議事日程 一般会計補正予算説明・表決
第2回臨時会会議録
平成14年10月21日 午後2時 開 会
青 柳 信 雄 議長 武 田 敏 夫 副議長
◎出席議員(22名)
1番 清 野 貞 昭 議員 2番 佐 藤 万 記 子 議員
3番 清 野 周 治 議員 4番 奥 山 重 雄 議員
5番 森 谷 政 志 議員 6番 佐 藤 直 議員
7番 岡 崎 賢 治 議員 8番 高 橋 ひ ろ み 議員
9番 秋 葉 征 士 議員 10番 清 野 忠 利 議員
11番 高 橋 一 俊 議員 12番 青 柳 安 展 議員
13番 結 城 芳 議員 14番 早 坂 隆 議員
15番 阿 部 綾 子 議員 16番 渡 辺 正 幸 議員
17番 市 村 賢 治 議員 18番 深 瀬 秋 広 議員
19番 小 野 一 男 議員 22番 槙 仙一郎 議員
23番 武 田 敏 夫 議員 24番 青 柳 信 雄 議員
◎欠席議員(2名)
20番 武 田 敞 議員 21番 阿 部 忠 男 議員
◎説明のため出席した者の職氏名
教育委員会
土 田 正 剛 市 長 高 橋 良 子
委員長
武 田 新 市 助 役 奥 山 昭 男 収 入 役
鈴 木 千 原 教 育 長 喜 嶋 與平治 総 務 部 長
山 本 源太郎 経 済 部 長 細 矢 昭 男 教 育 次 長
原 田 清一郎 総合政策課長 武 田 稔 庶 務 課 長
牧 野 利 幸 財 政 課 長
◎事務局職員出席者職氏名
椎 名 和 男 事 務 局 長 塩 野 康 二 事務局長補佐
議 事 主 査
網 干 賢 牧 野 美和子 主 任
兼議事係長
伊 藤 公 主 事
◎議 事 日 程
議事日程第1号
平成14年10月21日(月) 午後2時 開 会
日程第 1 議席の指定
日程第 2 会議録署名議員の指名
日程第 3 会期の決定
日程第 4 諸般の報告
日程第 5 常任委員の選任について
(議 案 上 程)
日程第 6 議第100号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第3号)
(説明・質疑・討論・表決)
(閉 会)
◎本日の会議に付した事件
議事日程第1号に同じ。
◎開 会
〇青柳信雄議長 皆さん、御苦労さまでございます。ただいまから平成14年東根市議会第2回臨時会を開会します。
◎開 議
〇青柳信雄議長 本日の会議に欠席の届け出がありました議員は、20番武田 敞議員、21番阿部忠男議員です。したがって、出席議員の数は22名で、定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。
◎議席の指定
〇青柳信雄議長 日程第1、議席の指定を行います。
本日付で当選された阿部綾子議員の議席は会議規則第4条第2項の規定により、私から指定をいたします。
15番阿部綾子議員と指定します。
◎会議録署名議員の指名
〇青柳信雄議長 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、17番市村賢治議員、18番深瀬秋広議員、19番小野一男議員、以上3名の議員を指名します。
◎会 期 の 決 定
〇青柳信雄議長 次に、日程第3、会期の決定を議題とします。
今期臨時会の会期については、議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長青柳安展議員。
〔青柳安展議会運営委員長 登壇〕
〇青柳安展議会運営委員長 皆さん、御苦労さまでございます。議長の指名により、議会運営委員会の協議の結果についてご報告いたします。
本日招集されました第2回臨時会の会期につきましては、去る10月18日午前11時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、慎重に審議を行いました。
その結果、会期は本日1日限りとし、議案の取り扱いについては、委員会付託を省略して本会議で審議することに協議なりました。
以上、よろしくお諮りくださるようお願い申し上げまして、報告といたします。
〇青柳信雄議長 お諮りします。
ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、今期臨時会の会期は本日1日限りとすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇青柳信雄議長 異議なしと認めます。したがって、会期は本日1日限りとすることに決定しました。
◎諸 般 の 報 告
〇青柳信雄議長 次に、日程第4、諸般の報告を行います。
最初に、去る10月13日、阿部清雄議員から一身上の理由により議員を辞職したい旨の願い出があり、地方自治法第126条の規定により、同日これを許可しましたので、会議規則第140条の規定により報告いたします。
次に、第3回定例会において可決されました意見書、発議第14号、「果樹王国やまがた」復権に向けての意見書については9月11日、発議第16号、山形空港「山形〜東京便」復活を求める意見書については9月24日に関係機関に直接持参の上提出し、更に発議第17号、学校事務職員及び学校栄養職員の給与費等について、現行の義務教育費国庫負担制度を維持するよう求める意見書については、9月20日付で関係機関に送付しましたので、ご了承願います。
次に、今期臨時会に説明員として出席通知があった者の職氏名を一覧表にしてお手元に配布しておきましたので、ご了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
◎常任委員の選任について
〇青柳信雄議長 次に、日程第5、常任委員の選任について議題とします。
常任委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっておりますので、ただいま欠員になっております厚生常任委員を私から指名いたします。
厚生常任委員に15番阿部綾子議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇青柳信雄議長 異議なしと認めます。
したがって、ただいま指名したとおり、15番阿部綾子議員を厚生常任委員に選任することに決しました。
◎議 案 上 程
〇青柳信雄議長 次に、日程第6、議第100号の議案を議題とします。
◎提案理由の説明
〇青柳信雄議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
〇土田正剛市長 市議会第2回臨時会にご出席を賜り、ありがとうございます。また、阿部綾子議員におかれましては、このたびのご当選まことにおめでとうございます。東根市勢発展のため、今後のご活躍を大いに期待申し上げます。
さて、本日提出いたします案件は、議第100号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第3号)1件であります。内容につきましては、このたびの無登録農薬使用に関わる対策経費を予算計上するものであります。
無登録農薬使用問題は、果樹王国ひがしねの存亡に関わる、本市の歴史上においても未曾有の危機と認識しております。私は、この問題に対しましては、基本的に消費者からの信用と信頼の回復を早期に図ることが果樹王国再建の最も重要なかぎであるという観点で、氏名公表やサンプリング検査など、問題解決のために奔走してまいりました。今後におきましても、市民の先頭に立ってこの危機を乗り越えていかなければならないと決意をしております。
この補正予算では、さきの全員協議会でお示しした果樹王国ひがしね再建プランに基づき、安全対策、消費者保護対策、農家支援対策及び農産物販売促進の各種事業も農家、農協など関係機関と連携を図りながら、強力に展開していくための果樹王国ひがしね再建推進協議会負担金などを計上しております。
この結果、歳入歳出予算にそれぞれ345万3,000円を追加し、歳入歳出予算総額を150億9,807万3,000円とするものであります。
詳細につきましては、担当課長に説明いたさせますので、よろしくご審議を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますようお願い申し上げます。
〇青柳信雄議長 次に、財政課長に補足説明を求めます。牧野財政課長。
〔牧野利幸財政課長 登壇〕
〇牧野利幸財政課長 それでは、議長の指示によりまして補足説明をいたします。
議案書の1ページをお願いします。議第100号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第3号)の概要についてご説明いたします。
2ページの第1表、歳入歳出予算補正につきましては、後ろの事項別明細でご説明いたします。
4ページをお願いいたします。2、歳入の第17款第2項1目財政調整基金繰入金は、財源調整のための増額と第19款諸収入、第4項7目雑入は、農家ホームページ作成講座受講者負担金、1名5,000円の60名分を計上したものであります。
3、歳出の第6款農林水産業費、第1項3目農業振興費は、先ほど市長がご説明申し上げました果樹王国ひがしね再建プランの推進を図るための経費として、果樹王国ひがしね再建バザールや安全出荷体制確立宣言式等への派遣旅費44万円と、消費者の不安解消と信用回復を図るため、生産者のホームページ作成講座開設事業委託料66万3,000円並びに果樹王国ひがしね再建推進協議会において実施する果樹王国ひがしね再建PRはがき製作による農家支援対策事業と市内や首都圏における安全出荷体制確立宣言大会や中央区、新得町、市内小中学校の学校給食食材提供事業、果樹王国ひがしね再建バザール開催などによる農産物販売促進対策事業に係る経費を農協と東根市で2分の1相当額を負担するもので、その負担金235万円をそれぞれ新規計上するものであります。
なお、農家生活安定資金利子補給と無登録農薬使用果実の焼却処分経費で農家負担分を除いた市負担金につきましては、今後借入金や処分量等のめどがついた時点において追加補正をする予定であります。
以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
〇青柳信雄議長 以上で提案理由の説明を終わります。
お諮りします。ただいまの議題については、会議規則第37条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇青柳信雄議長 異議なしと認めます。
したがって、委員会付託を省略することに決しました。
◎議第100号 平成14年度東根市一般会計補正予算(第3号)
〇青柳信雄議長 次に、議第100号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。2番佐藤万記子議員。
〇2番(佐藤万記子議員) 今回の無登録農薬に関する果樹のことに関して、私大変申しわけないのですが、新聞報道でしか詳しいことわからないのですが、18日から市で名前の公表ということを踏み切られましたら、その日山新に載りました。農協を通して出荷していない人の名前がわからないので、一部に不安がわき起こっているということ、いろいろ出ましたが、その後の対策としてどのようになされたか。
それから、この東根果樹王国を再建していかなければいけないので、みんなにアピールしていかなければいけないわけですが、それをどういうふうな形で皆さんにお伝えしていくのか。
それから、なぜ、どういうふうに、何人ぐらい名前の公表を求めてこられたのか、そういうことを教えていただきたいと思います。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 最初に、農協組合員以外の者ということでございますけれども、これにつきましてはサンプル調査を行っているのは農協と、それから青果市場、個人とあるわけでございますけれども、そのほかに該当しない人間がおるわけです。ただ、これにつきましては、農協はもちろんですけれども、市場においても証明書がついていないものは取り扱わないということになっておりますので、それらが市場に出るということはないのではないかとふうにまず思っております。
あと、人数の方ですけれども、今逐一来ておりますけれども、大体1日10人程度の割合で来ております。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇山本源太郎経済部長 農協以外ということですけれども、これにつきましては私の方で把握しているのは、今公表しているものにつきましては青果市場の分が22件、あとリンゴとラフランスと足しますと30件、あと個人で行っているのが1件というような状況であります。
〇青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
〇2番(佐藤万記子議員) 個人で行っているというのはどういうふうな形態かちょっとわからないのですが、インターネットで個人的に販売していらっしゃる方は、証明書がつかないでも出荷できるということになっているわけですか。この一部の方から贈答品として出てしまうと、どうなってしまうかわからないし、市場を通さないと証明書の効力というか、そういうものもわからないのではないかというようなことで言われているのですけれども、そういうところまで全部、JAはJAで自分の管轄のところは把握しているでしょうけれども、東根市は東根市全体の農家のことを把握していないといけないのではないかなと私は思ったものですから、JAだけ、青果業者、それから個人というのできちんと把握していないといけないのではないかなと思うのですけれども、そういう点はどうなっていますか。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 今あった個人の分につきましては、今回は検査の対象とはしておりません。したがって、先ほど申し上げましたように、これらについては市場出荷の場合はできないというふうに思っていますけれども、あとの分につきましては販売しないで、自家消費の分だというように一応考えております。
〇青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
〇2番(佐藤万記子議員) ちょっと何か私わからないのですが、個人の分は全然ノータッチなのですか。個人を通して全国に出荷していらっしゃる方が、お願いしてそこから出荷というか、回してもらっている方がいるわけですよね。そういう方たちの扱いというのはどうなっているのですか。本当に安全かどうかというのはどこで保証されているか。どこか送った先でたまたま、ではちょっと調べてみようなんていって、それでひっかかったとしたらどうなるのかなと思って、それを心配しているのです。そうしたら、また東根のあれが地に落ちますよね。だから、そういうことにならないように、もう全体を把握しなければいけないのではないかなと思って、その部分は市でちゃんと責任を持って証明しなければいけないのではないかなと思うので。個人、零細な農家の方でも個人的に送っていらっしゃる方いらっしゃいます。そういうところはどういうふうにしているのかなと思って、ちょっと心配なのですけれども。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 これにつきましては、先ほど申し上げましたように、今のところは検査は行っていないのが現状であります。それから、これは東根市だけでなくて、全県下的にそういう状態になっているというのが現状のようです。
〇青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
〇2番(佐藤万記子議員) 個人の方のものは検査していないということは、全量検査ではなくて、JAを通した分と、それから何々青果というところの分だけ、あと個人は1件とおっしゃいましたね、さっき。その分だけ以外は検査していないということなのですよね、どうですか。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 今ちょっと議論を聞いていると、物すごく誤解しやすいわけです。個人の方々というのは物すごくいっぱいいるみたいな感じなの。山新にこの間書かれたのも、これはあの1軒の農家なのです。これは、たまたま農協に入っていないのです。それで、では作付面積はどのぐらいあるかというと、一丁前あるわけです。だから、そういう方については市の農林課でも言っているように、申し出てくださいと。確かに検査していないのがあるわけです。そういうものというのは、自家用につくっている方々というのはあるのです。だけれども、そういう方々まで全部やれば、これは煩雑になるので、ただ自家用というのは、そういうのはお客さんに出さないわけですから、そういう意味ではそういう農家というのはやっぱり兼業農家というのでしょうな、俗に言う。そういうのは何軒かあります。だけれども、それは対象にはしておりません。ただ、あの山新に書いてあったのは私大体わかるのです、だれが言ったかというのは。だから、そういうのというのはちょっと変わるものなのです、これ変な言い方をすると。それは、たまたま農協におれは組合に入らないと、こう言っているのです。だから、そういう方については、ついてはといっても私は1軒だと思っています。だから、そういうものについてもし何かあれば、ほかにもあれば市役所の方に申し出てくださいと。そうした上で、その方と確認の上でたとえば安全証明を出すとか、そういうふうな中で遺漏のないようにしていきたいなということで、うちの中では農林課長の方には指示してあります。
〇青柳信雄議長 2番佐藤万記子議員。
〇2番(佐藤万記子議員) 市長から丁寧にご説明いただきましたが、兼業農家あたりがこれをつくっていて、それは全部自家消費用として食べるのだったら、私は構わないと思います、それは。でも、全然どこにも贈答として出していないとなるのだったら別ですけれども、出していたとして、もしその出した先でひっかかったらどうするのかなと思って、私はそこまで心配する必要ないと言われればそれまでですけれども、そういうときでもやっぱり東根市としての名前がまた汚れるのではないかなという心配で先ほどから申し上げているわけで、そういう状況で、今の状況でいいのかどうかというのが大変不安で心配な感じがするのですけれども、それでいいのでしょうか。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 私が言った意味がまだ誤解を呼んでいるという感じですが、いわゆる自家用というのは2〜3本つくっている方です、たとえば。そういう方々で、自分の家でただつくっている、あるいは自分の身内に送っているとか、子供に送っているとか、そういう分についてははっきりこれいわゆる対象にはしておりません。ですから、そういう形の中で、さっきの経済部長が個人個人と言ったけれども、それはみんな個人なので、だからそういう分け方ではなくて、いわゆるそういうたとえば青果業なんていう方でも、たとえば後藤青果だとか、ああいうところは全部ちゃんと安全証明も出して証明するようにしてあるわけです。ですから、その山新に載ったやつというのは、私はあの1軒だと思っております。それは、その人は農協の組合には入っていないのですけれども……東根農協に入っているのかな、ちょっとわからないのですけれども、そういう中で全くの個人として消費地に贈答している方というのは、その家があるわけです。ですから、それについては遠慮なく、いわゆるサンプリング調査というのは個人でも恐らくやっているのだろうと思います。ですから、そういうことで申し出てくださいというふうなことで農林課としては指導しているはずなのであります。
〇青柳信雄議長 ご了承願います。
ほかにご質問ございませんか。22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) まず、あのホームページの関係で、初、中合わせて60名。これのまあ、どこかの方は相当持っているはずだと。殺到して、これを受講したいというようなことになった場合に、その対策と申しますか、余裕を持ったひとつの予算の組み方というようにとらえていいのかどうか、その点どうですか。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 これにつきましては、来年の1月から3月までの3回に分けてやっていくような考えでおります。それで、1期、2期と3期と分けまして、初級者の件につきましては1回程度、中級者の方については2回程度ということで行いたいと思っています。それで、初級者は全然最初から習いたい方というふうに理解していただければ結構です。中級につきましては、ある程度使用したことがある農家の方ということでご理解していただきたいと思っています。それで、一応今の段階では60名の受講というように考えております。したがって、それだけの予算でありまして、余裕を見てという、そういうことでの計算を行っております。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 今4月からというように言われました。
〔「1月」と呼ぶ者あり〕
〇22番(槙仙一郎議員) いや、明確に私聞こえなかったので、まずなるべく早く。
それから、この予算では果たしてどうかなというように、これはあくまでも無登録との関係で予算化をしたというように私はとらえているので、その点はまず早急に、本番との兼ね合いもありますので、進めていただきたい。予算がないからこれは中止という、途中で終わりということのないようにやっていただきたい。これ1つです。
それから、先ほど財政課長は、経過をたどって処分の関係で追加になるだろうということを言われました。その追加になるだろうという経過、どういう格好で追加になろうという予測をしているのかどうか、その点どうですか。
〇青柳信雄議長 牧野財政課長。
〇牧野利幸財政課長 焼却処分の量ですけれども、一応これは東根市外二市一町の処理組合だけでは処分できないということの話ありまして、そのほかのよその処理組合の方にも処理を委託するというようなことで、早期に処分するためにいろいろ担当課の方では検討しておるようでございます。それの処分料、その焼却場によってその処分料が異なりますので、その辺の絡みもありまして、今後その量、委託する量とか、東根市外二市一町の処理場でそれを処分する量等がある程度めどが立った段階で追加補正ということになるかと思います。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 現在処分をどうする、大体今のトン数から見てどのくらい日程的にかかるのか、その見通しというのはどういうふうになっておられるか、この内訳をひとつ。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 今の東根市外二市一町衛生処理組合だけで処理をするならば、大体今年いっぱいかかる予定であります。ただ、いつまでもそうしますと、たとえば野ざらしにしておかなければならないなどという事情もあるやもしれません。そんなふうな中で、天童市と協議をしておるのは、当初山形市の処理組合にという話もあったのですが、山形市ではやっぱり引き受けられないというふうな中で、寒河江市の処理組合の中で現在協議中であります。恐らく前向きに今現在進行中でありますので。ただ、そうしますと寒河江市の場合は東根市外二市一町の共立衛生処理組合から見ますと若干割高になると。しかし、それについては、東根市と天童市が折半で割高な分は受け持つというふうな中で処理をすると、大体11月いっぱいぐらいでは焼却処分のめどが立つのではないかなという前提で今協議を進めているところであります。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 今市長が言われましたように、若干寒河江市の方が高いようで、その点ひっかかったものですからお聞き、今高い分の操作をするというようなことをお伺いして、理解いたします。
それから、このサンプリングの関係で、大体農林課の方で把握している、たとえば大方受ける場合に、受けているひとつの感覚は1農家で1件というとらえ方しているのが非常に多い。ところが、現実中に入っていくと、1戸の農家で2カ所あるいは3カ所、こういうようになっているのが当然です。その把握はどういうようになされているか、どうですか。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 これにつきましては、園地ごとの調査を行ったというように把握しております。農家ごとではなくて、園地ごとの調査を行ったということ。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) いや、私の場合申し上げます。普通はサンプリングというと1農家が1件という対象の方が受けております。実質私の場合はラフランス1カ所、それからブドウ1カ所、2カ所のサンプリングを受けなければならない。ですから、これは今後の問題があるから私聞いているのです。2カ所の農家はどのくらい、3カ所の農家はどのくらい、4カ所の農家はどのくらい、そういう調査は当然今やっておかないと、今後の仕事にちょっと戸惑うという可能性もある。だから、そういう調査当然あってしかるべきだと、その辺はどうです。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 済みません、今ちょっと手元にないので、後ほどお示ししたいと思います。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 ちょっと正確な数字、私言えませんが、私が事務当局から説明を受けた段階での記憶をたどりますと、ラフランスについては8,000台だったと思います。それから、リンゴについては1万1,000台、ブドウはちょっと調査やっていなかったのかなというふうに思っています。ちょっと答えになるかどうかわかりませんが。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 私は神町の、これは農林課はやっていないようです。私は神町の農協調査をやりました。3カ所やっている方は25戸、それから4カ所の農家は18カ所、そうしますと4カ所の農家の負担というのは4万4,000円になるわけです。ブドウの場合は、これは1万5,000円です。これを東根市全体のとらえ方というものを考えたときに、相当の量になっていく可能性があるのではないか、こういうように思うので、今資料が来たようですから、それはやっているとすれば全体的な調査をやる必要がある、こういうふうに考えます。
そこで、このサンプリングの以前から市長にお願いしてきたことであります。市長の考えは、これは県が一応予算化、方向づけをすると、市もそれに右倣えをやろうというような、全協でも当初でもお話があったわけです。まずその点、市長としてどういうお考え、このたび私は臨時議会あったから、これはのってくるだろうという予測はしておったけれども、のっておらないということで、その点はどうですか。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 県は依然として補償の対象には考えていないようであります。ただ、その間山形市においては助成の対象にしますというふうなことで、しかも1戸当たり、1回当たりでしたか、5,000円を出すというふうなことが発表されたわけであります。そういうふうな中で、果樹王国ひがしねというふうな中身の中で、まだ私としては決断はしておりません。しかしながら、この問題については、金額等についてはいろいろと考え方があろうかと思います。そんなふうな中で、ただし市単独でというのはなかなか私は出しにくいのではないだろうかと。問題は、生産者団体である農協がどうこれに対応していただけるか。それによっては、東根市も考えなくてはいけないのかなと。ただし、山形市のように5,000円という金額そのものについては、山形市の財政規模と私どもの財政規模では比較のしようもないくらいの緊縮な財政でありますので、そういう中でどういうことがやり得るのか、いろいろ勉強させていただきたいなというふうに思います。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 今の実情を申し上げますと、全く農民は意気消沈であります。市長もいろいろ電話をお受けして、その本市の果樹農家の状況というのはかつてない中身であると。私は果樹王国であればあるほど山形市並みとか、あるいは他市の状況がこうだから、これと平均して出すべきだというようなことは私は申し上げません。今の果樹農家の心情をお受けしておられるとするならば、当然検査料、先ほど申しましたとおり4カ所をやって4万円、それにブドウが入ると、私ブドウをつくっておるので、非常に高かった。それに台風で、あの状況であれば、ですから市長が非常に今の答弁をお聞きしますと苦慮されていること、それは当然であります。しかし、その苦慮しているところを始めて、市長のお考えを、やはり市民に理解されるような方向づけをこの際やる必要がある、こういうように考えます。あえて、私は更に市長の考えをおただしをする。
県との交渉は相当余裕がまだあるようであります。ですから、市長もこの点については積極的に今までもやってこられたような話をお受けいたしました。これは県側からです。ですから、更に期間的には私申し上げません。できるならば、県の12月の補正予算あるいは12月過ぎの臨時議会と、あるいは3月でもやはりそういう方向で私は努力をしていただきたい。全くこれも二番せんじだと。せんだっての台風で1軒で700箱のラフランスが落ちましたが、この方のラフランスのサンプリングの箇所は3カ所です。700箱で若干計算してみると400万円です。それに全く関係のない、この検査料の4万円という金を出されている方、そういう中でもしこのままでいったならば東根市の果樹王国のまず名前が非常に果樹農家から不信を抱くような状況になりかねない。
これは偶然でありますけれども、私の近所で42歳の青年というか、壮年、疲れ切って倒れて亡くなりました。これは原因はわかりません。非常に疲れたようであります。そういう状況で、ひとつこの点については満額とか、あるいはこれこれ山形市でやったから、この金額をというようなものでなくして、今の意気消沈した者の果樹農家を、やはり力をつける足しに私はやる必要があると、こういうように考えますので、機会がありましたならば再度市長にも申し上げたいと思います。
そこで、更に考えなければならない状態は、ゆうべ近所の人が参りました。その近所の方が来たのは融資制度、県では考えているようであります。この融資はなるべくやっていただきたいという、ゆうべの要請であります。それはなぜかというと、農家の方々はまず12月31日までに今まで資材の返済、それから農作業の作業上の近代化資金の返済、それから園芸銘柄の井戸を掘った方の返済、更に農機具を買っているその返済が、まず12月から11月の間までは非常な借金の返済時期であります。ですから、12月その辺になるようなことがあっては、農家はまず個人で農協に行って借りなければならないという状況のようです。ですから、これも県に積極的に市長の力をおかりして、11月までにその方向づけが、きちっとめどが出て、そして農家が11月の中旬ころに借入する、その数字が書かれるような日程の詰め方をしていただきたい。こういうふうに私は申し上げたいと思います。その日程というものについては農林課はどういうように受けとめておられるか。県の話ですと、若干延びるようであります。いろいろ私は電話で、無農薬から、あの台風21号の状況からいって県と電話でいろいろやってまいりました。ですから、農林課で既にそういうもののとらえ方を県でやるようだなというような考えなのか。あるいは、これはどうしても必要だ、そして日程はこれこれだというような詰めをしているのかどうか。そして、農協との関わり、どういうようにそれをとらえて進めておられるのか、その点をまず。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 この件につきましては、担当課長会等でもいろいろ論議されているわけですけれども、県として、私の方で正式に受けているのは、まだはっきりしていないというのが現状であります。
なお、農協との件につきましては、この前もお示ししましたように融資制度等の創設についてはいろいろ検討を行っております。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) いろいろ無登録と台風の問題で、農林課はかつてない苦労をしておられることは、私は毎日のように農林課に来て、それらの詰め方をしてまいりました。今の状況で本当に農民を果樹生産者を、まず昼夜職員は苦労しております。今の答弁ですと、部長はこの融資その他の関係で県に行っていますか。
〇青柳信雄議長 山本経済部長。
〇山本源太郎経済部長 行っておりません。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 率直で結構です。1カ月しか、あとは11月、12月に入ると個人でその融資を求めなければならない状況になるわけです。市長、その点をお伺いします。もっと県との、山形県で東根市は一番この問題で苦労しています。ですから、他市との関わりは度外にしても、本市独自でそういう改革をする必要がある。時間もなくなります。その点だけは市長はどういうふうにお考えなっているか。市長自ら、まず今週中でも私は行っていただきたい、こういうお願いであります。ゆうべ来た方は若干余裕のある方ですが、そういう心配をしているわけです。その点だけお伺いします。
〇青柳信雄議長 土田市長。
〇土田正剛市長 これは、県でも私はやられると思っています。そういう意味では、担当の方からも私も聞いてはおります。そういうことから、今の話をお聞きしますと時期の問題ということになってくるのだろうと思います。今初めてそれ私聞きましたので、ここら辺を十分踏まえて、どうせそういうものを出すということになれば、その必要農家に合った出し方とするのが一番だろうというふうに思いますので、そういうことを頭の中に入れながら今後交渉していきたいというふうに思っております。
〇青柳信雄議長 22番槙 仙一郎議員。
〇22番(槙仙一郎議員) 今市長の答弁をお伺いして、そこまで私気がつきませんでした。必要に合った農家の融資の仕方、これはやはり非常に農家として枠をこれこれだと決まりが、あるいは今の状況からいったならば限定してこれだというようなこともあるかもしれませんけれども、今市長は必要に合った農家の融資のあり方というようなことも非常に私お伺いして理解を深めました。あえて今から交渉していただかれるような状態なので、検査料もあわせてひとつ強く、実現できるような努力、そういうふうにお願い申し上げて、終わります。
〇青柳信雄議長 以上でご了解願います。
ほかにご質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇青柳信雄議長 質疑もありませんので、これで終わります。
次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
これから議第100号、平成14年度東根市一般会計補正予算(第3号)について採決をします。
議第100号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇青柳信雄議長 異議なしと認めます。よって、議第100号は原案のとおり可決されました。
以上で第2回臨時会の日程は全部終了しました。
◎市長あいさつ
〇青柳信雄議長 ここで市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。土田市長。
〔土田正剛市長 登壇〕
〇土田正剛市長 ただいまは、臨時会において無登録農薬問題に関わるアフターケアの問題がいろいろと提案されたわけでありますけれども、そのような意味におきましては今議員の皆様方からその間に指摘のあった事項については慎重に検討をし、そして少しでも実現方に、あるいは果樹王国ひがしね復権のために全力投球をしてまいりたいというふうに思います。そのような意味では、この議案をご承認いただきましたことに感謝を申し上げながら、今後更なる議員の皆様方のご理解、ご協力を得ながら、所期の目的達成のために改めて努力することをお誓いを申し上げまして、一言御礼の言葉にかえさせていただきます。
◎閉 会
〇青柳信雄議長 これで平成14年東根市議会第2回臨時会を閉会します。
御苦労さまでした。
午後2時54分 閉 会