第4回東根市議会定例会
平成20年12月11日 午前10時20分 開 議
武 田 敏 夫 予算特別委員長 浅 野 目 幸 一 副委員長
◎出席委員(17名)
1番 水 上 公 明 委員 2番 高 橋 光 男 委員
3番 細 矢 俊 博 委員 4番 大 場 英 雄 委員
5番 浅 野 目 幸 一 委員 6番 加 藤 信 明 委員
7番 阿 部 清 雄 委員 8番 阿 部 綾 子 委員
9番 高 橋 ひ ろ み 委員 10番 清 野 貞 昭 委員
11番 佐 藤 直 委員 12番 秋 葉 征 士 委員
13番 青 柳 安 展 委員 14番 清 野 忠 利 委員
15番 武 田 敏 夫 委員 16番 結 城 芳 委員
17番 奥 山 重 雄 委員
◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
奥 山 元 奥 山 昭 男 代表監査委員
委 員 長
八 島 一 夫 農業委員会会長 土 田 吉 博 消 防 長
椎 名 和 男 副 市 長 小 関 正 男 教 育 長
原 田 清一郎 総 務 部 長 牧 野 利 幸 市民生活部長
高 橋 一 郎 健康福祉部長 岡 崎 春 夫 経 済 部 長
建 設 部 長
青 柳 文 信 荒 川 妙 子 会計管理者
兼水道部長
矢 作 隆 教 育 次 長 間木野 多加志 総合政策課長
杉 浦 宗 義 庶 務 課 長 山 科 優 財 政 課 長
選挙管理委員会 監 査 委 員
齋 藤 平 深 瀬 尚 信
事 務 局 長 事 務 局 長
農業委員会
山 口 俊 夫
事 務 局 長
◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行 事 務 局 長 石 垣 裕 之 事務局長補佐
森 谷 秀 範 副 主 任 芦 野 美 和 主 事
◎本日審査した案件
議第 99号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第4号)
議第100号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第101号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議第102号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)
議第103号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議第104号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)
議第105号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)
議第106号 平成20年度東根市工業用水道事業特別会計補正予算(第1号)
◎開 議
○武田敏夫予算特別委員長 皆さん、御苦労さまです。
本会議に引き続き、ただいまから予算特別委員会を開会します。
本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、委員の出席は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
◎議第99号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第4号)外7件
○武田敏夫予算特別委員長 12月4日の本会議において予算特別委員会に付託なりました議案は、議第99号から議第106号までの8議案です。以上の8議案を一括議題とします。
ただいまの議案については、既に12月4日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから一括して質疑を行います。
なお、質疑を行うときは、最初に会計別とページ番号をお示しの上、簡潔な発言を願います。
また、当局においても漏れなく的確な答弁を願います。
これから一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。4番大場英雄委員。
○4番(大場英雄委員) 議案書の38、39ページをお願いいたします。第6款農林水産業費第1項3目農業振興費の農業振興事業にあります、農業用ペレットボイラー整備モデル事業費補助金についてお伺いいたします。
現在、施設園芸に使われるボイラーの燃料、この大半は重油や灯油などの化石燃料に依存しております。しかし、地球環境の保全や資源のリサイクルの観点から、間伐材や建築廃材、これらをペレット化し燃料とするペレットストーブ、そしてペレットボイラーが徐々に広がりをみせております。このたび農業用ペレットボイラーを補助事業として提案されたことは、土田市長自らその重要性を国に訴え、今般、国の経済対策の一環としてモデル事業に採択されたことは大変意義のあることと考えております。
そこで2点ほどお伺いいたします。
第1点目です。この事業実施に当たり、市として農協を通し農家に農業用ペレットボイラーの導入を募集されるわけですが、その事業内容、また周知方法、あわせて導入希望者の状況についてお伺いしたいと思います。
第2点目として、最近の原油価格の急落ということによりまして、重油や灯油の価格も現在1リットル約70円程度となってきております。農家としては環境への配慮ということも当然頭にはあるわけですが、事業としてこういった設備の導入を考える場合、どうしても算盤を弾かざるを得ません。そこで、燃料となります木質ペレット、これの価格の現状はどうなのか。そしてまた、ペレットボイラーの導入効果、これをどう見積もっておられるのかをお聞きします。
○武田敏夫予算特別委員長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 それではお答え申し上げます。
はじめに、農業用ペレットボイラーの導入補助制度についてでありますけれども、これの内容でありますけれども、今回、国の1次補正の燃油・肥料高騰緊急対策事業に基づく制度であります。国では、10月中旬にこの要綱をまとめておりますけれども、この事業、年度内に事業を実施しなければならないことから、東根市としましてその要綱に基づきまして市内の農協、あるいは施設園芸に取り組んでいる団体に呼びかけまして、11月5日に市役所において説明会を開催しております。
今回の補正予算の内容でありますけれども、ペレットボイラー5台分を要求をしております。その内容につきましては、10万キロカロリーのペレットボイラーが2台、5万キロカロリーをペレットボイラーが2台であります。
この説明会の結果、現在2名の方から相談を受けているところであります。正式な募集につきましては補正予算案の議決後ということになりますけれども、県の実施主体の組織であります水田農業対策推進協議会、そちらの方と一緒になって早々に進めていきたいと思っております。国の方では1月中に取りまとめということでありますので、その期間に沿った形で募集を進めて、そしてまとめていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 土田市長。
○土田正剛市長 今、事務的なことは部長が言ったとおりでありますが、この件は今ご指摘のとおり、いまやリッター70円ということで非常に急落をしております。ただ私は、環境ISO14001を最初に取得した自治体ということで、地球環境の温暖化防止ということも考えて、是非この木質ペレットの補助制度を創設すべきであるということで、今年の春以来ずっと農林水産省に直接赴いて応対をしてきたものであります。それを受けて、9月の確か下旬ころだったと思いますが、農水省の園芸課の課長補佐が私のところに来まして、そして1次補正にこれを乗せるということで、ただ、これについては1回限りということもあって説明を受けた次第であります。それを受けていろいろ農協などと、あるいは県と調整をしながら今日まで準備を取り組んできた次第であります。
ただ、原油と木質ペレットの損益分岐点は、リッター当たり大体100円が境だと言われております。それを超えれば木質ペレットを使う価値は非常に高いと。下回れば、これはなかなか過剰投資になるというもろ刃の刃的なところがありまして、現状のリッター70円ということを考えますと、非常にその要素を一層濃くしているわけであります。したがって現在は2名ということでありますが、大体3名くらいに増えるのかという予測をしておりますが、なかなか果樹研究連合会等々から意見を聴取していますと、趣旨は非常にいいんだと。市長の考えに大賛成だと。しかし、そういう投資効果ということを考えるときに、今年の夏ごろまで原油価格が非常に高かったころは、やってみようかという農家の声も、個人的に私のところに寄せられておったわけでありますが、現在の原油価格の急落などを受け、全く様相が一変してきたわけであります。したがって今後のことについては、今回は1回きりのものなので最大努力をしながら、今のところ2人でありますが、せっかく作った農水省の制度でありますし、今回限りということも手伝って使い勝手がいいということになっておりますので、是非導入方に努力をしたいと思っているところであります。したがって今後のことについては、なかなか現状の原油価格の急落の現状を考えるときに、果たして農家の方々が導入する気持ちがあるかどうかということも今後考えていかなければならないと、改めてそういう意味では今後はまだまだ不透明という、制度化をするに当たっては不透明だと言わざるを得ないのではないかと思っております。
私としては、本当にこの制度そのものは今回の1次補正に東根市初のこととして強力に訴えてきたわけでありますが、そういうことの中で本省から補正予算を組むときにわざわざ私のところに来ていただいて努力した結果においてそういうことが制度として導入されたわけでありますが、そういう意味で今後は原油価格との両にらみになるのではないかと、ならざるを得ないのではないかと思っておるところであります。
○武田敏夫予算特別委員長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 先ほどご答弁申し上げましたけれども、私、補正予算のペレットボイラーの台数5台の内訳としましては、10万キロカロリー2台、5万キロカロリー2台と申し上げたようですけれども、10万キロカロリーが2台、5万キロカロリーが3台でありますので、ひとつよろしくお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 4番大場英雄委員。
○4番(大場英雄委員) ただいま経済部長、そして市長の方から答弁がございました。ただいまの説明によりますと、やはり今現在、原油が急落していると。今年の7月時点で1バレル140ドル台というところから今現在では40ドル台、約3分の1という中で、やはりペレットボイラーの導入に当たってはコスト面で農家としても非常に苦しい選択、判断が迫られていると感じているところです。しかし、環境にやさしいまちづくりということを標榜している本市でございます。市長が提唱するペレットボイラー、これの利用拡大を是非とも図っていきたいという気持ちも一方でございます。農協にとりましても原油相場に一喜一憂することない資源のリサイクル、また、地球環境の保全というものにも目を向けた農業経営、営農を構築していくという必要があるのであろうと考えております。ですから、そのためにも今回の農業用ペレットボイラー、これの購入経費にかかわる補助事業、これを一過性のものではなく引き続き継続できるよう国に要望するとともに、燃料となります木質ペレット、これの購入についてもランニングコスト、農業コストに見合う国や県、市の積極的な取り組みが必要なのではないかと考えております。こうした取り組みの積み重ねによって導入が広がっていけば、ペレットボイラー本体、また、ペレットのコストダウンにも結びついて、ひいては今現在は燃やされております果樹剪定枝、これのペレット化の道も拓けてくるとも思われますが、この辺について改めて市長のご所見をお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 土田市長。
○土田正剛市長 大場委員の指摘を待つまでもなく、だからこそ私はこのペレットボイラーの普及というものをつなげたいと思った次第でありますが、現実問題として農協サイドに立ってみた場合に、採算性ということを考えてみた場合に首に縄をくくりつけてでもという感じにはならないわけでありまして、趣旨はみんな農家も分かっています。私が言うまでもありません。もしこれが普及すれば、本当に無加温ハウスなどについてもこれは非常に効果があるのではないかと思っていますし、そのペレットから出る炭酸ガスそのものは、やはりさくらんぼの木をはじめとしたそういう樹木に吸収されるという意味では、この地球上に出されるCO2はまずゼロともなるわけでありまして、そういう意味では非常に効果があるわけでありますが、その意味では今後とも国、あるいは県あたりにも私自身直接赴きながらも説き回って歩きたいと、今後ともそういうことを努力することを披瀝をしましてご理解をちょうだいしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 4番大場英雄委員。
○4番(大場英雄委員) 今の現状ということを考えれば、農家サイドにとって導入には厳しい判断ということが求められるという状況の中で、どうしても農家にとって新しい生産設備等を導入する取り組み、これはリスクもあるところでございます。今の灯油、あるいは重油の単価から見ますと、木質ペレット、これの単価、今より約1割ぐらい下がってペイできるという状況にあるのかと理解しているところです。行政としましても導入後の検証とかフォローに努めていただいて、将来これがいい事業だったという評価が得られる事業展開を是非ともお願いして、質問を終わりたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。5番浅野目幸一委員。
○5番(浅野目幸一委員) 議第99号の2款総務費、ページは26ページをお願いします。13目のプロジェクト推進事業の7万1,000円でございます。報償費とありますけれども、内容をまずお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 プロジェクト推進事業の厚生会館跡地利活用事業ということで、このたび7万1,000円、報償費ということで計上させていただきました。これは厚生会館跡地利用活用事業の現在検討を行っているわけですが、その募集した内容について審査していただくということで、その審査委員の報償ということで計上させていただきました。審査委員につきましては、現在8名ということでお願いしております。そのうち市職員が3名、副市長以下部長を含めて3名でございますので、5名分の報償費ということで計上させていただいたと。内容については、公認会計士などもおりますし、丸1日かかるということで少し高額になるかもしれませんけれども、その振り分け内容については差し控えさせていただきたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 5番浅野目幸一委員。
○5番(浅野目幸一委員) 報償費5名分ということでございますが、この厚生会館等跡地利活用事業ですか、これについては公募型のプロポーザルということで事業者の既に募集要綱が公表されておるようですございますが、このことについてちょっとお願いします。
昨年ですけれども、プロジェクト推進課の方で参入可能性の調査というのもやっておられるように聞いております。それから、そこの場所では参入の意向調査とか、あるいは意見交換会なども催されたように聞いておるところでございます。それから昨年9月になってからですけれども、その事業参入の意向調査、これについても電子メールによって質問、意見、要望等を聴取しておられるように聞いております。そのようなことで、その意見、要望が今回のこの事業者募集にどのように反映されているか、その辺のことをちょっとお聞きいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 昨年の4月に全員協議会で、先に検討委員会を組織して策定いたしました寿楽荘・若木の家並びに厚生会館跡地の利活用に係る報告書についてはご説明申し上げたと思います。その後、昨年の6月の議会の一般質問であったかと思いますけれども、その後、意見を聴取したりアンケートをしたりということで参入希望される方々から意見を聞いた上でということで、その後、募集を開始したということでございます。平成19年の7月に意見交換会を開催しておりまして、その時点では4グループほどの参加がありました。その後、メール等で意見、それから要望等々もそれぞれのグループから、あるいはそれ以外のグループからもありまして、それらを参酌しながらどういう形で募集をすればいいかということを内部で検討してきたところです。先にはPFIのBOO方式、ビルド・オン・オペレートということで、グループでビルを建て運営していくという方法か、もしくは借地借家法による定期借地権、これによるということで申し上げてきたところですけれども、参入希望の皆さんからの意見を聴取しながらいろいろ参酌しますと、PFI法でいきますと導入可能性の調査、実施方針の作成、特定事業の選定、入札説明書の作成、要求水準書の作成等々、PFI法に基づくいろんな作業があるわけで、これについて行政みずから高いハードルを設けると、そしてそれに対する参入希望業者の方から資料作成を求めるということについてはいかがなものかということを考えた上で、このたびについてはPFIのBOO方式ではなくて定期借地権設定ということで公募型プロポーザル方式を採用するとしたところでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 5番浅野目幸一委員。
○5番(浅野目幸一委員) 大体分かりました。これまでもいろいろな議会の議論を踏まえてのことだとは思います。ただ、いろんな意見の中に、私も拝見をさせていただきましたけれども、やはり事業期間というのは20年から30年が妥当ではないかというご意見もありました。それからやっぱりPFIのBOO方式の方がやりやすいんでないかというご意見も出ておったように思いますが、そういうところで、どうしてそれが50年になったのか、あるいは事業方式をPFIにはしないとなった、その辺の理由をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 PFIにしないということについては、先ほど申し上げた内容でご理解いただけるかと思います。もともと市が建物を建てるという事業ではないわけですので、いわば民設民営型の事業と。これをPFIという方式でハードルを高くする必要はないのではないかということでの公募型プロポーザル方式になったということですので、ご理解をいただきたいと。
それから定期借地権で50年間という設定になるわけですが、20年という方法もあるわけですが、50年ということで設定しまして、長い期間においてはいろいろな場面が発生するものと思います。これらの場合については、すべて契約書においてバックアップすることはできませんので、一部は協議事項になっていくだろうと思います。基本的には借地権の譲渡、質入、転貸ということになるわけですが、市に対して書面による承諾申請をするということになると思います。例えば借地権を譲渡しようとするときには、譲渡を受ける新借地人に対して借地権譲受申請書、事業計画書、法人登記簿等の書類を求め、適正に行われるかをチェックするということになっていくと思います。50年の事業期間が満了した場合については、すべて更地にして返すということが条件になりますので、その期間内にきちんと営業してペイできるという事業計画の内容で参入していただくということになりますので、50年という定期借地権が妥当かと思っているところです。
○武田敏夫予算特別委員長 5番浅野目幸一委員。
○5番(浅野目幸一委員) 検討委員会の報告では「借地が望ましい」ということも書いてあったわけです。今回、定期借地権については、もう1つ、売り払いもできるように書いてあったように思います。ですから、その辺のことがどうも定期借地権、「借地が望ましい」とあった前の報告書からいくと、どうも売り払いも可能になったということで何かちょっと違ってきたと思っておるところであります。
それから今までたくさん議論してきた中で、これを広く全国に公募してはどうかというお話があったかと思います。今回はインターネット上に募集要綱が載っておるわけなんですが、これが広く全国に公募するという意味でインターネットで公募しているかということなんですが、その辺のところはどうなんでしょうか。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 借地と売り払いの関係ですが、基本的には借地権ということになりますが、中には市の土地のほかに県有地、それから福祉事業団の用地もございます。県有地、福祉事業団については借地の場合には減免措置はないということで、通常の借地料設定ということになるようでございますので、場合によれば参入事業者の方は土地については買った方がいいということになるかもしれません。市有地については、借地ということでこれまで表明してきていますし、その場合、内容によっては減免もあり得るということでメール等では回答しているところでございます。
今後審査していくわけですけれども、審査の採点の中で土地利用については買い取りを高く評価し、借地については低く評価すると。この内容で採点の中では差をつけたいと思っております。
それから公募の仕方ということで今回はインターネットということでやったわけですけれども、おそらく参入する業者は市内とかこの近辺にはいらっしゃらないだろうということで、内容的には福祉、保健、それから健康づくり等々にかかわる事業ということですので、広く全国に募集した上で参入する業者、あるいはグループを募集すべきということで、このたびはインターネットによる公募ということにしたところでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 5番浅野目幸一委員。
○5番(浅野目幸一委員) ありがとうございます。私も非常にこの事業の実現については大いに期待をしております。提案なさる応募者、多数あるように祈っております。
最後に、この事業開始までの今後のスケジュール等についてお伺いして、終わりたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 現在募集中ということですが、今後のスケジュールを申し上げます。12月25日、今月の25日が募集提案の締切でございます。これまでの感触では複数提案があるんでないかとは思っております。年内に審査委員の方々にこの書類を配付しまして、1月14日、審査委員会を開催します。審査委員会は1回のみの開催ということで、その時点で優先交渉権者を決定したいということです。1月中旬ころには、その優先交渉権者を公表したいと思っています。最終的には3月に入りましてから優先交渉権者と契約を締結したいと。東根市においては土地に係る契約締結になると思います。新年度以降、事業参入していただくということになりますが、東根市としては、この事務については、今年度でプロジェクト推進課の業務がなくなると考えていますので、内容、保健が中心になるのか、福祉が中心になるのかと、そういう内容によって市の方で事務移管を進めていきたいと思っております。
○武田敏夫予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) ページ41ページ、第7款商工費3目観光費の観光事業のことでお伺いいたします。
観光事業の果樹王国ひがしね観光物産推進協議会負担金ということで30万円が計上になっておりますけれども、この負担金に関しては平成19年度決算においても平成20年度の予算においても7,725万円ということで大体毎年決まっているようですけれども、今回、年度途中で30万円ということで負担金の補正が出されましたけれども、その事業の内容についてお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 お答えいたします。
負担金の内容につきましては、市の商工会青年部が実施しております山形空港発恋のロマン飛行カップリングパーティー、これの事業負担金でございます。この事業につきましては、これまで2回ほど開催をしてきたわけですけれども、その内容を見てみますと、山形空港のターミナルを会場にしまして男女ほぼ同数の200名以上が集っているという状況であります。また、この参加者においても約80%が市外の方という状況であります。市としましては、商工会青年部が積極的に結婚問題に取り組んでいること、また、あれだけの若者が東根市に集って、そして出会いを求める事業に参加をしているということ、これはやっぱりすばらしいものではないかと評価をしております。あわせてでありますけれども、この機会に東根市の観光PRもあわせて推進していきたいということで、今回30万円を計上させていただいたものであります。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) 事業内容は私も新聞やらで知っておりまして、すばらしい事業だということは分かります。ただ、この事業に関して平成18年、19年の2回を行ってきたというお話で、平成19年度に関しては県の補助金が出ていた事業だと思います。それが今回、県の事業の補助金がなくなって、そういうことで市の方で負担するということなんですけれども、なぜ県の補助金がカットされたのか、その辺ちょっとお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 昨年度につきましては商工会を通して県の方から補助をいただいたと聞いておりますけれども、それが単年度1年度限りの補助であるということもお聞きをしております。今年度その補助金がなくなったということで開催が危ぶまれていたわけでありますけれども、先ほど申し上げましたとおり事業の重要性、それを鑑みまして市の方で負担金を計上したというものですので、よろしくお願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) 内容はよく分かりました。常々、県の負担金とか補助金がなくなった場合にそれを市の方で補てんするということは、市の方でなかなかそういうことをやってもらえない状態だったと思います。でも、その事業によっては、やはり必要な事業の場合は市の方からも出すべきこととは思います。今回の事業も、部長もおっしゃっているようにすばらしい事業だというのであれば、本当は当初から事業を盛り込むべきだったんではないかと思います。そのようにすばらしい事業の場合だったら、これからも多分継続をしていかれる事業ではないかと思うんですけれども、その辺、今後早い時期に補正を出すなり、当初から負担金ということで盛り込んでいただければと思いまして要望いたします。
もう1点、お伺いいたします。ページ49ページ、第10款の教育費です。第2項の小学校費の中の小学校耐震改修事業の委託料についてお伺いいたします。
委託料の1,300万円ということで、これは9月の定例会でも東根小学校の耐震化ということで平成21年、22年の2カ年で耐震補強、大規模改造事業ということで答弁してくださったんですけれども、この時期に計上された理由と、また、今回の補正での委託料の内容はどのようなものかお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 矢作教育次長。
○矢作隆教育次長 今回の小学校の耐震改修事業委託料の補正の理由でありますが、内容については委員ご指摘のとおり東根小学校の耐震補強と大規模改造についての実施設計委託料になります。工事については平成21年度と22年度に区分して行いますので、単年度ごとに工事を発注することになります。今回補正計上しました実施設計委託料1,300万円でありますけれども、平成21年度分の工事に伴う実施設計委託料になりますので、よろしくお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) この工事は平成21年度と22年度に区分されるということで、今回の1,300万円というのは平成21年度のということは理解できました。
それでですけれども、東根小学校の改修工事の実施設計委託料の中には耐震の補強工事と大規模改造の2通りの内容があると思います。そこの中で、市長が9月の定例会でもおっしゃったように総額6億円、平成21年度、22年度で6億円とお聞きしておりますけれども、耐震補強工事と大規模改造工事それぞれの内容というか、その内訳をお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 矢作教育次長。
○矢作隆教育次長 全体工事費については6億円ということについては、ただいまの委員のとおりであります。その6億円の内訳ですけれども、耐震補強工事についてはおおよそ2億7,000万円、大規模改造工事については3億3,000万円を試算しているところでございます。
耐震補強工事の内容でありますけれども、筋交いを行うブレース工事、それから柱と壁面を縁切りするといいますか、溝を開けるスリット工事、さらには壁の補強工事などが主な工事になります。
それから大規模改造事業については、バリアフリー工事をはじめトイレの改修、あるいは水廻りの改修、暖房の補修工事等を含め、さらに教室、廊下、天井等の内装工事、さらに外装工事も行い、目に見える部分についても改修したいと考えております。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) 耐震改修のほかに様々な大規模改造を行ってもらえるということで、新しい学校に私たち、新田町、原方、そういう子どもたちが新しい学校に入るときに、改修された新しいきれいな学校に行けるということで本当に喜ばしいことと思います。
ただ、そういうことで全面的にある程度改修なさるということで、その工事に対して長期間の休みだけではなかなかできないのではないかと思いまして、その点、子どもたちのこととか授業のこととかを考えてそれの対応はどのように行うのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 矢作教育次長。
○矢作隆教育次長 確かに6億円の大きな事業になりますので、工事については大きな音が出ると思います。したがいまして、学校の授業にできるだけ支障ないように配慮しながら、大きな音の出る工事については夏休みなど長期の休業中に集中して工事を行いたいと考えています。学校の活動に支障が出ないようにしたいと思っています。生徒が年中学校にいるわけでありますので、1年を通して工事を行うではなくて、音の出る工事については集中的に行いたいと考えております。いずれにしましても、工事にあたっては学校、あるいは施工業者と十分連携を取りながら、学校の意向に沿った形で耐震改修工事を進めていきたいと考えています。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) 授業をしながらの工事ということで、児童の安全にはとにかく第一に配慮していただかなくてはいけないと思います。その中で、2年間の工事ということで工程計画を児童の生活とか安全、工事しやすいようにとかそういういろんなことを考えていただいて、良好な環境で授業ができるようにその辺はよろしくお願いしたいと思います。
また、今回の耐震補強の実施設計が主になってくると思います。今年度の今回補正で出された1,300万円のことに関しては、耐震補強工事が大部分を占めるんではないかと思います。その中で、この業務、耐震補強設計というのに対しては、補強の方法ということと構造の計算ということの両面からしなくてはいけないということで判定会議というのがあります。その判定会議を受けなくてはいけないということで、工期が3月末ということで、その判定会議の予定が随分混んでいる状態になっておりますので、この工期に対して3月まででどのようなお考えがあるのか、今年度というように3月までにこの工期ができるのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 矢作教育次長。
○矢作隆教育次長 実施設計委託につきましては今回議決をしていただきましたら、できれば年度内に、年内に入札に付したいと考えております。できるだけ早期に工事に着手するということで、基本的には工期については来年3月末ということで考えておりますが、期間内に終えることができないことも想定されます。委員おっしゃるとおりに県の耐震の判定委員会の審査も受けなければいけないということもありますので、繰越明許も了とする条件を付して発注していきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 9番高橋ひろみ委員。
○9番(高橋ひろみ委員) 振興実施計画(第41号)では、平成22年からということになっていたのが、1年前倒しで耐震改修を早急にやっていただけるということは本当にありがたいと思います。先ほども申しましたように児童が授業をしながらということでありますので、是非児童の安全を配慮していただいての工事をよろしくお願いしたいと思いまして、質問を終わります。
○武田敏夫予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 2点ほどお尋ねをします。
まずはじめに、27ページの後段の方のプロジェクト推進事業の厚生会館等跡地利活用事業の7万1,000円。これは先ほど浅野目委員からありましたので、だぶらないようにお聞きしたいと思いますけれども、その辺ちょっと混同しましたらお許しをいただきたいと、前もってお願いしておきます。
先ほどのやりとりの中にもなかった中で、1つは、このたびの7万1,000円の、これは審査委員会の委員の報酬だと、開催は1回だと言われました。それで、この審査委員会の委員の構成メンバーを見てみますと、当初この厚生会館等跡地の利活用についてどうするかということで、いわゆる勉強会的な組織を旗上げした際の構成メンバーが、ほぼこの一部の学識経験者、財務担当を除くメンバーを除けば、そのとおりのメンバーになっているんでないかと思うんですけれども、過般、私どもの方で既に実施しましたPFI事業による消防庁舎、それから給食センターの整備事業等委託事業の関係というのを、いわゆる審査委員会の構成は、つまりその方面での全く学識経験者、専門的なプロといいますか、そういう方々のメンバーで構成をされておったように私は見ているわけでありますけれども、このたびの審査委員の構成の違いというのはどういう考えでこうなってきたのかお願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 これまで東根市では消防庁舎、それから学校給食センターについてPFI事業ということで実施してまいりまして、その際にも審査委員会を行ったわけで、その中には例えば建築の専門家、それから経営的な専門家などを委員の中に参加していただきました。それは建物そのものがいわゆる公設民営型というか東根市の所有になるということでありますので、東根市が所有するための建築としての機能、あるいは建物の内容が合致しているかということを見るためにそういう方々を、前回については加えたわけでございます。このたびは東根市所有の建物ではないと。したがって、建物そのものについては審査する必要がないと。いわゆる一般的に建築基準法なり消防法に合致していればいいということでございますので、あくまでも業務内容を審査して、これが東根市で今後策定していきますけれども老人福祉計画、第4期介護保険事業計画の達成に少しでもプラスになる内容であればということでの審査になっていくと思います。そんなことで、このたびについては東根市職員以外の審査委員については、県の健康福祉部の方、それから温泉組合、それから北村山公立病院、それから社会福祉事業団、こちらの方に推薦を依頼しまして、しかるべき職責のある方を委員に推薦していただいということでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 大体分かりました。実は、私なぜ今このことをお聞きしたかと申し上げますと、いわゆるこのたびのホームページに記載しているこの募集公募の基準となっている事業者選定基準の中での、いわゆる基準項目の基準配点の中で、いわゆる土地の利用形態に関する項目の中で事業用地の買い取りについては30点の基準配点があると。かなり重きをみてるんでないかと、総体300点のうちに。ですから、その辺がどうなんだろうかなと思いましたのでお聞きしたわけです。その辺何かありましたら、部長、もう一回お願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 東根市の分については先ほど申し上げたとおりです。借地ということで内容によっては減免もあり得るということで、これまでには質問に対して回答してきました。県の方につきましては減免する方法がないということですので、県の本音から見れば買い取ってもらいたいということなんだろうと思います。そのことで、このたびについての審査の基準の中で点数としては買い取りの方の点数を高くしていると。借地という場合には点数を低くしているということでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。
次なんですけれども、この募集要綱の中でいわゆる事業者に整備をお願いするその要件の中に、1つは医療系の施設と、それから2番目には福祉介護系施設、3つ目として温泉を活用した介護予防健康増進機能施設、この3つについてあるうちに、1と2のうちからは選択ですと。ただ、3については必ず設けてくださいとなっています。そしてまた、自由提案施設も出来ましたらお願いしますとなっているわけですけれども、この1と2の選択する場合のことで、特に医療系の回復期リハビリステーションの施設ということについては、これは昨年の医療法の改正の中でいわゆるリハビリの6カ月以降の継続ができないという大変な問題が出てきておって、非常にこれは目玉となるのでないかと私は見ているんですけれども、現在のこの村山地域、この山形県の2次診療圏域の中での実態はどうなのか、それが1つと、山形県の5次医療給付計画の中に求められている規模とか数とか、まずどうなんでしょうか。その辺つかんでいるかどうかということが1つ。それから、こうなっていった場合に、現在、これを選択していった場合に、北村山公立病院のリハビリ課との連携、あるいは全く契合しないでの独自のものを求めるのか、その辺の位置づけはどうなっているのか、これをお願いします。さらにまた、この2の福祉介護系施設のうち、これも4つほど項目があります。この4つの項目がすべて満たすべき要件になるのかどうか、この辺も含めてお願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 募集要綱の中には確かに、1つは医療系施設、1つは福祉介護系施設、それから3つ目が温泉を活用した介護予防健康増進機能の施設、4つ目が自由提案施設ということで、そのグループが得意とする機能を付加していただくと、こんな4つの機能を今回の募集要綱の中には入れさせていただきました。そのうち医療系、福祉介護系については、選択になるわけですけれども必ず入っているということ、それからできれば温泉を活用した健康増進施設、これは市民のためにサービス系の施設になるかと思いますけれども、入れるということについてこのたび要綱の中に入れさせていただいたわけです。そのうち回復期リハビリ施設ということについて詳しく私は掌握していませんけれども、確かに公立病院の中にも同じ機能がございます。このたびの回復期リハビリステーション施設について提案をしていただくということで、県の計画全体の中に目標、あるいは枠というものがあるんだと思いますので、その範囲の中での施設設備と提案していただく考えでございます。詳細な内容については、ちょっと私は掌握していませんのでちょっと差し控えさせていただきたいと思います。
それから福祉介護系については、1つは居宅系の施設、これについては県の指定が必要だということですので、県の方での交渉の中でどの程度の規模、内容が可能なのかどうか。それから特定施設ということで、特定施設、入居生活介護の施設、それから地域密着型施設ということですが、この特定施設入居者、生活介護の施設については、特定施設については県の指定が必要で、これも県の方での全体の計画、あるいは枠というものに縛られるものかと思います。それから地域密着型施設については市の方で全体計画を定めていますので、その範囲の中でということになりますので市の指定ということが必要になるのかと思います。それぞれ機能、あるいは規模を提案していく段階では、それぞれの市の部署、県の部署と提案者については協議されて私どもに提案されてくると思っていますので、その内容についてはすべて県の計画、市の計画に適合なっているものと考えております。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 椎名副市長。
○椎名和男副市長 先ほどの質問の中で2次医療圏の実態はどうかという質問があったわけですけれども、ちょっとここで具体的な数字は持ち合わせておりませんけれども、今回の見直しで大幅に医療圏のベッド数が拡大になりまして、今回計画しているベッド数については十分入り込む余地があると考えております。
それから北村山公立病院との連携はということなんですけれども、これについては当然、募集要綱を公募する段階で公立病院の院長、あるいは事務長とも十分話し合いをしながらやっていますので、例えば、具体的にまだ決まっていませんけれども、公立病院側では急性期の方を担当して、こちらの方が回復期を担当するということもあり得るだろうと考えております。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 詳細については総務部長からありましたので、分かりました。また、副市長から後段の関係で説明いただきましたので大体分かりましたけれども、やっぱり大事なのは回復期のリハビリの関係がどうなるのかという、共通する課題だと思いましたので、その辺どうなるんだろうなと思いましたのでお聞きをしました。分かりました。
次に、先ほどの総務部長の答弁の中で提案書類等の締切受付が12月25日だと言われました。今後のスケジュールについても総務部長が先ほど答えておりましたけれども、その中で12月25日というと間もなくなわけです。公募募集しての期間から1カ月経っての締切というのは、非常に私ども素人の考えからしますと期間が短いと。そんな莫大な提案がされるのかどうかということについてちょっと不安を感じています。公募する事業者というのはそんなにいなくなるんでないかと心配しておったんですけれども、先ほど部長の答弁では今までの視察とか、あるいは勉強会とかの関係では複数の業者が公募するんでないかという予測が立っていると言われました。複数といっても2つから2桁まであるわけですけれども、2つの業者だけでこの提案された場合に、どちらかいい方を優先権者1、2番目の方が次の優先権者2番ということになるのかどうか。そういう場合については再公募とか、あるいは公募の延期とかになるのか、その辺どうかお願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 先ほど申し上げたとおり25日まで提案締切で、今の感触では複数の提案があるのでないかと見ていますが、その場合、当然優先交渉権者が1、次の次点が2となると思います。2社、あるいは2グループだけの場合どうかということですが、私どもで募集要綱を出してるわけですので、その内容に適合する業者であれば、当然2社のうち、優先交渉権者、あるいは次点ということになると思います。
それから1社だけの場合どうかということも考えられるわけですが、1社でも審査会は開催すると。それで私どもの要綱に基づいて審査をし、その内容に適合する内容であれば1社であっても優先交渉権者として決定したいという考えでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。複数の場合の今部長の答弁、理解できますけれども、たったの1社だけになった場合についても、こちらの方の内容が具備されておればこれは採用したいと言われたことについては、私は少なくとも複数の業者が手を挙げていただく、そういう段取りをした中で、できたら私は審査会をしていただきたいと、私は希望として持っています。ただ、これは要望とか何かというよりは私の考えでありますので、もし検討する今後余地などありましたらお願いをしたいと思います。
ただ、この審査会の中で該当者がいなかったとなった場合について再公募するのか、さらにはこの事業そのものについては公募を中止するのか、あるいは利活用のあり方について検討委員会に差し戻ししてもう一回その案を練り直してもらうのか、その辺についてどうなんでしょうか。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 もし希望がなかったり、あるいは希望があったとしても審査委員会で優先交渉権者が決定できなかった場合ということだと思いますが、検討委員会にもう一回差し戻すということは考えていませんし、そんなことはできないと思います。もう一回募集要綱の内容を再検討して、その中でもしハードルが高くて参入できないということであれば、その辺のハードルの緩和、あるいは参入条件の緩和等々が可能なのかどうか、その辺を参酌した上で、ある程度手を挙げた業者の意向も踏まえながら再検討して再募集することになると思います。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。先ほどもありましたけれども今後のスケジュールの中で、平成21年の3月に事業者を決定して契約もしていきたいと、その事業者に決定をしていきたいとあります。議会には、平成21年の5月に議決要件が発生した場合については議決をお願いしますということなんですけれども、これまで、先ほどもありましたけれども消防庁舎、給食センターのものと違いまして、やはり議決案件はこうなるのかなと理解したんですけれども、いわゆるここで言う議決要件が発生した場合の要件というのは何でしょうか。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 考えられるのは、土地については今のところ賃貸借、そういう考え方でおりますけれども、用地については取得となった場合には売買の金額、それから面積によって議決要件が発生するかと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。それから事業期間は50年間とありますけれども、いわゆる実行する業者が途中で倒れた場合、あるいはその他の事情等で継続できなくなった場合、この辺についての契約書の中での扱いはどうなんでしょうか。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 一回、定期借地権の契約を結ぶわけですので、その契約内容に変更が生じたというときについては私どもと協議していただくとことになると思います。ただ、事業そのものが立ち行かなくなる、あるいは破産する、破綻すると、事業の破綻というときに私どもで相手方に対して強力に事業継続、あるいは継続事業者への引き継ぎということをどの程度まで要求できるか、そこまでは今のところ考えていないというのが正直なところでございます。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。おおよそこのスケジュールの計画どおりにいった場合に、いわゆる市の方で事業開始を求めたいというその実施の時期あたりはいつごろにみてますか。
○武田敏夫予算特別委員長 原田総務部長。
○原田清一郎総務部長 今年度、優先交渉権者の決定、必要な契約の締結というところまでだと思います。事業は具体的には新年度に入ってからと思いますし、市の方で特にこの事業の窓口となって担当するという部分はございませんが、福祉関係、あるいは保健関係ということで市の方で支援する部分はあると思いますので、先ほど申し上げたとおり、その提案内容によっては市の方で支援する担当課を福祉部門、もしくは保健部門と考えていきたいと思っております。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。スケジュールどおり進めていただいて、なるべく早い時期でのこれは整備がなるように、あるいは事業開始ができるようにお願いをしておきます。
次に、時間も迫ってきましたので簡潔に申し上げますけれども、39ページの太陽光発電システム支援負担金について、これは当初予算の5件に加えて需要が多い、希望が多いということで、このたび9基分補正をすると。しかし、これは市単独でなくして県、市、それから業者の村山地域推進協議会ですか、この協議会に基づく事業の執行ということになりますので、いわゆる協議会の平成20年度の全体的な計画、それから後年度の計画、途中でこういうふうに増えた場合などに対する計画、あるいは対処の方針というのはどうなっているのか、お願いします。
○武田敏夫予算特別委員長 牧野市民生活部長。
○牧野利幸市民生活部長 この太陽光発電システム設置支援事業負担金につきましては、結城委員も御存じのとおり当初5基分ということで、1キロワット2万円の3.6キロワットで、その5基分で36万円の当初予算計上をしております。その後、太陽光発電の設置要望がございまして、市の方でも県、あと村山地域地球温暖化対策協議会とのいろいろな協議をして、その後9基を要望したところ、その全部について配分になってきたということであります。県としまして、村山地域地球温暖化対策協議会としまして年間で68基の計画がありました。その68基について、当初に村山総合支所管内の各市町村に配分したということであります。その後、その68基の配分の中でよその市では要望に満たなかったということもありまして、本市に追加ということで9基が来たという状況であります。
以上であります。
○武田敏夫予算特別委員長 16番結城 芳委員。
○16番(結城芳委員) 分かりました。そうすると今年度、つまり平成21年以降の事業、これは継続されると思うんですけれども、平成20年度はこの協議会の中では全体的に県では68基みたと。これが全体で超えてなかったから当初の分の9基が採択をされたということですけれども、平成21年度以降、つまり以降というとあれですが、平成21年度の場合どうなっていくのか。また、その場合にこういうふうに途中で増えたという場合については、またこのたびの対処方針の中でやってもらえるのかどうか。というのは、やっぱり当初の計画より超える要望があるというのは大変うれしいことだと私は思います。ですから、これは積極的に進めるべきだと思うんです。その辺はどうなっているんでしょう。
○武田敏夫予算特別委員長 牧野市民生活部長。
○牧野利幸市民生活部長 結城委員おっしゃるとおり、やはり東根市民の地球温暖化に対する意識が強いということでこの要望が出てきたものと思います。しかし、この補助というかこの事業につきましては県全体というか県の方の予算措置、また、設置者側の予算措置も必要でございます。その辺を希望を取りまして、県または協議会の方との調整をして今後予算措置などについて要望していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○武田敏夫予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。14番清野忠利委員。
○14番(清野忠利委員) 私から1点だけご質問を申し上げます。
ページは38ページの農林水産業費なんですけれども、その中の農業振興費ということで、さくらんぼ受粉環境整備事業補助金ということで325万6,000円ということでつけているようですけれども、9月にも私が一般質問しまして、大変ありがとうございました。それで何せ、このさくらんぼは生き物でございますので今の状況としてはどのようになっているのか、ひとつまずお聞きしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 岡崎経済部長。
○岡崎春夫経済部長 まだ予算が確定しておりませんので、まだPRはしておりませんけれども、ただ、この予算を計上するに当たりましてどのぐらいの必要量があるだろうということで3農協から集計をいたしました。その結果に基づきまして今回予算を計上しておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 14番清野忠利委員。
○14番(清野忠利委員) 私もこの議案書をもらってから各農協を回ってきました。それで大体の数字で今のところ、さくらんぼの苗木だけで3,428本ぐらい大体あるんですね、3農協で見まして。あと、ただ葦の方はちょっとまだ定かでないということで、金額的には100万円以上はなるんでないかなということですけれども、この辺から考えると、やはり非常に農家の方も関心を持っておられたということと、非常に農家の人にも動機づけられたということなんですけれども、ただ、さくらんぼの生態から見ますとやはり10アール当たり3割から4割ということになりますと、まだまだこれは不足な状況なんですけれども、その辺、先の一般質問の中で市長の答弁もあったんですけれども、受粉環境整備を西部をモデル地区として3カ年の計画を指導実施予定しておるということで答弁あったんですけれども、やはり単年度だけではとてもじゃないがクリアできないと。日本一を守るには、やはりその辺を含めて3年ぐらいは実施していかなくちゃいけないんでないかと私は思っているんですが、市長、その辺どう思っているかよろしくお願いしたいと思います。
○武田敏夫予算特別委員長 土田市長。
○土田正剛市長 私は今年、そして去年と2年連続不作だったということで、果樹王国ひがしね並びにさくらんぼ生産量日本一という名にかけても、3年連続不作ということは絶対に避けたいという発想からこの事業が生まれてきているわけでありますから、そういう意味で、まずは来年度、そういう今後の各3農協との連絡を密に取りながら、要望が強いということであれば、あるいは初年度だけでそれが要望に十分こたえることができなかったということになれば、当然次年度も、あるいはということになるわけでありますから、まずこの来年度に全力投球をしてみたいと思っておる次第であります。
○武田敏夫予算特別委員長 14番清野忠利委員。
○14番(清野忠利委員) ただいまの答弁ですと来年度に全力投球ということの市長の判断ですけれども、やはりこの農家の意識をやはり高めるには、そしてまた果樹王国を高めるには、この事業をやはりせめて私は3年ぐらいは実施してほしいと思っているわけです。その辺、今後とも検討していただいて、ひとつよろしく。やはりただ、農家は金ないわけではないんです。やはりその動機づけが一番市としても農協としても大変なんでないかなと私は思っておりますので、ひとつよろしくお願いしまして私の質問を終わりたいと思います。
以上です。
○武田敏夫予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、議第99号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第99号 平成20年度東根市一般会計補正予算(第4号)について採決します。
議第99号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第99号は原案のとおり可決されました。
次に、議第100号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第100号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について採決します。
議第100号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第100号は原案のとおり可決されました。
次に、議第101号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第101号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第101号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第101号は原案のとおり可決されました。
次に、議第102号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第102号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第102号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第102号は原案のとおり可決されました。
次に、議第103号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第103号 平成20年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第103号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第103号は原案のとおり可決されました。
次に、議第104号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第104号 平成20年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)について採決をします。
議第104号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第104号は原案のとおり可決されました。
次に、議第105号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第105号 平成20年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第105号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第105号は原案のとおり可決されました。
次に、議第106号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第106号 平成20年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について採決をします。
議第106号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武田敏夫予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第106号は原案のとおり可決されました。
以上で、本予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
なお、本委員会の審査の結果については、12月16日の本会議で審議されることになっておりますが、審査の経過と結果についての私からの報告は、申し合わせにより結果について報告させていただきますので、ご了承願います。
次に、執行部に申し上げます。予算の審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いいたします。
◎閉 会
○武田敏夫予算特別委員長 これで予算特別委員会を閉会いたします。どうも御苦労さまでございました。
午前11時48分 閉 会