第4回東根市議会定例会
平成17年12月8日 午前11時05分 開 議
奥 山 重 雄 委員長 阿 部 綾 子 副委員長
◎出席委員(18名)
1番 今 野 孝 委員 2番 加 藤 信 明 委員
3番 浅 野 目 幸 一 委員 4番 田 中 昭 委員
5番 阿 部 清 雄 委員 6番 阿 部 綾 子 委員
7番 高 橋 ひ ろ み 委員 9番 清 野 貞 昭 委員
10番 奥 山 重 雄 委員 11番 森 谷 政 志 委員
12番 佐 藤 直 委員 14番 秋 葉 征 士 委員
15番 清 野 忠 利 委員 16番 高 橋 一 俊 委員
17番 武 田 敏 夫 委員 18番 深 瀬 秋 広 委員
19番 武 田 敞 委員 21番 結 城 芳 委員
◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 横 尾 智三郎
委 員 長
選挙管理委員会
植 村 良 作 横 尾 尚 代表監査委員
委 員 長
保 角 國 雄 農業委員会会長 小 関 善次郎 消 防 長
武 田 新 市 助 役 奥 山 昭 男 収 入 役
小 関 正 男 教 育 長 椎 名 和 男 総 務 部 長
武 田 稔 市民保険部長 寒河江 賢 一 健康福祉部長
建 設 部 長
武 田 國 義 経 済 部 長 杉 浦 正 弘
兼水道部長
原 田 清一郎 教 育 次 長 高 橋 一 郎 総合政策課長
荒 川 妙 子 庶 務 課 長 矢 作 隆 財 政 課 長
選挙管理委員会 監 査 委 員
武 田 綏 名 和 信 博
事 務 局 長 事 務 局 長
農業委員会
武 田 庄 一
事 務 局 長
◎事務局職員出席者職氏名
牧 野 利 幸 事 務 局 長 清 野 敬 信 事務局長補佐
佐 藤 慎 司 議 事 係 長 齋 藤 美奈子 主 任
森 谷 秀 範 主 事
◎本日審査した案件
議第 96号 平成17年度東根市一般会計補正予算(第8号)
議第 97号 平成17年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第 98号 平成17年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)
議第 99号 平成17年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議第100号 平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)
議第101号 平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議第102号 平成17年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)
議第103号 平成17年度東根市水道事業会計補正予算(第1号)
議第104号 平成17年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第1号)
議第105号 平成17年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
◎開 議
○奥山重雄予算特別委員長 皆さん、御苦労さまです。
本会議に引き続き、ただいまから予算特別委員会を開会します。
本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、委員の出席は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
◎議第96号 平成17年度東根市一般会計補正予算(第8号)外9件
○奥山重雄予算特別委員長 12月1日の本会議において、予算特別委員会に付託になりました議案は、議第96号から議第105号までの10議案です。以上の10議案を一括議題とします。
ただいまの議案については、既に12月1日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから一括して質疑を行います。
質疑を行うときは、最初に会計別とページ番号をお示しの上、簡潔な発言を願います。
また、当局においても、漏れなく的確な答弁を願います。
これから一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。2番加藤信明委員。
○2番(加藤信明委員) それでは、私から少し質問をいたします。
まず、議第96号 平成17年度東根市一般会計補正予算、このことにつきましては3点ほどお聞きしたいと思います。1点目が債務負担関係であります。2点目が歳入。3点目が歳出ということであります。
26ページでありますが、第2表 債務負担行為補正ということで、1債務負担行為の追加の中の管理委託事業でございます。指定管理者制度への移行に伴って効果的と思われる施設について、この制度を積極的に適用するねらいであると思います。この中で、体育施設、さらに東根市屋内ゲートボール場の2施設につきましては、指定管理者の選定は公募なのか、また従来の管理委託者をそのまま指名するのか、お聞きをいたします。
次に、歳入であります。29ページお願いします。第1款市税であります。法人市民税、このたび1億5,000万円の補正、固定資産税は2,500万円の減、都市計画税は500万円の減。トータルでは1億2,000万円の増ということになっておりますけれども、補足説明の中で説明があったわけでありますが、一部聞き漏らした部分もありますので改めてお聞きをしたいと思います。
また、法人市民税につきましてですけれども、昨年12月の補正予算を見ますと7,200万円の計上でありましたが、このたび1億5,000万円ということで大きな伸びは喜ばしいことであります。関連してでありますけれども、個人市民税、今年度当初予算におきまして約12億5,500万円であります。昨年の12月では12億1,900万円ということで、昨年度対比約3,600万円ほど増になっておるわけですけれども、この個人市民税の見通しはどうか、お聞きをいたします。
3点目であります。60ページお願いします。第10款教育費であります。第1項教育総務費2目事務局費19節負担金・補助金及び交付金でありますけれども、私立幼稚園就園奨励事業ということで505万6,000円の予算となっております。補足説明の中では対象者の増ということでありますけれども、大きな数字であります。何名の増なのか。また、単価の設定はどのようにしておるのか。私は国庫補助が2分の1ということで心得ておったわけですけれども、市の負担はどのようになるのか、お聞きをしたいと思います。
次に、特別会計をお願いします。
67ページであります。議第97号 平成17年度東根市国民健康保険特別会計(第2号)であります。今回、歳入で2億4,838万5,000円ということで、補助金も入っておりますけれども大きな数字になっております。何か特殊な事情があるのかどうか、お聞きをいたします。
また、歳出、74ページでありますが、第2款保険給付費第1項療養諸費でありますが、2億3,016万9,000円の補正額となっております。1目一般被保険者療養給付費で1億1,750万3,000円の増額補正をし、トータルで16億2,388万8,000円となっております。昨年度の12月補正では約14億6,500万円という数字になっておりまして、約1億6,000万円の増になっておりますが、これは何なのかお聞きをしたいと思います。
次に、95ページ、議第101号 平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)であります。7,804万2,000円の追加であります。102ページの歳出でありますが、第2款保険給付費第1項介護サービス等諸費1目居宅介護サービス給付費ということで4,438万円の増額補正となっております。補足説明では村山市の「ひがしざわ」と本市の「おなさぎ」のデイサービス、ショートステイということでありますけれども、東根市の方はどの程度の人数なのか。また、計算根拠はどうなのか、1問目でお尋ねをいたします。
○奥山重雄予算特別委員長 2番加藤信明委員の質問に対し、答弁を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 まず私からは債務負担行為の補正で、体育施設と指定管理委託事業の質問があげられたわけでありますが、公募したのかどうかということですが、公募をしました。しかし、最終的には東根市体育協会がただ一つ手をあげたわけであります。そんな意味で公募しました。そして、今議会の最終日に体育館等6施設についての委託でありますが、これを議会の議決をお願いすべく最終日に提案をいたします。議決が得られれば、その後において東根市体育協会と来年の4月1日以降から指定管理者制度に基づいて東根市体育協会に指定管理をする予定であります。あとについては、担当部長に説明をさせます。
○奥山重雄予算特別委員長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 私の方からは、歳入、市税の方で説明させていただきます。
始めに、法人市民税の1億5,000万円の増額補正のことです。平成16年度の法人市民税が大変好調でありまして、法人税割で7億9,300万円、均等割で1億900万円の合計で約9億200万円といたしまして、本市の税収を大きく引き上げたところであります。平成17年度の予算を計上するにあたりましては、法人税割は大変変動が大きく、今年も引き続き好調さが持続するものと断定できなかったことから、安全圏を見極めまして法人税割で5億6,800万円という予算を計上しておったところでございます。ところが今年に入りましても業種間や企業間でのばらつきはありますけれども、総体的に見てその好調さを継続しているようでありまして、補正予算提出時期の10月末現在におきまして前年度対比で8%ほど伸びておりまして、法人税割の決算見込みを7億1,800万円と推計しまして1億5,000万円の増額補正を行って、均等割額も含めた法人市民税総額を議案書にあるように8億2,581万円と見込んだところでございます。また、昨日11月末現在の納入状況がまとまったところでありまして、法人市民税は大変好調さを依然として持続しております。今後もこのまま昨年同様の状況が続けば、昨年度の法人市民税決算額9億円を確保できるのではないかと期待しておりますけれども、法人市民税だけは1社が落ち込むと大きく変動することから、現在のところ安全圏を見込んで計上しているということでご理解をいただきたいと思います。
それから、固定資産税と都市計画税の減額補正でありますけれども、当初予算との比較で、固定資産税につきましては土地と家屋についてはほぼ予算どおりの調定額となっておりますけれども、償却資産についての課税標準額が大幅に減となっていることによるものであります。これは、設備投資額が見込んだよりも少なかったこと。さらには、半導体製造関連の企業を中心に償却資産の耐用年数が短期のものが多いために償却率が高く額も大きいことから、このように課税標準額が大幅に減となったことによるものであります。この分が2,500万円の減となったものであります。
一方、都市計画税につきましては、都市計画税の課税区域内の評価額の下落修正が見込みよりも大きかったことと、新増築分が当初予定したよりも少なかったことによるものであります。この分が500万円の減。このようになったところでございます。
次に、法人市民税のわりには、個人市民税の見通しはどうかという質問かと思っております。おっしゃるように昨年の12月議会におきまして個人市民税につきましては大幅な減額補正を行ったところでありますけれども、平成17年度の現段階における決算見込みにおきましては、予算額12億5,500万円はどうにか到達できそうでありまして、12億5,600万円と予測しているところであります。昨年の決算額12億4,200万円から見るとかなりの増になっているのは、平成17年度から妻にも均等割、経過措置で今年はその2分の1で1,500円が課せられるようになったこと。さらには、納税義務者が増えていることに起因するものであります。
以上です。
○奥山重雄予算特別委員長 武田市民保険部長。
○武田稔市民保険部長 それでは国民健康保険特別会計で、まず1点目。一般被保険者療養給付費の今回の補正1億1,750万3,000円の内訳でございますけれども、これについては昨年度の決算額15億638万5,148円となってございましたけれども、この額をもとに本年度の予算を策定したところでございまして、それを見ますと月平均1,350万円ほどの金額になるようでございますけれども、本年度の状況、1月から10月までの状況を見ますと、これ以上の伸びがございまして、その加重平均を計算した形で本年度の補正を組んだものでございまして、この予算で決算見込みになるのではないかと思っております。
それから、次に議第101号 平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)でございますけれども、これも同じように保険給付費の居宅介護サービス給付費の部分でございます。加藤委員おっしゃるとおり、理由といたしましては本年度の11月から村山市にあります特別養護老人ホームの「ひがしざわ」、そして12月から東根市内に同じく特別養護老人ホームの「おさなぎ」ができたということで、それに付随した形でデイサービス、ショートステイ、これの設置もなったということでございます。それで、「ひがしざわ」では、ショートステイの利用が1日5名、「おさなぎ」は東根市だけで20名ということで、今後の10月から3月まで、それから12月から3月までそれぞれの利用に基づいた形での積算をしたところでございまして、居宅介護サービス給付費の4,438万円は、この部分の増ととなってございます。
以上が理由でございます。
○奥山重雄予算特別委員長 原田教育次長。
○原田清一郎教育次長 私からは、第10款の教育費の中で私立幼稚園就園奨励事業ということで505万6,000円の補正をしているわけですけれども、これに関してお答えをいたします。
この事業につきましては、私立幼稚園に在園している方々の保護者の負担軽減を図るためということで、所得等の制限はありますけれども負担軽減を図るということで、私立幼稚園が保護者に対して保育料等の減免を行った場合に市がその減免額に相当する額を当該私立幼稚園に交付するという制度です。その制度の内容を見ますと、私立幼稚園に関しましては所得、これは納税額ということになるわけですけれども、生活保護世帯から市民税の所得割課税額が12万4,400円以下の世帯まで5区分がございます。これらの5区分に関しまして、年額で最高第1子の場合13万9,100円から5万6,800円までの補助になります。第2子の場合は19万7,000円から14万7,000円までの補助額になるということです。それで、当初におきましては1,972万2,000円ということで計上しておりました。この人数が314人ということでございます。私どもでは9月末で現在の状況ということでは2,477万8,000円、対象人数が358人ということで、人数的にも40人ほど上回っているということで今回の補正になったものです。国の補助ですが、先ほど申し上げました補助基準額に対しまして国では3分の1以内という補助率になってございますが、「以内」ということで予算の範囲内になるわけで、毎年補正係数が事務的には用いられていると。今年度は0.7掛けで見積もっているわけですけれども、残念なことに補助率、実質的には23.3%になっております。そんなことで、当初予算においては314人ということで、予算編成方針にもありますように過大な見積もりにならないようにということもありますので、さらに人数が確定していない、あるいは補正係数がどうなるかわからないということで、やや低く当初の段階では要求しており、9月の段階で確定し、毎年12月の補正でお願いをしているということです。この金額につきましては、3月に当該幼稚園に交付していますので、今回の第4回定例会で補正をいただきまして満額交付できるものということで、事務的には何ら支障がないものと考えております。
○奥山重雄予算特別委員長 2番加藤信明委員。
○2番(加藤信明委員) 先ほどの指定管理委託事業の導入方法につきましては、理解をいたしました。
そこで、この指定管理者制度の関係でお聞きしたいんですけれども、経費の節減はそれぞれどの程度になるのか。また、他の公共施設があるわけですけれども、図書館等々、このことについてどのような考えを持っているのか、お聞きをしたいと思います。
それから、市税関係でありますけれども、了解をしました。
一つお願いします。平成16年度決算では57億5,800万円という市税でありましたけれども、このたび12月の補正では約57億円ということになっております。3月補正ではどのような見通しになるのか、お聞きをしたいと思います。
あとそれから私立幼稚園就園補助につきましては、理解をいたしました。
あとそれから、国保関係でありますけれども、医療費の伸び、1億1,750万3,000円の補正となったことにつきましては、ただいまの部長の説明で理解をいたしました。年々国保医療費が大幅に増加することは、大きな問題ではなかろうかと思っております。医療給付の状況や被保険者の病気の状況などの分析などを行うなど、また、生活習慣病の予防実施など市民の健康づくりの推進を積極的に行うべきと考えております。医療費の適正化をさらに努力していただきたいと思います。
それから、介護保険特別会計でありますけれども、居宅介護サービス給付費の計上につきましては、「おさなぎ」と「ひがしざわ」のデイサービスとショートステイの開設ということでありました。新しい施設ができるということは、介護を必要とする高齢者や家族にとって大変好ましいことではありますけれども、これらの施設が利用者に充実したサービスを提供されるよう、保険者として施設側に対し適切な指導をお願いしたいと思っております。
また、現在、第3期介護保険事業計画の策定中と心得ておりますけれども、この3カ年計画の策定にあたりましては、市民の介護ニーズを十分に踏まえていただきまして、きめ細かなサービスの展開とサービスの質の向上を図りますとともに、効果的、効率的な事業となるよう事業の内容を精査されるよう努力されることを要望して終わりたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 答弁を求めます。椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 私からは2点についてお答え申し上げます。
始めに、他の公共施設の指定管理者の導入はどのようになっていくのかということについて全体的な部分ですので私の方からお答え申し上げます。4つのパターンに分けております。
1つ目が、平成18年4月1日から指定管理者に移行する施設としまして、先ほど市長から答弁ありました市民体育館をはじめとする6つの体育施設と屋内ゲートボール場。そのほかに神町学童保育所と小林地区集会所や原方公民館など、各自治組織で運営している、いわゆる集会施設です。これが6つあります。これらについては公募によらないで、いわゆる特定指名をしまして3月議会に提案する予定であります。
それから2つ目のパターンが、今後引き続き移行について検討していく施設としまして、介護予防拠点施設、いわゆるふれあいセンターと小田島ふれあい交流館の2つがあります。これにつきましては、現在、社会福祉協議会が管理しておりますけれども、今後ともこの2つの施設を一体的に管理していかなければならないのか、あるいは小田島ふれあい交流館については小田島公民館と一体的に管理できないのかどうか、さらに引き続き検討を要することから、平成18年4月1日からの指定管理者の移行を見送り、引き続き検討していくこととしたところであります。
それから3つ目としまして、当面の間、直営で管理していく施設としましては、さくらんぼタント館と、さくらんぼタントクルセンターの2つがあります。これらの施設は、ご承知のとおり幾つかの施設からなる合築施設のために、トータルに管理運営できる法人や民間事業者がいるのかどうか見極める必要があるということ、さらには管理運営してもらうための仕様書づくりが単純でなくて、それぞれの施設間でかなりの調整が必要なことから、当面は直営で管理しますけれども、将来は指定管理者による管理に向けて検討していく施設としたいと考えております。
それから4つ目につきましては、今後とも直営で管理していくものとして、レークピア白水公園、それから2つの農村公園と公営墓地と考えているところであります。
指定管理者による先ほどのコストの削減分はどうかということにつきましては、担当部長の方からお願いしたいと思っております。
それから、市税関係ですけれども、今年度の市税全体の見通しはどうかというご質問かと思います。おっしゃるように、このたびの補正で市全体で56億9,900万円、約57億円の予算額となったところであります。先ほど申し上げましたように、今後の法人市民税の納入状況に大きく左右されますけれども、このままの好調さが続けばという過程のもとで昨年度の決算額57億5,800万円はもとより、最終的には58億円台になるのではないかと期待値を込めて予測しているところであります。
以上です。
○奥山重雄予算特別委員長 原田教育次長。
○原田清一郎教育次長 私からは、指定管理者に移行した場合に経費節減がどのように図られるのかというご質問についてお答えします。
まず、今回、市民体育館を指定管理者に移行するということですが、この指定管理者に委託する業務につきましては、市民体育館とそのほかの体育施設、大森山公園、大森パークテニスコート、センターコート、それから市民プール、大森緑地公園の野球場とテニスコートとしております。これらについての日常的な管理、それから使用申請業務、窓口業務、それから使用料の徴収、それから施設の維持管理があるわけです。さらに、生涯スポーツということでの関係する事業も一括して委託するという考えです。これに関して、今後どのような体制になっていくのか、市長からは既に財団法人東根市体育協会へということがありましたけれども、現在、体育協会に職員がいないわけです。現在、市民体育館は館長、生涯スポーツ係が3名、スポーツ指導員2名ということで、常勤では6名体制ということになっております。これを指定管理者に移行した場合には、館長については非常勤にする。そのほか副館長1名、主任スポーツ指導員1名、スポーツ指導員1名と、スポーツ指導補助員ということで合計5名体制を考えています。そのほか、生涯スポーツを担当する職員を、係が無くなるわけですけれども生涯学習課の市史文化係と統合して、考え方としてはスポーツ文化係というものにして職員1名をそこに置く考えです。それらの差し引きが必要なんですが、現行では生涯スポーツ係全体としての予算が8,200万円程度。これが委託後、5,836万円ほどになるのではないかと。そのうちの委託料が4,370万円と見込んでおりまして、この3年間を今回債務負担の議決にしているわけです。比較しまして合計2,370万円ほどの削減になる。うち人件費だけで2,040万円ぐらいが人件費の削減だということで考えております。
以上です。
○奥山重雄予算特別委員長 武田経済部長。
○武田國義経済部長 私の方からは、東根市屋内ゲートボール場の指定管理者の部分についてのご質問にお答えさせていただきます。
ゲートボール場の人的な関係ですけれども、受付貸し出し業務を行う施設コーディネート1名、それから施設管理、施設の施錠業務を行う嘱託施設管理員1名、2名を計上させていただいております。さらに、これまで市の方で直接施設管理するための維持経費的な部分が予算化されていたわけですけれども、その金額については変更せずに年額で387万4,000円を計上させていただいたと。いくら安くなったのかという部分ですが、人件費で約22万円ほど減になっているところです。
以上です。
○奥山重雄予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。5番阿部清雄委員。
○5番(阿部清雄委員) 49ページであります。第4款衛生費第1項保健衛生費2目予防費で255万8,000円のインフルエンザ予防接種事業。これに関しての内容の説明並びに今後の対応についてお聞かせ願いたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 5番阿部清雄委員の質問に対し、答弁を求めます。寒河江健康福祉部長。
○寒河江賢一健康福祉部長 インフルエンザ予防接種事業ということでございます。
当初については、3,500人。これに1人1,500円ということでの予算を計上させていただいてございました。今般、1,400人分をみまして1,500円ということで255万8,000円、一部通信費含みということでございますけれども、増額させていただいたところでございます。ただいまのところ11月末まで、一部請求が来てない診療機関もあるところでございますけれども、2,500人ほど接種なされているということで、昨年度、4,800人ほどの接種実績でございました。総件数で4,900人分をこの補正予算の中でみさせていただいているということでございます。
○奥山重雄予算特別委員長 5番阿部清雄委員。
○5番(阿部清雄委員) 了承いたしました。これに関連してですけれども、まずは前置きしておきます。市民に対していたずらに動揺を招いたり、あるいは不安をあおるような意図で質問するわけではないということを前置きさせていただきます。
あの恐ろしいワクチンがないと言われております新型インフルエンザ対応についてであります。鶏のSARSからはじまって、このインフルエンザ。過去に日本では、皆さんもご存じのとおり、スペイン風邪であったり香港風邪であったりあったわけでありますけれども、この新型インフルエンザが日本にもし上陸したならば、約3,200万人がかかるであろうと言われております。そしてまた、その割合でいけば東根市4万6,000人ということからすれば、約1万4,000人が東根市民の対象者ということになろうかと判断します。この特効薬である、皆様もご存じのタミフルについては、この間テレビでもあったように、国・県でそれぞれ1,050万人分、その他医療機関で400万人分ということで、2,500万人分しか準備なってないと。この時点で既に700万人分が足りないという中で、このタミフルに関しては、いわゆるアメリカ、あるいはスイスが製造工場を持っている。しかしながら、自国のために、もう外国に輸出はしないという状況であります。日本では、これもテレビであったんですけれども、ネット販売によって約10倍の価格で取り引きされているという状況であります。あの鶏のSARSが人間に感染したというときに、中国の黒酢が爆発的な売れ方をしたという話を聞いております。このタミフルの原料も中国では「バッチョウ」と言われる、日本の漢方薬でいえば「八角」というようなものが主たる原料でございます。ただ、八角を煎じて飲んでもただのぼせるぐらいで何ら効果がないということも聞いております。この中で、アメリカでは既に7,000万人ないし8,000万人分、極めて死亡率の高い新型インフルエンザに対して国家最大の危機だということで管理体制を位置づけております。このタミフルについては、新聞等でご存じのとおり日本で処方を受けた数人の死亡例があります。しかし、この薬以外には新型インフルエンザを抑える薬がないはずであります、今現在では。それも正確には40時間以内に処方をしないと、新型インフルエンザのウイルスを抑えることができない。これぐらい急を要するものであります。したがって、決定伝染病のような、いわゆる潜伏期間の長いものと違って、40時間以内というタイムリミットがあります。日本に上陸するのは1月下旬ごろ、それが大体目標になっています。したがって、あと1カ月少ししかありません。本来は、こういう話はいわゆる県とか国のレベルでしなければならない対応だと思います。しかし、もう既に渡り鳥がこの東根市にも来ています。一次感染しているかもしれません。こんな中で、もし日本に上陸したならばということを想定するときに、一番早く接触するのは猟友会のメンバーだと思います。いわゆる渡り鳥ですから。皆様ご存じのとおり、鴨で青首という鴨がいるんです。あれは完全なる一次感染の鳥ではないのかなと私は思っています。したがって、免疫力に乏しい老人、あるいは弱者である保育所、あるいは幼稚園、小学校の児童。これらの先生方の対応、正しい知識、こういうものに関してより適切な情報を与えるべきである。と同時に、この空気感染するウイルスに関しては、40時間がタイムリミットだということで、是非今後の新しい情報などを踏まえて市報等、あるいは号外等出すなり、感染者の隔離、あるいは家族の隔離までも視野に入れながら、国、県に先がけて市町村でできる限りのことを今後準備すべきではないのかなと思っています。それには当然、医療機関、薬局、あるいは消防署、消防団員、その他あらゆる自主防災会などを含めたものを動かしながら、まさに備えあれば憂いなしということで、何もなくて当たり前です。しかし、この発生する可能性が地震よりもはるかに高いということを想定したときに、まさに市長を中心にして直ちにアスベスト対策で専決処分やったように、危機管理の体制を考えていただきたいものだなと思います。市長の所見をお伺いします。
○奥山重雄予算特別委員長 5番阿部清雄委員の質問に対し、答弁を求めます。土田市長。
○土田正剛市長 今、タミフルのワクチンが非常に不足をしておるということと、鳥インフルエンザの恐ろしさというものを、私自身、新鮮な気持ちで阿部委員の質問を聞いておった次第であります。それだけ、その知識等々については乏しいわけでありますが、この辺のことについて担当部長あたり、現時点で何か情報をつかんでいるとすれば担当部長にも答弁をさせたいと思いますが、いずれにしましても情報というものは非常に不足をしておるんじゃないかなと思っております。この辺について県、あるいは国等と連絡・情報交換をしながら、いろんな意味で今おっしゃったような危機管理というものに取り組んでいかなければいけないと考えておる次第であります。しかし、そうはいっても、あまり時間がないということにもなるわけでありますから、その辺のところについては急ぎ、行政としても進めていかなきゃいかんと思っている次第であります。
担当部長の方で何か今答弁した以外にあるとするならば、担当部長に答弁をさせたいと思います。
○奥山重雄予算特別委員長 寒河江健康福祉部長。
○寒河江賢一健康福祉部長 今、大変懸念をされております新型インフルエンザということでのご質問であります。今、国をあげて緊迫した状況にあるということについて、まさしくそのとおりと思ってございます。国民の25%にあたる3,200万人が、もしこの新型インフルエンザが流行するということになれば罹患するであろう。その中で、医者にかかるという方については2,500万人ほどになるだろうと。そして、死に至る方々が64万人に至るだろうと推定をされています。ただいま国としての計画を策定しているという状況でございます。これを受けて、先ほどありましたタミフルの備蓄ということが今急がれているわけですけれども、国の方で1,050万人分、県の方で1,050万人分、そして例年このタミフルを日本で販売しております製薬会社1社でございますけれども、そこで例年、通常のインフルエンザの治療薬として1,200万人分を販売していると。その中で、インフルエンザの終了期になって400万人分ほどのタミフルが残るということのようでございます。そのようなことで、国が1,050万人分、県も1,050万人分、それに残っている400万人分を含めて2,500万人分を備蓄しましょうとなっているようでございます。しからば、東根市については1万4,000人ほどという阿部議員のお話しがありました。山形県となると、10万人分を超すタミフルの備蓄が必要だとなりますと、1個が364円ぐらいのただいまの流通売買価格ということでございますので、3億7,000万円ほどの予算も必要になると。そのくらいの多額の予算もかかるということで、ただいま国と県との調整を必要としているという状況にあるようでございます。
いずれにしましても、本件については、鳥から人へということでここ2年間の中で130数名、その中で60数名がお亡くなりになっているということになっているようでございまして、その後、人から人へうつると、このようになってくると「新型インフルエンザ」と言われるわけでございまして、それらの対策ということでは県としては今年中に策定をする予定だよということのようでございます。ただいまのところでは、宮崎県と広島県のみが策定しているという状況です。先ほど鴨が飛来するのが1月末ごろという話もあったわけですけれども、いつごろということについては通知の中では無いという状況にございますけれども、いずれにしても今年中に県で策定するとなってございますので、それを受けながら私どもとしては、感染症の予防対策本部ということを設置要綱においては定めておりますけれども、これらに向けては新たな対策本部の設置が必要になるだろうと思ってございますので、国・県の情報を受けながら、先ほど議員からお話しのいただきましたように、市民に対しての情報の周知、これらについても図っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○奥山重雄予算特別委員長 5番阿部清雄委員。
○5番(阿部清雄委員) 今年度中という県のお話しがあるということをお聞きしました。もっと突っ込んだ話になりますけれども、基本的には、この東根市内にタミフルがどこに何錠残っているのかというところまで詰めて、また、それに対する、消防長がここにいらっしゃいますけれども緊急体制・救急体制も考えながら、例えばこれが完全なる新型インフルエンザだといったときにいち早く救急体制の中でタミフルを持っている医者に連れていけれるような体制を今後考えていただきたいと。是非1月下旬と一応リミットで、なおかかったならば40時間、基本的には41時間だそうで。40時間という中で対応していただけるようにお願いしたいと思って、私の質問を終わらせていただきます。
○奥山重雄予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
ほかにご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、議第96号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第96号 平成17年度東根市一般会計補正予算(第8号)について採決します。
議第96号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第96号は原案のとおり可決されました。
次に、議第97号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第97号 平成17年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について採決します。
議第97号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第97号は原案のとおり可決されました。
次に、議第98号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第98号 平成17年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
議第98号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第98号は原案のとおり可決されました。
次に、議第99号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第99号 平成17年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
議第99号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第99号は原案のとおり可決されました。
次に、議第100号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第100号 平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について採決します。
議第100号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第100号は原案のとおり可決されました。
次に、議第101号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第101号 平成17年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第101号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第101号は原案のとおり可決されました。
次に、議第102号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第102号 平成17年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)について採決をします。
議第102号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第102号は原案のとおり可決されました。
次に、議第103号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第103号 平成17年度東根市水道事業会計補正予算(第1号)について採決をします。
議第103号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第103号は原案のとおり可決されました。
次に、議第104号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第104号 平成17年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について採決をします。
議第104号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第104号は原案のとおり可決されました。
次に、議第105号の討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第105号 平成17年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
議第105号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○奥山重雄予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○奥山重雄予算特別委員長 起立多数であります。よって、議第105号は原案のとおり可決されました。
以上で、本予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
なお、本委員会の審査の結果については、12月14日の本会議で審議されることになっておりますが、審査の経過と結果についての私からの口頭報告は、申し合わせにより結果についてのみ報告させていただきますので、ご了承願います。
次に、執行部に申し上げます。予算の審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理にあたられることをお願いいたします。
◎閉 会
○奥山重雄予算特別委員長 これで、予算特別委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
午後12時05分 閉 会