令和５年第３回東根市議会定例会　決算特別委員会　９月７日

令和５年９月７日　午前１０時０９分　開　議

　原　　田　　利　　光　　決算特別委員長　　　　　　山　　本　　和　　生　　副委員長

◎出席委員（１６名）

　１番　　　森　　谷　　　　　俊　委員　　　　　　　２番　　　深　　瀬　　明　　理　委員

　３番　　　工　　藤　　みどり　委員　　　　　　　４番　　　清　　野　　康　　隆　委員

　５番　　　山　　本　　和　　生　委員　　　　　　　６番　　　福　　永　　邦　　幸　委員

　７番　　　滝　　口　　公　　一　委員　　　　　　　８番　　　元　　木　　十四男　委員

　９番　　　東海林　　克　　彦　委員　　　　　　１０番　　　三　　宅　　一　　人　委員

１１番　　　植　　松　　　　　宏　委員　　　　　　１２番　　　高　　橋　　鉄　　夫　委員

１４番　　　原　　田　　利　　光　委員　　　　　　１５番　　　髙　　橋　　光　　男　委員

１６番　　　佐　　藤　　　　　直　委員　　　　　　１７番　　　片　　桐　　勝　　寿　委員

◎欠席委員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


半　田　　　博	教　　育　　長	松　田　智　志	選挙管理委員会委　　員　　長
古　谷　利　明	代表監査委員	菅　原　繁　治	農業委員会会長
芦　野　耕　司	副　　市　　長	佐　藤　慎　司	総　務　部　長
矢　萩　　　宏	市民生活部長	岡　田　光　弘	健康福祉部長
東海林　浩　司	経　済　部　長	深　瀬　弘　之	建　設　部　長兼上下水道部長
牧　野　美和子	会計管理者	安　達　好　浩	消　　防　　長
安　達　利　也	教　育　次　長	青　柳　　　昇	総合政策課長
本　間　和　史	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長	間木野　教　子	財　政　課　長
伊　藤　　　亨	監　査　委　員事　務　局　長	岡　田　正　樹	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


鈴　木　敬　一	事　務　局　長	高　橋　真伊子	事務局長補佐
森　谷　賢　司	議事係長	太　田　雅　美	副　　主　　任
井　上　雄　貴	副　　主　　任	斎　藤　直　子	兼　務　書　記
辻　村　　　充	兼　務　書　記	斎　藤　直　子	兼　務　書　記

◎本日審査した案件

　議第４１号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について

　議第４２号　令和４年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４３号　令和４年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４４号　令和４年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４５号　令和４年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４６号　令和４年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４７号　令和４年度東根市水道事業会計利益の処分及び決算認定について

　議第４８号　令和４年度東根市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について

　議第４９号　令和４年度東根市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について

令和５年東根市議会第３回定例会　決算特別委員会発言通告書


番号	質疑者	質疑事項	要　　旨	答弁者
１	髙橋　光男委　　　員	１．議第41号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について	１．令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算のうち、予算現額に対する決算額の割合及び歳出合計について　（１）実質収支額及び実質単年度収支額について　（２）不用額が生じた理由等について	市　　　長

　　◎開　　　　　議

○原田利光決算特別委員長　皆さん、ご苦労さまでございます。

　　本日の会議に、欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、委員の出席数は16名で、定足数に達しておりますので、これから、本日の会議を開きます。

　　なお、執行部において、土田市長が都合により、欠席となる旨の届出がありましたので、ご了承願います。

　　◎議第４１号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について外８件

○原田利光決算特別委員長　本委員会に付託なりました議第41号から議第49号までの９議案については、既に８月30日の本委員会において、詳細な説明がありましたので、これから、通告に基づき質疑を行います。

　　ここで、決算特別委員会における審査について申し上げます。

　　申合せにより、一般会計歳入歳出決算のうち、歳入の全部は、全体会で審査することになっております。また、一般会計の歳出、特別会計、及び公営企業会計の決算については、所管の分科会に付託し、詳細な審査をすることになっております。したがいまして、全体会では、政策的な事項についての質疑となりますので、ご了承願います。

　　15番髙橋光男委員。

○15番（髙橋光男委員）　ご苦労さまです。

　　通告に基づきまして、議第41号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算認定のうち、決算書４ページから５ページ、一般会計の予算現額に対する決算額の割合、及び16から17ページ、歳出合計について、一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用審査意見書も参考として質疑をいたします。

　　趣旨につきましては、議会として議決をした令和４年度予算に対し、その執行率は、一般会計で92.4％、それから３年度93.2％と減少しているものの実質収支額は黒字、一方、実質単年度収支は赤字であります。

　　また、不用額は、昨年度より約１億7,000万円減少しておりますが、約12億1,300万円の黒字であります。

　　市民の声といたしましては、生活に密着したライフラインなどに関する整備要望等があるわけでありますが、予算がないなどの回答があると聞いているところであります。

　　したがいまして、市民の要望に対してサービスの提供、これは本当に十分なのかどうか、あるいは、費用対効果はどうかとの視点で全般に関わる質疑をして確認をし、表決の資とするものであります。

　　はじめに、一般及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書の概況では、実質収支額は、約９億5,000万円の黒字となっている。また、単年度実質収支は、約２億2,400万円の赤字とあります。これはどういうことなのかお伺いをしたいと思います。

○原田利光決算特別委員長　佐藤総務部長。

○佐藤慎司総務部長　それでは、お答えいたします。

　　実質収支額につきましては、歳入歳出差引残額から翌年度への繰越財源を差し引いた額となります。

　　具体的な数字を申し上げますと、令和４年度決算におきましては、歳入総額258億7,149万4,097円から歳出総額249億831万4,036円を差し引きました、その差引額につきましては、９億6,318万61円となってございます。

　　この差引額には、翌年度に繰り越す財源、1,220万1,000円が含まれておりますので、その額を引きますと、実質収支額につきましては、９億5,097万9,061円の黒字となったものでございます。

　　この実質収支額が今回の補正予算に計上しております令和５年度への繰越額となるものでございます。

　　また、実質収支額には、前年度までの収支の累積が含まれることになりますことから、実質単年度収支額は、前年度の実質収支額を差し引いた額に財政調整基金への積立金を加えた額となります。

　　このため、前年度の繰越額や財政調整基金への積立金が大きく影響をするものでございます。

　　令和３年度の実質収支額は、11億7,548万791円。令和４年度につきましては、特定目的基金への積立てを行ったことから、９億5,097万円余りの減額となっております。

　この差額２億2,410万888円が赤字となってございますが、これは、先ほど申し上げました基金への積立てを行ったことが赤字の大きな要因となっておりますので、ご理解をお願いいたします。

○原田利光決算特別委員長　15番髙橋光男委員。

○15番（髙橋光男委員）　黒字は変わらないということでありますが、繰越額、それから財政調整基金への積立額の差であること、それから特定目的基金への積立てを行ったことによるということで理解をいたしました。

　　この辺につきましては、さらに執行率などの関係も含めまして、分科会の方で、個別にさらにまた確認をしてまいりたいと思うところであります。

　　次は、不用額についてであります。

　　まず、不用額ということについて、定義、それから、この不用額というのはなぜ生じるのかということについて、その原因等をお伺いしたいと思います。

○原田利光決算特別委員長　佐藤総務部長。

○佐藤慎司総務部長　不用額につきましては、不用額とは、決算書における予算現額から支出済額と翌年度繰越額を差し引いた残額のことで、いわゆる予算額と実際に支出した額の差が不用額となるものでございます。

　　不用額が生じる要因につきましては、様々ございますが、予算の経済的、効率的な執行や経費の削減によるもの、予算作成後に予見し難い状況の変化があったもの、予算作成時の見積りが想定し難いものなどがあるものと分析をしているところでございます。

　　なお、不用という言葉からは、必要なかったという印象を受けますが、経費の節減などにより、翌年度以降に使えるお金として、一定程度残しており、翌年度の事業実施のための必要な財源となりますので、ご理解をお願いいたします。

○原田利光決算特別委員長　15番髙橋光男委員。

○15番（髙橋光男委員）　分かりました。

　　本市の場合ですと、翌年度事業実施のための必要額ということと答弁ございましたが、これから考えますと、経済的な執行、それから、経費節減ということが大きいと、私自身は印象を受けているところであります。分かりました。

　　では、この不用額が最も多かった、その款別の中で最も多かったところ、それからその理由を併せてお伺いいたします。

○原田利光決算特別委員長　佐藤総務部長。

○佐藤慎司総務部長　款別で不用額が最も多かったものにつきましては、３款民生費でございまして、不用額につきましては、４億4,029万3,915円。執行率にいたしまして、94.6％となったところでございます。

　　そのうち、事業別で不用額が多かったものといたしましては、新型コロナウイルス関連の給付事業や国県の補助事業等でございます。

　　不用額の理由でございますが、民生費につきましては、いずれも扶助費や給付関連事業でございまして、予算額では過不足が生じないよう、適切な金額を計上しているところでございますが、令和４年度につきましても、新型コロナウイルスなどの影響もございまして、給付実績等の伸びが見られなかったため、予算額と決算額に乖離が生じ、不用額が生じたものでございます。

　　よろしくお願いいたします。

○原田利光決算特別委員長　15番髙橋光男委員。

○15番（髙橋光男委員）　要因としては、新型コロナウイルスの影響等があったということでありますが、この点につきまして、我々会派の会議の中でも議論をしたところであります。分かりました。

　　なお、そのほかの款についても不用額、これはそれなりにございますので、これは執行率等も確認をしながら、分科会の方で審議をしてまいりたいと思っているところであります。

　　では、この不用額といいますのは、次年度へどのように反映されるのかを改めてまたお伺いしたいと思います。

○原田利光決算特別委員長　佐藤総務部長。

○佐藤慎司総務部長　先ほども一部申し上げたところでございますが、不用額につきましては、翌年度以降に使える予算、繰越金として、次年度の歳入に計上するものでございます。

　　これによりまして、各種基金の繰入金の減額などを行っておりまして、財政の健全化に向けた活用を行っているところでございます。

　　よろしくお願いいたします。

○原田利光決算特別委員長　15番髙橋光男委員。

○15番（髙橋光男委員）　理解をいたしました。

　　次年度への繰越、それから繰入金の減額等ということで、これまでの定例会におきましても補正予算の減額ということですね。こういったこともございましたので、承知をしたところであります。

　　私が議員になりたての頃、本市のことではありませんけれども、３割自治という言葉もあったと思います。それから、当時の財政調整基金、これは約８億円強であったと思います。それから、現在は、約25億4,300万円。それから、また、自主財源につきましても、40％台だったと思っておりますが、それが４年度の自主財源比率50.1％とのことであります。

　　本市の財政運営の特徴といたしましては、これまで何度もお伺いしておりますが、石橋をたたいて渡るということでありますが、それから行くと非常にやりくりが上手だということが理解をできますし、また、本市自身にとっても財政力はあると、私は思っているところであります。

　　なお、ただ、冒頭で申し上げましたように、市民のニーズというものが非常にあるわけであります。私、政治は市民生活そのものだと捉えているところであります。ですから、ただ今申し上げましたような財政調整基金の、例えば適正額といわれておりますのは、標準財政規模の10％から20％ということも言われているわけであります。

　　ですから、この点なども、この財政運営につきましては、見ていくべきものだと捉えているところであります。

　　来年度の予算編成にそろそろ着手する時期と思いますが、市民のニーズに応える予算編成、そして執行、いわゆるこれこそ健全な財政運営、これは、市民福祉の向上につながるものだと考えているところであります。

　　ぜひ、その継続というものを期待し、私の質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。

○原田利光決算特別委員長　以上でご了承願います。

　　これで、質疑を終わります。

　　ここで、お諮りいたします。

　　ただ今、議題となっております、議第41号から議第49号までの決算９議案については、慎重に審査を行うため、各常任委員会を単位として構成する分科会を設置し、別紙、付託表のとおり付託したいと思います。これに、ご異議ございませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田利光決算特別委員長　異議なしと認めます。

　　したがいまして、別紙、付託表のとおり、各分科会で審査することに決しました。

決算特別委員会分科会議案付託表

令和５年第３回定例会

◎総務文教分科会

　議第４１号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算のうち所管に属する事項

　議第４３号　令和４年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について

◎経済建設分科会

　議第４１号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算のうち所管に属する事項

　議第４７号　令和４年度東根市水道事業会計利益の処分及び決算認定について

　議第４８号　令和４年度東根市工業用水道事業会計利益の処分及び決算認定について

　議第４９号　令和４年度東根市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について

◎厚生分科会

　議第４１号　令和４年度東根市一般会計歳入歳出決算のうち所管に属する事項

　議第４２号　令和４年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４４号　令和４年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４５号　令和４年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について

　議第４６号　令和４年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について

　　◎散　　　　　会

○原田利光決算特別委員長　以上で、本日の日程は、全部終了しました。

　　なお、本委員会は、９月20日に再開しますので、ご協力をお願い申し上げます。

　　本日はこれで散会します。

　　ご苦労さまでした。

　　　午前１０時２４分　散　会