議事日程 第1(議案説明・表決)

           第 1 回 定 例 会 会 議 録

            平成15年3月4日 午後10時 開 会

      青  柳  信  雄 議長       武  田  敏  夫 副議長


◎出席議員(23名)
 1番   清  野  貞  昭 議員       2番   佐  藤  万 記 子 議員
 3番   清  野  周  治 議員       4番   奥  山  重  雄 議員
 5番   森  谷  政  志 議員       6番   佐  藤     直 議員
 7番   岡  崎  賢  治 議員       8番   髙  橋  ひ ろ み 議員
 9番   秋  葉  征  士 議員      10番   清  野  忠  利 議員
11番   高  橋  一  俊 議員      13番   結  城     芳 議員
14番   早  坂     隆 議員      15番   阿  部  綾  子 議員
16番   渡  辺  正  幸 議員      17番   市  村  賢  治 議員
18番   深  瀬  秋  広 議員      19番   小  野  一  男 議員
20番   武  田     敞 議員      21番   阿  部  忠  男 議員
22番   槙     仙 一 郎 議員      23番   武  田  敏  夫 議員
24番   青  柳  信  雄 議員

◎欠席議員(なし)


◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        髙 橋 良 子
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長
保 角 國 雄  農業委員会会長        槙   栄 司  消  防  長
武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役
鈴 木 千 原  教  育  長        喜 嶋 與平治  総 務 部 長
小 川   武  市民生活部長         小 野 幸 治  保健福祉部長
                                 建 設 部 長
山 本 源太郎  経 済 部 長        加 藤 信 明
                                 兼水道部長
細 矢 昭 男  教 育 次 長        原 田 清一郎  総合政策課長
武 田   稔  庶 務 課 長        牧 野 利 幸  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監 査 委 員
芦 野 良 美                 保 科 正 一
         事 務 局 長                 事 務 局 長
         農業委員会
菊 口 吉 之
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
椎 名 和 男  事 務 局 長        塩 野 康 二  事務局長補佐
         議 事 主 査
網 干   賢                 牧 野 美和子  主     任
         兼議事係長
伊 藤   公  主     事


◎議 事 日 程

 議事日程第1号
       平成15年3月4日(火) 午後10時 開 会

 日程第 1  会議録署名議員の指名 
 日程第 2  会期の決定 
 日程第 3  諸般の報告
 日程第 4  請願(1件)の委員会付託
    (議 案 上 程)
 日程第 5 議第 3号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認につ
             いて
 日程第 6 議第10号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第8号)
 日程第 7 議第11号 平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
 日程第 8 議第12号 平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)
 日程第 9 議第13号 平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)
 日程第10 議第14号 平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第11 議第 1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第12 議第 2号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第13 議第 4号 東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第14 議第 5号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第15 議第 6号 東根市民の広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制
             定について
 日程第16 議第 7号 字の区域及び名称の変更について
 日程第17 議第 8号 市道路線の変更について
 日程第18 議第 9号 市道路線の認定について
 日程第19 議第15号 平成15年度東根市一般会計予算
 日程第20 議第16号 平成15年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第21 議第17号 平成15年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第22 議第18号 平成15年度東根市学校給食事業費特別会計予算
 日程第23 議第19号 平成15年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 日程第24 議第20号 平成15年度東根市休日診療所特別会計予算
 日程第25 議第21号 平成15年度東根市老人保健特別会計予算
 日程第26 議第22号 平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 日程第27 議第23号 平成15年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第28 議第24号 平成15年度東根市水道事業会計予算
 日程第29 議第25号 平成15年度東根市工業用水道事業会計予算
 日程第30 議第26号 平成15年度東根市簡易水道事業特別会計予算
 日程第31 平成15年度施政方針及び提出議案の説明
    (説     明)
 日程第32 予算特別委員会への議案付託
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第1号に同じ。

◎開     会

○青柳信雄議長 皆さん、おはようございます。ただいまから平成15年東根市議会第1回定例会を開会します。

◎開     議

○青柳信雄議長 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、出席議員の数は23名で、定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程1号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○青柳信雄議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、3番清野周治議員、4番奥山重雄議員、5番森谷政志議員、以上3名を指名します。

◎会 期 の 決 定

○青柳信雄議長 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 今期定例会の会期につきましては、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長武田 敞議員。

   〔武田 敞議会運営委員長 登壇〕

○武田敞議会運営委員長 皆さん、おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果についてご報告申し上げます。
 本日招集になりました第1回定例会の会期につきましては、去る2月26日午前10時から第4委員会室におきまして議会運営委員会を開催し、提案されます議案数、請願件数並びに一般質問の通告数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
 その結果、会期は本日から19日までの16日間とし、その間の会議などについては別紙会議予定表のとおりであります。また、議案の取り扱いについては、平成15年度の予算関係を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議になりました。
 以上、よろしくお諮りくださりますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○青柳信雄議長 お諮りします。
 ただいまの議会運営委員長報告のとおり、今期定例会の会期は本日から3月19日までの16日間とすることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月19日までの16日間とすることに決定しました。
 続いてお諮りします。委員会等における議案等審査のため、お手元に配布しております会期中の会議予定表のとおり、会議規則第10条第2項の規定によって、市の休日を除く7日間を休会にしたいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、ただいまお諮りしました7日間を休会とすることに決定しました。


平成15年東根市議会第1回定例会会議予定表

月  日 会  議 開議時刻 委 員 会 場  所 議      事
 3月4日 本会議 午前10時   議  場 о開  会
о会議録署名議員の指名
о会期の決定
о請願(1件)の委員会付
 託
о議案上程(補正予算)
 説明・質疑・討論・表決
      о議案上程
 施政方針及び提出議案の
 説明
о予算特別委員会への議案
 付託
本 会 議
終 了 後
予算特別
委 員 会
議  場 о予算議案概要説明
 3月5日 休                 会
 3月6日 本会議 午前10時   議  場 о市政一般に対する質問
 3月7日 本会議 午前10時   議  場 о市政一般に対する質問
 3月8日 休                 会
 3月9日
3月10日   午前10時   議  場 о総括質疑
3月11日 (休会) 午前10時 予算特別
委 員 会
議  場 о付託議案審査
 分科会設置及び議案の付
 託
3月12日 (休会) 午前10時 総   務
常任委員会
・分科会
第  3
委員会室
о付託議案審査
文教経済
常任委員会
・分科会
第  1
委員会室
建   設
常任委員会
・分科会
第  2
委員会室
厚   生
常任委員会
・分科会
第  4
委員会室
3月13日 (休会) 午前10時 総   務
常任委員会
・分科会
第  3
委員会室
о付託議案審査
文教経済
常任委員会
・分科会
第  1
委員会室
建   設
常任委員会
・分科会
第  2
委員会室
厚   生
常任委員会
・分科会
第  4
委員会室
3月14日 休                 会
3月15日
3月16日
3月17日
3月18日 (休会) 午前10時 各常任・正
副委員長会
各  室 о付託議案審査報告につい
 て
3月19日 本会議 午前10時 予算特別
委 員 会
議  場 о分科会委員長審査報告
 質疑・討論・表決
予算特別委
員会終了後
  議  場 о市長提出追加議案(条例
 ・事件決議・補正予算)
 説明・質疑・討論・表決
о委員長報告(請願)
 質疑・討論・表決
о議員提出議案上程
 説明・質疑・討論・表決
о閉  会

◎諸 般 の 報 告

○青柳信雄議長 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 最初に、監査委員から報告がありました11月から1月分までの例月出納検査結果報告と、各課等にかかわる定例監査の結果報告について、その写しをお手元に配布しておりましたので、ご了承願います。
 次に、会議規則第159条第1項及び第2項の規定による議員の派遣について、別紙報告書をお手元に配布しておきましたので、ご了承願います。
 次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配布しておきましたので、これもご了承願います。
 以上で諸般の報告を終わります。

◎請願の委員会付託

○青柳信雄議長 次に、日程第4、請願の委員会付託を行います。
 今期定例会で受理した請願は1件です。これを、別紙お手元に配布しております請願文書表のとおり、文教経済常任委員会に付託します。


請  願  文  書  表

平成15年第1回定例会

受理
番号
受理年月日 件     名 請  願  者 紹介議員 付託委員会
H15.2.25 少人数学級を国の責
任で制度化し、一県
一国立大学一教育学
部の原則を維持する
ための意見書提出に
ついて
山形市円応寺町8-17
山形大学教育学部の
灯を守ろう県民連絡会
 毛 利 健 治
天童市東長岡一丁目4-1
30人学級を実現す
る県民連絡会
 鈴 木 輝 男
髙 橋 ひろみ
阿 部 綾 子
槙   仙一郎
清 野 周 治
結 城   芳
文教経済
常任委員会

◎議 案 上 程

○青柳信雄議長 次に、日程第5、議第3号から日程第10、議第14号までの6議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○青柳信雄議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 おはようございます。
 市議会第1回定例会にあたり、提案いたします案件について説明を申し上げます。
 本定例会に提案いたします案件は、報告事項2件、専決処分の承認1件、条例の一部改正3件、事件決議事項3件、補正予算5件、当初予算12件の計26件でありますが、以上の案件のうち、専決処分の承認及び補正予算の計6件につきまして審議していただきたく、はじめにご提案申し上げます。
 まず議第3号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認についてでありますが、山形県果樹農家等経営安定緊急対策資金利子補給については、貸し付け期間が平成15年1月6日から同年6月30日までであることから、債務負担行為の限度額設定について、さきの12月定例会において議決いただいたところでありますが、募集した結果、借り入れ希望額が年度区分に基づく限度額はもとより、融資総額をも超える状況であることから、貸し付け手続きに関して早期に対応すべく債務負担行為の限度額の増額変更について、2月4日に専決処分を行ったものであります。
 次に、議第10号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第8号)についてご説明申し上げます。
 第1表、歳入歳出予算補正についてでありますが、歳入の主なものとして、市税につきましては各税目ごとの調定状況にあわせ増減したところであります。特に、法人市民税につきましては、長引く景気の低迷により1億1,148万5,000円を減額し、市民税を18億9,638万5,000円とするものであります。国庫支出金につきましては、消防ポンプ自動車購入事業費、国庫補助金の計上と各事業の確定等に伴う調整を行うものであります。県支出金につきましては、アグリチャレンジャー支援事業費の減額や各事業の確定に伴う調整を行うものであります。財産収入につきましては、財産売払収入を増額するものであります。繰入金につきましては、財政調整基金繰入金を減額し、諸収入ではコミュニティ助成金及び財団法人山形県市町村振興協会交付金の計上等を行うものであります。市債につきましては、消防設備整備事業債の計上と各事業費の確定等に伴う調整を行うものであります。
 歳出につきましては、コミュニティ助成事業、消防ポンプ自動車購入費、救急業務備品購入費及び小学校や保育所の施設維持修繕費等を計上したものであり、その他につきましては事業費の確定等に伴う調整を行ったものであります。
 第2表、繰越明許費補正につきましては、アグリチャレンジャー支援事業ほか6事業について、平成15年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表、地方債補正につきましては、消防ポンプ自動車購入にかかわる消防設備整備事業債の計上と、各事業について事業費の確定や市債の内定等に伴う借り入れ限度額を調整を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算からそれぞれ2億5,552万8,000円を減額し、歳入歳出予算総額を149億3,215万4,000円とするものであります。
 次に、議第11号、平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 第1表、歳入歳出予算補正の歳入につきましては、国民健康保険税の増額と一般会計繰入金及び一般被保険者第3者納付金の減額を行い、歳出では保険給付費の増額等を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ311万6,000円を追加し、歳入歳出予算総額を34億3,303万円とするものであります。
 次に、議第12号、平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表、歳入歳出予算補正の歳入につきましては、給食費負担金と一般会計繰入金の減額を行い、歳出では事業費の減額を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ170万1,000円を減額し、歳入歳出予算総額を4億3,724万2,000円とするものであります。
 次に、議第13号、平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてでありますが、第1表、歳入歳出予算補正の歳入につきましては、下水道受益者負担金及び下水道使用料の増額と一般会計繰入金及び市債等の減額を行い、歳出では最上川流域下水道村山処理区維持管理負担金事業の増額等を行うものであります。
 第2表、地方債補正につきましては、最上川流域下水道建設事業負担金の確定により、借り入れ限度額の変更を行うものであります。
 以上の結果、歳入歳出予算にそれぞれ2,274万1,000円を追加し、歳入歳出予算総額を21億9,405万6,000円とするものであります。
 次に、議第14号、平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、第1表、歳入歳出予算補正の歳入につきましては、支払基金交付金及び医療費国庫負担金等の増額を行うもので、歳出では医療費給付事業の増額等を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ3億2,273万円を追加し、歳入歳出予算総額を43億7,304万1,000円とするものであります。なお、詳細につきましては担当課定に説明いたさせます。
 以上、先議分としてご提案申し上げましたが、原案のとおりご可決、ご承認くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
○青柳信雄議長 次に、議第3号から議第14号までの6議案について、財政課長に補足説明を求めます。牧野財政課長。

   〔牧野利幸財政課長 登壇〕

○牧野利幸財政課長 議長の指示により、補足説明をいたします。
 議案書の5ページをお願いいたします。最初に、議第3号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認についてご説明いたします。
 8ページをお願いいたします。第1表、債務負担行為補正につきましては、先の12月定例会におきましてご可決いただきました無登録農薬や台風被害農家に対する山形県果樹農家等経営緊急安定対策資金利子補給の融資限度額を、平成15年6月30日までに4億2,000万円と見込み、そのうち3月31日までの融資総額を70%の2億9,400万円と見込み、限度額を設定したものであります。その後、各農協で借り入れ申し込みを受け付けしたところ、借り入れ農家のほとんどが年度内に借り入れを希望したことから、山形県と協議し、今年度融資限度額を4億2,100万円とし、本年3月末までに融資を行うため、2月4日付けで専決処分を行ったもので、そのご承認をお願いするものであります。
 20ページをお願いします。次に、議第10号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第8号)についてご説明いたします。
 21ページから24ページの第1表、歳入歳出予算補正は後ろの事項別明細でご説明いたします。
 25ページの第2表、繰越明許費で6款農林水産業費のアグリチャレンジャー支援事業は、JA東根市農業協同組合が実施しており、事業費の計画認定や開発行為許可等に時間を要したこと。7款商工費の観光モニュメント設置事業は、今年1月17日に契約し、完成まで相当の時間を要すること。8款土木費の道路新設改良事業(補助)は、市道五間通り線と市道本丸7号線ウォーキングトレイル事業の用地買収と物件補償の移転完了の遅れなどにより、組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業費は、事業内容や地権者との協議に時間を要し、発注が遅れたこと。街路新設改良事業(補助)は都市計画道路長谷平林線で物件移転補償の完了期間に時間を要するため、9款消防費の消防ポンプ自動車購入事業は、国の1次補正予算で補助決定したことにより、このたびの補正予算で事業費を計上し、議決後、入札発注し、納期までは相当の期間を要することなどから、それぞれの事業費の起債金額を平成15年度に繰り越して執行するため繰越明許費の設定を行うものであります。
 26ページの第3表、地方債補正は、各事業費の決定や起債許可予定額の決定などによる借り入れ限度額の変更を行うものであります。
 30ページをお願いします。2、歳入、第1表市税、第1項1目個人は、過年度滞納繰越分の収入見込みによる増額、2目法人は、長引く景気の低迷による減額、第2項固定資産税現年課税分は、新増築家屋や宅地化の増加、滞納繰越分は収入見込みにそれぞれを増額、第4項たばこ税は売り上げの減少により、第6項入湯税は入り込み客数の減によりそれぞれを減額、第7項は、今年度からの都市計画税課税区域の拡大により増額を行うものです。
 32ページの第11款分担金及び負担金は、事業費の決定や自己負担金の収入見込みによる調整、第12款使用料及び手数料は、収入見込みによる調整を行い、34ページの第13款国庫支出金は、それぞれの事業費の決定などによる調整と、第2項5目消防費国庫補助金は、当初予算で計上しておりましたが、県当局と協議し、補助採択がならないとのことから12月定例会で減額補正を行ったところですが、その後の国の景気浮揚対策による第1次補正予算で補助採択が決定となったため、補助基準額の3分の1の610万5,000円を計上するものであります。
 36ページの第14款県支出金も、事業費の決定などにより調整を行うものであります。
 38ページの第15款財産収入、第2項財産売払収入は、土地の普通財産売払収入の増額、40ページの第16款寄附金は、篤志家からの寄附金の増額、第17款繰入金は、財源調整のため財源調整基金繰入金の減額、第19款諸収入は、財団法人自治総合センターからのコミュニティ助成事業助成金や財団法人山形県市町村振興協会市町村交付金の決定による増額、第20款市債は、事業費の決定などによる調整を行うものであります。
 44ページの3、歳出、第1款議会費は、決算見込みによる調整、46ページの第2款総務費、5目企画費の企画事業のコミュニティ助成事業は、東郷太鼓整備費補助金の増額、市民まちづくり事業は、事業費の決定に伴う減額、12目地方バス対策費は、生活交通路線バス運行維持補助金交付金要綱に基づく赤字路線に対する補助金の計上、48ページの第2項徴税費は、15年度の評価替え等によるシステムプログラム修正委託料等の増額、第4項選挙費の4目東根市長選挙及び東根市議会議員選挙と、50ページの5目農業委員会委員選挙費は、事業費の確定による減額、52ページの第3款民生費、第1項2目身体障害者福祉費では、施設入所者1名増加による援護措置事業費の増額、5目老人福祉費は、各事業費の見込み額による調整、54ページの第2項2目保育所費では、嘱託保育士賃金や社会福祉法人あゆみ保育園保育運営委託料等の減額、56ページの5目児童福祉施設費では、保育所トイレ改造費の計上を行ったものであります。
 58ページの第4款衛生費、第1項1目保健衛生総務費では、北村山公立病院組合負担金の交付税算入分の決定による減額と、6目老人保健事業費の老人保健給付費の増額に伴う繰出金の増額計上をするものであります。
 60ページの第6款農林水産業費、3目農業振興費では、農作業省力化設備購入や電気牧柵設置事業補助の山形園芸農業拡大推進事業補助金と、農産物販売所等整備のアグリチャレンジャー支援事業補助金の決定による減額、62ページの6目農道整備事業費では、藤助新田農道整備事業の完了に伴う減額、64ページの第2項2目林業振興費では、林道長坂向線開設事業の完了による減額を行うものであります。
 68ページの第8款土木費、第2項1目道路橋りょう総務費では、県単独県施工公共事業負担金の決定による減額、3目道路新設改良費の道路新設改良事業補助は、市道本丸7号線ウォーキングトレイル事業費の内部組みかえ補正と、単独ではさくらんぼ東根駅西口線や泉郷中部北部線等の事業費等の減額補正、70ページの第4項3目街路事業費では、宮崎西道線の測量調査事業の減額と、長瀞神町線県施工事業負担金の決定による減額、4目の公共下水道費では、下水道事業特別会計繰出金の減額を行うものであります。
 72ページの第9款第1項消防費、1目常備消防費では、救急業務用備品購入や2目非常備消防費では屋外放送設備購入費、3目消防施設費では、国の第1次補正に伴う消防ポンプ自動車購入事業費の増額を行うものであります。
 74ページの第10款教育費、第1項2目事務局費では、私立幼稚園にこにこ子育て支援事業補助金の決定による減額、第2項3目施設維持費では、施設の修繕料や特殊学級増設に伴う修繕工事費の増額、第3項1目学校管理費では、県・東北・全国各種大会参加報償費や燃料費、光熱水費の増額を行うものであります。
 78ページ、第11款災害復旧費、第1項1目農林水産施設災害復旧費及び第2項1目公共土木施設災害復旧費は、台風6号による林道日ノ沢線ほか3路線6カ所と、市道上山線災害復旧費の事業費の決定等により、それぞれ減額を行うものであります。
 80ページをお願いします。次に、議第11号、平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 81ページの第1表、歳入歳出補正予算は、後ろの事項別明細でご説明いたします。
 83ページの2、歳入、第1款第1項1目国民健康保険税は、滞納繰越分の納入による増額と、第9款3項2目一般被保険者第三者納付金は、納入見込みによる減額計上、85ページの3、歳出では、第2款保険給付費、第2項高額療養費と87ページの第9款諸費、諸支出金、第1項第6目貸付金は、それぞれの見込みによる増額補正、87ページの第9款諸支出金、第1項6目貸付金は、高額療養対象者の増による貸付金の増額補正を行うものであります。
 89ページをお願いします。次に、議第12号、平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 90ページの第1表、歳入歳出予算は、後ろの事項別明細でご説明いたします。
 92ページの2、歳入、第1款分担金及び負担金、第1項1目給食費負担金は、給食数の減による減額と、平成13年度分の負担金の収入見込み増を計上し、3、歳出、第1款1項1目事業費は、給食負担金の減額相当額の賄い材料費を減額するものであります。
 94ページをお願いいたします。次に、議第13号、平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。
 95ページの第1表、歳入歳出予算補正は、後ろの事項別明細でご説明いたします。
 96ページの第2表、地方債補正、1、地方債の変更は、最山川流域下水道建設事業負担金の減額により、借り入れ限度額を減額変更するものであります。
 99ページの2、歳入、第1款分担金及び負担金、第1項1目下水道負担金は、自衛隊駐屯地分の収入や一括納付による増額、第2款使用料及び手数料、第1項1目下水道使用料は、水洗化率の向上による使用料の増額を計上、第4款繰入金、第1項1目一般会計繰入金の減額、101ページの第7款第1項市債、1目公共下水道債は、流域下水道建設事業負担金の減による減額を行うものであります。
 103ページ、3、歳出、第1款公共下水道事業費、第1項1目下水道総務費は、流入量の増加により最上川流域下水道村山処理区維持管理負担金の増額、3目環境建設費は、最上川流域下水道建設事業負担金の決定による減額、第2款第1項公債費、2目利子は、13年度債を低利に借り入れしたための減額を行うものであります。
 105ページをお願いいたします。次に、議第14号、平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
 106ページの第1表、歳入歳出予算は、後ろの事項別明細でご説明いたします。
 108ページの2、歳入、第1款1項支払基金交付金から第4款第1項一般会計繰入金までは、医療給付費の増額に伴うそれぞれの増額、110ページ、3、歳出、第1款総務費、第1項1目一般管理費では、一般事務費や診療報酬明細点検委託料等の減額、第2款1項医療諸費、1目医療給付費と2目医療支給費の大幅な増額見込みによる増額計上をするものであります。
 以上で補正予算の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○青柳信雄議長 以上で提案理由の説明を終わります。
 ここでお諮りします。ただいま議題となっております議第3号から議第14号までの6議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第3号から議第14号までの6議案については、それぞれ委員会付託を省略することに決しました。

◎議第3号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認について

○青柳信雄議長 これから議第3号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時36分 休 憩


   午前10時36分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第3号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認について採決をします。
 議第3号は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第3号は原案のとおり承認されました。

◎議第10号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第8号)

○青柳信雄議長 次に、議第10号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので…22番槙 仙一郎議員。
○22番(槙仙一郎議員) 25ページ、繰越明許、これ東根農協のアグリチャレンジの支援事業、繰越ということで、いろいろ内容はこうせざるを得ないというかもしれませんけれども、これ繰越明許をやって、そしてその事業が見通し、相当完全にできるという、そういう見通しがあるのかどうか。これは内容を聞くと、あまり組合員の中で問題あるやに聞いているわけでありますけれども、予算上出ているならば、農協そのものがいろいろ手続きその他問題があるにしましても、当然これはそういう想定をしながら事業を行わなければならないというふうに判断するわけで、9,200万、これを繰越して、また減額をせざるを得ないとか、あるいは若干問題が残るというようになった場合に、今後の取り組みというのは一体どうなるのか。相当慎重に私はかかわらなければならないというふうに思っていますけれども、今までの経過と今後の見通し、十分信用ある内容になっているということであれば了解いたしますけれども、その辺どうですか。
○青柳信雄議長 山本経済部長。
○山本源太郎経済部長 東根農協のアグリチャレンジャー支援事業についてでございますけれども、これについて県の方の審査も通っておりますし、事業は計画どおり進むものというふうに思っております。
 ただ、事業決定が遅れたために、14年度中の完成ができないということでございまして、14年度は実施設計と地質調査費、これのみを行うということでございまして、その他の建設事業そのものについては15年の9月末完成を目指してやっていくということでございます。
○青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
○22番(槙仙一郎議員) この事業について、事業の明細やった場合に、その施設からどういう利益があがっていくのか、あるいは、経営の中身というのは全く東根農協独自でやるという方向づけになって初めて県が今の審査の段階でとっているから安心だというように言われましたけれども、その内容というのは相当健全な経営をされるという見通し、そういう計画性というものが、この補助、この事業費を出す段階で相当チェックをされているのかどうか、その点どうですか。
○青柳信雄議長 山本経済部長。
○山本源太郎経済部長 施設をつくっての後の話しでございますけれども、その中には、産直コーナー、ジュース・アイスクリームの販売施設、あと調理施設、精米設備等が一応予定されております。したがいまして、市内の生産品を扱うということで、十分採算はとれるものと思っております。
○青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
○22番(槙仙一郎議員) この9,200万で地積調査、そういうまず上物を建てる最初の予算ということになるわけですけれども、この上物について、また補助金ということになるのか、上物は全部農協で負担をするというようになっているのか、そこはどうですか。
○青柳信雄議長 山本経済部長。
○山本源太郎経済部長 この事業費総額につきましては、1億8,000万ほどの事業でございますけれども、半分が補助金ということで、その中には建築工事費、外構工事費、実施設計費、地質調査費、あと工事雑費、あとその中に備える備品等が含まれております。
○青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
○22番(槙仙一郎議員) 大体その総額、2分の1ですから、その金額は大体、市から出る金額、予想されている金額はどうですか。
○青柳信雄議長 山本経済部長。
○山本源太郎経済部長 市が直接出すというものはございません。ただ、事業費の中の半額、3万1,000円でございます。
○青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
○22番(槙仙一郎議員) 今の上物はないと。今、地質の調査とその他の補助金だけだというように言われましたので、あとは心配はないと。
 それから、経営については生産者が十分販売をする、あるいは若干のそういう販売物も含まれるというように、内容については私は賛成です。しかしながら、これは相当吟味をしないと経営は、庄内のアグリのあの施設などは相当販売、億の収入があるようです。その経営の中身を相当綿密に、しかも組合員が、あの庄内のアグリは生産者が負担をしながら経営をしているようであります。視察に行ってまいりました。ですから、これは事務担当だけの経営では大変になる可能性がある。生産者がこぞって、その運営にはからないと、つまづく可能性がある。その点の今後の指導が十分重要だというように考えますので、市はどの程度まで関与するのか、あるいは9,200万、それを出すのであればそれで結構だというように終われるのか、最後まで、出店するまでの、経営するまで相当指導していくというようになるのか、その点はどうですか。
○青柳信雄議長 山本経済部長。
○山本源太郎経済部長 基本的には東根市農協が事業計画を立てまして運営していくということになるわけです。ただ、市もこの事業の中にかかわっているわけですから、これらについては適切な指導をやりながら、完全に事業ができるようにやっていかなければならないというふうに思っています。
○青柳信雄議長 以上でご了承願います。ほかにご質疑ありませんか。2番佐藤万記子議員。
○2番(佐藤万記子議員) 39ページの民生費の委託金の中の一番最後に、ホームレス実態調査委託金というのが出ています。これ初めて出てきたように思うんですが、これについて少し内容をお聞かせいただきたいと思います。
○青柳信雄議長 小野保健福祉部長。
○小野幸治保健福祉部長 県下の研究の調査ということで、東根区域の中にホームレスの調査を行う、県下で行ったわけですけれども、2名の調査員の委託費でございます。
○青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
○2番(佐藤万記子議員) 以前にも、去年、一昨年ぐらいから、こんな寒い東根でもホームレスの方を見かけるようになったということが、私も実際見ましたし、ほかの方からもいろいろと入ってきておりましたが、つい最近、また女性の方のホームレスということで、近所をまわって、住み込みで働いていたんだけれども、そこを解雇されてしまったので食べる物がないからということでまわってきたという、ちょっと私ぐらいの年齢かなと思うんですが、そういってまわってきたということで、あるところではお金をちょっとあげたとか、うちは何も、何もあげるものがないと言ったら何でもいいということで言われて、そしてりんご1個あげたとか、いろんなことを言われたそうなんですが、そういうところの調査を、情報があって調査なさるのか、委託、2人の方の、2名に委託するということですが、それはどういうふうなところを、もうちょっと内容を詳しく教えていただきたいと思います。
○青柳信雄議長 小野保健福祉部長。
○小野幸治保健福祉部長 詳しく調査項目まではしておりませんけれども、そういう実態が東根の区域の中にあるかということで、例えば車の中に入っている方がおるかという調査を2名の方で行ったということでございます。
○青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
○2番(佐藤万記子議員) さくらんぼ東根駅でうろうろしているとか、ちょっと乗降客にお金をたかるとかという話しも聞きましたし、堂の前公園の車の中にいて、そこから派遣というか、市内に何人かがいて、動かされていて、ボスがいて、その人があれしてるという話しも聞きました。こういう状況の社会情勢ですので、これからもっと増えるかもわかりませんので、そういう人たちをどういうふうにするかということなんかも真剣に話し合って方策を考えなければいけないのではないかと思ってお尋ねしました。わかりました。
○青柳信雄議長 以上でご了承願います。ほかにご質疑ございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時39分 休 憩


   午前10時39分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第10号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第8号)について採決をします。
 議第10号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第10号は原案のとおり可決されました。

◎議第11号 平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

○青柳信雄議長 次に、議第11号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時40分 休 憩


   午前10時40分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第11号、平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第11号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第11号は原案のとおり可決されました。

◎議第12号 平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)

○青柳信雄議長 次に、議第12号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時41分 休 憩


   午前10時41分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第12号、平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第12号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第12号は原案のとおり可決されました。

◎議第13号 平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)

○青柳信雄議長 次に、議第13号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時42分 休 憩


   午前10時42分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第13号、平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について採決をします。
 議第13号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第13号は原案のとおり可決されました。

◎議第14号 平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)

○青柳信雄議長 次に、議第14号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩をします。

   午前10時42分 休 憩


   午前10時42分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
 これから議第14号、平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第14号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第14号は原案のとおり可決されました。
 会議の途中ですが、ここで午前11時5分まで休憩いたします。

   午前10時54分 休 憩


   午前11時05分 開 議

○青柳信雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

◎議 案 上 程

○青柳信雄議長 次に、日程第11、報第1号から日程第30、議第26号までの20議案を一括議題とします。

◎施政方針及び提出議案の説明

○青柳信雄議長 これから日程第31、平成15年度施政方針及び提出議案の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 本日ここに、平成15年東根市議会第1回定例会において、新年度予算案を始め重要案件のご審議をお願いするにあたり、施政運営に臨む所信を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
 はじめに、私は昨年の8月に市議会並びに市民の皆様方の絶大なるご支援をいただき、おかげさまで無投票当選を果たすことができ、引き続き市政を担当することになりました。結果として、連続2期無投票となりましたが、私としては過去4年間の実績が市民に正しく評価されたものとして、まことに光栄に存じますとともに、心新たにその責任の大きさを改めて痛感しているところであります。
 私の政治心情であります、「誠実・公正・実行」を基本理念として、本市のまちづくりの指針である第3次総合計画に掲げた将来像「快適空間やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、子供たちが生まれたことの喜びを感じ、わかるものがそのことに誇りを持ち、高齢者が暮らすことに安心を実感できるまちづくりに全力をあげて取り組んでまいる所存であります。
 さて、これまで本市は、各地域の均衡発展を基本に各種事業を展開してまいりました。工業団地の造成を始めとする産業基盤の整備や、中央及び一本木土地区画整理による都市基盤の整備など、地域産業の発展と中心市街地の形成を進めるとともに、環境ISO14001の取得や、さくらんぼにこだわったまちづくり事業、窓口業務の時間延長など、市民に目を向けた行政の推進に力を注いでまいりました。その結果、全県的に人口が減少する中で、人口の増加数は2年続けて県内第1位となり、また経済専門誌の集計による総合力評価全国都市ランキング2002では東北第1位となり、全国でも24位に入るなど、躍進する東根市の姿を目に見える形で示すことができました。
 これからも、人々はますます快適な居住環境や生活環境を求めるようになることから、その受け皿としても定住のための利便性をさらに高め、住んで良かったと市民の誰もが実感できるようなまちづくりを目指して、渾身の努力を傾注していく決意であります。
 昨年10月末日で廃止になりました山形空港の東京便については、私は日頃から今日の東根市の発展は空港があったからこそであると強調してきました。そして、復便に向けて、みずから各航空会社にも足を運んでまいりました。一度廃止になった路線を復活させることは容易ではありませんでしたが、「信念は岩をも通す」のことわざのとおり、県や周辺自治体のご協力をいただき、今年4月から1便ではありますが運行することになりましたことを市民の皆さんとともに喜びたいと思っております。
 今後は、関係市町と協力し合って、新たに飛び立つ東京便の利用拡大を図るとともに、将来は朝晩2便の運行を目指して、新幹線と共存共栄のさらに努力をしていきたいと思っているところであります。
 昨年5月に市民6,000人規模のアンケート調査を実施しました市町村合併については、「合併の必要あり」が「必要なし」を上回ったものの、どちらも過半数にほど遠かったことから、当分の間は合併は考えないことにしたいと思っております。
 ただし、国の施策や予算措置などが大きく変わった時は、改めて市民の皆さんに実情をお知らせし、再度合併について提起していきたいと思っております。
 さて、昨年は無登録農薬問題が発生し、果樹王国ひがしねの信頼が根本から崩れさるという本市始まって以来の危機の年でありました。長年かけて築きあげてきた信用を一瞬のうちに失なったのであります。今後は、消費者あっての生産者であることを肝に命じ、消費者にできるだけ情報を開示し、生産者の顔が見える安全で安心な産地形成を図っていかなければなりません。
 そのために、早々に「果樹王国ひがしね再建プラン」を策定し、安全対策事業や農作物の販売促進事業を実施してまいりました。2月7日には東京都中央区の銀座ブロッサムを会場に、市場関係者や消費団体、販売店などにお集まりをいただき、「果樹王国ひがしね・安全でおいしい農作物生産の盟約式in中央区」を開催し、産地イメージの向上と農作物の販売促進を呼びかけてまいりました。今後も各農協を始め関係機関のご協力をいただきながら「果樹王国ひがしね」の復権に向け全力で取り組んでまいります。
 また、私は環境ISO14001を取得した平成13年を、本市の「環境元年」と位置づけ、自然環境の保全と創造を目指して積極的に取り組んでまいりました。
 かけがえのない美しい自然を守り、次の世代に引き継いでいくことは、今を生きる私たちの責務であり使命でもあります。これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄型社会の反省に立って、循環型社会への展開に向けて国と自治体が本気になって取り組んでいくことが、私たちに与えられた最重要課題であります。本市は果樹生産地帯であることから、剪定枝がたくさん発生しますが、この剪定枝をチップ化し、生ごみや家畜の糞尿と混合し、堆肥化できないか、また炭化して土壌改良剤として使用できないか、さらには発生するメタンガスを利用して、発電や車のエネルギーに活用するバイオガスシステムについて、クリーンピア共立と一緒になって調査研究を行っているところであります。課題はたくさんありましょうが、本市の将来を見据えれば、全国に先駆けて、ぜひ実現していきたいと思っております。
 また、私は、東根市を全国に知っていただくために「さくらんぼ東根駅」の命名や「さくらんぼ公園の整備」など、さくらんぼにこだわったまちづくりを推進してきました。
 昨年、初めて県の支援を得て開催しました「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」は、全国から3,000名を超す選手が参加し、沿道いっぱいの市民の応援をいただき、大成功に終了することができました。特に、1,000名を超える市民ボランティアの献身的なご協力に、心から感謝を申し上げるものであります。
 この大会を、本市を代表するイベントにしていくために、今年度からは市単独で開催し、質、量ともに「さくらんぼ日本一」の東根市を、さらに力強く全国にPRしていきたいと考えております。
 一方、景気の悪化に伴う、先行き不透明な昨今の経済活動の停滞により、多くの企業が立地している本市は、雇用不安や市税の落ち込みなど深刻な影響を受けており、一日も早い景気の回復を期待しているところであります。
 小泉内閣の「聖域なき構造改革」による地方交付税の大幅削減などとあわせて、ますます厳しさを増す財政状況の中にあって、第3次総合計画に掲げる諸施策を着実に実行し、次世代に引き継ぐ活力ある東根市を築くためには、「費用対効果」を基本に、これまでの計画を徹底的に見直し、より効果が上がるように知恵を出し合い、工夫を重ねていくことが重要であります。そのためには、行財政運営の一層の簡素合理化を進め、新たな行政需要に対応する財源を確保するため「第3次行政改革大綱」に掲げる各施策を、議員各位並びに市民の皆様のご理解をいただきながら、不退転の決意で推進してまいります。
 また、これからは地方分権が本格的に進むことになり、住民に最も身近な地方公共団体は「自己決定、自己責任、自己負担」の原則のもと、より高い自主性と自立性を確立した市政運営が求められることになります。
 山積する行政課題を抱える中で、私は市民のリーダーとして、市民からの負託に的確にこたえていくために、市民との対話を通して、ともに考え、ともに行動する「市民との協働による市政運営」に、全力をあげて取り組んでまいります。
 続きまして、平成15年度の施策の大綱について、総合計画に掲げたまちづくりの5つの目標に集約し、その概要を申し上げます。
 第1に、『いきいきと輝く交流都市の創造』について申し上げます。
 市民の行動範囲が拡大し、近隣市町との関係が深まっている中で、本市が持つ高速交通網の結節点としての地勢の優位性と、自然景観や歴史的、文化的な地域資源をいかしながら、人や物などが多様に交流する「にぎわいのあるまちづくり」を推進してまいります。
 道路整備については、地域間の連携と交流を促進し、市民の利便性とまちの活性化を推進するために、総合的な整備を進めてまいります。
 昨年9月に開通した東北中央自動車道は、山形自動車道を経て全国の高速ネットワークに結ばれ、「交流のまち」を推進している本市の発展の大きな原動力になるものと期待しているところであります。今後は、東根~尾花沢間の建設促進について要望してまいります。
 国道48号については、地域高規格化候補路線として県の重要事業に位置づけられたことから、現道の整備と高規格化の実現を関係機関に要望してまいります。
 都市計画道路長瀞神町線については、昨年6月に東根地区の一日町から堂の前間が完成したことから、本市の東回り幹線道路としての役割が一層増しており、天童市や村山市との連携を強めながら、広域的な道路の決定に向けて努力してまいります。
 本市の西回り幹線道路としての機能が期待される県道長瀞野田線の整備については、県と地域住民が一緒になって話し合いを行い、ルートが決定したところでありますが、今年度は用地測量を実施し、用地買収と補償を進めるとともに、一部工事に着手する予定でありますが、早期整備に向けて関係機関に要望してまいります。
 また、市内東西地域の交流を円滑に促進するために、中央地区から国道13号へのアクセス道路である、都市計画道路長谷平林線と市道五間通り線の整備を計画的に実施していくとともに、東根本町地域の新たなまちづくりを推進するために、都市計画道路宮崎西道線の整備とあわせて、まちづくり総合支援事業の導入について県に要望してまいります。
 企業誘致を始め、本市の振興発展に大きく寄与してきた山形空港の東京便については、再び廃便になったら二度と復便は困難であることから、県や関係自治体、市民、企業と一緒になって、利用拡大に積極的に取り組んでまいります。
 同時に、大阪便の小型機就航が決まりましたが、観光や航空貨物に大きな影響があることから、中型機の運行について関係機関に強く要望してまいります。
 市の新たな交通拠点施設であるさくらんぼ東根駅は、開業以来、好調に利用実績を伸ばしております。さらなる市民の利便性の確保と利用拡大に向け、昨年は西口のアクセス道路と駐車場の整備を行いましたが、利用状況を考慮し、今年から東口駐車場の拡張整備に取り組んでまいります。
 また、交流人口を拡大し、にぎわいのあるまちづくりを進めるために、日本一の生産量を誇るさくらんぼに代表される市のイメージ「果樹王国ひがしね」を生かした事業の実施に努めてまいります。
 その一つとして、質、量とも「さくらんぼ日本一」のまちを広く全国にPRするため、昨年大好評でありました「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」を、ゲストに小出義雄監督と千葉真子選手をお迎えし、今年度から市単独事業として開催いたします。
 また、本市の「さくらんぼ生産量日本一」のイメージをより一層高めるため、昨年4月にさくらんぼ東根駅東口広場前に「さくらんぼ公園」を整備し、多品種のさくらんぼの木を植栽しましたが、今年は、駅前にさくらんぼの王様「佐藤錦」の産みの親である「佐藤栄助翁」を顕彰するブロンズ像を建立いたします。
 地域情報化の推進については、国が進める電子政府に対応するために、今年から文書管理システムの導入や財務会計システムの更新などを行うとともに、庁内1職員1台のパソコン配備を実施いたします。
 あわせて、国・県・市を専用回線で結び、公文書の発送や収受などを行う総合行政ネットワークについて、今年から接続し、事務の迅速化と効率化を図ってまいります。
 第2に、『自然と調和した快適生活環境の形成』について申し上げます。
 東根らしい個性と風格のあるまちづくりを目指し、本市の魅力や特性を生かしながら、都市基盤の整備や居住環境の向上、環境保全対策など、総合的な視点から快適な生活環境づくりを推進してまいります。
 都市基盤の整備については、快適な生活環境の形成と良好な市街地形成を目的に、引き続き一本木土地区画整理事業の推進と、組合施行による神町北部地区の土地区画整理事業の支援に努めてまいります。
 また、誰もが分かりやすく親しみのもてるまちづくりを推進するために、六田上・下区や平林区、新田町第二区などの住居表示事業を実施してまいります。
 都市景観の整備については、個性的で魅力ある景観形成を図るための「東根城趾の郷整備事業」の一環である、龍興寺沼公園の水と緑と歴史の広場整備事業や、本丸周辺の歴史と景観に配慮したウォーキング・トレイル事業が今年度に完成いたします。引き続き、長瀞地区の二の堀周辺の歴史と景観に配慮したウオーキング・トレイル事業の導入に向けて、調査を実施してまいります。
 市営住宅については、昨年度に今後の整備計画を定める「公営住宅ストック総合活用計画」を策定したところでありますが、この計画に基づき、順次建てかえや改善などを実施してまいります。
 上水道事業については、袋田水源地の老朽施設更新のために、今年度から浄水場の建設に着工いたします。今後とも、経営の健全化を図りながら、良質で安定した給水ができるように、施設及び給水体制の整備に努めてまいります。
 市営墓地については、定住人ロの増加や都市化の進展に対応するため、今年度に基本設計を実施し、平成17年度の分譲を目指してまいります。
 公共下水道事業については、第4期下水道事業計画に基づき、東根地区の原方区や大富地区の三ツ屋区などの事業を実施してまいります。
 また、水洗化率の向上のための広報事業に取り組み、経営の健全化に努めてまいります。
 世代を超えて影響が懸念される環境問題については、環境ISO14001関連事業について、庁内挙げて取り組んでいくと共に、各学校のご協力をいただき、今年度から市独自の「学校版ISO」の実施に向けて取り組んでまいります。
 また、自然との共生を基本に、廃棄物の処理とリサイクルのさらなる推進のために、引き続き有価物回収事業実施団体への支援を行ってまいります。
 防災のまちづくりについては、昨年度に地域防災計画の見直しを行い、大幅な改定を行ったところであります。今年度は、市洪水ハザードマップを作成し、あわせて避難場所表示板の整備を行い、防災体制のさらなる充実を図ってまいります。
 また、落石により片側通行止めの規制を行っている市道白水川ダム線について、災害防除事業を実施し、落石事故の未然防止に努めてまいります。
 市民の生命と財産を守るための消防、救急救助体制の充実については、防火貯水槽や消火栓などの消防施設の計画的な整備に努め、安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。また、今年度に消防職員の活動服と消防団員のアポロキャップを整備いたします。
 第3に、『健やかな安らぎのある高福祉社会の形成』について申し上げます。
 急速に進みつつある少子化傾向については、本市の高齢化のさらなる進行と、人口の伸びに大きな影響を与えるのみならず、将来を託す人材の育成という面からもまことに憂慮すべきことであり、子供を安心して生み育てられる環境づくりが急務となっております。
 そのため、昨年開設しましたファミリーサポートセンターやさくらんぼ遊々館の利用拡大に努めるとともに、今年度に、保健、福祉、医療が相互に連携した、子育て支援と保健福祉活動の拠点施設となる「東根すこやか・やすらぎの郷」の建設に着工し、平成16年度の完成に向け、計画的に取り組んでまいります。
 また、高齢者が自分の力で、健康で生きがいを持って生活できるように、利用者から大変好評を得ております、生きがい活動支援通所事業(通称いきいきデイサービス事業)のなお一層の普及充実に努めてまいります。
 さらに、高齢者の在宅サービスの充実を図るために、家族介護用品の支給事業や緊急通報体制等整備事業などを引き続き実施するとともに、昨年度に県が廃止しました家族介護者激励金支給事業について、継続して市単独で実施してまいります。
 介護保険事業については、先に策定しました介護保険事業計画に基づき、申請者の実態を踏まえた介護認定事業を行い、充実した給付サービスの確保と、円滑なサービス事業の展開に努めるとともに、高齢者が介護状態に陥ることなく、健康でいつまでも自立できるように、生活管理指導員派遣事業や家族介護教室事業などの介護予防、生活支援事業を推進してまいります。
 また、老人保健施設「ナーシングホームさくらんぼ」に併設予定のグループホーム施設整備事業への補助を行い、介護施設の充実に努めてまいります。
 ノーマライゼーションの理念に基づき、障害そのものや障害を持つ方に対する理解を深めるとともに、市政全般にわたり障害を持つ方に配慮した施策を推進してまいります。
 また、今年度から「措置制度」から「支援費制度」に移行した障害者福祉サービスについては、障害を持つ方の自己決定を尊重し、利用者本位のサービスの提供を基本に、指定事業者や指定施設に関する情報提供や、サービス利用にかかわるあっせん・調整など、支援体制の整備に努めてまいります。
 市民の健康を保持するための医療の充実については、これまで集団で実施してきました予防接種を、今年度から段階的に個別接種に移行することとし、今年は乳幼児の麻しん及び風しんの予防接種を個別接種方式に移行いたします。あわせて、麻しん予防接種を無料化し、感染の未然防止に努めてまいります。
 また、男女共同参画杜会の推進に伴い、女性の社会的役割がますます求められている中で、男女が平等な立場で参画し得る杜会の実現に向けて、さきに「市民大けやき議会」を開催し、市民から色々な提言をいただきましたが、それらの具現化に努めると共に、「市男女共同参画推進懇談会」の中でも粛々と検討してまいります。
 第4は、『魅力と活力のある産業の振興』について申し上げます。
 経済状況は依然として厳しい状況が続き、一日も早い景気回復が期待されている中にあって、市民の豊かな暮らしを支える基盤づくりとして、魅力と活力のある産業の振興に努めてまいります。
 農業を取り巻く環境は、就業者の高齢化や担い手不足などから経営形態が脆弱化し、さらには長引く不況により、農作物の価格が低迷するなど、農業経営は一段と厳しさを増しております。そのため、農道の整備や排水路設置工事など、農業生産基盤の整備を図るとともに、農地の流動化や農作業の受委託による経営規模の拡大などの低コスト化を促進し、収益性の高い農業を確立してまいります。
 本市農業の基幹作物である果樹については、果樹農家の育成と主産地形成をめざし、さくらんぼ加温ハウスの設置や共同利用機械の導入などを支援する、やまがた園芸農業拡大推進事業や、果樹王国ひがしねPR事業などを推進し、「果樹王国ひがしね」の基盤づくりに努めてまいります。
 また、農業用廃プラスチック適正処理推進事業を継続し、さくらんぼハウスに使用したビニールなどの回収及びリサイクル処理に努め、循環型農業の推進に取り組んでまいります。
 水稲の振興については、高品質米の安定生産と供給体制を確立し、販路拡大に努めるとともに、計画的な転作や園芸作物への転換など、生産調整の達成を基本に、水田農業の確立に努めてまいります。
 昨年発生した無登録農薬問題については、「果樹王国ひがしね再建プラン」を策定し、サンプリング検査や誓約書提出の徹底などの安全対策事業や、「生産者責任票」の添付要請などの消費者保護対策事業、さらには生活安定資金の創設及び利子補給などの農家支援対策などを実施してきました。今年度も、果樹王国ひがしね農産物安全推進協議会が中心になって、適正農薬使用の指導を徹底し、消費者に安全で安心な農作物を提供する生産地の形成に努めてまいります。
 また、緊急地域雇用創出特別基金事業として、昨年から実施している松くい虫の防除や森林育成のための間伐事業を継続するとともに、今年は、果樹王国レスキュー隊派遣事業として、老朽化したさくらんぼ雨よけハウスの更新などに伴う解体への支援を行ってまいります。
 商業の振興については、中央、一本木地区への大型店舗等の集積に伴い、既存商店街の集客力が低下していることから、東根本町商店街や温泉商店街の空き店舗を活用した施設の運営について、引き続き支援していくとともに、中心市街地活性化基本計画に基づき、個性的で特色のあるまちづくりを、市民みずからが主体となって推し進める「TMO構想」の事業推進について、市としても、支援体制を強化しながら調査研究を行ってまいります。
 雇用対策については、長引く不況を背景とした厳しい雇用情勢に対応するため、緊急地域雇用創出特別基金事業として、商店街活性化支援員設置事業やさくらんぼタント館等駐車場及び周辺管理事業など、引き続き実施してまいります。
 また、住宅建設促進と地場産業の振興を図るために、在来工法による住宅建設などを、市内の業者に発注し建設する方に対し、住宅ローンの利子補給を行う住宅建設促進資金利子補給事業について、今年度から実施してまいります。
 観光産業の振興については、本市が持つ恵まれた自然環境や、さくらんぼ東根温泉、生産量日本一のさくらんどなど、市内の観光資源を最大限に活用した各種イベントを開催するとともに、大けやきパートナーシップ事業である「東根よいとこ探偵団・イメージ発信事業」では、東根を題材にした写真を全国から募集し、優秀作品でカレンダーを作成し、全国に向けて、東根市のイメージをさらに大きく発信してまいります。
 また、さくらんぼを通して「果樹王国ひがしね」のPRに努めてきましたチェリリンピックを、今年は仙台市でも開催し、さくらんぼのさらなるPRと観光誘客に努めてまいります。
 真夏の夜を彩るひがしね祭は、市民の大きな盛り上がりにより、踊りパレードが一変し、年々盛大になってきております。この潮流をさらに大きく広げていくために、今年は音響や照明設備のさらなる充実に努め、参加者も沿道の応援もさらに盛り上がる体制を築いてまいります。
 また、従来の動く七夕や御輿パレードも、それぞれ大きな盛り上がりで観客を魅了していただきました。これからも、市民みずからの盛り上がりを堅持しながら、多くの市民の参加をいただき、全国に誇りうる躍動感あふれる祭りに成長させて行きたいと思っております。
 第5は、『こころ豊かな教育と文化の創造』について申し上げます。
 本市の将来を担う子供たちをはぐくむ環境づくりは、行政のみならず、学校、家庭及び地域社会全体の共通の責務であります。本市では、教育方針に本市の歴史や風土及び環境を踏まえ、21世紀をたくましく生き抜く子供たちのあるべき姿として「東根市子ども像」を掲げ、各種施策と連携しながら、その実現に向けて努力しております。
 学校教育においては、各学校が「ゆとり」の中で「特色ある教育」を展開し、児童生徒の豊かな人間性と、みずから学び考える力である「生きる力」を育てることが、最大の要件であります。その基盤となるのが、学校経営であると認識し、各学校の特色ある学校経営をさらに推進してまいります。学校独自の総合的な学習の時間はもとより、教科学習や特別活動においても、地域との綿密な協力体制を築きながら、自主性と自立性を確立し、社会の変化に対応できる学校づくりに取り組んでまいります。
 また、児童生徒の学習指導にあたっては、特色ある教育を展開する中で、一人一人の個性に対応したきめ細かな指導を行い、基礎基本の定着による確かな学力と豊かな人間性を備えた児童生徒の育成に努めてまいります。
 さらに、豊かな道徳性をはぐくむ「心の教育」の充実が重要であると認識し、道徳の授業を要としながら、自然体験やボランティア活動などの具体的な行動を通して、人を思いやる心や、最後までやり遂げる責任感を育成してまいります。
 教育施設の整備については、今年から、昭和56年以前の旧耐震基準で建設された校舎や屋内運動場の耐震性を診断する小中学校耐震調査事業を実施し、学校施設の安全性を確認するとともに、今後さらに児童数の増加が見込まれる地域の新設小学校の建設を進めるための基金の積み立てを実施してまいります。
 高崎小学校の屋内運動場については、今年度に実施設計を行い、平成16年度に建設いたします。 生涯学習については、「いつでも・どこでも・だれでも」が容易に学習に取り組むことができる環境づくりを進めてきましたが、市民の学習意欲はますます高まり、その内容も多様化しております。今後とも、市民の自主的な学習活動を積極的に支援していくとともに、昨年度に創設された市民の市民による東根市民立大学「タントまなべ学園」については、生涯学習のあるべき姿の一つとして、さらなる発展を期待しているところであります。
 市民スポーツの振興については、市民一人一人がスポーツを生活の中に取り込み、健康でいきいきとしたスポーツライフを送れるように、総合型地域スポーツクラブ事業を推進し、市民にスポーツに親しむ機会を数多く提供するとともに、運動技術の向上に努めてまいります。
 芸術・文化の振興については、文化活動への志向がますます高まる中で、「輝く四季のまちひがしね芸術文化創造推進事業」など、市民の自主的な文化活動や、芸術文化団体への支援を行い、地域の特性を生かした個性豊かな市民文化の向上を目指してまいります。
 また、本市を会場に今年開催されます、国民文化祭「フォークダンスフェスティバル」については、事業の成功に向けて市民とともに取り組んでまいります。
 市民から大変好評を得ておりますさくらんぼ図書館については、さらなる図書の充実に努めると共に、図書館利用の拡大を図ってまいります。
 最後に、「市民と行政の協働のまちづくり」と「大けやき行政の推進」について申し上げます。
 私は、市民との対話を通して、ともに考え、ともに行動する「市民との協働のまちづくり」を市政運営の基本に据え、市民の目線に立って積極的に事業を展開してまいりました。その結果、躍動する東根市の姿が目に見える形で着実に現れてきたものと確信しております。市民と行政が、相互理解と信頼に支えられたパートナーシップを築き、それぞれの役割を認識し、あらゆる分野において自発的かつ主体的に取り組むことが今後ますます重要になってまいります。
 これまで、市民活動の助長と支援施策として9項目の大けやきパートナーシップ事業を実施し、多くの市民に参画していただきました。引き続き、市民みずから企画し実施する「市民手づくりまちづくりモデル事業」や、美しい街並みづくりを推進する「わがまち街路樹里親制度創設事業」などを推進し、地域づくりやボランティア活動への積極的な参加を支援してまいります。
 なお、これらの事業については、平成13年度からの3カ年の事業であり、今年度で終了することになりますので、事業の見直しも含めて、新たな取り組みについて検討してまいります。
 また、市民と行政をより身近なものとするために、暮らしの情報「市民ガイドブック」の更新や市ホームページの充実を図り、市民に開かれた行政の推進に努めてまいります。
 なお、今年度は市政施行45周年の年にあたることから、記念事業としてNHKの公開番組「ふるさと皆様劇場」を開催するとともに、さくらんぼ東根駅前に記念モニュメントを建設いたします。
 これからの行財政運営は、ますます厳しさを増していくと推測されますが、これまでの施策を細部にわたって見直しを行い、なお一層の簡素合理化を進め、限られた財源をさらに効率的に生かす方策が必要であり、行政みずからが、みずからの行動を律し、自己改革の努力を推し進めていかなければなりません。そのために、第3次行政改革大綱に掲げた各種施策について確実に実行し、行政がめざす姿である「大けやき行政」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
 以上、平成15年度の市政運営についての基本的な考え方と、主要な施策について申し上げました。
 近年の市政運営は、加速する地方分権の推進や市町村合併議論の高まり、行政のグローバル化など、大きな転換期を迎えており、厳しい環境にありますが、それだけに行政運営の真価が一層問われるところであります。このような時こそ「市民が主役の市政」を基本に、将来の方向を見誤ることなく優先順位を明確にし、リーダーシップを発揮しながら「いかに実行するか」という知恵をみんなで出し合い、積極果敢に市政運営に取り組んでまいる所存であります。
 私を始め職員一丸となって英知と勇気を結集し、冒頭で申し上げました本市の将来像「快適空間やすらぎと交流のまち」の実現に向けて、全力で取り組んでいく決意でありますので、市議会並びに市民の皆さんのご理解とご協力を心からお願い申し上げ、平成15年度の施政方針といたします。
○青柳信雄議長 説明の途中でありますが、ここで午後1時まで休憩をいたします。

   午前11時49分 休 憩


   午後 1時00分 開 議

○青柳信雄議長 午前に引き続き会議を開きます。
 提出議案の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 それでは、先議いただきました議案以外の案件につきまして、ご説明申し上げます。
 はじめに、報第1号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、平成15年1月13日東根市が管理する道路上で、路上への落石により生じた自動車の損害について示談が成立したことにより、地方自治法第180条第1項の規定に基づき行った損害賠償額決定の専決処分について報告するものであります。
 次に、報第2号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、平成15年1月30日、公務中にスクールバスの運行によって発生した物損事故の示談が成立したことにより、地方自治法第180条第1項の規定に基づき行った損害賠償額決定の専決処分について報告するものであります。
 日ごろから道路管理や交通事故については十分注意しておりますが、今後とも一層注意を促してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
 次に、議第4号、東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、これは母子及び寡婦福祉法等の一部改正に伴い、所用の改正を行うものであります。
 次に、議第5号、東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、介護保険事業の円滑な運営を目的として保険料の改定を行うものであります。
 次に、議第6号、東根市民の広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、龍興寺沼公園の開園に伴い、適切な管理を行うために必要な事項を定めるとともに、条文の整理を行うものであります。
 次に、議第7号、字の区域及び名称の変更についてでありますが、これは六田平林地区等の字の区域及び名称を住居表示整備事業により簡明で合理的なものに変更しようとするものであります。
 次に、議第8号、市道路線の変更についてでありますが、東北中央自動車道の整備に伴い市道の付けかえと、都市計画法第40条第2項の規定により道路が東根市に帰属したことから、市道の起・終点を変更するものであります。
 次に、議第9号、市道路線の認定についてでありますが、東北中央自動車道の整備に伴う新設道路と都市計画法第40条第2項の規定により、東根市に帰属した道路について市道認定するものであります。
 次に、平成15年度予算案の大綱について申し上げます。
 国の平成15年度の地方財政計画は、前年度に引き続き国税収入が大幅に減少し、過去最大規模の財源不足が予測され、地方財政の借入金償還負担の一層の増加が見込まれるところであり、これにより将来の財政運営が圧迫されることが強く懸念されております。極めて厳しい地方財政の状況下で、国・地方を通じた財政構造改革の必要性を踏まえるとき、引き続き地方公共団体においては、地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、国・地方を通じ、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め、健全財政を維持することが急務であります。
 本市の財政状況については、これまで進めてきました都市基盤整備や新幹線関連道路整備事業のために借り入れた起債の償還で、年々公債費等の義務的経費が増加し、財政の硬直化が懸念されるところであります。
 また、歳入全体の約37%を占める市税は、厳しい経済情勢を反映し、前年度当初予算対比で3.2%の減額となり、地方交付税についても国の構造改革に伴う地方財政制度における歳出の見直しにより、大幅な減額が見込まれることから、財源確保が大変厳しい状況にあります。
 このような財政状況の中で、行政サービスを確保し、少子高齢化対策や環境対策など新たな行政需要に積極的に対応して、さらなる市民福祉の向上を目指していく決意であり、そのため、市税を始めとする自主財源の確保はもとより、行政改革大綱に沿った事務事業の見直しを行い、効率的な財政運営と健全財政の堅持に努めてまいります。
 以上の基本的な考えのもと、平成15年度の予算編成に当たっては、振興実施計画第36号を指針とし、経常経費の節減に努め、東根すこやか・やすらぎの郷建設費等の大型重要事業の予算化を図ったところであります。
 はじめに、一般会計予算からご説明申し上げます。
 歳入のうち市税については、経済情勢が低迷する中で、個人市民税及び法人市民税とも減額を見込み、固定資産税についても評価替え等に伴い、減額を見込んだところであります。
 以上の結果、市税総額として前年度当初予算対比3.2%減の54億3,395万7,000円を計上したところであります。
 地方交付税については、引き続き制度の見直しが行われ、需要額が臨時財政対策債に大幅に振り替わることから、交付額は大きく減額になることが予測され、普通交付税は前年度決定額対比で5%減の37億4,000万円を計上したところであります。
 繰入金では、財源不足の補てんとして財政調整基金から、また地方債の償還に充てるために減債基金から、さらに東根すこやか・やすらぎの郷建設費への充当財源として地域振興基金からの繰入等で、4億5,502万8,000円を計上したところであります。
 市債については、臨時財政対策債の大幅な伸びと、住民税等減税補てん債、東根すこやか・やすらぎの郷建設に伴う市債及び土地基盤整備等に伴う市債の計上により、前年度当初予算対比で25.4%増の15億680万円としたところであります。
 次に、歳出予算についてご説明申し上げます。
 総務部門については、市民ガイドブック発行事業費、市制施行45周年記念事業費、総合防災訓練事業費等を計上したところであります。
 民生・福祉部門では、住民基本台帳ネットワーク事業費、市営墓地建設事業費、東根すこやか・やすらぎの郷建設事業費、グループホーム施設整備事業費、知的障害者デイサービス事業費等について計上したところであります。
 農林・商工部門については、やまがた園芸農業拡大推進事業費、果樹王国レスキュー隊派遣事業費、活力ある商店街づくり支援事業費、商店街活性化支援員設置事業費、東根よいとこ探偵団・イメージ発信事業費、果樹王国さくらんぼひがしねマラソン大会事業費等を計上したところであります。
 建設部門については、市道白水川ダム線災害防除事業費、市道長瀞18号線ほかウォーキングトレイル事業費、長谷平林線道路整備事業費及び水と緑と歴史の広場整備に係る公園管理事業費等を計上したところであります。
 消防部門では、消防職員活動服購入費、消防団員用アポロキャップ購入費、消防施設整備事業費等を計上したところであります。
 教育部門については、教育施設整備基金積立事業費、特色ある学校経営事業費、高崎小屋内運動場整備事業費、第18回国民文化祭事業費、市民1人1スポーツ推進事業費等を計上したところであります。
 以上の結果、歳入歳出それぞれの予算総額を、前年度当初予算対比で0.8%増の146億3,800万円としたところであります。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計予算については、療養給付費や老人保健医療費拠出金、介護保険納付金等を計上した結果、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で9.4%増の33億8,500万円としたものであります。
 東根財産区特別会計予算については、財産管理費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で8.3%減の110万円としたものであります。
 学校給食事業費特別会計については、施設の維持整備費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で0.6%減の4億3,820万円としたものであります。
 公共下水道事業特別会計については、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で2.6%増の22億300万円としたものであります。
 休日診療所特別会計については、休日診療所の運営委託料等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で2.1%減の930万円としたものであります。
 老人保健特別会計については、老人医療給付費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で3.3%増の41億2,400万円としたものであります。
 一本木土地区画整理事業特別会計については、事業推進を図るため区画街路築造事業費や物件移転補償費等を計上し、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で12.4%減の7億2,300万円としたものであります。
 介護保険特別会計については、保険料の賦課・徴収事業費、介護認定審査及び調査事業費、介護サービス給付事業費等を計上して、歳入歳出それぞれの予算総額を前年度当初予算対比で9.6%増の20億4,230万円としたものであります。
 なお、介護保険事業計画の見直しに伴い、今年度からの第1号被保険者に係る介護保険料については、9.68%増の月額2,864円となります。
 次に、水道事業関係について申し上げます。
 最初に水道事業会計でありますが、収益的収入については12億1,864万5,000円、収益的支出については8億4,309万1,000円を計上しております。
 次に、資本的収入については1億4,407万5,000円、支出については9億8,383万2,000円を見込んだところでありますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は、損益勘定留保資金や消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金で補てんするものであります。
 将来にわたっての経営状況を踏まえ、安定した供給体制の確立のため、今後一層経費の節減に努めてまいります。
 主な事業としては、浄水場更新事業や公共下水道事業及び一本木区画整理事業関連事業のほか、老朽化した配水管更新事業等を実施し、有収率の向上を図るとともに、安定給水に努力してまいります。
 次に、工業用水道事業でありますが、収益的収入については1億8,590万4,000円、収益的支出については1億4,168万5,000円としております。
 資本的支出については、企業債償還金3,107万円を見込んだところでありますが、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであり、より一層、維持管理に万全を期しながら、安定した供給に努めてまいります。
 次に、簡易水道事業特別会計については、入・上野台及び沼沢・猪野沢の両簡易水道事業にかかる維持管理費などを計上し、歳入歳出それぞれの予算額を前年度当初予算対比42.6%減の2,100万円としたところであります。
 なお、ただいま提案いたしました議案につきましては、それぞれ担当部課長から補足説明いたさせますので、よろしくご審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますようお願い申し上げます。
○青柳信雄議長 次に、報第1号及び報第2号の2議案について、財政課長に補足説明を求めます。牧野財政課長。

   〔牧野利幸財政課長 登壇〕

○牧野利幸財政課長 議長の指示により補足説明をいたします。
 議案書の1ページをお願いします。最初に、報第1号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてご説明いたします。
 去る1月13日午後5時ごろ、市道水溜間木野2号線において、田中地区を通り、スノーパークジャングルジャングルに行く途中、路上にあった斜面からの落石を避けきれず、衝突に発生した自動車の物損事故での損害額10万5,431円について、市の道路管理上の過失50%を認め、その損害賠償金5万2,715円を、請求者、東村郡中山町大字岡221-1、今野俊子に支払うもので、その示談が1月21日に成立したことにより専決処分を行ったものであります。
 なお、賠償金につきましては、全額道路賠償責任保険により補てんになったものであります。
 3ページをお願いいたします。次に、報第2号、損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてご説明いたします。
 去る1月30日午前10時ごろ、スクールバス利活用事業で山形市の山形新聞山形放送会館前で児童を降ろし、その会館南側駐車場で方向転換のためバックの際、駐車場に駐車中の相手車に接触したことにより発生した事故による物損額3万6,677円、全額を仙台市若林区表柴田町18-1、齋藤英寿に支払うもので、その示談が2月5日に成立したことから同日に専決処分を行ったものであります。この賠償金についても、全額自動車保険より補てんになったものであります。どうぞよろしくお願いいたします。
○青柳信雄議長 次に、議第4号から議第9号までの6議案について、庶務課長に補足説明を求めます。武田庶務課長。

   〔武田 稔庶務課長 登壇〕

○武田稔庶務課長 議長からご指示ございました議第4号から議第9号までについて補足してご説明を申し上げます。
 議案書の9ページをお開きいただきたいと思います。条例改正のあらましを合わせてご参照願います。
 議第4号、東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。改正の概要でありますが、母子及び寡婦福祉法等の一部を改正する法律が平成15年4月1日から施行されることに伴い、本条例で引用している母子及び寡婦福祉法の配偶者のない女子の定義規定が第5条から第6条に変更されるため、所要の改正を行うものであります。施行については、平成15年4月1日からとしております。
 次に、議案書の10ページをお開き願います。条例改正のあらましの2ページを合わせてご参照願います。
 議第5号、東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。改正の概要でありますが、介護保険制度では3年ごとに介護保険事業計画を策定し、介護サービスの給付額の見込みに基づいて保険料を見直すこととなっております。このたび第2期の老人保健福祉計画、介護保険事業計画が策定され、それらに基づき、主として平成13年度から平成14年度の実績による推計により、平成15年度から平成17年度までの3カ年間について算定したものであります。算定にあたっては、この1月20日に厚生労働省から示された全体でマイナス2.3%とされた介護報酬の改定や、昨年9月に開設された老人保健施設の利用状況、並びに平成16年度開設予定の痴呆対応型共同生活介護、いわゆるグループホームの開設、さらに平成17年度後半に開設予定の特別養護老人ホーム及び併設される短期入所やデイサービスの実施状況を加味し、さらに準備基金約1億4,000万円のうちから4,500万円を取り崩しこととしたものであります。その結果、第3段階の標準保険料を現行より9.6%引き上げて、3万4,379円とするものであります。
 なお、第5条第1号の介護保険法施行令第38条第1項第1号に掲げるものとは、生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者で、世帯全員が住民税の非課税のものをいい、基準額の半分の額ということで1万7,189円に改めるものであります。
 第5条第2号の施行令第38条第1項第2号に掲げるものとは、世帯全員が住民税の非課税のものをいい、基準額の75%の額で、2万5,784円に改めるものであります。
 第5条第3号の施行令第80条第1号第3号に掲げるものとは、本人が住民税の非課税のものをいいまして、基準額とするものであります。
 次に、第5条第4号の施行令第80条第1項第4号にかかげるものというのは、本人が住民税課税で、合計所得金額が250万円未満のものをいいまして、基準額の1.25倍の額で算定し、4万2,973円に改めるものであります。
 第5条第5号の施行令第38条第1項第5号に掲げるものというのは、本人が住民税課税で、合計所得金額が250万円以上のものをいいまして、基準額の1.5倍ということで5万1,568円に改めるものであります。
 施行期日につきましては、平成15年4月1日からとするものであります。
 次に、議案書の11ページをお開き願います。条例改正のあらましについては4ページを参照願います。
 議第6号、東根市民の広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。改正の概要でありますが、水と緑と歴史の広場整備事業により田園地域産業再配置促進費補助金で整備された龍興寺公園は、平成元年に工業再配置促進費補助金で整備された市役所の南にあります市民の広場と同様に都市計画法による都市計画とは設置及び管理において一線を画したものとしているため、別個の条例において管理することが求められております。そのため市民の広場と等しく適正な管理を行うため、条例の名称、公園の名称及び位置、その他管理に関する条文で所要の改正を行うものであります。施行については、本年の4月1日から施行するものでございます。以上が、条例の改正の補足説明であります。
 次に、議案書の13ページをお開き願います。議第7号、字の区域及び名称の変更についてであります。これは、平成14年第2回定例会で提案し、ご可決いただいた住居表示事業で住居表示の方法を街区方式とした区域であります。このたびの議案は、その区域の名称を定めるものであり、平成15年11月1日から議案の14ページの区域及び名称を15ページの六田一丁目、六田二丁目、中央西とするものであります。
 次に、議案書の16ページをお開き願います。参考資料がまた別個にございますので、参考資料の方の1ページを合わせてご参照願います。
 議第8号、市道路線の変更についてであります。道路法第10条第2項の規定により、別紙17ページの変更調書のとおり市道路線を変更するものであります。神町北5号線を参考資料1ページの図面に表示した路線の形から参考資料2ページの図面に表示した路線の形に都市計画法による開発行為により変更しようとするものであります。
 また、大富小学校線の終点及び羽入新田線の起点を、東北中央自動車道の整備によりまして、参考資料の3ページに示した箇所から4ページに示した箇所に変更しようとするものであります。
 次に、議案書の18ページをお開き願います。参考資料の5ページ及び6ページを合わせてご参照願います。
 議第9号、市道路線の認定についてであります。道路法第8条第1項の規定により、別紙19ページの認定調書のとおり市道路線を認定するものであります。大道東2号線から神町北8号線までの8路線は、参考資料の5ページの位置図のとおり都市計画法による開発行為により新たに市道に認定しようとするものであります。大富小学校北通り線から高速側道3号線までの4路線については、参考資料の6ページの位置図のとおり東北中央自動車道の整備に伴い新たに市道に認定しようとするものであります。以上で、条例等の補足説明等を終わります。
 よろしくお願いを申し上げます。
○青柳信雄議長 以上で施政方針及び提案理由の説明を終わります。
 なお、報第1号及び報第2号の2件については、報告案件ですので以上でご了承願います。

◎予算特別委員会への議案付託

○青柳信雄議長 次に、日程第32、予算特別委員会への議案付託を議題とします。
 お諮りします。議第15号から議第26号までの予算関係12議案については、お手元に配布しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、議第15号から議第26号までの予算関係12議案については、別紙議案付託表のとおり、予算特別委員会を設置して審査することに決しました。


予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

議第15号 平成15年度東根市一般会計予算
議第16号 平成15年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第17号 平成15年度東根市東根財産区特別会計予算
議第18号 平成15年度東根市学校給食事業費特別会計予算
議第19号 平成15年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第20号 平成15年度東根市休日診療所特別会計予算
議第21号 平成15年度東根市老人保健特別会計予算
議第22号 平成15年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第23号 平成15年度東根市介護保険特別会計予算
議第24号 平成15年度東根市水道事業会計予算
議第25号 平成15年度東根市工業用水道事業会計予算
議第26号 平成15年度東根市簡易水道事業特別会計予算

◎散     会

○青柳信雄議長 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
 御苦労さまでした。

   午後 1時30分 散 会