令和4年3月8日 午前10時27分 開 議

 細  矢  俊  博  予算特別委員長      高  橋  弓  嗣  副委員長

◎出席委員(17名)
 1番   齋  藤  俊 一 郎 委員       2番   高  橋  弓  嗣 委員
 3番   滝  口  公  一 委員       4番   元  木  十 四 男 委員
 5番   東 海 林  克  彦 委員       6番   三  宅  一  人 委員
 7番   植  松     宏 委員       8番   片  桐  勝  寿 委員
 9番   山  科  幸  子 委員      10番   高  橋  鉄  夫 委員
11番   河  村     豊 委員      12番   原  田  利  光 委員
13番   細  矢  俊  博 委員      14番   浅 野 目  幸  一 委員
15番   佐  藤     直 委員      16番   清  野  忠  利 委員
17番   白  井  健  道 委員      

◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

元 木 正 史
教  育  長
小 野 正 敬
選挙管理委員会
委  員  長
職務代理者

古 谷 利 明
代表監査委員
菅 原 繁 治
農業委員会会長

高 橋 重 俊
総 務 部 長
半 田   薫
市民生活部長

鈴 木 敬 一
健康福祉部長
石 垣 有 一
経 済 部 長

小 松 伸一郎
建 設 部 長
兼 水 道 部 長
深 瀬 弘 之
会計管理者

佐 藤 明 彦
消  防  長
佐 藤 慎 司
教 育 次 長

青 柳   昇
総合政策課長
安 達 利 也
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長


岡 田 光 弘
財 政 課 長
井 澤 志都香
監 査 委 員
事 務 局 長

岡 田 正 樹
農 業 委 員 会
事 務 局 長


◎事務局職員出席者職氏名
太 田   修
事務局長

菅 井 美奈子
事務局長補佐
森 谷 賢 司
議事係長

黒 坂 育 実
主    任
井 上 雄 貴
副主任

井 上 正 宏
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記




◎本日審査した案件

議第20号 令和4年度東根市一般会計予算
議第21号 令和4年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第22号 令和4年度東根市東根財産区特別会計予算
議第23号 令和4年度東根市介護保険特別会計予算
議第24号 令和4年度東根市市営墓地特別会計予算
議第25号 令和4年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第26号 令和4年度東根市水道事業会計予算
議第27号 令和4年度東根市工業用水道事業会計予算
議第28号 令和4年度東根市公共下水道事業会計予算
令和4年東根市議会第1回定例会 予算特別委員会発言通告書

番 号
質 問 者
質 疑 事 項
要  旨
答 弁 者
高橋 弓嗣
委   員
1.議第20号 令和4年度東根市一般会計予算について
1.歳出 第7款商工費 第1項商工費 
2目商工業振興費 さくらんぼ東根商品券購入
助成事業について
(1)予算の内訳として、商品券実行委員会負担金・
補助金及び交付金となっており、プレミアム商品
券の発行事業となるが、詳細な内容を伺う。

市   長
滝口 公一
委   員
1.議第20号 令和4年度東根市一般会計予算について
1.歳出 第4款衛生費 第1項保健衛生費 
3目環境衛生費 地球温暖化対策事業について
(1)省エネ住宅普及促進事業費補助金について
  @事業概要を伺う。
  A申請方法等、具体的内容を伺う。
(2)カーボンリサイクル事業費補助金について
  @事業概要を伺う。
  A審査方法等、具体的内容を伺う。

市   長




  ◎開     議

○細矢俊博予算特別委員長 皆さん、ご苦労さまです。
  ただ今から、予算特別委員会を開会いたします。
  本日の会議に、欠席及び遅刻の届出はありません。したがいまして、委員の出席数は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
  なお、執行部において、芦野副市長が都合により、欠席となる旨の届出がありましたので、ご了承願います。

  ◎議第20号 令和4年度東根市一般会計予算外8件

○細矢俊博予算特別委員長 本日の予算特別委員会で審査をする議案は、議第20号から議第28号までの9議案です。以上、9議案を一括して議題とします。
  これらの議案については、既に2月25日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから通告に基づき質疑を行います。
  ここで、予算特別委員会における審査について申し上げます。一般会計予算に関する歳入の全部及び第2条債務負担行為、第3条地方債、第4条一時借入金、第5条歳出の流用については、全体会で審査を行います。
  一般会計の歳出並びに特別会計及び公営企業会計の予算については、後ほど各常任委員会を単位とする分科会に付託を予定しております。
  したがいまして、全体会では予算の大綱に関わる事項、あるいは政策的な事項についての質疑となりますので、ご了承願います。
  はじめに、2番高橋弓嗣委員。
○2番(高橋弓嗣委員) 2番高橋弓嗣です。委員長の許可がございましたので、通告に従いまして、質問させていただきます。
  議第20号 令和4年度東根市一般会計予算、歳出、第7款商工費、第1項商工業振興費、さくらんぼ東根商品券購入助成事業について、お伺いいたします。
  本事業の予算内訳は、商品券実行委員会負担金・補助金及び交付金となっており、商品券の実行委員会への負担金、いわゆるプレミアム商品券の発行事業となるのですが、現段階での詳細な内容をお伺いしたいと思います。
○細矢俊博予算特別委員長 石垣経済部長。
○石垣有一経済部長 お答えいたします。
  趣旨といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、停滞しております地域経済の活性化と市民生活の支援に資することを目的といたしまして、市及び商工会等の関係団体で組織する実行委員会が主体となってプレミアム付商品券事業を実施するものです。
  先月末まで実施しておりましたグルメクーポン事業と同様、スマートフォン専用アプリの画面や、商品券カードに表示されておりますQRコードを店側がスマートフォンで読み込む決済システムを採用予定でありまして、新しい生活様式に対応したキャッシュレス化、そしてデジタル化の推進に継続して取り組んでまいります。
  販売内容としては、1万5,000円の商品券を1万円で販売いたしまして、プレミアム分の5,000円を市が負担するものです。発行は、4万セットを予定しておりまして、お盆商戦前の7月下旬から利用いただけるよう準備を進めてまいりたいと考えております。
  購入対象は、市内在住または在勤者といたしまして、市内在住者については世帯人数の3倍まで申込み可能とする予定でございます。
  なお、さらに詳細な内容につきましては、今後実行委員会で進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 2番高橋弓嗣委員。
○2番(高橋弓嗣委員) ご説明ありがとうございます。
  詳しい内容は実行委員会に諮ってからということになると思うのですが、ご説明いただいた内容に、商品券は1万円でプレミアム率が50%、そして4万セットの販売とありました。
  計算しますと、総額6億円分の商品券になりまして、大変大きな経済効果が見込めるものだと思っております。
  現在、オミクロン株による第6波の影響で飲食業、観光業をはじめとした市内の経済は止まった状況にあります。特に、商業に関わる事業者は不安な中で生活をしているところであります。
  この度は、当初予算に組んでいただきまして、消費者の購買が盛んなお盆を中心とした利用期間であることは、大きな意味があるものと感じております。
  ただ、確認しておきたいのですが、今回の商品券も今年度も実施したグルメクーポン事業同様に、アプリを使ったものとなると思うんですが、グルメクーポン事業については利用期間が終わったばかりですが、利用者からも事業者からも様々な声が届いております。
  本市として、グルメクーポン事業でのアプリ活用について、どのように捉えているのかお伺いしたいと思います。
○細矢俊博予算特別委員長 石垣経済部長。
○石垣有一経済部長 スマートフォンの利用に慣れていない事業者の方や、これまでの商品券とは違うカードを手にした利用者の中には、最初の頃には決済方法に戸惑う方もいらっしゃったようですけれども、中盤以降につきましては、大きなトラブルもなく順調にご利用いただきました。
  また、以前に商品券事業を実施した際には、事業者の方から精算のために何度も市役所に来ていただく必要がありましたけれども、今回のグルメクーポン事業におきましては、システム上で売上げが管理されておりまして、月3回自動的にその売上金が振り込まれることから、事業者の方からは精算に係る負担軽減になったと一定の評価をいただいているところでございます。
  キャッシュレス化については、今回が初めての試みでしたので、スマートフォンをお持ちでない方の残額の確認方法、また使用済みカードの処分の問題やら、いくつか課題がございましたけれども、次回以降の商品券事業に向けまして、今回のグルメクーポン事業で得られた成果や課題を整理しながら、事業者、利用者双方にとって、さらに利便性の高い事業ができるものと捉えているところでございます。よろしくお願いします。
○細矢俊博予算特別委員長 2番高橋弓嗣委員。
○2番(高橋弓嗣委員) ありがとうございます。
  私も同様の声を多数聞いているところでございます。アプリ等でのキャッシュレス決済について、私なりに思うことがあるんですが、最近高速道路を走ると料金所で料金を払っている車をほとんど見かけなくなりました。これは、ETC車載器を購入し車にセットアップし、並行してクレジットカード会社にETCカードの発行を申請して、その車載器に挿入すると使えるものであります。
  ノンストップ自動料金収受システムというキャッシュレス決済の1つであります。これが導入された頃は、どうやったらできるのだろう、複雑で分からないなどの声が多く、消費者の間では戸惑いがありました。
  しかし、現在は当たり前のように利用しているのが現状だと思います。本市で行っているキャッシュレス決済による商品券事業も同じで、いずれはこれがスタンダードになる時期が来るものだと思っております。
  ただ、現在は過渡期にありまして、QRコードが印字された紙ベースも用意されるとのことでありました。IT弱者への配慮が必要な時期であります。経費は余分にかかるものの、大切なひと手間だと思いますので、丁寧な周知活動を行っていただいて、多くの方に利用していただきますことをお願いしたいと思います。
  そして6億円の経済効果です。大変楽しみにしている市民の方も大勢いらっしゃると思いますので、是非市としても全力で後支えをしていただくようお願いを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。
○細矢俊博予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
  次に、3番滝口公一委員。
○3番(滝口公一委員) 3番滝口公一です。
  議第20号 令和4年度東根市一般会計予算について、歳出、第4款衛生費、第1項保健衛生費、3目環境衛生費、地球温暖化対策事業の中で、新たに提示された2項目について伺ってまいります。
  1つ目は、省エネ住宅普及促進事業費補助金ですが、事業概要の説明をお願いします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 それでは、私の方からお答えいたします。
  家庭部門からの二酸化炭素排出量を抑制するため、県が認証する「やまがた健康住宅」について、自らが居住するために市内へ新築、または認証を受けた建て売り住宅を購入した場合に、補助を行うものであります。
  「やまがた健康住宅」は、高断熱、高気密の住宅を認証するもので、熱効率がよく、ヒートショックを防止するだけでなく、燃料の使用抑制にもつながるものであります。
  なお、建て売り住宅を購入する場合は、完成後、居住の用に供したことのない住宅が対象となっております。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 3番滝口公一委員。
○3番(滝口公一委員) 県の認証制度を「やまがた健康住宅」に適用した住宅の新築、または建て売り住宅購入に対しての支援事業であるということ、承知いたしました。
  それでは、補助金の申請方法と具体的な補助内容について伺います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 「やまがた健康住宅」の認証を受けていることが大きな要件の1つとなることから、申請時に認定証の写し、その他必要書類を提出していただくことで申請が可能となります。
  一件当たり30万円の交付を予定しており、これまで行ってきた住宅用太陽光発電設備等への補助やペレットストーブ等の設置に係る補助との併用も可能となります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 3番滝口公一委員。
○3番(滝口公一委員) これまでの補助と同様に、一緒に補助が受けられるということで安心いたしました。
  これから家を建てようとすると、ウッドショックや半導体不足、コロナ禍による海外工場のロックダウンの影響で設備が国内に入ってこない、またロシアのウクライナ侵攻により、経済的にもこれから厳しい状況となっていきます。
  建設業の方に伺ったところ、省エネ住宅に係る費用もかなり割高になると聞いております。県の方でも環境に配慮した住宅に新たな補助制度の準備を進めているようですが、本市独自の取組に期待するところです。
  次に、カーボンリサイクル事業費補助金、こちらの事業概要について伺います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 お答えいたします。
  本市における二酸化炭素排出量は、全体の約6割が産業部門より排出されているとの推計が出されており、ゼロカーボンシティの達成に向けて産業部門における二酸化炭素の排出を抑制することが重要であります。
  経済と環境の好循環を推し進めるため、国において重点分野に位置付けている二酸化炭素を、炭素資源とし再利用するカーボンリサイクル、次世代熱エネルギーの社会実装に向けた実証実験への補助を行うものであり、市内に事業所がある民間企業、または民間企業との共同体を対象としております。
○細矢俊博予算特別委員長 3番滝口公一委員。
○3番(滝口公一委員) 事業概要について承知いたしました。
  それでは、補助金申請に対する審査方法、また補助額など内容について伺います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 当該補助は企業向け補助としており、補助金の額は補助対象経費の5分の1以内、上限300万円を予定しております。
  なお、審査方法など詳細については、現在調整中ですのでご了承願います。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 3番滝口公一委員。
○3番(滝口公一委員) こちらの支援制度は環境保全に取り組む、主に民間企業が対象である旨、承知いたしました。
  新たな支援制度2項目についてご説明いただきましたが、それぞれ個人と企業向けに振り分けられており、ゼロカーボンシティ社会への実現へ向けた本市の姿勢が伺える内容だと感じました。
  今後も世の中の動きを見据えながら、市民の周知を通じて、東根市が一体となり、環境保全の意識の醸成が図られていくことを期待しております。
  以上で、私の質疑を終わります。
○細矢俊博予算特別委員長 以上で、ご了承願います。
  これで質疑を終わります。
  なお、ただ今議題となっております議第20号から議第28号までの令和4年度予算関係の9議案については、審査に慎重を期するため、別紙付託表のとおり、各常任委員会を単位として構成する分科会を設置し、付託いたします。


予算特別委員会分科会議案付託表


◎総務文教分科会
議第20号 令和4年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項
議第22号 令和4年度東根市東根財産区特別会計予算
◎経済建設分科会
議第20号 令和4年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項
議第26号 令和4年度東根市水道事業会計予算
議第27号 令和4年度東根市工業用水道事業会計予算
議第28号 令和4年度東根市公共下水道事業会計予算
◎厚生分科会
議第20号 令和4年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項
議第21号 令和4年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第23号 令和4年度東根市介護保険特別会計予算
議第24号 令和4年度東根市市営墓地特別会計予算
議第25号 令和4年度東根市後期高齢者医療特別会計予算



  ◎散     会

○細矢俊博予算特別委員長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
  なお、本委員会は3月17日に再開しますので、ご協力をお願いいたします。
  本日はこれで散会します。
  ご苦労さまでした。

   午前10時46分 散 会