平成１８年第１回東根市議会定例会　予算特別委員会　３月　１７日

第１回東根市議会定例会

平成１８年３月１７日　午前１０時００分　開　議

　　　　　　奥　　山　　重　　雄　委員長　　　　　　阿　　部　　綾　　子　副委員長


◎出席委員（１７名）
　１番　　　今　　野　　　　　孝　委員　　　　　　　２番　　　加　　藤　　信　　明　委員
　３番　　　浅 野 目　　幸　　一　委員　　　　　　　４番　　　田　　中　　　　　昭　委員
　５番　　　阿　　部　　清　　雄　委員　　　　　　　６番　　　阿　　部　　綾　　子　委員
　７番　　　高　　橋　　ひ ろ み　委員　　　　　　　９番　　　清　　野　　貞　　昭　委員
１０番　　　奥　　山　　重　　雄　委員　　　　　　１１番　　　森　　谷　　政　　志　委員
１２番　　　佐　　藤　　　　　直　委員　　　　　　１４番　　　秋　　葉　　征　　士　委員
１５番　　　清　　野　　忠　　利　委員　　　　　　１６番　　　高　　橋　　一　　俊　委員
１７番　　　武　　田　　敏　　夫　委員　　　　　　１９番　　　武　　田　　　　　　委員
２１番　　　結　　城　　　　　芳　委員

◎欠席委員（１名）
１８番　　　深　　瀬　　秋　　広　委員

◎説明のため出席した者の職氏名
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教育委員会
土　田　正　剛　　市　　　　　長　　　　　　　　横　尾　智三郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委　　員　　長
　　　　　　　　　選挙管理委員会
植　村　良　作　　　　　　　　　　　　　　　　　横　尾　　　尚　　代表監査委員
　　　　　　　　　委　　員　　長
八　島　一　夫　　農業委員会会長　　　　　　　　小　関　善次郎　　消　　防　　長
武　田　新　市　　助　　　　　役　　　　　　　　奥　山　昭　男　　収　　入　　役
小　関　正　男　　教　　育　　長　　　　　　　　椎　名　和　男　　総　務　部　長
武　田　　　稔　　市民保険部長　　　　　　　　寒河江　賢　一　　健康福祉部長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建　設　部　長
武　田　國　義　　経　済　部　長　　　　　　　　杉　浦　正　弘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兼水道部長
原　田　清一郎　　教　育　次　長　　　　　　　　高　橋　一　郎　　総合政策課長
荒　川　妙　子　　庶　務　課　長　　　　　　　　矢　作　　　隆　　財　政　課　長
　　　　　　　　　選挙管理委員会　　　　　　　　　　　　　　　　　監　査　委　員
武　田　　　綏　　　　　　　　　　　　　　　　　名　和　信　博
　　　　　　　　　事　務　局　長　　　　　　　　　　　　　　　　　事　務　局　長
　　　　　　　　　農業委員会
武　田　庄　一
　　　　　　　　　事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名
牧　野　利　幸　　事　務　局　長　　　　　　　　清　野　敬　信　　事務局長補佐
佐　藤　慎　司　　議　事　係　長　　　　　　　　齋　藤　美奈子　　主　　　　　任
森　谷　秀　範　　主　　　　　事

◎本日審査した案件

　議第２８号　平成１８年度東根市一般会計予算
　議第２９号　平成１８年度東根市国民健康保険特別会計予算
　議第３０号　平成１８年度東根市東根財産区特別会計予算
　議第３１号　平成１８年度東根市学校給食事業費特別会計予算
　議第３２号　平成１８年度東根市公共下水道事業特別会計予算
　議第３３号　平成１８年度東根市老人保健特別会計予算
　議第３４号　平成１８年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
　議第３５号　平成１８年度東根市介護保険特別会計予算
　議第３６号　平成１８年度東根市市営墓地特別会計予算
　議第３７号　平成１８年度東根市水道事業会計予算
　議第３８号　平成１８年度東根市工業用水道事業会計予算
　議第３９号　平成１８年度東根市簡易水道事業特別会計予算

◎開　　　　　議

○奥山重雄予算特別委員長　皆さん、おはようございます。
　ただいまから予算特別委員会を開会します。
　本日の会議に欠席の届け出がありましたのは、18番深瀬秋広委員です。したがって、委員の出席は17名で定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。

◎議第２８号～３９号　平成１８年度東根市一般会計予算外１１件

○奥山重雄予算特別委員長　最初に、予算特別委員会に付託なりました議第28号の一般会計予算のうち、歳入の全部及び第２条から第５条までの質疑については、去る10日開催の本委員会において議長を除く全員で十分審議が尽くされましたので省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　異議なしと認めます。したがって、質疑を省略することに決しました。
　次に、議第28号の一般会計予算のうち、歳出の全部及び議第29号から議第39号までの11議案については、去る10日開催の本委員会においてそれぞれ所管ごとの分科会に付託して慎重な審査をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について各分科会委員長に報告を願います。

◎総務分科会委員長報告

○奥山重雄予算特別委員長　最初に、総務分科会委員長　清野忠利委員。

　　　〔清野忠利総務分科会委員長　登壇〕

○清野忠利総務分科会委員長　おはようございます。
　予算特別委員長の指名により、総務分科会に付託されました平成18年度予算について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月13日並びに14日の両日、午前10時から第２委員会室において、関係部長並びに関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
　始めに、平成18年度一般会計予算のうち、第２款総務費について申し上げます。
　最初に、１目一般管理費の人事管理事業について申し上げます。
　本市の職員数は、第四次行政改革に掲げられた定員適正化計画に基づき、年々削減されております。これと同時に、職員平準化計画により、将来に向けて職員の数に偏りがないように採用しているとのことであります。しかし、単年度ごと比較しますと、退職職員数と新規採用職員数に差が生じています。平成18年度については、退職者よりも新規採用者の数が少なく、円滑な行政運営について心配しておりましたが、県への派遣も一部なくなり、人的負担が例年より軽減しているとの説明があり、安心したところであります。
　定員適正化計画では、アウトソーシングの推進により職員削減を行うが、一般事務職員の削減割合は小さいとのことであります。職員の削減により市民サービスが低下しないよう、十分に考慮しての実施を願います。
　また、職員の削減は職務内容の強化となり、職員の健康を害する要因となりかねません。職員の健康不安は市民サービスの低下につながりますので、職員の負担増とならないような配慮も願います。
　本会議におきましても、質疑・応答がありましたが、技術職員が少ないのではないかという意見がありました。技術職員の総数は決して少なくはないが、年齢構成に偏りがあり、直接現場を監督する若年層の技術職員が少ないとのことでありました。近年、民間の技術の進歩はめざましく、成果品のチェックや委託業者の指導などの専門的な知識と能力が職員に求められています。将来を見据えて計画的に技術職員の採用を行っていただくとともに、人事配置についても職員の能力に合った配置を願います。
　市職員厚生会負担金については、昨今の社会情勢により負担金割合を変更するとともに、事業については職員の健康管理に重点を置き、事業等の見直しを行うとのことでありました。職員の健康管理は重要な部分でありますので、なお一層、職員の健康に留意した事業の実施を望みます。
　次に、２目広報広聴費について申し上げます。
　広報広聴事業についてであります。
　「よいとこ発信事業」により設置した各地区１名の計７名からなる広報レポーター制度については高く評価されており、平成18年度も継続した活躍を期待しております。本事業は、市報の編集の過程で市民の参加を得るという、市民との協働の一端を担う重要な事業でありますので、事業の継続とさらなる発展を期待します。
　また、メールマガジン「東根市ふるさとだより」は、メール冒頭にある東根のＰＲメッセージが読者より大変好評を得ているとのことでありました。今後は、特に県外に幅広くメールマガジンをＰＲし、読者の拡大を願います。
　次に、市民ガイドブック発刊事業についてであります。
　これまで２年に１回発刊している市民ガイドブックを、平成17年度から内容を一新するとともに、引き続き平成18年度も発刊するとのことでありました。従来の市民ガイドブックは、各課の業務内容が細部にわたりこと細かく記載されておりました。しかし、ページ数が多く、必要な内容を探し出すのに苦労するとの声がありました。また、２年に１回の発刊では、各種制度の変更に対応しきれないなどの問題もありました。
　今後については、前年発刊するとともに、内容を厳選し、よりわかりやすくするとのことであります。その発刊に大いに期待するところであります。
　次に、市政要覧作成事業についてであります。
　平成10年以来の市政要覧の作成とのことであります。この間、情報の伝達手段は、紙媒体の冊子から電子媒体のホームページへと変わりつつあります。このような情勢を踏まえ、新たな市政要覧は市のホームページとの役割分担を明確にし、ホームページと連携した紙面構成にするとのことであります。大いに期待するところであります。
　また、本市でも外国人の方が増えてきております。市役所の窓口も数カ国語で案内表記も行っております。将来的には、外国語のホームページや外国語の市政要覧の作成についての検討も必要と思われます。
　次に、３目会計管理費について申し上げます。
　ペイオフが実施され、まもなく１年となります。この間、本市の公金については問題なく取り扱われてきました。今後とも公金については、最も確実かつ有利な方法により、これを保管されるよう願います。
　次に、４目財産管理費について申し上げます。
　平成18年度、旧東根保育所の解体と用地処分、その後順次、休日診療所、青年センターの解体、用地処分と不要財産の処分が続き、不要財産の処分に当たってはできるだけ費用をかけずに行うこととのことでありました。それぞれの跡地処分に際しては、処分時期の違いによる、ちぐはぐな民間開発にならないように一括処分する方法も含めて検討を願います。
　使用料及び賃借料の公用自動車のリースについてであります。環境ＩＳＯ14001を取得している本市として、ハイブリッド車などの環境にやさしい車の積極的な採用を願います。
　次に、５目企画費について申し上げます。
　結婚推進に関する活動支援補助金について申し上げます。
　現在、東根市結婚推進協議会に対して活動の支援を行っているところでありますが、ふれあいパーティーなどを開催し出会いの場を提供してきましたが、近年、女性の参加者が少なく、パーティーを開催できない状況であり、活動を見直さなければならないとの報告がありました。結婚問題はプライベートなことであり、個人情報にもかかわり、行政主導で行うには限界があるとのことであります。
　今後、東根市結婚推進協議会のさらなる支援とともに、ＮＰＯ法人や各種団体等の連携も必要と思われますので、積極的な支援をするとともに、結婚推進事業は次世代育成支援事業にも大きくかかわる重要な事業でもありますので、今後は２つを連携した計画や事業の検討を望みます。
　次に、市民まちづくり事業の市民地域づくり推進事業補助金についてであります。
　この事業は、行政と市民の協働事業として大変高く評価しております。これまで多くの市民団体が事業を実施し、まちづくりに貢献してまいりました。平成16年度からメニューを新たにして実施しておりますが、地域づくりに関するソフト事業が少なくなってきているとのことであります。もっと広くこの事業を市民の方にＰＲし、協働のまちづくりの一端を担ってもらえるよう期待します。
　また、これからは、子育てに関する団体を育成していくことも重要になることから、子育てや少子化対策に関する事業なども該当になるように新たな仕組みづくりの検討を望みます。
　東根市特定非営利活動法人設立支援補助金についてであります。
　昨年、市内に４つのＮＰＯ法人が設立され、協働のまちづくりとして活動されていることは、大変喜ばしいことであります。ＮＰＯ法人はまだ設立まもないため運営基盤が脆弱で、行政の一端を担っているＮＰＯ法人の運営安定のため、行政が支援を行うことは当然のことと考えます。ただ、この支援の目的はＮＰＯ法人の自立支援であると考えますので、ＮＰＯ法人が少しでも早く自立し、安定した運営ができるよう積極的な努力を望むものであります。
　次に、男女共同参画推進事業についてであります。
　本市においては、男女共同参画ＡＢＣプランを実施し、市役所内部からの意識改革を進め、着実に成果をあげているとの報告がありました。男女共同参画は少子化の歯止めとなることも期待されますので、一層の推進を願います。
　また、国において、平成17年12月に男女共同参画基本計画の２期計画が策定されたことから、本市においても実施計画の見直しをするとのことでありますが、国の計画の新たな項目である「女性のチャレンジ支援」についても計画に組み入れ、女性の意欲と多様な能力を生かせる活動の展開を期待いたします。
　次に、10目情報管理費の情報管理事業について申し上げます。
　平成18年度より庁舎内の電算業務を外部委託するということでありました。電算業務は多量の個人情報を扱っており、これを外部委託するということは、多量の個人情報を庁舎外に持ち出しすることになり、情報の紛失、漏えい等、懸念される点があります。市民の方が不安にならないよう細心の注意を払うこととともに、受託者への守秘義務の徹底など指導・監督を願います。
　次に、13目プロジェクト推進費について申し上げます。
　平成18年度より２つ目のＰＦＩ事業、学校給食共同調整場整備等事業が具体的に動き出します。設計、施工、運営と一貫した事業の展開を願うとともに、これまでの食材納入者に配慮された計画となるよう願います。
　次に、15目諸費の区長会運営事業について申し上げます。
　第四次行財政改革にも掲げられているように、区長の業務や制度のあり方について見直しの時期に来ております。区長の業務は、本来の職務のほか市からの連絡物配付が多くなっております。連絡物の配付については、民間業者の活用などについて検討を願います。
　次に、第２項徴税費について申し上げます。
　本市の収納率は、わずかずつではありますが年々低下しております。収入未済額も増加している状況であります。その多くは固定資産税などの大口滞納者であるとの報告がありました。平成18年度より新たに専門的な知識を持つ納税業務アドバイザーとして税理士の方を委嘱されることは、差し押さえ、公売等、今後の滞納者対策として大いに期待するものであります。また、税務課職員の知識向上にも大いに寄与するものと考えます。より一層の収納率向上と不納欠損額の減少を期待いたします。
　平成17年度に納税組合長制度が廃止され、収納率の大幅な低下が懸念されましたが、大幅な低下はなく、安心したところであります。
　本市における口座振替の一般市税加入率は、平成17年度63.9％で県内トップとのことでありました。口座振替は収納率のアップに直結いたしますので、一層の推進活動を願います。
　次に、第４項選挙費について申し上げます。
　本会議において質疑・答弁がありましたが、平成18年９月４日任期満了に伴う東根市長選挙及び東根市議会議員補欠選挙について、選挙管理委員会において、投票日は平日に決定しました、との報告がありました。平日の棟梁により、選挙事務に携わる職員の時間外手当の軽減などで約450万円が節減できるとの報告がありました。しかし、平日投票により投票率の低下が懸念されます。投票率が低下せずに、逆に投票率アップになるよう、市民の方へのお知らせの徹底など万全の対策を行うとともに、これまで以上の啓発活動を願います。あわせて、期日前投票者数の大幅な増加が予想されますので、万全の準備を願います。
　投票率向上のためには、若年層の投票率アップが不可欠であります。特に20歳の新成人となり行う初めての選挙は、選挙に対し意識付けすることが大切な選挙であります。新成人への一層の啓発活動を願います。
　最後に、東根市東根財産区特別会計予算について申し上げます。
　森林財産は地球環境保全のため、貴重な資源であります。東根財産区は460ヘクタールと広大な面積を所有しているのに対し、予算はわずかであります。東根財産区の歳入は限られておりますが、関係各部課と調整を行い、市内小学校の緑の少年団での活用など、東根財産区が森林活用のモデルとなるような活用を期待いたします。
　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、東根市一般会計予算については賛成多数により、東根市東根財産区特別会計予算については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
　何とぞ本分科会の決定どおりご可決下さいますよう、お願い申し上げます。
　報告を終わります。

◎文教経済分科会委員長報告

○奥山重雄予算特別委員長　次に、文教経済分科会委員長　森谷政志委員。

　　　〔森谷政志文教経済分科会委員長　登壇〕

○森谷政志文教経済分科会委員長　予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で文教経済分科会に付託されました議案の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月13日及び14日の両日、第１委員会室において、関係部課長の出席を求め、審査に関し詳細な説明を受け、慎重に審議を行いました。
　最初に、一般会計のうち第２款総務費第１項総務管理費14目除排雪管理費の除排雪管理事業の農道分についてであります。
　「平成18年度豪雪」と命名されました、この冬の豪雪による全国的な被害は記憶に新しく、本市においても果樹の枝折れや雨除けハウスの損壊などの被害が発生しております。これら被害を最小限に抑えるためには、冬期間の農道確保が肝要であります。
　雪に強い東根市農業の実現に向け、農家、農協、市が一体となった迅速かつ的確な事業の執行を望むものです。
　第６款農林水産業費第１項農業費３目農業振興費、農業振興事業の農業用使用済プラスチック適正処理推進補助金についてであります。
　環境に配慮した果樹王国ひがしねとして、環境の保護と資源循環型農業を推進すべく取り組みを継続されていることに敬意を表します。
　本年度予算における補助金の額は昨年度の半分となっており、農家負担の増による処理数量の低減が懸念されますが、生産者への啓発とともに、関係各所との連携による不法投棄対策にも万全を期すことを要望します。
　次に、東根市猿被害対策連絡協議会負担金についてでありますが、猿による農産物の被害や人的被害は、地域における深刻な問題であります。
　高崎・東郷・東根地区の３協議会と連携した活動を推進するとともに、県の総合支庁が間木野地区・上野台地区・日塔地区で試験運用している「猿接近警戒システム」が一定の効果を挙げているとの新聞報道がありましたが、これらとリンクした対策や関係機関との連携強化によって、より効果的な対策の研究をお願いします。
　次に、さくらんぼ生産拡大緊急対策事業についてですが、さくらんぼ生産日本一を誇る本市にとって、加温ハウスの収穫期と路地物の収穫期の間にある時期を本事業の実施によって補完できることは、非常に有意義であります。
　制度を有効に活用していただくためにも、積極的な周知を図られるよう要望します。
　次に、９目農業経営基盤強化促進対策費の遊休農地解消対策事業については、遊休農地実態調査に基づき、遊休農地の解消を図るべく所有者に指導する事業であります。
　平成16年度は４件、125アール、平成17年度は現時点で４件、170アールの遊休農地解消がなされたとの報告でありました。農地を守るという目的のもと、認定農業者等の経営規模拡大に資する事業として、関係各所と連携した事業の推進を望むものです。
　第７款商工費第１項商工費２目商工業振興費の商業げんきわくわく資金利子補助事業については、既存店舗の増改築や新店舗建築の資金借入れに係る利子補給制度であり、市内中小商工事業の振興を支援する有意な事業であります。
　市内商工業の活性化は、中小事業者の活性化なしには実現しないものであります。本事業は平成18年度で終了するとのことですが、活力あふれる東根市を創造するためにも、本事業の継続を要望するものです。
　次に、３目観光費の白水川ダム公園キャンプ場管理事業について申し上げます。
　平成15年３月に発生した地すべり災害による関連復旧作業のため、公園・キャンプ場とも開放されておりません。施設の使用再開は平成19年度を予定しているとの説明でありましたが、市民待望の施設であり、閉鎖中にあっても適正な維持修繕に留意していただくことを希望します。
　次に、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業であります。
　平成18年度で開催５回目を迎えますが、開催５回目にして東北有数の観光マラソン大会に成長したことは、関係各位の努力のたまものであります。また、10キロコースを新設するなど、参加人数の拡大を目指した工夫をされていることにも敬意を表します。
　本大会の事前ＰＲを含めた効果は、東根市の観光全般にわたって非常に大きいものがあります。参加人数4,000名を目指し、節目となる本年の第５回大会も成功裏に開催されるよう、関係機関と連携を密にしながら対応されるようお願いいたします。
　次に、４目企業誘致対策費の企業誘致対策事業についてであります。
　大森西工業団地内に新たな企業の誘致が決定したことは、市内産業の振興のみならず、新たな雇用の創出という意味でも非常に喜ばしいことであります。
　今後とも、山形県と連携を図りながら、積極的に企業誘致を推進していただくことを望みます。
　第10款教育費第１項教育総務費２目事務局費の特別支援教育推進事業についてであります。
　発達障がい児支援策として、特別支援教育コーディネーターを配置し、関連する先生方と支援チームを編成し、情報交換・指導・支援の方策を検討されていることは、障がいを持つ子どもたちの教育ニーズに応じた指導を実施する上で、その意義は大きいものと勘案します。
　また、本市独自に配置しているスクールサポーターについても学校現場で大いに活躍され、先生方からの評価も高いようであります。平成18年度には２名を増員し、６名体制とする措置をとっていただいたことに感謝いたします。
　現在、スクールサポーターはパートタイム体制になっておりますが、今後の課題として、資質向上のための研修参加や授業終了後の校内打ち合わせに参加できるように、機能強化を目指したフルタイム化を検討していただくことを要望いたします。
　次に、第２項小学校費１目学校管理費の小学校安全対策事業、並びに第３項中学校費１目学校管理費の中学校安全対策事業についてであります。
　本年度で市内の全小中学校にカメラ付きインターホンが設置完了することは、校内における安全確保の観点から心強く感じております。
　その一方で、市内外を問わず、不審者事案の発生が増加しており、子どもたちの安全確保が懸念されます。保護者と学校の情報伝達体制の整備充実を目指して、さらなる調査研究をされるよう要望いたします。
　次に、第２項小学校費３目施設維持費の小学校施設維持事業、並びに第３項中学校費３目施設維持費の中学校施設維持事業についてであります。
　学校版さくらんぼ環境ＩＳＯによる節減分の一部を還元する事業として、机の天板を更新する事業を実施されることは、児童生徒たちの目に見える形での還元であり、自分たちの努力が学習環境の整備という成果につながっていくことを体験できる非常に有意義な取り組みであります。
　所管課の創意と工夫が感じられる事業であり、高く評価するものです。
　次に、第２項小学校費４目学校建設費の小学校仮設校舎リース事業についてですが、良好な学習環境を提供できるように安全面・衛生面に配慮していただくとともに、シックハウス対策等への取り組みにも万全を期すよう要望いたします。
　次に、第４項社会教育費１目社会教育総務費、東根市民立大学「タントまなべ学園」事業についてであります。
　市民によるボランティアが組織する運営委員会が企画・運営・当日の準備に携わり、事業が推進されていることに敬意を表します。
　平成14年度から実施されている本事業は、市民と行政による協働のまちづくりの先駆的な取り組みであります。今後とも、事業内容をより充実していただくことに加え、より多くの市民が受講できる受け入れ体制づくるに係る研究をお願いいたします。
　次に、５目文化振興費、東の杜資料館運営事業についてですが、美術品の収蔵庫を整備するための予算が計上されております。
　寄贈いただきました数々の貴重な美術品を適正に保管できる環境を整備するものであり、芸術と文化の振興に資するものと高く評価いたします。
　収蔵品の活用についても、一人でも多くの市民に観賞していただけるように、展示方法などに一層の工夫をお願いするとともに、「香り高い歴史と文化のまち」の実現に向け、関係団体との連携強化による施設の有効利用を期待します。
　次に、東根の大ケヤキ環境整備事業についてであります。
　本市のシンボルである「大ケヤキ」が昨年12月に発生した事故により損傷したことは、非常に残念な出来事でありました。
　文化庁や樹木医の指導・助言をいただきながら、適正な措置を講ずることを要望いたします。
　次に、６目図書館費、図書館講座事業であります。
　高齢者宅配サービスが昨年８月から実施され、現在までに65件の実績を挙げているとの報告がありました。
　本年度においてもボランティアの方々の協力をいただきながら、これらサービスを積極的に実施するとともに、利用者の利便性向上に係る工夫を継続されていくことを要望いたします。
　次に、第５項保健体育費３目市町村生涯スポーツ振興費の総合型地域スポーツクラブ事業についてであります。
　老若男女を問わず、初心者からトップレベルの競技者まで多くの市民にスポーツに親しむ機会を提供する事業であり、大変意義深い取り組みであります。
　平成18年10月の設立に向け、関係団体との協議と研さんを重ね、多くの市民が継続して参加できる体制の確立に期待します。
　最後に、学校給食事業費特別会計について申し上げます。
　ＢＳＥ問題などが日々報道され、食の安全への関心は近年一層の高まりをみせております。
　施設の維持管理にあたっては、衛生管理を第一としていただき、市内の児童生徒4,400名の給食における食の安全・安心のために、高い意識を持って職務に当たられることを要望いたします。
　以上、意見と要望を付し、付託されました案件は、採決の結果、全委員一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。
　何とぞ本分科会の決定どおりご可決くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
　よろしくお願いいたします。

◎建設分科会委員長報告

○奥山重雄予算特別委員長　次に、建設分科会委員長　加藤信明委員。

　　　〔加藤信明建設分科会委員長　登壇〕

○加藤信明建設分科会委員長　おはようございます。
　予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で建設分科会に付託されました議案の審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
　付託された案件を審査するため、去る３月13日・14日の両日、第３委員会室において、全委員出席のもと建設部長兼水道部長及び関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
　始めに、東根市一般会計のうち第２款総務費第１項総務管理費14目除排雪管理費について申し上げます。
　平成18年度予算より、市道・農道及び公共施設の除排雪経費を一元管理するために新設された事業とのことであります。予算の流動的、弾力的な運用が図られるものとのことから、より効率的できめ細かな除排雪作業を望むものであります。
　次に、第８款土木費について申し上げます。
　まず、道路橋りょう総務費についてであります。
　道路橋りょう総務事業のうち、東北中央自動車道に関しまして、東根インターチェンジ以北の整備については新直轄方式で行うとの決定がなされており、４月１日以降、東日本高速道路株式会社から国土交通省が事業を引き継ぎ整備を進めていくことになっております。今後とも関係機関との調整を円滑に行い、東根尾花沢間の早期整備に向けて努力されるよう要望いたします。
　また、天童東根村山線の整備は計画途上にあり、県に対して重要事業として要望しているとのことでありますので、今後とも整備促進を図られるよう望むものであります。
　さらに、国道48号・287号などの道路整備についても、関係機関との連絡を密にして、市の重要事業として推進されるよう要望いたします。
　次に、県単独県施行公共事業負担金事業については、本市の西回り幹線道路として期待される県道長瀞野田線は、鋭意工事中であり、山形天童線の整備についても、天童市、村山市との連携を図り、早期整備に向けてより一層事業を推進されるよう要望いたします。
　次に、道路維持費についてであります。
　市道側溝修繕事業や生活道路舗装整備事業についてでありますが、側溝整備予定箇所はかなりの数になるとのことでありますが、住民生活に密着した事業でありますので、順次、計画的に執行されるよう要望いたします。
　わがまち街路樹里親事業については、里親数、里親本数ともに毎年増加しており、市道五間通り線に植栽した分も含め、平成17年度は86の団体・個人636名の参加があり、里親本数も543本と、市道の全街路樹の24％にものぼるとのことであります。なお、多くの市民の参加を呼びかけ、より一層の事業推進を期待いたします。
　次に、道路新設改良費についてであります。
　東北中央自動車道整備に係る地方協力事業の市道羽入新田線、蟹沢最上川線、野田荒小屋線の道路整備は、地元住民も大いに期待をしている事業でありますので、今後とも整備促進に努めていただくよう強く要望いたします。
　市道神町西14号線について、今までは地元の対策協議会や区長会などの努力もむなしく、地権者から100％の同意を得られず事業が滞っていたとのことでありますが、先ごろ同意を得たと聞いております。今後は特に県においては、その厳しい財政状況から、このような空港周辺対策事業などは非義務的事業扱いということですが、事業推進に向け強く働きかけをしていくよう要望いたします。
　また、市道三ツ屋２号線の整備に関しては、地権者の協力を得て、事業を遂行しているところであります。今後も遅滞なく事業を推進されるよう要望いたします。
　河川総務費に関しては、毎年、春と秋に地域住民の参加を得て河川清掃を行っております。自分たちが住む地域の大切な川としてとらえ、より多くの住民の参加が得られるよう方策を講じられるよう要望いたします。
　次に、都市計画費についてであります。
　生垣設置奨励事業については、平成８年にこの設置要綱を定めて以来、毎年継続して実施されているようであり、その成果を高く評価するものであります。近年中には神町北部地区にも住宅地ができることから、設置数も増加するものと思われます。今後も広報等に努め、より多くの生垣が設置されるよう期待をいたします。
　組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業については、今現在、数名の未同意者がいるようでありますが、敷地内への調査立ち入りの許可を得て作業を進めているとのことであります。今後とも、地権者の意向を十分加味しつつ、健全な市街地形成を図るため、事業を推進するよう要望いたします。
　次に、街路事業費についてであります。
　都市計画道路長谷平林線は、平成21年度完了に向け事業を推進しております。平成17年度末の事業進捗率は34％とのことであり、順調に進められているものと思います。今後とも遅滞なく事業推進に努められるよう要望いたします。
　また、都市計画道路宮崎西道線につきましては、平成17年度・18年度は本市が県に先行して事業を行い、平成19年度に県施行事業へと移行するものと聞いております。この移行について、確実にかつ円滑に行われるよう県に対して強く働きかけをしていくよう要望いたします。
　次に、公園管理費についてであります。
　都市公園安全対策事業として、鷺ノ森公園の老朽化した遊具を更新するとのことであります。全国的には、公園の遊具で遊んでいる子どもたちがけがをしたという報道もあります。子どもたちの安全を守り、子育て環境の整備にも力を入れている本市といたしましては、公園の遊具の安全性にも十分な配慮を願うものであります。
　次に、住宅費についてであります。
　住宅管理事業において、消防法の改正により、住宅への防災警報機の設置が義務付けられたことから、市営住宅にも６カ年計画で設置を予定しており、平成18年度は51世帯への設置を予定しているとのことであります。先に並松団地で火災が発生したことを考えると、火災報知機の設置は防火・防災を考える上で大変有効な方策であり、高く評価をするものであります。
　市営住宅ストック総合活用計画に基づき、平成18年度は、東根駅西団地に20戸のうちの残り10戸分の住宅建設を行うとのことであります。平成17年度に建設した10戸については、並松団地入居者から５戸、宮崎団地入居者から２戸、残り３戸は一般公募での入居とのことであります。また、平成18年度建設の10戸についても、円滑な事業推進に努められるよう要望いたします。
　次に、第11款災害復旧費についてであります。
　第２項公共土木施設災害復旧費に関しまして、市道柳沢線の落石事故は災害復旧事業として採択されたとのことでありますが、スキー場の営業再開や地元高崎地区の啓翁桜の出荷調整作業など、市道の通行再開を待ち望む声は数多くあります。このことについて、観音寺落石災害対策協議会を立ち上げたとのことでありますので、関係機関との連絡を密にし、早期通行再開に向け事業推進されるよう要望いたします。
　続きまして、一般会計以外の特別会計について申し上げます。
　始めに、東根市公共下水道事業特別会計について申し上げます。
　本市の整備率は、平成17年度末の見込みで71.7％、水洗化率は平成18年２月末で78.5％となっており、第４期整備計画に基づき鋭意工事推進に努めているようであります。また、現在変更手続き中とのことでありますが、次の第５期整備計画も策定されているとのことであります。
　また、平成17年秋に開所した神町地区の特別養護老人ホームに係る下水道管布設工事も完了し、その沿線住民の方に対する下水道協力金を予算計上したとのことであります。今後も本市住民の生活向上のため、事業推進してくださるよう望むものであります。
　次に、東根市一本木土地区画整理事業特別会計について申し上げます。
　一本木土地区画整理事業に関しては、この２月、さくらんぼ駅前県道尾花沢線、旧国道13号の歩道に無散水消雪施設、地区内の物件の精査などにより３億円を増額とする事業計画の変更の報告を受けたところであります。平成17年度末見込みの進捗率は、事業費ベースで90.2％とのことであります。保留地処分についても、公開抽選を予定している２区画と若干の面積を残すのみであるとのことであり、平成20年度事業完了に向けて順調に進んでいるようであります。今後とも事業の適正な執行に努め、無事に事業完了されるよう望むものであります。
　次に、東根市水道事業会計について申し上げます。
　平成16年度に袋田浄水場の施設更新が完了し、安全で安心な水道水のさらなる安定供給が図られたと考えております。その他の配水施設については、平成18年度に完了する予定とのことであり、新たに耐震工事が順次計画されております。また、定期的に水質検査を行うなど、安全性に万全を期しているとのことであります。
　しかしながら、水道水は住民生活の根幹をなすものでありまして、それ故に地震災害、あるいはテロ攻撃といった不測の事態に対しては、常に危機感を持って備え、かつ対策を講じていかなければならない重要な施設であります。より一層の安全性の確保に努めていただくよう強く要望いたします。
　また、漏水調査につきましては、年次計画的に行われており、メーター検針の際にも漏水が疑われるようなときには、その使用者に点検をうながしているところであります。今後とも漏水の早期発見、修繕に努めるとともに、漏水に対する使用者の注意をうながすためにも市報等を活用した広報活動にもなお一層力を入れていただき、有収率の向上を目指すよう望むものであります。
　また、平成18年度は水道料金の見直しを検討する予定とのことでありますが、施設更新工事や耐震工事を行う計画もありますので、十分な検討をしていただき、適正な料金改正を望むものであります。
　次に、東根市工業用水道事業について申し上げます。
　基本協定については、平成17年度に8,500立方メートルで11社と締結しておりましたが、平成18年度には8,950立方メートルに改定されたとのことであり、長引く景気の低迷にも少しずつ上向きになってきたかと推測されます。しかしながら、企業にとってはまだまだ厳しい状況が続くものと思われます。企業の経営状況に合わせ、弾力的な運用を望むとともに、今後とも安全・安心な水道水の安定供給に努められるよう要望いたします。
　最後に、東根市簡易水道事業について申し上げます。
　各簡易水道の維持管理については、市道の改良工事に合わせ配水管の布設替え工事を行うなど、これまで同様、経費の節減に努めた予算を計上しているようであります。今後も良質な水道水の安定供給に努めるよう望むものであります。
　以上、意見と要望を付し、付託されました案件は、採決の結果、全委員異議なく各会計とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
　何とぞ本分科会の決定どおりご可決くださいますようお願いを申し上げて、報告を終わります。
○奥山重雄予算特別委員長　会議の途中ですが、ここで午前11時５分まで休憩いたします。

　　　午前１０時５５分　休　憩

　　　午前１１時０５分　開　議

○奥山重雄予算特別委員長　休憩前に引き続き会議を開きます。

◎厚生分科会委員長報告

○奥山重雄予算特別委員長　次に、厚生分科会委員長　高橋ひろみ委員。

　　　〔高橋ひろみ厚生分科会委員長　登壇〕

○高橋ひろみ厚生分科会委員長　皆様、御苦労さまでございます。
　予算特別委員長の指名により、厚生分科会に付託されました議案の審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
　付託されました案件を審査するため、去る３月13日及び14日の両日、午前10時から第４委員会室において厚生分科会を開催し、全委員出席のもと関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
　始めに、一般会計のうち第２款第１項総務管理費の所管に関する事項について申し上げます。
　交通安全対策費でありますが、懸案でありました「さくらんぼタントクルセンター」前十字路に信号機が設置され、現在まで交通事故や付近の混雑も緩和され、その効果は歴然であります。
　信号機設置にご協力をいただいた、土田市長はじめ県公安委員会並びに関係各位のご努力に対して感謝を申し上げます。
　今後とも、信号機設置要望箇所の早期実現について、山形県公安委員会に対し、引き続き要望くたざるようお願いいたします。
　次に、地方バス対策費のうち市民バス運行事業でありますが、昨年４月にオープンしました「さくらんぼタントクルセンター」への停留所も設置され、利便性の向上と利用者の増加が期待されたところでありますが、全路線の実績では減少傾向であります。
　来年度からは、河北町路線バスが市内に停留所を設置する予定であり、相乗効果に期待するとともに、今後とも利用状況を把握し、効果的な運行体制の充実を願います。
　次に、戸籍住民基本台帳費の住居表示事業でありますが、来年度は東根北部地区が計画されております。事業の推進に当たっては、計画地区住民のコンセンサスを得ながら推進されることを強く要望いたします。
　次に、窓口業務委託事業についてであります。
　昨年４月１日から窓口業務の一部をＮＰＯ法人へ委託しておりますが、窓口における対応については「大変親切丁寧で、安心して足を運べる」との声が多く、市民からは高く評価されております。
　今後とも、個人情報の保護及びセキュリティの確保には万全な対策を講じるとともに、より一層慎重な運営管理と事務従事者への研修指導をさらに充実され、市民に信頼される窓口業務が実施されるようお願いいたします。
　次に、第３款民生費について申し上げます。
　始めに、社会福祉総務費でありますが、近年における社会福祉行政については、年々高齢化・少子化が進展している中において、多様化する福祉ニーズに応ずるべく多種多様な事業が展開され、住民福祉の向上にご努力をされておりますことに敬意を表するものであります。
　また、日本赤十字社社費の増強運動については、昨年度の実績で県内最下位であったわけでありますが、今年度は県内第２位の実績をあげることができました。このことは、市民各位の温かい心づかいと理解を得られたものであり、増強運動に当たられた協賛委員である各区長さんをはじめ、関係者の皆様の並々ならぬご努力のたまものであり、敬意と感謝を申し上げるものであります。
　次に、社会福祉施設費でありますが、市民待望の「さくらんぼタントクルセンター」がオープンし、利用者も35万人を超えようとしており、県内外から注目される施設になったことは、本市のシンボルの一つとして大いに誇りとするものであります。
　また、当該施設の維持管理及び運営管理については、ＮＰＯ法人による窓口業務をはじめ、施設管理や利用団体の調整など、煩雑多様な業務に日夜ご努力されておりますことに感謝を申し上げます。
　今後とも、数多くの方々が利用される施設の維持管理に万全を期していただくとともに、施設使用料については、使用料減免措置の適正かつ公平な対応がなされるようお願いいたします。
　次に、知的障害者福祉費の施設整備事業であります。
　「こすもすの家」の分場であります「大けやきの家」については、道路改良工事に伴う移転計画が検討されておりますが、当該施設利用者及び家族の意向や、今後予想される入所見込み者等を十分に考慮していただくとともに、「さくらんぼの家」など関係施設との調整も視野に入れ、また、関係者との合意の上、是非市内の適地に施設移転が実現されるようお願いいたします。
　次に、老人福祉費の老人クラブ活動助成事業についてでありますが、県補助金の切り下げにより各老人クラブに対する補助金が全額されておりますことは大変残念であります。
　社会情勢が急激に変化し、都市化の傾向に伴う様々な犯罪も発生している状況下において、地域における老人クラブの存在は大変大きく、地域の原動力となっております。
　老人クラブの活動意欲が低下することのないよう、一層の事業の充実を望むものであります。
　次に、生きがい活動支援通所事業の「いきいきデイサービス」については、実施して５年目になりますが、参加者数も増加の傾向にあり、大変好評なことは喜ばしい限りであります。
　しかし、男性の参加者については依然として少ない状況であります。
　今後一層の充実を図るためにも、男性参加者の増加に結びつくアイデアと工夫が必要であると考えます。また、本事業の効果をＰＲするためにも、検証する時期にあると考えますので、参加者からのアンケート調査を行うなど実施内容を精査し、誰もが参加しやすく、生きがいの持てる事業としてさらなる事業の拡充を願うものであります。
　次に、老人福祉費の軽度生活援助事業でありますが、平成18年豪雪により、雪おろしの申し込み件数は231件であり、そのうち当該事業で実施した件数は204件でありますが、実施にあたっては申し込み者の状況を十分把握していただき、関係機関との連携を一層強め、生活弱者世帯の安全確保のために今後とも継続して実施してくださるよう望むものであります。
　次に、児童福祉費の家庭相談室設置事業でありますが、発達障がい児を持つ保護者からは、どの窓口で相談すればよいのかわかりにくいとの声があります。
　各種相談窓口については、市報やホームページを活用し、市民に対して分かりやすく周知していただくよう要望いたします。
　次に、放課後児童健全育成事業でありますが、利用希望児童の状況については年々増加の傾向にあり、共働き世帯が増加している中、ますますニーズが高まるものと考えます。
　保護者からのアンケートや利用者のニーズを的確にとらえ、必要に応じ、空き教室や余裕教室の活用を図るなど、有効な対策を講じるよう望むものであります。
　次に、第４款衛生費について申し上げます。
　予防費のインフルエンザ予防接種事業については、県医師会の連携により平成16年度から接種の広域化が図られ、接種率が向上してきております。
　今後は免疫力の低い就学前児童のインフルエンザ予防接種の助成拡大について、是非検討していただくようお願いいたします。
　次に、環境衛生費でありますが、４月から環境衛生組合制度がスタートし、先駆的な取り組みとして古紙類と廃食用油の回収が実施され、その利活用が推進されていることは大変意義深く、事業推進に対する各地区民の協力はもとより、環境衛生組合長のご努力に対し、敬意と感謝を申し上げます。
　今後一層の事業推進のために、各地区の理解と協力とともに、環境衛生組合長の指導力が期待されるところでありますので、その職務の重要性を考慮し、処遇の改善についてご検討くださるようお願いいたします。
　次に、環境衛生事業の不法投棄防止対策についてでありますが、依然としてごみの不法投棄が発生しております。特に、人家の少ない道路脇などには、大量のごみが捨てられており、大変残念な状況であります。
　不法投棄の監視については、環境衛生組合長の職務にも含まれておりますが、山形県並びに関係機関と連携した組織的な対応が必要と考えますので、不法投棄防止のパトロールと監視を強め、あわせて不法投棄防止の一層の啓発を要望いたします。
　次に、浄化槽設置整備事業については、平成18年度から県補助金が打ち切られることは大変残念であり、合併処理浄化槽整備の促進に逆行するものであります。しかしながら、本市においては県補助金が打ち切られたにもかからわず、来年度15基分を計画されたことは、下水道認可区域外における生活環境の整備が図られるものであり、今後とも整備促進を強く要望いたします。
　次に、健康推進事業費の新規事業として、山形大学医学部との連携による健康ひがしね21推進事業「悠遊健歩事業」が計画されておりますが、より多くの市民の参加と、効果のある事業が実施できるよう、広報等を活用し、広く周知していただくよう要望いたします。
　次に、老人保健事業費の健康教育事業でありますが、「健康ひがしねアカデミー」は市民の関心も高く大変好評であり、継続して実施されますよう要望いたします。
　また、「がん検診事業」でありますが、今年度から検診申し込みの手続きについては郵送扱いになったこともあり、受診率の低下が懸念されますが、受診率向上に努められ、検診需要の一層の充実が図られるよう要望いたします。
　次に、第９款消防費について申し上げます。
　常備消防事業でありますが、救急自動車については現在３台が配置されており、今年度１台が高規格救急自動車に更新されますことは、人命救助活動において画期的な対応であり、残り１台の早期の更新を望むものであります。
　一方、「はしご車」については１台配置されているものの、その性能については高さ15メートルまでであり、高層ビルに対応できない状況であります。都市化とともに高層ビルが増加の傾向でありますので、対応できる「はしご車」の導入について検討されるよう要望いたします。
　次に、非常備消防費でありますが、消防団員については全国的に減少傾向にあり、団員の確保が課題になっております。
　本市においても、条例数890人に対し、現在855人となっており、団員の確保が課題となっております。
　サラリーマンが多い今日、地域住民や経営者などからの理解と協力を得にくい状況と思いますが、引き続き粘り強い活動と啓発を強く要望いたします。
　次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。
　未納額については年々増加の一途であり、全国的課題となっている状況にあります。本市においても収納対策本部を設置し、本部員並びに担当職員等が収納率の向上のため日夜ご努力いただいているほかは、年４回の一斉徴収期間を設定し、その対策に取り組まれていることに対し、労をねぎらうものであります。　
　今後とも、健全な運営を目指し、収納率の向上にさらなる努力をお願いいたします。
　次に、東根市老人保健特別会計について申し上げます。
　高齢者がすこやかに安心して老後を過ごせるよう、施策のさらなる充実を求めるものであります。
　次に、東根市介護保険特別会計について申し上げます。
　来年度から介護保険制度の改正により、現在の要介護１が要支援２と要介護１に区分されることに伴い、介護サービスの変更と予防サービスが新たに加わるようでありますが、変更に伴う不安の解消と適切なケアマネージメントが実施されるよう、担当職員や関係者の事前研修を十分に行い、給付サービスに差が生じることのないよう要望いたします。
　また、新たに設置される「地域包括支援センター」については、円滑に運営されるよう願うものであります。
　最後に、東根市市営墓地特別会計について申し上げます。
　市民待望の市営墓地が昨年完成し、300区画に対して400人を超える応募があり、既に完売できましたことは大変喜ばしいことであり、関係各位のご努力に対し、感謝を申し上げます。
　引き続き、第２期工事の計画と早期分譲を望むものであります。
　以上、意見と要望等を付し、付託されました案件について採決の結果、全委員一致により各会計とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
　何とぞ本分科会の決定どおりご可決くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○奥山重雄予算特別委員長　以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
　これから各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんですか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　質疑もありませんので、これで終わります。
　次に、議第28号に対する討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第28号　平成18年度東根市一般会計予算について採決をします。
　本予算は、歳入については議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については各分科会に付託し審議を願った結果、各分科会委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものであります。各分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、各分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第28号は各分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第29号から議第39号までの11議案に対する討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第29号　平成18年度東根市国民健康保険特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第29号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第29号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第30号　平成18年度東根市東根財産区特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第30号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第30号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第31号　平成18年度東根市学校給食事業費特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第31号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第31号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第32号　平成18年度東根市公共下水道事業特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第32号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第32号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第33号　平成18年度東根市老人保健特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第33号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第33号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第34号　平成18年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第34号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第34号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第35号　平成18年度東根市介護保険特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第35号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第35号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第36号　平成18年度東根市市営墓地特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第36号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第36号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第37号　平成18年度東根市水道事業会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第37号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第37号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第38号　平成18年度東根市工業用水道事業会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第38号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第38号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　次に、議第39号　平成18年度東根市簡易水道事業特別会計予算について採決をします。
　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第39号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。
　本案は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○奥山重雄予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第39号は分科会委員長報告のとおり決しました。
　以上で、予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了いたしました。
　なお、本会議においての本委員会における審査の経過と結果についての報告ですが、私からは口頭報告は結果のみとし、経過については各分科会委員長の報告を本会議における予算特別委員長の報告に代えさせていただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○奥山重雄予算特別委員長　異議なしと認めます。したがって、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については各分科会委員長の報告を本会議における予算特別委員長の報告に代えることに決しました。

◎閉　　　　　会

○奥山重雄予算特別委員長　次に、執行部に申し上げます。
　予算審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いを申し上げまして、予算特別委員会を閉会します。
　御苦労さまでした。

　　　午前１１時３８分　閉　会