帰属した道路で、調書にあるとおり、野田1号線ほか7路線の計8路線の認定を行うため提案するもので、位置につきましては参考資料のとおりであります。
 以上、ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 次に、報第1号について、財政課長に補足説明を求めます。中里財政課長。

   〔中里純一財政課長 登壇〕

○中里純一財政課長 議長の指示によりまして補足説明を申し上げます。
 議案書の1ページをお願いいたします。
 報第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてご説明いたします。
 2ページをお願いいたします。
 専第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分についてですが、1の損害賠償の請求者は、村山市在住の男性です。2の原因ですが、平成21年12月16日午後1時30分ごろ、庁用自動車を運転し公務中の職員が、天童市小関地内山形中央農業共済組合駐車場において方向転換のためバックした際、駐車中の相手方車両後部に追突したもので、原因は職員の不注意です。その後、相手方と示談交渉を行い、2月5日に示談が成立したことから、損害賠償額の決定について専決処分を行いました。3の損害賠償の額及び条件ですが、市は損害賠償請求者に22万4,852円を支払い、損害賠償請求者は、本件事故に対し、今後いかなる事由があっても、市にそれ以外の金品の請求をしないとするものです。
 なお、この賠償金につきましては、全額、全国市有物件損害共済から補てんされるものです。
 以上、よろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 以上で施政方針表明及び提案理由の説明を終わります。
 なお、報第1号については、報告案件ですので以上でご了承願います。

◎予算特別委員会への議案付託

○清野貞昭議長 次に、日程第41 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
 お諮りします。議第19号から議第29号までの予算関係11議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係11議案については、別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置して審査することに決しました。


予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

議第19号 平成22年度東根市一般会計予算
議第20号 平成22年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第21号 平成22年度東根市東根財産区特別会計予算
議第22号 平成22年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第23号 平成22年度東根市老人保健特別会計予算
議第24号 平成22年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第25号 平成22年度東根市介護保険特別会計予算
議第26号 平成22年度東根市市営墓地特別会計予算
議第27号 平成22年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第28号 平成22年度東根市水道事業会計予算
議第29号 平成22年度東根市工業用水道事業会計予算

◎散     会

○清野貞昭議長 これで本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。御苦労さまでした。

   午後 1時29分 散 会