議事日程 第3(総括質疑)

平成21年6月12日 午前10時 開 議

      岡  崎  賢  治 議長       奥  山  重  雄 副議長


◎出席議員(18名)
 1番   水  上  公  明 議員       2番   高  橋  光  男 議員
 3番   細  矢  俊  博 議員       4番   大  場  英  雄 議員
 5番   浅 野 目  幸  一 議員       6番   加  藤  信  明 議員
 7番   阿  部  清  雄 議員       8番   阿  部  綾  子 議員
 9番   高  橋  ひ ろ み 議員      10番   清  野  貞  昭 議員
11番   佐  藤     直 議員      12番   秋  葉  征  士 議員
13番   青  柳  安  展 議員      14番   清  野  忠  利 議員
15番   武  田  敏  夫 議員      16番   結  城     芳 議員
17番   奥  山  重  雄 議員      18番   岡  崎  賢  治 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        横 尾 智三郎
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
奥 山   元                 奥 山 昭 男  代表監査委員
         委  員  長
八 島 一 夫  農業委員会会長                大 江 和 明  消  防  長
椎 名 和 男  副  市  長        小 関 正 男  教  育  長
高 橋 一 郎  総 務 部 長        杉 浦 宗 義  市民生活部長
黒 田   長  健康福祉部長                 岡 崎 春 夫  経 済 部 長
         建 設 部 長
小 林 文 雄                 山 科   優  会計管理者
         兼水道部長
矢 作   隆  教 育 次 長        間木野 多加志  総合政策課長
塩 野 康 二  庶 務 課 長        中 里 純 一  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監 査 委 員
太 田 紀代子                 森 谷   健
         事 務 局 長                 事 務 局 長
         農業委員会
今 野 和 行
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行  事 務 局 長        石 垣 和 彦  事務局長補佐
安 達 利 也  議 事 主 査        高 橋 範 一  主     事
塩 野 睦 美  主     事

◎議 事 日 程

 議事日程第3号
       平成21年6月12日(金) 午前10時 開 議

 日程第 1  議第46号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第 2  議第47号 東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
              制定について
 日程第 3  議第48号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第 4  議第49号 指定管理者の指定について
 日程第 5  議第50号 財産の取得について
    (総 括 質 疑)
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第3号に同じ。

◎開     議

○岡崎賢治議長 皆さん、おはようございます。
 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第3号によって進めます。

◎総 括 質 疑

○岡崎賢治議長 日程第1 議第46号から日程第5 議第50号までの5議案を一括議題とします。
 これから議第46号から議第50号までの条例及び事件決議の5議案について一括して質疑を行います。
 なお、質疑を行うときは、議案の題名とページ番号をお示し願います。
 ご質疑ありませんか。9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 議第48号、19ページをお願いいたします。
 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、お尋ねいたします。
 この条例の改正の趣旨は、県において小学生の入院医療費の支給制度の拡充によるものと受けとめております。初日にも説明がございましたけれども、改正の概要について、まずお聞かせ願いたいと思います。
○岡崎賢治議長 杉浦市民生活部長。
○杉浦宗義市民生活部長 条例改正の概要についてお答えを申し上げます。
 参考資料の方が4ページに記載されておりますけれども、県では、この7月から、これまでの「乳幼児医療」を「子育て支援医療」に名称を変更しますとともに、小学生1年から6年までの入院費について、ただいま議員からもありましたとおり、制度の拡充を行ったところでございます。
 一方で本市では、ご案内のとおり、昨年度から小学生の入院費の無料化制度、所得制限を外し、一部負担も無しの制度によって実施をしております。そういったことで、小学生の入院医療費につきましては、入院時の食事療養費を除いて全て無料になる点につきましては、昨年度と変わりないところでございます。
 ただ、県の制度の該当になった場合、申請に基づきまして子育て支援医療証の交付を受け、所得税課税世帯の第1子、第2子の場合に支払う1日当たり1,200円以内の一部負担を除いて、医療機関での現物給付を受けることができることになります。この一部負担につきましては、市の単独助成となることから、後日、領収書を添付の上、償還払いとなる制度でございます。
 このことにつきましては、未就学児の助成制度と同様となっておりますので、よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 改正の概要については理解いたしました。平成20年度から東根市では子育て応援5つ星として、小学校1年生から6年生までの入院治療費無料化、今説明ありましたように所得制限なしで実施してくださいまして、本市の先駆的な試みというか制度というのには本当に敬意を表するところであります。
 県の制度が今回拡充されましたことによりまして、本市の負担はどのように変わるのか、まずお尋ねしたいと思います。
○岡崎賢治議長 杉浦市民生活部長。
○杉浦宗義市民生活部長 県の制度の発足に伴いまして、本市の負担がどう変わるのかというご質問でございます。
 小学生の入院費助成が県費で始まることによりまして、昨年度の小学生の入院助成の実績から推計した場合、約80万円程度、市の負担が減少すると推計、推測をしているところでございますので、よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 80万円程度減額するということは理解できました。
 本市では、子育て応援5つ星として3つの医療費の無料化を推進しておりますけれども、その1つには、ただいま制度にありました小学生の入院医療費の無料化、また、未就学児の医療費の無料化、3番目には、父子家庭の医療費の無料化と、この3つの医療費の無料化、所得制限なしということも踏まえて実施しておりますけれども、それぞれの事業の決算見込みはどのようになっているのか。ただいま決算の見込みとして、7月から1月までの7カ月間の結果が出ているということをお聞きしておりますけれども、それを1年間の所要額もあわせてお伺いしたいと思います。
○岡崎賢治議長 杉浦市民生活部長。
○杉浦宗義市民生活部長 3つの医療費の無料化事業、それぞれの決算込みについてお答えを申し上げます。
 最初に、小学生入院医療費無料化事業ですけれども、31件の申請がございまして、129万円。議員からもありました昨年7月から本年1月までの7カ月間の診療に係る分で、3月支払い決定までの給付額となります。これを、ございました12カ月、年間を通して実施した場合の所要額とした場合、約221万1,000円となります。
 次に、未就学児医療費無料化事業、こちらですが、1,559件の申請で、353万9,000円、こちらも7カ月間分となりますので、年間を通して実施した場合の所要額に置き換えますと約606万7,000円となります。
 最後に、父子家庭医療費無料化事業でございますけれども、こちらについては実績がなしとなってございます。
 ただし、本年度当初予算で68万1,000円の予算措置をしておりますので、これを父子家庭の年間の所要額としてみた場合、3事業トータルの平成20年度の決算見込みにつきましては482万9,000円、年間を通した所要額としましては895万9,000円、約900万円と見込まれるところであります。
 よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 全体、その3事業合わせて約900万円ということで、私は以前に、医療費の無料化によりますと医療費が拡大するのではないかという質問をしたことがあります。しかし、この実際の結果を見てみますと、市民の良識といいますか、また、行政側の啓発活動がよかったというのか、そんなに医療費が上がってないということが分かりました。
 その中で、しかし、決算と見込額の乖離というんですか、それが甚だしい気がしますので、その理由をお聞かせ願いたいと思います。
○岡崎賢治議長 杉浦市民生活部長。
○杉浦宗義市民生活部長 決算見込みと予算の乖離が大きいのはどうしてか、とのご質問でございます。
 この制度、未就学児医療費無料化、また、小学生入院医療費無料化の制度につきましては、市におけるこれまでの実績データがないことから、予算編成の際に厚生労働省のデータ、数値を参考に医療費の試算を行い見積もった結果、実態との開きが大きかったと総括をしております。
 また、市独自の施策であり、償還払いということもございまして、ある程度の額になるまで申請を保留していることも考えられると思っているところでございます。
 また、父子家庭の方でございますけれども、この医療費無料化につきましては、電話での問い合わせは数件あったと聞いておりますが、結果、医療費の申請までには至らなかったと伺ってございます。
 一般論で恐縮でございますけれども、どちらかというと母子に比べて父子の方が仕事につきやすいということもあって、所得制限により該当しないケースが多かったのではないかと推測しているところでございます。
 以上でございます。
○岡崎賢治議長 9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 乖離の理由として、厚生労働省のデータを参考にして試算を得たということで、乖離が甚だしたかったということも分かりました。また、償還払いによる対応とか、そういうこともあったのではないかと思います。本年度の予算額と決算見込みの乖離については理解をいたしました。
 そこで、市長にお伺いいたしたいと思います。現在の制度を継続した場合、平成20年度の見込みとして900万円ぐらいの額ではないかということでありますけれども、現在、近隣の市町村と同様に制度の拡充の考えについてお伺いしたいこと、また、保育所の民営化によって4,000万円の余剰金というのか、ありましたことを踏まえてのこの医療費無料化でありましたけれども、我が市長でありますので、何かさらなる新しい一連のお考えがあるかどうかもあわせてお願いしたいと思います。
○岡崎賢治議長 答弁を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 確かに今の杉浦部長の決算状況なども含めて考え合わせると、実態はそれほどの支出増にはなってないと思うところであります。
 私はこの決算状況が出る前に、今年度からいろんな県の施策、国の施策などにおいて、子育て応援5つ星事業というものの東根市独自の強みというものがなくなったと思っていた次第であります。したがって、これら等を合わせて、現在、事務当局に新5つ星事業といいますか、そういうことを、どういうことが考えられるか、具体的に私のところに近々、事務当局から、4月からずっと、特に矢萩新子育て健康課長が中心になって今検討しているところでありまして、そういうことを踏まえて、来年度以降、私は新たな施策に取り組みたいと思っております。
 ただ、今後、留意をしなければいけないのか、お隣の天童市が小学校6年生まで医療費の無料化ということがもう実施されております。そういう中で、群馬県でしたか、中学3年生まで全県下全部、医療費無料化する。それに充てる財源が25億円だということも私記憶をしております。そういう意味で、もちろん子育てするに親の経済的負担の軽減というものはもちろん大事なことであります。しかし私は、それだけではなくて、もっと子育て問題について大事なことがあるのではないだろうか。それは、心身ともに健全に育つことが何よりも親にとって願いではないかと思っております。
 そのことも含めて、来年に向けて、けやきホールの屋外版なども含めていろいろと今後、本市における子育てについて広範囲にわたっていろいろと課題解決のためにやっていかなければいかんと思っているところであります。
○岡崎賢治議長 9番高橋ひろみ議員。
○9番(高橋ひろみ議員) 市長のお考えもいろいろ、これからいろんな点で新しい施策が出てくるのではないかと思います。東根市は「子育てするなら東根市」と標榜している市でありますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
 最後にですけれども、償還払いによる支払いが医療費の無料化の中にはあって、なかなかそれが保留している方も多々多いようですけれども、その辺の考えについて、今後、償還払いを現物支給にするお考えはあるのかどうかもあわせて最後にお聞きしたいと思います。
○岡崎賢治議長 答弁を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 そのことも含めて善処したいと。私は当初、償還払いでないと医療費がむやみに増えるのではないだろうかという懸念も持っていたわけでありますが、意外と保護者の方々はその辺は正常な感覚のようでありますから、現物支給も含めて今後善処していきたいと思っております。
○岡崎賢治議長 以上で、ご了解願います。
 ほかにご質疑ございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで総括質疑を終わります。
 お諮りします。ただいま議題となっております条例及び事件決議の5議案については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、条例及び事件決議の5議案については委員会付託を省略することに決しました。

◎散     会

○岡崎賢治議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。御苦労さまでした。

   午前10時17分 散 会