令和5年3月17日 午前10時00分 開 議

 細  矢  俊  博  予算特別委員長      河  村     豊  副委員長

◎出席委員(15名)
 1番   福  永  邦  幸 委員       2番   
 3番                       4番   滝  口  公  一 委員
 5番   元  木  十 四 男 委員       6番   東 海 林  克  彦 委員
 7番   三  宅  一  人 委員       8番   植  松     宏 委員
 9番   片  桐  勝  寿 委員      10番   山  科  幸  子 委員
11番   高  橋  鉄  夫 委員      12番   河  村     豊 委員
13番   細  矢  俊  博 委員      14番   浅 野 目  幸  一 委員
15番   佐  藤     直 委員      16番   清  野  忠  利 委員
17番   原  田  利  光 委員

◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

半 田   博
教  育  長
武 田 庄 一
選挙管理委員会
委  員  長

古 谷 利 明
代表監査委員
菅 原 繁 治
農業委員会会長

芦 野 耕 司
副  市  長
石 垣 有 一
総 務 部 長

岡 田 光 弘
市民生活部長
鈴 木 敬 一
健康福祉部長

太 田   修
経 済 部 長
深 瀬 弘 之
建 設 部 長
兼上下水道部長

高 橋 愛 子
会計管理者
佐 藤 明 彦
消  防  長

安 達 利 也
教 育 次 長
青 柳   昇
総合政策課長

安 達 好 浩
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
本 間 和 史
財 政 課 長

牧 野 美和子
監 査 委 員
事 務 局 長
岡 田 正 樹
農 業 委 員 会
事 務 局 長





◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 慎 司
事 務 局 長

高 橋 真伊子
事務局長補佐
森 谷 賢 司
議事係長

黒 坂 育 実
主    任
井 上 雄 貴
副   主   任

大 江 剛 史
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記



◎本日審査した案件

 議第20号 令和5年度東根市一般会計予算
 議第21号 令和5年度東根市国民健康保険特別会計予算
 議第22号 令和5年度東根市東根財産区特別会計予算
 議第23号 令和5年度東根市介護保険特別会計予算
 議第24号 令和5年度東根市市営墓地特別会計予算
 議第25号 令和5年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
 議第26号 令和5年度東根市水道事業会計予算
 議第27号 令和5年度東根市工業用水道事業会計予算
 議第28号 令和5年度東根市公共下水道事業会計予算



  ◎開     議

○細矢俊博予算特別委員長 皆さん、おはようございます。
  ただ今から予算特別委員会を開会します。本日の会議に欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、委員の出席数は15名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

  ◎議第20号 令和5年度東根市一般会計予算外8件

○細矢俊博予算特別委員長 はじめに、予算特別委員会に付託なりました議第20号 令和5年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用までの質疑につきましては、去る3月8日の本委員会において十分審議が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、質疑を省略することに決しました。
  次に、議第20号 令和5年度東根市一般会計予算の歳出の全部及び議第21号から議第28号までの8議案については、去る3月8日の本委員会において、それぞれ所管ごとの分科会に付託して慎重な審査をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。

  ◎総務文教分科会委員長報告

○細矢俊博予算特別委員長 はじめに、総務文教分科会委員長、9番片桐勝寿委員。
   〔片桐勝寿総務文教分科会委員長 登壇〕
○片桐勝寿総務文教分科会委員長 おはようございます。
  予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で総務文教分科会に付託されました、令和5年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月9日及び10日の両日、午前10時から第3委員会室において総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、東根市一般会計予算、第2款総務費について申し上げます。
  第1項総務管理費、5目企画費の国際交流事業についてであります。
  新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ数年思うように取り組むことができなかった事業の1つが国内外の交流事業と捉えております。国際情勢に不安はありますが、政府においては5月8日以降、当該感染症の感染症法上の分類を季節性インフルエンザと同じ5類に移行する方針を決定しており、事業の実施が期待されるところであります。
  委員からは、国際姉妹都市提携を目指すインゲルハイム・アム・ライン市との交流について質疑がありました。
  執行部からは、新年度早々にクラウス市長と土田市長がウェブ会議を実施することや、事業実施は未定だが、相互に訪問し交流を続けてきた実績から、次は本市に迎え入れるための予算を計上しているとの答弁がありました。また、より価値観が多様化していく中において、視野を広げるためにも異文化交流を継続し、市民の国際感覚を養うことが国際交流事業の目的とのことでありました。
  次に、同じく5目企画費のともに築く地域未来創造事業についてであります。
  本事業において、魅力ある住みよい地域づくりを進めるため、住民自らが学び、企画、立案する事業に対し交付する地域づくり事業費補助金が計上されております。
  委員からは、令和3年度の決算において、予算額の約半分が不用額になっていることから、活用実績を踏まえた新年度予算に関する質疑がありました。
  執行部からは、コロナ禍において地域における事業実施が難しかったことも要因として上げられることや、そのような状況においても市報やホームページのほか地域公民館を訪問するなど、事業の周知に取り組んでいること、また、当該補助金の対象事業の1つで、住民の自主的な防災対策のために必要な資機材の購入に補助する安全・安心地域づくり事業については、令和2年度から3年間を事業期間としていたが、より一層の活用推進のため、令和5年度以降さらに3年間延長するとの答弁がありました。
  令和5年度は区長改選期に当たり、区長交代を機に新たな考えが生まれ、事業の活用増加が期待されるため、過去の活用事例を紹介するなど、引き続き事業の周知について要望いたします。
  次に、同じく5目企画費の行政デジタル変革推進事業についてであります。
  本事業において、新年度は市民の利便性向上に資する口座振替受付サービスの導入を行うということであります。
  委員からは、やまがたAI部運営コンソーシアム負担金に関し、取組の成果について質疑がありました。
  この負担金は山形県のほか、AI部に参加している高校が所在する自治体等が負担しているものであり、すぐに成果が見えるものではないが、将来的な山形県内におけるAIに関する人材の育成につながるものと考えているとの執行部からの答弁がありました。
  今後さらなる技術の進展が見込まれるAIの分野において、本件における担い手確保に向けた未来への投資と考えるため、より一層の事業推進を期待いたします。
  次に、第1項総務管理費、14目災害防災対策費の地域防災事業についてであります。
  新年度においては、令和元年度に見直し、全戸配布を行った洪水ハザードマップについて、市民課窓口において転入手続き時に配付している分が不足してきたことに伴い増刷する予算、またそれに併せて新たに供用を開始され避難所に指定した西部防災センターや、移転した神町小学校など、市が調整可能な範囲で現況に近づける表記とする予算を計上しているとのことであります。
  委員からは、市ホームページや総合アプリ東根Livingから閲覧できる電子データについて質疑があり、表記を変更したものに更新なることを確認いたしました。
  次に、第10款教育費について申し上げます。
  第2項小学校費、2目教育振興費、小学校ICT教育推進事業(GIGAスクール)及び第3項中学校費、2目教育振興費、中学校ICT教育推進事業(GIGAスクール)についてであります。
  新年度は小学校、中学校の全普通教室に5年間のリース契約により電子黒板を整備するための予算が計上されております。
  委員からは、全体で180台に及ぶ電子黒板について、5年経過後の取扱いに関する質疑がありました。
  執行部からは、今後より性能のよい物が出てくる可能性もあるため、リース契約期間中に見極めた上で、次の導入方法等を判断したいとの答弁がありました。
  令和6年度以降デジタル教科書の導入予定もあるため、ぜひ有効に活用していただくよう要望いたします。
  次に、第4項社会教育費、1目社会教育総務費、放課後子ども教室推進事業についてであります。本事業は地域と学校が連携、共同して学習や交流活動の機会を提供する事業であり、実施団体は東郷地区と長瀞地区の1団体ずつ、計2団体となっております。
  委員からは、本事業における今後の見通しについて質疑がありました。
  執行部からは、国の考え方として学校と地域の連携に重きを置いており、その連携の1つの例が放課後子ども教室と捉えているため、現在の教室の内容を充実させていきたいとの答弁がありました。
  今後も地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるため、幅広い住民の参画の下、持続可能な体制づくりに努めていただくよう要望いたします。
  次に、第4項社会教育費、4目文化振興費、まなびあテラス運営管理事業についてであります。
  新年度予算について、昨今の光熱水費の高騰に伴う需用費の増額や、事業契約に基づき毎年の物価等の価格指数を基に算出しているため、委託料が増額となっていることについても確認いたしました。
  まなびあテラスは施設自体のほか、魅力的な企画展の実施など、評価が高いと捉えており、さらに魅力的な施設となるよう要望いたします。
  次に、東根市東根財産区特別会計予算について申し上げます。
  歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、2目財産管理費の財産管理事業についてであります。
  新年度予算には、例年実施している森と親しむ子ども体験教室に係る予算が計上されておりますが、委託料と工事請負費について、事業実施場所までの通路が悪路であるためその整備に要するものであることを確認いたしました。子どもたちが自然と触れ合い、体験できるよい事業であるため、引き続き事業の推進を要望いたします。
  以上、意見と要望を付し、付託されました2議案を採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

  ◎経済建設分科会委員長報告

○細矢俊博予算特別委員長 次に、経済建設分科会委員長、17番原田利光委員。
   〔原田利光経済建設分科会委員長 登壇〕
○原田利光経済建設分科会委員長 おはようございます。
  予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で経済建設分科会に付託されました、令和5年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月9日及び10日の両日、午前10時から第1委員会室において経済建設分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、一般会計予算について申し上げます。
  第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、ふるさと納税特産品PR事業についてであります。
  寄附金額の増額を見込んでおり、前年度予算に対し、約3億2,900万円の増額となっております。ふるさと納税については、クレジットカードによる納税業務、寄附サイトの管理、寄附者への対応等多岐にわたる業務を担当課の職員が行っておりますが、令和5年度からは民間事業者によるサービスを活用することで、寄附額の増と特産品のさらなるPRにつなげていくとの説明がありました。また、ふるさと納税関連のイベントに参加し、多くの方に特産品をPRする予定とのことです。
  民間事業者によるアイデアや工夫を取り入れながら、効果的なPRをお願いいたします。
  続いて、第6款農林水産業費について申し上げます。
  第1項農業費、1目農業委員会事業についてであります。
  令和5年度は、農業委員及び農地利用最適化推進委員の改選期となっているため、前年度より予算を増額し、計上しております。
  近年周辺部の農地は荒廃していく傾向にありますが、市の中心部では農地転用による宅地化が進んでおります。委員からは、農業委員会が行う農地転用に関する審査について質疑がありました。
  これに対して執行部からは、委員会の行う審査及び県の許可に関する基準自体に変更はないが、一部宅地化した部分に接する農地については、用途によって許可されやすい状況にあるとの答弁がありました。
  優良な農地を転用されている現状から、新たな農業委員、農地利用最適化推進委員に就任された方におかれましては、引き続き農地を守る活動に努められますよう要望いたします。
  続いて、3目農業振興費、有害鳥獣農作物被害防止対策事業についてであります。
  令和5年度は、市単独事業であるイノシシ被害防止柵設置に対する補助率の引上げ及び対象者の範囲を拡大しており、新たに被害木改植、農地被害復旧への支援を創設するほか、捕獲業者への支援充実を図るとのことであります。
  本市の東部、特に中山間地域においては、有害鳥獣による農産物の被害が深刻な場所も見受けられますので、当該事業の周知に努め、被害防止を図るようお願いいたします。
  次に、10目ブランド戦略推進費、農産物海外販路拡大推進事業についてであります。
  対シンガポールにおいては、以前より力を入れてプロモーションに取り組んでおり、現地の業者の協力により百貨店での販売や大使館でのさくらんぼの振る舞いなど、新しい取組も行っており、令和5年度も継続して行い、渡航についても新型コロナの感染状況や時期を見ながら検討するとのことです。
  また台湾、香港も重点市場と定め、販路拡大を図っていくことから、今後さらなるプロモーション活動の展開を期待する声がありました。
  続いて、第7款商工費について申し上げます。
  第1項商工費、2目商工業振興費、商業活性化事業についてでありますが、これまで実施してきたウィズコロナ関連の事業を終了し、アフターコロナ対策として、環境等に配慮した新生活様式対応事業と創業者支援事業に対する補助を新たに設け、内容を拡充するものであります。
  創業者支援については、空き店舗の利用や創業場所によって補助を加算するなど、市中心部以外の活性化対策も含め支援の検討を予定されており、委員からは、創業者だけでなく、地域を応援する非常によい事業であると評する意見がありました。
  積極的に事業を推進していただきますようお願いいたします。
  続いて、第8款土木費についてであります。
  第2項道路橋梁費、2目道路維持管理費、道路維持管理事業についてであります。
  除雪が終了する時期に道路の亀裂や損害箇所の対応を求める声が多数寄せられることについては、道路の点検を行いながら対応をしていくとのことであります。通行上不安や危険を感じる箇所についても、広く市民の声を聞きながら優先順位を定め、適切に維持管理をしていただくよう要望いたします。
  次に、第4項都市計画費、1目都市計画総務費、生垣設置奨励事業についてであります。
  委員からは、生け垣は今の時代にそぐわない部分がある。壁面緑化など他の手法を考えていくべきでは。との意見がありました。
  執行部からは、都市計画事業として可能かどうかを含め、住環境における様々な緑化を盛り込む形で見直しを検討していきたいとの答弁がありました。
  昨今の申請実績や核家族の増加による住宅事情を踏まえ、事業内容について検討をお願いいたします。
  最後に、水道事業会計予算、工業用水道事業会計予算並びに公共下水道事業会計予算について申し上げます。
  上水道の老朽管やVP管の更新工事、汚水の本管工事等各事業内容の確認を行い、委員からは、工業用水を受水する企業へのスマートメーター設置についての質疑がありました。
  執行部からは、現在実証実験を行っている3社も含め、使用水量が増加する夏までに、受水企業全てにスマートメーターを設置予定であるとの答弁がありました。
  スマートメーターの設置は、訪問による検針が不要となり、漏水の早期発見などのメリットも多いことから、積極的に活用をお願いいたします。また、経営状況においては、3会計とも予定損益計算書において純利益を見込んでおり、経営の安定化を図っているとの説明がありました。引き続き健全な経営を望みます。
  以上、意見と要望を付し、付託されました4議案を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上で、経済建設分科会における審査の経過と結果について、報告を終わります。

  ◎厚生分科会委員長報告

○細矢俊博予算特別委員長 次に、厚生分科会委員長、6番東海林克彦委員。
   〔東海林克彦厚生分科会委員長 登壇〕
○東海林克彦厚生分科会委員長 予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で厚生分科会に付託されました、令和5年度予算に係る審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、3月9日及び10日の両日、午前10時から第4委員会室において厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、一般会計予算について申し上げます。
  第2款総務費、第1項総務管理費、11目市民生活費のうち、消費者行政事業について申し上げます。
  消費者トラブルの防止、相談窓口の充実化を図るため、消費生活センターの運営などを実施する事業であります。今年度の消費生活センターに対する相談件数は、既に令和3年度を超える件数となっており、相談内容としては、特にインターネットにおける通販トラブル等が多いとのことであります。
  委員からは、多様化、巧妙化するインターネットのトラブルに利用者が巻き込まれてしまうことを未然に防ぐためにも、必要な知識を啓発していただきたいとの意見がありました。
  デジタル化が進行する中で、今後このようなインターネットを介したトラブルやそれに伴う消費者相談はさらに増加することが予想されます。引き続き相談体制の充実をお願いいたします。
  次に、第3款民生費、第2項児童福祉費、1目児童福祉総務費のこども家庭支援事業についてであります。
  各府省庁に分かれている子ども関連施策を掌握し、司令塔の役割を果たすこども家庭庁の設置を踏まえて、本市においても組織を改編し、新年度よりこども家庭課を新設することから、子育て世帯への包括的な相談支援に係る事業費や、それに伴う人件費が主なものとして計上されております。
  核家族化などの家族形態の変化やコロナ禍を背景とする家族関係の希薄化など、子ども、家庭を取り巻く環境が変化する中ではありますが、時代の流れに対応した新しい支援、推進体制の下で引き続き関係機関と連携しながら、児童福祉、相談支援の強化を図っていただきますようお願いいたします。
  次に、第3款民生費、第1項社会福祉費、6目老人福祉費のうち、高齢者社会参加促進事業について申し上げます。
  高齢者が移動の際に使うことができるタクシー券、いわゆるおでかけさぽーとタクシー券の交付に係る事業であります。新年度からは乗車1回当たりの使用枚数の上限を撤廃し、利用者の裁量で必要枚数を利用できるとのことであります。
  委員からは、コロナ禍や昨今の燃料費、光熱水費の高騰に伴い、ますます需要が高まることが見込まれる事業であるため、今後とも利用者のニーズに添ったきめ細やかな支援をお願いしたいとの要望がありました。
  次に、特別会計について申し上げます。
  はじめに、国民健康保険特別会計予算についてであります。
  国民健康保険の被保険者は年々減少しておりますが、その一方で高齢者層は増加しております。また、医療技術の進歩、高度化による影響で医療費も増加の一途をたどっており、国民健康保険税の税率改定など、今後さらに被保険者への負担の増大が懸念されます。医療費抑制、市民の方の健康増進のためにも、各種検診の受診率の向上、生活習慣病等の予防に一層努めていただくとともに、引き続き県と連携し、健全な財政運営をお願いします。
  次に、介護保険特別会計予算について申し上げます。
  介護サービス基盤の充実や地域包括ケアシステムの連携の推進などを基本目標に掲げる第8期介護保険事業計画の下、高齢者が安心して暮らし続けられるよう様々な施策を展開しております。高齢化の進行に伴い、介護サービスの需要も増加しておりますが、住み慣れた地域で自立して生活し、充実した暮らしを送るためにも、地域に密着した介護予防や重度化防止、自立度向上の支援は大変重要な事業であります。
  今後も地域、関係機関と一体となり、支援の充実、強化を図っていただきますようお願いいたします。
  次に、市営墓地特別会計予算について申し上げます。
  委員からは、今後施設の老朽化に伴う修繕が必要になった場合の財源の確保についても検討をお願いしたいとの要望がありました。
  引き続き市民の希望に添った運営を図っていただきたいと考えます。
  最後に、後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。
  国民健康保険同様、医療費が増加しておりますが、団塊の世代の全ての人が75歳となり後期高齢者医療制度へ移行した際には、さらに医療費が増加し、後期高齢者医療制度に深刻な影響を及ぼすことが予測されます。医療費抑制により効果的な対策を講じるべく、先進、優良事例等の調査研究をお願いするとともに、広域連合と連携し、安定した財政運営を望みます。
  以上、意見と要望を付し、付託されました5議案を採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上、厚生分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
○細矢俊博予算特別委員長 以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
  これから、各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。
  ご質疑ありませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから採決を行います。
  はじめに、議第20号 令和5年度東根市一般会計予算について採決をします。
  本予算の歳入及び第2条から第5条までは、議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については各分科会に付託して審査を願った結果、各分科会委員長の報告はいずれも原案のとおり可決すべきものであります。
  議第20号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第21号 令和5年度東根市国民健康保険特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第21号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第21号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第22号 令和5年度東根市東根財産区特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第22号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第22号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第23号 令和5年度東根市介護保険特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第23号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第23号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第24号 令和5年度東根市市営墓地特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第24号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第24号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第25号 令和5年度東根市後期高齢者医療特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第25号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第25号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第26号 令和5年度東根市水道事業会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第26号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第26号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第27号 令和5年度東根市工業用水道事業会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第27号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第27号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第28号 令和5年度東根市公共下水道事業会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第28号は分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○細矢俊博予算特別委員長 異議なしと認めます。したがいまして、議第28号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。

  ◎閉     会

○細矢俊博予算特別委員長 以上で、予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
  なお、本会議における予算特別委員会の審査の経過及び結果についての報告ですが、申合せにより、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については、各分科会委員長報告を本会議における予算特別委員長の報告に代えさせていただきますので、ご了承願います。
  次に、執行部に申し上げます。
  予算の審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いいたします。
  これで、予算特別委員会を閉会します。ご苦労さまでした。

   午前10時41分 閉 会