第3回東根市議会定例会 予算特別委員会

             平成14年12月12日 午前10時50分 開 議


      阿  部  忠  男 委員長      市  村  賢  治 副委員長   


◎出席委員(21名)
 1番   清  野  貞  昭 委員       2番   佐  藤  万記子  委員
 3番   清  野  周  治 委員       4番   奥  山  重  雄 委員
 5番   森  谷  政  志 委員       6番   佐  藤     直 委員
 7番   岡  崎  賢  治 委員       8番   高  橋  ひろみ  委員
 9番   秋  葉  征  士 委員      10番   清  野  忠  利 委員
11番   高  橋  一  俊 委員      14番   早  坂     隆 委員
15番   阿  部  綾  子 委員      16番   渡  辺  正  幸 委員
17番   市  村  賢  治 委員      18番   深  瀬  秋  広 委員
19番   小  野  一  男 委員      20番   武  田     敞 委員
21番   阿  部  忠  男 委員      22番   槙     仙一郎 委員
23番   武  田  敏  夫 委員                         

◎欠席委員(1名)
13番   結  城     芳 委員

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        高 橋 良 子
                                 委員長

         選挙管理委員会                        
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長                        

保 角 國 雄  農業委員会会長        槙   栄 司  消  防  長

武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役

鈴 木 千 原  教  育  長        喜 嶋 與平治  総 務 部 長

小 川   武  市民生活部長         小 野 幸 治  保健福祉部長

                                 建 設 部 長
山 本 源太郎  経 済 部 長        加 藤 信 明
                                 兼水道部長

細 矢 昭 男  教 育 次 長        原 田 清一郎  総合政策課長

武 田   稔  庶 務 課 長        牧 野 利 幸  財 政 課 長

         選挙管理委員会                 監 査 委 員
芦 野 良 美                 保 科 正 一
         事 務 局 長                 事 務 局 長

         農業委員会
菊 口 吉 之
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
椎 名 和 男  事 務 局 長        塩 野 康 二  事務局長補佐

         議 事 主 査
網 干   賢                 牧 野 美和子  主     任
         兼議事係長

伊 藤   公  主     事

◎本日審査した案件

 議第112号  平成14年度東根市一般会計補正予算(第4号)             
 議第113号  平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       
 議第114号  平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)      
 議第115号  平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)      
 議第116号  平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第3号)         
 議第117号  平成14年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)  
 議第118号  平成14年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)         
 議第119号  平成14年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)           
 議第120号  平成14年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第1号)        
 議第121号  平成14年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)       


◎開     議

〇阿部忠男予算特別委員長 本会議に引き続き、御苦労さまです。ただいまから予算特別委員会を開会します。
 本日の会議に欠席の届け出がありました委員は、13番結城 芳委員です。したがって、委員の出席は21名で、定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。

◎議第112号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第4号)外9件

〇阿部忠男予算特別委員長 さきの12月5日の本会議において予算特別委員会に付託になりました議案は議第112号から議第121号までの10議案です。以上10議案を一括議題とします。
 これらの議案につきましては、既に12月5日の予算特別委員会で詳しい説明がありましたので、これから質疑を行います。
 質疑を行うときは、会計別とページ番号をお示しの上、簡潔な発言を願います。また、当局においても、漏れなく簡潔な答弁を願います。一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。7番岡崎賢治委員。
〇7番(岡崎賢治委員) 57ページ、第6款農林水産業費の中の農業用使用済プラスチック適正処理推進補助金でありますけれども、この廃プラの回収事業については、平成11年から……

   〔「67ページ」と呼ぶ者あり〕

〇7番(岡崎賢治委員) 67ページ、済みません。67ページの第6款農林水産業費の中の農業用使用済プラスチック適正処理推進補助金についてお伺いをさせていただきますけれども、これまで平成11年から事業推進をされて、相当の成果が出てきているわけであります。少なくとも、市長が提唱されている果樹王国推進のためには、それなりの事業をしながら、農業振興のためにもという意味からすれば、おおよそ浸透されてきた事業なのかなというように思っております。しかも、今年度にはおおよそ200トンほど回収を予定されているというようなことで、ほぼこれは農家に対して、さくらんぼの使用済みビニール等々については、ほぼ回収されるものだというように理解をしております。今後もひとつ怠らなく事業推進に当たっていただきたいなというように考えております。
 そこでですけれども、やっぱり農業用ということからすれば、廃棄物処理、あるいは処理に関わるものについては必ずしも農業用ビニール、プラスチックだけではないのではないかなというように考えております。
 たまたま山形県で、このたび山形県生活環境保全条例というようなことが出されました。私は、一番心配しているのは、今後冬期間にかけて、来年の4月、あるいは4月いっぱいまでかかる剪定枝の処理問題、これが大きく本市において問題視されるのではないかなというように考えておるわけであります。しかしながら、この生活環境保全条例を見てみますと、剪定枝の問題は1つも書かれていない。これに条文を読んでみると、剪定枝は燃やして悪いことになっている。大変なことになってしまったのではないかなというように危惧をされるわけであります。そういうことからして、生活環境課、市民部の担当でしょうけれども、どういうふうなとらえ方をされているのか。あるいはまた、当然これは経済部部門でありますので、経済部では今後どのようにこの問題を解決、あるいは解消していくのか、あるいは市民に対して徹底を図っていくのか。これは、この冬一、大きな問題になるのではないかなというように思っております。
 市長は、これまで国、あるいは県に先駆けていろいろな提唱をしてまいりました。先般の議会でも、将来は剪定枝の問題も大きな社会問題になるだろうというようなこともあって、処理組合の中で剪定枝の堆肥化も考えていくというようなことも議会の方で言われておりますけれども、本来ならば県の方でこういうようなことも考えていかなければならなかったはずなのに、この剪定枝の問題、山形県果樹フルーツ王国だとかというようなことで標榜しているわけでありますけれども、1つもこの条例の中には入っていないということを考えれば、果たしてどうなのかなというようなことをまず経済部での所感、所見も含めてお願いしたいと思います。その後市長から、またお伺いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 剪定枝の問題ですけれども、先ほどありましたように、山形県生活環境保全条例では12月1日から野焼きは全面的に禁止になったと。焼却炉についても、かなり厳しいものが出てきたということであります。それで、この中で一応法律の禁止対象外のものというのがあるわけですけれども、農林漁業の対象外のものといたしましては、麦わらの焼却及び林業者の伐採した枝、更には漁業者の漁網に付着した海産物ということで、これらが一応対象外だということで、剪定枝については書かれていないわけであります。したがいまして、12月1日からはこれは全面的に禁止になるのだというふうに理解しております。ただ、これをいきなり言われても、今までの農林部との話し合いの中とかいろんな中で、かなり余裕のあるようなことで解釈しておったのですけれども、それらについてはかなり狭いものになってきたということで、これらについては環境ISOを取得している本市としては、リサイクルによる循環型農業を目指しているわけですから、今後これらあらゆる活用方法を考えて、それらの処理に取り組んでいかなければならないのではないかというように思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 7番岡崎賢治委員。
〇7番(岡崎賢治委員) やっぱり難しいのです。私もこの条文を読ませていただきました。これは条例ですから、罰則規定あるのです。たとえば剪定枝を燃やした場合50万円以下の罰金、しかも1年以下の罰則規定が、懲罰があるというようなこと。私ども東根市、果樹王国を宣言をして、果たしてこんなことであったとすれば大変なことになってしまうのではないかなと。本市に剪定枝の量、いろいろ調べてみたのですけれども、おおよそ3,000トンほどあると。これが焼却されるのは、3月から4月にかけて一気に燃やすわけであります。剪定枝が燃やされる時期がその時期に当たるだろうと。当然ダイオキシンの問題あろうかと思います。これは、当然市長が前々から言ったものと合致するわけでありますけれども、そういうふうなことからすれば、いきなり燃やしてはだめですよといって罰金、あるいは懲罰というようなことになれば、農家の人全部対象になります。そういうふうなことであっては、果たして東根市の果樹王国、一体どういうようになるのだろうかなというようなことで心配せざるを得ない。
 そこで、市長にお伺いしますけれども、これまで市長が言われてきた県内に先駆けたあるいは考え方をこれまで私どもに示していただきました。しかも、これは当然近い将来に剪定枝も含めて、畜産物の堆肥、ふん尿も含めて堆肥化をして、農家に還元をして有機農業を推進していかなければならないというようなことからして、一日も早くこの課題をクリアするための考え方を是非私どもにもいち早く提示をして、考え方などについてお願いをしたいものだなというように思うわけです。
 その前に、何よりも県の方に、何とか少なくともここ1〜2年は剪定枝の焼却について認めていただくというような県に対しての要望、あるいはそういうふうなことも含めて、今の実態を申していただきたいものだなというように思いますけれども、市長の考え方も含めてお願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 山形県の生活環境保全条例というのを今ちらっと読ませていただきました。これですと、恐らく剪定枝は除外されているのだと思います。いわゆる合成樹脂、ゴム、皮革、廃油等々については、野焼きは禁止しますよということであって、いわゆる剪定枝などについては含まれていないものと私は解釈します。
 ただ、この点に関して、私も以前農林水産部の方に行ったときに、県の考え方を問いただしたことがあります。そうしますと、野焼き問題の禁止というものは、剪定枝については限りなく禁止してもらいたいという意味で県としては立場をとっておりますと。ということは、禁止なのですか、それともそうでないのですかというふうなことになると、やはり禁止ではありませんと。だけれども、限りなく禁止に近い考え方を受け取ってもらったらいいと思いますと、こういうわけのわからないような答弁でありました。迷いの迷回答ということだろうと思いますが、実はこれ東北市長会でも非常に私が市長になってから、たしか福島県の市長会から提案されたことでありましたけれども、野焼きを禁止するべきではないかと、剪定枝についてという提案に対して、岩手県の当時の水沢市長がそれにかみついて、そんなことを禁止されたならば、農家の方々がどうやってあの大量の剪定枝を処理しなくてはいけなくなると、大変な混乱になると、こういう意味では時期早尚というふうなことで、いわゆる野焼き禁止を提案した福島県がたしかペケを食らった記憶があります。要は山形県の本音としては、果樹の剪定枝については、いわゆるダイオキシン等の問題からしても野焼きはしてもらいたくないというのが本音だろうと思います。しかし、今そういう環境が整っていない状況下において、やはり県としてもこれといった明解な対策も打ち出していないというひとつのジレンマに私は陥っているのではないかなというふうに思っています。
 事実、私自身は何もだからといってクリーンピアを中心に果樹の剪定枝を使った形での堆肥化というふうなものに提唱したのではなくて、私自身が環境ISO14001というものを取得した自治体として、そしてその構成市町の中には天童市も来年には取得できるという見通しも立ってきました。そういう中で、村山市やほかの河北町などにもご理解を得ながら、この問題に実は昨年来から私自身取り組んでいるわけであります。ただ、これを検討しまして、この間10月に私に中間報告がありました。これを見てみまして、いろいろと国や県も明解な対策がなくて困っておるのだなということを改めて私感じました。と申しますのは、もちろんこの構成市町である3市1町の各果樹の剪定枝は大体5,000トンが出るわけであります。そういうことで、これを仮に私がかねて提唱していますチップ化をし、それから各家庭からの生ごみを収集し、そして平成16年から畜産関係のふん尿も野積みの禁止がされるということを先取りしながら、これも混入をして堆肥化をするというふうになると、すばらしい堆肥化ができるわけであります。しかしながら、その5,000トンもの果樹関係の量を全部剪定枝を使ってやった場合は、この3市1町の地域の間では、それを農業として全量堆肥化しても、その受け入れ態勢としてなかなかうまくいかないと、非常に過剰になってくるというふうなことからすると、長井市あたりみたいに非常に野積みになってくるというふうになるわけであります。
 そういうふうな意味で、ここでもう1つ私自身が考えておるのは、必要な量の堆肥化についてはそれをやります。同時に、その他のものについては、炭化を行うということを新たに事務当局に指示をしております。ところが、この炭化については、技術的に今の日本では、できないことはないのでしょうけれども、まだまだ全然ほとんど普及していません。それで、ヨーロッパあたりはもうどんどんこれやっているのです。それで、この間ある企業の方が私のところを訪れました。そのときに、その炭化についても、いろいろと今我々は研究をしているのだと。これは、中央の官庁出の人で、脱サラで、気の合った関係者でいろいろと今研究しているところだと、こういうことだったのですが、そういうふうなこともあわせ考えてみますと、今まで各行政が手をつけようと思ってもなかなかできなかったのだろうなというふうに私思っております。しかしながら、私はそういう意味では、今まさに環境元年の年だと思っております。そういう意味では、私はその辺のところについての技術的なものなんていうのは、そんなに難しい問題ではないと思っております。そういう意味で、環境省あたりでもそういう開発、いわばベンチャー企業というのですか、そういうふうなことを考えれば、私はもうここ1〜2年で実用化できるまでなるのではないかなという感触も得ています。
 したがって、そういうことを残りの部分については炭化を計画をするということになると、たとえば今年なんかは尾花沢市あたりのスイカが非常に雪が多くて消えるのが遅い、そういう意味で非常に尾花沢スイカが困ったというふうな問題も記憶に新しいわけであります。そういうところには炭をまいて、炭というのはまた副作用とか、そういうものは何もありません。したがって、それは幾ら土にまいても、いわゆる何か病気になるとかなんかということはないわけであります。あるいは、道路の消雪なんかにも使えるわけであります。ですから、そういう意味では、新たなる環境をつくるための私はこのクリーンピアこそが全国に先駆けてこういうことをやらなければいかぬということを改めて今思っております。改めて強く今事務当局に指示をしているところでありますので、我々自身も試行錯誤を繰り返しながらではありますが、是非そのチャレンジをして、いわば天童市、東根市、村山市、河北町という地域は日本一の果樹生産地帯であります。そういうところで日本一の環境を掲示するためにチャレンジをしていきたいなというふうに思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 7番岡崎賢治委員。
〇7番(岡崎賢治委員) 今市長の答弁は、すばらしいことだと思います。これは、来年からというわけにはいかないのだと思います。将来にわたって、あるいは2〜3年後にはそういうふうな事業も展開しなければいけないというのが市長の考え方ではないかなというようには思います。
 しかしながら、私心配しているのは、いわゆる来年の春先の問題、あるいは再来年の問題、暫定期間の問題がどうしてもクリアしなければ、市長の考えていることも事業推進につながらないのかなというようなことで心配をしているわけであります。市長からは、先ほど剪定枝については燃やせるのではないかというようにありましたけれども、よくよくこれを見てみますと、そうではないのではないかなというように私考えるわけですので、この資料、是非皆さん方にも提示をしていただいて、把握をお願いしたいものだなと。それと同時に、何らかの機会をとらえて市民に周知徹底を図っていくことも必要なのかなと。この問題については、随分心配をしているはずであります。農家の方々、大変心配をしているはずであります。罰則50万円、1年以下の等々という部分がきっちり条例で明示されているわけでありますので、ひとつその辺の考え方についても、あるいはとらえ方についても、市民に対しての周知なども含めて、本当に燃やしていいのか、燃やして悪いのかという部分も含めてですけれども、是非お願いをしたいというように思います。
 終わります。
〇阿部忠男予算特別委員長 ご了承願います。
 ほかにご質疑ありますか。2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 71ページのさくらんぼ東根まちづくり株式会社出資事業と、それから47ページのまちづくり推進事業、これに絡めますが、先日の一般質問で岡崎議員さんがご質問なさって、市長のご答弁もありましたが、新聞にも取り上げられておりました。まちづくり推進事業としてこれに取り組もうとして、まず調査してということのそのあれはわかりますが、内容的にどういうふうな調査を考えていらっしゃるのか、ちょっとお聞きしたいと思いますが、具体的にありましたらお願いします。
〇阿部忠男予算特別委員長 原田総合政策課長。
〇原田清一郎総合政策課長 今回の補正に、まちづくり推進事業ということで幾つか提案させてもらっています。中身といたしましては、人件費、嘱託の賃金が99万7,000円、それから講師謝礼ほかということで、市街地総合再生計画策定等々の報償ということで30万円を計上させてもらっています。そのほか、旅費、事務費等でございますが、この中で特に市街地総合再生計画の策定のための報償ということで30万円を計上している分について少しご説明申し上げます。
 これまで、この前も説明申し上げたとおり、優建事業を実施するために、中心市街地活性化計画ではだめになったということで、この市街地総合再生計画を新たにつくらなければならないということになったわけでございます。これを現在進めているわけですけれども、内容といたしましては、温泉地域内の建物、あるいはその資源等の調査、それから温泉地域旅館や商業者の方々の意向の調査等を進めながら、これを温泉地域の再生のために何が必要かと、そのための計画を構築していくと、こういう内容でございます。これまで、TMOのタウンマネジャーでありました南部繁樹氏に、この方は県のタウンマネジャーになっておりますので、私どもの方で派遣申請すると、県の方の負担でおいでいただいて、指導していただいたわけですけれども、これはいわゆるTMO等の基本的な計画策定のための指導ということでは県の負担でおいでいただけるわけですけれども、具体的にたとえば優建事業であるとか、事業計画の段階に入ってきて、責任もある程度発生するというようなことで、県の派遣費ではもうできないということもありましたので、今回新たな調査、これに対する指導等も含めまして30万円の報償費を計上させていただいたと。これは、今年度残り期間少ないわけですけれども、市街地総合再生計画の策定と同時に、この次の事業に結びつく段階までの調査は行っていきたいと。来年度、改めて国、県の補助をもらった調査に結びつけていきたいという考えでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 南部さんが県のあれで来ていただいていたけれども、東根市のこれに関わっていただくようになって、より深く関わっていただくから、東根市としてもちゃんと出すようになったということのご説明ですが、今調査のことで、温泉地区の建物とか資源などの調査をするとか、それから温泉周辺の方の意向調査などをするとおっしゃいました。私以前、北海道の方にTMOで成功しているまちづくりのところへ行ったのですが、そこで普通に調査、そこは中心商店街の活性化だったわけですが、そこで調査するのにどういうふうな調査したかというと、女性にターゲットを絞って、やっぱり買い物するのはほとんどが女性であろうということで、そこに絞って調査なさったということをお聞きしたのです。今回のこれも結構東根市としては住民の要望も、この前市長がおっしゃいましたように、すごく各地区でああいうふうな温泉の保養施設が欲しいということは確かにありますので、これを実現しなければいけないわけですけれども、そうしたらそういう方たち、利用しようとされる方たち、それからほかの施設を今は利用なさっている方たちの意向というか、それをしっかり調査なさって、先日もその料金のことが出ておりました。1,500円ではなくて500円ぐらいか、できたら250円から300円ぐらいで行けるようにしたいとかということが出ていましたが、そういうことなんかも詳しく調査して、それからゴーサインが出て、それからまちづくりのこれに対して株式会社に出資するという、そういう段階を踏む方が私はいいのではないかなと思うのですが、これ今回の補正に対して調査も、それから出資金も両立てで出ているというのがちょっとあれなのではないかなと思うのですが、そこはどういうふうに思っておられるのですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 原田総合政策課長。
〇原田清一郎総合政策課長 確かにこの事業につきましては、第3次の総合計画にも掲げているとおり、スパリフレッシュセンター整備構想と、これは市民のそういうニーズ、要望があって、計画に定めたものでございます。それで、この前市長の答弁にもありましたけれども、でも東根市がこれからやると、いわゆる後発地域でやる場合に、天童市のゆぴあ、あるいは河北町のひなの湯が200円から250円でございますが、そのレベルでやったとして、東根市でやるメリットがあるのかという問題が1つあります。
 もう1つは、実際東根温泉地域で事業を展開しようとしているわけですので、東根温泉組合からお湯をいただかなければならないと。形式的には買うという形にしておりますけれども、そうしますと温泉組合としての意向を尊重しなければならないと。温泉組合の中には、200円から300円ぐらいで営業している日帰りの民間の銭湯もございます。そことの競合も避けなければならないということもありまして、その200円、300円レベルでは温泉地域でやるのは難しいのかなと。そんなことで、市長の答弁では500円から600円ぐらいというので、新たな市民の皆さんが納得できるサービスを少し付加した上で、できるのかどうかということをただいま検討しているということでございまして、まだこれは決定でも当然ございませんし、そういうので市民の皆さんからご理解をいただけるのか、そのためにどのくらい利用者が来ていただけるのか等についてはまだまだこれからの課題で、今後の調査の中で検討していきたいというように考えているところでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 私も東根温泉組合のことをちょっと気にかかっていたのですが、この不況のときで、東根温泉の中でもいろいろと経営に苦労なさっている旅館もあるようで、そういうところを見ますと、果たしてこれが東根温泉の、これをすることによって活性化につながるのかどうかとか、本当の意味での温泉組合の組合員一人一人の意向はどうなのかとか、そういうことをきちんととらえた上でやっていかないと、ごく一部の人たちでわっとやってしまったでは、本当の意味での東根市のあれにはならないのではないかなと思います。
 そして、今課長おっしゃいましたが、250円、200円、300円では銭湯に対しての影響があるだろうから、500円ぐらいかというような線とかももう少し考えないと、たとえば行く側、温泉に入りに行く家族にしては、1回1人500円という金額になると、3回行くところを2回に減らすとか、そういうふうに大抵1人で行く人ではなくて家族で行くという考えを持ちますと、やっぱり今のこの世の中ですから、1回で家族4人で行って2,000円かかってしまうとなると、月に3回が2回になると、そういうふうな発想もあると思いますので、そこはきちんと十分に調査しなければいけないのではないかと思います。
 それで、もちろん専門家の意見を聞いたり、各地の情報を収集するのも大切ですし、あと本当に利用してくださる方たちの調査もしっかりしていただきたいなというのが私の中にありますので、これはよろしくお願いしたいと思います。先日の一般質問のときの市長のご答弁などを聞いておりますと、やらなければいけないけれども、大変だけれどもやりたいというふうな気持ちは伝わってきました。市民の方も要望しておられるので、実現に向けて頑張っていただきたいというように思いますが、慎重にも慎重の上の判断をしていただいて、やっていただきたいなと思いますが、市長、一言何かお願いします。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 委員の指摘のとおりだと思います。私自身もとにかく市民の要望というのが非常に強いというふうなことで、できたら市民の期待にこたえたいということが発想の根底にあることは間違いありません。ただ、同時に温泉組合との共存共栄ということも考えていかなければいけません。そういう意味での料金の設定であるとか、そういうことは私は過般、岡崎議員に答弁で申し上げたのは、ある程度自分の私見も入っているわけであります。もちろん、それは決定でも何でもありませんので、たとえばという意味で話をしたわけでありまして、もちろん特に今後これを考えていく場合には、慎重に検討する中において最大のものは何かといったならば、いわゆるTMOとしてこれを市の負担も何もなしでやるといったら、私は到底無理だろうというふうに思っております。そういう中で、市がどのくらいの投資が必要なのであるかどうか、そこら辺のことも含めてやっぱり検討してみないと、はなから絵にかいたもちのために無理やりTMOの計算のための計算では無意味になってくるだろうというふうに思っておりますので、いろんな意味で微に入り細に入り検討を慎重に加えながら対処してまいりたいというふうに思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 最終判断は議会に諮ってということを先日もおっしゃっていました。もちろんそうしていただけると思いますが、やっぱり利用する方たちの要望に合うように、しかも温泉組合、温泉地区も活性化するようにということはとても大事なことだと思うので、よろしくお願いしたいと思います。
 でも、もしこれにたとえば出資しまして、事業を展開していくわけですが、いろんな途中経過があって、そして市ももう一歩踏み込んでやらなければいけないというときに、行政としてどこまでの責任を持つ、その範囲というのですか、そういうのはどこまでを考えていらっしゃるのかとか、そういうのもまだ未確定ですか。そこまでまだ考えていない、そういうことですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 たとえばTMO構想というのは、いわゆる私ども末端の自治体の負担というのはないのです。しかし、そういう中で、いわゆる答案用紙を国が書いて、それに合うような形で変えていったのでは、これは絵にかいたもちだと思っております。成り立ちません。したがって、そのTMOの制度も活用しながら、いわゆる法律条項で言うならば拡大解釈もしながら、今いろいろと担当の室長の方に指示をしております。そして、たとえばこの残りの部分のTMOの負担する割合を軽減をして、そしてそのためにたとえば全額市で負担した場合、あるいは半分負担した場合とか、いろんなことを今実際に仙台市の経済産業局の方とも、あるいは県ともいろいろ打ち合わせをしております。そういうふうな中で、たとえば責任の度合いとか、それらの問題というものも出てくるのかもしれません。それは、しかし今後の問題であって、同時にやっぱりこれから詰めていかなければいかぬ問題でもあろうかというふうに解釈しております。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 今後のことは予測できない部分がたくさんあると思いますし、経済情勢がどういうふうになるかもわかりませんから、本当に未確定な部分があると思いますが、最少の経費で最大の効果をあらわすような方法でやっていただきたいたいとぜいたくな望みを持っております。よろしくお願いしたいと思います。
 あと、もう1つちょっとお聞きしたいことがあります。78ページ、79ページです。消防費でございます。消防ポンプの自動車購入事業がマイナス3,200万円となっておりますが、これ来年度にということのご説明がありましたが、ということは当初で計上なさったわけは、そしてどうしてこれがこういうふうになったのかというご説明ちょっとお聞きしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 槙消防長。
〇槙栄司消防長 佐藤委員にお答えしたいと思います。
 本年度の予算で3,200万円の予算がなっておったのですけれども、平成14年2月のヒアリングの時点については、間違いなく東根市がこの3,200万円のポンプ車が購入になる予定でありました。ところが、昨年米国で起きました同時多発テロ、それから同じく秋に新宿歌舞伎町の雑居ビル火災と、それから本年日本と韓国でワールドカップ大会が開催された関係で全国的にも消防施設等の要望があり、本県においても各消防本部の要求が上がったため、主催地、主催県、それから応援体制の大きい市に集中配分になり、どうしても当市のように、年数がたまたま今回予定していたのが11年のポンプ車でありました。他の大きい4市については、15年相当も年数もたっていたというので、山形市、酒田市、鶴岡市、最上の方は宮城県の方に応援体制、それから米沢市、置賜の方は新潟の方に応援というような形で、県の方でいろいろ精査し、そのように配分した関係で、それからもう一点、尾花沢市と、それから西村山広域が庁舎建設に伴って、通信施設が全体の22%、約5,100万円相当が補助として配分になりましたので、そんな中で東根市ほか、酒田市、それから南陽市、最上広域が今回のポンプ車の整備については外れたというような状況にあります。
 以上です。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) 一自治体の東根市のポンプ車1台に関して、それに関して全世界的な同時多発テロまでの理由が出てくるとは思わなくてびっくりしましたが、ワールドカップまで出てくるとは思いませんでしたが、そういう条件ならしようがないかなと思いますが、これ更新しようとしていた消防ポンプというのは、では来年度また新しく予算として出てくるわけですね、もちろん。
〇阿部忠男予算特別委員長 槙消防長。
〇槙栄司消防長 お答えしたいと思います。
 平成15年度には、東根市は今年度と同じように予算化したいと。それから、県の担当課長並びに担当職員に、この件については是非お願いしたいというような、その中で東根市は空港、自衛隊、それから大森臨空工業団地等もありますので、第1番目に配慮しながら平成15年度は予算化したいというようなご返事をもらっております。
〇阿部忠男予算特別委員長 2番佐藤万記子委員。
〇2番(佐藤万記子委員) わかりました。東根市は、人口も増えていますし、いろいろとこういうのはちゃんと整備しておかなければいけないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。
〇阿部忠男予算特別委員長 ご了承願います。
 ほかにご質疑ありませんか。10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) 2点ほどお伺いしたいと思います。
 まず最初に、49ページなのですけれども、総務管理費の諸費の中で防災関連事業ということで需用費21万円ということで組まれているわけなのですけれども、私も9月の一般質問で防災計画についてるるご質問申し上げたのですけれども、先般、山新の12月6日の山形盆地断層帯震源の地震ということで新聞に大きく報道されておりましたけれども、その中で死者の数が一部2,200人になるのでないかというような大々的な報道になって、今市民、あるいは県民の方から非常な関心を持っていると思います。その21万円についてどのような計画なされるのか、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 喜嶋総務部長。
〇喜嶋與平治総務部長 21万円の補正につきましては、このたび防災計画の改編を作業しているわけですが、間もなく庁内決定を経て、防災会議を起こしながら手続をとって東根市の計画というふうなことで位置づけされるわけでございますが、このたびの21万円の補正については避難地、あるいは収容避難所の位置、またはその位置の電子データを作成するための経費として補正をお願いしているところでございます。なお、この作成されたデータについては、後日ホームページ等で掲載をしながら市民の防災意識の高揚に役立ててまいりたいと、こういうようなことで今回21万円をお願いしているところでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) 今この21万円の中身は避難地ということであったのですけれども、今各地域ごとに避難地1カ所ぐらいはあるのですけれども、避難所の数のほどはどういうように想定しているのか、ひとつお伺いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 喜嶋総務部長。
〇喜嶋與平治総務部長 避難地につきましては、今回の計画しております中においては避難地は34カ所、収容避難地については67カ所程度の箇所づけを考えているところでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) この12月6日の山新の新聞を見ていますと、非常に東根市は赤の濃い状況下にあるわけなのです。それで、この報道よりますと、冬場でしたら非常に死者が多くなるということなのですけれども、冬場の避難地なんかも非常に確保的に今後考慮しなくてはいけないと思うのですけれども、その辺どのように考えているかお聞きしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 喜嶋総務部長。
〇喜嶋與平治総務部長 冬期、夏期といろいろ、それも時間帯いろいろ想定されるわけですが、県の今回の想定されているものを見ますと、やはり死者とか、あるいは建物の崩壊、これは季節、あるいは時間帯によっても違うようでございます。東根市の想定というようなことになりますと、やはり死者の数一番多いのが冬の、いわゆる現在のような季節の早朝だと、こういうようなことで、一番数的には死者が多いと、こういうふうな結果が出ているようでございます。それで、避難地、あるいは収容地の関係につきましては、一定の四季を通じたものを想定しているわけですが、その季節ごとの避難地、あるいは時間帯の避難地については、詳しくはまだされていないところでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) 今これからだということなのですけれども、やはりこの報道によりまして市民が非常に関心を持っておりますので、いち早くこの防災計画、防災マップを示していただいて、市民に安心できるような方法でよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、77ページなのですけれども、土木費、第2目の住宅建設費なのですけれども、住宅建設事業ということで17万2,000円の減額になっている、その内容的なものをひとつお願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 住宅建設事業で減の17万2,000円になっております。これは、公営住宅ストック活用計画というふうなことで、年度当初に500万円の委託費をいただいたわけでありますが、委託費が472万5,000円というふうなことでコンサルと契約をしておるところであります。それに、事務費2.2%とってもいいというふうなことでありましたので、需用費、役務費、使用料及び賃借料というふうなことで、それぞれ5万3,000円、2万円、3万円を計上させてもらったわけでありまして、その残りというふうなことで三角の17万2,000円になるわけであります。
〇阿部忠男予算特別委員長 10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) 今このストック活用計画の安くなった分の減額ということで理解しているのですけれども、このストック活用計画なのですけれども、最初の名前は住宅マスタープランということで、るる前から検討されておったのですけれども、このストック活用計画はどのような方向で進んでいるのか、お聞かせ願えれば幸いと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 現在この公営住宅ストック活用計画は、どのような進行状況かというふうなご質問でございます。このストック活用計画の目的につきましては、清野委員御存じのとおりでありますけれども、本市の住宅の整備状況を見ますと、現在市内には7団地、335戸の住宅が整備をされておるわけであります。そのうち24戸につきましては、さくらんぼ東根駅西口のアクセス道路新設のために撤去しておるところであります。大半が建築後の年数がたちまして、老朽化も進んでおるというふうな状況、更には木造、簡易耐火構造の住宅が多いことなどから、安全性の確保の面から早急に対策が必要となってきたところであります。更には、近年の多様化するライフスタイルや高齢化への対応がおくれているというふうな状況にあることから、建て替え等も含めました公営住宅の再整備が求められているところであります。このため、今年度このストック活用計画を策定し、効率的、かつ的確な公営住宅の供給を図るということを目的といたしまして、取りまとめにつきましては既にコンサルに委託をしておるところであります。委託期間が平成15年2月いっぱいというふうなことになっております。
 業務の進行状況というふうなことでありますけれども、この業務の成果をよりよいものにしていくというふうなことで、更に計画的に実施されるようというふうなことで、庁内会議を組織しております。総合政策課、財政課、福祉事務所、農林課、都市整備課、水道課、消防本部の関係係長会を中心とした幹事会を6回ほど開いておりますし、更には関係課長を中心とした検討委員会も開催をしてきたところであります。
 今後の予定というふうなことになるわけでありますけれども、業務委託と並行しながら、庁内的に更に詰めまして、政策調整会議、庁議などで庁内的に機関決定をしていただきまして、議会への報告につきましては1月中に建て替え等、場所も含めまして中間報告をさせていただき、報告書としてまとめていきたいと、このように思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 10番清野忠利委員。
〇10番(清野忠利委員) どうもありがとうございました。議会には、来年の1月中ということで示していくということなのですけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。
〇阿部忠男予算特別委員長 ご了承願います。
 ほかに。3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 消防費の方ですけれども、79ページの方で先ほど佐藤委員の方に消防長お答えありましたけれども、今回3,200万円が次年度に持ち越されたと。それが結局補助金が出なかったからだというように解釈しましたけれども、先ほどの消防長の話ですと、来年度も確実に補助金が出るというような確約はないようなふうに受け取られたのですけれども、万が一出ない場合はどのようになさるのでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 槙消防長。
〇槙栄司消防長 清野委員にお答えしたいと思います。
 昨年度の、平成13年度の補助状況については、各市町村が申し込みが少なかったために第6次までやっておったと。そんな中で、先ほども説明しましたけれども、主にワールドカップ関係の関連で全国的に開催県が多く、それから県内でも応援体制の中でこうなったと。そんな中で、東根市については、先ほども申し上げたとおり、空港、自衛隊、その他があるので、是非間違いなくというような確約はもらっております。もしならない場合については、財政と、それから執行部の方で検討しながらしますけれども、間違いなく99%は来ると思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) わかりました。今年の県の防災訓練のときに、東根市の消防車が出動したと。そのときに、防災訓練に参加した幹部の方の話ですと、赤い消防車ではなくて、当市の消防車はオレンジの消防車で非常に見劣りがしたということもあります。是非ともそういった意味でもまた施設の充実を図ってほしいなと思います。
 あと、次ですけれども、43ページになりますけれども、第19款で高速自動車道路救急業務支弁金外とありますけれども、これ510万2,000円とあります。この内容というのはどういうものなのでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 高速自動車道救急業務支弁金というのは、このたび、今年度の9月ですか、中央自動車道が開通したというようなことで、その中央自動車道の救急業務に要するために道路公団の方から支弁になる金額であります。そのほかに、東の杜資料館の台風による被害等に対する保険金の歳入等があります。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 配分金というのはこのうち幾らになって、あと賠償金とは幾らになるわけですか、内訳は。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 高速自動車道救急業務支弁金は216万6,000円で、そのほか台風の損害賠償等に対する被害は190万円、弁償金に対する支弁金が190万円、そのほか東の杜の屋根の改修等に対する災害復旧費の保険金が30万円ちょっとの金額でございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 公団からの救急業務として216万6,000円、これは毎年来るものなのでしょうか、またどういうふうに使う予定でいるわけでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 今年度は半年ということで、これが大体半分だということであります。来年からも継続的に来るものと思われます。ただ、この経費等については、そこの高速自動車道が開通したことによりまして、いろいろな救急活動に要する諸経費、また人件費等がかかるというようなことでありますので、そういうようなものに充当するための支弁金ということで聞いております。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 現在当市には、高規格救急車1台あるわけですけれども、今の話によりますと、これから高速道路を使った急患の搬送とか、どんどんと出てくるのではないかなと思われます。それで、現在救急車の出動回数というのはどのくらいあるわけですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 槙消防長。
〇槙栄司消防長 一昨年が978件だと思います。本年についても、既に1,000件を超える状況になっております。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) それぐらい出動回数があるわけですから、これから高速道路を使って県立中央病院なり搬送したときに、この高規格救急車で行ったときにまた急患が出たと、そういう場合にはこの高規格救急車は使えなくなるわけですけれども、現在当市で1台の高規格救急車、当然足りないのでないかなと私思うわけです。その辺ここのこういった支弁金等の活用等でそういった方に回すというような考えはないわけでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 槙消防長。
〇槙栄司消防長 お答えいたしたいと思います。
 高規格救急車そのものが約5,000万円相当になりますので、今回の高速道路による支弁金の216万6,000円相当の金額を充当するとすれば約20年近くもかかると。来年は倍の金額相当になると思いますけれども、そうした場合については長期財政計画の中で計画をしております。そんな中で、最低の設備というような形で今後検討していきたいというような考えを持っています。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 救急救命士の数も増えているわけですし、その救急救命士の役割をやっぱり生かすには高規格救急車でないとだめなのでないかなと思います。その辺市長は、どのような考えをお持ちですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 本市の場合にもう1台欲しいということは私も念頭にあります。ただ、いつからというふうなことは、これからいろんな意味で検討をした上で、できるだけ早い機会に結論を出していきたいなというふうに思っております。多分平成17年か平成18年ぐらいか、その辺のめどになるのではないかなというふうに思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 是非とも早い時期に増車をお願いしたいなと思います。
 あと、77ページの住宅管理事業の中で174万3,000円とありますけれども、これは何に使われているものなのでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 現在建設課で管理しておる住宅が311戸ございます。政策空き家というようなことで26戸空き家にしております。285戸を現在管理しておるわけでありますけれども、需用費109万6,000円につきましては、4戸の修繕に充てたいと思います。
 あと、それから委託料の64万7,000円でありますけれども、これは水道のメーター交換委託というようなことで、8年経過すれば更新をしておるわけでありまして、神町南団地、並松A棟というふうなことで、これは昭和……失礼しました。8年経過をしておるというふうなこともありまして、神町南、並松A棟、更には浄化槽、並松A、B棟の委託というふうなことで64万7,000円を計上したところであります。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 市営アパートに対する入居者の応募状況というのは、空き家があるということは完全にないというふうに解釈していいのでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 ちょっともう1遍お願いします。
〇3番(清野周治委員) 市営住宅、政策空き家が26戸ということでしたけれども、現在市営住宅の申込者というのはいっぱいになっているのか、空き家の戸数分ないのかどうかということですけれども。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 今285戸につきましては、目いっぱい入居者が入っております。政策空き家といいますのは、清野委員御存じのとおり、神町営林署の箇所の10戸のうち9戸の空き家と、あとそれから宮崎団地の20戸のうち17戸を空き家にしておるというふうなことで、入居者数については目いっぱい入居しておるというような状況であります。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) この4戸空き家修繕に充てたいということですけれども、これはこれの中に4世帯が入るというふうに解釈してもよろしいわけですね。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 はい、そのとおりです。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) わかりました。目いっぱい使われているということですと、恐らくこの4戸のほかにまだ入居希望者がいるのではないかと思いますが、そういった人に対してまた修繕して貸すというふうなことはないわけでしょうか。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 現在285戸で、出入りが年度末など、あるいはその時期時期によって出てくるわけでありまして、それはその都度市報等に入居の募集等をいたしまして、住宅入居選考委員会等で厳選な抽せんのもとに入居というようなことにしてございます。

   〔何事か呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 今市長からちょっと話ありましたけれども、政策空き家という言葉、私もよくわからないのですが、その説明をお願いします。
〇阿部忠男予算特別委員長 加藤建設水道部長。
〇加藤信明建設部長兼水道部長 政策空き家26戸というふうなことで申し上げました。神町南、営林署の用地でありますけれども、これは10戸のうち現在入っているのが1戸であります。年数も簡易耐火というふうなことで相当経過もしておりますし、また家賃というふうなことで、営林署の方には年間30万円ほどの家賃を払わなければならないというふうなこと。あと、住宅そのものも相当老朽化をしておるというふうな状況で、これは政策的に9戸は空き家としておる状況であります。
 更には、宮崎団地でありますけれども、20戸のうち17戸を政策空き家にしております。これも木造の住宅でありまして、相当古い住宅になっております。維持修繕というふうなことにしますと、相当の経費がかかる、立ち木等も相当繁茂しておるというふうな状況で、私どもでは維持管理等には努めておるわけですが、これにつきましてもまず3戸を入居させて、あとは維持管理の面、建物の経過年数の古さというふうなこともありまして、17戸は空き家にしておるというふうな状況でございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) 政策空き家というのは、政策という名前がつくと、何か緊急のときのためにあけておくのかという考えがあるのですけれども、今の部長の話ですと古いからあけているみたいな形なのですけれども、その辺はどうなのですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 政策空き家というのは、たとえば今部長が言ったように、人が住むには非常に適当でない、耐久性を非常にもう超えておるというふうに判断してもらっていいと思いますが、それをそういう形の中で今まで空き家にしておったというふうなことでありますが、今後いわゆる住宅ストックプランをそのためにもいろいろと今検討しているわけでありまして、総合的に東根市として市営住宅というものは何戸あたりが適当なのだろうかというふうなことも含めて、今幅広く検討しているわけであります。そういうふうな意味で、いずれ議会の方に提示できると、そんなに時間がかからないと思いますので、そこまでひとつお待ちを願いたいなというふうに思っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 3番清野周治委員。
〇3番(清野周治委員) わかりました。では、以上で質疑を終わります。
〇阿部忠男予算特別委員長 ご了承願います。
 会議の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。

   午後0時04分 休 憩


   午後1時00分 開 議

〇阿部忠男予算特別委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。ご質疑ありませんか。
 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 最初、47ページの総務管理費、財産管理で庁舎管理事業、1,100万円の減額ということありますけれども、今までのこの管理の多分入札をやって、こういうふうに減額1,100万円という、これにいろいろ入っているかどうかわかりませんけれども、この数字から見る限り、庁舎管理の入札との関係で、業者は説明の中では2カ所のようであったけれども、もう少しこんなに下がる、どちらかの業者が相当努力した内容でありますけれども、実質私がいろいろ調べた中では約900万円、こういうふうになっているようであります。これは、全体で最初の計画から見ると1,100万円の減額をすることができたということなのかどうか、その点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 この1,100万円につきましては、庁舎清掃業務委託のものでございます。当初で2,000万円ちょっと見ておったものを競争の結果910万円ほどのものになったというようなものであります。

   〔「業者、2カ所」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 入札すれば相当な、2,000万円の当初計画を組んだ。私は、競争入札をすればこのくらいの減額が出てくるというように、この点を考えて強く感じました。そこで、私は一般質問で、公民館の機械、あれが7台も同じ30万円、全部。あれをこのように入札をやれば、減額なる可能性が私はあるというように判断します。やれないのか、やれるのか、その点の考えはどうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 現在財政課の方の入札については、工事等については50万円以上と。小さいものについては、担当課の方で購入しております。したがいまして、この30万円程度の購入については、担当所管の方で発注購入しているものと思われます。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 担当課の方でというように言われました。基本的に私は今の担当課の50万円以下、その品目、1品目で50万円以下というようにとらえるのか。あるいは、たとえば1品目で30万円、合わせると200万円以上という、そういうようになったものについての入札というもの、どういうようにお考えになっていますか。
〇阿部忠男予算特別委員長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 1件の額ということであります。1件といいますと、何台かまとめれば、大きくなるものについても財政課の方で見積もり合わせとか、入札を行っております。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 教育委員会で、合わせるとまず30万円、それから1件、22万7,425円、30万円の件数はそれ以外、合わせるとそういうようになります。これは、今財政課長が言ったように、品目件数はつまり7公民館で7台のものです。合わせると大体200万円以上。こういう判断については、財政課とのつながりというものについてどういうように協議になっているのか。その点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 細矢教育次長。
〇細矢昭男教育次長 さきにご質問があってお答えをした地域づくり交付金の中でのコンピューターのことと思います。これについては、市費で購入するものであれば同機種、同規格、3つの公民館で市費で購入ということであれば、当然のことながら教育委員会、あるいは公民館、学校が勝手に注文をするわけではありませんで、当然のことながら財政課への登録業者なり、しかるべき中での情報をお聞きする中での見積もり合わせ等々になります。ただ、過般のコンピューターにつきましては、台数として結果的に交付金の中から5つ、6つの公民館が購入したということで、時期も違えば、プリンター、スキャナー、附属、その他違うということもありました。これについては、基本的に間接補助の地域づくりの方々が買うコンピューターであれ、もし前もって同時期、同機種等の情報があれば、委員ご指摘のまとめてということもあろうかと思いますし、ただ特に学校、公民館につきましては天童市からでも山形市からでも、財政課への登録があるからということではなく、公民館についてはその地域の中とか、学校についてもその通学区の中とか、予算執行、見積もり合わせのルールの中でのこともございますので、この辺については1件ごと、今の委員さんのご質疑も今後の参考にさせていただきたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 次長は、今いみじくも市費というように言いました。市費で買えば入札的なものというように私は受け取った。そうしますと、交付する前に市費ではございませんか。それは、市費でないというようにとらえていいのですか、どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 細矢教育次長。
〇細矢昭男教育次長 地域の中で、総事業が100万円に、市費が10万円しか補助なり間接補助がなくても、当然のことながら責任は私ども教育委員会にあるわけでございますので、それについては一番最先端の、運動会でいえば、あるいは盆踊りでいえば、それに市費が投入されているということであれば、ちょうちんの1つまで私たちにとっては指導する立場にあるという理解をしております。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 交付金であるから、これは地区の代表に交付するから、その金を使うにどう使ってもいいという判断と、市費であるから相当吟味しながらこれを利用していくというとらえ方があるはずです。100万円の支給をやる場合に、各公民館でコンピューターが必要であるかどうか、あるいはどのように物品が必要であるか。予算の計上する前に、その点の調査はいずれあるはずです。そうした場合に、たとえこの交付金であろうとも、次長は検討させていただきますと言いましたけれども、この交付金については非常にあいまいな予算の組み方やっているようです。ですから、こういう7台、いろいろ今理由を申し上げたようでありますけれども、しかしながらコンピューターそのもの見込むという販売業者、何件ありますか。一般質問で資料を申し上げました。機種がいろいろあるというけれども、見込むから買う場合に、これは性能のあるようなものが一律に買えるような入札の仕方というものが当然あってしかるべきだ。そういうこの入札、約200万円近いコンピューターの予算であります。ですから、これは検討する中で、こういうようなことのないように私はすべきだと。今財政が1円たりとも、これは職員の給料まで減らして予算をせざるを得ないというときに、それは一たん交付したからどう使ってもいいという予算ではないはずです。これは、たまたま教育委員会の中でこの交付金の問題が出てきたので、たまたまそれが問題になっただけで、全般的な吟味の仕方というものが当然私はもっと、監査の場合もしかりであります。時間がなくなったから、私はそのまま答弁は必要でないと申し上げました。領収書に何を買ったかわからない、そういう監査の仕方が一体、この監査は単なる公民館の中での監査ではないわけです。教育委員会に上がったこの資料であります。そして、繰越金も公民館そのものの決算が教育委員会に上がっている書類であります。改めて申し上げます。これも時間がなかったので申し上げませんけれども、100万円の事業をやって、いや、余ったといった場合に、これは翌年度に繰り越していいのかどうか。正式な予算の組み方であれば、これは不用額として決算で移さなければならない数字であります。その点のとらえ方、どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 細矢教育次長。
〇細矢昭男教育次長 交付金につきましては、不用額が生じた場合は必要ないわけでございますので、当然のことながら市へ戻すという措置が必要であった案件でございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 時間がないので、これだけを申し上げます。これも一般質問で申し上げました。交付金の要綱を再検討する必要あると私は申し上げました。その点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 細矢教育次長。
〇細矢昭男教育次長 交付金の要綱については、ただいまお答えしたようなことでございますので、私どもとしてはその要綱に基づき、今後適正なる事務処理を正すべきものと理解しております。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 正すべきだというのは、交付金が繰り越しになった、私は一般質問で言っているのです、この交付金で繰越金が、事業がどうしてもやれなかった。ですから、事業がやれないものについては、これは前年度に繰り越してその事業をやれるというような要綱の書き方があれば、何ら差し支えないというように判断するわけです。一般事業、建設事業もやれなかった場合には繰り越しをやっているわけですから、この問題についてもそういう措置の仕方が当然あってしかるべきだ。幅のあるひとつの交付要領を私は検討すべきだと。教育次長は、それなりに申し上げていきたいと、検討したいというように言われましたので、十分この件についてはお願い申し上げたいと思います。
 次に、71ページ、商工費、これは午前中もいろいろ話になりましたけれども、まちづくりの株式会社に30万円の出資をする。私は、リゾートのあのスキー場の問題で相当論議してきたわけです。いろいろ事業をやって、こういう中身で、あのジャングル・ジャングルのスキー場みたいなように今から取り組むその事業があってはならないというように判断します。この30万円という出資は、これで終わりというように考えていいのかどうか。どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 TMOになるには、最低限3%の出資が必要なわけであります。したがって、その3%に該当する額として30万円ということで一応考えております。ただ、TMO事業については、事業計画個々について1つ1つ点検していくわけでございますので、そういう段階でいろんなことが出てくるとは思いますけれども、今差し当たってまちづくり会社に対する出資は30万円というふうに理解しております。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 3%という数字が出た以上、事業がどんどん進まっていって、そしてその出資額も出さなければならないということになっていくと、その額によって3%は出さざるを得ないというように私は判断しているわけです。そういうような、あくまでも3%という中身で滞りがこれで終わりというようになればやむを得ないというように私は判断します。この3%というものが後々までも延びていくのか、延びていかないのか、その点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 3%と申しますのは、総出資額に対する3%でございますので、事業費、その他は関係ないというふうにご理解願いたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) これは、後日の問題として私は残していきます。
 47ページのまちづくり、これは後先になりました。今まで本議会始まって、この問題が相当話し合われてまいりました。私は、今考えていることは、いろいろ試算してみて、今の財政から非常に大変だといった場合に、あの今ある用地というものはそのまま手放すという考えになるのか。このTMOとの関わりというようなものを後にして問題が出たときに、あの土地も県にそのまま返上するというお考えになっているのか、この点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 返上をするという考えではなくて、あれはもともと私どもの土地ではありませんから、そういう意味で県の土地なわけであります。また、片方は県の社会福祉事業団の用地であります。このことがどうなるかというふうなことは、だめであった場合はどうだというふうなことは今は考えないで、要するにその県の公共用地があるわけですから、それをただ民間に切り売りをするというふうな考えではなくて、何とかしてその土地を利用して、市としても公共の福祉に寄与したいという考えで今いろいろと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 基本的に県のものであるわけです。もし万一事業計画を組んで、どうしても市の予算から見た場合に、たとえTMOで事業をやっても市の出し分が今の予算から大変だという考えあった場合に、まず最小限度県からその土地を譲っていただくという基本は私は捨てるべきでない、こういうように考えます。これが私の持論です。
 それから、もう1つ、来年の今から組んでいる計画、8月までに大体なるべく早く方向づけをしたいと言われました。その中身が8月までにどうしても出さなければならない理由というのはどうでしょうか。その点どうですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 原田総合政策課長。
〇原田清一郎総合政策課長 来年度に国、県の方針を受けまして、市場調査を実施したいという考えでおります。これまでに、優建事業をした上で、その補助残をTMOが買い取るというようなスキームでこれまでにご説明申し上げてきましたけれども、一番の前提になるのが、やはり経営的に成り立つのかどうか、そのための前段の利用料金であるとか、サービス内容がどうなのかと。これをおろそかにして進めないということでございますので、まずは市場調査をする中で、ニーズがどのくらいあって、こちらからのサービスというのがどのくらいあって、そのことによって利用者がどのくらい望めるのかと、そうした場合の経営シミュレーション的にはどうなのかということをやっぱり判断すべきだというふうに考えまして、それをまず来年度前半にやりたいと。その中で、従来話し申し上げてきましたスキームの中で優建事業もやるということになりますと、そのための調査がまた改めて必要になってくるわけでございます。それを本当に必要だとすれば、後半また改めて予算化をお願いして実施していきたいというふうな考えで、前半中には何とか方向性だけは出すべきであろうということで申し上げたところでございます。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 政府機関、あるいは県機関、日程がこれこれで詰まっているから、8月までどうしても出さなければならないというようなことは、今の課長の答弁から聞くと、相当幅があるというように私は考えました。それでいいですか。
〇阿部忠男予算特別委員長 原田総合政策課長。
〇原田清一郎総合政策課長 来年度の事業でございますので、来年度1年間ということで、最終的に県や国へ報告するのは3月末ということになると思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 22番槙 仙一郎委員。
〇22番(槙仙一郎委員) 県にその申請をするために、平成15年度3月末というとらえ方、それでも大変であるならば私は延ばすべきだ、こういうように考えます。これは、ジャングル・ジャングルで本市は相当苦労したわけです。このことが今まで積み重ねて、一たんあの計画を出して、あの計画を出すときにこれは漫画だと私は最初に指摘をした。あれからいろいろあって、現在の段階に来ている。今課長の答弁を聞いていると、県に出さなければならないのが平成15年度3月。それまで問題があるとすれば、余りその日数に予算的なものが、平成15年度の中間でこの事業がやれないとうことであれば慎重に考えなければ、いずれも慎重に考えなければならないわけでありますけれども、私はジャングル・ジャングルのようなものが、あるいは出資そのものも、あの問題にも相当農協との関わりもいろいろありました。その経験から踏まえたならば、この事業は急がないで、調査するならば議員と一緒に調査をする、そういう余裕を持ちながらやるべきだ。その点については、市長の判断お願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 土田市長。
〇土田正剛市長 私は、あのジャングル・ジャングルの問題とはちょっと根本的に違うのではないかなというふうに思っております。私どもの、岡崎議員やその他の議員にもお答えをしたとおり、市民の共通したニーズというのが公衆温浴施設が欲しいというふうなことでありまして、ではそれをやるためには、確かに本市の財政というものは、今から考えてみましても、たとえば小学校の新設の問題であるとか、その他をはじめとして、いろいろと喫緊な要件というものがたくさん控えているわけであります。そういうふうな中において、要するにそのTMOというひとつの枠組みがあって、そしてTMOを採用した場合は国と県からはこういう補助金が来ますよと、あとについてはTMOがその負担をしてやらなければいけないという形になっているわけであります。しかし、そのTMOが負担しなければならない部分を全部TMOが負担をしてやろうとした場合は、もう既にそのときから私は経営は成り立たないというふうに思っているわけであります。ですから、そういうふうな中で、やはりゆぴあやひなの湯のように、市や町が12億円以上の投資をしてあの温浴施設をつくっているというふうなことから見るならば、少なくとも市の財政負担をそれら等と比べてみるならば、非常に安くて済むというふうな観点の中で考えた場合はどうなのであろうかという発想のもとで、いろいろと今研究をしているわけであります。まだ始まったばかりでありますので、おっしゃる意味も、各議員から指摘された事項も、十分言われるまでもなく私は慎重の上にも慎重に考えて、そして進めていきたいと。必ず節目節目では議会にも報告をし、相談をしながらやっていきたいと、こう思いますので、何とぞご理解をお願いしたいと思います。
〇阿部忠男予算特別委員長 以上でご了承願います。
 ほかにご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、議第112号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第112号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第4号)について採決をします。
 議第112号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決します。本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

   〔賛成者起立〕

〇阿部忠男予算特別委員長 起立多数であります。したがって、議第112号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第113号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第113号、平成14年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第113号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第113号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第114号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第114号、平成14年度東根市学校給食事業費特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第114号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第114号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第115号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第115号、平成14年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第115号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第115号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第116号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第116号、平成14年度東根市老人保健特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第116号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第116号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第117号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第117号、平成14年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)について採決をします。
 議第117号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第117号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第118号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第118号、平成14年度東根市介護保険特別会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第118号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第118号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第119号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第119号、平成14年度東根市水道事業会計補正予算(第2号)について採決をします。
 議第119号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第119号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第120号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第120号、平成14年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について採決をします。
 議第120号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第120号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第121号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第121号、平成14年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について採決をします。
 議第121号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇阿部忠男予算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第121号は原案のとおり可決されました。
 以上で本予算特別委員会に付託された議案の審査は全部終了しました。
 なお、本委員会の審査結果については、12月19日の本会議で審議されることになっていますが、審査の経過と結果についての予算特別委員長の口頭報告は申し合わせにより省略しますので、ご了承願います。
 次に、執行部に申し上げます。予算審査の中で示された各委員の意見や要望等を十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることを強くお願い申し上げまして予算特別委員会を終わらさせていただきます。

◎閉     会

〇阿部忠男予算特別委員長 これで予算特別委員会を閉会します。
 御苦労さまでした。

   午後1時38分 閉 会