第 1 回 定 例 会 会 議 録
平成21年2月26日 午前10時 開 会
岡 崎 賢 治 議長 奥 山 重 雄 副議長
◎出席議員(18名)
1番 水 上 公 明 議員 2番 高 橋 光 男 議員
3番 細 矢 俊 博 議員 4番 大 場 英 雄 議員
5番 浅 野 目 幸 一 議員 6番 加 藤 信 明 議員
7番 阿 部 清 雄 議員 8番 阿 部 綾 子 議員
9番 高 橋 ひ ろ み 議員 10番 清 野 貞 昭 議員
11番 佐 藤 直 議員 12番 秋 葉 征 士 議員
13番 青 柳 安 展 議員 14番 清 野 忠 利 議員
15番 武 田 敏 夫 議員 16番 結 城 芳 議員
17番 奥 山 重 雄 議員 18番 岡 崎 賢 治 議員
◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
奥 山 元 奥 山 昭 男 代表監査委員
委 員 長
八 島 一 夫 農業委員会会長 土 田 吉 博 消 防 長
椎 名 和 男 副 市 長 小 関 正 男 教 育 長
原 田 清一郎 総 務 部 長 牧 野 利 幸 市民生活部長
高 橋 一 郎 健康福祉部長 岡 崎 春 夫 経 済 部 長
建 設 部 長
青 柳 文 信 荒 川 妙 子 会計管理者
兼水道部長
矢 作 隆 教 育 次 長 間木野 多加志 総合政策課長
杉 浦 宗 義 庶 務 課 長 山 科 優 財 政 課 長
選挙管理委員会 監 査 委 員
齋 藤 平 深 瀬 尚 信
事 務 局 長 事 務 局 長
農業委員会
山 口 俊 夫
事 務 局 長
◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行 事 務 局 長 石 垣 裕 之 事務局長補佐
安 達 利 也 議 事 主 査 森 谷 秀 範 副 主 任
芦 野 美 和 主 事
◎議 事 日 程
議事日程第1号
平成21年2月26日(木) 午前10時 開 会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
(議 案 上 程)
日程第 4 議第20号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第5号)
日程第 5 議第21号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 6 議第22号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程第 7 議第23号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3
号)
日程第 8 議第24号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 9 議第25号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議第26号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第11 議第27号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)
(説明・質疑・討論・表決)
(議 案 上 程)
日程第12 平成21年度施政方針表明
日程第13 議第 1号 東根市介護従事者処遇改善臨時特例基金の設置、管理及び処分に関す
る条例の設定について
日程第14 議第 2号 東根市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
日程第15 議第 3号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日程第16 議第 4号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第17 議第 5号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第18 議第 6号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第19 議第 7号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第20 議第 8号 東根市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
日程第21 議第 9号 指定管理者の指定について
日程第22 議第10号 指定管理者の指定について
日程第23 議第11号 指定管理者の指定について
日程第24 議第12号 指定管理者の指定について
日程第25 議第13号 指定管理者の指定について
日程第26 議第14号 指定管理者の指定について
日程第27 議第15号 指定管理者の指定について
日程第28 議第16号 指定管理者の指定について
日程第29 議第17号 市道路線の廃止について
日程第30 議第18号 市道路線の認定について
日程第31 議第19号 財産の取得について
日程第32 議第28号 平成21年度東根市一般会計予算
日程第33 議第29号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計予算
日程第34 議第30号 平成21年度東根市東根財産区特別会計予算
日程第35 議第31号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計予算
日程第36 議第32号 平成21年度東根市老人保健特別会計予算
日程第37 議第33号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
日程第38 議第34号 平成21年度東根市介護保険特別会計予算
日程第39 議第35号 平成21年度東根市市営墓地特別会計予算
日程第40 議第36号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
日程第41 議第37号 平成21年度東根市水道事業会計予算
日程第42 議第38号 平成21年度東根市工業用水道事業特別会計予算
(説 明)
日程第43 予算特別委員会への議案付託
(散 会)
◎本日の会議に付した事件
議事日程第1号に同じ。
◎開 会
○岡崎賢治議長 皆さん、おはようございます。
ただいまから平成21年東根市議会第1回定例会を開会します。
◎開 議
○岡崎賢治議長 本日の会議に遅刻及び欠席の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。
◎会議録署名議員の指名
○岡崎賢治議長 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、15番武田敏夫議員、16番結城 芳議員、17番奥山重雄議員、以上3名を指名します。
◎会 期 の 決 定
○岡崎賢治議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
今期定例会の会期については議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長 10番清野貞昭議員。
〔清野貞昭議員議会運営委員長 登壇〕
○清野貞昭議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果についてご報告申し上げます。
本日招集になりました平成21年第1回定例会の会期につきましては、去る2月20日午後1時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
その結果、会期は本日から3月19日までの22日間とし、その間の会議などについては、お手元に配付しております別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成21年度予算関係議案を予算特別委員会に付託し、審議すべきものと協議なりました。
以上、よろしくお諮りくださいますようお願いを申し上げまして、ご報告いたします。
○岡崎賢治議長 お諮りします。今期定例会の会期については、ただいまの委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月19日までの22日間とすることに決定しました。
平成21年東根市議会第1回定例会会議予定表
月 日 |
曜 |
会 議 名 |
開議時刻 |
場 所 |
議 事 |
2月26日 |
木 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・開 会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・議案上程(補正予算)
説明・質疑・討論・表決
・議案上程
施政方針及び提出議案の説明
・予算特別委員会への議案付託 |
予算特別委員会 |
本 会 議
終 了 後 |
議 場 |
・予算議案概要説明 |
2月27日 |
金 |
休 会 |
2月28日 |
土 |
3月1日 |
日 |
3月2日 |
月 |
3月3日 |
火 |
3月4日 |
水 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・市政一般に対する質問 |
3月5日 |
木 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・市政一般に対する質問 |
3月6日 |
金 |
休 会 |
3月7日 |
土 |
3月8日 |
日 |
3月9日 |
月 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・総括質疑 |
3月10日 |
火 |
予算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・付託議案審査
分科会設置及び議案の付託 |
3月11日 |
水 |
休 会 |
3月12日 |
木 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
3月13日 |
金 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
3月14日 |
土 |
休 会 |
3月15日 |
日 |
3月16日 |
月 |
3月17日 |
火 |
各常任・正副委員長会 |
午後3時 |
各 室 |
・付託議案審査報告について |
3月18日 |
水 |
休 会 |
3月19日 |
木 |
予算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・分科会委員長審査報告
質疑・討論・表決 |
本 会 議 |
予算特別委
員会終了後 |
議 場 |
・市長提出議案(条例・事件決議)
質疑・討論・表決
・委員長審査報告(予算)
質疑・討論・表決
・委員会提出議
説明・質疑・討論・表決
・閉 会 |
◎諸 般 の 報 告
○岡崎賢治議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
はじめに、監査委員から報告がありました平成20年11月分及び12月分の例月出納検査結果報告と各課等に関わる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
◎議 案 上 程
○岡崎賢治議長 次に、日程第4 議第20号から日程第11 議第27号までの8議案を一括議題とします。
◎提案理由の説明
○岡崎賢治議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 おはようございます。
市議会第1回定例会に提案いたします案件についてご説明を申し上げます。
本定例会に提案いたします案件は、条例の設定1件、条例の一部改正7件、事件決議事項11件、補正予算8件、当初予算11件の計38件であります。
このうち、補正予算の8議案につきましては先議をいただきたく、はじめにご説明を申し上げます。
議第20号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入については、国の第1次補正予算に伴う地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金、第2次補正予算に伴う定額給付金、子育て応援特別手当、地域活性化・生活対策臨時交付金の計上、市税の決算見込みに基づく調整、事業の確定等に伴う国・県支出金及び市債等の調整などによる増額補正を行うものであります。
歳出については、国の補正予算に伴う各交付金活用事業の計上、事業の確定及び決算見込み等に基づく各種事業費の調整、特別会計の決算見込み等に基づく各繰出金の調整などによる増額補正を行うものであります。
第2表 繰越明許費については、国の補正予算に伴う定額給付金給付事業、地域活性化・生活対策臨時交付金事業等及び神町北部土地区画整理関連事業などについて平成21年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
第3表 債務負担行為補正については、高崎学童保育施設に係る債務負担行為の設定を行うものであります。
第4表 地方債補正については、事業費決算見込みにより限度額の変更を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ9億3,854万5,000円を追加し、予算総額を164億9,570万2,000円とするものであります。
次に、議第21号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、これは国保連合会通知に基づく保険財政共同安定化事業交付金の減額補正等を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1,602万8,000円を減額し、予算総額を43億233万8,000円とするものであります。
次に、議第22号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正については、最上川流域下水道建設事業負担金の確定に伴う減額補正、下水道使用料、受益者負担金等の決算見込みに基づく歳入歳出の調整等を行うものであります。
第2表 繰越明許費については、浸水対策に係る管きょ建設事業について平成21年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
第3表 地方債補正については、繰上償還による減額等に伴う限度額の変更を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ7,604万円を減額し、予算総額を24億7,653万6,000円とするものであります。
次に、議第23号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、これは徴収清算金、清算交付金の相殺処理に伴う減額補正であります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ157万6,000円を減額し、予算総額を2億8,708万1,000円とするものであります。
次に、議第24号 平成20年東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、介護従事者処遇改善臨時特例交付金の新規計上や決算見込みに伴う歳入歳出の調整等による減額補正を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ5,052万1,000円を減額し、予算総額を23億5,994万7,000円とするものであります。
次に、議第25号、平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、これは事業費確定に伴う減額補正を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1,300万円を減額し、予算総額を3,205万7,000円とするものであります。
次に、議第26号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは保険料負担軽減措置による保険料、広域連合納付金の減額等を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ3,609万3,000円を減額し、予算総額を3億4,790万7,000円とするものであります。
次に、議第27号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、簡易水道統合事業に係る詳細設計業務委託において、送水管路の見直しなどによる事業費の変更を行うとともに、収益的収入に計上しております一般会計からの負担金及び企業債について県の指導により組み替えを行うものであり、収益的収入で981万3,000円、収益的支出で3,000万円をそれぞれ減額し、資本的収入では1,210万6,000円、資本的支出では3,133万7,000円をそれぞれ増額して組み替えるものであります。
以上、先議分として提案のご説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○岡崎賢治議長 以上で提案理由の説明を終わります。
次に、議第20号から議第26号までの7議案について、財政課長に補足説明を求めます。山科財政課長。
〔山科 優財政課長 登壇〕
○山科優財政課長 議長の指示により補足説明を申し上げます。
議案書の28ページをお願いします。
議第20号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。
先ほど市長から補正額並びに補正後の予算総額等についてご説明いたしましたので、私からは事項別明細などの主なものについて説明いたします。
32ページをお願いします。第2表 繰越明許費は、第2款第1項総務管理費の定額給付金給付事業7億4,492万円、第3款民生費第2項児童福祉費の子育て応援特別手当支給事業2,713万円及び各款にまたがります地域活性化・生活対策臨時交付金事業は、国の第2次補正予算に計上されたものでありますが、関連法案の成立後に事業執行になることから繰越明許費の設定を行うものであります。
国の第1次補正予算に計上されました地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金事業のうち、第2款第1項総務管理費、交通安全施設整備事業850万円、33ページの第10款教育費第2項小学校費、小学校耐震改修事業1,300万円及び32ページの第8款土木費第4項都市計画費の組合施行神町北部土地区画整理関連事業2,850万円、街路新設改良事業(補助)の長谷平林線道路改良整備事業1,252万1,000円、東根地区まちづくり交付金事業1,735万円は、年度内に完了しないことから繰越明許費の設定を行うものであります。
33ページの第3表 債務負担行為補正の高崎学童保育施設リース事業は、高崎学童保育所の開設に伴う整備費用も含めた建築物の平成21年度から5カ年間のリース経費750万円を追加するものであります。
34ページをお願いします。第4表 地方債補正は、街路整備事業の(仮称)東根中央橋建設事業費及び消防設備整備事業の貯水槽新設事業費の決算見込みに伴い、それぞれの借入れ限度額の変更を行うものであります。
38ページをお願いします。次に、2の歳入の主なものについてご説明いたします。
第1款市税では、決算見込みに基づき個人市民税、固定資産税及びたばこ税の現年課税分及び滞納繰越分の増減調整を行うものであります。
40ページをお願いします。第15款国庫支出金第1項1目民生費国庫負担金2節児童福祉費負担金は、保育所運営費負担金の基準単価の改定などに伴い935万1,000円の増額。第2項国庫補助金1目民生費国庫補助金2節児童福祉費補助金の子育て応援特別手当交付金2,712万9,000円は、手当及び事務費の財源として新規計上。5目総務費国庫補助金2節総務管理費補助金10億1,239万4,000円は、国の補正予算に計上されました各種交付金及び補助金の新規計上。第16款県支出金第1項1目民生費県負担金1節社会福祉費負担金の保険基盤安定負担金(後期高齢者医療)983万4,000円は、被保険者の負担軽減措置に伴う増額補正。第2項県補助金2目民生費県補助金2節児童福祉費補助金の放課後児童健全育成事業補助金530万7,000円は、学童保育所運営委託料の決算見込みに基づく増額補正。
42ページをお願いします。同じく4目農林水産業費県補助金1節農業費補助金の山形県園芸担い手チャレンジプラン支援事業費補助金は、決算見込みにより4,411万3,000円の減額。第18款寄附金第1項3目総務費寄附金1節総務管理費寄附金のふるさとづくり寄附金は、3件の寄附行為に基づく14万円の追加で、一般寄附を含め累計で65万4,000円となっております。
44ページをお願いします。第19款繰入金第2項基金繰入金は、財源調整のため財政調整基金繰入金6,268万8,000円、減債基金繰入金2,938万4,000円の戻し入れ。第21款第4項6目雑入の交通災害共済基金分配金3,925万3,000円は、広域事務組合の交通災害共済事業の廃止による基金の分配金として計上するものであります。
48ページをお願いします。次に、3 歳出の主なものについて説明いたします。
第2款総務費第1項1目一般管理費の定額給付金給付事業7億4,492万円は、定額給付金7億2,020万8,000円及び通信運搬費等の事務的経費2,471万2,000円を新規計上。同じく4目財産管理費、庁舎管理事業1,300万円は、庁舎東側駐車場舗装整備費として計上するものであります。
なお、事業名の次に記載しております(生活対策臨時交付金事業)は、国の第2次補正予算に計上されました地域活性化・生活対策臨時交付金を充当する事業で、他の事業と区分し、計上しているところであります。
50ページをお願いします。基金管理事業3,939万4,000円は、交通災害共済基金分配金の財政調整基金への積立金として新規に計上。5目企画費、市民まちづくり事業747万5,000円の減額は、対象事業実績による減額。第8項交通安全対策費の交通安全施設設備事業850万円は、市道六田西浦線上のJRアンダーパスの高さ制限ゲート設置費用等の工事費の増額。第3項1目戸籍住民基本台帳費の戸籍住民基本台帳事業は、戸籍電算化事業の契約に伴う平成20年度の費用負担額の皆減により2,861万2,000円の減額。
52ページをお願いします。第3款民生費第1項社会福祉費7目老人福祉費の生きがい活動支援通所事業157万1,000円は、参加人員の増により増額。8目医療給付費の重度心身障害(児)者医療給付事業1,949万2,000円は、高額療養費の所要経費の増額。
54ページをお願いします。第2項児童福祉費1目児童福祉総務費の子育て応援特別手当支給事業2,713万円は、国の緊急措置として要件該当者1人当たり3万6,000円を支給するもので、手当総額2,563万2,000円及び関係事務費149万8,000円を新規に計上。3目児童館費の放課後児童健全育成事業740万6,000円は、学童保育所への補助単価変更に基づく増額並びに高崎学童保育所の開設に伴う物品購入費等の計上。
56ページをお願いします。6目医療給付費の未就学児医療費無料化事業2,100万円の減額は、山形県事業の所得制限緩和のため本事業対象者数の減少による減額計上であります。第4款衛生費第1項3目環境衛生費の浄化槽設置整備事業は、実績見込みにより1,191万6,000円の減額。
58ページをお願いします。第2項清掃費1目清掃総務費の東根市外二市一町共立衛生処理組合事業は、負担金額の確定に伴い2,226万3,000円の減額。第5款労働費第1項1目労働諸費の緊急雇用創出対策事業は、景気低迷による緊急経済及び雇用対策として11名の日々雇用職員の雇用経費として286万5,000円の新規計上。
60ページをお願いします。第6款農林水産業費第1項3目農業振興費の園芸担い手チャレンジプラン支援事業は、決算見込みによる4,411万4,000円の減額。9目農業経営基盤強化促進対策費の高生産性農業構造確立推進対策事業は、事業対象者の増加により144万3,000円の増額を行うものであります。第7款商工費第1項2目商工業振興費のさくらんぼ東根商品券購入助成事業は、緊急経済対策として10%のプレミアム付き商品券の発行に伴う補助金2,300万円の新規計上。
62ページをお願いします。5目さくらんぼタント館管理費のさくらんぼ東根駅前環境整備事業は、駅東口駐車場未舗装部分の舗装整備費及び駐輪場への屋根設置費を主とした2,050万円の計上を行うものであります。第8款土木費第2項道路橋りょう費2目道路維持費の市道舗装補修事業は、市道の舗装修繕を主とした工事費1,000万円の計上。3目道路新設改良費の市道環境整備事業は、地方特定道路整備事業及び市道局部改良事業費で3,530万円の計上。防災対策事業は、市道柳沢線災害防除事業として2,300万円の計上。
64ページをお願いします。第4項都市計画費2目土地区画整理費の区画整理関連事業は、神町北部土地区画整理事業関連の山形空港北線及び神町北32号線の道路改良工事費等で5,300万円の計上。3目街路事業費の若木本郷線道路整備事業は、県道東根尾花沢線沿いの旧キグナス石油前歩道拡幅を目的に2,700万円の計上。6目公園整備費の市民交流広場環境整備事業は、公益文化用地へのトイレ設置整備費として1,500万円を計上を行うものであります。
66ページをお願いします。第9款消防費第1項3目消防施設費の貯水槽新設事業は、国道48号線歩道拡幅工事に伴う消防施設移転費用の一部繰り延べにより1,565万8,000円の減額。
68ページをお願いします。第10款教育費第3項3目施設維持費の中学校施設維持事業は、第三中学校への車椅子用エレベーター設置費を含めた1,291万円の計上。第4項社会教育費2目公民館費の公民館施設整備事業は、高崎公民館への合併浄化槽設置費を含めた1,267万5,000円の計上。
70ページをお願いします。第5項保健体育費4目学校給食費の学校給食センター整備等事業は、整備費支払いに伴う基準金利の決定等に伴い570万5,000円の減額。第12款公債費第1項1目元金は、今年度の繰上償還に当たり不足額6,130万円の増額補正を行うものであります。
74ページをお願いします。
次に、議第21号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
77ページをお願いします。2 歳入では、第7款共同事業交付金第1項2目保険財政共同安定化事業交付金は、決算見込みに基づく6,167万9,000円の減額補正。第9款繰入金第2項基金繰入金1目給付基金繰入金は、財源調整のため3,011万3,000円の増額補正を行うものであります。
79ページをお願いします。3 歳出では、第7款共同事業拠出金は、決算見込みに基づく保険財政共同安定化事業拠出金ほか4,697万6,000円の減額補正。第11款諸支出金は、平成19年度分療養給付費負担金確定に伴う返還金の計上等で2,946万9,000円の増額補正を行うものであります。
81ページをお願いします。
次に、議第22号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
82ページをお願いします。下段に掲載しております第2表 繰越明許費では、管きょ建設事業(浸水対策)で発注しております雨水幹線扉門設置工事の工期の延長に伴い4,275万6,000円の計上を行うものであります。
83ページをお願いします。第3表 地方債補正では、補償金免除の繰上償還に伴う借換債の額の決定等により限度額の変更を行うものであります。
86ページをお願いします。2の歳入では、第2款使用料及び手数料は、下水道使用料の決算見込みに基づく1,714万6,000円の減額。第4款繰入金は、財源調整のため一般会計繰入金5,386万8,000円の減額補正を行うものであります。
90ページをお願いします。3の歳出では、第1款公共下水道事業費第1項1目下水道総務費の最上川流域下水道(村山処理区)維持管理負担金事業は、単価の改定に伴う負担金2,999万4,000円の減額。第2款公債費は、補償金免除繰上償還実施日の変更等により3,907万1,000円の減額補正を行うものであります。
92ページをお願いします。
次に、議第23号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
95ページをお願いします。歳入歳出とも徴収清算金と清算交付金の相殺により157万6,000円の減額補正を行うものであります。
97ページをお願いします。
議第24号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
101ページをお願いします。2の歳入では、第3款国庫支出金第2項4目介護従事者処遇改善臨時特例交付金1,925万円を新規に計上。第4款支払基金交付金は、決算見込みに基づき2,668万円を減額。
105ページをお願いします。3の歳出では、第1款総務費第1項1目一般管理費は、制度改正に伴うシステム改修費131万4,000円の増額。第2款保険給付費では、各給付費の決算見込みに基づく増減補正。
107ページをお願いします。第5款基金積立金第1項2目介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金1,925万円は、第4期介護保険事業計画での保険料軽減措置による財源として新規に計上するものであります。
109ページをお願いします。
次に、議第25号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
112ページをお願いします。歳入歳出とも墓地建設事業の事業費の確定に伴い1,300万円を減額するものであります。
114ページをお願いします。
議第26号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
117ページをお願いします。歳入歳出ともに補正の理由は保険料の負担軽減措置によるものであり、2の歳入の第1款後期高齢者医療保険料は5,000万円の減額。
119ページをお願いします。3の歳出の第1款総務費の総務管理事業は、後期高齢者医療システム改修業務委託料として493万5,000円の増額。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は4,214万1,000円の減額補正を行うものであります。
以上、補正予算の補足説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 次に、議第27号について、水道部長に補足説明を求めます。青柳建設部長兼水道課長。
〔青柳文信建設部長兼水道部長 登壇〕
○青柳文信建設部長兼水道部長 議長の指示によりまして、121ページ、議第27号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)について補足して説明させていただきます。
122ページをお願いします。補正の理由は簡易水道統合事業に係るもので、収益的収入に負担金981万3,000円を、また、収益的支出に簡易水道統合実施設計委託3,000万円を予算計上しておりましたが、建設工事を前提にしたものであることから資本的収入及び支出に組み替えするものであります。
次に、資本的収入の企業債ですが、事業費の変更に伴い120万円の減額。同じく負担金につきましては、事業費の増によりまして981万3,000円に349万3,000円を増額し、1,330万6,000円とするものです。また、施設費ですが、事業費の増によりまして3,000万円に133万7,000円を増額し、3,133万7,000円とするものです。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 以上で提案理由の説明を終わります。
ここでお諮りします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、議第20号から議第27号までの8議案については、委員会付託を省略することに決しました。
◎議第20号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第5号)
○岡崎賢治議長 これから議第20号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。2番高橋光男議員。
○2番(高橋光男議員) 議案書の60ページでございますが、第7款第1項商工費2目商工業振興費のさくらんぼ東根商品券購入助成事業についてでございます。
昨今の経済情勢は皆さんご承知のとおりでございますけれども、経済が衰退傾向にあって、我が国においても金融、それから経済、雇用、これは大きな社会問題となっておるところでございます。特に製造業における雇用問題、これは卸売業、小売業にも波及している状況にありまして、このような状況にあって個人消費の喚起、あるいは地域経済の活性化・振興を図ることを目的としたさくらんぼ東根商品券購入助成事業、これはまさに時を得た事業であると評価しているものであります。先月の28日に新聞報道にもございましたけれども、市民の関心も非常に高いと思っておりますが、このような観点から事業の概要につきまして数項目質問させていただきたいと思います。
まず1項目でありますけれども、商品券の発行額についてであります。これはプレミアム分の1割も含めまして2億2,000万円ということでありますが、これは世帯割、これにすれば1万5,000円弱、市民1人当たりでも5,000円程度ということになるわけでありますけれども、この発行額が多いか少ないかということで非常に難しいことだろうと思いますけれども、2億2,000万円といたしました理由について1項目はお伺いしたいと思います。
次に、販売方法ということでございますが、これは地区公民館など9カ所で行いまして、それでその販売期間は3月18、19日の平日2日間、また1人当たりの購入限度額は10万円と聞いておりますけれども、これはできるだけ多くの市民に購入をしていただいてということが重要だと思われます。ただし平日2日間ということになりますけれども、買いたいけれども買えないという人も出てくるのではなかろうかと。それから一方で、1人の限度額が10万円ということから、ゆとりのある世帯に集中するのではないかといったような懸念もあるのではないかと思っています。また、公民館などでの販売ということで安全対策といいますか、こういったことも必要なのではないかと思うところでありまして、これらの対策についてはどのようにお考えであるのかということ。
それから、この販売方法などについて市民への周知方法、これはどのようにされているのかということについてお伺いしたいと思います。
○岡崎賢治議長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 お答えをいたします。
はじめに商品券の発行額2億2,000万円の理由ということでありますけれども、今、議員からもご指摘ありましたとおり、今回の経済危機につきましては百年に一度と言われる大変深刻な状況であります。そのようなことから、市民生活に与える影響も非常に大きいものと考えております。具体的には市民の買い控え、このことから消費の落ち込みが大きくなっていると捉えております。そういうことから、市内の消費購買力をできるだけ早く拡大をしていくために、県内市町村の最高額ということで2億円に10%のプレミアムを付けた2億2,000万円のさくらんぼ商品券、この事業を展開をして早急に市内の経済の活性化を図るということで進めたものでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に、商品券の販売についてでありますけれども、商品券の販売につきましては3月18日と19日の2日間で市の商工会、あるいは先ほどありました各地区公民館など市内9カ所で販売をする予定であります。時間につきましては10時から15時までという時間であります。残った場合は、引き続き商工会で販売をするという予定になっております。
先ほど販売時間のご指摘がございましたけれども、商工会の方では日中買えない方もいらっしゃるのではないかということで、18、19日は午後3時までですけれども、それ以降につきましては夜7時頃まで販売をしたいと。あと、土日についても販売を検討したいということで今進めております。
さらに安全対策ということでありますけれども、こちらの方につきましても特に3月18と19日に集中するということが考えられますので、金融機関とも連携を取って随時巡回をしていただく、お金が集まった分を銀行の方に納めていただくとか、あるいは販売する場合の人数をある程度確保してやるとかということで安全対策についても十分検討をしております。
あと、市民への周知でありますけれども、今回ご可決をいただければすぐに対応を進めるわけですけれども、3月15日号の市報に折り込みチラシを入れて周知をしていきたいと考えております。ひとつよろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 2番高橋光男議員。
○2番(高橋光男議員) 県内最大で早急に対応ということでこの2億2,000万円とした理由、承知をいたしました。また、できるだけ多くの人に買っていただくということで、商工会の方では19時、あるいは土日も売り出す、販売するということを検討されているということでありましたので理解をいたしました。
次に、地元商店の振興策ということについてでありますけれども、この商品券は加盟店で取り扱うと伺っておりますが、この中に大型店ですとか、それからコンビニなども含まれるのではないかと思われます。したがいまして、例えばこの商品券の使用というのが大型店の方に集中するということも考えられるのではないかと思いますけれども、そうしますと地元の小さい商店の方、こういったことに対するといいますか本来の趣旨といいますか、こういったことが薄れてしまうのではなかろうかと思ったりするわけですが、その対策についてはどのようにお考えなのかということと、それからもう1点でありますが、このたびのような商品券、これは平成15年か16年の頃にも発行された記憶もあるわけでありますけれども、今後のためには事業の内容ですとか、それから実施の方法、あるいは市民とかの事業者の効果、こういった分析など総合的な評価ということを行うこと、これが重要なのではないかと思うわけであります。したがいまして、このたびのやることに対しての事業の評価、これらはどのような方法でなされるのかということをお伺いしたいと思います。
○岡崎賢治議長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 お答えいたします。
はじめに地元商店街の振興策についてでありますけれども、加盟店につきましては現在募集中であります。2月末までの募集ということで、間もなくまとまるのではないかと思っております。
なお、コンビニにつきましては、一部商工会の会員になっているお店もありますので、その分については間違いなく加盟になると思いますけれども、2月末の取りまとめにならないと分からないという状況であります。
あと、今回はこれまで、先ほどお話しありました平成15年と16年の商品券と違いまして大型店も入ります。例えばジャスコとかヨークベニマルとかパワーコメリとかが入ってまいります。そういう意味で地元商店街も負けないようにということで、さらに地元でプレミアムを付けて、そして誘客に努めていただきたいということをいろいろな会合、あるいは商工会を通してお願いをしているところであります。今、それぞれ商店街でいろいろアイディアを絞っているところだとお聞きをしております。
次に、事業の評価でありますけれども、平成15年と16年にも商品券を実施しました。金額につきましては今回の10分の1、2,200万円、2,000万円に1割のプレミアムを付けたという内容であります。それぞれ事業が終わった後に総括をしております。利用者からは、地元商店とのつながりができてよかったということがありました。参加事業者からは、各商店が共通の目的を持って取り組むことができてこれまたよかったという評価をいただいております。今回につきましては景気が非常に厳しい時期での実施でありますので、金額も前回の10倍の2億2,000万円ということでありますので、事業終了後にしっかりと総括をやって、そして今後の経済対策に生かしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 2番高橋光男議員。
○2番(高橋光男議員) 分かりました。平成15年度、16年度、ここでやったときにも地元のつながりができてよかったですとか、こういうこともありまして、今回の取り組みにつきましても大いに期待をしたいと思います。
なお、今後とも行政側と、それから商工会の連携を一層深めていただきまして、地域経済の活性化、あるいは振興が図られますように施策の推進ということをお願いをいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○岡崎賢治議長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) 議第20号、32ページの第2表 繰越明許費、それから49ページの定額給付金給付事業、この中で7億4,492万円の関係でお尋ねをします。
過ぐる17日の全協で、このことについては国の第1次補正で決定してからという話の中で、詳細にわたって説明がされました。ですから、事務的な面で全協の際に報告された事項でだぶりの面がありましたらお許しをいただきたいと思います。
まず、これまでの説明ですと、この給付金は各2月1日、住民登録されている全市民に等しく交付をするということで、その交付の方法については口座振り込みをすると伺っております。こうなった場合に、この口座を持たない方への振り込み方法とか、それから口座振り込みをする場合には個人ごとになるのか、あるいは世帯単位になるのか、その辺のところをまずお尋ねします。
○岡崎賢治議長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 2点だと思いますが、まず口座のない人ということで、その方に対する給付の方法ですけれども、原則は口座振り込みということで申し上げましたが、どうしても口座を持たない人については現金給付もあるというふうに対応したいと思っております。
それから個人対応なのか世帯対応なのかということですが、こちらの方では世帯単位に、65歳以上それから18歳以下の方については2万円、その間の方については1万2,000円という単価になるわけですけれども、世帯人員にこの金額を掛けて世帯単位で幾らという金額を明示して各家庭に申請書の原票をお送りするという形になります。それに基づいて申請した後にということになりますので、原則これも世帯単位ということになります。ただ、世帯の中でいろいろ問題があるという方については、例えば離婚訴訟中であるとか、あるいはDVの家庭があって別々に暮らしていて世帯単位にはどうしてもまとめられないという場合については、もしかすると個別の対応もあると、そのような対応もしなければならないと考えております。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) 口座のない場合については現金給付もあると言われました。それから口座振り込みは世帯単位である。要は、部長も言いましたけれども世帯の中ではそれぞれ、部長も具体的な事例として言われましたが現在別居中だと。住民登録はその世帯になっているんだけれども別居中だということで、そこに振り込まれると困るという状況、そのほかのいろいろな事情があるということが考えられます。このことについては個別的に対処と言われましたけれども、今考えられる現金給付の具体的な給付の手続きの方法、後者の口座振り替えする場合の特別な案件についての個別対応、具体的に今考えているのはどういうことなんですか。
○岡崎賢治議長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 一般的にということで申し上げますと、世帯単位ですので世帯をまとめた申請書の原票なるものをこちらでお送りするということを申し上げました。だけども議員さんがおっしゃるようにいろんなケースがあるだろうということについては、やはりケース・バイ・ケースで対応しなければならないと思っております。原則は、その原票に指定する口座を書いていただいて、その口座に対応する預金通帳の写しを付けていただくということが原則になるわけですけれども、どうしても世帯単位でできないということであれば郵送の申請ではなく、窓口でケース・バイ・ケースで相談に応じながら対応していくということもあろうかと思っております。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) 大体考え方は分かりました。ただ、部長の答弁のとおり確定していることでなくて模索をしながらやっていこうと理解していいわけですね。はい、分かりました。
それから、この給付金はいらないと、あるいは受け取らないという方もおるかと思います。こうなった場合は、この交付金の行く先、市の方でいただけるものか、あるいは国の方にそのまま返すということになるのか、その辺どうなのですか。
○岡崎賢治議長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 先ほど申し上げましたとおり、それぞれ単価が決まっていまして、それに対する支給人数で最終的に精算をしますので、もし受け取らないという方がいらっしゃたり、こちらの方の当初の人数と精算の人数が違った場合という乖離が出た場合の差額については、国の方にお返しするというふうになります。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) はい、分かりました。今までの国会の審議状況とか、あるいはこの前の全協の説明の中などで行きますと、あるいは今部長のお答えにもありましたけれども、あくまでもこれは個人ごとの1万2,000円、そしてまた18歳以下と65歳以上の者についてはプラスアルファで2万円の額の給付だと言われておりますけれども、これを東根市の市民分については東根市全体で入れてもらえる、そういう法的な検討の余地というのはこれからあるんでしょうか。これについてお伺いします。
○岡崎賢治議長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 ちょっとご質問の意味が図りかねたわけですが、私どもの方で当初計算をして1人当たり幾ら、それに対する人数ということで今回補正をしているわけですけれども、もし余った場合、それを市の収入とする法的根拠があるのかという意味でしょうか。
国の方では1人当たりの単価がきちんと決まってますので、最終的には先ほど申し上げたとおり精算ということで余れば返さなければならない。もし足りないということであれば、もちろん増額で国の方から支出していただくという対応になろうかと思います。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) この定額給付金の扱いについては、極めて今国会の方でも議論の分かれるところで、しかも国民の世論調査などでいきますとあまり人気がよくないと私は受け止めているわけですけれども、こういう状況の中で今全国的なマスコミで言われている、あるいは報道されていることで、ある自治体の首長は、できたら市の福祉に使いたいからなるべく多くの住民の方からご寄附をいただきたいということを呼びかけているところ、あるいは市によっては議会でこれはいらないということで議決に進めているところもあるようですけれども、私はやっぱりこれまでの経過を見てみますと、本来ならこのように今生活が苦しくなっているから少なくともかつての定率減税に変わって定額減税をしてください。ところが、そういう論議の中で与党の中では、それは納税をできる方々だけへの恩恵ということになるだろう。少なくともそうであるとすれば全国民を対象にしなければならんということで、生活に潤い感をいくらかでも持たせるということで全員を対象にしたという経過があったと思うのです。ところが最近の政府の方針では、地域の活性化、経済の活性化のために使うためにこれを給付するとすり替えられてきている傾向があるわけです。私はどうもこの辺が理解できないところがあります。
そこで、私はそういう当初からころころ変わってきている中で一番大事なことは、やっぱり今、高齢者、障がい者の福祉の問題とか医療の問題とか、そういうことで、このようにどこの市町村も地方自治体も苦しんでいるときに、そこに注ぎ込むのが私は筋合いだろうと思うのです。ですけれども、これは今国会の方で進んで今の段階まで来ているわけでありますから、私はこんなことを言っても通じないことは重々分かりますけれども、少なくとも当市の考え方として今まで、このたびここに提案されるまでの間に交付されるこの定額給付金については市民に対して市の方で有効に福祉の面で使いたいから寄附をしていただきたいというそういう検討がされた経過があるのかどうか、その辺、市長どうなのでしょう。
○岡崎賢治議長 答弁を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 結論から申し上げますと、そういう経過はありません。私は、この定額給付金については論評は避けますが、いずれにしましても国で決められたとおりで国会でも論議がされた経緯があるわけでありますから、そういう意味で、いわゆる余ったものについては国に返さなければいかんという現実も踏まえれば、例えば定額給付金はまずこちらの方に置いて、よく耐震化についていろんなものを国の臨時的な補助金を今後とも増額を願うとか、あるいはその他の福祉問題についても同じ形の中で地方自治体として発信してまいりたいと思っておるところであります。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) その関係は分かりました。私は市民の中では、せっかくこのようにいただいてもまだまだ自分より困っている者がいるだろう、あるいは有効に使ってもらいたいという方もいると思います。そうなった場合に市の方で有効に使ってくださいということで寄附をなされた場合は、これは当然受けてそういう使い方をしていただけると思いますけれども、その辺はまず可能でしょうね、一つは。
それからもう1点、もらっても寄附をできないものだっているわけです。だけども有効に使っていただきたいというものがおって、だから受け取らない。その分については市の方に戻入なりの方策を取ってもらえないかと申し出あった場合についての個別の詮議というのは、これは今から出てくるんでしょうか、部長。その辺をお願いします。
○岡崎賢治議長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 まず寄附の話がありました。個人が定額給付金をいただいた後に何らかの形で寄附をするということについては、東根市としては十分に受け入れることは可能です。それの目的に応じた基金もありますし、それらの方で使うという方法もあるし、一般会計に入れた上で当該年度に有効に使うという方法もございます。その場合、既に地方自治体もしくは広域的な法人等々に寄附した場合には税額が控除されると。ふるさと納税制度と同じ税額控除の制度ができていますので、それについては所得税、もしくはあわせて地方税が税額として減額されるという方法になっていますので、是非心ある方はそのような方法もしていただければありがたいと思います。
それから受け取らないという方々について、もしそういう方がいらっしゃった場合ですけれども、それは先ほど言ったように申請主義ですので受け取る受け取らないも自由なので、受け取らない方については私どもの方では受け取った数としてのカウントができませんので余ったら返すほかないと申し上げました。できれば受け取った上で、先ほど言ったように社会福祉法人とかいろんな広域的な団体に寄附した場合でも税額の控除という制度もありますので、そういう方法で有効活用されるという方法も是非検討してみていただきたいと思います。
議員さんとか公務選挙法にか関わる方々については寄附できませんので、受け取らないといってそれが自治体の収入になれば一番いいわけですけれどもその方法もありませんので、一旦受け取っては是非いただきたいと思います。
○岡崎賢治議長 16番結城 芳議員。
○16番(結城芳議員) 大体分かりました。大変問題のある給付金でありますけれども、私はこの議第20号についてはあえて反対だとは言いませんけれども、ただ、今申し上げましたことも指摘しておきたいと思いましたので発言をしました。終わります。
○岡崎賢治議長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時12分 休 憩
午前11時12分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第20号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第5号)の採決をします。
議第20号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決されました。
◎議第21号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第21号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時12分 休 憩
午前11時13分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第21号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第21号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第21号は原案のとおり可決されました。
◎議第22号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第22号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時13分 休 憩
午前11時13分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第22号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第22号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第22号は原案のとおり可決されました。
◎議第23号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第23号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時14分 休 憩
午前11時14分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第23号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第23号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第23号は原案のとおり可決されました。
◎議第24号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第24号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時15分 休 憩
午前11時15分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第24号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第24号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第24号は原案のとおり可決されました。
◎議第25号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)
○岡崎賢治議長 次に、議第25号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時15分 休 憩
午前11時15分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第25号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
議第25号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第25号は原案のとおり可決されました。
◎議第26号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○岡崎賢治議長 次に、議第26号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時16分 休 憩
午前11時16分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第26号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の採決をします。
議第26号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第26号は原案のとおり可決されました。
◎議第27号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第27号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前11時17分 休 憩
午前11時17分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第27号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第27号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第27号は原案のとおり可決されました。
会議の途中ですが、ここで午前11時25分まで休憩します。
午前11時18分 休 憩
午前11時25分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎議 案 上 程
○岡崎賢治議長 次に、日程第12 平成21年度施政方針表明並びに日程第13 議第1号から日程第42 議第38号までの30議案を一括議題とします。
◎平成21年度施政方針表明
○岡崎賢治議長 これから平成21年度施政方針表明及び提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 本日ここに、平成21年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
昨年は、市制施行50周年という大きな節目の年にあたり、様々な記念事業を実施してまいりました。記念式典をはじめ、ひがしねの森づくり事業、市民が主体となって大成功を収めた市民ミュージカルや市民コンサートなど、伸び行く本市の50周年の記念碑としてふさわしい感動的な催しが1年を通じて展開されました。まさに、これまで築き上げてきた「市民と行政の協働のまちづくり」が大きく花開いた年でありました。
一方、世界に眼を向けると、アメリカの低所得者向け高金利住宅ローン、いわゆるサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融不安により、未曾有の世界同時不況の様相を呈しております。
我が国においても、経済の大幅な落ち込みや雇用情勢の悪化を招き、日本銀行は、平成21年度の実質国内総生産の成長率を戦後最悪のマイナス2%と予測しております。
この経済不況は、多くの企業が立地している本市においても、法人市民税の減収など大きな影響を及ぼしております。特に製造業界では、販売不振による生産調整が行われ、それに伴い、派遣社員など非正規労働者の雇用調整問題などが発生しています。さらに、景気の低迷により、市民の消費意欲の減退や買い控えなども懸念されるところであります。
このような情勢を踏まえ、本市の独自施策として、新年度にかけて次の3つの緊急経済雇用対策に取り組んでまいります。
1つ目は、国の定額給付金の支給に合わせて10%のプレミアムを上乗せした総額2億2,000万円の「さくらんぼ東根商品券」を販売し、消費の拡大と地域経済の活性化を図ってまいります。
2つ目は、市内中小企業が資金を調達する際の保証料補給の枠を拡大し、負担の軽減と金融の円滑化を図ってまいります。
3つ目として、市内の雇用情勢の悪化に伴い離職を余儀なくされた労働者に対する緊急雇用創出対策として、今月から臨時職員の短期雇用を実施し、市民生活の安定に取り組んでいるところであります。
さらに、国や県の経済対策や雇用対策を積極的に活用し、一日も早い景気の回復と雇用の確保を図ってまいります。
私は平成10年に市長に就任して以来、一貫して掲げてきた政治信条である「誠実・公正・実行」を基本理念とし、「市民との対話」を通じ、限られた財源を有効に活用し、都市機能の充実はもとより、東根市で暮らす全ての人が安心して豊かに活き活きと生活できるよう、市民の目線を最優先としてまちづくりを進めてまいりました。
少子高齢化社会、人口減少時代にあって山形県の人口が大幅に減少している中、年々人口が増加しているのは本市のみであり、県内の自治体で「最も勢いのあるまち、最も元気のあるまち」として内外にその勢いを示しているところであります。
また、昨年末、国立社会保障・人口問題研究所が30年後の人口推計を発表しました。県内全ての市町村で人口が減少し、県全体では24%の減少、天童市、山形市でも12%を超える減少率となる中で、東根市は5.6%の減少と最も少なく、本市の将来性を改めて裏づける結果が示されたところであります。
地方分権が進み、情報化時代にあって自治体間の格差が広がりつつある中、今や住民が自治体を選ぶ時代になっていることから、いかにしてまちの魅力を高め、定住人口、交流人口の増加を図るかということで、自治体間の競争、知恵比べの時代となっております。
このような中で、本市は「子育て支援」を最重要施策、シンボリックな施策として位置づけ、さくらんぼタントクルセンターの整備や子育て応援五つ星事業など、市民のニーズや時代の要請にこたえる様々な子育て支援策に取り組んでまいりました。
その結果、日本経済新聞社主催の「第3回にっけい子育て支援大賞」において本市の先駆的な子育て支援策が高く評価され、全国1800市町村の頂点を極める最高の大賞に輝き、市制施行50周年という記念すべき年に大きな金字塔を打ち立てることができました。
新年度は、あのけやきホールの子どもたちの笑顔や歓声を青空のもとでも再現したいという思いから、けやきホールの屋外版的な遊び空間を提供するために、地域のボランティアやNPO法人等から協力いただき、その仕組みづくりについて検討してまいります。
本市の子育て支援策は、まちづくりのステータスとして人口増の大きな要因となっており、今後も安心して産み育てられる環境づくりに積極的に取り組み、「子育てするなら東根市」の名声をなお一層確かなものにしてまいります。
また、本市は平成13年に県内自治体の中で初めて環境ISO14001の認証を取得した環境先進都市でありますが、その後、平成16年度から市内の全小中学校で取り組んできた「さくらんぼ環境ISO」の活動が、全校参加の特色あるメニューや継続性などの点で高い評価を受け、平成20年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞しました。50周年記念事業のフィナーレにおいて、子どもたちから受け取った環境メッセージのとおり、50年後のひがしねも子どもたちの笑顔あふれる輝くまちでありたいと意を新たにしているところであります。
市民一人一人の身近な環境保全の実践活動が、かけがえのない地球を守り、次の世代に引き継ぐことになるものであり、この活動は今を生きる私たちの責務、使命であるという決意で取り組んでまいります。
このように本市の子育て支援施策や環境行政を全国に発信する一方、昨年、県内の自治体に先駆けて取り組んだ「MBH運動=マイバッグ、マイはし運動」の「レジ袋有料化」や「モンテディオ山形の市民サポーター運動」は時宜を得た運動として、多くの市民や県民の賛同を得て瞬く間に他の自治体にも波及し、取り組みがなされているところであります。
そして「東根市の次の一手は何か」と関心が寄せられ、今後の東根発の斬新な施策が注目されているところであります。
さて、新たに迎える平成21年度は、市制施行50周年を経てさらなる飛躍に向けたスタートとなる節目の年であります。新年度における市政運営の重点施策として次の3つの柱を掲げました。
はじめに、行政の果たすべき役割の原点である市民生活の安全確保を目指すため、「安全・安心なまちづくり」を第1の柱と位置づけ、「高齢者安全・安心四つ葉のクローバー事業」や「東根小学校の耐震補強工事」、「橋梁や汚水管の長寿命化事業」、「交通安全環境整備事業」などに取り組んでまいります。特に、学校の耐震化については、児童生徒が一日の大半を過ごす場であるとともに非常災害時における地域住民の避難場所としての役割も担うことから、計画的に実施してまいります。
第2の柱として、本市の魅力や知名度を高めるための「果樹王国ひがしね発信事業」を掲げました。これまで市内に3つの農協があり販売促進活動が分散されるため、日本一を誇るさくらんぼや果物の認知度が高まらず大変悔しい思いをしてまいりましたが、昨年、東根市内農協合併推進協議会が設立され、長年の懸案であった市内一農協の実現に向けて第一歩を踏み出すことができました。市といたしましても積極的に支援を行い、合併が実現した際には、本市の果物のブランド化を推進するために私が「果樹王国ひがしね」の営業本部長となってPR活動に努めてまいります。その一環として、中央市場への販売促進活動や仙台圏等を視野に仙台市営バスを活用した観光PRなど、「果樹王国ひがしねブランド戦略事業」を推進してまいります。
そして、子育て支援日本一のさらなるグレードアップのために、第3の柱として「子育て支援の一層の充実」を掲げ、高崎地区への学童保育所の新設や先ほど申しあげました「屋外版けやきホールの整備」に取り組み、さくらんぼタントクルセンターにおける各種事業との連携のもと、子育て支援拠点都市を目指してまいります。
さらに、コストの縮減と財政支出の平準化、市民サービスの向上を図るために導入したPFI事業については、平成19年度に消防庁舎が、平成20年度には学校給食センターがオープンし、順調に運営がなされているところであります。このPFI事業の集大成として、平成23年度の開校を目指し新設小学校の建設が新年度からスタートすることになります。防災拠点機能や地域コミュニティ機能など多様な機能を備え、学童保育所も併設した全国に発信できる最新設備の学校として、また、神町北部地域のポテンシャルを高める施設としても大きな期待が寄せられているところであります。
以上、新年度の市政運営における基本的な考え方、重点施策について申し上げました。
続きまして、平成21年度の施策の大綱について、第3次東根市総合計画に掲げたまちづくりの5つの目標に集約し、その概要についてご説明申し上げます。
第1に、「いきいきと輝く交流都市の創造」について申し上げます。
高速交通網の要となる東北中央自動車道東根・尾花沢間については、新直轄方式により、大富小田島工区では現地の測量調査や用地買収を経て工事着手となり、長瀞工区でも事業説明会が開催されております。この高速道路の利便性をさらに高めるため、引き続き新たなインターチェンジの設置を関係機関に働きかけ、実現に努めてまいります。また、東北中央自動車道の整備にあわせ関連する市道野田荒小屋線の整備を進めるとともに、小田島地区内の連絡道路となる市道蟹沢最上川線の整備促進に努めてまいります。
市内の横断幹線道路として整備を進めてきた都市計画道路長谷平林線は、一部の箇所を残し3月中に完成の予定であり、県道との交差点への信号機設置も完了いたします。また、県事業として実施されている都市計画道路宮崎西道線の整備促進に取り組んでまいります。
都市計画道路一本木神町線の村山野川に新たな橋梁を整備し、連担した市街地の形成と交通ネットワーク化を図る「(仮称)東根中央橋建設事業」については、当初計画より1年前倒しして新年度から下部工の工事に着手し、平成23年中の完成を目指してまいります。また、新年度から市道に架かる橋梁の点検を計画的に実施し、必要な修繕計画を立てる「橋梁長寿命化修繕計画策定事業」に取り組んでまいります。
東部地区においては、引き続き市道泉郷北部線や市道出戸蛇木線の整備を促進し、中心市街地との連携強化と利便性の向上を図ってまいります。
西部地区では、歴史的景観や伝統的な街並みと一体化した道づくりに向け、長瀞地区のウォーキングトレイル事業を引き続き推進するほか、西回り幹線道路として整備されている県道長瀞野田線については蟹沢・郡山間が完成することから、なお一層の整備促進を要望してまいります。
本市の発展に大きく寄与してきた山形空港、東京便の利用拡大については、県をはじめ関係自治体等と一体となって取り組んでおります。今後とも、2010年に迫った羽田空港発着枠の拡大を見据えて利用促進を図るとともに、東京便の複数便化について関係機関に強く要望してまいります。
交流人口のさらなる拡大を図るためには、本市の特産である「さくらんぼ」にこだわったまちづくりを力強く継続していくことが必要であります。さくらんぼ東根駅で実施しているさくらんぼの周年栽培や東京都中央区の子どもたちへ特産のさくらんぼやりんごをプレゼントするなど、果樹王国ひがしねのPRに努めてまいります。
また、仙台市や東京都中央区での「さくらんぼ種飛ばしグランプリ」の開催や物産販売を継続し、交流の促進と誘客の拡大を推進するとともに、全国に向けてさくらんぼ生産量日本一を発信してまいります。さらに、3年目となる仙台圏の公共交通機関へのPR広告の掲載に加え、「果樹王国ひがしねブランド戦略事業」として新年度から仙台市営バスの車両全体に広告を施したラッピングバスを運行させ、効果的な観光PRを推進してまいります。
第2に、「自然と調和した快適生活環境の形成」について申し上げます。
約112億円の事業費と15年余りの歳月を費やし、昨年11月、一本木土地区画整理事業が竣工いたしました。無散水消雪歩道やさくらんぼのモニュメントを配したポケットパークが整備されるなど、次代を見据えた快適な居住環境の確保と良好なまちづくりが大きく前進したところであります。
組合施行による神町北部土地区画整理事業については、道路築造や宅地造成が本格化し、「みのりの樹団地」の宅地分譲が行われております。また、大型商業施設は、本年8月ころの開店を目指し、建設が進められます。今後も定住人口の増加に向けて事業の支援と指導を継続し、新都心と神町地区の連担した住宅地の形成に努めてまいります。
都市計画道路宮崎西道線の整備にあわせアクセス道路の整備等を行い、にぎわいのあるまちづくりを実施する「東根地区まちづくり交付金事業」については、本町地区や本町商店街のコミュニティ活動・文化交流活動など地域活性化の拠点施設となる「地域交流センター」の整備を交付金事業の全体計画に組み入れ、平成24年度中の完成を目指し、事業を推進してまいります。
市民の広場南側の公益文化施設用地は、昨年5月から市民交流広場として軽スポーツやレクリエーション、散策の場として利用が始まりました。11月には、市制施行50周年記念「ひがしねの森づくり事業」が市民と行政の協働の取り組みにより盛大に開催され、市民の皆さんの手によって広場外周へ植樹が実施されました。新年度は広場の一画に水飲み場やトイレを設置し、市民交流広場の一層の利用促進を図ってまいります。
環境保全に向けた取り組みとして公共下水道事業の促進と水洗化率の向上に努めていますが、新年度はその事業面積を154ヘクタール拡大する第6期事業計画を策定し、推進に努めてまいります。また、昭和62年に供用を開始し、20年以上経過している北部第一、第二幹線の管路調査を行う「汚水管点検事業」に取り組み、下水道の長寿命化を図ってまいります。東部地区の生活排水処理については、引き続き市の補助を大幅に嵩上げした合併処理浄化槽設置事業を推進してまいります。
地球規模で考えなければならない人類最大の課題である地球温暖化防止に向け、昨年5月30日の「ごみゼロの日」を期して4つの市内大型スーパーにおいてレジ袋有料化が実施されました。他市町村への波及効果を期待し、県内の自治体で初めて、東北では2番目に早い取り組みとして、市では県や関係団体を含めて支援協定を結びPRに努めてまいりました。今後は「MBH運動=マイバッグ、マイはし運動」をさらに推進するため、商工会と連携を図りながら推進運動に取り組む店舗の登録制度を創設し、全市民、全事業所に対して積極的に呼びかけてまいります。
市営墓地については、平成17年度に分譲した300区画に続き、現在の墓地に隣接した西側を新たに整備し、260区画程度を整備することにいたしました。平成21年度から造成工事に着手し、平成22年秋の分譲開始を目指してまいります。
安全・安心なまちづくり、災害に強いまちづくりを推進するため、新年度から地震等の大規模災害に対応するための救助資機材を整備する「緊急消防援助活動事業」に取り組み、投光器や小型発電機など救助活動に必要な資機材を計画的に整備してまいります。また、昨年は市内13の全ての小中学校にAEDを整備しましたが、新年度は7地区の地域公民館にAEDを設置し、万一の緊急事態に備えてまいります。さらに、新年度から「交通災害共済基金活用事業」として、危険な交差点箇所のカラー舗装や交通安全痛助標識の設置、注意喚起路面表示を行うなど、交通安全施設の計画的な整備促進に努めてまいります。
老朽化が進む簡易水道の上水道への統合事業に取り組んでいますが、新年度は入・上野台への送水管の布設工事に着手するとともに東部低区配水池の耐震補強工事を実施するなど、ライフラインの確保に努めながら良質で安定した給水体制の整備を図ってまいります。
第3に、「健やかなやすらぎのある高福祉社会の形成」について申し上げます。
さくらんぼタントクルセンターは、市内外から訪れる非常に多くの来場者で連日賑わい、開館から3年足らずで来館者が100万人を超え、さらに、けやきホールの利用者についても昨年7月に50万人を突破しました。
今後も運営を委託しているNPO法人と連携を図り、子育て支援の拠点施設として一層活用していただけるよう機能の強化に努めてまいります。
また、「子育て応援五つ星事業」を引き続き推進してまいりますが、これまで14回の妊婦健診のうち7回分の費用を助成してきましたが、「妊婦健診費用助成事業」については新年度から全ての健診費用を助成するなど、より一層の充実に努めてまいります。
放課後児童対策事業については、神町小、東根中部小、大富小学区に加え、今年度から小田島小学区に学童保育所を設置しました。新年度は新たに高崎小学区に学童保育所を開設して、保護者の就労と子育ての両立を支援してまいります。また、子どもたちが屋外でのびのびと遊ぶ「場」を提供するため、地域の皆さんと行政が一体となって検討を行う「子どもの遊び場検討委員会」を設置し、東根らしい特色のある子どもの遊び場「屋外版けやきホール」について検討してまいります。
生活習慣病などのハイリスク者を早期に見つけ出し、専門的な指導を行う特定健康診査・特定保健指導事業に取り組み、疾病の早期発見・早期治療を行い、健診事業を充実させてまいります。また、介護予防事業のさらなる充実を図るため、新年度から23年度までを計画期間とする第4期介護保険事業計画に基づき、高齢者を取り巻く環境の変化や新たな介護ニーズに対応してまいります。
さらに、新年度から、介護を必要とする高齢者を在宅で支える家族への支援や一人暮らしの高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らすため、新たに「高齢者安全・安心四つ葉のクローバー事業」を展開してまいります。これは、在宅での介護を担う家族を支援するための「在宅介護者支援事業」、要介護者がリフト付きタクシーを利用する場合に料金の一部を助成する「高齢者移動サービス事業」、住宅火災から高齢者等の命を守る「一人暮らし高齢者等住宅用火災警報器設置事業」、災害発生時の安否確認や避難支援体制づくりを推進する「災害時要援護者支援事業」の4つの事業に取り組み、高齢者の安全を確保し、安心して暮らせるよう支援するものであります。
平成16年度をもって廃止された厚生会館と勤労福祉センターの跡地については、民間の活力や資金を活用し、保健・医療・福祉等の充実に資する事業の誘致を目指し、昨年末、参入事業者を公募し提案を募集いたしました。応募内容を審査した結果、特別養護老人ホーム、短期入所生活介護施設、介護付き有料老人ホーム、健康増進センターなどを中核施設として整備し、多様な機能と複合施設の特性を活かし、市の老人福祉計画や介護保険事業計画に沿ったサービスの提供を提案した民間事業者を厚生会館等跡地再開発事業の優先交渉権者に決定したところであります。
今後は、提案のスケジュールのとおり、平成23年度のオープンを目指し、事業者と協議・調整を行ってまいります。
第4に、「魅力と活力のある産業の振興」について申し上げます。
農業基盤の強化を図るため、水田経営所得安定対策などの農政改革が実施されておりますが、本市においても効率的で安定した魅力ある農業経営を目指す認定農業者に対し、農業用設備に対する支援や経営者の育成に努めてまいります。
さくらんぼの生産については、露地生産に加え、加温・無加温ハウスの導入を促進し、収穫期間の拡大と労働力の平準化を推進するとともに、価格形成期に高品質の佐藤錦を市場に流通させることにより、農業所得の向上を図ってまいります。
東根市は、日本一の生産量を誇るさくらんぼを新幹線駅名に冠するなど、果樹王国としての取り組みを推進してきましたが、市内に3つの農協があることからスケールメリットが十分発揮されず有利な価格に結び付きにくい状況でありました。懸案であった市内一農協が誕生した際は、市内統一ブランドを積極的にPRするため、行政と農協、そして生産者等とともに「東根ブランド確立宣言大会」を盛大に開催するとともに、首都圏や仙台圏の市場において東根ブランドの推進キャンペーンを展開するなど、「果樹王国ひがしねブランド戦略事業」を力強く推進してまいります。
猿など有害鳥獣対策については、引き続き対策協議会による駆除や猿接近警戒システムの効率的な運用に努めるとともに、新年度は電気柵の導入を図るなど、効果的な被害防止対策に取り組んでまいります。
農地や水など農村環境の保全のため「農地・水・環境保全向上対策」に取り組み、農村の環境保全と振興に努めてまいります。また、柏原地区の農業基盤整備事業については平成22年度の完了を目指して促進に努めていくとともに、県と連携した基幹水利施設の整備、土地改良区への支援を通じた用排水路の整備など生産基盤の強化を継続してまいります。さらに、豊かな緑を未来に引き継ぐため「みどり環境交付金事業」による、みどりの少年団支援事業や協働による森づくり活動事業等を継続して実施してまいります。
耕作放棄地の解消については、現地調査を実施し、現在、解消計画を策定しているところであります。新年度からは地図情報システムの整備を行い、新たな国の助成を活用して耕作放棄地の解消に取り組んでまいります。
商業については、中小商業の振興に向けて既存店舗の増改築や新店舗建設等を支援する「商業げんきわくわく資金利子補給事業」を引き続き実施してまいります。
また、工業については、企業の新規立地の促進に努めるとともに、県・市・金融機関による協調融資制度である産業立地促進資金を活用し、立地企業の支援に努めてまいります。
観光については、生産量日本一のさくらんぼなど本市が持つ観光資源を有効に活用し、本市の魅力を全国に向けてPRしてまいります。
真夏の夜を彩る恒例のひがしね祭は、伝統の動く七夕提灯行列やおどりの競演など多くの市民から参加をいただき、年々盛大に繰り広げられております。第40回記念となる今年のひがしね祭は、趣向を凝らしたグレードアップした祭を開催してまいります。
「さくらんぼマラソン大会」は、昨年の第7回大会において、前回を1,600名上回る過去最多の7,000名の参加者を迎え、文字どおり東北最大、全国有数のマラソン大会となりました。第8回大会では前夜祭など歓迎イベントも一層充実させ、より多くの方が気軽に楽しく参加できる大会を目指し、全国に「さくらんぼ生産量日本一のまち・さくらんぼの王様佐藤錦発祥の地」を力強く発信してまいります。
また、さくらんぼ東根駅前の環境整備として、東口の駐輪場に屋根及び駐輪ラックを設置して利用者の便に供するとともに、南側駐車場の一部を舗装整備し、東根の玄関口の景観整備と快適性の向上に努めてまいります。
第5に、「こころ豊かな教育と文化の創造」について申し上げます。
神町小学校と東根中部小学校の学区内における児童の増加に対応する新設小学校の整備については、PFI手法による学校整備事業の受託事業者を本年2月下旬に決定し、新年度は設計と用地造成及び建設工事に着手し、平成23年4月の開校を目指してまいります。あわせて、開校準備委員会で校名の決定や校歌、校章の選定などを進めてまいります。
また、東根小学校の耐震補強と大規模改修事業については、当初の計画より実施時期を1年早め、平成21年度と22年度の2カ年で事業を実施し、児童の安全確保と学習環境の整備に取り組んでまいります。
障がい児教育については、特別支援学級及び普通学級に在籍している発達障がい児支援のため、スクールサポーターの配置を継続し、指導と支援を行ってまいります。また、肢体不自由児の特別支援教育のため、第三中学校に車椅子に対応したエレベーターを設置してまいります。
県立高校の再編計画については、間もなくその内容が公表されるところでありますが、東根工業高等学校については、これまで多くの方がこの学校で学び、巣立ち、地域の産業を支える原動力となっておりますので、引き続き存続に向けて努力してまいります。
価値観の多様化に伴い、生涯学習の果たす役割はますます大きくなっております。今後とも、各地域公民館における学習活動の推進を通して市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくとともに、市民主体で運営されている「タントまなべ学園」の充実を図るなど、生涯学習の推進に努めてまいります。
市民の生涯学習活動の拠点として重要な役割を担っているさくらんぼ図書館は、利用者のニーズに応え、利用しやすい図書館づくりを行っております。市民と行政の協働を実践し、きめ細かいサービスの提供、効率的・効果的な事業運営のため、新年度は民間委託の実施に向け受託事業者を決定し、スムーズな移行に努めてまいります。
芸術、文化の振興については、大ケヤキ全国書道絵画展が今年、節目となる20回を迎えることから特別展示会場を設けるとともに、文部科学大臣賞等の特別賞受賞作品の図録を作成いたします。また、市が所蔵する美術品を有効に活用し、香り高い文化のまちづくりを推進してまいります。
生涯スポーツの推進に向けた取り組みとしては、総合型地域スポーツクラブに対する支援を行いながら、市民一人一人がスポーッを生活の中に取り入れ、スポーツに親しむ機会を数多く提供してまいります。
昨年、「モンテディオ山形」が激戦を勝ち抜き、見事J1に昇格しました。この昇格は山形県を全国に発信する最高のチャンスであり、青少年に夢と希望を与えてくれるものと期待しております。私は、元気と勇気を与えてくれるモンテディオ山形を、元気な東根市民が先頭に立って支援する「東根市民モンテディオ山形サポーター運動」を県内でいち早く提唱してきましたが、新年度も引き続き、市民の熱い思いで運動を展開してまいります。
最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
私は、市民とともに考え、ともに行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に据え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。今後も、大けやきパートナーシップ事業やNPO支援事業を積極的に推進してまいります。
本市のまちづくりの指針となる総合計画の策定については、昨年8月に市民の声を反映した職員手づくりの計画策定を基本とする「第4次東根市総合計画策定基本方針」を定めたところであります。また、庁内組織である策定プロジェクトチームの全体会議を開催するとともに、市民組織である策定市民会議委員の公募を行い、現在、3部会構成の市民会議の開催準備を進めております。
新年度は、アンケート調査の実施やまちづくり意見交換会、まちづくり研修会を開催するなど本格的な策定作業に取り組み、基本構想の中間取りまとめを行ってまいります。
これからの行財政運営は、なお一層の簡素合理化に取り組み、限られた財源をさらに効率的に生かす方策が必要であります。「連結実質赤字比率」や「将来負担比率」といった新たな財政健全化判断指標を踏まえ、行政自らが、自らの行動を律し、自己改革の努力を推し進めていかなければなりません。そのため、第4次行財政改革大綱に掲げた各種施策について確実に実行し、行政が目指す姿である「大けやき行政」の実現に向け全力を挙げて取り組んでまいります。
以上、新年度を迎えるに当たり、市政運営に関する課題と施策について私の基本的な考えを申し上げました。
新年度は、50年後、100年後に大木を打ち立てられるように、しっかりした土台づくりを始める年であります。行政を取り巻く環境は常に変化しておりますが、多岐にわたる行政課題を一日たりとも停滞させることなく、着実に実行しなければなりません。私は、東根市民4万6,000人のリーダーとして市政運営の重みを痛切に感じながら、本市まちづくりの指針である「快適空間−やすらぎと交流のまち」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力を心からお願いを申し上げ、平成21年度の施政方針といたします。
○岡崎賢治議長 会議の途中ですが、ここで午後1時まで休憩いたします。
午後12時09分 休 憩
午後 1時00分 開 議
○岡崎賢治議長 午前に引き続き会議を開きます。
◎提案理由の説明
○岡崎賢治議長 提案理由の説明を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 それでは、先議いただきました議案以外の案件についてご説明を申し上げます。
はじめに、議第1号 東根市介護従事者処遇改善臨時特例基金の設置、管理及び処分に関する条例の設定についてでありますが、介護報酬改定による保険料上昇の抑制を図ることを目的とした国の介護従事者処遇改善臨時特例交付金の創設を受け、基金の設置及び運用する条例の設定を行うものであります。
次に、議第2号 東根市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、現行の統計法が全部改正され、施行されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第3号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、国家公務員の勤務時間が短縮されるとともに休息時間についても既に廃止されていることから、本市においても同様に所要の改正を行うものであります。
次に、議第4号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、国民健康保険事業の健全運営を目的に国民健康保険税の税率改定を行うとともに、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第5号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、重度心身障がい者医療の給付に当たり、65歳から74歳までの対象者について医療費の軽減を図ることを目的に、後期高齢者医療制度への加入要件を廃止することに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第6号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、児童福祉法等の一部を改正する法律が施行されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第7号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、第4期介護保険事業計画の策定に伴い介護保険料額の改定を行うもので、一定の条件に該当するものの保険料を減免するとともに、介護報酬改定による急激な保険料の上昇を抑制し、適正な保険料の設定を行うものであります。
次に、議第8号 東根市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律等が施行されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第9号から議第16号までの指定管理者の指定についてでありますが、屋内多目的コートなど8施設の管理を行わせる指定管理者の指定に関し、地方自治法等の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
次に、議第17号及び議第18号 市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線網の見直し等により、市道6路線の廃止及び22路線の市道認定を行うものであります。
次に、議第19号 財産の取得についてでありますが、新設小学校用地として取得するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
次に、平成21年度予算案の大綱についてご説明を申し上げます。
地方自治体の予算編成に大きな影響を及ぼす国の平成21年度予算案につきましては、中期的には財政再建を目指しながらも、当面は景気対策を講じる必要があることから、一般歳出を大幅に増額し、前年度比6.6%増の88兆5,180億円とされたところであります。
また、地方財政計画では、「骨太の方針2006」に沿って引き続き歳出の抑制が行われ、地方財政計画全体では、社会保障費等の増要因がある中で前年度を1.0%ほど下回る82兆5,557億円とされたところでありますが、地方の安定的財政運営に必要な地方交付税は、生活防衛のための緊急対策に基づき既定の加算とは別枠で1兆円加算されたところであります。
本市に密接な関わりを持つ県の新年度予算は、持続可能な財政運営を確保するため、一般財源ベースで70億円程度の歳出削減目標を掲げており、それにより県補助金や総合交付金の廃止、または削減が見込まれますが、市としては県の減額分の肩代わりはしないという基本的な考えのもと、予算編成を行ったところであります。
本市の財政状況は、人件費を抑制してきた一方で、これまでの大型プロジェクト実施により借入れた起債の償還にPFI手法による新消防庁舎整備事業や学校給食センター整備事業の償還も加わるなど、一時的な財政の硬直化が懸念されます。一方で、市税については、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融不安の影響による急激な景気後退により、市民税とりわけ法人市民税の大幅な減額が見込まれるほか、評価替えに伴う固定資産税や都市計画税の減額も見込まれるなど、歳入の確保は厳しい状況となっております。
このような状況の中で、市政の進展に必要な行政サービスを確保しながら、子育て支援対策の充実や高齢者安全・安心四つ葉のクローバー事業、学校耐震化、小学校新設、新橋建設など新たな行政需要に対応し、さらなる市民福祉の向上を目指していく所存であります。
以上の基本的な考えのもとに編成いたしました平成21年度の一般会計予算案は、前年度当初予算額153億1,400万円に対し、1.7%減の150億4,800万円を計上したところであります。このうち人件費は前年度比2.9%の減の28億4,833万1,000円、補助費等は衛生処理組合への償還交付税分負担金の大幅減等により17.3%減の16億7,624万9,000円を計上した一方で、普通建設事業費は17.6%増の20億98万円など、物件費、扶助費、公債費等を増額したところであります。
その概要でありますが、まず歳入におきましては、市税について、景気後退の影響から市民税は16.1%の減、固定資産税は2.4%減、たばこ税は12.3%減と、多税目での減額が見込まれることから、市税総額として前年度比8.8%減の57億6,002万円を計上したところであります。また、地方交付税については、本市の税収減による増額と生活防衛のための緊急対策に基づく増額、ごみ処理施設分償還交付税の減額等により、3.2%増の37億4,900万円を見込んだところであります。
次に、歳出予算についてご説明を申し上げます。
総務部門につきましては、第4次東根市総合計画策定事業に市民アンケート実施経費等を新たに計上、市民税等賦課事業においては、年金特別徴収のためのシステム改修と地方税電子申告システムの導入経費、徴収事業においては、滞納管理システム導入経費などを予算化したところであります。
民生・福祉部門につきましては、交通災害共済基金活用事業、在宅介護者支援事業等の「高齢者安全・安心四つ葉のクローバー事業」等を新たに予算化し、未就学児医療費無料化や休日保育等の「子育て応援五つ星事業」、第2期の墓地建設事業、地域福祉計画策定事業、合併処理浄化槽設置整備事業等を継続して予算化したところであります。
農林・商工部門は、農協合併を契機にひがしねブランドを全国に発信すべく果樹王国ひがしねブランド戦略事業を新たに予算化し、みどり環境交付金事業、園芸担い手チャレンジプラン支援事業、柏原農道整備事業、認定農業者支援事業、産業立地促進資金融資事業、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業等を継続して予算化したところであります。
建設部門につきましては、(仮称)東根中央橋建設事業、東根地区まちづくり交付金事業、神町北部土地区画整理事業関連事業、市道神町東14号線道路改良事業、市道泉郷北部線道路改良事業、長瀞地区ウォーキングトレイル事業、東北中央自動車道関連の市道野田荒小屋線道路改良事業、市道蟹沢最上川線道路改良事業等を継続して予算化したところであります。
消防部門につきましては、緊急消防援助活動事業を新たに予算化するとともに、常備・非常備消防事業や新消防庁舎の施設整備費と維持管理経費等を継続して予算化したところであります。
教育部門につきましては、小学校耐震改修工事や公益文化施設用地取得事業を新たに予算化するとともに、学校給食センターの維持管理や運営等業務委託、私立幼稚園就園奨励事業、特別支援教育推進事業、体育施設等指定管理委託事業等を継続して予算化したところであります。
次に、特別会計についてご説明申し上げます。
国民健康保険特別会計につきましては、療養給付費や後期高齢者医療支援金、介護納付金などを計上し、前年度比0.5%増の43億4,800万円を計上したところであります。
東根財産区特別会計につきましては、財産管理費等を計上し、前年度比10万円減の120万円を計上したところであります。
公共下水道事業特別会計につきましては、下水道長寿命化対策事業を新たに計上し、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公的資金補償金免除繰上償還の約11億6,000万円を含む公債費等を計上し、前年度比23.5%増の31億2,500万円を計上したところであります。
老人保健特別会計につきましては、過年度の過誤納調整等の経費を計上し、前年度比99.5%減の200万円を計上したところであります。
一本木土地区画整理事業特別会計につきましては、清算交付金等を計上し、前年度比54.2%減の1億3,500万円を計上したところであります。
介護保険特別会計につきましては、居宅及び施設介護サービス等の各種給付事業費、介護認定審査及び調査事業、介護予防事業等を計上し、前年度比0.6%増の24億3,700万円を計上したところであります。
市営墓地特別会計につきましては、市営墓地第2期建設に係る工事請負費、墓地管理経費等を計上し、前年度比6.7%減の4,200万円を計上したところであります。
後期高齢者医療特別会計につきましては、広域連合への納付金等を計上し、前年度比3.9%減の3億6,900万円を計上したところであります。
次に、水道事業関係について申し上げます。
はじめに収益的収入については、平成20年度の水道料金の引き下げによる減収及び水需要の減少等を考慮し、前年度比1.8%減の10億3,553万9,000円を見込み、収益的支出については8億3,345万1,000円を計上したところであります。
次に、資本的収入については2億1,839万円、資本的支出については6億8,927万3,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び建設改良積立金で補てんするものであります。
主な事業としては、簡易水道統合事業の送水管布設工事に着手するほか、災害に強い施設整備を図るため東部低区配水池等の耐震補強工事をはじめ、老朽管布設替工事及び公共下水道関連の配水管布設替工事等を計画しております。
次に、工業用水道事業でありますが、1日平均基本水量を昨年度と同様に8,950立方メートルとし、収益的収入については2億785万9,000円を見込み、収益的支出については1億3,636万9,000円とするものであります。
資本的支出については、耐震補強工事としての施設費を計上したほか、繰上償還金を含む起債償還金を含め4億605万3,000円を見込んだところであり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額及び減債積立金で補てんするものであります。
主な事業としては、耐震補強工事をはじめ更新計画により施設修繕工事等を順次行い、施設の維持管理に万全を期しながら、より一層の安定供給に努めてまいります。
以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 次に、議第1号から議第18号までの18議案について、庶務課長に補足説明を求めます。杉浦庶務課長。
〔杉浦宗義庶務課長 登壇〕
○杉浦宗義庶務課長 議長の指示により補足してご説明を申し上げます。
はじめに、議案書の1ページと参考資料の1ページをお願いいたします。
議第1号 東根市介護従事者処遇改善臨時特例基金の設置、管理及び処分に関する条例の設定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですけれども、先日の全員協議会でご説明申し上げました平成21年度からの介護報酬の改定に伴いまして、第1号被保険者の急激な介護保険料の上昇を抑制するため、介護従事者処遇改善臨時特例交付金が今年度中に創設され交付されることになっております。この交付金の趣旨に鑑み、第1号被保険者全員を対象に平成21年度から平成23年度までの介護保険料の軽減を図る目的で当該交付金を原資とした基金を設置し、運用するものであります。
第3条に基金の適正な管理、第4条に基金の運用益の処理、第5条に繰替運用、第6条には処分できる場合を規定しております。
なお、附則第1項の施行期日につきましては、公布の日からとし、交付金は平成23年度までに限った措置であることから、附則第2項に、この条例の失効を規定しております。
次に、議案書の3ページと参考資料の2ページをお願いいたします。
議第2号 東根市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、統計調査によって収集される個人情報は、統計法などによって処理されるため条例の適用除外とされておりますが、このたび改正されました統計法によって、統計調査の名称が基幹統計調査及び一般統計調査に変更されるとともに、条例で引用すべき適用除外の同法の条項が変更されたこと及び統計報告調整法が廃止されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
なお、条例の施行につきましては、平成21年4月1日からとしております。
次に、議案書の4ページと参考資料も4ページをお願いいたします。
議第3号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、勤務の始まり、終わりの8時半、17時15分は変えずに、現在12時並びに午後3時からそれぞれ15分の休息時間を置いておりますが、これを廃止し、12時15分から午後1時まで45分の休憩時間を12時から午後1時までの1時間に改正をするものでございます。結果、給与の支給対象となっていない休憩時間が15分伸びることで、1日の勤務時間が15分短縮され7時間45分、1週間の勤務時間が38時間45分となります。
なお、附則第1項の施行期日につきましては、平成21年4月1日からとし、附則第2項では東根市職員の育児休業等に関する条例の一部改正、第3項では職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正、第4項では東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正ということで、関連する条例の一部改正を行うものでございます。
次に、議案書の6ページと参考資料は9ページをお願いいたします。
議第4号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
先日の全員協議会でご説明申し上げましたとおり、国民健康保険特別会計に繰越金が生じていたことと、給付金が目標基準額を満たしていたこともありまして平成15年度以降、税率を据え置いてきたところでありますが、平成19年度の決算において給付基金の取り崩しが生じ、平成20年度以降においても歳入不足が想定されることから税率の改正を行うものであります。
参考資料9ページに税率の比較を記載してございますが、下段の後期高齢者支援金分は据え置いたまま、表の上から医療給付費分と介護納付金分の資産割額は変えずに均等割、平等割、所得割額をそれぞれ表のとおり増額改定を行うものであります。
なお、前年度との比較につきましては表の右端のとおりでございます。
また、参考資料10ページの上段の(2)ですが、政令の改正に伴いまして介護納付金課税額に係る課税限度額を9万円から10万円に改正をするものであります。
条例の施行につきましては、平成21年4月1日からとしております。
次に、議案書の8ページと参考資料の15ページをお願いいたします。
議第5号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、重度心身障がい者医療の対象者については現在65歳から74歳までは後期高齢者医療被保険者に限られておりますが、この要件を廃止し、扶養を含む他の医療保険に加入したままでも給付事業の対象とするものであり、あわせて条文中の文言の整理を行うものであります。
なお、条例の施行につきましては、平成21年4月1日からとしております。
次に、議案書の10ページと参考資料の21ページをお願いいたします。
議第6号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、児童福祉法の改正により小規模住居型児童養育事業が創設されることに伴いまして、第5条第1号の改正を行い、同事業の対象となる扶養義務者のない児童につきましては、里親と同様に国民健康保険被保険者の適用除外となるものであります。
なお、条例の施行につきましては、平成21年4月1日からとしております。
次に、議案書の11ページと参考資料は22ページをお願いいたします。
議第7号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、先日の全員協議会でご説明申し上げました平成21年度から平成23年度の3カ年に係る第4期の介護保険事業計画の策定に伴いまして保険料の改定を行うもので、現行の第4段階の介護保険料基準額は月額3,080円、年額3万6,960円となっておりますが、これを月額3,180円、年額3万8,160円に改定を行うものであります。
なお、改正条例第5条各号のそれぞれの保険料額につきましては、改正規定、参考資料のとおりでございます。
次に、改正条例附則第3条第1項に係る保険料額の特例ですが、これまでの激変緩和措置の廃止に伴い、介護保険料の急激な上昇を抑制することを目的とした政令の改正を受けまして、これまでの第4段階に新たに1段階を加え、前年中の年金収入等に係る所得が80万円以下である場合は保険料率を100分の83に低減し、年額3万2,111円とするものであります。
次に、改正条例附則第3条第2項に係る特例ですが、介護報酬改定による急激な保険料の上昇を抑制するため創設されました介護従事者処遇改善臨時特例交付金、議第1号に係る基金を活用した軽減策となっており、第1号被保険者全員を対象に基準額で月額44円の軽減を図るものであり、それぞれの軽減の内容につきましては参考資料24ページの表のとおりとなっております。
なお、この附則第3条に係る保険料額の特例につきましては、平成21年度から平成23年度までの適用期間となっております。
最後に、附則第1条の施行期日につきましては、平成21年4月1日からとしております。
次に、議案書の13ページと参考資料の27ページをお願いいたします。
議第8号 東根市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてご説明を申し上げます。
改正の内容ですが、一般社団法人、一般財団法人ともに設立時に定款を作成することとなり、これまでの財団法人の寄附行為については一般財団法人の定款とみなされることになったので、第6条の2第3項第2号中の「寄附行為」を削るものであります。
なお、条例の施行につきましては、公布の日からとしております。
次に、議案書の14ページから21ページになりますが、議第9号から議第16号までの指定管理者の指定につきまして、ご説明申し上げます。なお、公の施設の所在地、指定する団体の代表者等につきましては説明を省略をさせていただきます。
議第9号の東根市屋内多目的コートにつきましては、東根温泉協同組合。次のページ、議第10号の東根市神町学童保育所については、神町さくらんぼクラブ。1枚めくっていただきまして、議第11号の東根市小林地区集会場については、小林区。議第12号の東根コミュニティセンターについては、東根コミュニティセンター管理組合。議第13号の東根市農民研修センターについては、東根市農業協同組合。議第14号の東根市新田区多目的集会施設については、新田区。議第15号の東根市入地区多目的集会施設については、入地区連合会。議第16号の東根市川原地区多目的集会施設については、川原連合会に、それぞれ平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3カ年間、このたびで2回目となりますが指定管理者としての指定をするものであります。
次に、議案書の22ページ、参考資料の28ページをお願いいたします。
議第17号 市道路線の廃止につきまして、ご説明申し上げます。
市道の路線の廃止につきましては都合6路線で、路線名は調書にあるとおり、中央10区1号線から神町北32号線までとなっており、位置につきましては参考資料のとおりであります。
次に、議案書の24ページ、参考資料は32ページをお願いいたします。
議第18号 市道路線の認定についてご説明申し上げます。
市道路線の認定につきましては、市道路線網の見直し及び開発行為等に基づき市に帰属した道路、調書にあるとおり、白金側道1号線ほか都合22路線の認定を行うため提案するものであります。
以上ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 次に、議第19号について、財政課長に補足説明を求めます。山科財政課長。
〔山科 優財政課長 登壇〕
○山科優財政課長 議長の指示により補足説明を申し上げます。
議案書の27ページをお願いします。
議第19号 財産の取得についてご説明いたします。
新設小学校用地取得のため、平成18年度から3カ年計画で進めてきました用地取得について、東根市神町北部土地区画整理区域内仮換地12街区4−1番の面積5,592.82平方メートルを、取得予定価格2億3,210万2,030円で、東根市神町東三丁目5番6号、武田精三郎氏との間で1月27日に条件付売買契約の締結を行ったことにより、地方自治法の規定により提案するものであります。
以上で補足説明を終わります。
○岡崎賢治議長 以上で施政方針表明及び提案理由の説明を終わります。
◎予算特別委員会への議案付託
○岡崎賢治議長 次に、日程第43 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
お諮りします。議第28号から議第38号までの予算関係11議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係11議案については、別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置して審査することに決しました。
予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表
議第28号 平成21年度東根市一般会計予算
議第29号 平成21年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第30号 平成21年度東根市東根財産区特別会計予算
議第31号 平成21年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第32号 平成21年度東根市老人保健特別会計予算
議第33号 平成21年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第34号 平成21年度東根市介護保険特別会計予算
議第35号 平成21年度東根市市営墓地特別会計予算
議第36号 平成21年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第37号 平成21年度東根市水道事業会計予算
議第38号 平成21年度東根市工業用水道事業特別会計予算
◎散 会
○岡崎賢治議長 これで本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。御苦労さまでした。
午後 1時35分 散 会