第 3 回 定 例 会 会 議 録
平成21年8月31日 午前10時 開 会
清 野 貞 昭 議長 秋 葉 征 士 副議長
◎出席議員(18名)
1番 水 上 公 明 議員 2番 高 橋 光 男 議員
3番 細 矢 俊 博 議員 4番 大 場 英 雄 議員
5番 浅 野 目 幸 一 議員 6番 加 藤 信 明 議員
7番 阿 部 清 雄 議員 8番 阿 部 綾 子 議員
9番 高 橋 ひ ろ み 議員 10番 佐 藤 直 議員
11番 奥 山 重 雄 議員 12番 岡 崎 賢 治 議員
13番 青 柳 安 展 議員 14番 清 野 忠 利 議員
15番 武 田 敏 夫 議員 16番 結 城 芳 議員
17番 秋 葉 征 士 議員 18番 清 野 貞 昭 議員
◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
奥 山 元 奥 山 昭 男 代表監査委員
委 員 長
八 島 一 夫 農業委員会会長 大 江 和 明 消 防 長
椎 名 和 男 副 市 長 小 関 正 男 教 育 長
高 橋 一 郎 総 務 部 長 杉 浦 宗 義 市民生活部長
黒 田 長 健康福祉部長 岡 崎 春 夫 経 済 部 長
建 設 部 長
小 林 文 雄 山 科 優 会計管理者
兼水道部長
矢 作 隆 教 育 次 長 間木野 多加志 総合政策課長
塩 野 康 二 庶 務 課 長 中 里 純 一 財 政 課 長
選挙管理委員会 監査委員会
太 田 紀代子 森 谷 健
事務局長 事務局長
農業委員会
今 野 和 行
事務局長
◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行 事 務 局 長 石 垣 和 彦 事務局長補佐
安 達 利 也 議 事 主 査 高 橋 範 一 主 事
塩 野 睦 美 主 事
◎議 事 日 程
議事日程第1号
平成21月8月31日(月) 午前10時 開 会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
(議 案 上 程)
日程第 4 議第55号 平成20年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について
日程第 5 議第56号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 6 議第57号 平成20年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 7 議第58号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につい
て
日程第 8 議第59号 平成20年度東根市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 9 議第60号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認
定について
日程第10 議第61号 平成20年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第11 議第62号 平成20年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について
日程第12 議第63号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につい
て
日程第13 議第64号 平成20年度東根市水道事業会計決算認定について
日程第14 議第65号 平成20年度東根市工業用水道事業会計決算認定について
日程第15 議第66号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第16 議第67号 市道路線の廃止について
日程第17 議第68号 市道路線の認定について
日程第18 議第69号 損害賠償の額の決定について
日程第19 議第70号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第5号)
日程第20 議第71号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第21 議第72号 平成21年度東根市東根財産区特別会計補正予算(第1号)
日程第22 議第73号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第23 議第74号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第24 議第75号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
(説 明)
日程第25 決算特別委員会への議案付託
日程第26 予算特別委員会への議案付託
(散 会)
◎本日の会議に付した事件
議事日程第1号に同じ。
◎開 会
○清野貞昭議長 皆さん、おはようございます。
ただいまから平成21年東根市議会第3回定例会を開会します。
◎開 議
○清野貞昭議長 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。
◎会議録署名議員の指名
○清野貞昭議長 はじめに、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、10番佐藤 直議員、11番奥山重雄議員、12番岡崎賢治議員、以上3名を指名します。
◎会 期 の 決 定
○清野貞昭議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
今期定例会の会期については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長 5番浅野目幸一議員。
〔浅野目幸一議会運営委員長 登壇〕
○浅野目幸一議会運営委員長 おはようございます。
議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
本日招集なりました第3回定例会の会期につきましては、去る8月25日、午前10時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数や一般質問の通告数等を勘案し、慎重に協議を行いました。
その結果、会期は本日から9月18日までの19日間とし、その間の会議等については別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、決算及び予算関係議案をそれぞれ特別委員会を設置し、付託して審査すべきものと協議なりました。
以上、よろしくお諮りくださるようお願いを申し上げまして、ご報告といたします。
○清野貞昭議長 お諮りします。ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は本日から9月18日までの19日間とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、会期定例会の会期は本日から9月18日までの19日間とすることに決定しました。
平成21年東根市議会第3回定例会会議予定表
月 日 |
曜 |
会 議 名 |
開議時刻 |
場 所 |
議 事 |
8月31日 |
月 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・開 会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・議案上程
説明
・決算特別委員会への議案付託
・予算特別委員会への議案付託 |
決算特別委員会 |
本 会 議
終 了 後 |
議 場 |
・決算議案概要説明 |
予算特別委員会 |
決算特別委
員会終了後 |
議 場 |
・予算議案概要説明 |
9月1日 |
火 |
休 会 |
9月2日 |
水 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・市政一般に対する質問 |
9月3日 |
木 |
休 会 |
9月4日 |
金 |
9月5日 |
土 |
9月6日 |
日 |
9月7日 |
月 |
9月8日 |
火 |
9月9日 |
水 |
9月10日 |
木 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・総括質疑 |
予算特別委員会 |
本 会 議
終 了 後 |
議 場 |
・付託議案審査
質疑・討論・表決 |
9月11日 |
金 |
決算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・付託議案審査
分科会の設置及び議案の付託 |
9月12日 |
土 |
休 会 |
9月13日 |
日 |
9月14日 |
月 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
9月15日 |
火 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
9月16日 |
水 |
休 会 |
9月17日 |
木 |
各常任・正副委員長
打ち合わせ |
午前10時 |
各 室 |
・付託議案審査報告について |
9月18日 |
金 |
決算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・分科会委員長審査報告
質疑・討論・表決 |
本 会 議 |
決算特別委
員会終了後 |
議 場 |
・委員長審査報告
・市長提出議案(決算・補正予算・
条例・事件決議)
質疑・討論・表決
・委員会・議員提出議案上程
説明・質疑・討論・表決
・閉 会 |
◎諸 般 の 報 告
○清野貞昭議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
はじめに、監査委員から報告がありました各課等にかかわる定例監査の結果報告につきまして、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、平成20年度決算の健全化判断比率及び資金不足比率につきまして、地方公共団体の健全化に関する法律第3条第1項並びに同法第22条第1項の規定により事前に配付しております資料のとおり市長から報告がありましたので、ご了承願います。
次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
◎議 案 上 程
○清野貞昭議長 次に、日程第4 議第55号から日程第24 議第75号までの21議案を一括して議題とします。
◎提案理由の説明
○清野貞昭議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 市議会第3回定例会に提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。
本定例会に提案いたします案件は、決算認定11件、条例の一部改正1件、事件決議事項3件、補正予算6件の計21件であります。
はじめに、決算の認定11議案についてでありますが、地方自治法及び地方公営企業法の規定により監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものであります。
議第55号 平成20年度東根市一般会計歳入歳出決算認定についてから議第63号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまでの9議案につきましては、各会計の歳入歳出の内容は配付しております決算書のとおりでありますが、一般会計及び特別会計を含めた9会計の決算総額は、歳入が253億5,747万47円、歳出が248億9,760万9,256円となり、差引残額4億5,986万791円の黒字となったところであります。
経済情勢の厳しい中で地方交付税は前年度より3億4,045万8,000円、9.1%の伸びとなったものの、市税では法人市民税が2億6,489万1,510円、22.8%の減となり、市税全体でも2.88%の減額となり、ますます厳しい財政状況となっております。
今後におきましても財源の確保を図るとともに、地方債の繰上償還や経常経費の削減に努め健全財政を堅持しながら、「快適空間やすらぎと交流のまち」の実現に向けて積極的に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
次に、議第64号 平成20年度東根市水道事業会計決算認定についてでありますが、良質で安定した給水を拡大するため簡易水道統合事業を開始し、簡易水道事業特別会計との会計統合を行いました。あわせて、耐震対策事業をはじめ老朽配水管の布設替工事を実施し、施設整備並びに給水体制の整備に努めてまいりました。
事業の経営につきましては、経費の節減等に努めた結果、2億4,499万5,908円の純利益を計上したところであります。
今後におきましても、さらに効率的な事業運営を図り、施設の計画的更新と適切な維持管理に努め、市民サービスの向上を図りながら安定給水に努めてまいります。
次に、議第65号 平成20年度東根市工業用水道事業会計決算認定についてでありますが、健全な事業運営に努めてまいりました結果、8,965万324円の純利益を計上したところであり、各受水企業からの協力を得ながら順調に経営を行うことができたところであります。
今後とも、より一層の経営健全化を図りながら、工業用水の安定供給に努めてまいります。
次に、議第66号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第67号及び議第68号 市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線の見直し等により、市道2路線の廃止及び10路線の市道認定を行うものであります。
次に、議第69号 損害賠償の額の決定についてでありますが、平成18年9月26日に発生した神町小学校児童転落事故について、このたび怪我が完治したことから損害賠償額を決定するため、地方自治法の規定に基づき提案するものであります。怪我をされた児童も現在は元気に学校生活を送っております。日ごろから学校児童生徒の安全確保については十分配慮をしておりますが、今後とも一層注意を促してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
次に、議第70号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入の主なものは、地方交付税や地方特例交付金等の額の確定による増額、事業等決定に伴う国庫及び県支出金の調整、さらに繰越金の確定に伴う歳入調整、財政調整基金等の基金繰入金の減額補正等を行うものであります。
歳出の主なものは、各特別会計予算補正に伴う繰出金の調整、地域安全環境整備事業の新規計上、さくらんぼ産地活性化緊急対策事業費補助金の増額補正等を行うものであります。
第2表 地方債補正については、街路整備事業の限度額の変更を行うものであります。
以上の結果、歳入歳出予算に2億5,882万8,000円を追加し、予算総額を164億2,287万7,000円とするものであります。
次に、議第71号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入については、繰越金等の増額補正と老人保健医療費拠出金負担金等の国・県支出金の増額補正や基金繰入金等の財源調整を行うものであります。
歳出については、出産育児一時金増額改正に伴う増額補正等を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算に3,070万4,000円を追加して、予算総額を43億7,870万4,000円とするものであります。
次に、議第72号 平成21年度東根市東根財産区特別会計補正予算(第1号)については、繰越金の増額及びこれに伴う事業費の調整等を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算に46万円を追加し、予算総額を166円とするものであります。
次に、議第73号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正は、消費税の納付及び公共汚水枡設置等に伴う増額補正が主なものであり、その財源として繰越金の確定に伴う歳入調整及び一般会計繰入金の増額補正を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算に1,110万円を追加し、予算総額を31億3,610万円とするものであります。
次に、議第74号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入の主なものは、繰越金の確定に伴う歳入調整であり、繰越金等の増額と介護給付基金繰入金の減額を行うこととし、歳出については、高額医療、高額介護合算制度創設に係る新規計上及び精算に伴う国庫等返還金の増額等を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算に1,509万6,000円を追加し、予算総額を24億5,209万6,000円とするものであります。
次に、議第75号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、平成20年度賦課保険料の3月以降の納付分を平成21年度予算から納付しなければならない制度から、繰越金及び広域連合納付金の増額を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算に219万円を追加し、予算総額を3億7,119万円とするものであります。
以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いをいたします。
○清野貞昭議長 次に、議第66号から議第68号までの3議案について、庶務課長に補足説明を求めます。塩野庶務課長。
〔塩野康二庶務課長 登壇〕
○塩野康二庶務課長 議長の指示により、補足してご説明を申し上げます。
はじめに、議案書の12ページと参考資料の1ページをお願いいたします。
議第66号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
少子化対策の一環として出産に係る被保険者の経済的負担を軽減するため、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことを受け、所要の改正を行うものです。
改正の内容ですが、制定附則に1項を加え、平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給する出産育児一時金の額を現行の35万円に4万円を増額し、39万円とするもので、施行は本年10月1日からとするものです。
なお、産科医療補償制度に係る3万円の加算につきましては、改正後も継続して支給するものであります。
また、国では平成23年度以降の取り組みについては、妊産婦の経済的負担軽減を図るための保険給付のあり方及び費用負担のあり方について引き続き検討を行い、その結果に基づき所要の措置を講ずるとしております。
次に、議案書の13ページ、参考資料の2ページをお願いいたします。
議第67号 市道路線の廃止につきましては、2路線で、路線名は調書にあるとおり、郡山1号線及び郡山南線で、位置につきましては参考資料のとおりであります。
次に、議案書の15ページ、参考資料の3ページをお願いいたします。
議第68号 市道路線の認定につきましては、一般県道長瀞野田線の新道建設にあわせ、県との協議により現県道長瀞野田線及び取り付け部分の10路線を市道として認定するもので、位置につきましては参考資料のとおりであります。
以上ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 次に、議第69号について、財政課長に補足説明を求めます。中里財政課長。
〔中里純一財政課長 登壇〕
○中里純一財政課長 議長の指名により、補足してご説明申し上げます。
議案書の17ページをお願いいたします。
議第69号 損害賠償の額の決定について、ご説明を申し上げます。
1の損害賠償の請求者は、市内在住の児童の親権者である男性です。請求者の個人情報保護のため、住所、氏名等は非表示としておりますので、ご了承をお願いいたします。
2の損害賠償の原因ですが、平成18年9月26日午後1時41分ころ、神町小学校西校舎2階家庭科室南窓側の棚上から、当時1年生児童が3.7メートル下の中庭側溝に転落し、頭蓋骨骨折、脳挫傷の怪我を負ったものです。児童は事故後約1カ月間入院し、退院後は通学しながら通院治療を行い、骨折箇所の治癒に時間を要しましたが、現在は完治し、後遺症もなく通常の学校生活を送れることとなりました。このため、相手方親権者と損害賠償について交渉を行ってきましたが、今般合意が得られることとなったことから、議会の議決をお願いするものです。
3の損害賠償の額及び条件ですが、市は、損害賠償請求者に190万1,072円を支払うもので、本件事故について今後いかなる理由があっても、市に対してそれ以外の金品を請求しないとするものです。
なお、この賠償金については全額、山形県学校災害互助会の保険金から支払われます。
以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○清野貞昭議長 次に、監査委員より決算監査意見書が提出されておりますので、その説明を求めます。奥山昭男代表監査委員。
〔奥山昭男代表監査委員 登壇〕
○奥山昭男代表監査委員 決算審査意見書についてご説明を申し上げます。
最初に、一般会計及び特別会計の意見書について申し上げます。
1ページ、お開き願います。
平成20年度東根市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書であります。
第1の審査の対象は、平成20年度東根市一般会計歳入歳出決算及び平成20年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算のほか7件の特別会計決算並びに平成20年度東根市各基金の運用状況であります。
第2の審査の期間でありますが、平成21年7月14日から同年の7月27日までであります。
第3は審査の方法であります。平成21年7月1日付で市長から審査に付された平成20年度東根市一般会計歳入歳出決算書及び各特別会計歳入歳出決算書並びに各基金の運用状況を示す書類、付属書類が法令に基づいて処理されているか、計数は正確かについて、関係諸帳簿、証書類と照合するとともに、関係職員の説明を聴取する等により審査を行いました。
第4は審査の結果であります。審査に付されました各会計の決算書及び付属書類は、関係法令に準拠して処理されており、計数は正確であり、予算の執行についても適正であると認めた。
また、各基金は、それぞれの設置目的にそって運用されており、かつ決算における計数も正確で、その執行は適正であると認めたところであります。
次に、2ページをお願いします。
第5は審査の概要でありますが、以下28ページまでに詳細に記載してありますので参照いただきまして、なお、説明は省略させていただきます。
次に、28ページお願いしたいと思います。
第6は基金の運用状況であります。基金の運用状況につきましては、平成21年3月31日現在で記載してございますので参照いただきまして、説明は省略させていただきます。
次に、30ページをお願いします。
第7のむすびでございますが、要約して意見を中心に説明いたしますので、ご了承いただきたいと思います。
当年度一般会計における歳入は154億256万1,028円で、前年度よりも1億34万7,987円の0.7%の増となった。歳出は149億6,423万1,589円となり、前年度よりも9,038万2,723円の0.6%の増となった。この結果、一般会計歳入歳出差引は4億3,832万9,439円の黒字となり、翌年度繰越財源1億68万7,000円を差し引いた実質収支額は3億3,764万2,439円の黒字となった。
特別会計につきましては、国保の一部や老人保健の対象者が後期高齢者医療に変わったことと老人保健医療給付が広域連合に変わったことに伴う国保特別会計の減額と老人保健特別会計の大幅な減額があり、あわせて後期高齢者医療特別会計が新設された。また、学校給食と簡易水道の特別会計が改編され、工事等の完了に伴い、一本木特別会計も減額となっている。老人保健特別会計が3,301万6,578円の赤字となって、繰上充用を行ったほかは、いずれも黒字や差引繰越なしの決算となっている。この結果、特別会計の合計では、歳入が99億5,490万9,019円で、前年度よりも43億3,235万6,206円の減となり、歳出は99億3,337万7,667円で、前年度よりも43億2,027万638円の減となって、歳入歳出差引は2,153万1,352円の黒字となり、翌年度繰越財源217万8,000円を差し引いた実質収支額は1,935万3,352円の黒字となったところであります。
財政構造を見ますと、経常収支比率は86.6%と前年度よりも0.6ポイント低くなって、財政構造の硬直性が弱まり、財政力指数では0.609%となって前年度よりも0.006ポイントの伸びを示し、着実に上昇しているのが伺える。
公債費については、継続して繰上償還を行っていることや補償金免除繰上償還等、起債残高の低減のために努力されており、公債費比率は16.9%と1.0ポイント、起債制限比率では10.9%と0.3ポイントそれぞれ下降しており、概ね望ましい傾向にあると判断される。
資産管理につきましては、価格も含めた管理が公会計改革によりようやく始まろうとしており、市有財産の現状把握には相当な時間と経費がかかるものと推測されますが、世代間負担を考慮した適正な市債残高や公共施設、とりわけ橋梁等の維持更新計画等のためにも積極的に取り組まれることを要望する。
市税につきましては、法人市民税の落ち込みを受けて市税全体の収入済額で1億8,279万9,125円の減額となった一方で、毎年低下傾向にある市税の収納状況は、収納率が92.3%で、昨年度よりも0.7ポイントの低下を示しており、収入未済額は市税で6,520万1,864円増の5億3,228万6,950円となって増加傾向が続いている。
また、国民健康保険税で2億7,216万9,098円、公共下水道受益者負担金等で1,901万283円、介護保険、保育所運営費負担金、児童館使用料、学校給食費等公営企業会計を除く全会計の収入未済総額は8億4,016万5,727円となり、7,505万6,525円の9.8%の増となっている。このように多額の不良債権が累積することは、今後の環境変化に即応し、持続可能な財政運営を行っていくためにもマイナス要因になりかねないことから、収納率向上対策に向けてより一層の新たな効果的な手法を模索し、自主財源の確保に努められるよう強力に望むものである。
また、単に自主財源の確保のみならず、「負担の公平性」の観点からも特に規範意識の低い不当な滞納に対しては、断固とした措置を取るとの基本姿勢のもとに、公営企業会計を含む関係部課の緊密な連携を図り、実効性のある取り組みを期待するものであります。
さて、景気の動向は、世界的な金融不安により、未曾有の世界同時不況の様相を呈し、経済の大幅な落ち込みや雇用情勢の悪化を招き、戦後最悪の状況と言われている。この経済不況は、市民生活はもとより、地域経済を直撃し大きな影響を及ぼしており、さらなる税収の落ち込みが懸念され、財源の確保は一段と困難になるものと予想される。
地方分権化と情報化が進展する中、また、自治体の格差が広がりつつある中で、新たな課題の把握や市民ニーズに的確に応えていくためには、何よりも職員の人材育成に十分配慮することが重要である。
このような行政内部の課題が多い中で、次世代に継承すべく健全財政を堅持しつつ市民福祉の向上と市政の発展を期するため、人材育成を重視する一方で、事務事業の執行に当たっては、計画・実行・評価・見直しのマネージメントサイクルと危機管理の徹底に最大限の努力を傾注されることを切に望むものであります。
以下、決算審査資料等を33ページから42ページまで添付してございますので、審査の際にご活用いただきたいと思います。
次に、公営企業会計決算審査意見書について申し上げます。
1ページ、お願いしたいと思います。
平成20年度東根市公営企業会計決算審査意見書であります。
第1、審査の対象は、平成20年度東根市水道事業会計決算及び工業用水道事業決算であります。
第2は審査の期間でありますが、平成21年5月28日から同年の6月26日までであります。
第3、審査の方法であります。平成21年5月22日付で市長から審査に付された、平成20年度東根市水道事業会計決算書及び平成20年度東根市工業用水道事業会計決算書並びに財務諸表・付属書類が当該事業の経営成績及び財務状態を適正に表示しているか、計数が正確か、事業の運営が常に企業としての経済性を発揮するとともに、本来の目的である公共の福祉増進と産業の発展という法の趣旨に従ってなされているかを主眼とし、関係帳票及び証拠書類との照合並びに関係職員から説明を求めるなどの方法により審査を実施した。また、水道事業における貯蔵品については現品と照合をしてその確認を行った。
第4の審査の結果であります。審査に付された決算書類及び財務諸表は、地方公営企業法及び関係法令並びに東根市水道事業及び東根市工業用水道事業会計規程に基づいて作成され、かつ計数も正確で、経営成績及び財務状態を適正に表示しているものと認めた。
次に、第5、審査の概要でございますが、2ページから8ページに水道事業会計について、9ページから13ページまでに工業用水道事業について記載してございますので、ご参照いただきたいと思います。なお、説明は省略させていただきます。
次に、14ページをお願いします。
第6のむすびでございますが、要約して意見を中心に説明申し上げますので、ご了承いただきたいと思います。
水道事業においては、区域内では普及率の高い簡易水道との統合を受けまして、給水人口及び給水戸数が伸び、普及率は前年度より0.1ポイント増の98.8%となっている。一方で年間給水量は467万2,095立方メートルで、前年度よりも7万9,837立方メートルの増となった。
損益については、平成20年2月からの水道料金引き下げの影響等で供給単価が1立方メートル当たり246.7円から204円になり、これにより当年度純収益は2億4,499万5,908円となって、前年度よりも1億7,023万2,472円、41.0%の減となった。
料金徴収につきましては、水道料金の引き下げやコンビニ支払いによる窓口拡大等、市民サービスの向上や収納率向上の努力に対し敬意を表しますが、徴収率が93.1%と前年度よりも1.1ポイント低下しており、当年度の水道料金等未収金は7,495万6,532円となっている。今後は一般会計との徴収に関する連携等、なお一層の努力を望むものである。
財務及び経営分析では、有収率が86.5%と前年度よりも0.4ポイントの上昇が見られたのをはじめ、概ね順調に推移し、県内各市と比較しても高成績であり、長年にわたる経営努力の成果が表れているものと判断される。
工業用水道事業については、経済不況による使用水量の減少により年間給水量が269万2,905立方メートルで、前年度よりも31万7,435立方メートルの減となり、営業収益が前年度よりも1,019万1,832円の減となったが、営業費用の削減378万7,990円や支払利息の削減785万5,893円等により、当年度純利益は8,965万324円を確保し、前年度よりも282万9,504円の増となった。財務経営分析では、対前年度比で給水量減少に伴うものをはじめマイナスのものも見られるが、概ね順調に推移している。
将来にわたる良質で安定した給水確保を図るため、簡易水道事業を統合し業務を開始したことは評価される。計画のとおり事業を推進し、その目的の達成を望むものです。
両事業とも健全経営が確保されており、この経営状態を引き続き堅持していくためにも、有収率の向上はもとより経営全般について簡素・合理化に最大限の努力を傾注され、より低廉な価格で良質な飲料水及び工業用水の安定供給に努められるとともに、事業本来の目的である公共の福祉の増進と産業の発展に寄与されることを強く望むものであります。
以下、15ページから23ページまで決算審査資料を添付してございますので、審査の際にご活用いただきたいと思います。
以上で説明を終わります。
◎決算特別委員会への議案付託
○清野貞昭議長 次に、日程第25 決算特別委員会への議案付託を議題とします。
お諮りします。議第55号から議第65号までの決算関係11議案については、議長を除く全員で構成する決算特別委員会を設置し、お手元に配付の議案付託表のとおり議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、決算関係11議案については、別紙議案付託表のとおり決算特別委員会を設置して審査することに決しました。
決 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表
議第55号 平成20年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について
議第56号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第57号 平成20年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について
議第58号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
議第59号 平成20年度東根市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について
議第60号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について
議第61号 平成20年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第62号 平成20年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について
議第63号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
議第64号 平成20年度東根市水道事業会計決算認定について
議第65号 平成20年度東根市工業用水道事業会計決算認定について
◎予算特別委員会への議案付託
○清野貞昭議長 次に、日程第26 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
お諮りします。議第70号から議第75号までの予算関係6議案については、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、お手元に配付の議案付託表のとおり議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野貞昭議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係6議案については、別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置して審査することに決しました。
予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表
議第70号 平成21年度東根市一般会計補正予算(第5号)
議第71号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第72号 平成21年度東根市東根財産区特別会計補正予算(第1号)
議第73号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議第74号 平成21年度東根市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議第75号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
◎散 会
○清野貞昭議長 これで本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。御苦労さまでした。
午前10時42分 散 会