第2回東根市議会定例会
平成19年6月11日 午前10時05分 開 議
奥 山 重 雄 委員長 阿 部 綾 子 副委員長
◎出席委員(19名)
1番 今 野 孝 委員 2番 加 藤 信 明 委員
3番 浅 野 目 幸 一 委員 4番 田 中 昭 委員
5番 阿 部 清 雄 委員 6番 阿 部 綾 子 委員
7番 高 橋 ひ ろ み 委員 8番 大 場 英 雄 委員
9番 清 野 貞 昭 委員 10番 奥 山 重 雄 委員
11番 森 谷 政 志 委員 12番 佐 藤 直 委員
13番 中 井 和 男 委員 14番 秋 葉 征 士 委員
15番 清 野 忠 利 委員 17番 武 田 敏 夫 委員
19番 武 田 敞 委員 20番 青 柳 安 展 委員
21番 結 城 芳 委員
◎欠席委員(2名)
16番 高 橋 一 俊 委員 18番 深 瀬 秋 広 委員
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
植 村 良 作 奥 山 昭 男 代表監査委員
委 員 長
八 島 一 夫 農業委員会会長 土 田 吉 博 消 防 長
椎 名 和 男 副 市 長 小 関 正 男 教 育 長
武 田 國 義 総 務 部 長 牧 野 利 幸 市民生活部長
高 橋 一 郎 健康福祉部長 原 田 清一郎 経 済 部 長
建 設 部 長
青 柳 文 信 荒 川 妙 子 会計管理者
兼水道部長
武 田 稔 教 育 次 長 岡 崎 春 夫 総合政策課長
杉 浦 宗 義 庶 務 課 長 矢 作 隆 財 政 課 長
選挙管理委員会 監 査 委 員
武 田 綏 深 瀬 尚 信
事 務 局 長 事 務 局 長
農業委員会
青 柳 弘 索
事 務 局 長
◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 信 行 事 務 局 長 石 垣 裕 之 事務局長補佐
佐 藤 慎 司 議 事 主 査 森 谷 秀 範 主 事
芦 野 美 和 主 事
◎本日審査した案件
議第35号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認について
議第36号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について
議第37号 平成18年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分の承認について
議第38号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について
議第39号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について
議第40号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について
議第45号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第2号)
◎開 議
○奥山重雄予算特別委員長 皆さん、御苦労さまです。
本会議に引き続き、ただいまから予算特別委員会を開会します。
本日の会議に欠席の届け出がありましたのは、16番橋一俊委員、18番深瀬秋広委員です。したがって、委員の出席は19名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
◎議第35号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認について外6件
○奥山重雄予算特別委員長 5月31日の本会議において予算特別委員会に付託なりました議案は、議第35号から議第40号まで及び議第45号の7議案です。以上の7議案を一括議題とします。
ただいまの議案については、既に5月31日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから一括して質疑を行います。
質疑を行うときは、最初に会計別とページ番号をお示しの上、簡潔な発言を願います。また、当局においても、漏れなく的確な答弁を願います。
これから一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。1番今野 孝委員。
○1番(今野孝委員) 議第36号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について、お尋ねいたします。
議案書46ページ、歳出第2款医療諸費第1項第1目医療給付費が1億6,000万円の減額補正になっております。医療給付費については、今年3月議会においても2億2,000万円という減額補正が行われています。どうしてこのように大きな減額補正が行われなければならなかったのか、お尋ねしたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 牧野市民生活部長。
○牧野利幸市民保険部長 今野議員のご質問にお答えいたします。
平成18年度当初予算編成時におきましては医療制度改革が論議されておりましたが、まだ審議中でございました。したがいまして、この影響額を反映することができずに、この時点での保健医療制度に基づき予算を編成したものでございます。
また、先の第1回定例会において第4号補正において療養給付費を2億2,000万円減額いたしました。その時点におきましては、冬期間のインフルエンザ等の流行による医療費の増額を予測しまして、ある程度の余裕をみてきて減額を行ったものでございます。
したがいまして、今年の医療制度改革に伴いまして診療報酬の医療単価が過去最大で3.16%の引き下げを行ったこと、また、今年の冬期間の暖冬によりましてインフルエンザ等の流行もなかったということで、今回の再度の1億6,000万円の補正となったものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○奥山重雄予算特別委員長 1番今野 孝委員。
○1番(今野孝委員) ご答弁ありがとうございました。
医療改革の全体像が予算編成期においてまだはっきりしてなかった、さらにはインフルエンザの流行も危惧してたほどではなかった、このことが減額補正の大きな要因になっているということを理解しました。
しかし私は、市民の診療抑制もこの減額補正に反映しているのではないかということを強く危惧しているわけであります。この点についてどのようにお考えか、お尋ねしたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 牧野市民生活部長。
○牧野利幸市民保険部長 それでは、お答えいたします。
昨年度の地方税制改革によりまして公的年金控除の見直し、また、老年者控除の廃止などに伴いまして課税所得が増加しました。したがいまして、老人保健におきまして一定所得以上者とみなされる方の数が増加しております。また、18年10月より一定以上の所得者、つまり145万円以上ということでありますけれども、の自己負担の割合が2割から3割に変更されるなど、国においての社会保障費の適正化に向けた様々な改革がなされており、医療費の負担の増額化が確かにあったものと思われます。このこともありまして、医療給付費の減額にもある程度の影響はあるものと思われます。
以上でございます。
○奥山重雄予算特別委員長 1番今野 孝委員。
○1番(今野孝委員) はい、ありがとうございました。
今、私どもが実施しております「住みよいまちづくりのためのアンケート」に、次のような市民の声が寄せられております。「間もなく70歳になります。65歳になったら医療費の窓口負担が1割になるのを楽しみにしていました。しかし、3割のままとなり、今度は70歳以上も3割となってしまいました。とても苦しいです。」また、「私は病気持ちですが、こう医療費が高いと病院から足が遠のいてしまいます。」さらには、「昨年6名に手術しましたが、薬と注射代が高くて、今年の3月から病院に行っていません。11月に70歳になって1割負担になるを待っています。」
このように、治療を必要としていながら経済的理由で通院を見合わせている市民がいるということは大変重大な問題であると考えます。このような市民の存在を解消するためにも、さらにきめ細かな行政的目配りを強くお願いしておきたいと思います。
次に、議第37号 平成18年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分の承認について、お尋ねいたします。
議案書55ページから58ページということになりますけれども、歳出第2款保険給付費を見ると、第1項介護サービス等諸費で7,437万2,000円、第2項介護予防サービス等諸費で8,432万8,000円、第5項特定入所者介護サービス等費で2,909万円と、合計1億8,779万円という減額補正が行われております。保険給付費については、今年3月議会においても4億2,700万円という大幅な減額補正が行われました。保険給付費について、このように大幅な減額補正が行われなければならなかった理由についてお尋ねしたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 高橋健康福祉部長。
○高橋一郎健康福祉部長 それでは私の方から申し上げたいと思います。
結論から申し上げますと、先ほどの老健会計と同じような形で当初予算編成の時点で不確定要素が多かったというのが第1の要因だと思います。ご承知のとおり、予算編成については前年度の10月ころから始まるわけですけれども、介護保険制度の場合についても議員がご指摘のように18年4月から制度が大幅に変わりました。認定区分の変更、あるいは介護予防サービスへの重点化などがありました。先ほど申し上げました予算編成時点において、それらの報酬単価等々について具体的に示されなかったという状況があります。そういう中での予算編成でありましたので、結果的に18年度予算執行いたしました結果、当初予算との計上の乖離があったということが第1点の事由だと思います。
もう1つあります。議員もおっしゃりました施設介護サービスも今回減額しているわけですけれども、これについてはご承知のとおり18年度から第3期の介護事業計画がスタートしています。その計画の中では、施設入所者について昨年、17年度よりも計画以上大幅に人数を多く計画しております。その理由については、市内の若木などの特養ができたこと、市外にもできたといういう要因であります。そういうことで若干多めに計画をして、それを当初予算に反映したわけですけれども、実際執行してみますと、その辺の入所者数が少なかったということで、先ほど申し上げたような当初予算との乖離で今回減額になったという要因であります。
以上です。
○奥山重雄予算特別委員長 1番今野 孝委員。
○1番(今野孝委員) 前の質問と同様の答弁かと思います。第3期計画の初年度のため、予算要求の段階で全体像がよく見えていなかった、このため大幅な減額補正を余儀なくされたというご答弁というふうにお聞きしました。
ここでも私は、サービスの利用抑制というのが反映されてないかどうか非常に気になっているわけですけれども、この点についていかがでしょうか。
○奥山重雄予算特別委員長 高橋健康福祉部長。
○高橋一郎健康福祉部長 予算ベースの中では減額しているわけです。それで、もう一面、決算ベースでちょっと比較してみますと、18年度の居宅、あるいは施設介護サービスの保険給付費の決算見込額でありますけれども、それと17年度と同じく決算見込額、決算額を比較しますと、18年度で1億2,700万円の増です。7.3%の給付費が伸びています。それから利用者数の比較でありますけれども、17年度末と18年度末では利用者数ほぼ同数であります。そういうことからしますと、利用者数が同じなのに保険給付費が増えているということになりますと、単純計算でありますけれども一定のサービスが提供されたということが言えるのではないかと考えています。
○奥山重雄予算特別委員長 1番今野 孝委員。
○1番(今野孝委員) はい、ありがとうございました。
しかしながら市民の間からは、「介護認定の見直しによって介護ベッドの利用やヘルパーのサービスを受けられなくなった」との声も聞かれるわけであります。
そこで、今後ともサービスを必要とされている市民のもとにサービスが確実に提供されるようご努力されるようお願いいたしまして、一応私の質問を終わりにしたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、議第35号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第35号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第10号)の専決処分の承認について採決します。
議第35号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第35号は原案のとおり承認されました。
次に、議第36号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第36号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について採決します。
議第36号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第36号は原案のとおり承認されました。
次に、議第37号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第37号 平成18年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分の承認について採決します。
議第37号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第37号は原案のとおり承認されました。
次に、議第38号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第38号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について採決します。
議第38号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第38号は原案のとおり承認されました。
次に、議第39号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第39号 平成19年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について採決します。
議第39号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第39号は原案のとおり承認されました。
次に、議第40号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第40号 平成19年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について採決します。
議第40号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第40号は原案のとおり承認されました。
次に、議第45号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第45号 平成19年度東根市一般会計補正予算(第2号)の採決をします。
議第45号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第45号は原案のとおり可決されました。
以上で、本予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
なお、本委員会の審査の結果については、6月14日の本会議で審議されることになっていますが、審査の経過と結果についての私からの口頭報告は申し合わせにより結果について報告させていただきますので、ご了承願います。
次に、執行部に申し上げます。予算の審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理にあたられることをお願いいたします。
◎閉 会
○奥山重雄予算特別委員長 これで、予算特別委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。
ありがとうございました。
午前10時23分 閉 会