第 1 回 定 例 会 会 議 録

平成17年3月2日 午前10時 開 会

      岡  崎  賢  治 議長       武  田  敏  夫 副議長


◎出席議員(19名)
 1番   今  野     孝 議員       2番   加  藤  信  明 議員
 3番   浅 野 目  幸  一 議員       4番   田  中     昭 議員
 5番   阿  部  清  雄 議員       6番   阿  部  綾  子 議員
 7番   高  橋  ひ ろ み 議員       9番   清  野  貞  昭 議員
10番   奥  山  重  雄 議員      11番   森  谷  政  志 議員
12番   佐  藤     直 議員      14番   秋  葉  征  士 議員
15番   清  野  忠  利 議員      16番   高  橋  一  俊 議員
17番   結  城     芳 議員      18番   深  瀬  秋  広 議員
19番   武  田     敞 議員      21番   武  田  敏  夫 議員
22番   岡  崎  賢  治 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        高 橋 良 子
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長
保 角 國 雄  農業委員会会長        小 関 善次郎  消  防  長
武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役
小 関 正 男  教  育  長        椎 名 和 男  総 務 部 長
武 田   稔  市民保険部長         寒河江 賢 一  健康福祉部長
                                 建 設 部 長
細 矢 昭 男  経 済 部 長        小 野 幸 治
                                 兼水道部長
原 田 清一郎  教 育 次 長        高 橋 一 郎  総合政策課長
牧 野 利 幸  庶 務 課 長        武 田 國 義  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監 査 委 員
佐 藤 信 行                 小 林 文 雄
         事 務 局 長                 事 務 局 長
         農業委員会
菊 口 吉 之
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
杉 浦 正 弘  事 務 局 長        清 野 敬 信  事務局長補佐
佐 藤 慎 司  議 事 係 長        齋 藤 美奈子  主     事
伊 藤   公  主     事

◎議 事 日 程

 議事日程第1号
       平成17年3月2日(水) 午前10時 開 会

 日程第 1 会議録署名議員の指名
 日程第 2 会期の決定
 日程第 3 諸般の報告
 日程第 4 請願(5件)の委員会付託
    (議 案 上 程)
 日程第 5  議第 1号 平成16年度東根市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認に
              ついて
 日程第 6  議第 7号 平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)
 日程第 7  議第 8号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
 日程第 8  議第 9号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)
 日程第 9  議第10号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
 日程第10  議第11号 平成16年度東根市休日診療所特別会計補正予算(第1号)
 日程第11  議第12号 平成16年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)
 日程第12  議第13号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算
              (第4号)
 日程第13  議第14号 平成16年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第3号)
 日程第14  議第15号 平成16年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)
 日程第15  議第16号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
 日程第16  議第29号 人権擁護委員候補者の推薦について
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第17  報第 1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第18  議第 2号 東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第19  議第 3号 東根市ふるさと創生事業基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃
              止する条例の設定について
 日程第20  議第 4号 字の区域及び名称の変更について
 日程第21  議第 5号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法
              について
 日程第22  議第 6号 市道路線の認定について
 日程第23  議第17号 平成17年度東根市一般会計予算
 日程第24  議第18号 平成17年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第25  議第19号 平成17年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第26  議第20号 平成17年度東根市学校給食事業費特別会計予算
 日程第27  議第21号 平成17年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 日程第28  議第22号 平成17年度東根市老人保健特別会計予算
 日程第29  議第23号 平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 日程第30  議第24号 平成17年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第31  議第25号 平成17年度東根市市営墓地特別会計予算
 日程第32  議第26号 平成17年度東根市水道事業会計予算
 日程第33  議第27号 平成17年度東根市工業用水道事業会計予算
 日程第34  議第28号 平成17年度東根市簡易水道事業特別会計予算
 日程第35  平成17年度施政方針及び提出議案の説明
    (説     明)
 日程第36 予算特別委員会への議案付託
    (散     会)

◎本日の会議に付した事件

 議事日程第1号に同じ。

◎開     会

○岡崎賢治議長 皆さん、おはようございます。ただいまから平成17年東根市議会第1回定例会を開会いたします。

◎開     議

○岡崎賢治議長 本日の会議に遅刻、欠席の届け出はありません。したがって、出席議員の数は19名で、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○岡崎賢治議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、12番佐藤 直議員、14番秋葉征士議員、15番清野忠利議員、以上3名を指名します。

◎会 期 の 決 定

○岡崎賢治議長 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 今期定例会の会期など議事日程については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長奥山重雄議員。

   〔奥山重雄議会運営委員長 登壇〕

○奥山重雄議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
 本日招集になりました第1回定例会の会期につきましては、去る2月24日午前10時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数、請願件数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
 その結果、会期は本日から3月17日までの16日間とし、その間の会議などについては、お手元に配付してあります別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成17年度の予算関係を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議なりました。
 以上、よろしくお諮りくださいますようお願い申し上げまして、ご報告といたします。
○岡崎賢治議長 お諮りします。
 今期定例会の会期など議事日程については、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、会期は本日から17日までの16日間とすることに決定しました。

平成17年東根市議会第1回定例会会議予定表

月  日 会  議  名 開議時刻 場 所 議      事
3月2日 本  会  議 午前10時 議 場 ・開  会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・請願(5件)の委員会付託
・議案上程(補正予算・人事)
 説明・質疑・討論・表決
・議案上程
 施政方針及び提出議案の説明
・予算特別委員会への議案付託
予算特別委員会 本 会 議
終 了 後
議 場 ・予算議案概要説明
3月3日 休         会
3月4日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月5日 休         会
3月6日
3月7日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月8日 休         会 
3月9日 本  会  議 午前10時 議 場 ・総括質疑
3月10日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・付託議案審査
 分科会設置及び議案の付託
3月11日 総務常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
文教経済常任委員会・分科会 第1委員会室
建設常任委員会・分科会 第2委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月12日 休         会
3月13日
3月14日 総務常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
文教経済常任委員会・分科会 第1委員会室
建設常任委員会・分科会 第2委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月15日 休         会
3月16日 各常任・正副委員長会 午後1時 各 室 ・付託議案審査報告について
3月17日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・分科会委員長審査報告
 質疑・討論・表決
本  会  議 予算特別
委 員 会
終 了 後
議 場 ・委員長審査報告
・市長提出議案
(条例・事件決議・予算)
 質疑・討論・表決
・委員長報告(請願)
 質疑・討論・表決
・議員提出議案上程
 説明・質疑・討論・表決
・閉  会

◎諸 般 の 報 告

○岡崎賢治議長 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 最初に、監査委員から報告がありました平成16年10月から12月分までの例月出納検査結果報告と各課等にかかわる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条第1項及び第2項の規定による議員の派遣について、別紙報告書をお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を、一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、これもご了承願います。
 以上で、諸般の報告を終わります。

◎請願の委員会付託

○岡崎賢治議長 次に、日程第4、請願の委員会付託を行います。
 今期定例会で受理しました請願は、5件であります。これを、別紙お手元に配付しております請願文書表のとおり、総務、文教経済、厚生の各常任委員会に付託いたします。

請  願  文  書  表

平成17年第1回定例会

受理
番号
受理年月日 件     名 請  願  者 紹介議員 付託委員会
H17.2.22 消費税大増税反対に関する請願 東根市蟹沢1328-3
消費税廃止北村山各界連絡会
会長 石垣 政志
今 野   孝 総 務
常任委員会
H17.2.22 全頭検査による万全なBSE対策の継続を求める請願 東根市若木通り一丁目86
東根市農民連
代表者 槇  順一
今 野   孝 文教経済
常任委員会
H17.2.22 社会保障制度の抜本改革を求める請願 山形市香澄町二丁目9番40号
日本労働組合総連合会
山形県連合会(連合山形)
会長 安達 忠一
深 瀬 秋 広
結 城   芳
厚生
常任委員会
H17.2.22 地域経済の活性化等を求める請願 山形市香澄町二丁目9番40号
日本労働組合総連合会
山形県連合会(連合山形)
会長 安達 忠一
結 城   芳 文教経済
常任委員会
H17.2.22 定率減税の廃止・縮小を中止することを求める請願 山形市香澄町二丁目9番40号
日本労働組合総連合会
山形県連合会(連合山形)
会長 安達 忠一
深 瀬 秋 広 総務
常任委員会

◎議 案 上 程

○岡崎賢治議長 次に、日程第5、議第1号から日程第16、議第29号までの12議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 おはようございます。
 市議会第1回定例会にあたり、提案いたします案件について説明を申し上げます。
 本定例会に提案いたします案件は、報告事項1件、専決処分の承認1件、条例の一部改正1件、廃止条例の設定1件、事件決議事項3件、補正予算10件、当初予算12件、人事案件1件の計30件であります。
 このうち、専決処分の承認及び補正予算、並びに人事案件の12議案につきまして先議していただきたく、はじめに提案を申し上げます。
 議第1号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認についてでありますが、今年1月初めから降り続いた例年にない豪雪への対応策として、市では、去る1月13日に豪雪対策本部を設置し、市民生活の安全確保を図るため、市道、公共施設、農道等の除排雪経費を増額補正したものであります。
 この結果、歳入歳出予算に1億2,000万円を追加し、予算総額を177億8,651万1,000円としたところであります。
 次に、議第7号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入の主なものは、市税では各税目ごとの調定状況にあわせ、法人市民税の増額、固定資産税の減額などの調整を行い、地方特例交付金については、額の確定に伴い増額補正したところであります。
 国庫支出金及び県支出金では、保険基盤安定負担金や保育所運営費負担金などの増額、及び各種事業の確定に伴う調整を行うものであります。
 繰入金では、財政調整基金繰入金の減額と、新たに繰上償還を実施する財源として減債基金からの繰入金を計上したところであります。
 市債では、住民税等減税補てん債ほか、事業費の確定により、限度額の調整を行うものであります。
 歳出につきましては、市債の繰上償還金を新たに計上するほか、事業費の確定等により所要の調整を行うものであります。
 第2表繰越明許費につきましては、街路新設改良事業など三事業について、平成17年度に繰越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表債務負担行為補正につきましては、農業経営基盤強化資金利子助成について限度額を変更するものであります。
 第4表地方債補正につきましては、各種事業について事業費の確定などに伴い調整を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算に3億5,368万1,000円を追加し、予算総額を181億4,019万2,000円とするものであります。
 次に、議第8号、平成16年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、国民健康保険税の減額や一般会計繰入金等の増額を行い、歳出では、給付実績により一般被保険者に係る療養給付費などの増額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算に6,273万円を追加し、予算総額を39億633万3,000円とするものであります。
 次に、議第9号、平成16年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正について、給食数の減により、歳入の給食費負担金等及び歳出の事業費を減額するものであります。
 この結果、歳入歳出予算から594万9,000円を減額し、予算総額を4億1,387万5,000円とするものであります。
 次に、議第10号、平成16年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、下水道費負担金及び下水道使用料の増額と一般会計繰入金の減額等を行い、歳出では下水道維持費や公債費の減額などを行うものであります。
 第2表地方債補正につきましては、管渠建設事業費と最上川流域下水道建設事業負担金の確定により限度額を変更するものであります。
 この結果、歳入歳出予算から1,369万8,000円を減額し、予算総額を22億7,638万9,000円とするものであります。
 次に、議第11号、平成16年度東根市休日診療所特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、第1表歳入予算補正について、実績に基づき診療施設使用料を減額し、同額を一般会計繰入金で増額する歳入の組替えのみの補正であります。
 次に、議第12号、平成16年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、医療費交付金や医療費国庫負担金などの増額を行い、歳出では医療給付費及び医療費支給費の増額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算に3,280万円を追加し、予算総額を45億1,061万円とするものであります。
 次に、議第13号、平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正について、通常分の補助事業が増額決定なったことから、歳入では、国庫補助金及び市債等の増額を行い、歳出では、通常分の事業費を増額するものであります。
 第2表繰越明許費につきましては、臨時交付金事業及び特定事業について、平成17年度に繰越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表地方債補正につきましては、事業費の確定に伴う調整を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算に1,200万円を追加し、予算総額を7億3,834万6,000円とするものであります。
 次に、議第14号、平成16年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、一般会計繰入金を増額し、市債の減額を行い、歳出では、墓地整備事業費を減額するものであります。
 第2表地方債補正につきましては、事業費の確定に伴う調整を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算から961万3,000円を減額し、予算総額を4,725万6,000円とするものであります。
 次に、議第15号、平成16年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、建設改良工事及び配水管布設工事の事業精査に伴い、資本的支出を210万円増額し、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額7億4,757万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金1億5,957万8,000円で調整するものであります。
 次に、議第16号、平成16年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、一般会計繰入金を減額し、歳出では入・上野台簡易水道維持管理費の減額などを行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算から521万円を減額し、予算総額を1,625万7,000円とするものであります。
 次に、議第29号、人権擁護委員候補者の推薦についてでありますが、現職の石山 勇委員が平成17年5月31日で任期満了となることから、引き続き同人を推薦するため提案するものであります。
 なお、本人の略歴につきましては、参考資料のとおりでありますので説明を省略いたします。
 以上、先議分について提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、原案のとおりご可決、ご承認並びにご同意くださいますようお願いを申し上げます。 
○岡崎賢治議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
 次に、議第1号から議第14号までの9議案について、財政課長に補足説明を求めます。武田財政課長。

   〔武田國義財政課長 登壇〕

○武田國義財政課長 議長の指示により、予算関係についての補足説明をいたします。
 3ページをお願いいたします。
 議第1号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について説明いたします。
 なお、先ほど市長から補正額並びに補正後の予算総額について説明いたしましたので、私からは事項別明細など主なものについて説明申し上げます。
 5ページをお願いします。補正の内容は、除雪経費として1億2,000万円を補正したものです。
 8ページをお願いします。2 歳入は財政調整基金より繰り入れし、3 歳出では第2款総務費第1項総務管理費4目財産管理費に、市内小中学校及び各地区公民館並びに保育所等の駐車場の除排雪経費を、第6款農林水産業費5目農地費では農道の除雪経費を、第8款土木費では市道除雪経費を補正したものです。
 次に、19ページをお願いします。
 議第7号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)について説明いたします。
 24ページお願いします。第2表繰越明許費は、第8款土木費において道路橋りょう費、道路新設改良事業(補助)の市道五間通り線、道路新設改良事業(単独)で市道原宿下悪戸線、泉郷中部線道路改良費について。都市計画費では、長谷平林線街路整備事業について移転補償工事等の一部が年度内に完了しないことから繰越明許の設定を行うものです。
 第3表債務負担行為補正は、農業経営基盤強化資金利子助成の限度額について、融資総額5,000万円を1億2,000万円に変更するものです。
 第4表地方債補正は、土地改良事業ほか2事業及び住民税等減税補てん債について、事業費及び許可額の確定に伴い限度額を変更するものです。
 28ページをお願いします。2 歳入の主なものについて説明いたします。
 第1款市税の第1項市民税につきましては、これまでの調定額の実績等を勘案した結果、法人税割を8,000万円増額し、第2項固定資産税については現年課税分で5,000万円の減額補正をするものです。
 32ページをお願いします。第15款国庫支出金、次の第16款県支出金につきましては、各事業費の確定等による増減調整を行ったものです。
 36ページをお願いします。第19款繰入金の財政調整基金繰入金につきましては、財源調整のため繰入金の減額を行い、減債基金繰入金は繰上償還を行うための補正をするものです。
 38ページをお願いします。第22款市債では、事業の確定等に合せた調整と、住民税等減税補てん債につきましては、今年度の許可額に合せ2,010万円を増額するものであります。
 次に、歳出ですが、継続されている事業については事業の確定などを見込み調整を行っておりますが、その主な事業について説明いたします。
 40ページをお願いします。3 歳出、第1款議会費につきましては、1名の議員辞職に伴う減額補正。第2款総務費4目財産管理費の委託料は、このたびの豪雪により市内小中学校、各地区公民館等の屋根の雪降し及び除排雪等にかかる委託料の増額補正を行うものです。
 42ページをお願いします。8目交通安全対策費は、雪解け後の道路に白線を引くための工事費の増額。13目諸費では、防災関連事業でのハザードマップ配付対象地域の拡大に伴う印刷費の増額。
 46ページをお願いします。第3款民生費第1項社会福祉費1目社会福祉総務費では、国民健康保険基盤安定繰出金事業の増額。2目社会福祉施設費では、4月1日オープンしますさくらんぼタントクルセンターに係る維持管理、運営管理委託事業の増額補正。3目身体障害者福祉費では、進行性筋萎縮症者療養等給付事業の扶助費の補正。
 48ページをお願いします。6目老人福祉費では、高齢者一人暮らし及び老人世帯の屋根の雪おろし等の支援のための軽度生活援助事業委託料の増額。第2項1目児童福祉総務費、児童手当等給付事業では、対象者の増加による増額。2目保育所費、特別保育事業では、なかよし保育所で実施しております延長保育に対し、延長保育促進事業補助金の増額。6目医療給付費では、乳幼児・母子家庭等医療給付事業では給付者の増加に伴う増額。
 50ページをお願いします。第4款衛生費第1項保健衛生費1目保健衛生総務費では、北村山公立組合病院組合事業では利用者の増加に伴う運営負担金の増額。2目予防費、インフルエンザ予防接種事業では、当初3,500人を予定しておりましたが、申込者が4,800人ほど見込まれることから予防費の委託料からの組み替え補正。3目環境衛生費では、河北町ほか2市広域斎場事務組合負担金の減額補正。
 52ページをお願いします。第2項清掃費1目清掃総務費では、東根市外二市一町共立衛生処理組合負担金の減額補正。第6款農林水産業費第1項農業費では、各種事業の確定による増減補正。
 58ページをお願いします。第8款土木費第4項都市計画費4目公共下水道費では、特別会計決算見込みにより繰出金の減額。
 62ページをお願いします。第10款教育費第4項社会教育費2目公民館費では、神町公民館トイレ改造及び高崎公民館駐車場舗装工事費の増額補正。第12款公債費では、起債制限比率等の抑制を図るため繰上償還を行うことから3億5,943万9,000円の補正を行うものです。
 次に、66ページをお願いします。
 議第8号、平成16年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。
 69ページをお願いします。2 歳入、第1款国民健康保険税につきましては、今後の税収見込みから医療給付費分、介護納付金分の現年課税分及び滞納繰越分について増減補正を行ったものです。第8款繰入金1目一般会計繰入金は、保険基盤安定繰入金及び財政安定化支援事業繰入金として6,908万3,000円の増額。
 71ページをお願いします。3 歳出につきましては、第2款保険給付費第1項療養諸費1目一般被保険者療養給付費、第2項高額療養費は、給付及び医療費に対する支給が多いことから増額補正をするものです。
 次に、75ページをお願いします。
 議第9号、平成16年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)について説明いたします。
 78ページをお願いします。2 歳入、第1款分担金及び負担金の給食費負担金は、給食回数の実態に応じた減額と、第2款繰入金1目一般会計繰入金の増額を行うものです。
 3 歳出、第1款事業費1目事業費では、賄材料費等の減額を行うものです。
 次に、80ページをお願いします。
 議第10号、平成16年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。
 82ページをお願いします。第2表地方債補正は、管渠建設事業及び最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金の確定に合せ、限度額の変更を行うものです。
 次に、85ページをお願いします。2 歳入、第1款分担金及び負担金では、受益者負担金の増額。第4款では一般会計繰入金を減額し、87ページ、第7款市債では、最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金に係る市債を増額するものです。
 89ページをお願いします。3 歳出は、第1款公共下水道費の1目下水道総務費のうち、最上川流域下水道(村山処理区)維持管理負担金事業において平成16年度の負担金清算により310万2,000円を増額。2目下水道維持費では、神町北部土地区画整理事業地内の汚水計画を一体的に実施する方が効率的であるとの判断から1年遅れらせるため、雨水幹線維持管理事業費の減額。3目管渠建設費のうち、最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金を増額するものであります。
 次に、93ページをお願いします。
 議第11号、平成16年度東根市休日診療所特別会計補正予算(第1号)について説明いたします。
 96ページをお願いします。今回の補正は、診療施設使用料の減額に伴い一般会計繰入金の増額補正を行うものです。
 次に、98ページをお願いします。
 議第12号、平成16年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。
 101ページをお願いします。2 歳入では、第1款支払基金交付金、第2款国庫支出金及び第3款県支出金並びに第4款繰入金の増額と、第6款諸収入では交通事故等による第三者納付金の減額補正をするものです。
 103ページをお願いします。3 歳出では、第2款医療諸費1目医療給付費及び2目医療費支給費に増額補正をするものです。
 次に、105ページをお願いします。
 議第13号、平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。
 107ページをお願いします。第2表繰越明許費につきましては、移転補償工事等の一部が年度内に完了しないことから繰越明許の設定を行うものです。第3表地方債補正は、土地区画整理事業について事業確定に伴い限度額の増額補正を行うものです。
 110ページお願いします。2 歳入については、第2款国庫支出金、第5款繰入金及び第8款市債を増額し、次の112ページ、3 歳出では、区画整理事業への増額補正を行い、事業推進をするものであります。
 次に、114ページをお願いします。
 議第14号、平成16年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第3号)について説明いたします。
 116ページをお願いします。第2表地方債補正は、事業の確定により限度額について減額補正するものです。
 119ページをお願いします。2 歳入については、第1款繰入金第1項一般会計繰入金の減額、第2款市債1目墓地建設事業債の減額、3 歳出では、第2款墓地整備事業費の減額を行うものです。
 以上で、補正予算の補足説明を終わります。よろしくお願いします。
○岡崎賢治議長 次に、議第15号及び議第16号の2議案について、水道部長に補足説明を求めます。小野水道部長。

   〔小野幸治建設部長兼水道部長 登壇〕

○小野幸治建設部長兼水道部長 議長の指示により、2会計の補足説明を行います。
 議第15号、平成16年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますけれども、議案集の121ページをお願いします。
 第2条としまして、後段の方ですけれども、第1款資本的支出第1項建設改良費でありますけれども、12月補正の段階で8億990万円を計上していたところでありますけれども、建設改良工事及び配水管の布設替工事等の事業清算に伴いまして、210万円を増額し、資本的支出総額9億6,524万9,000円とするものであります。この建設改良の増額に伴い、資本的収入が資本的支出額に対し不足する額7億4,757万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金1億5,957万8,000円で調整するものであります。
 次に、議第16号、平成16年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして補足説明申し上げます。
 124ページの第1条でありますけれども、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ521万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,625万7,000円とするものであります。
 内訳としましては、次のページの125ページお願いします。第1表歳入歳出予算の説明でありますけれども、歳入につきましては、第2款の使用料及び手数料6,000円を増額。第3款の繰入金532万5,000円の減額。第5款の諸収入10万9,000円を増額し、歳入合計を521万円の減額をするものであります。
 次に、歳出でありますけれども、第1款総務費、16年度の決算において消費税の納付が必要なことから35万5,000円を増額するものであります。第2款の事業費でありますけれども、入・上野台及び沼沢・猪野沢の両簡易水道事業の維持管理費を精査したところ、556万5,000円を減額し、歳出合計521万円減額するものであります。
 この結果、歳入歳出総額1,625万7,000円とするものであります。
 詳細につきましては、126ページ以降に記載してありますので、よろしくお願いします。
○岡崎賢治議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
 ここでお諮りします。ただいま議題となっております議第1号から議第29号までの12議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、議第1号から議第29号までの12議案については委員会付託を省略することに決しました。

◎議第1号 平成16年度東根市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について

○岡崎賢治議長 これから議第1号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時41分 休 憩


   午前10時41分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第1号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認について採決をします。
 議第1号は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第1号は原案のとおり承認されました。

◎議第7号 平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)

○岡崎賢治議長 次に、議第7号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。2番加藤信明議員。
○2番(加藤信明議員) 議第7号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)の歳入、市税について2点ほどお尋ねをいたします。ページ数、28ページ、29ページであります。
 第2項の固定資産税でありますが、固定資産税においては、現年課税分減5,000万円であります。前年度の予算書を見ますと、3月補正で3,957万2,000円の減になっております。肝心なことは、歳入の財源を堅く、しかも正確に試算することが必要だと思っております。よって、調定額より納入率を少なめに抑えることは当然でありますけれども、5,000万円の減は大きな数字であります。どのような積算をしているのか。毎年5,000万円程度の減になっているけれども、過大見積もりをしているのではないか。まずお聞きをします。
 次に、20ページであります。市税55億3,093万2,000円となっております。前年度の決算では55億4,422万円でありました。今回、補正予算を組むにあたりまして、昨年12月の市税の調定額、納付額は前年度対比でどうであったのか。今後の見通しはどうなのか、まずお尋ねをいたします。
○岡崎賢治議長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 まず最初に、1問目の固定資産税の現年分の大幅減、いわゆる5,000万円の減についてはということでのご質問です。
 これにつきましては、ご指摘のとおり予算編成上の問題と納入率の減という二つの側面があるというふうに認識しております。振興実施計画においてもそうでありますけれども、予算編成上におきまして歳入、いわゆる特に税収の場合は、どうしても過大に、最大限に見積もりがちです。同じ歳入であっても地方交付税を堅く堅く見積っているのと比べれば、大変好対照になっております。特に、この固定資産税の現年分につきましては、平成14年度以来、納入率は98%に達したことがないんです。それにもかかわらず予算上は毎年、調定額に対して98%の納入率で計上していると、このような実態にあるわけです。これは何かと言いますと、はじめから納入率を前年度よりも減にしているのかというふうな指摘がされる恐れもあるということが、これまでずっとあったようでありまして、現実的に平成15年度の決算では97.07%と、かろうじて97%を維持したところであります。現実的に、毎年0.4から0.5%ほどずつ減になっているのが現実です。それから見ると、98%という納入率は非常におっしゃるとおり過大な見積りであったのかなというふうに反省しているところであります。現在のところ、固定資産税の決算見込みでは納入率は96.3%と予測しておりまして、98%の差、いわゆる1.7%がこのほとんど約5,000万円に近い今回の減額になっているところであります。
 今年度につきましては、補正予算にもありますように法人市民税の伸びが非常に好調でありまして、市税全体としては5,200万円の増額補正をしております。しかしながら、これまでのように期待数値として税額を計上することにつきましては、歳入欠陥の恐れもあるということで、今後はこのような予算計上は行うべきではないというふうに考えております。そういうことからも、平成17年度の固定資産税の現年度分については、97%の納入率で計上させていただいておりますので、ご理解くださるようにお願いしたいと思います。
 それから2点目の去年の12月31日現在と今年の同時期での比較はどうかというご質問です。
 今年の納期が1月4日だったので、1月4日現在の比較をみてみますと、納入率は現年度分に限ってみますと85.54%と、昨年度の85.31%よりもわずか0.23%でありましても収納率が向上しております。これは、今年度の納税組合の役割からしてみれば、かなり健闘している数字かなとこのように考えております。
 ただし、滞納繰越分については非常に固定資産税を中心に低調でありまして、全体では結局82.2%となっておりまして、前年度の82.69%よりも0.49%低くなっているところであります。今後とも夜間一斉徴収を中心に納入率のアップに努力してまいりたいというふうに考えております。
 それから、今後の見通しということでありますけれども、法人市民税が大変好調なこともありまして、市民税につきましては当初予算の18億9,000万円を上回る19億7,000万円を見込んでおります。その他の税につきましても予算どおり、あるいは若干上回る予定であります。
 ただし、先ほど申し上げましたように、固定資産税と都市計画税が当初予算よりも大幅に減額されましたけれども、それでもなおかつ一般会計全体におきましては当初予算の54億7,000万円に対して55億3,000万円と、予算よりも上回る税収になる見通しであります。
 以上です。
○岡崎賢治議長 2番加藤信明議員。
○2番(加藤信明議員) 見通しというふうなことで、年度当初よりも上回る収入というふうなことは大変結構だと思います。
 関連してでありますけれども、納税相談員につきましてお聞きしたいと思います。
 個人情報保護条例によりまして納税組合長の活動が大きく制限をされたというふうなことで、納税相談員が行政の配慮で昨年12月から1名増員されたわけでありまして、現在4名体制で事務を執行しておるわけであります。この実績についてお伺いをいたします。
○岡崎賢治議長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 納税相談員は12月からでなくて10月から1名増員させていただいております。納税相談員の活動は昼夜を問わず訪問徴収活動をやっていただいておりまして、それが結果的には納税率のアップにつながっているものでございます。平成16年度の4月から9月までの6カ月間、これは納税相談員が3名の体制でした。そこで、徴収した税額は約1,787万円で、1月当たりの平均が298万円です。そして、10月から3名体制から4名体制になったこの4カ月間、10月から1月までの4カ月間に徴収した税額は1,737万円ということで、1月当たり平均434万円と、このように明らかに増員効果があったものとこのように認識しております。
 さらに、納税相談員の効果を表す数字としまして、平成15年度の実績、決算で見てみますと、平成15年度は9月までは2名、10月から3名の体制でありますけれども、ここで徴収した金額は3,470万円です。そして、納税相談員全体に要した社会保険料も含めた費用については629万円とこのようなことで、費用対効果の面からしても大きな効果をあげているものというふうに認識しております。
○岡崎賢治議長 2番加藤信明議員。
○2番(加藤信明議員) 自主財源の根幹をなすものは市税であると思います。納入率の向上は自治活動の原動力にもつながるものと思っております。今後とも収納対策本部、さらには納税相談員の今後の努力を期待いたしまして、質問を終わります。
○岡崎賢治議長 以上で、ご了承願います。
 ほかにご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時52分 休 憩


   午前10時52分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第7号、平成16年度東根市一般会計補正予算(第6号)について採決します。
 議第7号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第7号は原案のとおり可決されました。

◎議第8号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

○岡崎賢治議長 次に、議第8号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時53分 休 憩


   午前10時53分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第8号、平成16年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第8号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第8号は原案のとおり可決されました。

◎議第9号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)

○岡崎賢治議長 次に、議第9号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時54分 休 憩


   午前10時54分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第9号、平成16年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第9号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第9号は原案のとおり可決されました。

◎議第10号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)

○岡崎賢治議長 次に、議第10号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時54分 休 憩


   午前10時54分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第10号、平成16年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第10号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第10号は原案のとおり可決されました。

◎議第11号 平成16年度東根市休日診療所特別会計補正予算(第1号)

○岡崎賢治議長 次に、議第11号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時55分 休 憩


   午前10時55分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第11号、平成16年度東根市休日診療所特別会計補正予算(第1号)について採決をします。
 議第11号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決されました。

◎議第12号 平成16年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)

○岡崎賢治議長 次に、議第12号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時56分 休 憩


   午前10時56分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第12号、平成16年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第12号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決されました。

◎議第13号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

○岡崎賢治議長 次に、議第13号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時56分 休 憩


   午前10時56分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第13号、平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第12号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決されました。

◎議第14号 平成16年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第3号)

○岡崎賢治議長 次に、議第14号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時57分 休 憩


   午前10時57分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第14号、平成16年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第14号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第14号は原案のとおり可決されました。

◎議第15号 平成16年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)

○岡崎賢治議長 次に、議第15号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時57分 休 憩


   午前10時57分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第15号、平成16年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第15号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決されました。

◎議第16号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)

○岡崎賢治議長 次に、議第16号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時58分 休 憩


   午前10時58分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第16号、平成16年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第16号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決されました。

◎議第29号 人権擁護委員候補者の推薦について

○岡崎賢治議長 次に、議第29号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、本案は人事案件ですので討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
 これから議第29号、人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
 議第29号は原案に同意することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第29号は原案に同意することに決しました。
 会議の途中ですが、ここで午前11時10分まで休憩いたします。

   午前11時00分 休 憩


   午前11時10分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

◎議 案 上 程

○岡崎賢治議長 次に、日程第17、報第1号から日程第34、議第28号までの18議案を一括議題とします。

◎施政方針及び提出議案の説明

○岡崎賢治議長 これから日程第35、平成17年度施政方針及び提出議案の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 本日ここに、平成17年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
 さて、国際社会の情勢は、イラクの治安維持が未だに確立せず、世界各地で悲惨なテロ事件が相次ぎ、一層混沌とした状況になっております。
 このような中で、我が国においては、イラク復興に向けた人道支援を目的に自衛隊の派遣が行われたところでありますが、昨年の11月からは第6師団神町駐屯地が中心となった第4次の派遣がなされ、厳しい環境の中、復興支援に尽力され、先般、第5次派遣隊への引き継ぎを終え、大きな成果を挙げられて無事帰国されたところであります。この間、留守家族の支援については、市役所内に窓口を設置し、できる限りの支援を行ってきたところであります。
 また、昨年の暮れに発生し、史上空前の大災害となったスマトラ沖地震とインド洋大津波については、邦人を含む多くの犠牲者を出し、未だ感染症の発生が終息せず混迷を深めている状況にあります。
 一方、国内においても、新潟県中越大地震や日本列島を縦断した台風23号をはじめとする未曾有の災害が各地で発生し、今なお被災地では復旧の取り組みが続けられております。これらの災害で被害に遭われた方々に対しまして心からお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く元の生活に戻られ、地域の復興が進むことを切に願うものであります。
 幸いにも災害の少ない本市ではありますが、行政と市民がそれぞれの役割を認識する中で、万が一災害が発生した場合、適切な対応ができる安全安心のまちづくりに一層努めてまいりたいと考えているところであります。
 さて、国内の経済は、一部に弱い動きが見られたものの、企業収益の改善や設備投資など民間需要の増加が続いており、世界経済の着実な回復に伴って景気回復は底堅く推移すると見込まれることから、今後に強く期待をするものであります。
 ただ、現段階におきましては、大企業・都市部中心での回復に留まっている感があり、今後の地方への波及に期待を寄せるものであります。
 このような中、地方公共団体を取り巻く環境は、国が現在進めている三位一体改革などにより、先行きは非常に不透明な状況にあります。地方交付税の削減とともに、平成17、18年度の2カ年で、概ね3兆円規模を目指すとされた国庫補助負担金の廃止・縮減に伴う税源移譲による一般財源化については課題を先送りし、具体的な内容については今後の検討に委ねられるなど、先送りされた点が多く、不満が残るところであります。
 いずれにしましても、具体的な姿がいまだ明確に示されないことから、本市においても、中期計画において、一部大型事業の繰り延べを行うなど対応を余儀なくされたものであります。今後、地方主権の確立という側面から、国と地方が十分な議論を尽くし、地方分権の推進に向けた真の改革を強く望むものであります。
 このように厳しい環境ではありますが、こういう時こそ、国に頼るだけでなく、自立、主体性のある自治体経営を心がけることが肝要であり、できるだけ無駄を省き「民でできるものは民で」という基本的な考えのもとで、民間の知恵と活力を広く活用していくことが重要であると考えております。
 私は、この理念を実践していくために、本年4月より諸証明の発行に係る窓口業務と、さくらんぼタントクルセンターの業務の一部を市内のNPO法人へ委託してまいります。
 これは、従来の行政の発想を転換し、行政への新たな市民参画の機会をつくり、平成17年を正に「市民と行政の協働元年」とするものであります。
 おかげをもちまして、NPOをはじめ、様々な市民団体の活動が活発化するなど、まちづくりに対する協働の意識は広がりを見せようとしております。市民一人一人のまちづくりへの期待と思いをエネルギーとして、市民と行政との協働の基盤を確立し、創意と工夫を持ってまちづくりに取り組んでまいる所存であります。
 また、本市は昨年、ISO14001の認証を更新し、山形県内のトップを切って始めたこれらの環境活動も、既に4年目に入っております。この取り組みを市民各層に拡大するため、本市独自の施策として、市内小中学校での環境教育活動を進める「さくらんぼ環境ISO」についても、昨年5月には一斉にキックオフ宣言し、11月には認定証の交付を行ったところであります。本年4月からは、市民各層の活動に期待を込め、市民との協働で環境問題に関する啓発・実践を展開していくために、「環境衛生組合」を新たに発足し、環境先進自治体として新たな取り組みを進めてまいります。
 本年4月には、市民待望の「さくらんぼタントクルセンター」がオープンします。今さら申し上げるまでもありませんが、この総合保健福祉施設につきましては、少子高齢化社会への対応として、子育て支援施策などの充実を目的に計画し、建設を進めてきた施設であり、いよいよ完成を見るものであります。本年度は、年間を通して各種イベントを展開するとともに、特にこの4月には、集中してオープンを記念した事業を実施し、多くの市民の方々が施設を利用することにより、さくらんぼタントクルセンターへの理解を深めていただくことを願っているものであります。
 さて、三位一体の改革を受けた厳しい財政状況に鑑み、自己防衛の観点から推進してまいりました本市の行財政改革は、職員の55名削減など一定の成果を挙げてまいりましたが、今後も、新たな行政需要に柔軟に対応するため、その時々に英断を持って対処してまいります。
 このように、本年度も私の政治信条であります「誠実・公正・実行」を基本理念として、本市のまちづくりの指針である、第3次総合計画に掲げた将来像「快適空間 やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、4万6,000人のリーダーとして、市民の方々からの負託に的確に応えていくために全力をあげて取り組んでまいる所存でありますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解をよろしくお願いするものであります。         
 続きまして、平成17年度の施策の大綱について、総合計画に掲げたまちづくりの五つの目標に集約し、その概要を申し上げます。
 第一に、『いきいきと輝く交流都市の創造』について申し上げます。
 道路網の整備などに伴い、従来に比して行動範囲が拡大し、近隣市町との関係が深まっている中で、本市が持つ高速交通網の結節点としての地勢の優位性と自然景観や歴史的、文化的な地域資源をいかしながら、広域的な役割を担う、多様な交流が進む「にぎわいのあるまちづくり」を推進してまいります。
 道路整備については、地域間の連携と交流を促進し、市民の利便性とまちの活性化を推進するために、総合的な整備を進めてまいります。
 東北中央自動車道については、開通から3年目を迎え、山形自動車道を経て全国の高速ネットワークに結ばれ「交流のまち」を推進している本市発展の大きな原動力になっており、その効果を拡大するためにも、東根・尾花沢間の建設促進について今後も関係機関に強く要望してまいります。
 地方協力事業となる市道羽入新田線については、継続して事業を実施してまいります。
 本市の西回り幹線道路としての機能が期待される県道長瀞野田線については、整備の促進について関係機関に要望してまいります。
 また、市内東西地域の交流を円滑に促進するために、中央地区から国道13号へのアクセス道路である、都市計画道路長谷平林線と市道五間通り線の整備については計画的に実施していくとともに、東根本町地域の新たなまちづくりを推進するために、都市計画道路宮崎西道線の整備に着手してまいります。
 山形空港周辺環境対策事業である市道神町東14号線道路改良事業についても、引き続き調査を実施してまいります。
 これまで整備を行ってまいりました市道泉郷北部線については、集落間の整備に続き、県道までの整備について、和合橋橋梁整備を含めて新たな調査に着手してまいります。
 企業の誘致をはじめ、本市の振興発展に大きく寄与してきた山形空港の東京便については、本市を中心に県や関係自治体、市民、企業の一体となった取り組みにより利用拡大に努めてきたところであります。今後も、周辺自治体と協議を重ね、搭乗率向上にかかわる事業の調査研究を行い、複数便化を目指してまいります。同時に、大阪便の中型機の運行についても、観光や航空貨物に大きな影響があることから、関係機関に強く要望してまいります。
 東根駅西口の開設については、市道宮崎城廻り線の整備と合わせて、現在、JR東日本と具体的な協議を行っており、市の要望を受け、市とJRが一体となって西口の開設を行う方向で調整しているところであります。
 また、交流人口を拡大し、にぎわいのあるまちづくりを進めるため、これまで同様、本市のキャッチフレーズである「果樹王国ひがしね」を生かした事業の展開を積極的に進めてまいります。
 その一つとして、質、量とも「さくらんぼ日本一」のまちを広く全国にPRするため、初夏の風物詩となった「第4回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」については、小出義雄監督や元オリンピック選手の瀬古利彦氏をはじめとする著名なゲストを迎え、盛大に開催してまいります。
 また、本市への誘客増を図るための「チェリリンピック」についても、昨年好評だった仙台市会場での開催をはじめ、本市を会場にした開催も復活させ実施してまいります。
 さくらんぼの最盛期である6月に運行するさくらんぼ東根観光乗合いタクシーについても、内容を充実し関係機関の協力を得ながら、昨年に引き続き取り組んでまいります。
 地域情報化の推進については、国が進める電子政府の構築への対応として、山形県と県内市町村との共同による電子申請システムの導入を図るため、本年度に設立される推進協議会に参加し、効率的な運用について協議を重ねてまいります。
 第二に、『自然と調和した快適生活環境の形成』について申し上げます。
 東根らしい個性と風格のあるまちづくりを目指し、本市の魅力や特性を活かしながら、都市基盤の整備や居住環境の向上、環境保全対策など、総合的な視点から快適な生活環境づくりを推進してまいります。
 一本木土地区画整理地内の中心市街地における花いっぱい推進事業については、本年度に市民の方々による検討組織を立ち上げ、推進の方向性について検討を始めてまいります。
 都市基盤の整備については、快適な生活環境の形成と良好な市街地形成を目的に、引き続き一本木土地区画整理事業の推進と、先日、設立された組合施行による神町北部地区の土地区画整理事業の支援に努めてまいります。
 また、誰もが分かりやすく親しみのもてるまちづくりを推進するために、東根地区における東根小学校周辺区域の住居表示事業を実施してまいります。
 長瀞地区二の堀周辺の歴史と景観に配慮したウォーキング・トレイル事業については、継続して実施し、個性的で魅力あるまちづくりを推進してまいります。
 市営住宅については、「公営住宅ストック総合活用計画」に基づき、東根駅西に建設予定である20戸のうち、本年度は10戸の整備を行ってまいります。
 上水道事業については、袋田浄水場の施設更新も完了し、引き続き神町配水池・東部地区配水池の機械・電気設備の更新を実施するとともに、今後とも経営の健全化を図りながら、良質で安定した給水ができるように、施設及び給水体制の整備に努めてまいります。
 市営墓地については、定住人口の増加や都市化の進展に対応するため、高崎地区において300区画の造成工事に昨年6月から着手し、本年秋の分譲を目指してまいります。
 公共下水道事業については、第4期下水道事業計画に基づき継続して事業を実施するとともに、第5期計画を策定してまいります。合せて、水洗化率向上のための普及啓蒙に取り組み、経営の健全化に努めてまいります。
 環境行政の推進については、これまでの衛生組合を発展的に改組し、環境衛生組合として新たに発足させ、各区の環境衛生組合長を中心に、各家庭で省エネやごみ減量化に取り組み、リサイクルのさらなる推進のために、地域版環境ISO推進事業として古紙類のステーション回収事業、「廃食用油」回収事業に取り組んでまいります。さらには、東部地区においては、環境保全のため、農業集落排水事業などの事業説明を行ってまいります。
防災のまちづくりについては、マグニチュード7.8の地震を想定した県の計画見直しに合せ、本市の地域防災計画を見直すとともに、本年度は災害時の行動マニュアルに沿った総合防災訓練を実施いたします。
 また、先の中越地震の教訓から、震災直後における物資提供などが重要なことから、食料品などの備蓄について本年度から計画的に実施してまいります。
 また、大撫山地すべりにより全面通行止めの規制を行っている市道白水川ダム線については、県事業として緊急対策事業を講じているところであり、早期の復旧と開通に努めるとともに、新たな災害防除としてポケット式落石防護ネットを設置してまいります。
 市民の生命と財産を守るための消防、救急救助体制の充実については、本年度に高規格救急車の導入を行うとともに、消防用貯水槽や消火栓などの消防施設の計画的な整備に努め、安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。
 また、老朽化した消防庁舎の建替えについては、本年度に山形県より用地を取得し、平成18年度に建設する計画であり、通信施設の整備についても併せて実施の予定であります。
 また、携帯電話からの119番への直接受信装置の整備についても、本年度から着手してまいります。
 第三に、『健やかなやすらぎのある高福祉社会の形成』について申し上げます。
 急速に進む少子化傾向については、高齢化のさらなる進行と、人口の伸びに大きな影響を与えることとなり、将来を託す人材の育成という面からも誠に憂慮すべきことであり、子供を安心して生み育てられる環境づくりが本市に限らず急務となっております。
 本市の一大事業である「東根すこやか・やすらぎの郷」建設事業として進めてまいりました総合保健福祉施設「さくらんぼタントクルセンター」が、いよいよ本年4月にオープンすることになります。この新たな施設を中心に、保健、福祉、医療が相互に連携した、健康講座をはじめとする各種相談事業などについて、内容を拡充して推進してまいります。
 特に、地域子育て支援センター・ファミリーサポートセンターの運営などを、先に申し上げましたNPO法人へ委託することにより、民間のノウハウを活用し、より高い事業効果の発揮を期待するものであります。
 このように、子供を安心して生み育てられる環境づくり、高齢者がいきいきと輝く環境づくりをさらに推進してまいります。
 子育て支援対策としては、平成12年4月から実施しております第3子医療費無料化事業に引き続き、0歳児医療費無料化事業に取り組むとともに、新ひがしね保育所においては、大幅に定員を拡充し、延長保育をはじめとする各種事業の展開をしてまいります。
 市民の健康意識の高揚と健康づくり実践の支援を目的に、昨年「健康ひがしね21」行動計画を策定し、各種事業の展開と啓発に努めているところでありますが、今後も医師会など関係機関と協力しながら、1次予防に重点をおいた取り組みや事業展開を図ってまいります。
 健康診断事業については、利便性を高めるために、これまで別々の期日に実施せざるを得なかった基本健診・個別健診を統合し、総合健診体制で実施することにより、市民の方々のさらなる健康増進への意欲を高めてまいります。
 また、乳幼児を持つ保護者から強い要望のあった個別での予防接種については、本年度から三種混合を個別接種に移行することで概ね個別接種となり、利便性を確保することができたことから、今後は接種率を高める努力を重ね、感染症の未然防止に努めてまいります。
 地域の小児救急医療体制の補強と質の向上を図るため、小児救急地域医師研修事業を新規に実施してまいります。
 また、乳幼児・1歳6カ月児・3歳児健康診断事業については、従来実施している健康診査に加え、フッ素塗布を行い、虫歯予防への関心を高めてまいります。
 神町地区に計画されている特別養護老人ホームの建設については、昨年工事に着手し、本年度の完成に向け、本市としても助成を行い、高齢者福祉サービスの向上を図ってまいります。
 また、短期入所やデイサービスの施設も併設される予定となっており、小田島地区に開設された痴呆性高齢者グループホームと共に、在宅高齢者への支援体制の一層の充実に努めてまいります。
 また、高齢者が自分の力で健康で生きがいを持って生活できるように、利用者から大変好評を得ております、生きがい活動支援通所事業(通称いきいきデイサービス事業)のなお一層の普及に努めてまいります。
 併せて、これまで「さくらんぼ遊々館」のふれあいコンピュータ室で介護予防を目的に活動しておりましたシニアパソコン教室については、本年度から会場をふれあいセンターに移し、新たなパソコン機器の整備を行うなど、支援の強化を図ってまいります。
 介護保険事業については、先に策定しました介護保険事業計画に基づき、被保険者の実態を踏まえた介護認定事業を行い、充実した介護サービスの確保と円滑なサービス給付事業の展開に努めてまいります。
 高齢者が介護状態に陥ることなく、健康でいつまでも自立できるように、国では平成18年から新たに効果的な介護予防サービスを提供することを内容とする(仮称)地域支援事業の創設を検討していることから、本市においても、このことを踏まえ、本年度、第3期介護保険事業計画の策定を進めてまいります。
 国民健康保険事業においては、保健事業として昨年から導入した北村山公立病院を利用する1泊2日の人間ドックへの助成制度をはじめ、健康教室、健康相談など被保険者の健康の保持増進に努め、疾病の早期発見、重症化の未然防止を図ってまいります。
 第四は、『魅力と活力のある産業の振興』について申し上げます。
 経済は依然として厳しい状況が続き、一日も早い景気回復が期待されている中にあって、市民の豊かな暮らしを支える基盤づくりとして、魅力と活力のある産業の振興に努めてまいります。
 農業を取り巻く環境は、就業者の高齢化や担い手不足などから経営形態が脆弱化し、さらには長引く不況により農作物の価格が低迷するなど、農業経営は一段と厳しさを増しております。
 そのため、農道の整備や排水路設置工事など、農業生産基盤の整備を図るとともに、農地の流動化や農作業の受委託による経営規模の拡大などの低コスト化を促進し、収益性の高い農業を確立してまいります。
 本市農業の基幹作物である果樹については、果樹農家の育成と主産地形成を目指し、さくらんぼ加温ハウス及び猿害対策としての電気牧柵の設置を支援する園芸産地拡大強化支援事業や、果樹王国ひがしねPR事業などを推進し、「果樹王国ひがしね」の基盤づくりに努めるとともに、食の安全、安心を確立するために、安全農産物出荷集団育成事業を継続して実施してまいります。
 関連した施策となる地産地消については、これまで同様、学校給食に食材を提供するなど推進に努めてまいります。
 また、本年度から新たに認定農業者支援事業を創設し、担い手である認定農業者に対して手厚い支援を行ってまいります。
 農業用使用済プラスチック適正処理推進事業を継続し、さくらんぼハウスに使用したビニールなどの回収及びリサイクル処理に努め、循環型農業の推進に取り組んでまいります。
 従来、地域の協力を得ながら農作物への猿被害の防止を図るため諸施策を講じてきたところでありますが、本年も継続して被害防止に取り組んでまいります。
 水稲の振興については、地域水田農業ビジョンに基づき、高品質米の安定生産と供給体制を確立するとともに、販路の拡大に努めてまいります。
 また、計画的な集団転作や園芸作物への転換などを推進するとともに、消費者の視点に立った産地形成を支援し、水田農業の確立に努めてまいります。
 地域農業の活性化と農業経営の安定化のため米の生産数量配分に伴い、水田を利用した果樹などの作付け転換や転作作物ごとの団地化、生産組織の育成強化などの水田農業の振興を図るとともに、東根温泉東側に位置する本郷・和合地区の農地等高度利用促進事業による水田畑地化の基盤整備を引き続き推進してまいります。
 柏原地区の農道網を整備し、農産物流通の合理化と地域農業の振興、併せて農業集落環境の改善を図ることを目的に、柏原地区基盤整備促進事業として本年度から調査に着手してまいります。
 これまで懸案でありました白水川北部雨水対策として、昨年に引き続き関係する土地改良団体に対し、農業排水路補修への支援を行ってまいります。
 森林資源の維持増進を目的に、間伐事業の継続実施をはじめ、松くい虫の防除事業に取り組んでまいります。
 緑の少年団については、昨年、小田島小学校に発足し、市内8小学校中2校を残すのみとなり、順次結成を進めていく計画であります。
昨年から、市内中小商業振興対策として行ってきた、商業げんきわくわく資金利子補給事業については、既存の店舗などの増改築や新店舗建築の支援を目的として、引き続き行ってまいります。また、市内住宅建設業者の受注支援策並びに融資利用者の負担軽減のため、東根の家づくり利子補給補助制度を継続してまいります。
 地域振興活性化事業として、本年度新たに東根まるごと商工フェアを開催し、市内の産業活動を広くPRし、地場産業の活用を促進してまいります。
 真夏の夜を彩るひがしね祭は、市民の大きな盛り上がりにより、踊りの競演が一変し、年々盛大になってきており、従来の動く七夕提灯行列や御輿パレードも、それぞれ観客を魅了してまいりました。本年度も、市民自からの盛り上がりを堅持しながら、多くの市民の参加をいただき、よりグレードアップした躍動感あふれる祭りにしていきたいと思っております。
 厚生会館及び農村勤労福祉センターは、本年3月末をもって廃止となることから、その跡地の利用について、敷地の一体的な利用の観点から、県と調整を図りながら、地域の振興発展に向けて引き続き検討してまいります。
 第五は、『こころ豊かな教育と文化の創造』について申し上げます。
 将来を担う子供たちを育む環境づくりは、行政のみならず、学校、家庭及び地域社会全体の責務であります。こころ豊かな教育の実践を目指す本市では、教育方針で歴史や風土、環境を重視し、21世紀をたくましく生き抜く子供たちのあるべき姿としての「東根市子ども像」を掲げ、各種教育施策と連携しながら、その実現に向け努力してまいります。
 学校教育は、基礎学力の向上と児童生徒の個性と能力の伸長を図りながら、生涯学習の基礎を培い、郷土東根の明日を担う、心豊かでたくましく生きる人間の育成を目指すという大きな役割を担っております。
 そのための第一の視点は、授業改善を含めた各学校の特色ある学校経営の推進であります。地域の特性や保護者の願いをもとに、学校ごとの特色ある取り組みを実践するとともに、各教科のねらいを明確にし、児童生徒の学習意欲の向上や創意工夫を凝らした教育の実践を推進してまいります。
 第二の視点は、豊かな道徳性を含めた「心の教育」の推進であります。道徳の授業を要としながら、ボランティア活動などの社会体験、自然体験、生活体験を通して、人を思いやる心などの道徳性を育成してまいります。
 また、不審者の出没や情報の氾濫、家庭内の課題の複雑化などにより、子供たちを取り巻く環境が大きく変化しています。そこで、心の教室相談員活用事業や不登校児童生徒の適応指導事業を通して、教育相談体制の充実を図り、子供たちの健全育成に努めてまいります。
 さらに学校内においては、主に特殊学級への介助などの支援を目的に、教員補助としてのスクールサポーターを配置してまいります。
 新設小学校の建設については、先に開校の時期を繰り延べしたところであり、建設基金の積み立てを継続して実施するとともに、民間のノウハウを活用した財政負担の平準化を図るための建設手法について調査検討を行ってまいります。また、新設小学校の開校までの間、東根中部小学校及び神町小学校に教室不足が見込まれることから、リース教室の整備による対応を行ってまいります。合せて、小中学校施設の大規模改造など、所要の維持管理事業を行ってまいります。
 懸案となっている耐震対策については、これまで2カ年にわたり優先度調査を行い、ある程度の優先度はつかめたことになりますが、今後整備にかかる財源も含めて調査研究を進めてまいります。
 情報化社会のなかで、小中学校の教育用コンピュータについては、引き続き整備を進め、インターネットのセキュリティ対策をはじめ、授業の支援並びにシステム管理のためのインストラクター派遣を行ってまいります。
 生涯学習については、「いつでも・どこでも・だれでも」が容易に学習に取り組むことができる環境づくりを進めてきましたが、市民の学習意欲はますます高まり、その内容も多様化しております。今後とも、市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくと共に、市民の手づくりによる東根市民立大学「タントまなべ学園」については、生涯学習のあるべき姿の一つとして、自主運営の定着とさらなる発展を期待しているところであります。
 市民スポーツの振興については、市民一人一人がスポーツを生活の中に取り込み、健康で活き活きとしたスポーツライフを送れるように、総合型地域スポーツクラブ事業に取り組み、市民がスポーツに親しむ機会を数多く提供するとともに、競技力の向上に努めてまいります。
 体育施設について、昨年に引き続き市民プールの一部改修工事を行うと共に、管理運営を外部に委託し、より安全で衛生的なサービスの提供に努めてまいります。また、大森緑地公園野球場のバックネットを改修し、野球場とテニスコートの照明についても継続して整備を行ってまいります。
 芸術・文化の振興については、文化活動への志向がますます高まる中で、大ケヤキ全国書道絵画展をはじめ、文化団体などが実施する交流事業、創造活動に「輝く四季のまちひがしね芸術文化創造推進事業」として助成すると共に、地域文化を伝承するために継続的に活動を行っている団体への支援を行ってまいります。
 最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
 私は、市長就任以来、市民との対話を通して、共に考え、共に行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に捉え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。その結果、躍動する東根市の姿が目に見える形で着実に現れてきたものと確信しております。
 まちづくりを推進するためには、市民と行政の信頼関係を築き、市民の方々の連帯意識を醸成することが重要であります。こうした基盤のもとに、市民が主役となって市政に参画して、はじめてより良いまちづくりが達成できるものと考えるものであります。
 これまで、市民と行政の協働のまちづくりを推進するために実施してきた大けやきパートナーシップ事業については、昨年から利用しやすい事業内容にリニューアルし、今後も市民の自主的なコミュニティ活動やボランティア活動などを支援してまいります。また、協働のパートナーであるNPO法人の発足並びに自立への支援策として、本年度より新たに補助制度を創設すると共に、協働のまちづくりの一環として、市民が市民向けに地域情報を発信する「広報レポーター制度」を導入してまいります。
 第3次東根市総合計画も、前期計画の目標年次が平成17年度となっており、現在この前期計画の検証作業を進めておりますが、新年度において、公募の市民会議の委員と共に後期計画の策定を行ってまいります。
 行政改革の取り組みについては、平成17年度が第3次行政改革大綱の最終年度となることから、第3次の総括を行いながら第4次行革の準備に取りかかっております。今後、厳しい財政事情が予測される中、先のプログラムの検証を行いつつ、本市の今日的な課題に対応してまいりたいと考えております。
 また、先の地方自治法の一部改正で創設された公の施設の指定管理者制度については、制度の趣旨に鑑み、その導入について積極的に検討してまいります。
 冒頭申し上げましたように、国の「三位一体改革の全体像」の具体的な事項について、未だ明らかにされていないなど、先行きは極めて不透明であります。何れにしましても、非常に厳しい財政運営を強いられることが予想されるところであり、「市民との協働」「事業の選択と集中」を図る中で、全職員の英知を結集し、取り組んでまい所存であります。
 以上、当面する主要な課題と施策についての基本的な考えを申し上げました。
 今、時代はまさに21世紀の新しい社会を創り出すための英知の結集と、そのための努力を強く求めております。今日の先行き不透明な状況のもとで、市民の皆さんと緊密な連携を図りつつ、より効果的な行政を進めていくことが肝要であります。
 NPOをはじめ、さまざまな市民団体の活動が活発化するなど、まちづくりに対する協働の意識はさらに広がりを見せております。市民一人一人のまちづくりへの期待と思いをエネルギーとして、市民と行政の協働の基盤を確立し、創意と工夫を持ってまちづくりに邁進していく所存であります。このように、「快適空間 やすらぎと交流のまち」の実現に向けて全力で取り組んでまいる決意でありますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、平成17年度の施政方針といたします。
○岡崎賢治議長 会議の途中ですが、ここで午後1時まで休憩いたします。

   午前11時58分 休 憩


   午後 1時00分 再 開

○岡崎賢治議長 午前に引き続き会議を開きます。
 執行部において、佐藤選挙管理委員会事務局長が公務都合により欠席となる旨の届け出がありましたので、これを了承願います。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長 提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 それでは、先議いただきました議案以外の案件について説明を申し上げます。
はじめに、報第1号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、本年2月2日に公務中の庁用自動車が起こした物損事故に関して、地方自治法の規定により、損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので報告するものであります。
 次に、議第2号、東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本年4月1日に開設するさくらんぼタントクルセンターの中に休日診療所を設置し、管理運営を一体的に行っていくことから、特別会計を廃止し、一般会計の中で経理していくため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第3号、東根市ふるさと創生事業基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例の設定についてでありますが、さくらんぼタントクルセンターの建設費に当該基金の全額を充当することから、基金の設置目的が達成されたものとして条例の廃止を行うものであります。
 次に、議第4号、字の区域及び名称の変更についてでありますが、東根地区の一部について、字の区域及び名称を住居表示事業の実施により簡明で合理的なものに変更するため、提案するものであります。
 次に、議第5号、住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法についてでありますが、住居表示整備事業を実施する市街地の区域及び実施の方法を定めるため、提案するものであります。
 次に、議第6号、市道路線の認定についてでありますが、都市計画法の規定及び道路網の見直しにより市道認定するため、提案するものであります。
 次に、平成17年度予算案の大綱について申し上げます。
 国は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」を踏まえて、一般歳出等を実質的に前年度以下の水準に抑制することを目標に、歳入に見あった収支均衡型の財政構造への変革に努めているところであり、平成16年度から地方分権の推進と、国と地方の税財政のあり方を見直す「三位一体の改革」が推進されています。
 このような状況のもと、平成17年度は、国から地方自治体へ所得譲与税などにより、1兆1,000億円程度の税源が移譲されるものの、国民健康保険国庫負担金や義務教育費国庫負担金などの国庫補助負担金の廃止とともに、公共投資関係補助負担金なども含め1兆7,000億円を超える補助金の削減が予定されております。
 また、地方の安定的財政運営に必要な一般財源・地方交付税の確保策として、前年度比23.2%減の臨時財政対策債の発行、並びに地方交付税については前年度とほぼ同額を確保したとはいえ、平成15年度比6.5%減のまま、回復しないで計画されるにとどまるなど、地方にとっては、なお厳しい状況が続いております。
 本市においては、長引く景気の低迷から歳入の根幹をなす市税が減少し、平成16年度の税収は、ピーク時の平成13年度と比較し、約3億6,000万円の減収が見込まれるとともに、本年度の地方交付税額は、過去最高額の平成11年度と比較して約11億円の減少が見込まれるなど、今後も厳しい財政運営を強いられることが予測されます。
 一方、歳出面では、「第3次行政改革大綱」に基づき、すべての事務事業についてスクラップ・アンド・ビルドの精神のもと、徹底した経費の節減と見直しを行い、行政のスリム化に努めてきたものの、「フロンティアプラン2005」に示すとおり、扶助費が年々増嵩しております。
 さらに、これまで積極的に進めてきた都市基盤整備や新幹線関連道路整備事業など、大型プロジェクト事業推進に係る多額の市債発行に伴い、公債費を含む義務的経費の増嵩による財政構造の硬直化が懸念されるところであります。
 また、少子高齢化社会への対応、教育環境の整備充実、都市基盤の整備、地域産業の活性化、環境問題への取り組みなど、多様化する市民のニーズにこたえるため、今後も多額の財政需要が見込まれます。
 したがって、平成17年度予算編成にあたっては、効率的な財政運営と健全財政の堅持という基本的考えのもと、「快適空間 やすらぎと交流のまち」の実現を目指し、「東根市振興実施計画第38号」に掲げた諸施策を的確に推進することとし、特に、緊急性・重要性の高い施策の重点化・優先化を図り、予算を調製したところであります。
 今後とも「三位一体の改革」をはじめとする国・県の動向を把握しながら、財源確保に最大限の努力を払うとともに、職員一人一人が常に高いコスト意識と、市民への説明責任を念頭に、事業全体にわたる見直しと徹底した経費の節減を進める視点に立ち財政運営を進めてまいります。
 はじめに、一般会計予算からご説明申し上げます。
 歳入の根幹となる市税については、景気回復の兆しは見られるものの、まだまだ雇用情勢の改善や個人所得の向上には結びつかず、依然として厳しいものがあることから、個人市民税は前年対比2.3%の減を見込み、法人市民税については回復基調を反映し、前年対比で11.6%増を見込むことなどにより、市税総額として前年度当初予算対比2.0%増の55億7,996万円を計上したところであります。
 地方譲与税については、平成16年度に税源移譲された所得譲与税を中心に、前年度当初予算対比で39.7%増の3億4,080万円を計上したところであります。
 昨年度、三位一体の改革に伴い、大幅な見直しがなされた地方交付税については、平成17年度地方財政計画をもとに、普通交付税は前年度当初予算同額の36億円を計上したところであります。
 繰入金は、東根すこやか・やすらぎの郷建設費等充当財源としての、地域振興基金からの繰入金8億5,900万円が皆減したことから、前年度当初予算対比で73.5%、7億1,638万円と大幅に減少しましたが、財源不足の補てん財源として、財政調整基金からの繰入金2億5,783万円を計上したところであります。
 市債については、地方交付税で後年度財源措置される市債を活用することを原則に、事業の緊急性や適債性を考慮し、後年度の財政負担にも留意しながら市債発行を予算計上しましたが、東根すこやか・やすらぎの郷建設事業にかかわる旧地域総合整備事業債や減税補てん債借換債が皆減するなどから、前年度当初予算対比で70.6%減の10億4,420万円としたところであります。
以上の結果、一般会計当初予算額は前年度当初予算対比で、17%減の141億7,600万円となりましたが、前年度の臨時的かつ特殊要因である東根すこやか・やすらぎの郷建設事業費や減税補てん債借換債を除いた実質的な対比においては、2.9%増となったところであります。
 次に、歳出予算についてご説明申し上げます。
 総務部門につきましては、市民ガイドブックの改訂版発刊事業費、消防庁舎建設に向けたプロジェクト推進事業費及び厚生会館解体工事費等を計上したところであります。
 民生・福祉部門につきましては、窓口業務の委託事業費、市営墓地建設事業費、さくらんぼタントクルセンター開所に伴う維持管理事業費及びNPO法人への管理委託事業費、環境衛生組合制度創設に伴う所要経費や古紙類ステーション回収事業補助金、並びに地域及び家庭における環境ISO推進事業費等を環境衛生事業費に、休日診療所特別会計の廃止に伴う休日診療所運営事業費、シニアパソコン教室支援事業費などについて計上したところであります。
 農林・商工部門につきましては、柏原農道整備事業費、認定農業者支援事業費、産業フェア開催を含む地域振興活性化事業費、集客10万人を目指すひがしね祭事業費、果樹王国さくらんぼひがしねマラソン大会事業費などを計上したところであります。
 建設部門につきましては、市営住宅建設事業及び関連事業である市道宮崎城廻り線道路改良事業費、白水川ダム線災害防除事業費、東北中央自動車道関連事業である市道羽入新田線道路改良事業費、和合橋架替に向けた市道泉郷北部線道路改良事業費、長谷平林線道路整備事業費、及び組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業費などを計上したところであります。
 消防部門につきましては、高規格救急自動車購入事業費、新消防庁舎建設に向けた用地取得費を含む施設整備事業費等を計上したところであります。
 教育部門につきましては、外国語指導助手やスクールサポーターの増員経費、本市独自で実施するコンピューター教育支援事業費、東郷小学校暖房設備改修など小学校大規模改造事業費、大ケヤキ環境整備事業費、東の杜資料館改修工事費、山形県レクリエーション大会開催地事業費などを計上したところであります。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計予算につきましては、療養給付費や老人保健医療費拠出金、介護保険納付金などを計上した結果、予算総額を前年度当初予算対比で3.8%増の37億7,000万円としたところであります。
 東根財産区特別会計予算につきましては、財産管理費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比で3.7%減の105万円としたところであります。
 学校給食事業費特別会計につきましては、施設の維持費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比で7.9%減の3億8,600万円としたところであります。
公共下水道事業特別会計につきましては、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比で0.6%減の21億7,700万円としたところであります。
老人保健特別会計につきましては、老人医療給付費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比で12.0%増の44億6,700万円としたところであります。
一本木土地区画整理事業特別会計につきましては、事業推進を図るため、区画街路築造事業費や物件移転補償費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比で1.6%減の6億9,240万円としたところであります。
 介護保険特別会計につきましては、保険料の賦課・徴収事業費、介護認定審査及び調査事業費、介護サービス給付事業費などを計上して、予算総額を前年度当初予算対比で1.8%増の20億9,800万円としたところであります。
 市営墓地特別会計につきましては、平成17年度中の分譲開始を目指し、予算総額を前年度当初予算対比で20.2%増の6,840万円としたところであります。
 なお、東根市休日診療所特別会計については、平成17年度当初から、休日診療所をさくらんぼタントクルセンター内に移設し、同施設と一体的に管理していくことから、特別会計を廃止し、一般会計において予算執行するものであります。
 次に、水道事業関係について申し上げます。
 はじめに、水道事業会計でありますが、収益的収入として12億3,608万円、収益的支出として8億2,190万7,000円を計上したところであります。
 資本的収入については、2,960万円、資本的支出については8億1,228万6,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、損益勘定留保資金や消費税資本的収支調整額、建設改良積立金で補てんするものであります。
 主な事業としては、上水道事業拡張計画に基づく、神町配水池及び東部中区配水池の機械・電気設備更新工事や市道改良に伴う配水管布設替工事、また、公共下水道事業及び一本木土地区画整理事業関連の配水管布設工事のほか、漏水調査などを実施し、有収率の向上を図るとともに、安定供給に努力してまいります。
 次に、工業用水道事業でありますが、平成16年度末に締結予定の「工業用水道事業新基本協定」に基づき、1日平均基本水量を8,500立方メートルに増量することにより、収益的収入については1億9,505万7,000円を見込み、収益的支出については1億5,438万2,000円とするものであります。
 資本的支出については、企業債償還金3,470万円を見込んだところでありますが、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであり、より一層の施設維持管理に万全を期しながら、安定供給に努力してまいります。
 次に、簡易水道事業特別会計については、入・上野台及び沼沢・猪野沢の両簡易水道事業にかかる維持管理費及び配水管布設替工事費などを計上し、予算総額を前年度当初予算対比18.6%増の2,550万円としたところであります。
 以上、提案説明を申し上げましたが、詳細についてはそれぞれの担当課長に説明させますので、よろしくご審議を賜り、原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○岡崎賢治議長 次に、報第1号について財政課長に補足説明を求めます。武田財政課長。

   〔武田國義財政課長 登壇〕

○武田國義財政課長 議長の指示により、補足説明申し上げます。
 議案書の1ページをお願いいたします。
 報第1号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について説明いたします。
 2ページをお願いします。
 専第2号、損害賠償の額の決定についての専決処分については、平成17年2月2日、公務中の庁用自動車が高崎公民館駐車場において後方確認を怠り方向転換をしたところ、駐車中の相手自動車に接触した事故であります。
 事故当事者と示談交渉を行い、相手方である東根市大字観音寺366番地、大江順子との間で、損害賠償額2万4,220円を支払う示談交渉が成立しましたので、これを報告するものであります。
 これからも職員に対しては交通安全に対する取り組みについて注意をお願いしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で報告を終わります。よろしくお願いします。
○岡崎賢治議長 次に、議第2号から議第6号までの5議案について、庶務課長に補足説明を求めます。牧野庶務課長。

   〔牧野利幸庶務課長 登壇〕

○牧野利幸庶務課長 それでは、議長の指示により、補足してご説明いたします。
 議案書の10ページと参考資料の1ページをお願いいたします。
 それでは、最初に議第2号、東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、昭和52年に設置されました東根市休日診療所がさくらんぼタントクルセンターの施設内に設置されるため、その管理運営を一体的に行うことから、休日診療所特別会計を平成17年4月1日から廃止し、一般会計と統合し経理をするためご提案するものであります。
 議案書の11ページ、参考資料の2ページをお願いいたします。
 次に議第3号、東根市ふるさと創生事業基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例の設定についてでありますが、平成元年に設置されましたふるさと創生事業基金を東根市さくらんぼタントクルセンター建設事業費に現在の残高約8,900万円全額充当することから、基金設置の目的が達成されたものとし、当該基金を平成17年4月1日に廃止するため、ご提案するものであります。
 次に、議案書の12ページの議第4号、字の区域及び名称の変更についてでありますが、平成17年10月8日から住居表示の実施により、13ページの東根東部地区の区域及び名称を14ページの名称に変更するため、ご提案するものであります。
 次に、議案書の15ページの議第5号、住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法についてでありますが、16ページの別図、住居表示を実施すべき市街地の区域を平成18年度に街区方式で住居表示を実施するため、ご提案するものであります。
 次に、議案書の17ページの議第6号、市道路線の認定についてでありますが、18ページの別紙、市道路線認定調書の路線名、角地5号線から角地7号線につきましては、開発許可を受けた開発行為に関する工事により、市に帰属した市道の認定を行うものと、大富小学校南線は市道網の見直しによる市道の認定を行うため、ご提案するものであります。
 なお、市道認定路線の位置につきましては、参考資料の3ページのとおりであります。
 以上、ご説明をいたしました。よろしくお願いいたします。
○岡崎賢治議長 以上で、施政方針及び提案理由の説明を終わります。
 なお、報第1号については、報告案件ですので以上でご了承願います。

◎予算特別委員会への議案付託

○岡崎賢治議長 次に、日程第36、予算特別委員会への議案付託を議題とします。
 お諮りします。議第17号から議第28号までの予算関係12議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係12議案については、別紙議案付託表のとおり、予算特別委員会を設置して審査することに決しました。

予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

議第17号 平成17年度東根市一般会計予算
議第18号 平成17年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第19号 平成17年度東根市東根財産区特別会計予算
議第20号 平成17年度東根市学校給食事業費特別会計予算
議第21号 平成17年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第22号 平成17年度東根市老人保健特別会計予算
議第23号 平成17年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第24号 平成17年度東根市介護保険特別会計予算
議第25号 平成17年度東根市市営墓地特別会計予算
議第26号 平成17年度東根市水道事業会計予算
議第27号 平成17年度東根市工業用水道事業会計予算
議第28号 平成17年度東根市簡易水道事業特別会計予算

◎散     会

○岡崎賢治議長 これで、本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。
 御苦労さまでございました。

   午後 1時30分 散 会