平成１８年第１回東根市議会定例会　３月　２日　議事日程　第１（議案説明・表決）

第　１　回　定　例　会　会　議　録

平成１８年３月２日　午前１０時　開　会

　　　　　　岡　　崎　　賢　　治　議長　　　　　　　結　　城　　　　　芳　副議長


◎出席議員（１８名）
　１番　　　今　　野　　　　　孝　議員　　　　　　　２番　　　加　　藤　　信　　明　議員
　３番　　　浅 野 目　　幸　　一　議員　　　　　　　４番　　　田　　中　　　　　昭　議員
　５番　　　阿　　部　　清　　雄　議員　　　　　　　６番　　　阿　　部　　綾　　子　議員
　７番　　　高　　橋　　ひ ろ み　議員　　　　　　　９番　　　清　　野　　貞　　昭　議員
１０番　　　奥　　山　　重　　雄　議員　　　　　　１１番　　　森　　谷　　政　　志　議員
１２番　　　佐　　藤　　　　　直　議員　　　　　　１４番　　　秋　　葉　　征　　士　議員
１５番　　　清　　野　　忠　　利　議員　　　　　　１６番　　　高　　橋　　一　　俊　議員
１７番　　　武　　田　　敏　　夫　議員　　　　　　１９番　　　武　　田　　　　　　議員
２１番　　　結　　城　　　　　芳　議員　　　　　　２２番　　　岡　　崎　　賢　　治　議員

◎欠席議員（１名）
１８番　　　深　　瀬　　秋　　広　議員

◎説明のため出席した者の職氏名
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教育委員会
土　田　正　剛　　市　　　　　長　　　　　　　　横　尾　智三郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　委　　員　　長
　　　　　　　　　選挙管理委員会
植　村　良　作　　　　　　　　　　　　　　　　　横　尾　　　尚　　代表監査委員
　　　　　　　　　委　　員　　長
八　島　一　夫　　農業委員会会長　　　　　　　　小　関　善次郎　　消　　防　　長
武　田　新　市　　助　　　　　役　　　　　　　　奥　山　昭　男　　収　　入　　役
小　関　正　男　　教　　育　　長　　　　　　　　椎　名　和　男　　総　務　部　長
武　田　　　稔　　市民保険部長　　　　　　　　　寒河江　賢　一　　健康福祉部長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建　設　部　長
武　田　國　義　　経　済　部　長　　　　　　　　杉　浦　正　弘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兼水道部長
原　田　清一郎　　教　育　次　長　　　　　　　　高　橋　一　郎　　総合政策課長
荒　川　妙　子　　庶　務　課　長　　　　　　　　矢　作　　　隆　　財　政　課　長
　　　　　　　　　選挙管理委員会　　　　　　　　　　　　　　　　　監　査　委　員
武　田　　　綏　　　　　　　　　　　　　　　　　名　和　信　博
　　　　　　　　　事　務　局　長　　　　　　　　　　　　　　　　　事　務　局　長
　　　　　　　　　農業委員会
武　田　庄　一
　　　　　　　　　事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名
牧　野　利　幸　　事　務　局　長　　　　　　　　清　野　敬　信　　事務局長補佐
佐　藤　慎　司　　議　事　係　長　　　　　　　　齋　藤　美奈子　　主　　　　　任
森　谷　秀　範　　主　　　　　事

◎議　事　日　程

　議事日程第１号
　　　　　　　平成１８年３月２日（木）　午前１０時　開　会

　日程第　１　　会議録署名議員の指名
　日程第　２　　会期の決定
　日程第　３　　諸般の報告
　　　　（議　案　上　程）
　日程第　４　　議第　１号　平成１７年度東根市一般会計補正予算（第９号）の専決処分の承認について
　日程第　５　　議第１４号　河北町の公の施設の設置について
　日程第　６　　議第１８号　平成１７年度東根市一般会計補正予算（第１０号）
　日程第　７　　議第１９号　平成１７年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）
　日程第　８　　議第２０号　平成１７年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算（第４号）
　日程第　９　　議第２１号　平成１７年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第４号）
　日程第１０　　議第２２号　平成１７年度東根市老人保健特別会計補正予算（第２号）
　日程第１１　　議第２３号　平成１７年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算（第３号）
　日程第１２　　議第２４号　平成１７年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）
　日程第１３　　議第２５号　平成１７年度東根市市営墓地特別会計補正予算（第２号）
　日程第１４　　議第２６号　平成１７年度東根市水道事業会計補正予算（第２号）
　日程第１５　　議第２７号　平成１７年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算（第３号）
　　　　（説明・質疑・討論・表決）
　　　　（議　案　上　程）
　日程第１６　　報第　１号　損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
　日程第１７　　議第　２号　東根市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の設定について
　日程第１８　　議第　３号　東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
　　　　　　　　　　　　　　について
　日程第１９　　議第　４号　東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
　日程第２０　　議第　５号　東根市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
　日程第２１　　議第　６号　指定管理者の指定について
　日程第２２　　議第　７号　指定管理者の指定について
　日程第２３　　議第　８号　指定管理者の指定について
　日程第２４　　議第　９号　指定管理者の指定について
　日程第２５　　議第１０号　指定管理者の指定について
　日程第２６　　議第１１号　指定管理者の指定について
　日程第２７　　議第１２号　指定管理者の指定について
　日程第２８　　議第１３号　指定管理者の指定について
　日程第２９　　議第１５号　市道路線の廃止について
　日程第３０　　議第１６号　市道路線の認定について
　日程第３１　　議第１７号　柏原地区農道市営土地改良事業の実施について
　日程第３２　　議第２８号　平成１８年度東根市一般会計予算
　日程第３３　　議第２９号　平成１８年度東根市国民健康保険特別会計予算
　日程第３４　　議第３０号　平成１８年度東根市東根財産区特別会計予算
　日程第３５　　議第３１号　平成１８年度東根市学校給食事業費特別会計予算
　日程第３６　　議第３２号　平成１８年度東根市公共下水道事業特別会計予算
　日程第３７　　議第３３号　平成１８年度東根市老人保健特別会計予算
　日程第３８　　議第３４号　平成１８年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
　日程第３９　　議第３５号　平成１８年度東根市介護保険特別会計予算
　日程第４０　　議第３６号　平成１８年度東根市市営墓地特別会計予算
　日程第４１　　議第３７号　平成１８年度東根市水道事業会計予算
　日程第４２　　議第３８号　平成１８年度東根市工業用水道事業会計予算
　日程第４３　　議第３９号　平成１８年度東根市簡易水道事業特別会計予算
　日程第４４　　平成１８年度施政方針及び提出議案の説明
　　　　（説　　　　　明）
　日程第４５　予算特別委員会への議案付託
　　　　（散　　　　　会）


◎本日の会議に付した事件

　議事日程第１号に同じ。

◎開　　　　　会

○岡崎賢治議長　皆さん、おはようございます。　ただいまから平成18年東根市議会第１回定例会を開会いたします。

◎開　　　　　議

○岡崎賢治議長　本日の会議に欠席の届け出がありましたのは、18番深瀬秋広議員です。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
　本日の会議は、議事日程第１号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○岡崎賢治議長　日程第１　会議録署名議員の指名を行います。
　会議録署名議員には、９番清野貞昭議員、10番奥山重雄議員、11番森谷政志議員、以上３名を指名します。

◎会　期　の　決　定

○岡崎賢治議長　次に、日程第２　会期の決定を議題とします。
　今期定例会の会期など議事日程については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長14番秋葉征士議員。

　　　〔秋葉征士議員議会運営委員長　登壇〕

○秋葉征士議会運営委員長　おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
　本日招集になりました平成18年第１回定例会の会期につきましては、去る２月24日午前10時から第４委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
　その結果、会期は本日から３月17日までの16日間とし、その間の会議などについては、お手元に配付しております別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成18年度の予算関係を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議なりました。
　以上、よろしくお諮りくださるようお願い申し上げまして、ご報告といたします。
○岡崎賢治議長　お諮りします。
　今期定例会の会期など議事日程について、ただいまの委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。したがって、会期は本日から３月17日までの16日間とすることに決定しました。

平成１８年東根市議会第１回定例会会議予定表

月　　日	曜	会　　議　　名	開議時刻	場　所	議　　　　　　事
３月２日	木	本　　会　　議	午前10時	議　場	・開　　会・会議録署名議員の指名・会期の決定・議案上程（事件決議・補正予算）　説明・質疑・討論・表決・議案上程　施設方針及び提出議案の説明・予算特別委員会への議案付託
３月２日	木	予算特別委員会	本　会　議終　了　後	議　場	・予算議案説明
３月３日	金	休　　　　　　　　　会
３月４日	土
３月５日	日
３月６日	月	本　　会　　議	午前10時	議　場	・市政一般に対する質問
３月７日	火	本　　会　　議	午前10時	議　場	・市政一般に対する質問
３月８日	水	休　　　　　　　　　会
３月９日	木	本　　会　　議	午前10時	議　場	・総括質疑
３月10日	金	予算特別委員会	午前10時	議　場	・付託議案審査　分科会設置及び議案の付託
３月11日	土	休　　　　　　　　　会
３月12日	日	休　　　　　　　　　会
３月13日	月	総務常任委員会・分科会	午前10時	第２委員会室	・付託議案審査
		文教経済常任委員会・分科会		第１委員会室
		建設常任委員会・分科会		第３委員会室
		厚生常任委員会・分科会		第４委員会室
３月14日	火	総務常任委員会・分科会	午前10時	第２委員会室	・付託議案審査
		文教経済常任委員会・分科会		第１委員会室
		建設常任委員会・分科会		第３委員会室
		厚生常任委員会・分科会		第４委員会室
３月15日	水	休　　　　　　　　　会
３月16日	木	各常任・正副委員長会	午後３時	各　室	・付託議案審査報告について
３月17日	金	予算特別委員会	午前10時	議　場	・分科会委員長審査報告　質疑・討論・表決
３月17日	金	本　　会　　議	予算特別委員会終了後	議　場	・委員長審査報告・市長提出議案　（条例・事件決議・予算）　質疑・討論・表決・議員提出議案上程　説明・質疑・討論・表決・閉　　会

◎諸　般　の　報　告

○岡崎賢治議長　次に、日程第３　諸般の報告を行います。
　最初に、監査委員から報告ありました平成17年11月並びに12月分の例月出納検査結果報告と各課等にかかわる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
　次に、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条第１項及び第２項の規定による議員の派遣について、別紙報告書をお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
　次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を、一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、これもご了承願います。
　以上で、諸般の報告を終わります。

◎議　案　上　程

○岡崎賢治議長　次に、日程第４　議第１号から日程第15　議第27号までの12議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長　これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

　　　〔土田正剛市長　登壇〕

○土田正剛市長　おはようございます。
　市議会第１回定例会にあたり、提案いたします案件について説明を申し上げます。
　本定例会に提案いたします案件は、報告事項１件、専決処分の承認１件、条例の設定１件、条例の一部改正３件、事件決議事項12件、補正予算10件、当初予算12件の計40件であります。
　このうち、専決処分の承認及び補正予算など12議案につきまして先議していただきたく、始めにご提案を申し上げます。
　議第１号　一般会計補正予算（第９号）の専決処分の承認についてでありますが、昨年12月中旬から降り続いた豪雪による各種の課題に対し、市では12月28日に豪雪対策本部を設置し、市民生活の安全確保を最優先に施策を講じているところであります。その中で、既決予算で不足が生じた市道・公共施設・農業等の除排雪事業費について、緊急に増額補正の必要があったため、１月11日付けで専決処分を行ったものであります。
　この結果、既決予算に２億5,900万円を追加し、予算総額を152億4,410万9,000円としたところであります。
　次に、議第14号　河北町の公の施設の設置についてでありますが、河北町の町営路線バスの運行に伴い、運行経路の一部が東根市の区域となるため、地方自治法の規定により提案するものであります。
　次に、議第18号　一般会計補正予算（第10号）についてでありますが、歳出の主なものとしては、平成18年度に予定しておりました消防庁舎建設事業に関連する高機能消防司令センター整備事業が平成17年度に採択されたことから、新規に予算措置すること。新設小学校建設に向けた教育施設整備基金の積み立てを増額することなどであります。また、市道柳沢線の公共土木施設災害復旧事業にかかわる債務負担を新たに設定するものであります。
　歳入では、市税、地方譲与税などを増額。国県支出金、市債等については、事業費の確定等により変更し、歳入歳出額の調整として財政調整基金繰入金を減額するものであります。
　この結果、既決予算に２億891万6,000円を追加し、予算総額を154億5,302万5,000円とするものであります。
　次に、議第19号　国民健康保険特別会計補正予算（第３号）についてでありますが、給付実績に基づき一般被保険者療養給付事業費等を増額するもので、歳入では、給付基金繰入金の増額等を行うものであります。
　この結果、既決予算に6,399万4,000円を追加し、予算総額を41億5,018万6,000円とするものであります。
　次に、議第20号　学校給食事業費特別会計補正予算（第４号）についてでありますが、重油等の高騰による学校給食事業費の増額などを行うものであります。
　この結果、既決予算に78万2,000円を追加し、予算総額を３億8,974万7,000円とするものであります。
　次に、議第21号　公共下水道事業特別会計補正予算（第４号）についてでありますが、最上川流域下水道建設事業負担金を減額するもので、歳入では、下水道使用料の増額、一般会計繰入金及び市債の減額などを行うものであります。
　この結果、既決予算から4,037万5,000円を減額し、予算総額を22億3,537万8,000円とするものであります。
　次に、議第22号　老人保健特別会計補正予算（第２号）についてでありますが、給付の見込みに基づき医療給付事業費を増額するもので、歳入では、医療費国庫負担金の増額等を行うものであります。
　この結果、既決予算に3,546万6,000円を追加し、予算総額を45億5,848万2,000円とするものであります。
　次に、議第23号　一本木土地区画整理事業特別会計補正予算（第３号）についてでありますが、事業内容の変更に伴う財源の調整などを行うものであります。
　この結果、既決予算から11万5,000円を減額し、予算総額を８億2,917万3,000円とするものであります。
　次に、議第24号　介護保険特別会計補正予算（第３号）についてでありますが、給付見込みに基づき施設介護サービス給付事業費の増額などを行うものであり、歳入では、介護保険料及び国庫支出金等を減額するものであります。
　この結果、既決予算から2,330万7,000円を減額し、予算総額を21億5,679万4,000円とするものであります。
　次に、議第25号　市営墓地特別会計補正予算（第２号）についてでありますが、建設事業費の確定による調整を行うものであります。
　この結果、既決予算から138万円を減額し、予算総額を8,428万6,000円とするものであります。
　次に、議第26号　水道事業会計補正予算（第２号）についてでありますが、収益的支出において、新袋田浄水場の減価償却費など5,511万8,000円増額し、水道事業費用を８億8,439万4,000円とするものであります。また、資本的収入においては、工事負担金を1,541万円増額し、4,501万円とし、資本的支出においては、建設改良工事費の確定などにより１億1,732万円を減額し、６億9,496万6,000円とするものであります。
　次に、議第27号　簡易水道事業特別会計補正予算（第３号）についてでありますが、沼沢・猪野沢簡易水道維持管理事業費などを減額するものであります。
　この結果、既決予算から270万9,000円を減額し、予算総額を2,312万8,000円とするものであります。
　以上、先議分について提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、原案のとおりご可決、ご承認くださいますようお願いを申し上げます。
○岡崎賢治議長　以上で、提案理由の説明を終わります。
　次に、議第14号について庶務課長に補足説明を求めます。荒川庶務課長。
　　　〔荒川妙子庶務課長　登壇〕
○荒川妙子庶務課長　議長から指示ありました、議第14号についてご説明申し上げます。
　議案書の35ページと参考資料の11ページをお願いいたします。
　議第14号　河北町の公の施設の設置についてですが、河北町路線バス東根線の運行に伴い、施設の一部が東根市の区域に設置されるため、地方自治法の規定に基づき河北町長から協議があったものです。
　公の施設の名称は、河北町路線バス東根線。設置の場所は、河北町谷地戊81番地先から、さくらんぼタントクルセンターを経由するさくらんぼ東根駅までの24.5キロメートルで、設置の目的は、地域住民の交通手段を確保し、福祉の向上に寄与するためとなっております。住民の使用関係、経費の負担につきましては記載のとおりで、施行は平成18年４月１日となっております。運行は元旦を除く毎日となっており、運行ダイヤ・料金は参考資料の11ページに、12ページには運行経路を掲載しております。
　以上ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長　次に、議第１号及び議第18号から議第25号までの９議案について、財政課長に補足説明を求めます。矢作財政課長。

　　　〔矢作　隆財政課長　登壇〕

○矢作　隆財政課長　それでは、議長の指示により予算関係について補足説明を申し上げます。
　議案書の３ページをお願いします。
　議第１号　平成17年度東根市一般会計補正予算（第９号）の専決処分の承認について、ご説明いたします。
　なお、先ほど市長から補正額並びに補正後の予算総額について説明いたしましたので、私からは事項別明細などの主なものについてご説明いたします。
　５ページをお願いします。補正の内容は、昨年12月から大雪による除雪経費として２億5,900万円を補正したものであります。
　８ページをお願いします。２　歳入は、財政調整基金より繰り入れし、３　歳出では、第３款民生費第１項社会福祉費６目老人福祉費に、軽度生活援助事業の居宅雪おろし及び除排雪経費と、第６款農林水産業費５目農地費に農道の除雪経費を、第８款土木費２目道路維持費では、市道除雪経費として補正をしたものでございます。
　なお、本市の除排雪等に係る予算総額は、当初予算及び補正並びに今回の専決で４億4,519万7,000円になります。現在の執行状況は、３億4,791万円であります。
　次に、42ページをお願いします。
　議第18号　平成17年度東根市一般会計補正予算（第10号）について、ご説明いたします。
　47ページをお願いします。第２表債務負担行為補正　１　債務負担行為の追加でありますが、公共土木施設災害復旧事業の市道柳沢線について、来シーズンのオープンに向けて円滑な事業の推進を図るため、翌年度工事分について債務負担を設定するものであります。期間は平成18年４月１日から平成19年３月31日までの１年間で、限度額を1,362万5,000円とするものであります。
　第３表　地方債補正につきましては、中段の消防司令センター整備事業に係る消防設備整備事業債の計上と、各事業について事業費の確定や許可額の確定に伴い借入限度額の変更を行うものであります。
　51ページをお願いします。次に、２　歳入の主なものについてご説明いたします。第１款市税では、個人市民税は調定額の見込み等により3,500万円の増額と、法人市民税につきましては製造業などの調定額や納入額等により、１億円の増額を見込んだところであります。第２項固定資産税につきましては800万円を減額し、第３項軽自動車税は350万円を増額、第４項たばこ税と第７項都市計画税につきましては、それぞれ減額補正をするものであります。
　53ページをお願いします。第２款地方譲与税の１目所得譲与税は、譲与額の確定により1,054万4,000円を増額補正し、第９款国有提供施設等所在市町村助成交付金と第10款地方特例交付金は、交付金の決定に伴い増額補正するものであります。
　55ページをお願いします。第15款国庫支出金につきましては、それぞれの事業について事業費の確定などに合わせて調整を行ったところですが、１目民生費国庫負担金の保険基盤安定負担金は、三位一体改革で国と県との負担率の変更により5,443万3,000円の減額、第２項国庫補助金３目土木費国庫補助金は、市道五間通り線道路改良事業の完了に伴い、次のページをお願いします。市道白水川ダム線災害防除事業に3,355万円を組み替え補正するものであります。４目教育費国庫補助金の東根中部小学校屋内運動場大規模改造事業費補助金1,385万円は、アスベストの除去工事として、５目消防費国庫補助金の防衛施設周辺民生安定助成事業補助金１億3,293万円は、消防司令センター整備事業としてそれぞれ補正計上したものであります。第16款県支出金第１項１目民生費県負担金の保険基盤安定負担金は、制度改正による増額補正。
　59ページをお願いします。４目農林水産業費県補助金の園芸産地拡大強化支援事業費補助金は、事業実績に基づく減額補正など、それぞれ事業の確定等により増減補正を行うものであります。第17款財産収入につきましては、土地の売払収入を増額するものであります。
　61ページをお願いします。第19款繰入金の１目財政調整基金繰入金につきましては、財源調整のため繰入金の減額を行い、第22款市債では事業の確定等に合わせた調整と、６目住民税等減税補てん債につきましては、本年度の許可額に合わせ1,480万円を増額するものであります。
　63ページをお願いします。次に、３　歳出ですが、計上されている事業については事業費の確定などにより調整を行っておりますが、その主な事業についてご説明いたします。
　第１款議会費は、決算見込みによる調整。第２款総務費12目地方バス対策費の地方バス路線運行維持対策事業は、生活路線のバス運行に係る補助要綱により、赤字路線に対する補助金が確定したことから増額補正するものであります。
　65ページをお願いします。第４項選挙費の10目農業委員会委員選挙費は、東根市農業委員会委員選挙の無投票による545万9,000円の減額補正。
　67ページをお願いします。下段の第３款民生費第１項社会福祉費１目社会福祉総務費では、国民健康保険基盤安定繰出金事業の増額。
　69ページをお願いします。２目社会福祉施設費では、さくらんぼタントクルセンターに係る維持管理経費や管理運営委託料などの増減調整を行うものであります。
　71ページをお願いします。第２項児童福祉費２目保育所費は、嘱託保育士の賃金634万5,000円の減額と、認可保育所の委託料400万円を減額。
　次のページをお願いします。３目児童館費の児童館事業では、嘱託児童厚生員賃金の減額と、需用費は燃料費と光熱水費等の増額補正を行い、４目母子福祉費の母子寮措置事業は、入所世帯数の減少により248万3,000円を減額するものであります。第３項生活保護費の２目扶助費では、受給者の減少等により生活保護扶助費を減額するものであります。下段の第４款衛生費第１項保健衛生費２目予防費のインフルエンザ予防接種事業79万8,000円は、65歳以上の高齢者を対象としておりますが、当初見込み人数より接種者が多いことから増額補正を行うものであります。
　75ページをお願いします。３目環境衛生費では、環境衛生事業の古紙類ステーション回収事業補助金は、古紙類回収事業の実績により146万6,000円を減額し、河北町ほか２市広域斎場事務組合負担金は372万4,000円を減額、６目老人保健事業費では、医療給付費の増額に伴い繰出金を増額計上するものであります。下段の第２項清掃費１目清掃総務費では、東根市外二市一町共立衛生処理組合負担金の減額補正を行うものであります。
　77ページをお願いします。第６款農林水産業費第１項農業費３目農業振興費では、園芸産地拡大強化支援事業や山形県産地競争力強化生産総合対策事業など各種事業の確定による増減補正を行うものであります。
　81ページお願いします。第７款商工費の２目商工業振興費の中小企業振興資金信用保証協会保証料補給・出捐事業は、融資を希望する企業の増加に対応するため、260万円の増額を行うものであります。
　83ページをお願いします。第８款土木費では、３目道路新設改良費の補助は、市道五間通り線と市道白水川ダム線災害防除事業の組み替えを行い、単独は事業の確定等によりそれぞれ減額補正を行うものであり、第４項都市計画費の２目土地区画整理費では、一本木土地区画整理事業特別会計繰出金を432万5,000円増額し、４目公共下水道費では公共下水道事業特別会計繰出金を3,575万5,000円減額するものであります。
　85ページをお願いします。第５項住宅費２目住宅建設費は、東根駅西団地の事業費の確定等により2,153万1,000円を減額するものであります。第９款消防費３目消防施設費では、防衛施設周辺民生安定事業の補助金を得て新消防庁舎に高機能消防司令センターを併設するものであり、備品購入費として２億3,864万4,000円を新たに計上するものであります。
　87ページをお願いします。第10款教育費第１項教育総務費２目事務局費の教育施設整備基金積立金に１億500万円を計上。第２項小学校費３目施設維持費の小学校大規模改造事業は、東根中部小学校屋内運動場アスベスト除去工事等の確定により939万9,000円を減額するものであります。
　89ページをお願いします。第４項社会教育費１目社会教育総務費では、北村山視聴覚教育センター運営費負担金事業として、アスベスト除去のための工事負担金の増額。６目文化振興費の東根の大ケヤキ環境整備事業費は、折れた幹の管理を森林組合に委託するため、委託料等の計上であります。
　91ページをお願いします。第11款災害復旧費における公共土木施設災害復旧事業は、11月25日に発生した柳沢線の岩盤崩落事故による災害復旧事業の計上と、ガードレール災の事業費の確定により増額補正するものであります。
　次に、93ページお願いします。
　議第19号　平成17年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）について、ご説明いたします。
　96ページをお願いします。２　歳入の主なものにつきましては、第１款国民健康保険税につきましては、今後の税収見込みに合わせ100万円を増額し、第３款国庫支出金と第４款県支出金については、三位一体改革で国と県との負担割合が変わり、県に財政調整交付金制度が導入されたことによる調整。
　98ページをお願いします。第８款繰入金１目一般会計繰入金では、保険基盤安定繰入金と財政安定化支援事業繰入金、事務費・出産育児一時金繰入金の増減補正を行うものであります。
　100ページをお願いします。３　歳出につきましては、第２款保険給付費第１項療養諸費１目一般被保険者療養給付費と下段の第２項高額療養費は、療養給付費等の伸びが著しいことから増額補正をするものであります。
　次に、104ページお願いします。
　議第20号　平成17年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算（第４号）について、ご説明いたします。
　107ページお願いします。２　歳入につきましては、第１款分担金及び負担金１目給食費負担金は、給食回数の実態に応じた減額と、第２款繰入金１目一般会計繰入金の増額を行うものであります。
　３　歳出につきましては、第１款事業費１目事業費の学校給食事業では、需用費では賄材料費等の減額と燃料費と光熱水費の増額を行うものであります。
　次に、109ページをお願いします。
　議第21号　平成17年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第４号）について、ご説明いたします。
　111ページをお願いします。第２表地方債補正では、最上川流域下水道（村山処理区）建設事業負担金の減額に合わせ、限度額の変更を行うものであります。
　114ページをお願いします。２　歳入の主なものとしては、第１款分担金及び負担金では、下水道受益者負担金の増額。第２款使用料及び手数料では、下水道使用料の増額。第４款繰入金では、一般会計繰入金を減額し、116ページをお願いします。第７款市債では、最上川流域下水道（村山処理区）建設事業負担金に係る市債を減額するものであります。
　次に、118ページをお願いします。３　歳出の主なものでは、第１款公共下水道事業費の１目下水道総務費のうち、下水道使用料徴収委託事業は決算見込みによる減額補正。３目管渠建設費では、特別養護老人ホーム関連管渠布設整備負担金の減額と、最上川流域下水道（村山処理区）建設事業負担金を減額するものであります。
　次に、120ページをお願いします。
　議第22号　平成17年度東根市老人保健特別会計補正予算（第２号）について、ご説明いたします。
　123ページお願いします。２　歳入の主なものでは、第１款支払基金交付金、第２款国庫支出金及び第３款県支出金、第４款繰入金では、それぞれ増額補正を行い、第６款諸収入では、交通事故等による第三者納付金の減額補正をするものであります。
　125ページお願いします。３　歳出でありますが、第２款医療諸費１目医療給付費につきましては、医療給付費の伸びが大きいことから増額補正を行い、第３款諸支出金では、国に対する返還金を計上するものであります。
　127ページお願いします。
　第23号　平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算（第３号）について、ご説明いたします。
　129ページお願いします。第２表地方債補正は、土地区画整理事業について事業の確定に伴い限度額の減額補正を行うものです。
　132ページお願いします。２　歳入の主なものについては、第６款繰入金の増額と第９款市債を減額し、次の134ページの３　歳出では、第１款土地区画整理事業費の２目区画整理事業費の、公共については工事請負費を補償費に組み替えし、単独では委託料を補償費に組み替えるなど、歳出の調整を行うものであります。
　次に、136ページお願いします。
　議第24号　平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）について、ご説明いたします。
　139ページをお願いします。２　歳入の主なものでは、第１款介護保険料の特別徴収分の増額と普通徴収分の減額を行い、第３款国庫支出金から第７款繰入金までは、各種介護サービスの決算見込みに合わせて増減補正を行うものであります。
　141ページお願いします。３　歳出の主なものは、第１款の総務費では、介護報酬見直しに係るシステム改修委託料169万3,000円を増額し、第２款保険給付費のうち３目施設介護サービス給付費については、これまでの実績と今後の利用見込みから3,650万円を減額し、７目居宅介護サービス計画給付費では、これまでの実績と今後の見込みにより1,150万円を減額するものであります。
　次に、143ページをお願いします。
　議第25号　平成17年度東根市市営墓地特別会計補正予算（第２号）について、ご説明いたします。
　146ページをお願いします。２　歳入につきましては、第２款繰入金１目一般会計繰入金の減額と、148ページお願いします。３　歳出では、第２款墓地整備事業費１目墓地整備事業費の減額を行うものであります。
　以上で、補正予算の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
　訂正いたします。７目居宅介護サービス計画給付費では、これまでの実績と今後の見込みにより1,150万円を「増額」するものであります。
　以上、訂正をお願いいたします。大変失礼いたしました。
○岡崎賢治議長　次に、議第26号並びに議第27号の２議案について、水道部長に補足説明を求めます。杉浦水道部長。

　　　〔杉浦正弘建設部長兼水道部長　登壇〕

○杉浦正弘建設部長兼水道部長　議長から指示ありました水道関係について、補足説明を申し上げます。
　議案書の150ページをお開き願いたいと思います。
　収益的支出、営業費用でありますが、７億92万4,000円と計上しておりましたが、新袋田浄水場の減価償却費の増に伴い､5,211万8,000円を増額し、７億5,304万2,000円とし、また、営業外費用については、建設改良工事などの事業精査に伴い消費税を300万円増額し、１億2,754万2,000円とするものであり、この結果、水道事業費用を5,511万8,000円増額し、８億8,439万4,000円とするものであります。
　次に資本的収入でありますが、工事負担金を1,541万円増額し、4,501万円とするものであります。
　資本的支出でありますが、８億1,228万6,000円を計上しておりましたが、建設改良工事及び配水管布設工事等の事業精査に伴い、１億1,732万円を減額し、６億9,496万6,000円とするものであります。
　この建設改良の減額に伴い、資本的収入が資本的支出に対する不足する額６億4,995万6,000円は、過年度損益勘定留保資金１億9,139万3,000円、当年度分損益勘定留保資金１億4,356万3,000円、消費税資本的収支調整額1,500万円、建設改良積立金３億円で補てんするものであります。
　次に、ページ数153ページをご覧いただきたいと思います。
　議第27号　平成17年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算（第３号）について、補足説明を申し上げます。
　歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ270万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,312万8,000円とするものであります。
　内訳につきましては、154ページをご覧いただきたいと思います。第１表歳入歳出予算補正の内容について、ご説明を申し上げます。
　歳入でありますけれども、第３款繰入金を歳出の事業費減額に伴い270万9,000円減額するものであり、歳入合計を同額減額するものであります。
　次に、歳出であります。第２款事業費でありますが、入・上野台及び沼沢・猪野沢両簡易水道事業に係る維持管理費、工事請負費を精査いたしましたところ、それぞれ76万3,000円、194万6,000円を減額し、歳出合計を270万9,000円減額するものであります。
　この結果、歳入歳出の総額を2,312万8,000円とするものであります。
　詳細につきましては、155ページ以降をご覧いただきたいと思います。
　以上で、補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長　以上で、提案理由の説明を終わります。
　ここでお諮りします。ただいま議題となっております議第１号並びに議第14号及び議第18号から議第27号までの12議案については、会議規則第37条第２項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。したがって、議第１号並びに議第14号及び議第18号から議第27号までの12議案については、委員会付託を省略することに決しました。

◎議第１号　平成１７年度東根市一般会計補正予算（第９号）の専決処分の承認について

○岡崎賢治議長　これから議第１号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１０時４６分　休　憩

　　　午前１０時４６分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第１号　平成17年度東根市一般会計補正予算（第９号）の専決処分の承認について採決をします。
　議第１号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第１号は原案のとおり承認されました。

◎議第１４号　河北町の公の施設の設置について

○岡崎賢治議長　次に、議第14号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１０時４６分　休　憩

　　　午前１０時４６分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第14号　河北町の公の施設の設置について採決をします。
　議第14号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決されました。

◎議第１８号　平成１７年度東根市一般会計補正予算（第１０号）

○岡崎賢治議長　次に、議第18号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。２番加藤信明議員。
○２番（加藤信明議員）　歳入１点、歳出１点について質問をいたします。
　歳入でありますけれども、51ページであります。第１款市税第１項市民税１億3,500万円についてであります。市民税計で22億1,647万6,000円、平成16年度決算では約21億4,860万8,000円でありまして、このたび6,786万8,000円の増となっております。また、第２項の第２目固定資産税でありますが、補正減800万円になっており、計で28億7,264万7,000円であります。平成16年度決算では約28億5,461万5,000円と、1,803万2,000円の増と、それぞれ金額では上回っておることは結構なことであります。
　そこで、個人市民税3,500万円の内訳、さらに法人市民税１億円の内訳と固定資産税の800万円減の内容を詳しくお聞きしたいと思いますし、この補正予算策定時、昨年の12月末だと思いますけれども収納率についても合わせてお聞きをいたしたいと思います。
　次に、歳出であります。ページ数86ページ、第９款消防費第１項消防費についてであります。
　消防庁舎建設事業備品購入費ということで２億3,864万4,000円の計上になっております。説明では、高機能消防司令センターの機器購入とのことであり、これは平成18年度に予定のものが市長そして事務局の努力で１年前倒しをしての補助金交付決定ということに対しましては敬意を表するものであります。
　そこで、備品と言いましても特別注文の備品もあろうかと思いますし、実際建物に設置をして電波障害その他の試験をして初めて合格ということになって、実績報告を提出ということになろうかと思います。また金額から言いましても、当然議会の議決要件に該当すると思いますし、今年度、平成17年度となりますとスケジュール的には不可能であると思います。この補助率、さらに２億3,864万4,000円の内容、今後どのような事務手続きをするのか、また、スケジュール等についてお聞きをいたします。
○岡崎賢治議長　椎名総務部長。
○椎名和男総務部長　始めに、市税の方から申し上げたいと思います。それぞれの市税の内容と、この補正予算を組んだ時の納入率はどうであったかというご質問かと思いますけれども、最初に個人市民税の現年分の所得割3,000万円の増につきましては、今回は修正申告の件数が大変多かったということと、さらには、これは喜ばしいんですけれども納入率が当初予算で見ていた98.3％よりも若干ながらアップする見込みがありまして、98.5％として算定したことにより増額補正したものであります。滞納繰越分の500万円につきましては、実際の納入額に基づいて増額補正したものであります。
　それから法人市民税の法人税割につきましては、12月にも１億5,000万円の大型補正を行いまして、現段階では７億1,878万1,000円を計上しているところでありますけれども、その後も大変堅調でありまして、さらなる増収が期待されるものとして今回１億200万円の増額補正を行ったところであります。納入率は98％と見込んでおります。
　一方、その上の均等割につきましては、１号法人、均等割額が300万円ですけれども、１号法人から８号法人12万円までにつきましては、99％の納入率が見込まれておりますけれども、９号法人５万円の均等割の納入実績が今のところ90％程度しか見込めないということで、このたびのマイナス200万円の補正となったところで、差し引き１億円の補正となったところであります。全体では納入率は98％と見込んでおります。
　それから固定資産税につきましては、12月にも5,500万円の減額補正を行ったところでありますけれども、予算で見ている納入率97％の達成が今のところ難しい状況にありまして、96.2％の納入率と見込んだことで、今回さらに2,000万円の減額補正となったところであります。滞納繰越分の1,200万円は、実際の納入率に基づいて増額補正したものであります。
　議員おっしゃるように、差し引きしますと市税全体で今回は１億2,550万円の増額補正となったものでありまして、現在の段階では最終的には28億5,200万円となりまして、平成16年度よりも約6,700万円程度の増額になるだろうと予測しているところであります。
　消防の方も予算執行の部分ですので……いいですか、じゃあ私の方からよろしいですか。
　予算執行の手続きということですので私の方からさせていただきたいと思います。
　１つは、補助率ですけれども、補助採択基準、総額が、事業費が２億3,864万4,000円です。そして、そのうちの補助対象経費、これが１億9,939万5,000円と。そのうちの３分の２、１億3,293万円と、防衛施設周辺の民生安定事業の非常に効率的な補助金が今回いただけたという形になっております。
　それから、今後、予算執行についてスケジュールはどうなのかというご質問かと思いますけれども、前倒しが急遽決まったことから、今年度については発注できませんので契約行為を行わず、未契約繰越ということで繰越明許費を設定しまして、平成18年度に入りましてＰＦＩ事業による消防庁舎の建設に合わせまして入札執行を行う予定であります。そして、その後に議員ご指摘のとおり、その契約について議会の議決を得るというスケジュールでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○岡崎賢治議長　２番加藤信明議員。
○２番（加藤信明議員）　１問目の歳入関係でありますけれども、納税に対する啓蒙、さらには担当課の努力、納税相談員、収納対策本部の努力ということで評価をいたします。出納閉鎖の５月まで、さらなる徴収に向けて努力されると思いますし、自主財源の確保ということで期待をしておるところであります。要望です。
　次に、歳出の消防庁舎関係でありますけれども、市民の財産、生命を守り、市民が安心して暮らせるまちづくりということで粛々と整備されることを要望して、質問を終わります。
○岡崎賢治議長　以上で、ご了承願います。
　ほかにご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１０時５５分　休　憩

　　　午前１０時５５分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第18号　平成17年度東根市一般会計補正予算（第10号）について採決します。
　議第18号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決されました。

◎議第１９号　平成１７年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）

○岡崎賢治議長　次に、議第19号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。２番加藤信明議員。
○２番（加藤信明議員）　国保関係でありますけれども、歳入歳出それぞれ１点ずつお聞きをいたします。
　94ページであります。歳入第３款国庫支出金の補正減9,871万2,000円と、同じく第４款県支出金9,613万8,000円の補正増についてでありますが、年度末近くになってこのような補正があるというのは三位一体改革とのことでありますけれども、中身について詳しくお聞きしたいと思います。
　歳出でありますが、第２款保険給付費6,319万4,000円はどのような内容なのか、まずお聞きをいたします。
○岡崎賢治議長　椎名総務部長。
○椎名和男総務部長　それでは、まず歳入の方でございますけれども、財政課長が先ほど補足説明いたしましたとおり、三位一体改革による補助金の変更が今回なったわけでございます。17年度においては、国保給付費に係る国県の財源構成の見直しが行われたということで、これについては当初予算ではまだ国県の調整交付金関係でございますけれども、わからなかったということで、国の方から来る分のほとんどが今度は県の方、補助金という形で来るようになります。県では、この調整交付金を交付するために条例を新たにつくらなければいけないということで、その条例が県では９月議会で成立したということで、その条例が９月議会で成立して、公布が10月11日に公布になっているところでございます。そして、それから具体的な事務作業が始まりまして、実際に各市町村の算定事務に入ったというのが１月になってからでございまして、１月になってようやくおおよその金額が決まってございます。そのため12月補正でも調整ができず、今回の３月補正ということになったところでございますので、遅れたことに対して申しわけなく思っているところでございます。
　それから歳出の方の保険給付費の6,319万4,000円の内容ですけれども、昨年度の実績を踏まえた形でずっと来たわけでございますけれども、ここに来て非常に医療費の伸びが大きいという実績になってきてございます。その原因ということになりますと、非常にその内容等を医療機関ごととか、それからレセプトの医療の内容、そういうものを精査しないと出ないことになりますけれども、その費用等についてもまた精査する場合には費用がかかる、期間もかかるということで、来年度等においてそのような精査の機会がございましたらやりますけれども、現在、まず補正をして増額をしなければいけないという状況でございますので、ご理解いただきたいと存じます。
○岡崎賢治議長　２番加藤信明議員。
○２番（加藤信明議員）　わかりました。保険給付費が平成16年度決算と比較いたしますと約２億円の増になっております。現在、国保財源は６億7,000万円程度の基金を有するとは言いながら、近い将来は大変なことになるものと思います。事務局といたしましても危機感を持って、生活習慣病の予防事業や健康づくり事業の推進、さらには医療費適正化対策に積極的に取り組んでいただきまして、医療費増の抑制に努められるよう強く要望して、質問を終わります。
○岡崎賢治議長　以上で、ご了承願います。
　ほかにご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０３分　休　憩

　　　午前１１時０３分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第19号　平成17年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）の採決をします。
　議第19号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第19号は原案のとおり可決されました。

◎議第２０号　平成１７年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算（第４号）

○岡崎賢治議長　次に、議第20号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０４分　休　憩

　　　午前１１時０４分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第20号　平成17年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算（第４号）の採決をします。
　議第20号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決されました。

◎議第２１号　平成１７年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第４号）

○岡崎賢治議長　次に、議第21号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０５分　休　憩

　　　午前１１時０５分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第21号　平成17年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第４号）の採決をします。
　議第21号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第21号は原案のとおり可決されました。

◎議第２２号　平成１７年度東根市老人保健特別会計補正予算（第２号）

○岡崎賢治議長　次に、議第22号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０５分　休　憩

　　　午前１１時０５分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第22号　平成17年度東根市老人保健特別会計補正予算（第２号）の採決をします。
　議第22号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第22号は原案のとおり可決されました。

◎議第２３号　平成１７年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算（第３号）

○岡崎賢治議長　次に、議第23号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０６分　休　憩

　　　午前１１時０６分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第23号　平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算（第３号）の採決をします。
　議第23号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第23号は原案のとおり可決されました。

◎議第２４号　平成１７年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）

○岡崎賢治議長　次に、議第24号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０６分　休　憩

　　　午前１１時０６分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第24号　平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）の採決をします。
　議第24号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第24号は原案のとおり可決されました。

◎議第２５号　平成１７年度東根市市営墓地特別会計補正予算（第２号）

○岡崎賢治議長　次に、議第25号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０７分　休　憩

　　　午前１１時０７分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第25号　平成17年度東根市市営墓地特別会計補正予算（第２号）の採決をします。
　議第25号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第25号は原案のとおり可決されました。

◎議第２６号　平成１７年度東根市水道事業会計補正予算（第２号）

○岡崎賢治議長　次に、議第26号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時０８分　休　憩

　　　午前１１時０８分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第26号　平成17年度東根市水道事業会計補正予算（第２号）の採決をします。
　議第26号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第26号は原案のとおり可決されました。

◎議第２７号　平成１７年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算（第３号）

○岡崎賢治議長　次に、議第27号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　質疑もありませんので、これで終わります。
　ここで、暫時休憩をします。

　　　午前１１時０９分　休　憩

　　　午前１１時０９分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。
　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
　これから議第27号　平成17年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算（第３号）の採決をします。
　議第27号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。よって、議第27号は原案のとおり可決されました。
　会議の途中ですが、ここで午前11時20分まで休憩します。

　　　午前１１時１０分　休　憩

　　　午前１１時２０分　開　議

○岡崎賢治議長　休憩前に引き続き会議を開きます。

◎議　案　上　程

○岡崎賢治議長　次に、日程第16　報第１号から日程第43　議第39号までの28議案を一括議題とします。

◎施政方針及び提出議案の説明

○岡崎賢治議長　これから日程第44　平成18年度施政方針及び提出議案の説明を求めます。土田市長。

　　　〔土田正剛市長　登壇〕

○土田正剛市長　平成18年東根市議会第１回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一旦を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
　さて、昨年は８月末にアメリカの南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」によって犠牲者が1,300人を超す大惨事となったことをはじめ、世界各地で異常気象による大規模な災害が発生した年でありました。
　このように自然の力には計り知れないものがあり、また、いつ何時災害が発生するかは人知の及ばぬところであり、改めて日ごろの危機管理体制のあり方の重要性を認識したところであります。
　一方、国内においては、昨年末から断続的に降り続いた記録的な豪雪により、東北及び北陸地方を中心に市民生活に多大な影響を与えました。本市においても市民生活への影響はもちろんのこと、除排雪の経費が嵩み、財政を圧迫している原因となっております。さらに残念なことに除排雪作業中の事故により人的な被害なども発生いたしました。災害に強いまちづくりは市民の生命と財産を守るという行政の最も基本的な責務であることから、今後とも積極的に推進していかなければならないものと理解しているところであります。
　また、このような地球的規模の異常気象の原因は地球温暖化によるものと指摘され、長年にわたる人類による自然破壊がもたらしたものと考えられております。本市では、かけがえのない地球を守り、次の世代に引き継ぐために、平成13年に県内の自治体に先がけて環境ＩＳＯ14001の認証を取得して以来、対象施設を庁舎から出先機関へとその取り組みを拡大し、併せて独自の取り組みとして学校版環境ＩＳＯに引き続き、家庭版・地域版の環境ＩＳＯにも取り組んでまいりました。昨年は市民との協働で環境問題に関する啓発、実践を展開していくために「環境衛生組合」を発足させましたが、今後も環境先進自治体として地球環境の保全に積極的に取り組んでまいります。
　さて、平成20年度には市政施行50年という記念すべき年を迎えることになりますが、この50年の間、東根市は大きく変化し、躍進してまいりました。昭和40年に就業人口の２分の１を占めていた農業などの第１次産業従事者は、今日では約14％までに減少し、製造業やサービス業の従事者、いわゆるサラリーマンの割合が８割以上となっており、それに伴い家族や地域のあり方も大きく変容してまいりました。全国的に見れば１人の女性が一生の間に生む子どもの数を表す合計特殊出生率は1.29までに落ち込み、少子化が急速に進んでおり、東根市も例外ではありません。さらに、本市の高齢者の割合を見てみれば、平成２年には約15％でありましたが、現在では25％に迫り、本市も本格的な少子高齢化社会を迎えようとしており、社会の活力の維持と社会保障のあり方が国も地方も大きな課題となっております。
　そして昨年は、国の予測よりも一足早く戦後初めて人口減少社会に突入したという衝撃的な発表がなされました。しかしながら、本市は県内のほとんどの自治体において人口が減少している中、順調に人口が増加し、最も成長が著しい元気のある自治体として注目を集めているところであり、昨年実施された国勢調査の速報値では人口の増加数が1,032人、増加率が2.3％と県内トップとなり、本市の勢いを数値で示す結果となりました。これも、これまで献身的なご尽力をいただいた幾多の先人の英知と努力によって本市の基盤が整えられ、それが今大きく花開いたものであり、市民並びに関係者の皆さんに深甚なる敬意と感謝を表しますとともに、さらなる発展を誓うものであります。
　一方、自治体を取り巻く行財政環境においては、平成16年度から始まった国の三位一体改革が平成18年度で最終局面を迎えることになり、４兆円の補助金の削減に対する３兆円の財源移譲は、ある程度の成果を認めるものの、地方交付税改革として５兆円も削減されたことが自治体の財政を大きく逼迫させている要因となっております。本市においても、この３年間で交付税と臨時財政対策債で13億円も減額される見込みで、従来型の財政運営ではとても対応できない局面にあります。このような状況の中にあっても、効率的、効果的な行財政運営を積極的に推進し、市民の行政ニーズに対し、できるだけこたえてまいる所存であります。
　本市のまちづくりの指針として市の最上位計画として位置づけられております「第三次東根市総合計画」の前期基本計画期間が平成17年度で終了することから、改めて本年度から平成22年度までの後期５年間で取り組む施策をあらわした後期基本計画に基づき市政を運営してまいります。
　また、同時に「第三次行政改革大綱」も平成17年度で終了することから、今年度から５年間における本市の簡素で効率的な行政運営を目指す「第四次行財政改革大綱」と、目標年次や数値目標を設定した「集中改革プラン」に基づく行財政改革を推進してまいります。
　私は平成10年９月５日に市長に就任して以来、さくらんぼにこだわったまちづくりを展開する一方、環境ＩＳＯ14001の認証取得をはじめ、保健福祉、とりわけ子育て支援の拠点である「さくらんぼタントクルセンター」の開設、さらにこれからの行政運営におけるキーワードとなる「市民と行政の協働によるまちづくり」の一環として実施した、市民生活環境課の窓口業務の一部と、さくらんぼタントクルセンターの管理運営業務の一部をＮＰＯ法人に委託するなど、時代の趨勢や市民ニーズを踏まえ、新たな政策の展開に取り組んでまいりました。今後、これまでの成果を踏まえ、さらに踏み込んだ自己改革に取り組み、従来型の行政サービスにとらわれることなく常に検証し、評価することによって真に行政が担うべきことは何か、民間に委ねることができるのは何かという観点から行政サービスのあり方を徹底して見直し、効率性の高い市政の実現を目指します。
　本年も私の政治信条であります「誠実・公正・実行」を基本理念として、本市のまちづくりの指針である第三次総合計画に掲げた将来像「快適空間－やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、この勢いを止めることなく４万６千人のリーダーとして全力を挙げて取り組んでまいる所存でありますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いするものであります。
　続きまして、平成18年度の施策の大綱について、第三次東根市総合計画に掲げたまちづくりの５つの目標に集約し、その概要を申し上げます。
　第一に、『いきいきと輝く交流都市の創造』について申し上げます。
　本市の場合、夜間人口を上回る昼間人口の推移に見られるように、近隣市町の本市に対する依存度が次第に高まっております。行政区域を超えた住民サービスの提供が求められる中、周辺市町との密接な連携を図るため、道路網の整備について計画的に取り組んでいく必要があります。
　本市の持つ高速交通網の結節点としての地勢の優位性と、自然景観や歴史的・文化的な地域資源を活かしながら、多様な交流が進む「にぎわいのあるまちづくり」を推進してまいります。
　本市の潜在力を十分に発揮するためには、物流の基盤である道路ネットワークの整備が重要となってまいります。特に「かなめ」となる東北中央自動車道については、東根～尾花沢間の建設促進について要望してまいりましたが、先の国土開発幹線自動車道建設会議において国と県が建設費用を分担して整備する新直轄区間として選定されたところであります。今後さらに円滑な建設促進に資するため、地方協力事業となる市道羽入新田線及び市道野田荒小屋線について整備してまいります。
　また、分断される小田島地区の連絡道路として、新たに市道蟹沢最上川線の道路改良事業に取り組んでまいります。
　東部地区においては、これまで旧地域総合整備事業債を活用し、整備を進めてきた市道出戸蛇木線については、新たに向田橋までの区間の整備に着手するほか、市道泉郷北部線については和郷橋橋梁整備事業を引き続き進めてまいります。
　市内の東西を結ぶ連絡道路として都市計画道路長谷平林線を計画的に実施してまいります。
　さらに、東根本町地域の新たなまちづくりを推進するため、県事業に先行して都市計画道路宮崎西道線の整備を進めるとともに、県事業の促進について要望してまいります。
　また、東根駅西口の開設については、利便性の向上のため、関係機関と協議を進めてまいりましたが、市道宮崎城廻り線の完成に合わせ本年４月に西口を設置いたします。
　西部地区においては、長瀞地内におけるウォーキングトレイル事業を引き続き推進するほか、西回り道路幹線として県道長瀞野田線について整備の促進を関係機関に要望してまいります。
　経済的、社会的な県政の発展を支えてきた重要な公共交通施設である山形空港の利用拡大については、これまで本市を中心に県や関係自治体、市民、企業が一体となって進めてまいりました。非常に厳しい状況にありますが、今後とも搭乗率の向上への取り組みとともに、東京便の利便性の高い時間帯での就航や大阪便の中型便の運行について関係機関に強く要望してまいります。
　また、交流人口を拡大し、にぎわいのあるまちづくりを進めるため、これまで同様に「果樹王国ひがしね」を生かした事業を積極的に進めてまいります。中でも、第５回を数える「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」については、さくらんぼ生産量日本一のまちを全国にＰＲする有効なイベントであり、反響も大きく、年々参加者も増加しております。今年も、さくらんぼマラソン大会の顔となった小出監督をはじめ著名なゲストをお迎えし、これまでに要望の多かった10キロコースを新たに設け、参加者の増加に結びつけてまいります。
　また、さくらんぼのＰＲと本市への誘客増を図るため、昨年から本市と仙台市、そして東京都中央区で開催している「さくらんぼ種飛ばし公認大会」についても継続して開催してまいります。
　次に交流事業についてでありますが、友好都市である中央区、新得町との交流につきましては、近年は農産物の直接販売や震災時に一時避難所として会員の空き家を活用する震災疎開制度の実施など、市民レベルまで友好の輪が拡大され、大変喜ばしい状況になっております。特に本年度は中央区との友好都市締結15周年に当たることから、この機をとらえ、さらなる交流の拡大に努めます。
　第二に、『自然と調和した快適生活環境の形成』について申し上げます。
　近年の景観に対する意識の高まりや、自主条例による景観保護の限界といった問題にこたえるべく、各自治体が行う景観づくりなどを支援するための新しい法律として、いわゆる「景観緑三法」が施行されております。また、大型店舗の郊外進出に伴う中心市街地の空洞化や、周辺環境への影響を抑制するための広域調整の仕組みの導入に向けた、いわゆる「まちづくり三法」の改正案が国会に提出され、2007年の施行を目指し議論されております。
　こうした国、県の動向を見据えながら、自然と調和した快適な生活環境の形成に向け、都市基盤の整備や住環境の向上、環境保全対策を推進してまいります。
　市街地の形成については、平成20年度事業完了を目指して取り組んでいる一本木土地区画整理事業を引き続き推進し、区域内の県道東根尾花沢線の歩道については無散水消雪施設を整備し、歩行者の安全確保、さらには快適な居住環境の確保を図り、利便性の高い良好なまちづくりに努めてまいります。
　また、組合施行による神町北部土地区画整理事業につきましては、本年度から新設小学校の用地として保留地を取得するなど、継続的な支援と指導を行い、連担した市街地の形成と定住人口の増加に向けた取り組みの強化に努めてまいります。
　「公営住宅ストック総合活用計画」に基づき進めております東根駅西側の公営住宅建設については、引き続き10戸を整備し、居住環境の整備を推進してまいります。
　上水道事業については、神町配水池に引き続き大森低区・高区配水池及び東部低区配水池の電気設備の更新を行い、さらにライフライン確保の観点から大森配水池の耐震化を実施するとともに、今後とも経営の健全化を図りながら良質で安定した給水ができるように施設及び給水体制の整備に努めてまいります。
　環境保全に向けた取り組みといたしましては、平成17年度に策定した公共下水道事業の第５期計画に基づき、引き続き推進してまいります。
　また、各地区や家庭によるごみの減量化や省エネの促進につきましては、環境衛生組合を中心に活動の充実に努めてまいります。
　近年、世界各地での異常気象の発生など地球の温暖化による影響が重大な社会問題となっておりますが、本市におきましても温暖化防止に向けた取り組みとして住宅用の太陽光発電システムの設置に対する支援を新たに実施してまいります。
　防災に向けた基盤整備の充実については、関係機関と連携を図りながら災害の未然防止に努めます。
　東根市国民保護計画の策定や災害時に向けた食料や生活必需品などの備蓄の計画的な推進と、新消防庁舎に備蓄倉庫を整備するなど、危機管理体制の強化を図り、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。
　また、昨年発生した市道柳沢線の落石災害についてでありますが、雪解けを待って国の「災害関連緊急治山事業」並びに「公共土木施設災害復旧事業」によりリゾート施設の早期再開に努めてまいります。
　消防救急体制の充実に向けた取り組みといたしまして、平成19年度の開庁を目指し、ＰＦＩ事業を活用した消防庁舎の建設を進めてまいります。あわせて、防衛施設庁からの補助を受けて高機能消防司令装置を導入し、災害に強いまちづくりの推進に努めてまいります。
　第三に、『健やかなやすらぎのある高福祉社会の形成』について申し上げます。
　本市においても少子・高齢化傾向が顕著となっており、地域社会の活力低下が危惧されるところであります。継続的な発展の基盤づくりとして、地域社会を担う健康で心豊かな人材を育成するため、子どもを安心して生み育てられる環境づくりを推進してまいります。
　昨年４月に施行されました次世代育成支援対策推進法に基づく「東根市次世代育成推進行動計画」を策定しましたが、計画に合わせた事業の推進により、一層の子育て支援施策の充実を図ってまいります。
　昨年度、市民待望のさくらんぼタントクルセンターがオープンし、本市における保健福祉の拠点施設として４万６千人の市民に対し、ふれあいとやすらぎ、そして生きがいの空間を提供しているところであり、年間の来場者は35万人に達する見込みであります。特に全国的にめずらしい屋内遊具を備えた遊びセンターである「けやきホール」は、連日、市内外からの非常に多くの来場者がにぎわいをみせております。本年は、さくらんぼタントクルセンターの開設から１周年を記念するとともに、さらなる子育て支援策の充実を図るため、「（仮称）子どもまつり」を開催いたします。また、さくらんぼタントクルセンターに設置している子育て支援センターやファミリーサポートセンターの充実を図るなど、子育て支援の拠点として機能強化に努めてまいります。
　子育て支援対策としては、第３子医療費無料化事業を実施するとともに、平成17年度から本市独自の取り組みとして実施している０歳児の医療費無料化事業を継続してまいります。また、これまで小学校３学年終了までとされていた児童手当の支給対象年齢を小学校終了まで引き上げるとともに、所得制限についても緩和し、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減を図ってまいります。
　また、障害児小規模通園事業と自由来館方式による児童の受け入れを行ってきた東根児童館の管理運営をＮＰＯ法人に委託し、民間の活力を生かした柔軟なサービスを実施してまいります。
　近年、市民の健康に関するニーズが高まりをみせておりますが、健康意識のさらなる高揚、一時予防に重点を置いた健康づくり活動の助長、疾病の早期発見・早期治療を実現するため、老人保健事業を推進してまいります。
　また、平成16年３月に策定した「健康ひがしね21」を推進するため、山形大学医学部と連携した悠遊健歩（ゆうゆうけんぽ）事業を実施して、健康づくりや生活習慣病の予防に努めてまいります。
　また、本年度から第３期目となる介護保険事業については、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように地域包括支援センターを設置し、総合的な支援を行うとともに、高齢者が要介護状態になることを防ぐため、介護予防事業を積極的に推進してまいります。
　障害者自立支援法が４月より一部施行され、10月には完全施行されることになっております。身体障害、知的障害、精神障害の３障害について、これまで個々の制度により実施されておりましたが、一元化されることになりました。説明会の開催などにより障害者の制度移行に伴う不安の解消を図りながら整備を進めてまいります。
　第四に、『魅力と活力のある産業の振興』について申し上げます。
　大都市や一部の企業においては、景気回復に向け明るい兆しが見えるものの、まだまだ地方や中小企業においてはその実感がありませんが、これまで同様、市民の豊かな暮らしを支える基盤づくりとして産業の振興に努めてまいります。
　農業については、就業者の高齢化や後継者不足から農業の担い手が減少し、農業基盤の脆弱化が進行しておりますが、各種施策を講じ、農業生産基盤の整備を図ってまいります。
　白水川北部雨水対策として、多面的機能を有する農業排水路の整備に向け、土地改良区に対し支援をしてまいります。
　また、農産物流通の合理化と地域農業の活性化、安定化を図ることを目的に柏原地区の農業を基盤整備として農道網の整備を進めてまいります。
　さらに、和合渋田地区県営機関水利施設の補修として、１号幹線排水路の整備を進めてまいります。
　猿などの有害鳥獣により年間１億円を超す農産物の被害が毎年発生し、農家経営を圧迫しております。これまで各地区で組織されている「猿被害対策協議会」を連絡調整する「東根市猿被害対策連絡協議会」を結成し、被害の防止に取り組んでまいりましたが、今後とも、県が事務局を担っている猿農作物被害対策協議会と連携し、「サル被害に対する効果的な対策」を研究してまいります。
　さくらんぼの生産につきましては、露地生産に加え、園芸産地拡大強化支援事業により加温・無加温ハウスを導入し、収穫期間の拡大と労働力の平準化を推進してまいりました。あわせて、雨よけテントを改造し無加温ハウスを整備して、価格形成期に高品質の佐藤錦を市場に流通させることにより、さくらんぼの価格水準引き上げを図るさくらんぼ生産拡大緊急対策事業を今年度も引き続き県と協調して進めてまいります。
　農業の担い手不足が深刻化する中、国で定めた経営所得安定対策等大綱に沿った農業構造改革を推進していくとともに、効率的で安定した魅力ある農業経営を目指す認定農業者に対し、本市独自の施策として、農業用設備の整備に対しての支援、経営者の育成・確保に努めてまいります。
　緑の少年団については、平成18年度で市内全小学校に結成されることになり、各校独自の特色ある取り組みに期待しているところであります。
　商業については、市内中小業振興対策として既存の店舗の増改築や新店舗建設の支援を目的とした「商業げんきわくわく基金利子補給事業」を引き続き実施してまいります。
　また、市内住宅建設業者の受注支援策並びに融資利用者の負担軽減、定住促進策として「東根の家づくり利子補給補助制度」を継続してまいります。
　また、温泉地区の厚生会館の跡地利用については、県有地や北村山公立病院と隣接していることから、この特性を生かした一体的利用が望まれておりますが、現在は県をはじめとする関係機関とともに、より有効な活用方法について調整研究を進めているところでありますが、長年、市民の皆様から親まれてきた厚生会館や寿楽荘に代わる利用価値の高い施設等の整備方向を検討してまいります。
　真夏の夜を彩る東根まつりでありますが、昨年度は来場者10万人を初めて突破するなど、市民の皆様の積極的な盛り上がりにより年々進化し、盛況になってきております。本年度も伝統的な動く七夕提灯行列や踊りの競演、神輿をはじめ、多種多様なプログラムにより、多くの市民から参加をいただき盛大な祭りにしてまいります。
　第五に、『こころ豊かな教育と文化の創造』について申し上げます。
　新学習指導要領のもと、特色ある教育活動や学ぶ力、豊かな心を育む学校づくりが推進されております。将来を担う子どもを育成し、若さと活力に満ちた東根市を創造していくためにも、引き続き学校教育の充実に努めてまいります。
　また、市民の期待に応えるより良い学校給食の提供を目指し、老朽化した学校給食共同調理場の改築整備をＰＦＩ事業で推進しておりますが、本年度は選定事業者の募集を実施し、平成20年４月の供用開始に向けた準備を進めてまいります。
　東根中部小学校区、神町小学校区の急速な児童数の増加による教室不足の解消と、教育環境の充実を図るため、新設小学校の建設を計画しておりますが、今年度から用地の確保を推進し、さらに本市の将来を見据えた学校の適正規模と学区のあり方についても検討してまいります。
　昨年は、不審者が児童・生徒へ危害を及ぼす痛ましい事件が連日報道されるなど、安心して学べる教育環境について考えさせられた１年でありました。人間性豊かな子どもの育成を図っていく上で、安全な教育環境の確保は欠くことのできないものであり、本市においても昨年に引き続き、東郷小学校など残り６校にテレビカメラ付きインターフォンの設置を進めてまいります。
　また、登下校時児童生徒の安全対策は全国的な課題となっておりますが、各小学校ごとにボランティア組織の立ち上げを図るなど対応を進めてまいります。
　障害児教育については、特殊学級支援のためのスクールサポーターの増員を図るとともに、新たに発達障害児支援を含めた特別支援教育推進事業を実施し、教育的ニーズに応じた指導と支援を行ってまいります。
　生活水準の向上などにより市民の価値観は多様化しており、社会教育の果たす役割はますます大きくなってきております。誰もが心豊かに潤いと生きがいのある生活を送れるよう、市民主体で運営される「タントまなべ学園」の充実を図るなど、生涯学習活動の推進に努めてまいります。
　生涯スポーツの推進に向けた取り組みといたしましては、本年度中に地域総合型スポーツクラブの設立が予定されていることから、今後も継続的な支援を行い、生涯を通じた健康づくりやスポーツ活動の基盤整備に努めてまいります。
　また、市民体育館をはじめ６つの体育施設に指定管理者制度を導入し、より多様な事業の展開がなされることを期待しているところであります。
　芸術文化の振興につきましては、東の杜資料館に収蔵庫の整備を行い、美術品の適正な管理や有効活用により資料館の充実を図り、香り高い歴史と文化のまちづくりを推進してまいります。
　また、本市のシンボルである国の特別記念物「大けやき」が昨年の12月16日に発生した事故により損傷し、多くの市民の皆様から励ましの言葉をいただいたところでありますが、今後、国及び県の支援と指導をいただきながら雨水防止対策等を講じ、長期保存に努めてまいります。
　公益文化施設用地については、一本木土地区画整理事業の進捗に合わせて計画的に用地を取得してまいります。
　最後に、市民と行政の協働のまちづくりと、柔軟で効率的な行政運営の推進について申し上げます。
　本市は昭和33年に市政を施行して以来、多くの先人たちのたゆまる努力と情熱に支えられ、順調に発足してきたところであります。平成20年度に市政施行から50周年を迎えることから、半世紀にも及ぶまちづくりの足跡を市民とともに振り返り祝賀するとともに、今後の本市のさらなる発展を誓い合うため、市政施行50周年記念事業を計画したところであります。本年度から市民組織を立ち上げ、事業の企画・運営に関して多くの市民の参画を得て、心に残る市民手づくりの記念事業にしたいと考えております。
　私は「民間でできることは民間で担っていただく」という基本的な考え方のもとに、昨年を「協働元年」と位置づけ、行政のスリム化に取り組んできたところであります。民間の柔軟な発想による市民サービスの向上を目指し、市民生活環境課の証明書発行業務の一部や、さくらんぼタントクルセンターの管理運営の一部、子育て支援センターやファミリーサポートセンターの運営をＮＰＯ法人に委託したところであります。今後さらなる市民と行政の協働のまちづくりの推進を図るため、行政運営の重要な担い手であるＮＰＯ法人を育成支援してまいります。現在、市内にＮＰＯ法人が４団体組織され、それぞれがまちづくり活動に取り組んでおられますが、こうした団体の継続的で自発的な活動を支援するため、本年度も活動経費の一部を助成してまいります。
　厳しい財政状況の中で、いかにして自主財源を確保するかが大きな課題となっており、年々低下している市税の収納率の向上を図るため、「納税業務アドバイザー」を設置し、未納徴収に努めてまいります。
　また、柔軟で効率的な行政運営を推進し、サービスの向上を図るため、社会体育施設や屋外ゲートボール場等の公共施設の管理運営について指定管理者制度を導入してまいります。
　さらに、民間の資金とノウハウを活用し、財政支出の平準化を図るため、消防庁舎、学校給食共同調理場及び新設小学校の整備についてＰＦＩ事業を導入してまいります。
　以上、新しい年度を迎えるに当たり、市政運営に関する課題と施策についての基本的な考えを申し上げました。このような多岐にわたる行政課題を限られた予算の中で１日たりとも停滞することなく着実に実行しなければならないという市政運営の重みを痛切に感じながら、誠心誠意全力を挙げ取り組んでいるところであります。三位一体の改革が着実に推進され、やがて訪れる地方分権の流れの中、市民生活に最も身近な自治体として地域の特性を生かし、地域に根づいた行政を進めていく上で、市町村の果たすべき役割と責任はますます重要になっています。発展著しい本市においても財政状況は一段と厳しいものになっており、より効率的、効果的な行財政運営が強いられておりますが、持続的な発展を遂げるためにも本格的な行財政改革の断行によって健全財政を確立し、この難局を乗り切っていかなければならないと決意を新たにしているところであります。このような状況下にこそ、将来をしっかり見据えた中でそれぞれの施策を着実に推進し、「快適空間－やすらぎと交流のまち」の実現に向け全力で取り組んでいく決意でありますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、平成18年度の施政方針といたします。
○岡崎賢治議長　会議の途中ですが、ここで午後１時まで休憩します。

　　　午前１１時５４分　休　憩

　　　午後　１時００分　開　議

○岡崎賢治議長　午前に引き続き会議を開きます。
　なお、執行部において、武田選挙管理委員会事務局長が公務都合により欠席となる旨の届け出がありましたので、ご了承願います。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長　引き続き提案理由の説明を求めます。土田市長。

　　　〔土田正剛市長　登壇〕

○土田正剛市長　それでは、先議いただきました議案以外の案件について説明を申し上げます。
　始めに、報第１号　損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、昨年12月28日に通報により出動した救急自動車が引き起こした物損事故に関して、地方自治法の規定により損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので、ご報告するものであります。
　日ごろから交通事故については十分注意しておりますが、今後とも安全運転の励行を指導してまいりますので、よろしくお願いをいたします。
　次に、議第２号　東根市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の設定についてでありますが、地方公務員法の規定により地方公共団体における人事行政の運営等の状況を住民に公表することにより、その公正性、透明性を高めることを目的として条例を設定するものであります。
　次に、議第３号　東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、人事院及び山形県人事委員会の勧告に基づく国及び山形県の給与改定に準じ、所要の改正を行うものであります。
　次に、議第４号　東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、納税証明書の様式変更に伴い所要の改正を行うものであります。
　次に、議第５号　東根市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、防災会議委員を幅広く選任するための改正と条文の整備を行うものであります。
　次に、議第６号から議第13号までの指定管理者の指定についてでありますが、屋内ゲートボール場など８施設の管理を行わせる指定管理者の指定に関し、地方自治法等の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
　次に、議第15号及び議第16号、市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線網の見直し等により、市道３路線の廃止及び８路線の市道認定を行うものであります。
　次に、議第17号　柏原地区農道市営土地改良事業の実施についてでありますが、柏原地区の農道を整備するに当たり、土地改良法の規定により議会の議決を求めるものであります。
　次に、平成18年度の予算編成の基本的な考えにつきまして、国の新年度予算や地方財政計画等を踏まえてご説明申し上げます。
　まず、地方公共団体の予算編成に影響を及ぼす国の予算につきましては、2010年代初頭における基本的財政収支の黒字化を念頭に置き、これまでの行政改革断行予算という基本路線を継続し、公共事業をはじめとする政策経費を縮減するなど、歳出全般にわたる徹底した見直しを行った結果、社会保障費や公債費が増加する中においても一般会計の総額が１年ぶりに81兆円を下回る超緊縮型予算となり、前年度よりも３％減少したところであります。また、地方財政計画では、地方税や地方交付税の原資となる国保税の伸びが見込まれるものの、公債費が高い水準で推移することにより、依然として大幅な財源不足が生じるとしており、国庫補助負担金の廃止・縮減による補助事業の抑制を行うとともに、給与関係費の抑制や地方単独事業費の抑制を図ることを基本に、歳入歳出総額は83兆1,800億円を見込み、前年度を0.6％下回るものとなったところであります。さらに本市に密接なかかわりを持つ県の新年度予算は、全ての経費について見直しを行い、義務的経費を除く政策的な経費については原則として平成17年度９月補正予算後の現計予算額の６割とすることを基本に、県単独補助金や市町村総合交付金等の廃止・削減がなされるなど、超緊縮型の予算となり、県支出金の大幅な減少は県内市町村にも大きな影響を余儀なくされているところであります。そのため本市においては県補助金や総合交付金が廃止、または削減が見込まれる場合、安易に市の単独事業に振り替えることなど県の肩代わりをしないという基本的な考えのもと、予算編成を行ったところであります。
　一方、本市の財政状況は堅調に推移する法人市民税などに一部明るい兆しが見られますが、評価替えに伴う固定資産税や都市計画税の減額を見込まなければならないなど、依然として厳しいものがあります。また、三位一体改革の最終年度である平成18年度は、税源移譲額が措置される所得譲与税の大幅な伸びが期待できるものの、市債とともに歳入の根幹をなす地方交付税は平成18年度の出口ベースにおいては対前年度比5.9％減となっていることから、大幅な減額を見込まれなければならないなど、歳入全般にわたり厳しい状況となっております。
　他方、歳出面では、これまでの大型事業実施に伴い発行してきた市債に係る公債費や少子高齢化に伴う扶助費、国民健康保険及び介護保険の保険給付費等が増嵩しております。このような厳しい財政状況の中において、平成18年度の予算編成に当たりましては、行政改革を一層推進するとともに、経常的経費の５％削減を基本とするなど、歳出の徹底した見直しによる抑制と事業全般にわたる緊急性と効率性を見極めながら事業の重点化に努め、また歳入面でも市税はもとより市有地売払収入など自主財源の確保について積極的な確保策を講じることとしたところであります。
　このような基本的な考えのもとに編成いたしました平成18年度の一般会計予算は、前年度当初予算額141億7,600万円に対し、3.9％増の147億2,600万円となったところであります。このうち人件費は30億3,469万円と対前年度比2.7％減少しましたが、普通建設事業費については33.8％増の19億9,081万円を計上したところであります。
　その概要でありますが、まず歳入におきましては、企業業績の向上により法人市民税や制度改正による所得譲与税の増額が見込める一方で、地方交付税や臨時財政対策債などが圧縮され減額となったところでありますが、財政調整基金などの活用により一般財源の確保に努めたところであります。
　次に、歳出予算についてご説明申し上げます。
　総務部門につきましては、情報管理事業としてアウトソーシング委託事業、解体工事費など旧東根保育所用地売払に係る所要経費、収納率向上を目指した納税業務アドバイザー設置経費、学校給食共同調理場整備に向けたアドバイザリー業務委託事業費等を新規事業として計上したところであります。
　民生・福祉部門につきましては、地球温暖化対策事業として太陽光発電システム設置支援事業、東根児童館管理運営業務のＮＰＯ法人への委託経費、子どもまつり開催事業、健康ひがしね21推進事業費等を新たに予算化したところであります。
　農林商工部門につきましては、高速道路関連側道整備事業を始め、わいわいみんなで森林整備事業、さくらんぼ生産拡大緊急対策事業、屋内ゲートボール場指定管理委託事業を新規に予算化するとともに、園芸産地拡大強化支援事業、東根まつり事業、果樹王国さくらんぼひがしねマラソン大会事業等を継続し、予算化したところであります。
　建設部門につきましては、東北中央自動車道整備関連事業である市道蟹沢最上川線及び野田荒小屋線の道路改良事業を新たに予算化し、鑑金山、金山沢地内における市道柳沢線の災害復旧及び防除事業や都市計画道路長谷平林線及び宮崎西道線道路整備事業、組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業等、継続事業の予算計上を行ったところであります。
　消防部門につきましては、常備及び非常備消防事業経費のほか、消防庁舎施設関連経費等を予算化したところであります。
　教育部門につきましては、東根中部小及び神町小学校の仮設校舎整備事業、新設小学校用地取得事業、大ケヤキ保存施設整備事業、東の杜資料館収蔵庫整備事業、体育施設等施設管理委託事業、総合型地域スポーツクラブ事業、更に用地取得や敷地造成工事等を内容とする学校給食共同調理場関連整備事業等を新規事業として、小中学校施設整備事業、公益文化施設用地取得事業、体育施設整備事業等を継続事業とともに予算計上したところであります。
　次に、特別会計についてでありますが、まず国民健康保険特別会計につきましては、保険給付費、老人保健拠出金、介護納付金等が増加することから、予算額は前年度当初比10.8％増の41億7,900万円を計上いたしました。
　また、東根財産区特別会計予算につきましては、財産管理費等を計上し、歳入歳出それぞれ予算総額を前年度当初予算対比で14.3％増の120万円としたところであります。
　学校給食事業費特別会計につきましては、施設の維持費等を計上し、歳入歳出それぞれ予算総額を前年度当初予算対比で5.7％減の３億6,400万円としたところであります。
　公共下水道事業特別会計予算につきましては、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で4.4％減の20億8,100万円としたところであります。
　老人保健特別会計予算につきましては、老人医療給付費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で2.0％増の45億5,800万円としたところであります。
　一本木土地区画整理事業特別会計予算につきましては、一本木駅前通り線街路灯整備事業や若木本郷線道路改良事業ほか公共及び単独事業を予算計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で5.7％減の６億5,300万円としたところであります。
　介護保険特別会計予算につきましては、居宅及び施設介護サービス等、各種給付事業費をはじめ保険料の賦課徴収事業費、介護認定審査及び調査事業費に新たにケアマネージメントや総合相談支援事業を委託する包括的支援事業費等を計上して、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で16.6％増の24億4,700万円としたところであります。
　市営墓地特別会計予算につきましては、平成17年度に分譲した墓地が完売したことから、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で98.4％減の110万円としたところであります。
　次に、水道事業会計についてご説明申し上げます。
　水道事業会計ではありますが、収益的収入については12億3,988万4,000円、収益的支出については12億658万8,000円を計上したところであります。資本的収入については3,184万円、資本的支出については６億3,826万1,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額、減債積立金及び建設改良積立金で補てんするものであります。
　主な事業としては、大森低区工区及び東部低区配水池の電気設備更新工事や、大森配水池耐震補強工事、また公共下水道事業及び一本木土地区画整理事業関連の配水管布設工事のほか、漏水調査等を実施し、有収率の向上を図るとともに、安定供給に努力してまいります。
　工業用水道事業会計でありますが、平成17年度中に基本水量の増量申請があり、平成18年度からは１日平均給水量を8,950立方メートルに増量することにより、収益的収入については２億589万2,000円を見込み、収益的支出については１億8,579万1,000円とするものであります。
　資本的支出については、企業債償還金3,667万1,000円を見込んだところでありますが、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであり、より一層の施設維持管理に万全を期しながら安定供給に努力してまいります。
　簡易水道事業特別会計につきましては、入・上野台及び沼沢・猪野沢の両簡易水道事業にかかわる維持管理費及び配水管布設替え工事費などを計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比3.9％減の2,450万円としたところであります。
　以上、平成18年度予算案の大綱を申し上げましたが、小さな政府を目指し、今後とも地方交付税が減額されたことは必至の情勢にあります。国と地方の税財源を見直す三位一体の改革については、平成18年度で終了しますが、真の地方自治確立を目指し、改革への取り組みをさらに強力に推進してまいる所存でありますので、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
　以上、提案説明を申し上げましたが、詳細についてはそれぞれの担当部課長に説明させますので、よろしくご審議を賜り、原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○岡崎賢治議長　次に、報第１号について財政課長に補足説明を求めます。矢作財政課長。

　　　〔矢作　隆財政課長　登壇〕

○矢作隆財政課長　それでは、議長の指示により補足説明を申し上げます。
　議案書の１ページをお願いします。
　報第１号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について、ご説明いたします。
　２ページをお願いします。
　昨年の12月28日午前10時40分ごろ、救急出動車の救急１号車が白水川にかかる東根橋より南側５メートル付近で進路を譲ろうとして停車していた相手自動車に路面圧雪のためスリップし、追突した交通事故であります。その後において、事故の当事者と示談交渉を行い、去る２月３日に示談が成立いたしました。
　市は、この事故により相手方である村山市楯岡笛田四丁目３番15号、小笠原千秋との間で、損害賠償額26万4,527円を支払い、今後いかなる理由があっても本市に金品を請求しないということで交渉が成立し、２月３日付けで専決処分をしたものであります。
　なお、この損害賠償金は全額保険より補てんになるものでございます。
　以上です。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長　次に、議第２号から議第17号までの15議案について、庶務課長に補足説明を求めます。荒川庶務課長。

　　　〔荒川妙子庶務課長　登壇〕

○荒川妙子庶務課長　議長から指示ありました議案について、ご説明申し上げます。
　議案書の10ページと参考資料の１ページをお願いいたします。
　議第２号　東根市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の設定について、ご説明申し上げます。
　地方公務員法の改正により、各任命権者は毎年給与や定員を定めた人事行政の運営等の状況を市長に報告し、市長はその報告を取りまとめ公表しなければならないとされたことにより条例を設定するものです。
　始めに第１条ですが、条例設定の主旨を定めております。
　第２条は、任命権者は毎年10月31日までに市長に報告しなければならないこと。
　第３条では、任命権者が報告しなければならない事項として、第１号の任免及び職員数に関する状況から、第８号の前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める事項までを定めております。
　第４条は、公表の時期を毎年１月31日までとし、第５条、公表の方法は、公告式条例に規定する掲示場への掲示、市報、ホームページへの掲載により行うとしております。
　条例の施行は、平成18年４月１日からとしております。
　次に、議案書の12ページと参考資料の３ページをお願いいたします。
　議第３号　東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、人事院及び山形県人事委員会の勧告に基づく国及び県の給与改定に準じ、給料表等について所要の改正を行うものであります。
　第２条第２項は、災害派遣手当に「国民保護法に基づく武力攻撃災害等派遣手当を含む」とするものです。
　第４条第１項は条文の整備を行うものですが、第５項から第９項までは昇級の基準に関する改正となっております。
　始めに第５項ですが、これまでの普通昇級と特別昇級を勤務成績に基づく昇級制度に一本化し、昇級は前１年間の勤務成績に応じ行い、昇級の時期は規則で定めることになりますが、１月１日の１回とします。
　第６項は、前１年間の全部を良好な成績で勤務した職員の昇級は、４号級を標準として規則で定めます基準、「極めて良好」「特に良好」「良好」「やや良好でない者」「良好でない者」の５段階の基準に従い徹底することになります。
　第７項は、58歳昇級停止措置に変えて56歳以上の昇級については、標準４号級の半分程度の２号級にすること。
　第８項では、昇級は職務の級における最高号級を超えて行うことができないとし、枠外昇級制度を廃止するものです。
　次に、第９条の２の改正ですが、国民保護法に基づき派遣された職員について、災害派遣手当に準じ武力攻撃災害等派遣手当を支給するものです。
　議案書の13ページをお願いいたします。
　第17条第４項は条文の整備を行うもので、第５項の改正は、期末手当の加算を受ける職員の職務について、給料表の改正に伴い４級以上から新３級以上とするものです。
　次に、議案書の14ページから16ページの別表「行政職給料表」につきましては、３つの大きな改正を行っております。
　１つ目は、給料表の水準を全体として平均4.8％引き下げ、その際に中高年層については７％引き下げ、若年層については引き下げを行わず、給与カーブのフラット化が図られております。
　２つ目は、職務の級と役職段階との関係を再整理し、現行１級・２級を統合し、新１級、主事級となります。３級を新２級、主任級。４級・５級を統合し、新３級、係長級。６級を新４級、主査級。７級を新５級、課長補佐級。８級を新６級、課長級とし、職に応じ、給料の級を異にするとした職務給の原則に基づく新７級を新設し、部長級とします。
　３つ目は、きめ細かい勤務実績の反映を行うため、現行の号級を４分割した給料表となっております。
　議案書の17ページをお願いいたします。附則についてご説明申し上げます。
　附則第１項は、条例の施行期日を平成18年４月１日からとし、第２項から第６項までは給料表の切り替えを行うための職務の級・号級の切り替えについて定めております。
　第７項から第９項は、経過措置として新給料月額がこれまでの給料月額に達しない職員については、その差額に相当する額を給料として支給するとし、現給保障を行うものです。
　第10項は、管理職手当についても算出基礎額に附則第７項の差額を含めること。
　第11項は、平成18年度から21年度までの４年間は昇級幅を１号級抑制するものです。
　第13項から第19項は、給与条例の改正により条文の整備が必要となる３つの条例の一部改正となっております。
　第13項は東根市一般職の職員等の旅費に関する条例の一部改正、第14項は東根市特別職に属する者等の旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正、第15項は東根市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正、第16項は東根市語学指導等に従事する外国人の給与及び旅費の支給に関する条例の一部改正、第17項は13項から16項の一部改正に係る経過措置です。第18項は東根市職員の育児休業等に関する条例の一部改正。第19項は東根市公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正となっております。
　次に、議案書の24ページと参考資料の８ページをお願いいたします。
　議第４号　東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
　アウトソーシングによる電算システムの変更で、平成18年４月１日から法人税に係る納税証明書の様式が変わります。法人市民税と固定資産税が別様となり、２枚で１件の証明書となりますことから、「１枚につき」を「１件につき」に改めるものです。
　条例の施行は、平成18年４月１日からとしております。
　次に、議案書の25ページと参考資料の９ページをお願いいたします。
　議第５号　東根市防災会議条例の一部を改正する条例の制定については、委員の選任を幅広く行うために、第３条で選任区分ごと定めておりました委員数を削除するとともに、第８号として「災害対策に関し知識又は経験を有する者」を加え、「36人以内」としておりました委員の定数を「40人以内」と改めるものです。
　この条例は、公布の日から施行としております。
　次に、議案書の27ページをお願いいたします。
　議第６号　指定管理者の指定についてから議第13号までの８議案について、ご説明申し上げます。
　指定管理者による施設の管理を行うため、８つの施設それぞれに指定管理者を指定しようとするものです。指定管理者の候補者につきましては、東根市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例第５条に基づき、公募によらない方法により、これまでそれぞれの施設について管理運営等を委託してきました委託先である団体等を選定しております。
　議第６号　東根市屋内ゲートボール場の指定管理者として指定する団体は、東根市温泉協同組合。議案書28ページの議第７号　東根市神町学童保育所につきましては、神町さくらんぼクラブ運営委員会。議案書29ページの議第８号　東根市小林地区集会場は、小林区。議案書30ページ、議第９号　東根コミュニティセンターは、東根コミュニティセンター管理組合を。議案書の31ページの議第10号　東根市農民研修センターは、東根市農業協同組合。議案書32ページの議第11号　東根市新田区多目的集会施設は、新田区を。議案書33ページの議第12号　東根市入地区多目的集会施設は、入地区連合会を。議案書の34ページ、議第13号　東根市川原地区多目的集会施設は、川原連合会をそれぞれ指定管理者として指定しようとするもので、指定の期間は各施設とも平成18年４月１日から平成21年３月31日までの３年間としております。
　次に、議案書の36ページと参考資料の13ページをお願いいたします。
　議第15号　市道路線の廃止については、市道路線網の見直しにより、東根駅西線、宮崎城廻り線、六田４号線の３路線について市道路線廃止調書のとおり廃止を行うものです。
　次に、議案書の38ページと参考資料の14ページをお願いいたします。
　議第16号　市道路線の認定については、市道の新設２路線、道路網の見直しによるもの２路線、都市計画法第40条第２項の規定により東根市に帰属した道路４路線の８路線について市道として認定を行うものです。
　次に、議案書の40ページと参考資料の18ページをお願いいたします。
　議第17号　柏原地区農道市営土地改良事業の実施については、土地改良事業の実施について土地改良法の規定に基づき議会の議決を求めるものです。
　計画の概要ですが、農道網整備を目的とし、費用の概算は１億3,270万円、事業の効果等は記載のとおりで、事業の期間は着工が平成18年度、完了が平成22年度の予定となっております。
　以上、ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長　以上で、施政方針及び提案理由の説明を終わります。
　なお、報第１号については報告案件でありますので、以上でご了承願います。

◎予算特別委員会への議案付託

○岡崎賢治議長　次に、日程第45　予算特別委員会への議案付託を議題とします。
　お諮りします。議第28号から議第39号までの予算関係12議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長　異議なしと認めます。したがって、予算関係12議案については、別紙議案付託表のとおり、予算特別委員会を設置して審査することに決しました。

予　算　特　別　委　員　会　議　案　付　託　表

議第２８号　平成１８年度東根市一般会計予算
議第２９号　平成１８年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第３０号　平成１８年度東根市東根財産区特別会計予算
議第３１号　平成１８年度東根市学校給食事業費特別会計予算
議第３２号　平成１８年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第３３号　平成１８年度東根市老人保健特別会計予算
議第３４号　平成１８年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第３５号　平成１８年度東根市介護保険特別会計予算
議第３６号　平成１８年度東根市市営墓地特別会計予算
議第３７号　平成１８年度東根市水道事業会計予算
議第３８号　平成１８年度東根市工業用水道事業会計予算
議第３９号　平成１８年度東根市簡易水道事業特別会計予算

　　◎散　　　　　会

○岡崎賢治議長　これで、本日の日程は全部終了しました。
　本日は、これで散会します。御苦労さまでした。

　　　午後　１時３５分　散　会