第 1 回 定 例 会 会 議 録
平成20年2月28日 午前10時 開 会
岡 崎 賢 治 議長 奥 山 重 雄 副議長
◎出席議員(18名)
1番 水 上 公 明 議員 2番 高 橋 光 男 議員
3番 細 矢 俊 博 議員 4番 大 場 英 雄 議員
5番 浅 野 目 幸 一 議員 6番 加 藤 信 明 議員
7番 阿 部 清 雄 議員 8番 阿 部 綾 子 議員
9番 高 橋 ひ ろ み 議員 10番 清 野 貞 昭 議員
11番 佐 藤 直 議員 12番 秋 葉 征 士 議員
13番 青 柳 安 展 議員 14番 清 野 忠 利 議員
15番 武 田 敏 夫 議員 16番 結 城 芳 議員
17番 奥 山 重 雄 議員 18番 岡 崎 賢 治 議員
◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
奥 山 元 奥 山 昭 男 代表監査委員
委 員 長
八 島 一 夫 農業委員会会長 土 田 吉 博 消 防 長
椎 名 和 男 副 市 長 小 関 正 男 教 育 長
武 田 國 義 総 務 部 長 牧 野 利 幸 市民生活部長
高 橋 一 郎 健康福祉部長 原 田 清一郎 経 済 部 長
建 設 部 長
青 柳 文 信 荒 川 妙 子 会計管理者
兼水道部長
武 田 稔 教 育 次 長 岡 崎 春 夫 総合政策課長
杉 浦 宗 義 庶 務 課 長 矢 作 隆 財 政 課 長
選挙管理委員会 監 査 委 員
武 田 綏 深 瀬 尚 信
事 務 局 長 事 務 局 長
農業委員会
青 柳 弘 索
事 務 局 長
◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行 事 務 局 長 石 垣 裕 之 事務局長補佐
佐 藤 慎 司 議 事 主 査 森 谷 秀 範 主 事
芦 野 美 和 主 事
◎議 事 日 程
議事日程第1号
平成20年2月28日(木) 午前10時 開 会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
(議 案 上 程)
日程第 4 議第27号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第9号)
日程第 5 議第28号 平成19年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
日程第 6 議第29号 平成19年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)
日程第 7 議第30号 平成19年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
日程第 8 議第31号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第2号)
日程第 9 議第32号 平成19年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4
号)
日程第10 議第33号 平成19年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)
日程第11 議第34号 平成19年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)
日程第12 議第35号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)
日程第13 議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について
(説明・質疑・討論・表決)
(議 案 上 程)
日程第14 平成20年度施政方針表明
日程第15 報第 1号 損害賠償額の決定についての専決処分の報告について
日程第16 議第 6号 東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関
する条例の設定について
日程第17 議第 7号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日程第18 議第 8号 東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
について
日程第19 議第 9号 東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
日程第20 議第10号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第21 議第11号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第22 議第12号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第23 議第13号 東根市休日診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
日程第24 議第14号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第25 議第15号 東根市交通指導員に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第26 議第16号 東根市市民バス設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
日程第27 議第17号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について
日程第28 議第18号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定について
日程第29 議第19号 指定管理者の指定について
日程第30 議第20号 字の区域及び名称の変更について
日程第31 議第21号 市道路線の廃止について
日程第32 議第22号 市道路線の認定について
日程第33 議第23号 財産の取得について
日程第34 議第24号 山形県消防補償等組合規約の一部変更について
日程第35 議第25号 山形県自治会館管理組合規約の一部変更について
日程第36 議第26号 山形県市町村職員退職手当組合規約の一部変更について
日程第37 議第36号 平成20年度東根市一般会計予算
日程第38 議第37号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計予算
日程第39 議第38号 平成20年度東根市東根財産区特別会計予算
日程第40 議第39号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計予算
日程第41 議第40号 平成20年度東根市老人保健特別会計予算
日程第42 議第41号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
日程第43 議第42号 平成20年度東根市介護保険特別会計予算
日程第44 議第43号 平成20年度東根市市営墓地特別会計予算
日程第45 議第44号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
日程第46 議第45号 平成20年度東根市水道事業会計予算
日程第47 議第46号 平成20年度東根市工業用水道事業特別会計予算
(説 明)
日程第48 予算特別委員会への議案付託
(散 会)
◎本日の会議に付した事件
議事日程第1号に同じ。
◎開 会
○岡崎賢治議長 皆さん、おはようございます。
ただいまから平成20年東根市議会第1回定例会を開会します。
◎開 議
○岡崎賢治議長 本日の会議に遅刻及び欠席の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。
◎会議録署名議員の指名
○岡崎賢治議長 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、3番細矢俊博議員、4番大場英雄議員、5番浅野目幸一議員、以上3名を指名します。
◎会 期 の 決 定
○岡崎賢治議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
今期定例会の会期については議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長 10番清野貞昭議員。
〔清野貞昭議員議会運営委員長 登壇〕
○清野貞昭議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
本日招集になりました平成20年第1回定例会の会期につきましては、去る2月22日午前11時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
その結果、会期は本日から3月19日までの21日間とし、その間の会議などについては、お手元に配付しております、別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成20年度予算関係議案を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議なりました。
以上、よろしくお諮りくださいますようお願いを申し上げまして、ご報告します。
○岡崎賢治議長 お諮りします。今期定例会の会期については、ただいまの委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月19日までの21日間とすることに決定しました。
平成20年東根市議会第1回定例会会議予定表
月 日 |
曜 |
会 議 名 |
開議時刻 |
場 所 |
議 事 |
2月28日 |
木 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・開 会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・議案上程
(補正予算・人事)
説明・質疑・討論・表決
・議案上程
施政方針及び提出議案の説明
・予算特別委員会への議案付託 |
予算特別委員会 |
本 会 議
終 了 後 |
議 場 |
・予算議案概要説明 |
2月29日 |
金 |
休 会 |
3月1日 |
土 |
3月2日 |
日 |
3月3日 |
月 |
3月4日 |
火 |
3月5日 |
水 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・市政一般に対する質問 |
3月6日 |
木 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・市政一般に対する質問 |
3月7日 |
金 |
休 会 |
3月8日 |
土 |
3月9日 |
日 |
3月10日 |
月 |
本 会 議 |
午前10時 |
議 場 |
・総括質疑 |
3月11日 |
火 |
予算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・付託議案審査
分科会設置及び議案の付託 |
3月12日 |
水 |
休 会 |
3月13日 |
木 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
3月14日 |
金 |
総務文教常任委員会・分科会 |
午前10時 |
第3委員会室 |
・付託議案審査 |
経済建設常任委員会・分科会 |
第1委員会室 |
厚生常任委員会・分科会 |
第4委員会室 |
3月15日 |
土 |
休 会 |
3月16日 |
日 |
3月17日 |
月 |
3月18日 |
火 |
各常任・正副委員長会 |
午後3時 |
各 室 |
・付託議案審査報告について |
3月19日 |
水 |
予算特別委員会 |
午前10時 |
議 場 |
・分科会委員長審査報告
質疑・討論・表決 |
本 会 議 |
予算特別委
員会終了後 |
議 場 |
・委員長審査報告
質疑・討論・表決
・追加議案上程
(条例・事件決議・予算)
説明・質疑・討論・表決
・委員会・議員提出議案上程
説明・質疑・討論・表決
・閉 会 |
◎諸 般 の 報 告
○岡崎賢治議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
最初に、監査委員から報告がありました平成19年12月分の例月出納検査結果報告と各課等に関わる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を、一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、これもご了承願います。
次に、議員派遣の報告についてでありますが、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定により、お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
以上で、諸般の報告を終わります。
◎議 案 上 程
○岡崎賢治議長 次に、日程第4 議第27号から日程第13 議第47号までの10議案を一括議題とします。
◎提案理由の説明
○岡崎賢治議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 おはようございます。
市議会第1回定例会に提案いたします案件についてご説明を申し上げます。
本定例会に提案いたします案件は、専決処分の報告1件、条例の設定1件、条例の一部改正12件、事件決議事項8件、補正予算9件、当初予算11件、人事案件1件の計43件であります。
このうち、補正予算及び人事案件の10議案につきましては先議をいただきたく、はじめにご説明を申し上げます。
議第27号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第9号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入については、市税の決算見込みや各種事業の確定等に伴う国県支出金などの調整による減額補正を行うものであります。
歳出については、事業の確定及び決算見込みに基づく各種事業費の調整、特別会計の決算見込みなどに基づく各種繰出金の調整、繰上償還実施に伴う市債償還元金などの増減調整を行うものであります。
第2表 繰越明許費については、長谷平林線道路整備事業など4事業について平成20年度に繰越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
第3表 地方債補正については、許可額と事業費の決算見込みにより限度額の変更を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1億520万9,000円を減額し、歳入歳出予算総額を152億4,239万1,000円とするものであります。
次に、議第28号 平成19年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、医療費の決算見込みに基づく給付費補正及び財源調整が主なものであります。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ9,220万9,000円を追加し、予算総額を44億1,234万1,000円とするものであります。
次に、議第29号 平成19年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、給食費負担金の決算見込みに基づく減額補正や汚泥運搬処理業務委託料の増額補正等が主なものであります。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ231万1,000円を追加し、予算総額を3億5,668万4,000円とするものであります。
次に、議第30号 平成19年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正については、公的資金補償金免除繰上償還に伴う公債費及び市債の増額補正、最上川流域下水道建設事業負担金の確定に伴う減額補正等が主なものであります。
第2表 地方債補正については、歳入歳出予算と同様に繰上償還による増額と負担金の減額に伴うものであります。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ2億7,597万4,000円を追加し、予算総額を24億4,982万8,000円とするものであります。
次に、議第31号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、老人高額医療システム改修費用の増額補正であります。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ41万円を追加し、予算総額を43億6,047万4,000円とするものであります。
次に、議第32号 平成19年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正については、各事業の決算見込みに伴う減額補正が主なものであります。
第2表 繰越明許費については、保留地処分金事業について平成20年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ4,144万3,000円を減額し、予算総額を6億1,340万2,000円とするものであります。
次に、議第33号 平成19年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、これは事業費確定に伴う減額補正を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ79万2,000円を減額し、予算総額を230万8,000円とするものであります。
次に、議第34号 平成19年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、企業債の繰上償還に伴う増額補正を行うものであり、収益的支出では3万5,000円を増額し、資本的支出の企業債償還金では3億101万3,000円を増額して、償還金総額を4億6,396万4,000円とするものであります。
次に、議第35号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)についてでありますが、これは各事業の事業費確定に伴う減額補正を行うものであります。
この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1,205万円を減額し、予算総額を3,195万9,000円とするものであります。
次に、議第47号 人権擁護委員候補者の推薦についてでありますが、石山 勇委員が平成20年6月30日をもって任期満了となることから、引き続き同人を推薦するため議会の意見を求めるものであります。
なお、本人の略歴につきましては参考資料のとおりでありますので説明を省略いたします。
以上、先議分として提案のご説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決、ご同意くださいますようお願いを申し上げます。
○岡崎賢治議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
次に、議第27号から議第33号までの7議案について、財政課長に補足説明を求めます。矢作財政課長。
〔矢作 隆財政課長 登壇〕
○矢作隆財政課長 それでは、議長の指示により補足説明を申し上げます。
議案書の50ページをお願いいたします。
議第27号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第9号)についてご説明いたします。
なお、先ほど市長から補正額並びに補正後の予算総額等について説明いたしましたので、私からは事項別明細などの主なものについてご説明いたします。
54ページをお願いします。第2表 繰越明許費は、第8款土木費において、道路橋りょう費の道路新設改良事業(補助)は市道泉郷北部線道路改良事業、(単独)では小見1号線道路改良事業、都市計画費の街路新設改良事業(補助)は長谷平林線道路整備事業について用地買収や移転補償分が年度内に完了しないことから、第11款公共土木施設災害復旧費は岩ヶ入沢川災害復旧事業について工事が冬期間にかかり年度内に完了しないことから繰越明許費の設定を行うものでございます。
55ページをお願いします。第3表 地方債補正 1 地方債の変更につきましては、県単独・県施行公共事業負担金から公共土木施設災害復旧事業までの4事業について、事業費の決算見込みや許可額の決定に伴い借入れ限度額の変更を行うものであります。
58ページをお願いします。次に、2の歳入の主なものについてご説明いたします。
第1款市税第1項市民税では、個人市民税はこれまでの調定額の見込み等により4,250万円を減額し、法人市民税につきましては製造業などの調定額や納入額等により5,000万円を増額計上。第2項固定資産税と第3項軽自動車税を増額し、第4項たばこ税を減額するなど、市税全体で補正額を増減調整するものであります。
60ページをお願いします。第15款国庫支出金につきましては、それぞれの事業について事業費の確定などに合わせて調整を行ったところですが、第1項国庫負担金3目災害復旧費国庫負担金は事業費の確定により921万7,000円を減額。
次のページをお願いします。第2項国庫補助金3目土木費国庫補助金は、都市計画街路事業長谷平林線整備事業について643万5,000円を増額するものであります。中段の第16款県支出金第2項県補助金2目民生費県補助金の放課後児童健全育成事業補助金570万4,000円は、東根中部学童保育所を旧母子健康センターに移設するための改造費に対する増額計上。4目農林水産業費県補助金の山形県園芸担い手チャレンジプラン支援事業費補助金は、事業実績に基づき332万2,000円を減額し、高速道路関連特別用地対策事業補助金は農道の側道分の機能補償について事業実績がないことから1,866万6,000円を減額するものであります。
64ページをお願いします。第18款寄附金でありますが、石川 堯氏ほか4件の寄附金収入があり、地域振興寄附金と教育振興寄附金にそれぞれ計上いたしました。第19款繰入金第2項基金繰入金1目財政調整基金繰入金と2目市立小中学校建設基金繰入金につきましては、財源調整のため繰入金の減額を行うものであります。第21款諸収入第4項6目雑入の財団法人山形県市町村振興協会市町村交付金732万9,000円は、サマージャンボ宝くじの収益金の計上。白水川北部雨水対策事業受益者負担金は、負担金の確定により917万2,000円の計上。
66ページをお願いします。第22款市債では、土木債と災害復旧債について事業費の決算見込みによりそれぞれ減額するものであります。
68ページをお願いします。次に、3の歳出ですが、計上されている事業について事業の確定などにより調整を行っておりますが、その主な事業についてご説明いたします。
第2款総務費第1項総務管理費4目財産管理費の財産管理事業は、旧消防庁舎とシルバー人材センターの解体費を減額。10目情報管理費のオンラインシステム事業は、内部情報システムの再リースに伴う減額補正。12目地方バス対策費の地方バス路線運行維持対策事業は、赤字路線に対する補助金が確定したことによる増額補正。13目プロジェクト推進費は、新設小学校PFI導入可能性調査委託料等の実績により減額するものであります。
70ページをお願いします。第4項選挙費5目東根市議会議員選挙費は、参議院議員と同日選挙により人件費など合わせて1,970万8,000円を減額。
次のページをお願いします。第3款民生費第1項社会福祉費7目老人福祉費の生きがい活動支援通所事業は、参加人数の増加等により委託料を増額するものであります。
74ページをお願いします。第4款衛生費第1項保健衛生費1目保健衛生総務費の北村山公立病院組合事業46万3,000円は、運営負担金の減額と交付税算入分の増額による調整。3目環境衛生費の簡易水道事業特別会計繰出事業は、上水道統合設計委託料の確定により1,349万4,000円を減額し、市営墓地特別会計繰出金は79万2,000円を減額。6目老人保健事業費では、後期高齢者医療制度対応のため老人保健特別会計繰出金を増額するものであります。
76ページをお願いします。第2項清掃費1目清掃総務費では、東根市外二市一町共立衛生処理組合負担金の減額を行うものであります。第6款農林水産業費第1項農業費3目農業振興費では、事業費の確定により園芸担い手チャレンジプラン支援事業の減額を行うものであり、5目農地費の土地改良事業に対する補助金・負担金事業は、事業費の確定に伴いそれぞれ減額するものであります。
78ページをお願いします。6目農道整備事業費の高速関連道路側道整備事業2,666万7,000円は、農道の側道分の機能補償事業について実績がないことから負担金を減額するものであります。
82ページをお願いします。第8款土木費では、第2項道路橋りょう費1目道路橋りょう総務費の県単独・県施行公共負担金事業は負担金の確定に伴い減額補正。3目道路新設改良事業費の道路新設改良事業(単独)は、市道蛇木線道路整備事業と市道柳沢線、市道泉郷南部線災害防除事業について事業費の確定によりそれぞれ減額補正を行うものであり、第4項都市計画費2目土地区画整理費では、一本木土地区画整理事業特別会計繰出金を649万円減額し、3目街路事業費は長谷平林線道路整備事業について増額計上するものであります。
84ページをお願いします。4目公共下水道事業費では、公共下水道事業特別会計繰出金4,198万円を減額し、第5項住宅費1目住宅管理費は、並松団地下水道接続工事について事業費の確定により1,000万円を減額するものであり、第9款消防費第1項消防費3目消防施設費の消防施設事業は、消防ポンプ自動車購入費の確定により100万円を減額するものであります。
86ページをお願いします。第10款教育費第1項教育総務費2目事務局費の私立幼稚園にこにこ子育て支援事業は、人数の確定により158万7,000円を増額し、第2項小学校費1目学校管理費の備品購入費418万1,000円と、第3項中学校費1目学校管理費の備品購入費228万9,000円につきましては、寄附金収入により市内小・中学校全校に自動体外式除細動器(AED)を設置する補正を行ったものでございます。
88ページをお願いします。第5項保健体育費2目体育施設費は、バスケットゴール修繕のために工事請負費を計上し、4目学校給食共同調理場費は学校給食事業費特別会計繰出金を増額するものであります。
90ページをお願いします。第11款災害復旧費における公共土木施設災害復旧事業は、平成18年災の野川沼沢2号線災害復旧事業と、昨年9月7日に発生しました台風9号による岩ヶ入沢川災害復旧事業についてそれぞれ事業費が確定したことから減額補正を行うものでございます。第12款公債費1目元金につきましては、補償金なしの正式な繰上償還を行うため618万円と、銀行等引受債の繰上償還を行うことから1億3,942万1,000円を増額するものであります。
次に、92ページをお願いします。
議第28号 平成19年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
95ページをお願いします。2の歳入の主なものにつきましては、第1款国民健康保険税第1項国民健康保険税につきましては、今年度の税収見込みに合わせ1,550万円を増額し、第3款国庫支出金から次のページの第6款共同事業交付金までは、それぞれ療養給付費等の増により増額補正を行うものであります。
99ページをお願いします。3の歳出につきましては、第1款総務費1目一般管理費では後期高齢者関係のシステム改修委託料等を増額し、第2款保険給付費第1項療養諸費1目一般被保険者療養給付費と2目退職被保険者等療養給付費は、それぞれ療養給付費等の伸びにより増額。
次のページの第5款共同事業拠出金は、高額医療費拠出金事業と保険財政共同安定化事業拠出金について国保連合会からの通知に基づき拠出金を増額するものであります。
103ページをお願いします。
議第29号 平成19年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
106ページをお願いします。2の歳入につきましては、第1款分担金及び負担金1目給食費負担金は給食費負担金の減額。第2款繰入金1目一般会計繰入金を増額するものであり、3の歳出では、第1款事業費1目事業費の学校給食事業は、旧施設の汚泥を汚水処理施設から取り除くため委託料等に312万3,000円の増額を行うものであり、学校給食施設整備事業は新施設へのキャビネット等の備品購入費等を増額するものでございます。
108ページをお願いします。
議第30号 平成19年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
110ページをお願いします。第2表 地方債補正 1 地方債の追加では、補償金免除の繰上償還を行うため公営企業借換債を発行するものであり、2の地方債の変更は、最上川流域下水道村山処理区建設事業負担金について限度額の変更の行うものであります。
113ページをお願いします。2の歳入の主なものは、第1款分担金及び負担金では下水道受益者分担金の増額、第2款使用料及び手数料では下水道使用料の増額を行うものであり、第4款繰入金では財源調整のため一般会計繰入金を減額。
115ページをお願いします。第7款市債では、最上川流域下水道村山処理区建設事業負担金に係る市債の減額と、借換債により公的資金の繰上償還を行うため2億8,150万円を増額するものであります。
117ページをお願いします。3の歳出の主なものは、第1款公共下水道事業費3目管渠建設費は最上川流域下水道村山処理区建設事業負担金を減額し、第2款公債費は補償金免除の公的資金の繰上償還を行うため市債償還元金を増額するものであります。
次に、119ページをお願いします。
議第31号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
122ページをお願いします。歳入では、第4款繰入金を増額し、歳出では、後期高齢者医療制度対応のため一般管理事業に老人高額医療システム改修費を増額するものであります。
次に、124ページをお願いします。
議第32号 平成19年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
125ページをお願いします。下段の第2表 繰越明許費は、保留地処分金事業で換地処分業務委託が年度内に完了しないことから繰越明許費の設定を行うものでございます。
127ページをお願いします。歳入では、第3款国庫支出金、第4款県支出金、第5款保留地処分金、第6款繰入金をそれぞれ減額。
次のページをお願いします。歳出では、第1款土地区画整理事業費2目区画整理事業費で、一本木土地区画整理事業の公共分と単独分、保留地処分金事業においてそれぞれ事業費の確定等により減額補正を行うものであります。
次に、131ページをお願いします。
議第33号 平成19年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
134ページお願いします。歳入につきましては、第2款繰入金を減額し、歳出では、第2款墓地整備事業費1目墓地整備事業費について、墓地建設基本設計委託料の確定によりまして委託料を減額するものでございます。
以上で補正予算の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 次に、議第34号及び議第35号の2議案について、水道部長に補足説明を求めます。青柳建設部長兼水道課長。
〔青柳文信建設部長兼水道部長 登壇〕
○青柳文信建設部長兼水道部長 議長の指示によりまして、136ページをお願いします。
議第34号 平成19年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)について補足説明をさせていただきます。
137ページをお願いします。収益的支出では、1目支払利息及び企業債取扱諸費で利息としまして3万5,000円の増額を行い、資本的支出では公的資金免除繰上償還費として3億101万3,000円を増額補正しようとするものであります。これにつきましては、減債積立金及び現年度損益勘定留保資金で対応する予定でございます。
次に、139ページお願いします。
議第35号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)について補足説明させていただきます。
142ページお願いします。歳入は、歳出が確定するとともに歳入の負担金などが確定したため、一般会計からの繰入金を調整したものでございます。
144ページをお願いします。歳出は、事業確定によりまして1,205万円の減額を行い、3,195万9,000円の予算とするものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご理解をお願いいたします。
○岡崎賢治議長 以上で提案理由の説明を終わります。
ここでお諮りします。ただいま議題となっております10議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、議第27号から議第35号まで及び議第47号の10議案については、委員会付託を省略することに決しました。
◎議第27号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第9号)
○岡崎賢治議長 これから議第27号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。6番加藤信明議員。
○6番(加藤信明議員) 歳入についてお尋ねをいたしたいと思います。51ページ、さらに58ページであります。
まず、平成18年度決算におきましては59億7,647万7,465円の収入額ということで、収納率は93.1%でありました。これは現年度課税分と滞納繰越分も含めてであります。
第1款市税でありますけれども、第1項市民税29億2,622万3,000円と750万円の増になっております。第2項の固定資産税でありますけれども28億2,652万2,000円と、これも750万円の増になっておるわけであります。4項のたばこ税、6項の入湯税は減額になるものの、市税全体では65億1,430万4,000円と、初めて収入予定額で60億円の大台を超えたことは大変喜ばしいことであります。
そこで、個人市民税4,250万円減額の内容を詳しく、さらには法人市民税5,000万円増の内容を詳しく、第2項固定資産税750万円増の内容を詳しくお聞きしたいと思います。
あわせてこの3月補正策定時には、昨年の12月末と思われますけれどもそれぞれの収納率の予測はどうか。また、市税全体の収納率の予測についてもお聞きしたいと思います。
○岡崎賢治議長 武田総務部長。
○武田國義総務部長 個人市民税と法人市民税、さらに固定資産税の内容についてお聞きしたいということであります。
今回、個人市民税の部分については5,200万円の減額をさせていただきました。平成19年度当初予算を計上する段階で税制改正があって財源移譲があったということでございまして、当初予算を計上する段階での数字に今回補正で5,200万円ほど減額させていただきましたけれども、予測がつかなかったということでの見込み違いがあったことでの減額と、あわせまして収納率については当初予算では、平成18年度の決算で98.59%という収納率でありました。ということもありまして、当初予算では98%を想定して予算化をしたわけですけれども、現実的に11月末現在では収納率が前年度対比で1.74%下回っております。ただ、1月末現在では1.16%ということで、11月よりは改善されているという状況です。これらの状況を踏まえまして、当初98%の収納率をみていたわけですけれども96.5%になるのではないかという予測の中で今回5,200万円ほどの減額をさせていただいたところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。
さらに法人市民税につきましては今回5,000万円の増額をさせていただきました。法人市民税については、決算では99%、約100%の収納率、平成18年度の場合はあるわけでありますけれども、現在も10億円ほどの歳入になっております。例年1月から3月までの間の収納額を見ますと約1億5,000万円ほど、平成18年度の場合についてはあったわけですけれども、これからの納入の部分については原油高の部分の影響も出てくるのではないかということで、今回は5,000万円の増を計上させていただいたところであります。
さらに固定資産税につきましては、平成18年度の決算では97.39%の収納率でありましたので、当初予算計上では97%の収納率ということで計画をしております。
収納率なわけですけれども、これも下がっております。0.33%ほど低下しております。そういう関係で、これからの予測としましては96.5%ということで収納率を見ております。ただ、固定資産税については家屋等の建物件数があるということで評価額、課税標準額が上がっておりますので、今回250万円の増額をさせていただいたというところですので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○岡崎賢治議長 6番加藤信明議員。
○6番(加藤信明議員) 市税の収納率アップにつきましては、私は今議会で別の機会でお聞きをする予定をしております。歳入合計152億4,239万1,000円に対しまして、市税の占める割合65億1,530万4,000円と42.7%と大きなウエイトを占めておるわけであります。まずは5月末までの出納閉鎖までさらなる努力をお願いしたいと思います。
次に、歳出であります。90ページから91ページであります。第12款公債費第1項公債費であります。償還金・利子及び割引料1億3,942万1,000円でありますが、内容につきまして聞き漏らした部分もありますので、内訳と、さらなる効果につきましてお聞きをしたいと思います。
○岡崎賢治議長 武田総務部長。
○武田國義総務部長 公債費の元金の部分の1億3,942万1,000円の内容ということです。先ほど財政課長の方からも公的資金の補償金なしの繰上償還ということと合わせまして、残りの1億3,324万1,000円の部分については、平成17年度に新庄信用金庫から20年間での償還という部分で金利3.15%の縁故債をお借りしていたところです。この縁故債については、現在の金利が概ね2.5%前後という状況で、3.15%で借りていた金利が高いということで、新庄信用金庫と協議をして繰上償還をお願いしたところ了解していただいたということで、今回1億3,324万1,000円の残高について全額繰上償還をさせていただいたということです。618万円の公的資金の部分については前に市長の方からも議会に説明しておりますけれども、財政健全化計画に基づいて、これまで繰上償還する場合についてはその期間の利子、将来の利子も含めて補償金として支払いすれば繰上償還を認めますという制度があったわけですけれども、このたび財政健全化計画を立てた市町村、行政改革に取り組んでいる市町村等について3年間に限り特別措置ということで繰上償還が認められたと。平成19年度については618万円でありますけれども、平成20年度には1億886万1,000円、平成21年度は3億7,677万2,000円、合計で4億9,181万3,000円が普通会計、一般会計等で該当する、繰上償還となります。このほかに、説明が前にあったと思いますけれども公共下水道事業会計、今回も借換債という部分で出ておりますけれども、公共下水道事業会計、さらに水道事業会計、工業用水道事業会計においてもこの3カ年間の間に繰上償還、借換債を行いまして、早期償還を行いまして、その効果という部分になりますけれども総額では33億3,978万3,000円が償還金額になります、3年間の中で。それに伴う利子の部分が発生するわけですけれども、その額については7億7,122万6,000円が不用になると、早目に繰上償還することによって7億7,122万6,000円が軽減できる、こういうふうになるという形です。
また、今回縁故債の部分で1億3,324万1,000円を信用金庫から了解を得て繰上償還したわけですけれども、これに伴い約5,200万円の利子が不用になったという形になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○岡崎賢治議長 6番加藤信明議員。
○6番(加藤信明議員) ただいま償還金・利子及び割引料1億3,942万1,000円の内訳などについて説明をお聞きいたしました。この公的資金の繰上償還につきましては、新年度、平成20年度の予算内示のときにも財政課長より説明を受けたわけであります。公的資金補償金繰上償還に係る財政健全化計画、さらには公営企業経営健全化計画ということで大変すばらしい制度だと思っております。早期対応ということでよろしくお願いしたいと思います。
以上で質問を終わります。
○岡崎賢治議長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時48分 休 憩
午前10時48分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第27号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第9号)の採決をします。
議第27号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第27号は原案のとおり可決されました。
◎議第28号 平成19年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
○岡崎賢治議長 次に、議第28号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時49分 休 憩
午前10時49分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第28号 平成19年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の採決をします。
議第28号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第28号は原案のとおり可決されました。
◎議第29号 平成19年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第29号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時49分 休 憩
午前10時50分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第29号 平成19年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第29号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第29号は原案のとおり可決されました。
◎議第30号 平成19年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
○岡崎賢治議長 次に、議第30号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時50分 休 憩
午前10時50分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第30号 平成19年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の採決をします。
議第30号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第30号は原案のとおり可決されました。
◎議第31号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第2号)
○岡崎賢治議長 次に、議第31号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時51分 休 憩
午前10時51分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第31号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
議第31号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第31号は原案のとおり可決されました。
◎議第32号 平成19年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)
○岡崎賢治議長 次に、議第32号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時52分 休 憩
午前10時52分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第32号 平成19年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)の採決をします。
議第32号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第32号は原案のとおり可決されました。
◎議第33号 平成19年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)
○岡崎賢治議長 次に、議第33号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時52分 休 憩
午前10時52分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第33号 平成19年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
議第33号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第33号は原案のとおり可決されました。
◎議第34号 平成19年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)
○岡崎賢治議長 次に、議第34号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時53分 休 憩
午前10時53分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第34号 平成19年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)の採決をします。
議第34号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第34号は原案のとおり可決されました。
◎議第35号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)
○岡崎賢治議長 次に、議第35号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
ここで、暫時休憩します。
午前10時54分 休 憩
午前10時54分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第35号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)の採決をします。
議第35号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第35号は原案のとおり可決されました。
◎議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について
○岡崎賢治議長 次に、議第47号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、討論ですが、本案は人事案件ですので討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
これから議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
議第47号は、原案に同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第47号は原案に同意することに決しました。
会議の途中ですが、ここで午前11時5分まで休憩します。
午前10時55分 休 憩
午前11時05分 開 議
○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎議 案 上 程
○岡崎賢治議長 次に、日程第14 平成20年度施政方針表明から日程第47 議第46号までの34議案を一括議題とします。
◎平成20年度施政方針表明及び提案理由の説明
○岡崎賢治議長 これから平成20年度施政方針表明及び提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
○土田正剛市長 本日ここに、平成20年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
さて、昨年の前半は、いざなぎ景気を超える戦後最長の好景気と言われていた日本経済が、一転して米国の低所得者向け高金利住宅ローン、いわゆるサブプライムローン問題に端を発した世界的な経済不安への懸念が強まる中、住宅着工件数の減少や原油高騰などの悪条件も加わり、地方都市においては景気の回復傾向に陰りが出てきております。
さらに、原油高に伴う原材料の高騰は物価の上昇を招き、特に北海道や東北など寒冷地においては、市民生活はもとより地域経済を直撃し、大きな影響を与えている状況にあります。
一方、三位一体改革に伴い一般財源が大幅に削減され、地方自治体は厳しい財政運営を余儀なくされる中、昨年、地方公共団体の財政の健全化に関する法律が公布され、公営事業会計や一部事務組合、地方公社等を含めた財政状況を明らかにしていくための「連結実質赤字比率」や「将来負担比率」といった新たな健全化判断指標の公表が義務づけられるなど、地方財政の規律強化に向けた動きが一層強まっております。
このような厳しい時代であるからこそ、私は、これまで一貫して掲げてきた政治信条である「誠実・公正・実行」を基本理念とし、「市民との対話」を通じ、限られた財源を有効に活用し、都市機能の充実はもとより、ここに生活するすべての人が安心して豊かにいきいきと暮らしていけるよう、市民の目線を最優先としたまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
少子高齢化社会、人口減少時代にあって、毎年実施される10月1日現在の県の人口統計調査によると、山形県の人口が大幅に減少している中で、一昨年に引き続き、昨年もまた人口が増加しているのは県内35市町村の中で「東根市のみ」となったところであります。県内の自治体で「最も勢いのあるまち、最も元気のあるまち」として内外にその勢いを示したところであります。
地方分権が進み情報化時代にあって、自治体間の格差が広がりつつある中、いまや住民が自治体を選ぶ時代になっており、全国の自治体では特色のある魅力的なまちづくりに創意工夫を凝らすなど、まちづくりの地域間競争がますます激しさを増している状況にあります。
このような中で、本市においては、昨年末のNHKの全国放送や日本経済新聞の特集記事で紹介されたように、本市の先進的な行財政改革や「さくらんぼタントクルセンター」を中心に子育て支援策への積極的な取り組みが、まちの魅力を高め定住人口の増に結びついているものと全国に向けて発信され、視察や問い合わせが相次いでいるところであります。
新年度からは、このまちづくりのステータスともいうべき「子育て支援の充実度」を一層高めるため、それぞれの子育て期間を通じた支援策として「子育て応援5つ星事業」を実施してまいります。この事業は、未就学児の医療費無料化や妊婦健診費用の助成拡大など質の高い子育て支援策を展開し、子育て期間を幅広くサポートすることで、子育て環境の大幅な改善を図っていくものであります。
さくらんぼタントクルセンターにおける各種子育て支援策と合わせ、子育てに係る経済負担を軽減するとともに、核家族化の進行や女性の社会進出の拡大など社会構造の変化に適切に対応し、安心して産み育てられる環境づくりを行うもので、まさに「子育てするなら東根市」の名声が揺るぎないものになると自負しております。
また、いまや地球規模で考えなければならない人類最大の課題である地球温暖化防止に向け、「環境先進都市」である本市の新たな取り組みとして、「MBH運動=マイバッグ、マイはし運動」を提唱し、レジ袋と割り箸の使用量を減らす運動を全市民・全事業所に対して積極的に呼びかけております。
市民一人一人の身近な環境保全の実践活動が、かけがえのない地球を守り次の世代に引き継ぐことになるもので、この運動は今を生きる私たちの責務であり、使命であるという決意で取り組んでまいります。
一方、厳しい財政状況にありながらも市民の行政に対するニーズは年々高まってきており、その財源を確保するためには一朝一夕ではない長期的な計画・戦略・方針でもって実現する必要があります。
私は市政を担って以来一貫して、「民でできるものは民で」、「行革は常に取り組まなければならないもの」と考え、職員の大幅削減やNPO法人への業務委託など行政改革を積極的に行ってまいりました。そして、民間の資金やノウハウを活用した2つの行政改革の事業がいよいよ新年度からスタートいたします。
1つは、最新の設備と徹底した衛生管理システムを採用したPFI事業による「学校給食センター」で、次代を担う子どもたちへの安心・安全な給食の提供はもとより、市民に広く開放し、食育の場としても有効に活用してまいります。
もう1つは、「ひがしね保育所」の民間委託であります。関係者との対話を重ね引き継ぎをスムーズに行い、保育の質を低下させることなく、新たに休日保育を実施するなど、民間のノウハウを生かしながら本市の保育所の拠点として充実を図ってまいります。
本市は昭和33年11月3日に市制を施行し、今年で50周年という大きな節目の年を迎えました。本市の礎を築いてきた先人に感謝し、半世紀に及ぶこれまでの歩みを振り返り、今後のさらなる発展を期するため、市民、地域、企業、各団体、そして行政が一体となって「輝いて50年、ときめいて“新”呼吸」をキャッチフレーズに、記念式典やNHKのど自慢、そして市民提案事業など市制施行50周年記念事業を盛大に実施してまいります。そして、本市の個性、豊かさ、魅力、すばらしさを市民皆で改めて実感するとともに、伸び行く本市の姿を内外に広く発信してまいります。
このような「子育て支援策の充実」や「環境保全の実践活動」、「行財政改革の推進」、そして「市制施行50周年記念事業」を平成20年度の重点施策に掲げましたが、本市の定住人口や交流人口の拡大のためには道路網の整備も欠かせない重要な施策の一つであります。しかしながら、その主な財源となる国の道路予算については、年度末を迎えてもいまだ国会で議論中であり、その動向を注視していかなければなりませんが、新年度予算には従来どおりの予算を計上したところであります。
道路予算が大幅に削減されるようなことがあれば、新規の道路事業はもちろんのこと、数多くの継続事業や東北中央自動車道等の整備に甚大なる影響を及ぼすことになることから、今月12日には県下自治体に先駆けて「緊急市民集会」を開催し、道路整備財源の充実を望む切実な市民の声を集約し、関係機関に届けてまいりました。今後も、あらゆる機会を通じて道路財源の確保について訴えてまいります。
私は、市制施行50周年という半世紀に一度のこの記念すべき年を、現職の市長として、議員の皆さん、そして市民の皆さんとともに迎えられますことを無上の喜びとするものであります。これからの50年に向けて新たな気持ちで責任ある市政運営に心がけ、東根市民4万6,000人のリーダーとして活力あるまちづくりに取り組んでまいる所存であります。
続きまして、平成20年度の施策の大綱について、第3次東根市総合計画に掲げたまちづくりの5つの目標に集約し、その概要についてご説明申し上げます。
第1に、「いきいきと輝く交流都市の創造」について申し上げます。
高速交通網の要となる東北中央自動車道の東根・尾花沢間については、新直轄方式によって現地の測量調査や用地買収が進められております。この高速道路の利便性をさらに高めるため、新たなインターチェンジを主要地方道寒河江村山線との交差付近へ設置すべく、今後も関係機関に働きかけてまいります。
また、東北中央自動車道の整備にあわせ、関連する市道羽入新田線や市道野田荒小屋線の整備を進めるとともに、小田島地区内の連絡道路となる市道蟹沢最上川線の道路改良事業を引き続き実施してまいります。
市内の横断幹線道路として整備を進めている都市計画道路長谷平林線については、平成20年度の完成を目指します。また、県事業として実施されている都市計画道路宮崎西道線の整備促進に取り組むとともに、関連する「まちづくり交付金事業」に着手し、周辺地域の浸水対策やアクセス道路の整備等、本町地区のにぎわいのあるまちづくりを進めてまいります。
さらに、都市計画道路一本木神町線の村山野川に新たな橋梁を整備し、東根地区と神町北部土地区画整理事業地内を直結させ、連担した市街地の形成と交通ネットワークの構築を図るための「(仮称)東根中央橋建設事業」については、新年度から調査設計を行い早期完成を目指してまいります。
東部地区においては、引き続き市道泉郷北部線や市道出戸蛇木線の整備を促進し、中心市街地との連携強化と利便性の向上を図ってまいります。
西部地区については、歴史的景観や伝統的な町並みと一体化した道づくりに向け、長瀞地区のウォーキングトレイル事業を継続してまいります。また、本市の西部を縦断する県道長瀞野田線の整備については、関係機関へ整備促進の要望を続けてまいります。
本市の発展に大きく寄与してきた山形空港東京便の利用拡大については、県をはじめ関係自治体等と一体となって取り組んでおります。昨年は、団体旅行客等の順調な伸びから搭乗率は前年比16%増の62.4%となりましたが、2010年に羽田空港発着枠の拡大が実現することから、今後とも利用促進を図るとともに、東京便の複数便化について関係機関に強く要望してまいります。
交流人口のさらなる拡大を図るためには、本市の特産である「さくらんぼ」にこだわったまちづくりを力強く継続していくことが必要であります。さくらんぼ東根駅で実施しているさくらんぼの周年栽培や、東京都中央区の子どもたちへ特産のさくらんぼやりんごをプレゼントするなど、果樹王国ひがしねのPRに努めてまいります。
昨年度から実施している仙台圏の公共交通機関へのPR広告の掲載を引き続き行うとともに、「さくらんぼ種飛ばしグランプリ」を仙台市内で開催するなど、交流の促進と誘客の拡大を強化してまいります。加えて、中央区での種飛ばしグランプリの開催や物産販売などを継続し、全国に向けてさくらんぼ日本一を発信してまいります。
第2に、「自然と調和した快適生活環境の形成」について申し上げます。
平成20年度の事業完了を目指して取り組んでいる一本木土地区画整理事業については、区域内の無散水消雪歩道の整備やさくらんぼのモニュメントを配したポケットパークの整備など、引き続き快適な居住環境の確保と良好なまちづくりを推進してまいります。
組合施行による神町北部土地区画整理事業については、道路築造や宅地造成工事等が本格化し、昨年から「みのりの樹団地」として保留地分譲が始まりました。今後も定住人口の増加に向けて事業の支援と指導を継続し、中心市街地と神町地区の連担した住宅地の形成に努めてまいります。
市民の広場南側の公益文化施設用地については、昨年、緑地整備が完了し、新年度から市民に広く開放するとともに、市制施行50周年記念事業の「ひがしねの森づくり事業」として広場外周への植栽を実施してまいります。
環境保全に向けた取り組みとしては、公共下水道事業の第5期計画に基づき引き続き事業を促進するとともに、水洗化率の向上に努めてまいります。また、平成21年度に予定されている山形県の最上川流域下水道事業の認可変更にあわせて、計画区域の拡大を盛り込んだ第6期計画の策定を検討してまいります。東部地区の生活排水処理については、引き続き市の補助を大幅に嵩上げした合併処理浄化槽設置事業を推進してまいります。
各地区や家庭におけるごみの減量化や省エネの促進については、環境衛生組合の組織強化と活動の充実を図り、地球温暖化防止の重要性を全市民に呼びかけ、地域や家庭における取り組みを積極的に推進してまいります。
市営墓地については、平成17年度に分譲した300区画に続き、全市民に対するアンケート調査の結果に基づき現在の墓地に隣接した西側を新たに造成し、250区画程度を整備することにいたしました。平成20年度から事業に着手し、22年度からの分譲を目指してまいります。
消防・救急体制の充実については、防災まちづくりの推進を図るためPFI事業を活用した新消防庁舎が昨年4月1日にオープンしました。新たに導入された高機能通信指令システム等、最新鋭の機能と設備により、多様化する災害や市民ニーズに即応できる安全・安心なまちづくりに取り組んでまいります。また、災害に強いまちづくりを推進するため、新年度から木造住宅耐震診断士派遣事業を実施してまいります。
昭和50年代に整備された簡易水道については、施設の老朽化が進み耐震改修も必要なことから、より安全で安定した水を供給するため、引き続き上水道への統合事業を推進してまいります。
本市の水道料金については、平成10年に現在の料金に引き上げを行って以来、経営の効率化を図りながら健全な事業運営に努めてまいりました。来年度、村山広域水道からの受水費が引き下げられることから、これまでの経営状況を踏まえ、本年2月からの使用分、つまり4月検針分から水道料金を18.14%引き下げることにいたしました。その結果、本市の水道料金は県内でも安い水準となり、原油高等で物価上昇傾向が続く中、豊かで安定した市民生活に寄与するものと考えております。
第3に、「健やかなやすらぎのある高福祉社会の形成」について申し上げます。
さくらんぼタントクルセンターは、平成17年4月の開館以来、市内外から非常に多くの来場者で連日にぎわいをみせ、開館から3年足らずで来館者が100万人を超えました。今月17日には来館者100万人達成を記念して「ミリオンフェスティバル」を盛大に開催したところであります。今後も運営を受託しているNPO法人と連携を図り、子育て支援の拠点施設として一層活用していただけるよう機能の強化に努めてまいります。
「子育て応援5つ星事業」については、ひがしね保育所民営化により生み出される財源を原資に、所得制限なしの「未就学児医療費無料化事業」に加え、小学6年生までの児童が入院した場合に、その費用を市が負担する「小学生入院費無料化事業」を実施してまいります。
また、妊娠から出産までに14回行われる妊婦検診のうち、これまで2回実施してきた助成回数を7回へと大幅に増やす「妊婦検診費用助成拡大事業」、県内では初めての取り組みとなる満1歳以上のすべての未就学児童を対象に、年末年始を含むすべての休日に実施する「休日保育事業」、さらに、これまで母子家庭について実施してきた医療費の無料化を父子家庭にも広げる「一人親世帯の医療費無料化事業」の5つの事業であり、子育て環境の一層の充実を目指すものであります。
放課後児童対策事業については、神町小学区と東根中部小学区に加え、今年度から大富小学区に学童保育所を設置したところであります。平成20年4月からは新たに小田島小学区に学童保育所を開設して、保護者の就労と子育ての両立を支援してまいります。また、これまでヨークベニマル2階の遊々館の一部を借用し運営してきたタントスマイルクラブについては、本年4月から旧母子健康センターを改築整備した専用施設に移転し、一層充実した運営に努めてまいります。
生活習慣病などのハイリスク者を早期に見つけ出し、専門的な指導を行うことにより医療費全体の抑制を図るため、国民健康保険の医療保険者として特定健康診査・特定保健指導事業に新たに取り組んでまいります。この健診はメタボリックシンドロームの該当者とその予備軍を抽出し、個々のライフスタイルに合わせた保健指導を行うものであります。今後も、疾病の早期発見・早期治療を実施するため健診事業を充実させてまいります。
介護保険事業については、これまで推進してきた介護予防事業のさらなる充実を図るとともに、平成21年度から23年度までを計画期間とする第4期介護保険事業計画を策定し、高齢者を取り巻く環境の変化や新たな介護ニーズに対応してまいります。
新年度から、一人暮らしの高齢者や日中高齢者のみになる世帯など、見守りが必要な高齢者を対象として高齢者見守りネットワークを構築し、緊急時の早期対応や災害発生時の安否確認リスト作成など、迅速な対応に努めてまいります。
本年4月から、75歳以上の高齢者が対象となる後期高齢者医療制度がスタートいたします。これまでの老人保健制度にかわるもので、県内のすべての市町村が加入する広域連合が運営の主体となります。市では、後期高齢者医療特別会計の設置や広域連合への職員の派遣、広報や相談体制の充実などを行い、新しい制度への移行に万全を期してまいります。
第4に、「魅力と活力のある産業の振興」について申し上げます。
国においては農業基盤の強化を図るため、水田経営所得安定対策などの農政改革が実施されております。本市においても効率的で安定した魅力ある農業経営を目指す認定農業者に対し、本市独自の施策として農業用設備に対する支援、経営者の育成・確保に努めてまいります。
さくらんぼの生産については、露地生産に加え、加温・無加温ハウスの導入を促進し、収穫期間の拡大と労働力の平準化を推進し、農業産出額の増加と農業所得の向上を図ってまいります。
猿などの有害鳥獣対策については、引き続き対策協議会による駆除や猿接近警戒システムの効率的な運用に努めるとともに、新年度は唐辛子など猿が好まないと思われる耐性作物を栽培し、猿の反応を検証するモデル事業を導入し、効率的な被害防止対策を研究してまいります。
農地や水など農村環境の保全については、農業者だけでなく地域住民と連携して実施する「農地・水・環境保全向上対策」に取り組み、農村の環境保全と振興に努めてまいります。また、柏原地区の農業基盤整備事業の早期完了を目指すとともに、県と連携した基幹水利施設の整備、土地改良区への支援を通じた用排水路の整備など、生産基盤の強化を継続してまいります。
県は、平成19年度からやまがた緑環境税を導入し、豊かな緑を県民共有のかけがえのない財産として未来に引き継ぐ新たな森づくり事業を推進しており、本市においても継続して、「みどり環境交付金事業」によるみどりの少年団の支援事業や自然環境学習事業等、効果的な事業に取り組んでまいります。
商業については、中小商業の振興に向けて既存店舗の増改築や新店舗建設等を支援する「商業げんきわくわく資金利子補給事業」を引き続き実施してまいります。また、工業については、企業の新規立地の促進に努めるとともに、県・市・金融機関による協調融資制度である産業立地促進資金や課税免除制度を通し、立地企業の支援に努めてまいります。
観光については、日本一のさくらんぼなど本市が持つ観光資源を有効に活用し、本市の魅力を全国に向けてPRしてまいります。
真夏の夜を彩る恒例のひがしね祭は、伝統的な動く七夕提灯行列や踊りの競演など多くの市民から参加をいただき、年々盛大に繰り広げられております。市制施行50周年の今年は、従来の2日間の日程に加えて趣向を凝らした前夜祭を実施し、グレードアップした祭を開催してまいります。
「さくらんぼマラソン大会」は、昨年の第6回大会において過去最多の5,300名を超える参加者を迎え、文字どおり東北最大のマラソン大会となりました。第7回大会では、ウォークの部3キロメートルに加え5キロメートルコースを設け、より多くの方が気軽に参加できる大会を目指し、全国に「さくらんぼ生産量日本一のまち・さくらんぼの王様佐藤錦発祥の地」を力強く発信してまいります。
第5に、「こころ豊かな教育と文化の創造」について申し上げます。
神町小学校と東根中部小学校の学区内における児童数の増加に対応する新設小学校の整備については、新年度に用地買収を完了させ、さらにPFI手法による学校整備事業を受託する民間事業者を募集決定してまいります。
文部科学省の補助を活用して2年間で構築してきた学校評価システムについては、専用のホームページを作成し評価結果を公表しますが、新年度からも引き続き地域の協力を得て学校評価を継続し、学校自らが改善を図るとともに、開かれた学校運営に努めてまいります。
障がい児教育については、特別支援学級及び普通学級に在籍している発達障がい児支援のためスクールサポーターの配置を継続するとともに、引き続き専門家を招き、教育的ニーズに応じた指導と支援を行ってまいります。
県立高校の再編計画については、間もなくその内容が公表されるところでありますが、東根工業高等学校については、これまで多くの方がこの学校で学び、巣立ち、地域の産業を支える原動力となっておりますので、引き続き存続に向けて最善の努力を傾注してまいります。
生活水準の向上により市民の価値観は多様化しており、社会教育の果たす役割はますます大きくなっております。今後とも、各地域公民館における生涯学習活動の推進を通して市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくとともに、市民主体で運営されているタントまなべ学園やさくらんぼ図書館の充実を図るなど、生涯学習の推進に努めてまいります。
生涯スポーツの推進に向けた取り組みとしては、昨年設立された総合型地域スポーツクラブに対する支援を行いながら、市民一人一人がスポーツを生活の中に取り入れ、健康でいきいきとした毎日が送られるようにスポーツに親しむ機会を数多く提供してまいります。また、今年実施される東北総合体育大会で本市において開催されるハンドボール、クレー射撃、銃剣道の大会について支援を行ってまいります。
芸術、文化の振興については、大ケヤキ全国書道絵画展の開催をはじめ市が所蔵する美術品を有効に活用し、香り高い文化のまちづくりを推進してまいります。
また、本市のシンボルである国指定の特別天然記念物「東根の大ケヤキ」については、昨年実施した育成環境保護対策の調査結果に基づき、新年度に垂れ下がり防止のためのワイヤーを新たに設置するとともに、既存の枝折れ防止ワイヤーの張り替えを実施してまいります。
最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
私は、平成10年の市長就任以来、市民との対話を通して、ともに考え、ともに行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に据え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。
今後も、市民と行政が相互理解と信頼に支えられたパートナーシップを築き、それぞれの役割を認識し、あらゆる分野において主体的に取り組むことがますます重要になっております。市民と行政の協働のまちづくりを推進するため、大ケヤキパートナーシップ事業やNPO支援事業を積極的に推進してまいります。
また、市政に関する情報を分かりやすく発信するために、新年度から市のホームページのデザインをリニューアルし文字を大きくして読みやすくするとともに、高齢者や障がい者へ配慮した機能も備えた、より見やすいレイアウトに一新いたします。さらに、若年層を中心に利用が増加している携帯電話での閲覧に対応するなど、市政情報の積極的な提供に努めてまいります。
これからの行財政運営は、なお一層の簡素合理化を進め、限られた財源をさらに効率的に生かす方策が必要であり、行政自らが自らの行動を律し、自己改革の努力を推し進めていかなければなりません。そのため、第4次行財政改革大綱に掲げた各種施策について確実に実行し、行政が目指す姿である「大けやき行政」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
本市のまちづくりの指針となる第3次総合計画の目標年次は平成22年度であります。新年度後半からは現計画の検証作業をスタートさせ、第4次総合計画策定の準備を進めてまいります
以上、新年度を迎えるにあたり、市政運営に関する課題と施策について私の基本的な考えを申し上げました。
多岐にわたる行政課題を一日たりとも停滞させることなく、着実に実行しなければならないという市政運営の重みを痛切に感じながら、本市まちづくりの指針である「快適空間やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申しあげ、平成20年度の施政方針といたします。
それでは、先議いただきました議案以外の案件についてご説明申し上げます。
はじめに、報第1号 損害賠償額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、本年1月11日に公務中の庁用自動車の運行によって発生した交通事故に関して、地方自治法の規定により損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので、報告するものであります。
日ごろから交通事故については十分注意しておりますが、今後とも安全運転の励行を指導してまいりますので、よろしくご理解をお願いいたします。
次に、議第6号 東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の設定についてでありますが、企業立地の促進により地域における産業集積の形成及び活性化を図るため、固定資産税の課税免除措置条例の制定を行うものであります。
次に、議第7号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、育児短時間勤務等に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものであります。
次に、議第8号 東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本市職員の特殊勤務手当に係る業務の実態及び支給状況に鑑み、平成20年度から廃止するとともに、一般職に準じ企業職についても所要の改正を行うものであります。
次に、議第9号 東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、学校給食事業の運営委託及び簡易水道事業の水道事業への統合に伴い特別会計を廃止するものと、後期高齢者医療制度の実施に伴い特別会計を設置するものであります。
次に、議第10号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、後期高齢者医療制度の実施及び健康保険法等の一部改正に伴い、国民健康保険税に関する規定について所要の改正を行うものであります。
次に、議第11号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、住民基本台帳カード交付に対する特別交付税措置が拡充されることを受け、普及と住民サービスの一環として3カ年に限り交付手数料を無料とするものであります。
次に、議第12号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本市の子育て支援策の一環として、子どもを安心して産み育てられる環境づくりを図ることを目的に医療費助成の拡充を行うため、所要の改正を行うものであります。
次に、議第13号 東根市休日診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、新たな算定根拠である診療報酬の算定方法が適用されたことに伴い、使用料の額について所要の改正を行うものであります。
次に、議第14号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、健康保険法の埋葬料及び後期高齢者医療制度における葬祭費との均衡を図るとともに、高齢者の医療の確保に関する法律において保険者が特定健康診査を行うことが義務づけられたことから、所要の改正を行うものであります。
次に、議第15号 東根市交通指導員に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、神町地区及び小田島地区に交通指導員各1名を新規配置することから、交通指導員定数の改正を行うものであります。
次に、議第16号 東根市市民バス設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市民バスの利便性を高め効率的な運行に資するため、運行区間の変更など所要の改正を行うものであります。
次に、議第17号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、道路法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議第18号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本年2月9日に実施した住居表示に伴い、市営住宅の位置の表記を変更するものであります。
次に、議第19号 指定管理者の指定についてでありますが、東根中部学童保育所の管理を行わせる指定管理者の指定に関し、地方自治法等の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
次に、議第20号 字の区域及び名称の変更についてでありますが、東根地区の一部について字の区域及び名称を簡明で合理的なものに変更するものであります。
次に、議第21号及び議第22号 市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線網の見直し等により、市道2路線の廃止及び11路線の市道認定を行うものであります。
次に、議第23号 財産の取得についてでありますが、新設小学校用地として取得するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
次に、一部事務組合規約の一部変更について、地方自治法の規定により提案するものであります。
議第24号 山形県消防補償等組合規約の一部変更についてでありますが、地方自治法及び消防組織法の一部改正に伴うものであります。
次に、議第25号 山形県自治会館管理組合規約の一部変更についてでありますが、地方自治法の一部改正に伴うものであります。
次に、議第26号 山形県市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてでありますが、酒田地区消防組合がその名称を「酒田市広域行政組合」に変更することに伴うものであります。
次に、平成20年度予算案の大綱についてご説明を申し上げます。
地方自治体の予算編成に大きな影響を及ぼす国の予算につきましては、平成23年度までの国と地方の基礎的財政収支の黒字化に向けて、新規国債発行額の4年連続縮小、公共事業の削減、行政のスリム化・効率化の徹底、成果・目標・事後評価等、めりはりの効いた歳出予算への見直しを行った結果、平成20年度の一般会計予算案は前年度当初比0.2%増の83兆613億円となったところであります。
また、地方財政計画では、「骨太方針2007」に沿って引き続き歳出の抑制が行われ、地方財政計画全体では社会保障費や公債費等の増要因がある中で、前年度を0.3%ほど上回る83兆4,014億円とされたところでありますが、自治体の財政格差是正策として新設された地方再生対策費の4,000億円の特別枠を除けば、0.2%減で7年連続縮小という厳しい状況が続いております。
地方の安定的財政運営に必要な地方交付税は15兆4,061億円と前年度から1.3%増加し、臨時財政対策債も含めた自主的な地方交付税総額は、前年度対比2.3%増の18兆2,393億円となったところであります。
さらに本市に密接な関わりを持つ県の新年度予算は、一般財源ベースで90億円の歳出削減目標に向けてすべての経費について見直しを行った結果、要求段階で2.3%減、全体で136億円の減額となり、依然として緊縮型予算が続いております。それにより、県補助金や総合交付金の廃止、または削減が見込まれますが、県の肩代わりはしないという基本的な考えのもとに予算編成を行ったところであります。
本市の財政状況は、人件費を抑制してきた一方で、これまでの大型プロジェクト実施により借り入れた起債の償還にPFI手法による新消防庁舎整備事業や学校給食センター整備事業の償還も加わるなど、一時的な財政の硬直化が懸念されます。
市税については、固定資産税や都市計画税の増額は見込まれたものの、市民税については原油高や台風の影響により増収を期待することは困難な状況となっております。
このような財政状況の中で、市政の進展に必要最小限の行政サービスを確保しながら、子育て支援対策の充実や学校教育施設整備、新橋建設など新たな行政需要に対応し、さらなる市民福祉の向上を目指していくため、「第4次行財政改革大綱」に沿った事務事業の見直しを行い、効率的な行財政運営と健全財政の堅持に努めてまいる所存であります。
以上の基本的な考えのもとに編成いたしました平成20年度の一般会計予算は、前年度当初予算額148億7,200万円に対し、3%増の153億1,400万円を計上したところであります。このうち、人件費は29億3,252万8,000円と対前年比0.9%減少、普通建設事業費については対前年比12.2%減の17億83万8,000円を計上した一方で、物件費、扶助費、公債費等を増額したところであります。
その概要でありますが、まず歳入におきましては、市税について昨年の台風被害の影響や原油高による景気低迷状況から市民税は0.5%の減、ほかに、たばこ税が9.1%減と予想される中で、固定資産税等の増額が見込まれることから、市税総額としては対前年比0.1%増の63億1,373万9,000円を計上したところであります。
また、地方交付税については、本市の税収増による減額と新設された地方再生対策費による増額で1.4%増の36億3,400万円を見込んだところであります。
次に、歳出予算についてご説明を申し上げます。
総務部門につきましては、第4次東根市総合計画策定事業を新たに計上し、市政施行50周年記念事業実施のための予算等を計上したところであります。
民生福祉部門につきましては、未就学児医療費無料化や休日保育等の子育て応援5つ星事業、戸籍のコンピューター化、医療制度改革に伴う後期高齢者医療関係繰出金、ひがしね保育所の運営を新たに民間委託する事業費、第2期の墓地建設事業、地域福祉計画策定事業、介護保険事業計画、老人保健福祉計画策定事業、高齢者見守りネットワークシステム整備事業等を新たに予算化し、浄化槽設置整備事業等を継続して予算化したところであります。
農林・商工部門は、みどり環境交付金事業、白水川北部雨水対策事業、園芸担い手チャレンジプラン支援事業、柏原農道整備事業、認定農業者支援事業、産業立地促進資金融資事業、ひがしね祭事業、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業等を継続し、予算化したところであります。
建設部門につきましては、仮称東根中央橋建設事業等を新たに予算化するとともに、都市計画道路宮崎西道線、県施行事業負担金及び東根地区まちづくり交付金事業、神町北部土地区画整理事業関連事業、市道神町東14号線道路改良事業、和合橋架け替えに向けた市道泉郷北部線道路改良事業、都市計画道路長谷平林線道路整備事業等を予算化したところであります。
消防部門につきましては、はしご車オーバーホールを含む常備消防事業及び非常備消防事業経費のほか、新消防庁舎の施設等整備費と維持管理経費等を予算化したところであります。
教育部門につきましては、PFI方式による学校給食センターの維持管理や運営等業務委託、大富小学校の下水道接続工事等を新たに予算化するとともに、新設小学校用地取得事業、こどもサイエンスショーを含むアイジー基金運営事業、特別支援教育推進事業、体育施設等指定管理委託事業等を予算化したところであります。
次に、特別会計についてご説明申し上げます。
国民健康保険特別会計については、療養給付費や後期高齢者医療支援金、介護納付金等などを計上し、歳入歳出総額それぞれの予算総額を前年度当初予算対比0.3%減の43億2,500万円と計上したところであります。
東根財産区特別会計については、財産管理費等を計上し、歳入歳出総額それぞれの予算総額を前年度当初予算と同額の130万円と計上したところであります。
公共下水道事業特別会計については、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、補償金免除繰上償還の約5億円を含む公債費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で18.4%増の25億3,000万円と計上したところであります。
老人保健特別会計については、老人医療給付費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で91.2%減の3億7,200万円と計上したところであります。
一本木土地区画整理事業特別会計については、竣工記念式典経費、記念植樹工事、物件移転補償等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で53.2%減の2億9,500万円と計上したところであります。
介護保険特別会計については、居宅及び施設介護サービス等各種給付事業費をはじめ保険料の賦課徴収事業、介護認定審査及び調査事業に介護予防事業等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で0.9%減の24億2,200万円と計上したところであります。
市営墓地特別会計については、市営墓地2次建設に伴う詳細設計、用地測量等委託料、用地買収費、補償費を新たに計上したほか、墓地管理経費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で4,190万円増の4,500万円を計上したところであります。
後期高齢者医療特別会計については、平成20年度に創設する特別会計でありますが、市で徴収する保険料、広域連合への納付金等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を3億8,400万円と計上したところであります。
次に、水道事業関係について申し上げます。
最初に水道事業会計でありますが、簡易水道事業との統合を行い運営していく計画であります。
はじめに収益的収入については、水道料金の引き下げに伴い10億6,171万2,000円と見込み、収益的支出については8億3,750万8,000円を計上しております。
次に、資本的収入については5,123万4,000円、資本的支出については5億2,394万円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び建設改良積立金で補てんするものであります。
主な事業としては、老朽管布設替え工事のほか漏水調査等を実施し、有収率の向上を図るとともに安定供給に努力してまいります。
次に、工業用水道事業でありますが、1日平均基本水量を8,950立方メートルとし、収益的収入については2億709万9,000円を見込み、収益的支出については1億4,626万3,000円とするものであります。
資本的支出については繰上償還金を含む企業債償還金2億4,286万4,000円を見込んだところでありますが、過年度分損益勘定留保資金及び減債積立金で補てんするものであり、施設維持管理に万全を期しながらより一層の安定供給に努力してまいります。
以上、提案、説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いをいたします。
○岡崎賢治議長 会議の途中ですが、ここで午後1時まで休憩します。
午後12時10分 休 憩
午後 1時00分 開 議
○岡崎賢治議長 午前に引き続き会議を開きます。
次に、議第6号から議第22号まで及び議第24号から議第26号までの20議案について、庶務課長に補足説明を求めます。杉浦庶務課長。
〔杉浦宗義庶務課長 登壇〕
○杉浦宗義庶務課長 議長の指示により補足してご説明を申し上げます。
はじめに、議案書の3ページと参考資料は1ページをお願いいたします。
議第6号 東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の設定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、企業立地の促進等による地域による産業集積の形成及び活性化に関する法律が昨年6月に施行され、これに伴い山形県及び本市を含めた内陸地域の15市町が基本計画を策定し、昨年7月末に主務大臣の同意を得たところであります。
制度の概要ですが、市内の山林、市街地、自然公園を除いた区域を対象に、超精密ものづくり産業に係る製造業の施設を設置した事業者に固定資産税の課税免除を行うもので、適用期限は同意の日から平成24年3月末までで、施設の設置及び土地の取得価格が5億円を超えるものとし、なお、課税免除に対し地方交付税の原資補てんが図られるものであります。
条例の施行につきましては公布の日からとしております。
次に、議案書の5ページと参考資料は4ページをお願いいたします。
議第7号 東根市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、参考資料2の改正の概要に基づきご説明を申し上げます。
1の再度の育児休業をすることができる特別の事情の追加ですが、育児休業の承認を得ていた職員が負傷・疾病などにより一旦育休承認が取り消された後に養育することができる状態に回復した場合、再度育児休業が可能となるもので、第3条の改正規定となります。
2は育児休業職員の職務復帰後の給与の調整に係る改正で、改正前の職務復帰後の給与号給の調整は育休期間の2分の1相当となっていたものを、100分の100以下の換算率により号給の調整をすることができるとしたもので、第8条の改正規定となります。
3の短時間勤務制度に係る規定の追加ですが、完全に職場を離れることなく常勤のまま育児のための短時間勤務を認める制度を新たに設けるもので、第9条から第19条までの条を追加する改正となります。
4の部分休業の承認要件の緩和につきましては、育児休業法第19条において、これまでは3歳に満たない子までしかできなかった部分休業を1日2時間以内の部分休業であれば小学校就学前まで可能とするものであります。
以上が改正の主な内容で、条例の施行につきましては、育児休業職員の職務復帰後の給与の調整については附則第2項、第3項により、法と同じ昨年8月1日からとなる経過措置を設けておりますが、その他につきましては平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書の13ページと参考資料は14ページをお願いいたします。
議第8号 東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
現在、本市では行路病人・行路死亡人取り扱い手当、犬・猫死体処理作業従事手当、この2種類の特殊勤務手当の制度がありますが、支給の実態がほとんどないことから平成20年度から廃止をするものであります。よって、給与条例は特殊勤務手当、宿日直手当に係る規定を削る改正となり、附則第2項で東根市職員の特殊勤務手当支給条例の廃止を行い、附則第3項で一般職同様に東根市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正を行うものであります。
次に、議案書の15ページと参考資料は18ページをお願いいたします。
議第9号 東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
平成20年度から東根市学校給食事業費特別会計及び東根市簡易水道特別会計を廃止し、後期高齢者医療制度の実施に伴いまして東根市後期高齢者医療特別会計を新たに設置するものであります。
次に、議案書17ページと参考資料は19ページをお願いいたします。
議第10号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、1つが後期高齢者医療制度の実施に伴い国民健康保険税の医療分の税率及び税額の改正、後期高齢者支援分の税率及び税額の設定を概ね7対3の割合で按分し、行うものであります。
もう1点が、これまで普通徴収のみであった国民健康保険税に、65歳以上75歳未満の前期高齢者であり、老齢等年金給付額が年額18万円以上で国民健康保険税額と介護保険料の合計額が年金受給額の2分の1以下である方については年金から特別徴収を行うこととするものであり、平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書の23ページと参考資料は34ページをお願いいたします。
議第11号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、住民基本台帳カードの交付に対する特別交付税措置が平成20年度から3カ年に限り交付手数料相当分を加算して交付をされることとなったことから、特例として同様の3カ年に限り無料とするものであり、条例の施行につきましては公布の日からとするものであります。
次に、議案書の24ページと参考資料は35ページをお願いいたします。
議第12号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、子育て支援の一環として医療費助成の拡充策で、1つが未就学児に係る医療費の完全無料化、2つ目が父子家庭の医療費無料化、3つ目が小学生の入院費無料化を行うものであります。あわせまして、後期高齢者医療制度の実施に伴い所要の改正を行うものであります。
条例の施行につきましては平成20年4月1日からとしておりますけれども、3つの医療費助成につきましては平成20年7月1日からの施行となります。
次に、議案書の27ページと参考資料は44ページをお願いいたします。
議第13号 東根市休日診療所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、使用料の額について算定の根拠となる健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法及び老人保健法の規定により医療に要する費用の額の算定に関する基準にかわって診療報酬の算定方法が適用されたことに伴い、所要の改正を行うとともに、一部文言の整理を行うものです。
条例の施行につきましては公布の日からとしておりますが、第6条の改正規定につきましては平成18年1月1日に遡及して適用するものであります。
次に、議案書の28ページと参考資料は46ページをお願いいたします。
議第14号 東根市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、葬祭費の額を7万円から5万円に改めるとともに、保健事業として実施する項目に特定健康診査を加えるもので、平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書の30ページと参考資料は49ページをお願いいたします。
議第15号 東根市交通指導員に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、神町地区の緑区南口丁字路及び小田島保育所の北十字路のこの2カ所に新たに指導員を配置するため、定数を16人から18人に改正を行うもので、平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書が31ページ、参考資料は50ページをお願いいたします。
議第16号 東根市市民バス設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、1つが運行区間の変更です。向原線の区画の一部を休石線に包含し、現行運行路線の路線を5路線から4路線に、河北線の起点を河北病院前からさくらんぼ東根駅に、北部循環線の運行路線をそれぞれ変更するものです。
2つ目が運休日の設定で、現在は年間を通して運行することとなっておりますが、改正の内容は土・日・祝日、12月31日から1月3日までを運休日とするものであります。ただし、12月30日は土・日であっても運行するという内容であります。あわせまして自由乗降区間は設けていないので削除をするという改正の内容で、平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書の33ページと参考資料は53ページをお願いいたします。
議第17号 東根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
改正の内容ですが、道路上に自転車、原動機付自転車及び二輪車を駐車させるために必要な車止め装置その他の器具の占用が可能となったことに伴い、道路占用料について設定をするもので、平成20年4月1日からの施行としております。
次に、議案書は36ページ、参考資料は56ページをお願いいたします。
議第18号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。
東根西部地区の住居表示の実施に伴いまして、東根駅西団地の位置を住居表示後の住所に改正を行うものであり、施行につきましては本年の2月9日に遡及して適用するものであります。
次に、議案書の37ページをお願いいたします。
議第19号 指定管理者の指定についてご説明申し上げます。
指定の内容ですが、東根市中央一丁目9番1号、タントスマイル運営委員会会長秋田 融を平成20年4月1日から平成23年3月31日まで東根中部学童保育所の指定管理者として指定をするものであります。
次に、議案書の38ページをお願いいたします。
議第20号 字の区域及び名称の変更についてご説明申し上げます。
平成20年10月11日から住居表示の実施により、次のページ別図1の字の区域及び名称を、40ページをお願いします、別図2に示すとおり変更するもので、地方自治法第260条第1項の規定により提案するものであります。
次に、議案書の41ページと参考資料は57ページをお願いいたします。
議第21号 市道路線の廃止についてご説明申し上げます。
市道路線網の見直しにより廃止する路線は2路線で、路線名は調書にあるとおり小林南3・4号線となっており、位置につきましては参考資料のとおりであります。
次に、議案書の43ページと参考資料は58ページをお願いいたします。
議第22号 市道路線の認定についてご説明申し上げます。
市道路線網の見直し及び開発行為に基づき市に帰属した道路ということで、調書にあるとおり小林南3号線ほか10路線を新たに市道として認定を行うため提案するものであります。
次に、議案書の46ページと参考資料は62ページをお願いいたします。
議第24号 山形県消防補償等組合規約の一部変更については、地方自治法の一部改正に伴い、収入役及び吏員制度を廃止し、会計管理者を置くとともに、消防組織法の改正による条文の整理を行うため規約の変更について協議があったものであります。
次に、議案書の48ページと参考資料は64ページをお願いいたします。
議第25号 山形県自治会館管理組合規約の一部変更についても地方自治法の一部改正に伴いまして収入役及び吏員制度を廃止し、会計管理者を置くことについて協議があったものでございます。
次に、議案書の49ページと参考資料は65ページをお願いいたします。
議第26号 山形県市町村職員退職手当組合規約の一部変更については、酒田地区消防組合が平成20年4月1日から共同処理事務を追加し、名称を「酒田地区広域行政組合」に変更するため協議があったもので、地方自治法の規定により総務大臣の許可を受けた日から施行し、平成20年4月1日から適用するものでございます。
以上ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 次に、報第1号及び議第23号の2議案について、財政課長に補足説明を求めます。矢作財政課長。
〔矢作 隆財政課長 登壇〕
○矢作隆財政課長 それでは、議長の指示によりまして補足説明を申し上げます。
議案書の1ページをお願いします。
報第1号 損害賠償額の決定についての専決処分の報告についてご説明いたします。
2ページをお願いします。事故の内容につきましては、去る1月11日午前9時30分ごろ、公務中の公用自動車が六田地内の駐車場内で方向転換のためバックした際に停車中であった被害者の自家用自動車後方に接触し、損害を与えた事故でございます。その後、持ち主の方と示談交渉を行い、去る1月30日に示談が成立しましたので専決処分の報告を行うものでございます。
東根市はこの事故により、相手方である東根市三日町二丁目7番4、阿部悠子さんに対し、損害賠償額6万4,564円を支払うもので、今後いかなる理由があっても東根市に金品を請求しないとするものでございます。
この事故につきましては全額自動車損害共済保険で補てんになるものでございます。
次に、45ページお願いします。
議第23号 財産の取得についてご説明いたします。
取得する財産は、東根市神町北部土地区画整理区域内の仮換地12−4街区2番、外2筆、計6,774.45平方メートルです。取得予定価格は2億8,113万9,675円。土地所有者は、東根市神町中央二丁目9番3号、齊藤昭博さん外1名でございます。提案理由につきましては市長が申し上げたとおりでございます。
以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 以上で施政方針表明及び提案理由の説明を終わります。
◎予算特別委員会への議案付託
○岡崎賢治議長 次に、日程第48 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
お諮りします。議第36号から議第46号までの予算関係11議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係11議案については、別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置して審査することに決しました。
予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表
議第36号 平成20年度東根市一般会計予算
議第37号 平成20年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第38号 平成20年度東根市東根財産区特別会計予算
議第39号 平成20年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第40号 平成20年度東根市老人保健特別会計予算
議第41号 平成20年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第42号 平成20年度東根市介護保険特別会計予算
議第43号 平成20年度東根市市営墓地特別会計予算
議第44号 平成20年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第45号 平成20年度東根市水道事業会計予算
議第46号 平成20年度東根市工業用水道事業特別会計予算
◎散 会
○岡崎賢治議長 これで本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会します。御苦労さまでした。
午後 1時21分 散 会