令和3年9月7日 午前10時41分 開 議

 細  矢  俊  博  予算特別委員長      高  橋  弓  嗣  副委員長

◎出席委員(17名)
 1番   齋  藤  俊 一 郎 委員       2番   高  橋  弓  嗣 委員
 3番   滝  口  公  一 委員       4番   元  木  十 四 男 委員
 5番   東 海 林  克  彦 委員       6番   三  宅  一  人 委員
 7番   植  松     宏 委員       8番   片  桐  勝  寿 委員
 9番   山  科  幸  子 委員      10番   高  橋  鉄  夫 委員
11番   河  村     豊 委員      12番   原  田  利  光 委員
13番   細  矢  俊  博 委員      14番   浅 野 目  幸  一 委員
15番   佐  藤     直 委員      16番   清  野  忠  利 委員
17番   白  井  健  道 委員      

◎欠席委員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

元 木 正 史
教  育  長
武 田 庄 一
選挙管理委員会
委  員  長

斎 藤 吉 則
代表監査委員
菅 原 繁 治
農業委員会会長

芦 野 耕 司
副  市  長
高 橋 重 俊
総 務 部 長

半 田   薫
市民生活部長
鈴 木 敬 一
健康福祉部長

石 垣 有 一
経 済 部 長
小 松 伸一郎
建 設 部 長
兼 水 道 部 長

深 瀬 弘 之
会計管理者
佐 藤 明 彦
消防長

佐 藤 慎 司
教 育 次 長
青 柳   昇
総合政策課長

安 達 利 也
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
岡 田 光 弘
財 政 課 長

井 澤 志都香
監 査 委 員
事 務 局 長
岡 田 正 樹
農 業 委 員 会
事 務 局 長





◎事務局職員出席者職氏名
太 田   修
事 務 局 長

菅 井 美奈子
事務局長補佐
森 谷 賢 司
議事係長

黒 坂 育 実
主    任
井 上 雄 貴
副主任

井 上 正 宏
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記



◎本日審査した案件

議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)
議第72号 令和3年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第73号 令和3年度東根市東根財産区特別会計補正予算(第1号)
議第74号 令和3年度東根市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議第75号 令和3年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第1号)
議第76号 令和3年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)




令和3年東根市議会第3回定例会 予算特別委員会発言通告書
番 号
質 問 者
質 疑 事 項
要  旨
答 弁 者
三宅 一人
委   員
1.議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)について
1.歳出 2款総務費 1項総務管理費 12目地方バス対策費 暮らしの基盤となる地域公共交通事業について
(1)事業の内容について
市   長
2.歳出 4款衛生費 1項保健衛生費 3目環境衛生費 地球温暖化対策事業について
 (1)事業の概要について
 (2)予算の変更内容について
片桐 勝寿
委   員
1.議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)について
1.歳出 2款総務費 1項総務管理費 13目空き家対策事業について
(1)事業目的及び事業内容について伺う。
(2)補助金申請の流れについて伺う。
市   長





  ◎開     議

○細矢俊博予算特別委員長 皆さん、ご苦労さまです。
  本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

  ◎議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)外5件

○細矢俊博予算特別委員長 本日の予算特別委員会で審査をする議案は、議第71号から議第76号までの6議案であります。以上、6議案を一括して議題とします。
  これらの議案については、既に8月31日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから通告に基づき質疑を行います。
  なお、質疑は通告順としますが、発言順番を迎えたときに議場にいない場合は、発言権の放棄とみなしますので、そのようにご了承願います。
  はじめに、6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) 6番三宅一人です。
  通告に基づき、議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)について、質問をさせていただきます。
  はじめに、議案書28、29ページ、歳出第2款総務費第1項総務管理費12目地方バス対策費、暮らしの基盤となる地域公共交通事業について、お伺いいたします。
  当初の説明では、バスロケーションシステムの導入ということでしたが、このバスロケーションシステムとはどういうものなのか、まずお伺いをいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 バスロケーションシステムとは、GPSを用いてバスの位置情報を収集し、バスの接近や到着予測時間情報などをインターネット等を通じて提供する機能です。バスの位置情報と時刻表や地図情報などを連携させることも可能です。これにより、利用者はバス到着までの待ち時間のおおよその目安が分かり、バスがいつ来るか分からないといったストレスを解消することができます。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) それでは、今回予定しております市民バスへのバスロケーションシステムの導入について、その内容をお伺いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 現在、市民バスのうち、児童・生徒の乗車が多い向原神町東根線と河北線の、それぞれ朝の1便については、運行委託先の山交バス株式会社の中型バスを利用しているところでございます。
  このバスには、既に山交バス株式会社で運用しているバスロケーションシステムのGPS機器が設置されていることから、この2便において既設のバスロケーションシステムを活用し、バスの位置情報と到着予測時刻などを利用者に提供することを予定しております。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) 既設のバスロケーションシステムを活用し、GPS機器が設置されているバスを使用している朝の2便で導入をしているということで、理解いたしました。
  では、この補正予算に計上されている内容の内訳はどうなっているのかお伺いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 補正予算に計上している費用といたしましては、導入時に市民バス時刻表などのデータを山交バス株式会社のシステムに反映させるシステム入力料として、1便当たり5万円、10月から3月までの6か月分のシステム上の管理等の維持運営経費として4万8,000円、それに消費税を加え16万2,800円を委託料として計上しております。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) 1台当たりにしますと、システム入力料が税込みで5万5,000円、ランニングコストが月4,400円で運用できるということで理解をいたしました。
  このシステム導入により、ネット上で運行状況が確認でき、バス停留所で待ち続けなくても発車時刻に合わせて出かけることができるため、利便性の向上につながると考えます。
  市民バスのバスロケーションシステムの今後の展開をお伺いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 今回導入する2便につきましては、神町小学校、大森小学校の児童、東桜学館中学校高等学校の生徒が多く利用する便であり、導入することで利用者や保護者、学校における利便性の向上が期待できます。
  今回、導入する2便におけるバスロケーションシステムの効果などを見ながら、他の路線や便への導入効果について検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) 今回、導入予定の2便については、市民バスの利便性の向上や新たな利用者の増加が期待できるなど、非常に有効な事業であると考えます。是非、継続的な運用をお願いし、また、検証結果を踏まえて、機材の購入などの経費もかかるとは思いますが、全便への導入を検討くださるようお願いいたします。
  続きまして、議案書30、31ページ、歳出第4款衛生費第1項保健衛生費3目環境衛生費、地球温暖化対策事業についてお伺いします。
  今回の補正は、当初予算要求時と比較し、どのような変更があったのかお伺いをいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 この度の補正内容につきましては、ゼロカーボンシティのキックオフイベントとして開催を予定しているシンポジウムに係るものであります。
  新型コロナウイルスワクチンの集団接種により、当初予定していた会場が使用できず、会場を別に借り上げる必要が出たことから、改めて事業を精査し補正したものでございます。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) それでは、このシンポジウムの内容に大きな変更があったのか、シンポジウムの概要についてお伺いをいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 シンポジウムは11月21日に開催予定としており、1部が国谷裕子氏による講演会、2部は市長と市民、事業所の代表によるパネルディスカッションを予定しております。
  多くの市民の方に聴講いただけますよう、対面開催に加え、オンライン等による非対面での開催についても、現在、検討を行っております。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) 会場が変更になったということで、コロナ禍の中、人数制限など定員も規制されることと思います。集客数や、その周知方法はどのようにお考えになっているのかお伺いをいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 会場内の新型コロナウイルス対策を十分に講じ、定員を100名程度と予定しており、周知方法につきましては、市報、市ホームページ、チラシなどを考えております。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 6番三宅一人委員。
○6番(三宅一人委員) ゼロカーボンシティのキックオフイベントでございますので、より多くの市民に認知していただけるように、ただ今答弁いただきましたようなオンラインによる配信を、是非取り入れていただきますよう要望いたします。加えて、オンラインでの対応も難しいという方もいらっしゃるかと思います。そういった方々への周知として、地元新聞への特集記事掲載なども有効なツールであると考えますので、検討していただきたく要望いたします。
  このシンポジウムを契機に、市民と事業者と一体となって、目指すべきゴールを共有して取り組んでいけるきっかけとなればと考えます。
  特に、民間レベルの技術革新は、日々進歩しております。一例を挙げますと、省エネの分野においては、冷暖房の効率が飛躍的に上がるガラスコーティングの導入など、行政が積極的に活用することで、本市の掲げるゼロカーボンシティの実現に近づくものと考えます。
  ついては、民間事業者の提案を広く募集するなど、企業や民間の関心を喚起するような取組を要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○細矢俊博予算特別委員長 以上でご了承願います。
  次に、8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 8番片桐勝寿です。
  議第71号 令和3年度東根市一般会計補正予算(第7号)歳出第2款総務費第1項総務管理費第13目空き家等対策費、空家等対策事業東根市老朽危険空家等除却支援事業費補助金について、通告に従いまして、質問させていただきます。
  国土交通省が全国の空き家の利用状況や管理実態を把握するために、令和元年度に行った空き家所有者実態調査の結果が、令和2年12月に公表されました。その中で、今後の利用意向についての問いに対しての回答で、「空き家にしておく(物置を含む)」が28%で最も多く、空き家にしておく理由については、「物置として必要」が60.3%で最も多く、「解体費用をかけたくない」が46.9%で、その次にくるという結果でした。
  空き家対策にとって、解体費用が大きな課題の1つであるということが見てとれるのではないでしょうか。
  解体費用の補助については、定例会一般質問の中でも、これまで要望が出ております。
  また、今年6月に市長に提出させていただいた空き家対策についての提言書の中でも、解体補助の制度の早急な創設を要望したところでございます。
  これら議会の要望に対して、迅速に対応いただき予算化していただいた市長をはじめ、執行部の皆様のご尽力に感謝し、補助事業の具体的な内容について質問いたします。
  まずはじめに、本事業の事業目的及び事業内容についてお伺いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 周囲の住環境に悪影響を及ぼす空き家を持つ所有者等に除却工事費用の一部を支援することで解体を促し、地域の安全・安心の確保及び生活環境の向上を図ることを目的としております。
  その事業内容としましては、倒壊等の危険性があり、周囲に悪影響を与える恐れのある空き家を除却する個人に対し補助金を交付するものです。具体的には、補助対象者は空き家の所有者または相続人のほか、所有者等から除却について委任を受けた方も対象となります。
  補助対象となる空き家については、市内にある空き家であり、主に居住用の建物である建築物であるもの、または当該空き家と一体的な建築物であるもの、木造または鉄骨造りであるもの、住宅地区改良法に規定する不良度の評点が100点以上の不良住宅であることなど、規定した要件を全て満たす空き家としております。
  補助金の額につきましては、補助対象経費に10分の8を乗じた額とし、上限は80万円としております。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 除却工事の一部を支援することで、周囲の住環境に悪影響を及ぼす空き家の解体を促すこと、地域の安全・安心の確保及び生活環境の向上を図ることが目的であるということを理解いたしました。
  事業内容についても詳しく説明いただきましたが、詳細について確認させていただきます。
  まず、補助対象経費の10分の8、限度額が80万というご説明でしたが、自治体によって決め方は様々であると思います。この金額にした理由をお教えください。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 この度の補助金は、国の交付金の活用を検討しておりますが、補助率については、国の交付金で示している補助率が10分の8であることや、他市の例などを参考にし、決定したものです。
  限度額については、より実効性を上げる金額となるよう、他市での限度額の平均程度としたところでございます。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  補助率や限度額というのは、この事業の実効性に最も大きく関わってくる部分と考えます。事業開始後も、当事者や市民の声を集めながら、実態に即した対応を、今後ともお願いしたいと思います。
  次に、周囲に悪影響を与える恐れのある空き家を除却する場合の補助である旨、説明がありましたが、具体的にどのような空き家を指すのかお教えください。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 住宅と空き家が隣接するなど、落雪や倒壊等の被害が及ぶ恐れのある空き家を想定しております。その他、隣接している場合でないときでも、地域住民から苦情等の相談があった空き家などが含まれます。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 隣接するなどして、実害の及ぶ恐れのある場合、隣接していなくとも、苦情等相談があった空き家も含まれるという話であったと思います。これは、運用により対象が広くも狭くもなり得るということがあると思いますので、適切な運用をお願いしたいと思います。
  続いて、「所有者等から除却について委任を受けた者」とは、具体的にどういった方を想定しているのでしょうか。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 空き家の所有者または相続人が遠方に居住し、子や孫などの親族が当該空き家を管理していることがあり、所有者等から親族が除却の委任や同意を受けた場合などを想定しております。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  次の質問に移りたいと思います。
  各自治体の例を見ると、補助対象者を解体したくとも資金不足から解体できない方に絞っていくという意図から、所得要件を課しているところもあるようですが、本市は所得要件をつけなかった、この本市が所得要件をつけなかった、この理由をお聞きいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 空き家の除却には多額の費用がかかることもあり、除却が進んでいない状況にあります。そのため、除却工事を促進する契機となるよう、所得制限は設けていないところでございます。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 除却工事を促進する契機となるよう、所得要件は設けていないということを了解いたしました。この趣旨、そういった制度の趣旨に合った運用になっていくよう、今後ともモニタリングをしながら進めていってもらえればなと思います。
  続いて、建物内の動産の処分を同時に依頼する場合、どのような扱いになるのかをお教え願います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 動産の処分費用は補助の対象にならないことから、除却の見積りに動産の処分経費が含まれている場合には、その分を差し引いて補助することになります。よろしくお願いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  今回の事業では、空き家内の動産は対象となっていないということだと思います。動産の処分がままならなくて、やむを得ずその空き家を物置のような形で利用しているというケースも多くあると聞きます。
  動産処分の補助があることで、危険空き家となる前に、空き家の利活用へと進むことへの後押しとなると考えます。今後の検討をお願いしたいと思います。
  続いて質問いたします。補助対象空き家に「木造または鉄骨造であるもの」とあり、鉄筋コンクリート造が入っていませんが、鉄筋コンクリート造は対象にならないのでしょうか。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 対象としておりません。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  現在、把握している空き家に鉄筋コンクリート造があるかどうか、ちょっと私の方でも把握してないんですけれども、一般的に言って鉄筋コンクリート造の建物というのは、解体費用は高額になるということもありますので、今後、対応していく中で、その状況に応じて柔軟な対応をお願いできればと思います。
  続いて、本市が空き家の判定に使っているAからDランクの判定でいうと、今回の基準となる評点100点以上の空き家というのは、どのような関係になるのかと。具体的に言うと、今回の基準の評点100点以上の空き家というのは、どの程度のものになるのかということをお教えください。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 市で管理する空き家台帳におきましては、県が示す老朽度、危険度判定基準を用い、AからDランクに分類、管理しております。一方、補助金の対象となる不良住宅につきましては、住宅不良度測定基準に従い、空き家の基礎や外壁、屋根などの状況を調査し、評点をつけることになります。
  一般的には「解体が必要と思われる」Dランク及び「老朽化が著しい」Cランクの一部が評点100点以上の空き家に相当すると考えております。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 今の質問から、「解体が必要と思われる」とされるDランク及び「老朽化が著しい」とされるCランクの一部が対象になるということを理解いたしました。
  では、続きまして、補助金申請の流れについてお伺いいたします。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 当該事業を希望する方の申込みに基づき、建物の老朽度を測定するための事前調査を行います。
  事前調査は住宅不良度測定基準に従い、建築士の資格を有している市の職員が現場で行い、評点が100点以上の不良住宅に該当した空き家について、補助金交付申請を受け付けます。その後、解体業者が空き家の除却工事を行い、工事の完了及び工事代金の領収書などを確認後に補助金を支払うことになります。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) ありがとうございます。
  今回、補正予算ということで240万円という予算を組んでいただきました。事業の限度額の80万円を基準に計算いたしますと、3件分ということになると思います。これ、私個人としては、申込みが殺到するんじゃないかということも予想されるのではないかと思いますけれども、申込みはあくまでも先着順であり、個別空き家の危険度等は考慮されないのかということをお聞きしたいと思います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 空き家の危険度に優劣をつけることは困難であり、仮に優先順位を決めるとなると、申込み期限を設けることになるため、期限を過ぎるまでは空き家を除却できないことになります。早期に地域の生活環境の改善を図るためにも、補助金申請については先着順としております。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  最後に、どの時点を基準に先着順として考えるのかということをお聞きしたいと思います。
○細矢俊博予算特別委員長 半田市民生活部長。
○半田 薫市民生活部長 事前調査の申込み時を基準にしております。ただし、事前調査の結果、該当しない方がいた場合には、次に申込みのある空き家を事前調査する予定でございます。
○細矢俊博予算特別委員長 8番片桐勝寿委員。
○8番(片桐勝寿委員) 了解いたしました。
  本市の空き家対策というのは、まだまだ始まったばかりだと思います。これから、実効性のある空き家対策を進めていく中で、今ちょっと議論させた中でも、様々な視点から様々な制度が作れると思います。
  そういった、進めていく中で、先に触れました空き家等所有者実態調査などの結果も大いに参考になるところではあるとは思いますけれども、本市の空き家の所有者がどのような事情で、何が障害になって空き家として放置される状態を作り出しているのかということを、きちんと調査いただいて、実態に即した空き家対策の構築というのが必要であるのかなと考えます。
  今後の空き家の対策の、さらなる進展を期待して、質問を終わりたいと思います。
  以上です。

  ◎散     会

○細矢俊博予算特別委員長 以上でご了承願います。これで、質疑を終わります。
  以上で、本日の日程は全部終了しました。
  なお、本委員会は9月17日に再開しますので、ご協力をお願いいたします。
  本日はこれで散会します。
  ご苦労さまでした。

   午前11時07分 散 会