議事日程 第1(議案説明・表決)

         第 1 回 定 例 会 会 議 録
          平成16年3月4日 午前10時 開 会

      青  柳  信  雄 議長       武  田  敏  夫 副議長


◎出席議員(20名)
 1番   今  野     孝 議員       2番   加  藤  信  明 議員
 3番   浅 野 目  幸  一 議員       4番   田  中     昭 議員
 5番   阿  部  清  雄 議員       6番   阿  部  綾  子 議員
 7番   高  橋  ひ ろ み 議員       9番   清  野  貞  昭 議員
10番   奥  山  重  雄 議員      11番   森  谷  政  志 議員
12番   佐  藤     直 議員      13番   岡  崎  賢  治 議員
14番   秋  葉  征  士 議員      15番   清  野  忠  利 議員
16番   高  橋  一  俊 議員      17番   結  城     芳 議員
18番   深  瀬  秋  広 議員      19番   武  田     敞 議員
21番   武  田  敏  夫 議員      22番   青  柳  信  雄 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        高 橋 良 子
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長
保 角 國 雄  農業委員会会長        槙   栄 司  消  防  長
武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役
鈴 木 千 原  教  育  長        椎 名 和 男  総 務 部 長
武 田   稔  市民生活部長         小 川   武  保健福祉部長
                                 建 設 部 長
細 矢 昭 男  経 済 部 長        小 野 幸 治
                                 兼水道部長
山 本 源太郎  教 育 次 長        原 田 清一郎  総合政策課長
牧 野 利 幸  庶 務 課 長        高 橋 一 郎  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監 査 委 員
佐 藤 信 行                 保 科 正 一
         事 務 局 長                 事 務 局 長
         農業委員会
菊 口 吉 之
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
杉 浦 正 弘  事 務 局 長        荒 川 妙 子  事務局長補佐
         議 事 主 査
清 野 敬 信                 牧 野 美和子  主     任
         兼議事係長
伊 藤   公  主     事


◎議 事 日 程

 議事日程第1号
       平成16年3月4日(木) 午前10時 開 会

 日程第 1  会議録署名議員の指名 
 日程第 2  会期の決定 
 日程第 3  諸般の報告
 日程第 4  請願(3件)の委員会付託
 日程第 5  常任委員の所属変更について
 日程第 6  東根市議会広報特別委員会委員の選任について
 日程第 7  北村山広域行政事務組合議会議員の補欠選挙
    (議 案 上 程)
 日程第 8  議第15号 平成15年度東根市一般会計補正予算(第7号)
 日程第 9  議第16号 平成15年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
 日程第10  議第17号 平成15年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)
 日程第11  議第18号 平成15年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)
 日程第12  議第19号 平成15年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)
 日程第13  議第20号 平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算
              (第4号)
 日程第14  議第21号 平成15年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)
 日程第15  議第22号 平成15年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)
 日程第16  議第36号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について
 日程第17  議第37号 人権擁護委員候補者の推薦について
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第18  議第 1号 東根市個人情報保護条例の設定について
 日程第19  議第 2号 東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第20  議第 3号 東根市税条例及び東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定に
              ついて
 日程第21  議第 4号 東根市立小・中学校通学区域審議会条例の一部を改正する条例の制定
              について
 日程第22  議第 5号 東根市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部を改正す
              る条例の制定について
 日程第23  議第 6号 東根市消防団条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第24  議第 7号 東根市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第25  議第 8号 字の区域及び名称の変更について
 日程第26  議第 9号 字の区域及び名称の変更について
 日程第27  議第10号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法
              について
 日程第28  議第11号 市道路線の廃止について
 日程第29  議第12号 市道路線の認定について
 日程第30  議第13号 本郷・和合地区水田畑地化市営土地改良事業の実施について
 日程第31  議第14号 財産の取得について
 日程第32  議第23号 平成16年度東根市一般会計予算
 日程第33  議第24号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第34  議第25号 平成16年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第35  議第26号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計予算
 日程第36  議第27号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 日程第37  議第28号 平成16年度東根市休日診療所特別会計予算
 日程第38  議第29号 平成16年度東根市老人保健特別会計予算
 日程第39  議第30号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 日程第40  議第31号 平成16年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第41  議第32号 平成16年度東根市市営墓地特別会計予算
 日程第42  議第33号 平成16年度東根市水道事業会計予算
 日程第43  議第34号 平成16年度東根市工業用水道事業会計予算
 日程第44  議第35号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計予算
 日程第45  平成16年度施政方針及び提出議案の説明
    (説     明)
 日程第46 予算特別委員会への議案付託
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第1号に同じ。

◎開     会

○青柳信雄議長 皆さん、おはようございます。ただいまから平成16年東根市議会第1回定例会を開会します。

◎開     議

○青柳信雄議長 本日の会議に遅刻、欠席の届け出はありません。したがって、出席議員の数は20名で、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○青柳信雄議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、13番岡崎賢治議員、14番秋葉征士議員、15番清野忠利議員、以上3名を指名します。

◎会 期 の 決 定

○青柳信雄議長 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 今期定例会の会期など議事日程については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長岡崎賢治議員。

   〔岡崎賢治議会運営委員長 登壇〕

○岡崎賢治議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果について、ご報告申し上げます。
 本日招集になりました第1回定例会の会期につきましては、去る2月27日午前10時から第4委員会室におきまして議会運営委員会を開催し、提案されます議案数、請願件数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議をいたしました結果、会期は本日から19日までの16日間とし、その間の会議などについては、お手元に配付しております会議予定表に従って運営することに決定しております。また、議案の取り扱いについては、平成16年度の予算関係を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議なりました。
 以上、よろしくお諮りくださいますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○青柳信雄議長 お諮りします。
 会期定例会の開会など議事日程については、ただいまの議会運営委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、会期は本日から19日までの16日間とすることに決定しました。

平成16年東根市議会第1回定例会会議予定表

月  日 会  議  名 開議時刻 場 所 議      事
3月4日 本  会  議 午前10時 議 場 ・開  会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・請願(3件)の委員会 付託
・議案上程(補正予算・事件決議)
 説明・質疑・討論・表決
・議案上程
 施政方針及び提出議案の説明
・予算特別委員会への議案付託
予算特別委員会 本 会 議
終 了 後
議 場 ・予算議案概要説明
3月5日 休         会
3月6日
3月7日
3月8日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月9日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問
3月10日 休         会
3月11日 本  会  議 午前10時 議 場 ・総括質疑
3月12日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・付託議案審査
 分科会設置及び議案の付託
3月13日 休         会
3月14日
3月15日 総務常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
文教経済常任委員会・分科会 第1委員会室
建設常任委員会・分科会 第2委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月16日 休         会
3月17日 総務常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
文教経済常任委員会・分科会 第1委員会室
建設常任委員会・分科会 第2委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月18日 各常任・正副委員長会 午前10時 各 室 ・付託議案審査報告について
3月19日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・分科会委員長審査報告
 質疑・討論・表決
本  会  議 予算特別委
員会終了後
議 場 ・市長提出議案(条例・事件決議・
 予算)
・委員長審査報告
 質疑・討論・表決
・委員長審査報告(請願)
 質疑・討論・表決
・議員提出議案上程
 説明・質疑・討論・表決
・閉  会

◎諸 般 の 報 告

○青柳信雄議長 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 最初に、去る1月7日、清野周治議員から一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出があり、地方自治法第126条の規定により同日これを許可しましたので、会議規則第140条の規定により報告します。
 なお、議席番号8番については欠番といたしますので、ご了承願います。
 次に、監査委員から報告ありました10月から12月分までの例月出納検査結果報告と各課等にかかわる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条第1項及び第2項の規定による議員の派遣について、別紙報告書をお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、これもご了承願います。
 以上で、諸般の報告を終わります。

◎請願の委員会付託

○青柳信雄議長 次に、日程第4、請願の委員会付託を行います。
 今期定例会で受理しました請願は3件であります。これを、別紙お手元に配付しております請願文書表のとおり、厚生・総務・建設の各常任委員会に付託いたします。

請  願  文  書  表

平成16年第1回定例会
受理
番号
受理年月日 件     名 請  願  者 紹介議員 付託委員会
H16.2.26 請願書「消費者保護基本法の抜本改正を求める国への意見書提出について」 村山市中央二丁目
3−2
生活協同組合共立社
北村山生協地域理事会議長 大山浩子
結 城   芳
清 野 忠 利
深 瀬 秋 広
厚生
常任委員会
H16.2.26 「自衛隊のイラク派兵中止」を求める意見書採択の請願 村山市楯岡新町
二丁目11−17
北村山労農会館内
北村山地区
平和センター
議長 門脇誠一
深 瀬 秋 広 総務
常任委員会
H16.2.26 (仮称)市道松沢羽入線道路改良事業の促進について(請願) 東根市大字羽入1325
有志代表
奥山欣二 ほか14名
今 野   孝 建設
常任委員会

◎日程第5 常任委員の所属変更について

○青柳信雄議長 次に、日程第5、常任委員の所属変更について議題とします。
 文教経済常任委員の武田敏夫議員から総務常任委員に、常任委員会のの所属変更したいとの申し出があります。
 お諮りします。武田敏夫議員からの申し出のとおり、常任委員会の所属を変更することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、武田敏夫議員の常任委員会の所属を変更することに決しました。

◎日程第6 東根市議会広報特別委員会委員の選任について

○青柳信雄議長 次に、日程第6、東根市議会広報特別委員会委員の選任についてでありますが、現在1名の欠員が生じております。ここで、総務常任委員会から議会広報特別委員会1名を選出していただき、あわせて、ただいま欠員となっております総務常任委員会の副委員長の互選をお願いいたします。選出及び互選が終わりましたらご報告願います。
 ここで、暫時休憩いたします。

   午前10時07分 休 憩


   午前10時14分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 総務常任委員会から報告を受けました議会広報特別委員並びに総務常任委員会副委員長の氏名を事務局長に朗読させます。杉浦事務局長。
○杉浦正弘事務局長 朗読申し上げます。
 議会広報特別委員会委員に森谷政志議員、総務常任委員会副委員長は浅野目幸一議員、以上であります。
○青柳信雄議長 ただいま事務局長朗読のとおり報告いたします。
 ここで、お諮りします。ただいま報告ありました議会広報特別委員会委員に11番森谷政志議員を、委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、11番森谷政志議員を議会広報特別委員会委員に選任することに決しました。

◎日程第7 北村山広域行政事務組合議会議員の補欠選挙

○青柳信雄議長 次に、日程第7、北村山広域行政事務組合議会議員の補欠選挙を議題としましす。
 本議会から選出されている議員の数は4名でありますが、ただいま1名の欠員が生じております。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にするものとし、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることとし、私から指名することに決しました。
 直ちに指名いたします。北村山広域行政事務組合議会議員に4番田中 昭議員を指名します。
 お諮りします。ただいま指名いたしました田中 昭議員を北村山広域行政事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、田中 昭議員を北村山広域行政事務組合議会議員の当選人とすることに決しました。
 ただいま当選いたしました田中 昭議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。

◎議 案 上 程

○青柳信雄議長 次に、日程第8、議第15号から日程第17、議第37号までの10議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○青柳信雄議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 おはようございます。
 市議会第1回定例会にあたり、提案いたします案件について説明を申し上げます。
 本定例会に提案いたします案件は、条例の設定1件、条例の一部改正6件、事件決議事項7件、補正予算8件、当初予算13件、人事案件2件の計37件であります。
 このうち、補正予算及び人事案件の10議案につきまして先議していただきたく、はじめに提案を申し上げます。
 議第15号、平成15年度東根市一般会計補正予算(第7号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入の市税につきましては、各税目ごとの調定状況にあわせ増減調整をしたところでありますが、長引く景気の低迷により、市民税及び固定資産税については減額となるものの、法人市民税については一部の業種に業績回復の動きが見られ、1億円を増額計上し、市税総額で3,918万3,000円増の54億7,312万5,000円とするものであります。
 そのほか、歳入の主な補正といたしましては、国庫支出金では知的障害者施設訓練等支援事業負担金等の減額、県支出金では山形園芸農業拡大推進事業費等の減額、繰入金では財政調整基金の減額、市債では臨時財政対策債の増額など各事業の確定により調整を行うものであります。
 歳出の主な補正といたしましては、総務費では財政調整基金積立金の増額、衛生費ではインフルエンザ予防接種事業費の増額、土木費では市道除雪事業費の増額及び道路新型改良事業費の減額、公債費では繰上償還実施に伴う市償還還元金の増額などを行うものであります。
 第2表繰越明許費につきましては、白水川ダム線災害防除事業など4事業について、平成16年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表地方債補正につきましては、各事業費の確定等により、借り入れ限度額の調整を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算にそれぞれ1億5,272万6,000円の増額し、歳入歳出予算総額を153億5,521万1,000円とするものであります。
 次に、議第16号、平成15年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、国民健康保険税及び諸収入の一般被保険者第三者納付金等の増額を行い、歳出では保険給付費及び基金積立金の増額、並びに介護納付金の減額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ739万9,000円の追加し、歳入歳出予算総額を36億8,159万9,000円とするものであります。
 次に、議第17号、平成15年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、給食費負担金及び一般会計繰入金の減額などを行い、歳出では賄い材料費等の減額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ390万3,000円を減額し、歳入歳出予算総額を4億3,197万2,000円とするものであります。
 次に、議第18号、平成15年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、下水道受益者負担金及び市債の増額、使用料及び一般会計繰入金などの減額を行い、歳出では公共下水道事業費の最上川流域下水道村山処理区に関する維持管理負担金の減額、並びに同建設事業費の増額等を行うものであります。
 第2表地方債補正につきましては、最上川流域下水道建設事業負担金の確定により、借り入れ限度額の変更を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算にそれぞれ936万1,000円を追加し、歳入歳出予算総額を22億4,285万円とするものであります。
 次に、議第19号、平成15年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、支払基金交付金の減額及び医療費国庫負担金等の増額を行うもので、歳出では医療給付事業費の増額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ6,000万円を追加し、歳入歳出予算総額を42億7,038万円とするものであります。
 次に、議第20号、平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、保留地処分金の増額を行い、歳出では土地区画整理事業費の保留地処分金事業費を増額するものであります。
 第2表繰越明許費につきましては、物件補償費等に関し、平成16年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算にそれぞれ279万1,000円を追加し、歳入歳出予算総額を7億4,837万9,000円とするものであります。
 次に、議第21号、平成15年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表歳入歳出予算補正の歳入では、介護給付費に関する国庫支出金及び支払基金交付金等を減額し、歳出では保険給付費の減額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ1億7,344万6,000円を減額し、歳入歳出予算総額を18億8,396万5,000円とするものであります。
 次に、議第22号、平成15年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、資本的支出予定額の中で施設改良費などについて1億2,400万円を減額し、それに伴い、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額について、当年度分損益勘定留保資金などの調整により同額を減額するものであります。
 次に、人事案件2件についてでありますが、議第36号、東根市固定資産評価審査委員会委員の選任については、現職の小松 忠委員が平成16年5月31日で任期満了とのことから、引き続き同人を選任するため提案するものであります。
 議第37号、人権擁護委員候補者の推薦については、現職の清野榮三委員が平成16年5月31日で任期満了となることから、引き続き同人を推薦するため提案するものであります。
 以上、先議分について提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては、担当部課長に説明させますので、原案のとおりご可決ご承認くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○青柳信雄議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
 次に、議第15号から議第21号までの7議案について、財政課長に補足説明を求めます。高橋財政課長。

   〔高橋一郎財政課長 登壇〕

○高橋一郎財政課長 議長の指示により、補正予算について補足説明を申し上げます。なお、先ほど市長から補正額並びに補正後の予算総額について説明いたしましたので、私からは事項別明細などの主なものについてご説明申し上げます。
 議案書41ページをお願いします。
 最初に、議第15号、平成15年度東根市一般会計補正予算(第7号)について、ご説明いたします。
 46ページお願いします。第2表繰越明許費につきましては、道路新設改良事業は市道五間通り線、市道東根蟹沢線、市道白水川ダム線災害防除事業について、街路新設改良事業は、長谷平林線について補償が年度内に完了しないことや、県施工工事とのかかわりで、繰越明許の設定を行うものであります。
 次の47ページお願いします。第3表地方債につきましては、各事業の確定と許可額の確定により、限度額の変更を行うものであります。
 51ページお願いします。歳入の主なものについてご説明申し上げます。
 第1款市税では、個人市民税につきましては、所得の落ち込みにより減額を見込み、一方、法人市民税につきましては、製造業などの納入額から1億円の増額を見込んだところであります。第2項固定資産税につきましては、一定の方法により課税免除などにより2,157万2,000円を減額し、入湯税につきましても実績等により減額するものであります。
 55ページお願いします。第13款国庫支出金につきましては、それぞれの事業について事業費の確定などにあわせて調整を図ったところでありますが、第1目民生費国庫負担金の第2節児童福祉費負担金のうち、児童福祉施設整備費負担金2,857万5,000円につきましては、現在建設中の東根保育所の国庫負担金で、国庫補助金の方から組み替えを行ったものであります。
 次に、57ページお願いします。第14款県支出金の県負担金、県補助金、県委託金につきましては、各事業の確定等により増減調整を行うものであります。
 61ページお願いします。第17款繰入金の財政調整基金繰入金につきましては、財源調整のため繰入金の減額を行い、第20款市債では事業費の確定等にあわせた調整と、臨時財政対策債につきましては、本年度の許可額にあわせて2億7,390万円を増額するものであります。
 次のページをお願いします。歳出でありますけれども、計上されている事業については、事業の確定などを見込み調整を行っておりますが、その主なものについてご説明申し上げます。
 63ページの下の方でありますけれども、第2款総務費の第4目財産管理費のうち基金管理事業については、財政調整基金へ5,993万5,000円の積み立てを行うものであります。
 次の65ページをお願いします。上段の方になりますけれども、第12目地方バス対策費の地方バス路線運行維持費補助金100万9,000円につきましては、生活路線のバス運行に係る補助要綱により、補助額が確定したことから増額するものであります。
 次に、69ページお願いします。下の方になりますけれども、第3款民生費の第4目知的障害者福祉費の知的障害者施設訓練等支援事業の扶助費につきましては、支援制度の導入により基準単価の見直しに伴い減額となるものであります。
 次に、73ページをお願いします。第7目医療給付費の重度心身障害(児)者医療給付事業につきましては、冬期間における医療費の増加が予想されることから、2,800万円の増額を行うものであります。
 次に、75ページお願いします。第4款衛生費の第2目予防費の中で、インフルエンザ予防接種事業171万5,000円につきましては、65歳以上の高齢者を対象としていますけれども、当初見込み人数より接種者が多いことから増額を行うものであります。同じく第3目の環境衛生費では、市営墓地建設事業で測量委託等の確定によりまして減額を行うものであります。
 次に、次のページ77ページお願いします。第6款農林水産業費の第3目農業振興費のうち、下の方になりますけれども、やまがた園芸農業拡大推進事業、減額の3,090万5,000円につきましては、さくらんぼ加温ハウス等の施設整備費の補助額が確定したことにより減額を行うものであります。次の第5目農地費ですけれども、県事業合併施行負担金は、県施工の下野川排水路整備事業の負担金が確定したことから、1,058万6,000円の減額を行うものであります。
 次に、81ページお願いします。第7款商工費の第2目商工業振興費の中小企業信用保証協会保証料補給金につきましては、融資を希望する企業の増加に対応するため増額を行うものであります。同じページの第8款土木費の第1目道路橋りょう総務費では、県単独・県施行公共事業負担金の確定による減額をするものであります。同じく第2目道路維持費の市道除雪事業につきましては、今年度1億6,400万の予算を計上しておりましたけれども、1月から2月中旬までの支出が大きく、その後の山間部の除雪と排雪経費として2,738万3,000円の増額を行うものであります。
 次の83ページをお願いします。第3目道路新設改良費の各市道整備事業につきましては、事業費の組み替えと事業費の確定に伴う増減を行うものであります。
 次の85ページお願いします。下の方で第10款でありますけれども、教育費の各事業につきましては、事業費の確定による増減調整を行うものであります。
 91ページをお願いします。第12款公債費につきましては、起債制限比率等の抑制を図るため繰上償還を行うことから2億3,347万9,000円を増額するものであります。
 次に、93ページをお願いします。
 議第16号、平成15年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、ご説明いたします。
 96ページお願いします。歳入の主なものにつきましては、第1款国民健康保険税につきまして、今後の税収見込みにあわせ385万9,000円を増額し、第10款諸収入の第三者納付金300万円につきましては、交通事故などに係る納付金として増額するものであります。
 98ページお願いします。歳出の主なものにつきましては、第2款保険給付費の退職被保険者等高額療養費は、退職被保険者に係る高額の医療費に係る支払いが多いことから1,073万円を増額するものであり、第7款基金積立金につきましては、財源調整として積み立てを行うものであります。
 次の100ページお願いします。
 議第17号、平成15年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 103ページお願いします。歳入につきましては、第1款分担金及び負担金の給食費負担金は、給食回数の実態に応じて減額するものでありまして、第2款一般会計繰入金の減額を行うものであります。
 歳出につきましては、学校給食事業費では賄い材料の減額等を行うものであります。
 105ページお願いします。
 議第18号、平成15年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について、ご説明申し上げます。
 107ページお願いします。第2表地方債補正では、最上川流域下水道村山処理区建設事業負担金の増額にあわせて限度額の変更を行うものであります。
 110ページお願いします。歳入の主なものとして、第1款分担金及び負担金では、受益者負担金の増額。第4款一般会計繰入金を減額しまして、次のページお願いします。112ページの市債でありますけれども、最上川流域下水道村山処理区建設事業負担金に係る市債を増額するものであります。
 次の114ページお願いします。歳出の主なものでありますけれども、第1款公共下水道費の第1目下水道総務費のうち、最上川流域下水道村山処理区維持管理負担金事業では、平成14年度の負担金清算により1,174万5,000円の減額となり、第3目管渠建設費では最上川流域下水道の建設負担金を増額するものであります。
 次の116ページお願いします。
 議第19号、平成15年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 119ページお願いします。歳入の主なものといたしまして、さきの老人医療保険制度の改正によりまして、支払基金と国、県、市との医療費に対する負担割合が変更になりました。その結果、第1款支払基金交付金では1億5,693万9,000円の減額となりまして、第2款の国庫支出金、第3款の県支出金、第4款の一般会計繰入金について、それぞれ増額となるものであります。
 次に、121ページお願いします。歳出でありますけれども、医療給付費につきまして、高額医療費に対する支給額が増加することから増額補正を行うものでございます。
 次に、123ページお願いします。
 議第20号、平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 125ページお願いします。第2表繰越明許費につきましては、物件移転補償等について翌年度までわたることから繰越明許の設定を行うものであります。
 次に、127ページお願いします。歳入の主なものにつきましては、第4款の保留地処分金を増額いたしまして、次のページ129ページお願いします。歳出では区画整理事業の単独及び保留地処分金事業について補償費等への組み替えを行い、事業推進するものであります。
 次に、131ページお願いします。
 議第21号、平成15年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 134ページお願いします。歳入の主なものにつきましては、各介護サービスの決算見込みにあわせて第3款の国庫支出金から第7款の繰入金までの減額補正をするものであります。
 136ページお願いします。歳出の主なものにつきましては、第2款の保険給付費のうち、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費について、これまでの実績と今後の利用見込みから減額補正をするものであります。
 138ページ、次のページをお願いします。第4款基金積立金につきましては、介護保険給付費に2,658万4,000円の積み立てを行うものであります。
 以上、補正予算につきまして補足説明を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。
○青柳信雄議長 次に、議第22号について水道部長に補足説明を求めます。小野水道部長。

   〔小野幸治建設部長兼水道部長 登壇〕

○小野幸治建設部長兼水道部長 それでは、議長の指示に従いまして補足説明申し上げます。
 議案書の140ページお願いします。
 議第22号、平成15年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、補足説明申し上げます。
 第2条の後段でありますけれども、資本的支出、建設改良費でありますが、当初予算として8億4,657万円を計上しておりましたが、建設改良工事及び配水管布設工事の減額に伴い、1億2,400万円を減額し、建設改良費7億2,257万円とし、資本的支出総額を8億5,983万2,000円とするものであります。
 この減額に伴いまして、資本的収入が資本的支出額に対し不足する額7億1,575万7,000円は、過年度分損益勘定留保資金1億9,703万9,000円、当年度分損益勘定留保資金2,871万8,000円、消費税資本的収支調整額3,000万円などでそれぞれ補てんし、調整するものであります。
 次に、141ページと142ページをお願いします。その減額の内訳でありますけれども、建設改良費、施設費のうち、施設改良につきましては1億500万円を減額し、配水管布設につきましては1,900万円を減額と。あわせて1億2,400万円の減額をするものであります。これは、東部工区の送水管布設工事、それから下水道関連配水管布設工事、それから袋田水源地の更新事業と一本木土地区画整理事業、配水管の布設工事などを減額するものであります。
 以上、よろしくお願いします。
○青柳信雄議長 以上で、提案理由の説明を終わります。
 ここで、お諮りします。ただいま議題となっております議第15号から議第37号までの10議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第15号から議第22号及び議第36号、議第37号の10議案については、委員会付託を省略することに決しました。

◎議第15号 平成15年度東根市一般会計補正予算(第7号)

○青柳信雄議長 これから議第15号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。2番加藤信明議員。
○2 番(加藤信明議員) それでは、私から歳入につきまして2点、歳出につきまして1点をお聞きしたいと思います。
 まず、歳入についてであります。ページ数42ページの市税であります。自主財源の中心となるものと心得ております。今回、補正で3,918万3,000円の補正、トータルで54億7,312万5,000円となっております。平成14年度の3月補正と比較いたしますと、約9,000万円の減になっております。先ほど説明があったわけでありますけれども、このように個人所得、あとそれから経済情勢が厳しい中、私は不納欠損を大変心配しております。平成14年度決算ベースですと、3,516万3,000円の不納欠損額が出ております。
 そこで、この市税収入確保につきまして、出納閉鎖の5月末までどのような取り組みをするのか、まずお聞きしたいと思います。
○青柳信雄議長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 お答え申し上げます。
 不納欠損の件でありますけれども、不納欠損ができるのは二つの理由がありまして、一つが滞納処分の執行停止に基づくものであります。これは何かと言いますと、滞納処分する財産がないときや、滞納者が行方不明、そのような場合に行うことになっております。この停止の状態が3年継続した時点で不納欠損処分。さらには、会社の倒産などで明らかに徴収不能と判断した場合は、その時点ですぐ不納欠損と、このようなやり方をやっております。
 二つ目が、租税債務の消滅事項によるものでありまして、納期限後5年間を経過したものが徴収権が時効による消滅ということで不納欠損すると、このような二つの理由があるわけです。
 ご指摘の昨年の不納欠損額3,510万円のことでありますけれども、この内訳を見ますと、この中のほとんどを占める3,300万円が会社の倒産や破産などに基づくものであります。今年もこの傾向は同じのようでありまして、既に競売が終了しまして、不納欠損になるだろうとこのように予測しております大口の分、それだけでももう既に2,800万円が予定されているところでありまして、昨年度と同じくらいの不納欠損が出るんではないかというふうに考えております。国保税については、昨年よりももっと増えるんではないかというふうに予測しております。
 今後の取り組みでありますけれども、常日ごろの徴収活動はもちろんでありますけれども、出納閉鎖月の5月にも収納対策本部によります夜間一斉徴収を実施するなどしまして、納入率のアップに少しでも上積みになるようなやり方で努力していきたいと考えておりますので、ご了解をお願いいたします。
○青柳信雄議長 2番加藤信明議員。
○2 番(加藤信明議員) わかりました。
 次に、関連といたしまして、収入未済額につきましてお聞きしたいと思います。
 平成14年度まで、市税につきましては収入未済額約2億1,070万円であります。国民健康保険税につきましては、1億2,680万円というふうなことで、トータルでは何と3億3,750万円となっております。この未済額に対するこれまでの取り組み、さらには、今後どのような取り組みをするのか、また、未済額の要因につきましては、先ほど総務部長が申したとおり、さまざまな事情があると思います。この状況などを分析し、今後の進め方を助言できる専門アドバイザーの設置、あるいは委託など、また、この収入未済額につきましては東根市だけでなくて県内44市町村にかかわる要件であると思います。全市町村も含めまして、山形県の指導などを得ながら検討していくべきと思いますし、例えば、山形県の中に専門アドバイザーの設置など要望していくべきと考えますが、いかがでしょうか。
○青柳信雄議長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 最初に、未納額の対策、これまでどのようにやっているのかと、あるいは今後どのようにやっていくのかという質問にお答えいたします。
 まず、2月末現在の納入状況を見てみますと、現年度分については昨年度の同月と比較しますと、納入率は法人市民税と入湯税以外はすべて下回っておりまして、大変厳しい状況にあることは事実であります。ただし、滞納繰越分の方は、ほとんどの税が前年度よりも上回っておりまして、全体的にあわせますと若干だけ昨年よりは下回っているような状況になっております。
 これまで行ってきた徴収対策はどうかということでありますけれども、幾つかあります。
 一つは、納税組合長さんを通じまして、市民に対する納税意識の啓蒙を図りまして、税収の確保に努めていただいたことであります。
 二つ目が、先ほど申し上げましたけれども、庁内に収納対策本部を設置しまして、税務課の納税係の職員だけでなくて税務課の他の係の職員、あるいは総務部門並びに保健福祉部門の部課長さんからも本部員になっていただきまして、年に4回一斉徴収の強化月間を設けまして、特に、夜間徴収の活動に力を入れてきたものであります。このたびの2月の一斉徴収の期間におきましても、760万円の収納実績をあげたところであります。
 三つ目が、出納閉鎖時期にあたりますけれども、土曜日・日曜日にも収納窓口を開設しまして、滞納者を中心とした納税相談活動を実施しまして、納入しやすい環境づくりを行っているところであります。
 四つ目としましては、未納額の徴収にあたっては、何といっても日ごろの度重なる訪問活動が最も効果的であるというふうに考えております。それで、これまで大きな実績をあげてきた納税相談員をこの議会で議決をいただきまして、10月から1名を増員していただきまして3名体制で現在積極的な徴収活動を行っているところであります。
 このような、これまで行ってきたにもかかわらず、なかなか徴収率が上がらないということで今後どのようにするのかというご指摘だというふうに考えておりますけれども、ただいま申し上げました、これまでの対策に加えまして、一つは平成16年度はこの収納対策本部の充実強化を図ってまいりたいというふうに考えております。私も徴収をしてみてわかるんですけれども、いわゆる少額の滞納の場合ですと、訪問した場合にすぐよこしてくれると、このような実態があります。そういう意味で、初期の滞納者の対策が非常に重要なのでないかなというふうに考えております。そんなことで、どちらかというと多額の滞納額、あるいは過去の何年かにわたってきた滞納額の部分については、専門的な税務課の職員の方に担当してもらって、それ以外の本部員の皆さんには、この少額の本当の滞納しはじめたころの収納の確保に対して活動をしてもらいたいと、このような形の役割を分担しながら考えていきたいと。そして、本部員の増員なんかについても検討してみたいというふうに考えております。
 二つ目が、徴収担当職員の資質の向上を図るために実務的な専門研修を実施してまいりたいと考えております。
 それから、大口の滞納者対策が大きなキーポイントになります。そんな中で、議員ご指摘の非常に高度な知識経験を持つような、そのような人材がぜひとも必要なわけであります。なかなか市単独でもつのは大変厳しい状況にありますので、ご指摘のとおり県あたりが中心となってアドバイザー、税務署職員OBなんかを使ったアドバイザーの設置なんかについても、ぜひ県に今後とも要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○青柳信雄議長 2番加藤信明議員。
○2 番(加藤信明議員) わかりました。
 次に、2点目でありますけれども、ページ数43ページ、事項別明細書では49ページ、61ページの臨時財政対策債についてお聞きしたいと思います。
 このたびの補正で臨時財政対策債2億7,390万円、トータルで9億2,390万円となっております。地方交付税につきましても、まず平成16年度1兆円の削減など年々先細りをする中で、この対策債として市が金融機関より借り入れをし、当面、行政運営をし、いずれ国より交付税として戻りがあるとのことでありますが、借り入れ先、利率、また無制限に借りられるものではないと思います。そこで、この借り入れ限度額についてどのようになっているのか、平成13年度、14年度、15年度とこの対策費を利用しておるわけですけれども、これまでの借り入れ額、そして償還計画はどうなっているのか、まずお聞きいたします。
○青柳信雄議長 椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 お答え申し上げます。
 臨時財政対策債は、ご指摘のとおり、いわゆる交付税の、国が交付税としてよこす分が足りないと、財政的に足りないという部分で臨時財政対策債という部分が出てきたわけです。従来ですと、国が交付税の特別会計で借受けしてきたものを地方のモラルハザードをもつということで、不足分の2分の1を国が一般会計から補てんすると、その残りの2分の1を地方が自分で借金をしなさいという形の中で出てきた財政構造であります。これは13年度から15年度まで、まずは設定になったところであります。
 その中で、借り入れ先でありますけれども、市の市町村の場合は体力がないということで、国から低利率で、国の財政等融資資金を借りております。利率につきましては、年度ごとに違いまして、平成13年度が1.4%であります。14年度が0.6%、15年度につきましては、これから5月に借り入れしますので、まだ決まっておりませんけれども、今現在、3月3日現在あたりを見ますと1.2%ぐらいになるんではないかというふうに予測しているところであります。
 それから、許可額、幾らでも借りていいのかということでありますけれども、そうではありませんで、国が発行可能な額ということで試算表をよこします。その中で、どうしますかといいますと、13、14とは違って15年度からは非常に単純明解になっております。それは、人口4万4,800人が基準になります。これにいろんな補正係数を掛けます。例えば、段階補正係数ということで1.111倍、4万4,800人に1.111倍掛けると。これは、10万人を基準にしておりますので、10万よりも少ない場合は、小さい市町村の場合はこの係数が1.何ぼと上がると。10万よりも多い市町村は、0.何%となるということであります。さらには、寒冷地の補正係数なんかも掛けるようになります。そのようなもろもろの補正係数を掛けあわせて算出したのが、5万3,178人という東根市の基準となる人口になっております。これに単価1万7,308円を掛けたのが、今回の9億2,390万という数字になっているところであります。
 それでは、3カ年の13年度から15年度までの発行した額はどうかといいますけれども、平成13年度で2億2,950万です。平成14年度で4億7,680万、平成15年度で9億2,390万ということで、3カ年の合計で16億3,020万、このような合計の数字になっております。
 それから、償還計画はどうなるのかというようなご質問でした。これは、この起債は3年据え置いて20年返済、実質的には元金は17年で返済ということで、3年据え置きの20年の返済で、元利金等の償還になります。利息については、借りた翌年から発生します。そんなわけで、平成13年度の分については、14、15、16と利息だけが償還しまして、17年度から元利償還がはじまります。14年度は18年度から、15年度借りた分が19年度からということで、19年度からはこの3カ年分の元利償還分がすべて一括入ってきますので、トータルしますと1億500万2,000円と、この3カ年で借りた部分をこのような毎年1億500万2,000円ずつ償還していくと、このような形になります。
 以上です。
○青柳信雄議長 2番加藤信明議員。
○2 番(加藤信明議員) 交付税措置につきましては、年々減少する中、この交付税につきましては色分けはできないわけでありまして、この部分が対策債の戻りだと言われてもわからないと思います。交付税自体そのものが年々先細りするわけですから。その点、今後の収入の見方をどうしていくのか、お聞きをいたします。
○青柳信雄議長 ここで、会議の途中でありますが、11時15分まで休憩をいたします。

   午前11時04分 休 憩


   午前11時15分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 2番加藤信明議員の質問に対し、答弁を求めます。椎名総務部長。
○椎名和男総務部長 ご指摘のとおり、三位一体改革の中で大幅な交付税の削減と臨時財政対策債が減額されたわけで、全国の自治体に大きな衝撃を与えているという実態であります。国の方は、地方財政計画をできるだけ縮小しまして、国が手当てする地方交付税と臨時財政対策債をできるだけ縮小というやり方でやっているようであります。
 その中で、今後の地方交付税の歳入をどういうふうに見込むかというようなご質問でありますけれども、地方交付税の全体の範囲が広がらない、逆にいえば縮小すると、というふうなこのような中で臨時財政対策債もしかりでありますけれども、全国的には合併特例債という大きな膨大な特例債も認められ、そのほとんどが交付税で措置されるという、これもあります。そのような中で、交付税措置するよという部分がどんどんと拡大していっていると。そのような中で、将来は地方交付税がいわゆる借金返済のためにだけまわるような交付税が非常に多くなっているんではないかというようなことで、自由に使える交付税がだんだんと少なくなってくるんではないかと非常に心配はあります。その中で、16年度はまだ三位一体改革のまだ初年度であります。17年、18年度とさらに厳しくなることが予測されますので、今後の地方行政のあり方、地方財政のあり方、特に地方交付税のあり方について、地方の自治体が一致団結しまして、真の地方分権が確立なるようなやり方でできるように国に対し強く要望していかなければならないものだと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○青柳信雄議長 2番加藤信明議員。
○2 番(加藤信明議員) わかりました。
 それでは、次に歳出につきまして1点お聞きしたいと思います。
 66ページの地方バス対策費関係であります。
 市民の交通の確保というようなことで、地方バス路線運行維持費補助金100万9,000円であります。市内には民間のバス路線が3路線対象になっておるはずであります。今回の補正増で100万9,000円、9月補正を見ますと20万円の補正になっております。これは、山形県の補助対象の内容が変わったのか、あるいは乗車密度が極端に落ちて、大幅な赤字路線になったのか、この内容についてお聞きをいたします。
○青柳信雄議長 細矢経済部長。
○細矢昭男経済部長 お答えいたします。
 議員ご指摘のとおりの内容でございますので、概略をご説明申し上げます。
 ご指摘のとおり、この補助金を交付しておりますのは天童線と東根市役所と村山市の北町を運行している1路線、神町から東根市役所を通り村山市の北町に行っている1路線、河北町の河北病院から稲下を通りまして北村山公立病院に来ている1路線、この3路線が対象になってございます。
 ご指摘のとおり、13年度は赤字補てんで市の補てん額は15万5,300円、これにつきましては、13年度、14年度は山形県と東根市が2分の1の折半ということでございました。14年度は24万4,400円。今ご指摘の15年度、9月補正で20万円の補正をいたしましたのは、市が補てんする額に山形県は公金として出すということでルールが変わりました。それに伴い、県は9月時点で総合交付金12万9,000円が交付されましたので、それにあわせ9月では20万円の補正をしていただいたところでございます。このたび3路線の赤字額が508万円ということが会社の決算で、11月に確定していたわけですけれども、これに伴い、天童市・河北町・村山市等々の負担でもってこの508万円を負担するということで、このたび東根市の分として120万9,000円の補てん額が確定をいたしました。それに伴いまして、県の国庫補助金としての12万9,000円を差し引きまして、このたび109万円を補正をするということでお願いしているものでございます。
○青柳信雄議長 2番加藤信明議員。
○2番(加藤信明議員) わかりました。以上で、質問を終わります。
○青柳信雄議長 以上で、ご了承願います。
 ほかにご質疑ありませんか。17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) 一般会計の76ページお願いします。インフルエンザ予防接種の委託料で171万5,000円計上されております。これは、先ほど財政課長の説明ですと、65歳以上の方を対象にしたインフルエンザの予防接種の関係で、当初の見込みよりも申し込みが多いと、よって、増額補正だというその補正の理由の説明がありました。そこでなんですけれども、当初、私ども今、当初予算の資料を持ってきておりませんのであえてお聞きをするわけでありますけれども、当初、何人分で、どのぐらい組んであったのかなということと、それから、既に今まで接種を受けている方の人数、そしてまた、このたびこの171万5,000円を補正したわけですが、この補正分のいわゆる新たな見込みの人数分というのはどれぐらいになっているのか、その辺お願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 お答えを申し上げていきたいと思います。
 ちょっと資料がちょっと不足するんですけれども、当初予算では406万9,000円というふうな予算を計上したところでしたけれども、実質的に、最終的にインフルエンザの予防接種をした方というふうな人数があるわけですけれども、最終的には3,890人というふうな形で、14年度の接種した方が約2,000人でしたというふうなことで、約2倍に近い数字の方がインフルエンザの予防接種をしたという実績になっております。
 すみません。資料がなくて、当初の人数がちょっと把握できない状態です。
○青柳信雄議長 会議の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。

   午前11時24分 休 憩


   午前11時24分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 失礼しました。
 当初2,750人というふうなことで計上しておったというふうなことで、実績では先ほど申し上げたような数字になっております。よろしくお願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 失礼しました。
 当初予算には2,750人ということで、その後、補正の中では1,135人分が加算になっているというふうなことでございました。以上です。
○青柳信雄議長 17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) 部長ですね、当初の2,750人に、その後1,135人分を加算しておったと。よって、今の受診ですか、受けた方は3,890人になっています、とういう理解でいいわけですね、そうすると。私は、今お聞きを、最後にお聞きしましたのは、このたび計上されている171万5,000円の内訳で、何人分を見込んでいるんですかという聞き方もしたわけですけれども、その答えがないわけですが、何人分を見込んでいるのか。と同時に、いわゆる申し込み者が多いという根拠には、今、在庫が、医薬品の在庫がないからということで断われたというような事例もずっとあったわけです。ですから、この辺も相当の数が担当課の方に市民から苦情なり、あるいは要望ということで寄せられたと思うんですけれども、その辺の人数に基づく補正人数なのか、その辺もう一度お願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 それでは、再度申し上げさせていただきますけれども、補正に計上している金額の人数につきましては、1,135人というふうな人数の追加というふうな形になります。当初予定、予想されたのは、昨年度の約1.4倍、1.5倍ぐらいの接種になるのではないかというふうに予想していたわけですけれども、実質的には昨年度から比較して約2倍の方々が接種したというふうな実績になっているというふうなことです。よろしくお願いします。
○青柳信雄議長 17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) 部長ですね、数字は大事だと思うんです。ですから、しつこいようですけれども、もう一度聞きます。
 当初の予算には275人分で400万何がしかを組みましたと。ところが、今組んで…2,750人分をみていましたと。ところが、実際受けているのが3,890人だと。だから、1,135人分を途中で補正をしておりますよという受け止め方を私したんです。ですけれども、今のお答えですと、このたび補正している171万5,000円は、1,135人分ですよというような言い方も今されましたので、その辺ちょっと数値がどういう理解していいのかわかりませんので、もう一度お願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 それでは、誠に申しわけないと思います。
 当初予算の中では2,750人に対しての予算をお願いしたというふうなことです。その後、接種を希望する人が多いということで、実績的には実数で3,885人の方が接種を受けたというふうな実績になっております。それで、このたび予算をお願いしたというようなことについては、1,135人分について171万5,000円で予算をお願いしたいというふうな形で計上したものです。よろしくお願いいたします。
○青柳信雄議長 17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) 大体わかりました。そうしますと、当初の見込みよりも実数として3,890人、約4,000人近くになったと。よって、不足をしたので、このたびの議会で補正を提案しているという理解の仕方なわけですね。私は、実は新たに、また先ほどの説明の中では申し込みが多いから、今までやった分についてはほかに新たにこの分で予防接種をしていきますというような受け止め方をしたんです。ですから、そうではないということですね。その辺ちょっとお願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 お答えします。
 議員おっしゃるとおりで、これまでも実施してきたというふうなことでございます。
○青柳信雄議長 17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) わかりました。いつか私、部長の方にも言ったことあったと思うんですけれども、実は、この実質3,890人のうちに私も一人入っていると。ところが、高齢者、65歳以上の方については、予防接種1回でいいですよという医師の方は、言う方はおりますけれども、2回がいいですよということで2回を申し込んで、2回目だめだったという方が相当おった。ですから、この辺は、いわゆる当然、これは16年度の方にも出てくるわけでありますから、ぜひ16年度の運用にあたっては、もっと当初組まれておりますのであれですけれども、ぜひその辺の配慮はしてほしいなということで要望しておきたいと思います。
 それから、これもいつか言ったことあるんですけれども、いわゆる大変な薬品不足があります。結果として、これは全国的に前年度よりも約40%強多く製造メーカーの方では製造して医療機関等に配付をしたんだそうです。結果として、もう不足、ないですよということで断わられた。だけれども、終わってみて少しは出てきたというようにも伺っているわけであります。当市内でもそういうふうな、終わってみてから、公立病院の方でも、もう私の方ではありませんと言われておったんですけれども、あとで整理をしたところ在庫品があったなどということがあったのかどうか、当市内の医療機関の中で。これもお願いします。
 それから、医療機関によっては大変な接種料金の違いがある。2,000円から5,000円。しかも、当市の補助分は1人回数にこだわらず1,500円ですから、大変な負担の違いがあるわけです。ですから、この辺について医師会との協議といいますか、いわゆるこっちの方で委託をするわけですから、その辺のことについて、この14年度、15年度分についてはどの程度ですね、接種料金の、横並びと言うんですか、あまりも倍も違うような料金では市民はちょっと納得できないと思う。ですから、この辺の個々の医療機関との協議になったのか、あるいは医師会全体との相談などに事前になったのかどうか、その辺、部長お願いします。
○青柳信雄議長 小川保健福祉部長。
○小川 武保健福祉部長 お答え申し上げたいと思います。
 最初の薬品不足の中で、結果的に在庫といいますか、あったかというふうなお話しでございましたけれども、ちょっと…市内で、東根市内での在庫の残った分というのは聞いておりません。ただ、県立の中央病院とかそういったところで若干の残った分はあったというふうに聞いております。
 それから、インフルエンザ注射につきましては市で1,500円、1回分1,500円の補助を行ったということですけれども、各医師において差額といいますか、実費徴収を行った機関もあったというふうなことです。医師会等の話にはなっていたわけですけれども、なかなか統一した料金というのが難しかったというふうなことで、このようなことをさせていただいたというふうなことでご理解をお願いしたいと思います。
○青柳信雄議長 17番結城芳議員。
○17番(結城芳議員) 薬品の在庫の関係ですけれども、わかりました。
 ただ、県内でもそういうような若干在庫品があったというようなことであれば、やっぱり例えば、この北村山地域であればその中核的な医療機関である北村山公立病院に幾らか、あなたの方ではどうですかというような、あるいはこちらの方からそういうような県を通じて精査するような、そして不足するところには配付してもらうような、そういうふうな体制について次年度以降について何らかの形で、内部でも検討していただきたいし、そういうような上部というんですか、そういうようなところにもどういうような形で、できるのかどうかも含めて、ぜひ、このたびのこういうふうな事態を教訓として検討していただきたいと、これもお願いしておきます。
 それから、医療機関によっての接種料金の違い。私は1,000円でできました、1回。私の友人は3,000円で受けた。こんなに違いってどこにあるんですかということになった。またあのとき、あのテレビでも報道されておったようですけれども、これは、例えば委託の当市の方で、市の部長の方から医師会の方などに何とか決めていただきたいということになれば、これは独禁法違反になりますよというような医師の言い方もありました。私はそうは、そこまで言われればどうかなとは思ったんですけれども、少なくとも、このような500円前後とかそういうふうな医療機関によっては違いがあるというふうなことであれば納得はできますけれども、このように差異があるということについては、大変医療機関に対しての市民の不信も出てきます。ぜひ、これも機会あれば、機会あればじゃなくて、次年度に向けてすっきりしたような形で、これはインフルエンザばかりでなくて、乳幼児の予防接種、今度、今まで集団指導しておったのを、市長の施政方針でも言っておりますが、個別接種にだんだんしていきますよということに言っております。個別接種になれば、この違いというのが明らかになります。これはインフルエンザに限ったことではないと思うんです。ですから、その辺については、いや、まずいいだろうということでなくして、本腰を入れてどうすべきか、その辺、内部でも検討しながら、あるいはその対する医療機関などにもお願いをしていただくように、これは市長からぜひその辺の考え方も含めてお願いをしておきます。
○青柳信雄議長 土田市長。
○土田正剛市長 今、新年度の乳幼児の実は予防接種などについていろいろ市の方で助成しておるところがあるわけですが、その今、協議の真最中でありまして、今ご指摘のようなところが非常に子供関係の個別接種においても、実は問題が新たに惹起をしております。少なくとも市の助成が他の類似市と比べて劣っておるということであれば別でありますけれども、むしろうちの方の場合は去年15年に実施したところは、最高水準の助成を出しているわけですね。それを若干ちょっと身の丈にあった助成をしようというふうなことで、今、医師会といろいろ協議をしておるところであります。そういうふうな中で、数ある東根の医者の場合でも、実はその辺についてはどうにも納得ができないというふうなことでというふうなところが2件ぐらい今現在あるようであります。それについては、自己負担を伴うことでやっていただきたいということで、今、交渉を進めているところであります。我々としては、水準以上のものの助成は出しておるわけですから、それでも医者によっては、それでも足りないと、全部市で出しなさいというふうな意見を持っておる方も残念ながらいるようであります。そういう場合には、一定水準のもの以上取りたいと、料金をもらいたいという医者については、それは自己負担で差額分についてはお願いをしますと、そういうことしか我々行政としてはできないというふうに思っております。その自己負担も取ることはできますよということは内規にあるようでありますから、そういうふうな意味で、ご指摘のこの65歳以上のインフルエンザの予防については、市の助成というふうなものが類似市と比べて格段に少ないということではいろいろ考える余地もあるかもしれませんけれども、原則としてはそんなふうな形で今後医師会等と話し合いを進めていきたいというふうに、まだその結果については、そのお医者さんとの答えがどういうふうになったかということは私報告まだ受けておりませんが、そういう形の中でやっていきたいなというふうに思っておるところであります。
○青柳信雄議長 17番、以上でご了承願います。
 ほかにご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時44分 休 憩


   午前11時44分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を省略したいと思います。
 これから議第15号、平成15年度東根市一般会計補正予算(第7号)について採決をします。
 議第15号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第15号は原案のとおり可決されました。

◎議第16号 平成15年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

○青柳信雄議長 次に、議第16号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩をします。

   午前11時45分 休 憩


   午前11時45分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第16号、平成15年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第16号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決されました。

◎議第17号 平成15年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)

○青柳信雄議長 次に、議第17号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時46分 休 憩


   午前11時46分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第17号、平成15年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第17号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決されました。

◎議第18号 平成15年度東根市公共下水料事業特別会計補正予算(第5号)

○青柳信雄議長 次に、議第18号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時47分 休 憩


   午前11時47分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第18号、平成15年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について採決をします。
 議第18号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決されました。

◎議第19号 平成15年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)

○青柳信雄議長 次に、議第19号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時48分 休 憩


   午前11時48分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第19号、平成15年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第19号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第19号は原案のとおり可決されました。

◎議第20号 平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)

○青柳信雄議長 次に、議第20号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時49分 休 憩


   午前11時49分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第20号、平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第20号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決されました。

◎議第21号 平成15年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)

○青柳信雄議長 次に、議第21号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時50分 休 憩


   午前11時50分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第21号、平成15年度東根市介護保険特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第21号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第21号は原案のとおり可決されました。

◎議第22号 平成15年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)

○青柳信雄議長 次に、議第22号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前11時51分 休 憩


   午前11時51分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第22号、平成15年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第22号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第22号は原案のとおり可決されました。

◎議第36号 東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について

○青柳信雄議長 次に、議第36号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
 これから議第36号、東根市固定資産評価審査委員会委員の選任について採決をします。
 議第36号は原案に同意することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第36号は原案に同意することに決しました。

◎議第37号 人権擁護委員候補者の推薦について

○青柳信雄議長 次に、議第37号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に討論ですが、本案は人事案件ですので、討論を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、討論を省略することに決しました。
 これから議第37号、人権擁護委員候補者の推薦について採決をします。
 議第37号は原案に同意することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第37号は原案に同意することに決しました。
 会議の途中ですが、ここで、午後1時まで休憩いたします。

   午後11時53分 休 憩


   午後 1時00分 開 議

○青柳信雄議長 午前に引き続き会議を開きます。

◎議 案 上 程

○青柳信雄議長 次に、日程第18、議第1号から日程第44、議第35号までの27議案を一括議題とします。

◎施政方針及び提出議案の説明

○青柳信雄議長 これから日程第45、平成16年度施政方針及び提出議案の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 本日ここに、平成16年東根市議会第1回定例会において、新年度予算をはじめ重要案件のご審議をお願いするにあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
 私たちが未来へ夢を託した21世紀は、幕開けから4年目を迎えた今も、世界経済をおそうデフレ、予測できないテロ、緊迫するイラク・北朝鮮情勢など、不穏な状況にあります。
 我が国においても、長期化する不況と、足踏みが続く構造改革のもとで、倒産や失業者が増加し、出口の見えない閉塞感が強まる一方で、最近になってようやく経済指標に明るさが見えるようになったことから、今後に強く期待をするものであります。
 こうした中、国が推し進めようとしている三位一体の改革については、本来は、地方分権を徹底し、国と地方が真に対等・協力の関係になるべきであり、そのためにも国庫補助負担金の廃止などによる国の地方への関与を極力縮減し、それと一体的に税源移譲による地方税財源の充実強化を行うというものであります。
 このことは、個々の自治体が知恵を出し創意工夫をこらして、地域の特性を生かした個性的で活力あるまちづくりを進めていくものであり、まさに「地方の時代」「地方主権」が期待されたところであります。
 しかしながら、三位一体改革の初年度となる平成16年度において示されたものは、国は地方交付税の大幅な削減をはじめ、地方向け補助負担金を1兆円削減する一方、うち4,249億円を税源移譲までの暫定措置として「所得譲与税」を通じ地方に配分することにしたものの、本格的な税源移譲は、平成17年度以降の課題として先送りされたところであります。
 今回の三位一体の改革を、分権の名を借りた国の財政再建に終わらせることなく、国、都道府県と市町村の役割を明確にしたうえで、従属関係を打破し、市町村が国や都道府県から自立し、平等な位置関係を構築する機会としてとらえ、市町村の自由度を高めるものでなくてはならないものと考えます。
 今後、ますます地方財政を取り巻く情勢は厳しさを増す一方ですが、このような時代であるからこそ、今まで以上に、洞察力や構想力、創造性などの知恵を駆使し、限られた財源を有効に活用し、都市機能の充実ばかりでなく、そこに生活するすべての人が、安心して豊かに生き生きと元気に暮らしていけるよう、市民の目線を最優先としたまちづくりを進めてまいりたいと思います。
 そういった中で、本年も私の政治信条であります「誠実・公正・実行」を基本理念として、本市のまちづくりの指針である、第三次総合計画に掲げた将来像「快適空問−やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、子供たちが生まれたことに喜びを感じ、若者が住むことに誇りを持ち、高齢者が暮らすことに安心を実感できるまちづくりに、全力をあげて取り組んでまいる所存であります。
 さて、これまで本市は、工業団地の造成をはじめとする産業基盤の整備や、土地区画整理事業による都市基盤の整備など、地域産業の発展と中心市街地の形成を進めるとともに、環境行政の推進や、さくらんぼにこだわったまちづくり事業、窓口業務の時間延長など「市民の目線に立った行政」の推進に力を注いでまいりました。
 その結果、全県的に人口が減少する中で、本市の人口が平成12年7月に4万5,000人を記録してから3年4カ月を経過した昨年の11月に4万6,000人を達成し、県内13市の中で人口増加率が3年続けて第1位となる等、躍進する東根市の姿を、内外に目に見える形で示すことができました。
 これからも人々は、ますます快適な居住環境や生活環境を求めるようになることから、その受け皿としても「定住のための利便性」をさらに高め、市民の誰もが「住んで良かった」と実感できるようなまちづくりを目指して、渾身の努力を傾注していく決意であります。
 県内自治体の先鞭を切って取り組んでおります環境IS014001の認証取得から早いもので3年目を迎え、新たな目標を定めるとともに、さらなる環境保全の内容を盛り込んだうえで、本年9月には更新審査の予定となっております。
 この間、東根市環境基本条例の趣旨に鑑み、市内各事業所での認証取得はもとより、環境問題への取り組みが顕著になってきております。この取り組みを市民各層に拡大するためにも、本市独自の施策として市内小中学校での環境教育活動を進める「学校版環境ISO」が昨年から試行され、本年5月には一斉にキックオフ宣言し、実行プログラムの運用を開始することにしております。
 また、昨年は、市制施行45周年の節目の年にあたり、さくらんぼ東根駅前広場に記念のモニュメント「和み」を設置するとともに、人気番組であるNHKの公開番組「ふるさと皆様劇場」を誘致し、その模様が1月17日に放映され「果樹王国ひがしね」とりわけ「さくらんぼ生産量日本一」を全国に発信した年でもありました。
 一方で、残念な事件が2つありました。その一つがさくらんぼ盗難事件であり、もう一つが相次いで発生した佐藤栄助翁のブロンズ像の器物損壊事件でした。ところが、結果的にはこの事件によって「ひがしね」の名前が全国に発信され、予想を超える反響があったことは皆さんご存じのとおりであります。
 昨年10月には第18回国民文化祭フォークダンスフェスティバルが本市で開催され、全国各地からの参加者と観客の3,000人が一体となり、「果樹王国ひがしね」で大きな盛り上がりを見せ、フォークダンスの輪、交流の輪を広げ、その模様がマスコミの一面に大きく取り上げられたことは記憶に新しいところであります。
 また、さらに東根市を全国に発信するために、今年もバルセロナオリンピック銀メダリストの有森裕子選手を迎え、第3回「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」を開催するとともに、「チェリリンピックin仙台」をはじめ「果樹王国ひがしね」都市宣言10周年の記念事業など、さくらんぼにこだわった事業を積極的に展開し、質、量ともに「さくらんぼ日本一」の東根市を、より一層全国にPRしてまいりたいと考えております。
 高速交通のネットワーク形成に欠かせない山形空港の東京便については、県民の強い要望と本市を含めた関係機関の復活運動が功を奏し、昨年4月に実現したところでありますが、本年4月からは損失補償を伴わないで運行が継続することとなりました。残念ながら、今回は複数便化は見送られましたが、本市並びに山形県の継続的な発展と首都圏との交流を深めるため、復活した東京便を市民並びに県民の皆さんに大いに利用していただき、複数便化を実現し利便性の向上にさらに努力してまいります。
 さて、昨年は市民待望の総合保健福祉センター「(仮称)すこやか・やすらぎの郷」の建設に着手した年でもありました。すこやかに生き、やすらぎを実感できる快適空間を目指して、平成17年4月のオープンに向けて着々と工事が進められております。あわせて、オープンに向けて、さきに組織の改編を行うとともに、完成後の施設の利活用について、庁内はもとより市民組織の検討委員会においても鋭意検討を加えているところであります。
 総合計画の策定に合わせ、平成13年度から実施してまいりました「大けやきパートナーシップ事業」は、3年を経過し、市民との協働のまちづくりとして大きな財産を残すことができました。この度、事業全体をリニューアルし、時代に見合う新たな地域づくりができるように事業の展開をしてまいります。
 三位一体の改革を受けた厳しい財政状況に鑑み、自己防衛の観点から、窓口業務のNPO法人委託をはじめ、学校給食の民間委託など、効率的な行政運営を目指す行財政改革の取り組みについて、「第三次行政改革大綱」に掲げられた各施策を、「民間でできるものは民間で」という基本的な考えのもと、議員各位並びに市民の皆様のご理解をいただきながら、確実に実施する決意で推進し、新たな行政需要に対応してまいります。
 本市におけるこれまでの行政改革は、一定の成果を上げておりますが、人件費の圧縮など事業費等の量的な節減だけでなく、消防庁舎を民間活力によるリース方式で建設するような従前の発想にない柔軟な取り組みがなお一層求められているものと考えます。
 一方で、他の行政事務に係るアウトソーシングについても、必要があれば特区構想を活用し、さらに推進して行かなければならないところでありますが、その受け皿となる民間組織については、NPO法人を含めた中で検討していくとともに、本市では未だ一法人もないNPO法人の立ち上げに全力投球してまいります。
 これらの山積する行政課題を抱える中で、私は4万6,000人のリーダーとして、市民からの負託に的確にこたえていくために、市民との対話を通して、ともに考え、ともに行動する「市民との協働による市政運営」に、これまで同様、全力をあげて取り組んでまいります。
 続きまして、平成16年度の施策の大綱について、総合計画に掲げたまちづくりの5つの目標に集約し、その概要を申し上げます。
 第一に、『いきいきと輝く交流都市の創造』について申し上げます。
 市民の行動範囲が拡大し、近隣市町との関係が深まっている中で、本市が持つ高速交通網の結節点としての地勢の優位性と、自然景観や歴史的、文化的な地域資源を活かしながら、人やものなどが多様に交流する「にぎわいのあるまちづくり」を推進してまいります。
 道路整備については、地域間の連携と交流を促進し、市民の利便性とまちの活性化を推進するために、総合的な整備を進めてまいります。
 東北中央自動車道については、開通から2年目を迎え、山形自動車道を経て全国の高速ネットワークに結ばれ「交流のまち」を推進している本市の発展の大きな原動力になっているところであり、今後は、東根〜尾花沢間の建設促進について要望してまいります。
 本市の西回り幹線道路としての機能が期待される県道長瀞野田線の整備については、県と地域住民が一緒になって話し合いを行い、ルートが決定したところでありますが、今後は、早期整備に向けて関係機関に要望してまいります。
 また、市内東西地域の交流を円滑に促進するために、中央地区から国道13号へのアクセス道路である、都市計画道路長谷平林線と市道五間通り線の整備を計画的に実施していくとともに、東根本町地域の新たなまちづくりを推進するために、都市計画道路宮崎西道線の整備についても強く県に要望してまいります。
 企業誘致をはじめ、本市の振興発展に大きく寄与してきた山形空港の東京便については、県や関係自治体、市民、企業の一体となった取り組みにより、昨年4月に1便が復活したところでありますが、今後も利用拡大に積極的に取り組み、複数便化を目指してまいります。
 同時に、大阪便の中型機の運行についても、観光や航空貨物に大きな影響があることから、関係機関に強く要望してまいります。
 市の新たな交通拠点施設である「さくらんぼ東根駅」は、開業以来、好調に利用実績を伸ばしており、さらなる市民の利便性の確保と利用拡大を図るため、本年4月からJR東日本の配慮により、念願であった「びゅう旅センター」が開設されることになります。
 また、駅を拠点とし、市内観光地を巡る二次交通の拡充を図るため、さくらんぼ東根周遊観光タクシーの運行に取り組んでまいります。
 あわせて、東根駅西口の開設について、市道宮崎城廻り線の整備と合わせJR東日本と具体的な協議を行ってまいります。
 また、交流人口を拡大し、にぎわいのあるまちづくりを進めるため、JR東日本のディストネーション・キャンペーンの取り組み強化をはじめ、これまで同様、日本一の生産量を誇るさくらんぼに代表される本市のイメージである「果樹王国ひがしね」を生かした事業の展開を強力に進めてまいります。
 その一つとして、質、量とも「さくらんぼ日本一」のまちを広く全国にPRするため、ゲストに小出義雄監督と有森裕子選手を迎え「第3回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」を開催いたします。
 また、今年は「果樹王国ひがしね」都市宣言10周年の記念の年にあたることから、「チェリリンピックh仙台」などを記念イベントに拡大し、盛大に開催してまいります。
 中央区、新得町との友好都市の交流につきましては、新得町との交流が今年で10周年を迎えることから、新得町との相互訪問事業において記念事業を開催し、交流を深めてまいりたいと思います。
 地域情報化の推進については、国が進める電子政府に対応するために、昨年度から国・県・市を専用回線で結んでいる公文書の発送や収受などを行う、総合行政ネットワークを活用し、事務の迅速化と効率化を図ってまいります。
 第二に、『自然と調和した快適生活環境の形成』について申し上げます。
 東根らしい個性と風格のあるまちづくりを目指し、本市の魅力や特性を生かしながら、都市基盤の整備や居住環境の向上、環境保全対策など、総合的な視点から快適な生活環境づくりを推進してまいります。特に、暗がり解消のために公衆街路灯設置事業の充実を図ってまいります。
 都市基盤の整備については、快適な生活環境の形成と良好な市街地形成を目的に、引き続き一本木土地区画整理事業の推進と、組合施行による神町北部地区の土地区画整理事業の支援に努めてまいります。
 また、誰もが分かりやすく親しみのもてるまちづくりを推進するために、原方・柏原区などの住居表示事業を実施してまいります。
 都市景観の整備については、個性的で魅力ある景観形成を図るため、長瀞地区二の堀周辺の歴史と景観に配慮したウォーキング・トレイル事業に着手してまいります。
 市営住宅については、「公営住宅ストック総合活用計画」に基づき、東根駅西に建設予定である20戸の実施設計及び造成工事に着手してまいります。
 上水道事業については、袋田水源地の老朽施設更新のために、浄水場の建設を継続して実施するとともに、今後とも経営の健全化を図りながら、良質で安定した給水ができるように、施設及び給水体制の整備に努めてまいります。
 市営墓地については、定住人口の増加や都市化の進展に対応するため、高崎地区に300区画の造成工事に今年度から着手し、平成17年度の分譲を目指してまいります。
 公共下水道事業については、第四期下水道事業計画に基づき、継続して事業を実施してまいります。また、水洗化率の向上のための普及啓蒙に取り組み、経営の健全化に努めてまいります。
 環境行政の推進については、自然との共生を基本に、廃棄物の処理とリサイクルのさらなる推進のために、引き続き有価物回収事業実施団体への支援を行ってまいります。さらに、東部地区においては、環境保全のため農業集落排水事業などの事業説明を行ってまいります。
 防災のまちづくりについては、マグニチュード7.8の地震を想定した県の計画見直しに合わせ、本市の地域防災計画を見直すとともに、この計画の実効性を確保するために、高度な専門的識見を有する防災アドバイザーを設置し、防災体制の強化に努めてまいります。
 また、大撫山地すべりにより全面通行止めの規制を行っている市道白水川ダム線について、県事業として緊急対策事業を講じているところであり、早期の復旧と開通に努めてまいります。
 市民の生命と財産を守るための消防、救急救助体制の充実については、防火貯水槽や消火栓などの消防施設の計画的な整備に努め、安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。
 また、老朽化した消防庁舎の建替えについては、平成17年度に用地取得及び造成工事を行い、平成18年度にリース方式で建設する計画であります。
 第3に、『健やかな安らぎのある高福祉社会の形成』について申し上げます。
 急速に進みつつある少子化傾向については、本市の高齢化のさらなる進行と、人口の伸びに大きな影響を与えることとなり、将来を託す人材の育成という面からも誠に憂慮すべきことであり、子供を安心して生み育てられる環境づくりが急務となっております。
 そのため、保健、福祉、医療が相互に連携した、子育て支援や総合保健福祉活動の拠点として現在建設が進められている本市最大の事業である「(仮称)すこやか・やすらぎの郷」が、いよいよ本年度中に完成し、平成17年4月に開設することになります。あわせて、市民のニーズに根ざした事業や各種相談など、内容をさらに充実させ、子供を安心して生み育てられる環境づくり、高齢者がいきいきと輝く環境づくりを推進してまいります。
 子育て支援対策としては、ファミリーサポートセンターの利用拡大や第3子医療費無料化制度のさらなる充実を図るとともに、民間の無認可保育所の認可取得に向けた支援を行ってまいります。
 地域医療の充実のために行ってきたがん検診事業の一つである乳がん検診について、本年度から視触診に加え、マンモグラフィーによる検診を導入し、乳がん検診の高度化を図ります。
 神町地区に計画されている特別養護老人ホームの建設については、本年度建設に着手し、平成17年度の完成に向け、本市としても助成を行い、高齢者福祉サービスの向上を図ってまいります。
 また、短期入所やデイサービスの施設も併設される予定となっており、このたび小田島地区に開設されます痴呆性高齢者グループホームの整備とともに、在宅高齢者への支援体制の一層の充実に努めてまいります。
 また、高齢者が自分の力で、健康で生きがいを持って生活できるように、利用者から大変好評を得ております、生きがい活動支援通所事業(通称いきいきデイサービス事業)のなお一層の普及充実に努めてまいります。
 介護保険事業については、さきに策定しました介護保険事業計画に基づき、申請者の実態を踏まえた介護認定事業を行い、充実した給付サービスの確保と、円滑なサービス事業の展開に努めるとともに、高齢者が介護状態に陥ることなく、健康でいつまでも自立できるように、生活管理指導員派遣事業や家族介護教室事業などのほか、本年度から新規に寝具などの洗濯サービス事業を加えた介護予防、生活支援事業を推進してまいります。
 国民健康保険事業についても、北村山公立病院を利用する1泊2日の人間ドックに、新たに国保加入者を対象とした助成制度を創設し、疾病の早期発見による健康管理、重症化の未然防止に努めてまいります。
また、昨年度から「措置制度」から「支援費制度」に移行した障害者福祉サービスについては、障害を持つ方の自己決定を尊重し、利用者本位のサービスの提供を基本に、指定事業者や指定施設に関する情報提供や、サービス利用にかかわるあっせん・調整など、支援体制の整備に努めるとともに、昨年オープンした障害者小規模作業所についても県の助成を受けながら支援してまいります。
 市民の健康を保持するための医療の充実については、これまで集団で実施してきました予防接種を、段階的に個別接種に移行することとし、昨年の乳幼児の麻しん及び風しんに続き、本年は日本脳炎の予防接種を個別接種に移行し、感染の未然防止に努めてまいります。
 第四は、『魅力と活力のある産業の振興』について申し上げます。
 経済状況は依然として厳しい状況が続き、一日も早い景気回復が期待されている中にあって、市民の豊かな暮らしを支える基盤づくりとして、魅力と活力のある産業の振興に努めてまいります。
 農業を取り巻く環境は、就業者の高齢化や担い手不足などから経営形態が脆弱化し、さらには長引く不況により、農作物の価格が低迷するなど、農業経営は一段と厳しさを増しております。
 そのため、農道の整備や排水路設置工事など、農業生産基盤の整備を図るとともに、農地の流動化や農作業の受託及び委託による経営規模の拡大などの低コスト化を促進し、収益性の高い農業を確立してまいります。
 本市農業の基幹作物である果樹については、果樹農家の育成と主産地形成をめざし、さくらんぼ加温ハウス及び猿害対策としての電気牧柵の設置を支援する、やまがた園芸農業拡大推進事業や、果樹王国ひがしねPR事業などを推進し、「果樹王国ひがしね」の基盤づくりに努めるとともに、食の安全、安心を確立するために、昨年から実施しております安全農産物出荷集団育成事業として残留農薬事前分析費用補助の品種を拡大し、継続実施してまいります。
 関連して、地産地消については、これまで同様、学校給食に食材を提供し、身土不二の意義を広め地産地消の推進に努めてまいります。
 また、農業用使用済プラスチック適正処理推進事業を継続し、さくらんぼハウスに使用したビニールなどの回収及びリサイクル処理に努め、循環型農業の推進に取り組んでまいります。
 昨年度、猿被害対策連絡協議会を設立し、農作物への猿被害の防止を図るため諸施策を講じてきたところでありますが、本年も継続して被害防止に取り組んでまいります。
 地域農業の活性化と農業経営の安定化のため、米の数量調整に伴い、水田を利用した果樹などの作付け転換や転作作物ごとの団地化、生産組織の育成強化などの水田農業の振興を図るとともに、東根温泉東側に位置する本郷・和合地区の農地等高度利用促進事業による水田畑地化の基盤整備を本年度から推進してまいります。
 水稲の振興については、新たな水田農業構造改革として、従前の生産調整面積の配分から生産数量の配分へ転換が図られることとなったところでありますが、従前のとおり高品質米の安定生産と供給体制を確立し、販路拡大に努めるとともに、計画的な集団転作や園芸作物への転換など、数量調整の達成を基本に、消費者の視点に立った産地形成を支援し、水田農業の確立に努めてまいります。
 緊急地域雇用創出特別基金事業として、一昨年前から実施している松くい虫の防除や森林育成のための間伐事業を継続実施してまいります。
 また、認定農業者や担い手農家の経営規模拡大にあわせて、遊休農地の解消を進めるため、本年度からの新規事業として遊休農地解消対策事業を3カ年の継続で実施してまいります。
 雇用対策については、長引く不況を背景とした厳しい雇用情勢に対応するため、緊急地域雇用創出特別基金事業として、さくらんぼタント館等駐車場及び周辺管理事業などを引き続き実施してまいります。
 これまで、市内中小商業活性化のために行ってきた商業活性化資金利子補給事業を、東根市商業げんきわくわく資金利子補給事業としてさらに充実させ、中小商業の経営安定と振興を図るため支援してまいります。
 また、昨年4月に市内大工工事業者の受注支援策並びに融資利用者の負担軽減のため創設した住宅建設資金利子補給事業についても、さらに利用しやすくなるよう、東根の家づくり利子補給補助制度に名称を変更し、制度の充実を図ってまいります。
 なお、ウエルネスパーク事業の実施については、先に「さくらんぼ東根まちづくり株式会社」からTMOによる事業断念の報告を受け、その後、市として新たな補助制度の調査並びに事業手法などの検討を行ってきたところでありますが、諸般の事情から断念することとなりました。今後は、一体的な土地利用の観点から、将来に禍根を残すこととならないように、本市のまちづくりの振興に沿った形での対応に、県との調整を図りながら努めてまいります。
 真夏の夜を彩るひがしね祭は、市民の大きな盛り上がりにより、踊りパレードが一変し、年々盛大になってきており、従来の動く七夕や御輿パレードも、それぞれ観客を魅了していただきました。本年度も、市民自らの盛り上がりを堅持しながら、多くの市民の参加をいただき、よりグレードアップしたステージで躍動感あふれる祭りにしていきたいと思っております。
 第五は、『こころ豊かな教育と文化の創造』について申し上げます。
 本市の将来を担う子供たちを育む環境づくりは、行政のみならず、学校、家庭及び地域社会全体の共通の責務であります。
 本市では、教育方針に本市の歴史や風土及び環境を踏まえ、21世紀をたくましく生き抜く子供たちのあるべき姿として「東根市子ども像」を掲げ、各種施策と連携しながら、その実現に向けて努力しております。
 学校教育においては、各学校が「ゆとり」の中で「特色ある教育」を展開し、児童生徒の豊かな人間性と、自ら学び自ら考える力である「生きる力」を育てることが、最大の要件であります。
 その基盤となるのが、各学校の特色ある学校経営であります。学校独自の総合的な学習の時間はもとより、教科学習や特別活動においても、地域との綿密な協力体制を築きながら、自主性と自立性を確立し、社会の変化に対応できる学校づくりに取り組んでまいります。
 また、児童生徒の学習指導にあたっては、特色ある教育を展開する中で、一人一人の個性に対応したきめ細かな指導を行い、基礎基本の定着による確かな学力と豊かな人間性を備えた児童生徒の育成に努めてまいります。
 さらに、豊かな道徳性を育む「心の教育」の充実が重要であると認識し、道徳の授業を要としながら、自然体験やボランティア活動などの具体的な行動を通して、人を思いやる心や、最後までやり遂げる責任感を育成してまいります。
 また、不審者の出没や情報の氾濫、家庭内の課題の複雑化などにより、子供たちを取り巻く環境が大きく変化していることから、今年度から心の教室相談員活用事業を市単独で実施し、相談体制の充実を図り、子供たちの健全育成に努めてまいります。
 学校教育施設の環境整備については、本年度に東根中部小学校屋内運動場の屋根の補修を行うとともに、東根小学校の地下受水槽を地上方式に改修してまいります。
 昨年度から前倒しで改築工事を行ってきた高崎小学校の屋内運動場は、本年秋には供用開始できるよう整備を進めてまいります。
 昨年度から実施しております、昭和56年以前の旧耐震基準で建設された校舎や屋内運動場の耐震調査事業を本年度も引き続き実施し、学校施設の安全性を確認してまいります。
 また、東根中部小学校と神町小学校については、少人数学級の導入や児童数の増加に伴う教室不足を解消するため、新設小学校の建設に向けた通学区域の検討が必要なことから、本年度に小・中学校通学区域審議会に諮問するとともに、新設小学校の建設基金の積み立てを継続して実施してまいります。
 小中学校の教育用コンピューターについては、市内すべての小中学校に導入され、インターネット環境が整ったところでありますが、本年度からは機器の更新に合わせ、校内ランの整備を図ってまいります。
 これまで検討を重ねてきました学校給食業務の民間委託につきましては、本年度早々に受託事業所を決定し、平成17年度からの実施を目指してまいります。
 生涯学習については、「いつでも・どこでも・だれでも」が容易に学習に取り組むことができる環境づくりを進めてきましたが、市民の学習意欲はますます高まり、その内容も多様化しております。今後とも、市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくとともに、市民の手づくりによる東根市民立大学「タントまなべ学園」については、生涯学習のあるべき姿のひとつとして、自主運営の定着とさらなる発展を期待しているところであります。
 市民スポーツの振興については、市民一人一人がスポーツを生活の中に取り込み、健康で生き生きとしたスポーツライフを送れるように、総合型地域スポーツクラブ事業に取り組み、市民にスポーツに親しむ機会を数多く提供するとともに、運動技術の向上に努めてまいります。
 体育施設について、市民プールの一部改修工事を行うとともに、市民体育館については、施設の現状基本調査を実施し、更新施設や修繕箇所などの実態を把握し、利用者に不便をきたさないよう、より安全な施設管理を行ってまいります。
 芸術・文化の振興については、文化活動への志向がますます高まる中で、「輝く四季のまちひがしね芸術文化創造推進事業」など、市民の自主的な文化活動や、芸術文化団体への支援を行い、地域の特性を生かした個性豊かな市民文化の向上を目指してまいります。
 最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
 私は、市長就任以来、市民との対話を通して、ともに考え、ともに行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に据え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。
 その結果、躍動する東根市の姿が目に見える形で、着実に現れてきたものと確信しております。市民と行政が、相互理解と信頼に支えられたパートナーシップを築き、それぞれの役割を認識し、あらゆる分野において自発的かつ主体的に取り組むことが、今後ますます重要になってまいります。
 これまで、市民と行政の協働のまちづくりを推進するために実施してきた大けやきパートナーシップ事業については、より利用しやすい事業内容にリニューアルし、市民の自主的なコミュニティ活動やボランティア活動などを支援してまいります。
 また、新たな事業として市民まちづくり提案制度を設け、多くの市民の皆さんの意見を取り入れた開かれた行政を推進してまいります。
 これからの行財政運営は、三位一体改革のもと、ますます厳しさを増していくことが推測されますが、これまでの施策を細部にわたって見直しを行い、なお一層の簡素合理化を進め、限られた財源をさらに効率的に生かす方策が必要であり、行政自らが、自らの行動を律し、自己改革の努力を推し進めていかなければなりません。そのために、第三次行政改革大綱に掲げた各種施策について、確実に実行し、行政が目指す姿である「大けやき行政」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
 以上、平成16年度の市政運営についての基本的な考え方と、主要な施策について申し上げました。
 近年の市政運営は、加速する地方分権の推進や市町村合併議論の高まり、行政のグローバル化など、大きな転換期を迎えており、行財政的にも大変厳しい環境にありますが、それだけに行政運営の真価が一層問われるところであります。このような時こそ「市民が主役の市政」を基本に、将来の方向を見誤ることなく優先順位を明確にし、リーダーシップを発揮しながら「いかに実行するか」という知恵をみんなで出し合い、積極果敢に市政運営に取り組んでまいる所存であります。
 私をはじめ、職員一丸となって英知と勇気を結集し、冒頭で申し上げました本市の将来像「快適空間−やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、全力で取り組んでいく決意でありますので、市議会並びに市民の皆さんのご理解とご協力を心からお願い申し上げ、平成16年度の施政方針といたします。
 それでは、先議いただきました議案以外の案件について説明を申し上げます。
 はじめに、議第1号、東根市個人情報保護条例の設定についてでありますが、高度通信情報社会の進展に伴い、個人情報の利用が著しく拡大していることにかんがみ、個人情報の取り扱いに関する基本的事項を定めることにより、市政の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護することを目的として条例を制定するものであります。
 次に、議第2号、東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、墓地需要の増加に対応し実施する市営墓地の建設事業について、特別会計を設置するため所要の改正を行うものであります。
 次に、議第3号、東根市税条例及び東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市税等の口座振替が浸透してきたことに伴い、12月の納期について口座振替の円滑化と市民サービスの向上のため所要の改正を行うものであります。
 次に、議第4号、東根市立小・中学校通学区域審議会条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市民各層からの幅広い意見を審議会に反映させるため、市議会及び市の職員から選出される委員を廃止することなどについて所要の改正を行うものであります。
 次に、議第5号、東根市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、住居表示事業の実施に伴い、農業委員会委員の選挙区の区域について所要の改正を行うものであります。
 次に、議第6号、東根市消防団条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、消防活動の充実を目指すため、消防本部に本部団員を設置することについて所要の改正を行うものであります。
 次に、議第7号、東根市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、近年における喫煙率の低下及び喫煙に関する意識など社会情勢の変化に対応する必要があり、また、劇場等の客席形態について、防火対象物の大規模化、高層化、複雑多様化に伴い対応の必要があることから所要の改正を行うものであります。
 次に、議第8号、字の区域及び名称の変更についてでありますが、柏原地区等の字の区域及び名称を住居表示事業を実施により、簡明で合理的なものに変更するため提案するものであります。
 次に、議第9号、字の区域及び名称の変更についてでありますが、原方地区等の字の区域及び名称を住居表示事業の実施により、簡明で合理的なものに変更するため提案するものであります。
 次に、議第10号、住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法についてでありますが、住居表示整備事業を実施する市街地の区域及び住居表示の実施の方法を定めるため提案するものであります。
 次に、議第11号、市道路線の廃止についてでありますが、市道路線網見直しにより、市道路線廃止を行うため提案するものであります。
 次に、議第12号、市道路線の認定についてでありますが、市道路線網の見直し及び都市計画法の規定により東根市に帰属した道路を市道として認定するため提案するものであります。
 次に、議第13号、本郷・和合地区水田畑地化市営土地改良事業の実施についてでありますが、水田の畑地化整備を行うことにより、転作田の高品質、高収益の畑作物栽培を可能とし、もって地域農業の活性化と安定化を図るため提案するものであります。
 次に、議第14号、財産の取得についてでありますが、さくらんぼタント館東側駐車場用地として取得するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
 次に、平成16年度予算案の大綱について申し上げます。
 国の平成16年度地方財政計画では、三位一体の改革を推進することとし、地方公共団体に対する国庫補助負担金については、1兆円規模の廃止・縮減等を行い、公立保育所運営費や介護保険事務費交付金等を一般財源化し、その事業費については、全額を地方交付税へ参入することや一部の財源を所得譲与税として税源移譲することとしております。
 地方交付税の見直しでは、前年比で6.5%の減額となり、4年連続での減額となっております。
 臨時財政対策債につきましても前年比28.6%の減額で、地方交付税と臨時財政対策債を合わせた額は、前年比12%の減額となり、きわめて厳しい計画となっております。
 現下の厳しい地方財政の状況下で、国・地方を通じた財政構造改革の必要性をふまえるとき、引き続き地方公共団体においては、地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、国・地方を通じ、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め、効率的な財政への転換を図ることが急務であります。
 本市の財政状況については、これまで進めてきた都市基盤整備や新幹線関連道路整備事業のために借り入れした起債の償還に、新たな事業で借り入れした起債の償還も加わり、年々公債費等の義務的経費が増加し、財政の硬直化が進んでいるところであります。
 また、歳入全体の約32%を占める市税は、厳しい経済情勢を反映し、年々減少傾向にあり、地方交付税についても国の構造改革に伴う地方財政制度における歳出の見直しにより、大幅な減額が見込まれ、財源確保が大変厳しい状況にあります。
 このような財政状況の中で、行政サービスを確保し、少子高齢化対策や環境対策など新たな行政需要に積極的に対応して、さらなる市民福祉の向上を目指していく決意であります。
 そのため、市税をはじめとする自主財源の確保はもとより、第三次行政改革大綱に沿った事務事業の見直しを行い、効率的な財政運営と健全財政の堅持に努めてまいります。
 以上の基本的な考えのもと、平成16年度の予算編成にあたっては、東根市振興実施計画第37号を指針として、経常経費の節減に努め、東根すこやか・やすらぎの郷建設費等の大型重要事業の予算化を図ったところであります。
 はじめに、一般会計予算からご説明申し上げます。
 歳入のうち市税については、経済情勢の低迷が続いているものの、一部の業種に回復に向けた動きを反映し、法人市民税は前年対比で18.5%の増額を見込み、市税総額として前年度当初予算対比0.7%増の54億7,173万円を計上したところであります。
 地方譲与税については、平成16年度に税源移譲が予定されております所得譲与税を設置し、前年度当初予算対比で29.8%増の2億4,400万円を計上したところであります。
 地方交付税については、引き続き制度の見直しが行われ、大きく減額になることが予測され、普通交付税は前年度当初予算対比で3.7%減の36億円を計上したところであります。
 繰入金では、財源不足の補てんとして財政調整基金と東根すこやか・やすらぎの郷建設費等への充当財源として地域振興基金からの繰入で、9億7,421万4,000円を計上したところであります。
 市債については、東根すこやか・やすらぎの郷建設に伴う市債の大幅な伸びと、住民税等減税補てん借換債及び都市基盤整備等に伴う市債の計上により、前年度当初予算対比で135.7%増の35億5,090万円としたところであります。
 次に、歳出予算についてご説明申し上げます。
 総務部門につきましては、総合行政ネットワーク事業費、公衆街路灯設置事業費及び防災アドバイザー設置事業費等を計上したところであります。
 民生・福祉部門につきましては、東根すこやか・やすらぎの郷建設事業費、障害者、知的障害者及び障害児居宅生活支援事業費、特別養護老人ホーム施設整備事業費等について計上したところであります。
 農林・商工部門につきましては、東根市水田農業経営確立対策事業費、遊休農地解消対策事業費、東根の家づくり利子補給事業費、商業げんきわくわく資金利子補給事業費及び果樹王国さくらんぼひがしねマラソン大会事業費等を計上したところであります。
 建設部門につきましては、市営住宅建設事業費、市道五間通り線道路改良事業費、市道山崎線道路改良事業費、市道長瀞18号線ほかウォーキングトレイル事業費、長谷平林線道路整備事業費及び組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業費等を計上したところであります。
 消防部門につきましては、救急救命士養成研修事業費、消防施設整備事業費等を計上したところであります。
 教育部門につきましては、心の教室相談員活用事業費、学校版ISO推進事業費、高崎小学校屋内運動場整備事業費、輝く四季のまちひがしね芸術文化創造推進事業費及び総合型地域スポーツクラブ事業費等を計上したところであります。
 以上の結果、歳入歳出それぞれの予算総額を、前年度当初予算対比で16.7%増の170億8,600万円としたところであります。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計予算につきましては、療養給付費や老人保健医療費拠出金、介護保険納付金等を計上した結果、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で7.3%増の36億3,100万円としたところであります。
 東根財産区特別会計予算につきましては、財産管理費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で0.9%減の109万円としたところであります。
 学校給食事業費特別会計につきましては、施設の維持費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で4.3%減の4億1,920万円としたところであります。
 公共下水道事業特別会計につきましては、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で0.6%減の21億9,000万円としたところであります。
 休日診療所特別会計につきましては、休日診療所の運営委託料等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で3.2%減の900万円としたところであります。
 老人保健特別会計につきましては、老人医療給付費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で3.3%減の39億8,800万円としたところであります。
 一本木土地区画整理事業特別会計につきましては、事業推進を図るため区画街路築造事業費や物件移転補償費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で2.7%減の7億380万円としたところであります。
 介護保険特別会計につきましては、保険料の賦課・徴収事業費、介護認定審査及び調査事業費、介護サービス給付事業費等を計上して、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で0.9%増の20億6,100万円としたところであります。
 平成17年度分譲開始を目指し、平成16年度から設置する市営墓地特別会計につきましては、墓地建設事業費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を5,690万円としたところであります。
 次に、水道事業関係について申し上げます。
 最初に水道事業会計でありますが、収益的収入については12億3,124万5,000円、収益的支出については8億2,455万1,000円を計上しております。
 次に、資本的収入については2億1,767万1,000円、支出については9億5,914万9,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、損益勘定留保資金や消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金で補てんするものであります。
 将来にわたっての経営状況を踏まえ、安定した供給体制の確立のため、今後一層、経費の節減に努めてまいります。
 主な事業につきましては、昨年度より着工しております袋田浄水場更新事業や公共下水道事業及び一本木土地区画整理事業関連の配水管布設替工事のほか、漏水調査等を実施し、有収率の向上を図るとともに、安定給水に努力してまいります。
 次に、工業用水道事業でありますが、収益的収入については、1億8,505万7,000円、収益的支出については1億5,200万1,000円としております。
 資本的支出については、企業債償還金3,283万5,000円を見込んだところでありますが、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであり、より一層、維持管理に万全を期しながら、安定した供給に努めてまいります。
 次に、簡易水道事業特別会計については、入・上野台及び沼沢・猪野沢の両簡易水道事業にかかる維持管理費及び配水管布設替工事費などを計上し、歳入歳出それぞれの予算額を前年度当初予算対比2.4パーセント増の2,150万円としたところであります。
 以上、提案、説明を申し上げましたが、詳細については、それぞれの担当課長に説明させますので、よろしくご審議を賜り提案のとおりご可決くださいますよう、お願いを申し上げます。
○青柳信雄議長 会議の途中ですが、ここで、午後2時20分まで休憩いたします。

   午後 2時10分 休 憩


   午後 2時20分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、議第1号から議第13号までの13議案について、庶務課長に補足説明を求めます。牧野庶務課長。

   〔牧野利幸庶務課長 登壇〕

○牧野利幸庶務課長 それでは、議長からご指示ありました議第1号から議第13号までの補足説明を申し上げます。
 最初に、議第1号、東根市個人情報保護条例の設定についてご説明申し上げます。
 議案書の1ページから17ページをお願いします。あわせまして、参考資料の1ページから5ページをご参照願います。
 制定の概要ですが、日本国憲法では、すべての国民は個人として尊重される、生命、自由及び幸福に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り最大の尊重を必要とすると規定しており、国民のプライバシー権も保障するものと解釈されます。反面、近年の情報処理技術や通信技術の著しい発展に伴い、大量の情報の収集、利用、広範囲に伝達されるようになり、個人情報の不当な収集や利用されたり、データの漏えい等により個人の権利、利益の侵害などの問題が発生し、個人のプライバシーに対する危機感や個人情報の取り扱いに対する不安感が増大している現状であります。
 このような社会情勢の中で、国においては平成15年3月に個人情報保護法関係5法案が国会に提出され、5月23日に法案が成立し、30日に公布されました。本市におきましても、市政の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護することを目的として、この条例を制定するものであります。
 この条例の骨子は、実施機関に対しては収集、利用、提供の三つの制限を課し、個人本人には開示請求権、訂正請求権、利用停止請求権の三つの権利を認めるものであります。
 具体的な内容ですが、第1章総則では、条例の目的と用語の定義、実施機関と市民の責務を定め、3ページの第2章は実施機関における個人情報の取扱いでは、収集、利用、提供等の制限や、委託に伴う受託業者に対する業務を定めることや、個人情報ファイルの登録簿を作成し、一般の閲覧を義務づけるものなどであります。6ページの第3章は、本人に対し、情報の開示や訂正、利用停止の請求をする権利を定め、開示決定等に対する不服申し立てや是正申し出等の救済措置などを定め、12ページの第4章は、事業者や市の出資法人に対しても個人情報の保護に関し、努力、協力義務を定めたものであります。13ページの第5章は、苦情処理や開示などに要する手数料を無料とすることや、制度運用状況の公表などを定めたものであります。14ページの第6章は、行政に対する市民からの信頼を確保するため、総務省の指導や社会情勢を考慮し、実施機関の職員及び受託業務の従事者等が個人情報の取り扱いについて、この条例に違反した場合の罰則規定を設けたものであります。
 この条例は、平成16年7月1日から施行するものであります。
 以上が、個人情報保護条例の補足説明であります。
 次に、議第2号、東根市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明します。
 議案書の18ページと参考資料の6ページをご参照願います。
 人口の定住化等を図るため、平成16年度より市営墓地建設を実施するにあたり、その事業費を明確にするため、東根市市営墓地特別会計を設置することから条例の一部改正を行うものであります。
 この条例は、平成16年4月1日から施行するものであります。
 次に、議第3号、東根市税条例及び東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明いたします。
 議案書の19ページと参考資料の7ページ、8ページをご参照願います。
 口座振替の円滑化と市民サービスの向上を図るため、市税条例第75条関係、固定資産税の第4期、第144条関係、国民健康保険税の第6期及び介護保険条例第7条関係、介護保険料の第6期の12月11日から同月25日までの各納期を、12月16日から同月31日までとするため各条例の一部改正を行うものであります。
 この条例は、平成16年4月1日から施行するものであります。
 次に、議第4号、東根市立小・中学校通学区域審議会条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明いたします。
 議案書の20ページと参考資料の9ページをご参照願います。
 多くの市民の意見を反映するため、第1号の市議会が推薦する市議会議員、第5号の市の職員からの選出を廃止し、あわせて第4号の知識経験を有する者を識見を有する者に改めるため条例の一部改正を行うものであります。
 この条例は、平成16年4月1日から施行するものであります。
 次に、議第5号、東根市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明します。
 議案書の21ページと参考資料の10ページをご参照願います。
 住居表示の実施に伴い、農業委員会委員選挙区の第1選挙区の区域うち、大字大林新田を六田一丁目、六田二丁目と中央西に変更するため条例の一部改正を行うものであります。
 この条例は、公布の日から施行するものであります。
 次に、議第6号、東根市消防団条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明します。
 議案書の22ページと参考資料の11ページをご参照願います。
 社会情勢の変貌により、若年団員の退団やサラリーマン団員が多くなり、さらに災害や各種事業活動も複雑多様化となっている状況にあることから、消防団員の確保や組織の充実を図るため、消防団本部に本部団員を設置したため、所要の改正を行うものであります。
 なお、本部団員については、試行的に本年度当初から9名の団員を配置していましたが、このたび団員の身分等について条例上に位置づけをするため、この条例の施行日は公布の日から施行し、平成15年4月1日から適用するものであります。
 次に、議第7号、東根市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明します。
 議案書の23、24ページと参考資料の12ページから15ページまでをご参照願います。
 近年、喫煙に関する意識や社会情勢の変化と不得定多数の人が出入りする劇場の防火対象物の大規模化、高層化などにより、建物が全面禁煙されている場合は全面禁煙されている旨の標識の表示と、分煙されている場合は喫煙所の設置や標識の表示等について改正を行う必要から、所要の改正を行うものであります。
 この条例は、平成16年4月1日から施行するものであります。
 次に、議第8号、字の区域及び名称の変更について、ご説明します。
 議案書の25ページから27ページをお願いします。
 26ページの別図1の大字羽入字柏原新林の区域について、平成16年10月9日から住居表示事業を実施し、当該区域を27ページの別図2のとおり、柏原一丁目から三丁目までと羽入東に変更するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
 次に、議第9号、字の区域及び名称の変更について、ご説明します。
 議案書の28ページから30ページをお願いします。
 29ページの別図1の柳町第一区と原方区の一部及び小林区について、平成16年10月9日から住居表示事業を実施するため、30ページの別図2のとおり、中央東一丁目から三丁目までと小林一丁目、二丁目に変更するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
 次に、議第10号、住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について、ご説明します。
 議案書の31、32ページをお願いします。
 32ページの住居表示を実施すべき市街地の区域と住居表示の方法を街区方式と定めるため、住居表示に関する法律の規定により提案するものであります。
 次に、議第11号、市道路線の廃止について、ご説明します。
 議案書の33、34ページと参考資料の16ページから20ページをご参照願います。
 廃止する路線は、34ページの市道路線廃止調書の大富小学校前通り線ほか3路線で、路線の位置について参考資料のとおりで、道路法の規定により市道路線を廃止するため提案するものであります。
 次に、議第12号、市道路線の認定について、ご説明します。
 議案書の35、36ページと参考資料の21ページから25ページをご参照願います。
 都市計画法により、市に帰属した道路や道路新設と現況にあった道路網の見直しにより認定するもので、路線は市道路線認定調書の蟹沢9号線ほか9路線で、位置につきましては参考資料のとおりで、道路法の規定により市道路線の認定をするため提案するものであります。
 次に、議第13号、本郷・和合地区水田畑地化市営土地改良事業の実施について、ご説明します。
 議案書の37ページから39ページをお願いします。
 東根温泉の東部で39ページの位置図の区域、5.9haについて、暗渠排水及び耕土の土壌改良と農道の改良舗装をする水田畑地化市営土地改良事業を実施するため、土地改良法の規定により提案するものであります。
 以上で、補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○青柳信雄議長 次に、議第14号について財政課長に補足説明を求めます。高橋財政課長。

   〔高橋一郎財政課長 登壇〕

○高橋一郎財政課長 議長の指示により、補足説明申し上げます。
 議案書40ページをお願いします。
 議第14号、財産の取得について、ご説明申し上げます。
 今回提案いたします用地の取得は、さくらんぼタント館東口駐車場用地として東根市土地開発公社に先行取得をお願いしておりました土地5,800.43uについて、買い戻しを行うものであります。買い戻しは、今年度と平成16年度に分けて計画しており、今回は価格1億1,000万円で2,675uを取得するものであります。
 以上で、補足説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。
○青柳信雄議長 以上で、提案理由の説明を終わります。

◎予算特別委員会への議案付託

○青柳信雄議長 次に、日程第46、予算特別委員会への議案付託を議題とします。
 お諮りします。議第23号から議第35号までの予算関係13議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係13議案については、別紙議案付託表のとおり、予算特別委員会を設置して審査することに決しました。


予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

 議第23号 平成16年度東根市一般会計予算
 議第24号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計予算
 議第25号 平成16年度東根市東根財産区特別会計予算
 議第26号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計予算
 議第27号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 議第28号 平成16年度東根市休日診療所特別会計予算
 議第29号 平成16年度東根市老人保健特別会計予算
 議第30号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 議第31号 平成16年度東根市介護保険特別会計予算
 議第32号 平成16年度東根市市営墓地特別会計予算
 議第33号 平成16年度東根市水道事業会計予算
 議第34号 平成16年度東根市工業用水道事業会計予算
 議第35号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計予算

◎散     会

○青柳信雄議長 これで、本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
 御苦労さまでした。

   午後 2時38分 散 会