決 算 特 別 委 員 会 会 議 録
令和3年8月31日 午前10時38分 開 会

 山  科  幸  子  決算特別委員長      植  松     宏  副委員長

◎出席委員(16名)
 1番   齋  藤  俊 一 郎 委員       2番   高  橋  弓  嗣 委員
 3番   滝  口  公  一 委員       4番   元  木  十 四 男 委員
 5番   東 海 林  克  彦 委員       6番   三  宅  一  人 委員
 7番   植  松     宏 委員       8番   片  桐  勝  寿 委員
 9番   山  科  幸  子 委員      11番   河  村     豊 委員
12番   原  田  利  光 委員      13番   細  矢  俊  博 委員
14番   浅 野 目  幸  一 委員      15番   佐  藤     直 委員
16番   清  野  忠  利 委員      17番   白  井  健  道 委員

◎欠席委員 (なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

元 木 正 史
教  育  長
武 田 庄 一
選挙管理委員会
委  員  長

斎 藤 吉 則
代表監査委員
菅 原 繁 治
農業委員会会長

芦 野 耕 司
副  市  長
高 橋 重 俊
総 務 部 長

半 田   薫
市民生活部長
鈴 木 敬 一
健康福祉部長

石 垣 有 一
経 済 部 長
小 松 伸一郎
建 設 部 長
兼 水 道 部 長

深 瀬 弘 之
会計管理者
佐 藤 明 彦
消  防  長

佐 藤 慎 司
教 育 次 長
青 柳   昇
総合政策課長

安 達 利 也
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
岡 田 光 弘
財 政 課 長

井 澤 志都香
監 査 委 員
事 務 局 長
岡 田 正 樹
農 業 委 員 会
事 務 局 長





◎事務局職員出席者職氏名
太 田   修
事 務 局 長

菅 井 美奈子
事務局長補佐
森 谷 賢 司
議事係長

黒 坂 育 実
主    任
井 上 雄 貴
副主任

井 上 正 宏
兼 務 書 記
辻 村   充
兼 務 書 記



◎本日審査した案件

議第58号 令和2年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について
議第59号 令和2年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第60号 令和2年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について
議第61号 令和2年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
議第62号 令和2年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について
議第63号 令和2年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
議第64号 令和2年度東根市水道事業会計決算認定について
議第65号 令和2年度東根市工業用水道事業会計決算認定について
議第66号 令和2年度東根市公共下水道事業会計決算認定について


○太田修議会事務局長 本会議に引き続き、ご苦労さまです。
  先ほどの本会議において、議長及び議会選出の監査委員を除く全員で構成する、決算特別委員会が設置されました。
  委員長が互選されるまでの間、委員会条例第10条第2項の規定により、年長の委員が臨時に委員長の職務を行うことになっております。
  本日、出席されている委員の中で、清野忠利委員が年長の委員でありますので、本日の会議の臨時委員長となります。
  清野忠利委員、委員長席へ、お願いいたします。
○清野忠利臨時委員長 皆さん、ご苦労さまです。
  ただ今、臨時委員長に指名されました、清野でございます。
  委員会条例第10条第2項の規定により、委員長が互選されるまでの間、臨時委員長の職務を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

  ◎開     会
○清野忠利臨時委員長 ただ今から、決算特別委員会を開会します。

  ◎開     議
○清野忠利臨時委員長 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は16名で、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
  はじめに、委員長の互選を行います。
  お諮りします。
  互選の方法については、指名推選により行うことにしますが、これに、ご異議ありませんですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利臨時委員長 異議なしと認めます。
  したがいまして、互選の方法は、指名推選によることに決しました。
  次に、指名の方法については、臨時委員長が指名することにしたいと思いますが、これに、ご異議ありませんですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利臨時委員長 異議なしと認めます。
  したがいまして、臨時委員長が指名することに決しました。
  直ちに、指名します。
  委員長に、9番山科幸子委員を指名します。
  お諮りします。
  ただ今指名しました、山科幸子委員を委員長とすることに、ご異議ありませんですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利臨時委員長 異議なしと認めます。
  よって、山科幸子委員が委員長となりました。
  この際、お諮りします。
  今後、決算特別委員会が設置される際は、山科幸子委員を委員長とすることに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利臨時委員長 異議なしと認めます。
  よって、今後、決算特別委員会が設置される際は、山科幸子委員を委員長とすることに決しました。
  以上で、委員長の職務を終わらせていただきます。
  ご協力、ありがとうございました。
  ここで、委員長と交代のため、暫時休憩します。

   午前10時43分 休 憩

   午前10時44分 開 議

○山科幸子決算特別委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
  ただ今、委員長に選任されました、9番山科幸子であります。
  円滑な議事進行に努めてまいりますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
  次に、副委員長の互選を行います。
  お諮りいたします。
  互選の方法につきましては、指名推選により行うこととしますが、これに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山科幸子決算特別委員長 異議なしと認めます。
  したがいまして、互選の方法は、指名推選により行うことと決しました。
  次に、指名の方法につきましては、委員長が指名することにしたいと思いますが、これに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山科幸子決算特別委員長 異議なしと認めます。
  したがいまして、委員長が指名することに決しました。
  直ちに指名いたします。
  副委員長に、7番植松 宏委員を指名いたします。
  お諮りいたします。
  ただ今、指名しました植松 宏委員を副委員長とすることに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山科幸子決算特別委員長 異議なしと認めます。
  よって、植松 宏委員が副委員長となりました。
  この際、お諮りいたします。
  今後、決算特別委員会が設置される際は、植松 宏委員を副委員長とすることに、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山科幸子決算特別委員長 異議なしと認めます。
  よって、今後、決算特別委員会が設置される際は、植松 宏委員を副委員長とすることに決しました。

  ◎議第58号 令和2年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について外8件

○山科幸子決算特別委員長 次に、先ほどの本会議におきまして、決算特別委員会に付託なりました議案は、別紙付託表のとおり、議第58号から議第66号までの9議案であります。
  以上、9議案を一括して議題といたします。
  これから、議第58号から議第63号までの6議案について、会計管理者に説明を求めます。
  深瀬会計管理者。
   〔深瀬弘之会計管理者 登壇〕
○深瀬弘之会計管理者 委員長の指示により、議第58号から議第63号までの令和2年度東根市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。
  令和2年度東根市歳入歳出決算書をお願いいたします。
  4ページ、5ページをお開き願います。
  令和2年度東根市歳入歳出決算総括表になります。
  会計別の総括表になっております。一番上の欄の一般会計をお願いいたします。
  歳入決算額が301億7,593万7,516円、歳出決算額が294億8,757万1,350円、歳入歳出差引残額が6億8,836万6,166円となっております。
  一番下の欄をお願いいたします。
  一般会計と5つの特別会計の合計となります。
  歳入決算額が396億9,196万2,067円、歳出決算額が386億3,404万9,364円、歳入歳出差引残額が10億5,791万2,703円となったところであります。
  続きまして、会計別の決算状況についてご説明を申し上げます。
  7ページをお願いいたします。
  議第58号 令和2年度東根市一般会計歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
  8ページ、9ページをお願いいたします。
  はじめに、歳入になります。主なものについてご説明いたします。
  第1款市税の収入済額が68億1,978万4,899円となっております。不納欠損額が193万9,715円、収入未済額は3億5,712万9,484円であります。
  項目別に見ますと、第1項、市民税の収入済額が28億3,030万2,788円、第2項、固定資産税は31億1,701万2,119円、第6項、都市計画税が4億1,577万2,436円となっております。
  第6款法人事業税交付金は、令和2年度に新設されたもので、県税である法人事業税の一部が市町村に交付されるものです。収入済額は1億2,919万1,000円となっております。
  第7款地方消費税交付金の収入済額は10億7,140万6,000円となっております。令和元年10月より消費税率が10%となった影響で、前年度に比べて増額となっております。
  10ページ、11ページをお願いいたします。
  第12款地方交付税の収入済額は37億6,680万9,000円となっております。令和2年7月の豪雨と、この冬の豪雪災害に伴う特別交付金などにより、前年度に比べ増額となっております。
  第14款分担金及び負担金の収入済額は9,722万775円で、3歳以上の保育料無償化等により前年度より減額となっております。不納欠損額は15万1,200円、収入未済額は189万6,590円となっており、いずれも保育料となっております。
  第15款使用料及び手数料の収入済額は、8,213万8,965円で、児童センター使用料が無償化されたことなどから、前年度より減額となっております。収入未済額は、88万7,865円で、児童センターの使用料、市営住宅使用料となっております。
  第16款国庫支出金の収入済額は、84億1,728万1,492円で、特別定額給付金事業費補助金などにより、前年度に比べ大幅な増額となっております。
  12ページ、13ページをお願いいたします。
  第19款寄附金の収入済額が、18億8,398万4,629円となりました。そのうち、ふるさとづくり寄附金が18億7,290万1,887円となっております。
  第22款諸収入の収入済額が、5億3,138万5,065円となっております。不納欠損額が64万6,119円、収入未済額が1,200万6,074円となっております。生活保護費返還金や、学校給食費となっております。
  以上の結果、歳入合計の収入済額が301億7,593万7,516円、不納欠損額が273万7,034円、収入未済額が3億7,192万13円となったところであります。
  14ページ、15ページをお願いいたします。
  一般会計の歳出になります。主なものについてご説明いたします。
  第2款総務費の支出済額が、94億9,142万2,302円となっております。特別定額給付金事業や、ふるさと納税特産品PR事業などの要因から、前年度より増額となっております。
  また、翌年度繰越額が、1,087万9,000円となっております。
  第3款民生費の支出済額は、70億4,976万7,994円で、(仮称)東根こども園整備事業や、子育て世代への臨時特別給付金事業などにより、前年度に比べ増額となっております。
  第4款衛生費の支出済額は、15億6,537万5,897円となっております。公立病院組合負担金の増などにより、前年度より増額となっております。
  また、翌年度繰越額3億524万6,000円は、新型コロナウイルスワクチン予防接種事業となっております。
  第6款農林水産業費の支出済額は、6億4,544万1,704円で、さくらんぼ生産農家等支援事業などにより、前年度に比べ増額となっております。翌年度繰越額1億3,640万7,000円は、強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業などとなっております。
  16ページ、17ページをお願いいたします。
  第7款商工費の支出済額は、12億2,006万8,630円となっております。さくらんぼ東根商品券購入助成事業などにより、前年度より増額となっております。
  第8款土木費の支出済額は、25億1,337万4,699円となっております。豪雪に伴う市道除排雪事業費などにより、前年度より増額となっております。翌年度繰越額の585万6,000円は、社会資本整備総合交付金事業となります。
  第10款教育費の支出済額は、40億9,441万380円となっております。神町小学校改築事業やGIGAスクール関連事業などにより、前年度に比べ増額となっております。翌年度繰越額の5億3,553万5,000円は、国の三次補正に伴う神町小学校改築事業などとなっております。
  第11款災害復旧費は、令和2年7月豪雨による災害復旧のため、農林及び土木復旧費5,257万8,090円を支出しております。
  以上の結果、歳出合計の支出済額は294億8,757万1,350円、翌年度繰越額が9億9,464万6,000円、不用額が17億4,846万8,478円、表外に記載の歳入歳出差引残額が6億8,836万6,166円となりました。
  次に、19ページをお願いいたします。
  議第59号 令和2年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてご説明をいたします。
  20ページ、21ページをお願いいたします。
  はじめに、歳入になります。主なものについて申し上げます。
  第1款国民健康保険税の収入済額は10億2,442万6,290円、第4款県支出金の収入済額が30億7,865万6,000円で、歳入合計は、収入済額が45億9,157万4,979円、不納欠損額が251万1,743円、収入未済額が1億6,831万3,323円となったところであります。
  22、23ページをお願いいたします。
  歳出になります。
  第2款保険給付費の支出済額は、29億4,568万841円、第3款国民健康保険事業費納付金の支出済額が、12億7,532万4,175円となっております。
  24、25ページをお願いいたします。
  一番下の歳出合計をお願いいたします。
  支出済額が44億4,285万1,642円、不用額が5億4,340万1,358円、また、表外に記載の歳入歳出差引残額が1億4,872万3,337円となったところであります。
  27ページをお願いいたします。
  議第60号 令和2年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
  28ページ、29ページをお願いいたします。
  歳入といたしまして、第1款の財産収入の収入済額が163万976円で、歳入合計の収入済額が202万8,670円となっております。
  30ページ、31ページをお願いいたします。
  歳出です。
  支出は、第1款総務費のみで歳出合計の支出済額は53万9,341円、不用額が96万659円となり、歳入歳出差引残額が148万9,321円となったところであります。
  33ページをお願いいたします。
  議第61号 令和2年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
  34ページ、35ページをお願いいたします。
  歳入の主なものとしては、第1款介護保険料の収入済額9億2,195万2,356円、第3款国庫支出金の収入済額10億4,024万6,654円となり、歳入合計の収入済額が43億5,511万2,399円、不納欠損額が4万7,100円、収入未済額が426万6,642円となったところであります。
  36ページ、37ページをお願いいたします。
  歳出になります。
  第2款保険給付費の支出済額38億5,392万6,246円で、歳出合計の支出済額が41億5,507万619円、不用額が4億2,900万7,381円、歳入歳出差引残額が2億4万1,780円となったところであります。
  39ページをお願いいたします。
  議第62号 令和2年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
  40ページ、41ページをお願いいたします。
  歳入です。
  主なものとしては、第1款使用料及び手数料、収入済額が301万4,550円で、歳入合計の収入済額が525万8,972円となったところであります。
  42ページ、43ページをお願いいたします。
  歳出です。
  第1款の総務費のみとなっております。
  歳出合計の支出済額が129万2,115円、不用額が399万円2,885円、歳入歳出差引残額が396万6,857円となったところであります。
  45ページをお願いいたします。
  議第63号 令和2年度東根市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
  46ページ、47ページをお願いいたします。
  歳入になります。
  主なものとしては、第1款後期高齢者医療保険料の収入済額3億9,939万9,490円となり、歳入合計の収入済額は、5億6,204万9,531円、不納欠損額が8万650円、収入未済額が93万4,000円となったところであります。
  48ページ、49ページをお願いいたします。
  歳出です。
  主なものとしましては、第2款後期高齢者医療広域連合納付金の支出済額5億3,070万6,062円で、歳出合計の支出済額が5億4,672万4,297円、不用額が1,181万1,703円、歳入歳出差引残額が1,532万5,234円となったところであります。
  以上、一般会計及び5つの特別会計の決算状況についてご説明を申し上げました。
  詳細につきましては、51ページから493ページまでの各会計歳入歳出決算事項別明細書に記載のとおりであります。
  次に、495ページをお願いいたします。
  令和2年度実質収支に関する調書であります。
  496ページをお願いいたします。
  一般会計の実質収支に関する調書になります。
  歳入総額が301億7,593万7,000円、歳出総額が294億8,557万1,000円、歳入歳出差引額が6億8,836万6,000円、翌年度へ繰り越すべき財源、繰越明許費繰越額が4,728万7,000円で、実質収支額が6億4,107万9,000円となっております。
  次の497ページから501ページまでについては、各特別会計の実質収支に関する調書になります。説明は省略させていただきます。
  503ページをお願いいたします。
  令和2年度財産に関する調書になります。
  504ページから523ページに、公有財産、出資による権利、基金及び物品等の令和2年度中の異動を記載しております。
  以上、議第58号から議第63号まで、令和2年度東根市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○山科幸子決算特別委員長 次に、議第64号及び議第65号の2議案、並びに議第66号について、水道部長及び建設部長に説明を求めます。
  小松建設部長兼水道部長。
   〔小松伸一郎建設部長兼水道部長 登壇〕
○小松伸一郎建設部長兼水道部長 委員長の指示により、議第64号 令和2年度東根市水道事業会計決算認定について及び議第65号 令和2年度東根市工業用水道事業会計決算認定について、議第66号 令和2年度東根市公共下水道事業会計決算認定についての3議案についてご説明いたします。
  はじめに、議第64号 令和2年度東根市水道事業会計決算認定について、決算書の1ページ、2ページをお願いいたします。
  経営の収支である収益的収入及び支出について、予算額との比較で決算状況をご説明いたします。
  はじめに、収入についてであります。
  第1款水道事業収益は、予算額合計11億6,951万5,000円に対し、決算額が12億831万3,220円となり、予算額に比べ3,879万8,220円の増となりました。
  次に、支出についてであります。
  第1款水道事業費用は、予算額合計11億4,892万3,000円に対し、決算額が9億9,586万9,084円となり、不用額が1億5,305万3,916円となったところであります。
  3ページ、4ページをお願いいたします。
  資産などの収支である資本的収入及び支出についてご説明いたします。
  はじめに、収入についてであります。
  第1款資本的収入は、予算額合計の4,179万9,000円に対し、決算額が4,343万2,505円となり、予算額に比べ163万3,505円の増となりました。
  その内容でありますが、第2項加入金2,169万7,500円は、給水装置の新設などに伴う水道加入金に係る収入、第8項負担金1,621万4,748円は、簡易水道統合事業の起債償還元金の一部として、一般会計から繰入れたものであります。
  次に、支出についてであります。
  第1款資本的支出は、予算額合計の8億3,257万7,000円に対し、決算額が5億6,546万32円となり、令和3年度への繰越額772万2,000円を除いた不用額は2億5,939万4,968円となったところであります。
  その内容でありますが、第1項建設改良費4億7,765万9,688円は、中央監視室電気計装設備更新工事の前払い分や配水管布設替工事などに要した費用、第2項企業債償還金は、8,780万344円となっております。
  なお、表外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額5億2,202万7,527円は、過年度分損益勘定留保資金5億120万8,259円、消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,081万9,268円で補填しております。
  5ページ、6ページをお願いいたします。
  事業期間における経営成績を示す損益計算書についてご説明いたします。
  なお、これから申し上げる数値は、純利益の算出などの観点から、消費税を除いた実質額となっております。
  はじめに、営業収益及び営業費用についてご説明いたします。
  営業収益のうち、(1)の給水収益9億7,588万479円は、全額水道料金であります。(2)の受託工事収益888万1,405円は、消火栓新設工事などに伴う収入でございます。(3)のその他営業収益4,058万4,561円は、下水道使用料徴収事務委託料及び水道の開閉栓手数料などであります。
  次に、営業費用のうち、(1)の原水及び浄水費2億3,775万9,408円は、人件費や村山広域水道の受水費用などであります。(2)の配水及び給水費2億1,129万8,474円は、人件費、各種委託料、舗装本復旧費などであります。(3)の受託工事費から(6)の資産減耗費までの費目については、記載のとおりであります。
  その結果、営業収益から営業費用を差し引いた営業利益は、1億195万1,842円となりました。
  次に、営業外収益及び営業外費用についてご説明します。
  営業外収益は、受取利息及び配当金ほかで8,079万7,178円に、営業外費用は、支払利息及び企業債取扱諸費ほかで2,413万4,326円となりました。
  次の特別利益及び特別損失については、記載のとおりでございます。
  これらの結果、東根市水道事業の当年度純利益は1億5,829万9,874円となりました。
  7ページをお願いします。
  下段の東根市水道事業余剰金処分計算書(案)をお願いいたします。
  当年度の未処分利益剰余金は、当年度純利益の1億5,829万9,874円となっており、全額を建設改良積立金に積み立てたいと考えております。
  なお、9ページ、10ページには、令和3年3月31日時点における水道事業の財政状況を示す貸借対照表をお示ししておりますので、ご参照をお願いします。
  続いて、議第65号 令和2年度東根市工業用水道事業会計決算認定について、決算書の1ページ、2ページをお願いいたします。
  収益的収入及び支出について、予算額との比較で決算状況をご説明します。
  はじめに、収入についてであります。
  第1款工業用水道事業収益は、予算額合計2億2,465万3,000円に対し、決算額が2億2,513万6,046円となり、予算額に比べ48万3,046円の増となりました。
  次に、支出についてであります。
  第1款工業用水道事業費用は、予算額合計2億2,449万3,000円に対し、決算額が1億7,471万3,817円となり、不用額が4,977万9,183円となったところであります。
  3ページ、4ページをお願いいたします。
  資本的収入及び支出についてであります。
  収入はありませんでしたので、支出についてのみご説明いたします。
  第1款資本的支出は、予算額合計3,200万に対し、決算額が1,812万3,012円となり、不用額が1,387万6,988円となったところであります。その内容は、建設改良事業として、野田シタ水源地取水ポンプの修繕工事や、中央監視室電気計装設備更新工事の前払い分の支出などを行ったものであります。
  なお、表外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1,812万3,012円は過年度分損益勘定留保資金1,670万280円、消費税及び地方消費税資本的収支調整額142万2,732円で補填しております。
  5ページ、6ページの損益計算書についてご説明いたします。
  なお、これから申し上げる数値は、消費税を除いた実質額となっております。
  はじめに、営業収益及び営業費用についてご説明します。
  営業収益のうち、(1)の給水収益1億8,982万8,480円は、受水企業12社からの水道料金であります。
  次に、営業費用のうち、(1)の原水及び浄水費5,225万1,117円は、工業用水道施設の点検委託料や動力費などであります。(2)の配水及び給水費1,409万7,064円は、人件費や修繕費など、(3)の業務総係費は766万646円は人件費や委託料などで、(4)の減価償却費以下の費目については記載のとおりであります。
  その結果、営業収益から営業費用を差し引いた営業利益は、2,129万9,349円となりました。
  次に、営業外収益及び営業外費用についてご説明いたします。
  営業外収益は、受取利息及び配当金ほかで1,632万4,718円となり、営業外費用の支出はありませんでした。
  これらの結果、東根市工業用水道事業の当年度純利益は、3,762万4,067円となりました。
  7ページをお願いいたします。
  下段の東根市工業用水道事業剰余金処分計算書(案)をお願いいたします。
  当年度の未処分利益剰余金は、当年度純利益の3,762万4,067円となっており、全額を建設改良積立金に積み立てたいと考えております。
  なお、9ページ、10ページにつきましては、貸借対照表となっておりますので、ご参照をお願いいたします。
  続いて、議第66号 令和2年度東根市公共下水道事業会計決算認定について、決算書の1ページ、2ページをお願いいたします。
  経営の収支である収益的収入及び支出について、予算額との比較で決算状況をご説明します。
  はじめに、収入についてであります。
  第1款公共下水道事業収益は、予算額合計14億9,676万9,000円に対し、決算額が15億452万4,068円となり、予算額に比べ775万5,068円の増となりました。
  次に、支出についてであります。
  第1款公共下水道事業費用は、予算額合計14億9,299万8,000円に対し、決算額14億5,440万7,430円となり、不用額が3,859万570円となりました。
  次に、3ページ、4ページをお願いします。
  資産などの収支である資本的収入及び支出についてご説明します。
  はじめに、収入についてであります。
  第1款資本的収入は、予算額合計11億2,245万5,000円に対し、決算額が9億5,399万2,950円となり、予算額に比べ1億6,846万2,050円の減となりました。その内容でありますが、第1項企業債4億5,370万円は、建設改良債であります。第3項他会計補助金2億317万円は、企業債元金償還金等に係る一般会計からの繰入金であります。第5項国庫補助金2億1,250万円で、社会資本整備総合交付金であります。第6項負担金8,462万2,950円は、受益者負担金で、及び下水道協力金であります。
  次に、支出についてであります。
  第1款資本的支出は予算額合計13億8,692万円に対し、決算額が12億1,725万5,281円、翌年度への繰越額が国の三次補正に伴うもので9,380万円となり、不用額が7,586万4,719円となりました。その内容でありますが、第1項建設改良費6億6,037万1,899円は、人件費、管渠布設工事費、山形県が所管する流域下水道建設事業の本市負担金などであります。第3項企業債償還金5億5,688万3,382円は、過年度に借り入れた企業債の償還元金であります。
  なお、表外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額2億6,326万2,331円は、当年度分損益勘定留保資金2億4,142万1,003円、消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,184万1,328円で補填しております。
  続いて、5ページ、6ページをお願いします。
  損益計算書についてご説明いたします。
  なお、これから申し上げる数値については、消費税を除いた実質額となっております。
  はじめに、営業収益及び営業費用についてご説明いたします。
  営業収益のうち、(1)の下水道使用料は6億6,662万4,244円であります。(2)の雨水処理負担金3,488万1,000円は、雨水事業に係る一般会計からの繰入金であります。
  次に、営業費用のうち、(1)の管渠費5,349万2,169円は、人件費、汚水桝設置等業務委託料などであります。(2)の流域下水道維持管理費3億2,094万1,758円は、山形県が所管する流域下水道維持管理事業の本市負担金であります。(3)の業務費から(5)の減価償却費までの費目は記載のとおりであります。
  営業収益から営業費用を差し引いた結果、営業損失は5億4,446万8,431円となりました。
  次に、営業外収益及び営業外費用についてご説明いたします。
  営業外収益のうち、(1)の他会計補助金3億8,428万8,000円は、汚水施設維持に係る一般会計費からの繰入金であります。(2)の長期前受金戻入4億2,757万5,951円は、取得した固定資産の財源に補助金等が含まれる場合、固定資産の減価償却費に見合う分の補助金等を収益化した額であります。
  次に、営業外費用のうち、(1)の支払利息及び企業債取扱諸費1億3,831万3,730円は、借り入れた企業債の償還利息であります。
  次に、特別損失のうち、(1)のその他特別損失2,834万1,489円は、令和元年度分消費税支払分などであります。
  これらの結果、東根市公共下水道事業の当年度純利益は726万8,133円となりました。
  7ページをお願いいたします。
  下段の東根市公共下水道事業余剰金処分計算書(案)をお願いいたします。
  当年度の未処分利益剰余金は、当年度純利益の726万8,133円であり、全額を翌年度繰越利益剰余金とするものであります。
  なお、9ページ、10ページについては、貸借対照表となっておりますので、ご参照いただきます。
  以上で、水道事業会計及び工業用水道事業会計、公共下水道事業会計の決算についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○山科幸子決算特別委員長 以上で説明を終わります。
  これで本日の日程は全部終了いたしました。
  なお、本委員会は9月7日に再開いたしますので、どうぞご協力をお願いいたします。

  ◎散     会

○山科幸子決算特別委員長 本日はこれで散会いたします。お疲れさまでした。

   午前11時36分 散 会