令和３年第２回東根市議会定例会　６月１０日　議事日程　第３（総括質疑）

令和３年６月１０日　午前１０時００分　開　議

　　　　　　細　　矢　　俊　　博　議長　　　　　　　髙　　橋　　光　　男　副議長

◎出席議員（１８名）

　１番　　　齋　　藤　　俊一郎　議員　　　　　　　２番　　　高　　橋　　弓　　嗣　議員

　３番　　　滝　　口　　公　　一　議員　　　　　　　４番　　　元　　木　　十四男　議員

　５番　　　東海林　　克　　彦　議員　　　　　　　６番　　　三　　宅　　一　　人　議員

　７番　　　植　　松　　　　　宏　議員　　　　　　　８番　　　片　　桐　　勝　　寿　議員

　９番　　　山　　科　　幸　　子　議員　　　　　　１０番　　　高　　橋　　鉄　　夫　議員

１１番　　　白　　井　　健　　道　議員　　　　　　１２番　　　河　　村　　　　　豊　議員

１３番　　　原　　田　　利　　光　議員　　　　　　１４番　　　浅野目　　幸　　一　議員

１５番　　　佐　　藤　　　　　直　議員　　　　　　１６番　　　清　　野　　忠　　利　議員

１７番　　　髙　　橋　　光　　男　議員　　　　　　１８番　　　細　　矢　　俊　　博　議員

◎欠席議員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	元　木　正　史	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	斎　藤　吉　則	代表監査委員
菅　原　繁　治	農業委員会会長	芦　野　耕　司	副　　市　　長
高　橋　重　俊	総　務　部　長	半　田　　　薫	市民生活部長
鈴　木　敬　一	健康福祉部長	石　垣　有　一	経　済　部　長
小　松　伸一郎	建　設　部　長兼水道部長	深　瀬　弘　之	会計管理者
佐　藤　明　彦	消　　防　　長	佐　藤　慎　司	教　育　次　長
青　柳　　　昇	総合政策課長	安　達　利　也	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
岡　田　光　弘	財　政　課　長	井　澤　志都香	監　査　委　員事　務　局　長
岡　田　正　樹	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


太　田　　　修	事務局長	菅　井　美奈子	事務局長補佐
森　谷　賢　司	議事係長	黒　坂　育　実	主　　　　任
井　上　雄　貴	副主任	井　上　正　宏	兼　務　書　記
辻　村　　　充	兼　務　書　記

◎議　事　日　程

　議事日程第３号

　　　　　　　令和３年６月１０日（木）　午前１０時　開　議

日程第　１　　議第48号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定について

日程第　２　　議第49号　旧神町小学校解体工事請負契約の締結について

日程第　３　　議第50号　財産の取得について

　　（総　括　質　疑）

日程第　４　　議案の委員会付託

　　（散　　　　　会）

◎本日の会議に付した事件

　議事日程第３号に同じ。

令和３年東根市議会第２回定例会　総括質疑発言通告書


番号	質問者	質疑事項	要　　旨	答弁者
１	白井　健道議　　　員	１．議第48号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定について	１．附則第６条に定める特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例について、以下のとおり伺う。（１）いわゆるセルフメディケーション税制と言われるものであるが、この具体的な改正内容について（２）セルフメディケーション税制による医療費控除実績について（３）本件の周知方法について	市　　　長
２	山科　幸子議　　　員	１．議第49号　旧神町小学校解体工事請負契約の締結について	１．解体工事請負契約の概要について伺う。２．粉塵飛散防止と防音対策について伺う。３．除去に伴う工事関係車両出入り及び作業について伺う。４．住民への事前周知について伺う。	教育長

　　◎開　　　　　議

○細矢俊博議長　皆さん、おはようございます。本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　本日の会議は、議事日程第３号によって進めます。

　　◎総　括　質　疑

○細矢俊博議長　日程第１　議第48号から日程第３　議第50号までを一括して議題とします。

　　これから、ただ今議題となっております、条例の一部改正及び事件決議の３議案について、通告に基づき質疑を行います。

　　なお、質疑は通告順としますが、発言順番を迎えたときに議場にいない場合は、発言権の放棄とみなしますので、そのようにご了承願います。

　　はじめに、11番白井健道議員。

○11番（白井健道議員）　おはようございます。

　　通告にしたがいまして、議第48号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定について、この附則第６条の特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例について。

　　これは、いわゆるセルフメディケーション税制と言われるものですが、この度の具体的な改正内容について、まず伺いたいと思います。

○細矢俊博議長　高橋総務部長。

○高橋重俊総務部長　お答えをいたします。

　　セルフメディケーション税制につきましては、適切な健康管理のもとで、医療用医薬品からの代替を推進する観点から創出されました医療費控除の特例制度になります。

　　市民税につきましては、平成30年度から令和４年度までの５か年間適用されることとなっておりましたが、この度の改正で適用期間が５年間延長されまして、令和９年度までとなるものであります。

　　また、この度の税制改正におきましては、適用期限の延長のほかに、対象範囲の見直しも行われております。

　　具体的に申し上げますと、医療用医薬品の成分を一般用に転換することによって、医師の処方箋がなくても、薬局あるいはドラッグストアで購入できるようになった医薬品、いわゆる「スイッチＯＴＣ医薬品」、このスイッチＯＴＣ医薬品から、医療保険給付の適正化の点で効果の低いものを対象外とし、また一方で、要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、適正化の効果が著しいと認められる薬効について、対象に加えるという内容になっております。

　　なお、対象拡大の詳細につきましては、専門的な知見も活用して決定することとなっておりまして、現在、厚生労働省の「セルフメディケーション推進に関する有識者検討会」において検討されておりますので、よろしくお願いいたします。

○細矢俊博議長　11番白井健道議員。

○11番（白井健道議員）　このＯＴＣということであまり耳慣れない言葉ですけども、ＯｖｅｒＴｈｅＣｏｕｎｔｅｒということで、薬局とかで、ドラッグストアとかで、そのカウンター越しに買える医薬品、処方箋なしで買えるということなので、それが処方箋から一般のドラッグストアにスイッチしたということで、スイッチＯＴＣということで、なかなか言葉も耳慣れないんですけれども、そのようなことだと言われています。

　　このセルフメディケーションについては、ＷＨＯでは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることと定義しています。

　　具体的に我々が求められているのは、先ほど部長からもありましたように、日頃から自分の健康状態と生活習慣をチェックして、ちょっとした体調不良の際には、市薬品などを上手に使って健康の維持、それから病気の予防にあたるということだと思います。

　　このセルフメディケーションの考えは、日本人の高齢化や生活習慣病の増加、それらに伴う国民医療費の増大という背景もあって、だんだんと広まってきています。それを税制面で後押しするのが、この医療費控除の特例であるセルフメディケーション税制ということだろうと思います。

　　それで、次の質問に移りたいと思います。

　　この日本ＯＴＣ医薬品協会が調べたところによると、セルフメディケーション税制の認知度は72.1％。そして、是非利用したいとする割合は12.1％ですけれども、実際の利用となると、確定申告ベースでは0.1％にとどまっているということだそうです。

　　そこで、本市におけるセルフメディケーション税制による医療費控除の実績について、伺いたいと思います。

○細矢俊博議長　高橋総務部長。

○高橋重俊総務部長　お答えをいたします。

　　令和３年度分の市民税の賦課に際しまして、医療費控除を受けられた方は、全体で3,119名いらっしゃいますけれども、そのうちセルフメディケーション税制による控除を受けられた方は２名となっております。

　　なお、セルフメディケーション税制は、医療費控除の特例であることから、通常の医療費控除との併用ができないものであります。よろしくお願いいたします。

○細矢俊博議長　11番白井健道議員。

○11番（白井健道議員）　やはりかなり少ない活用となっているようです。

　　通常の医療費控除ですと、１家族、１年間に10万円を超えた場合ということですけれども、なかなか大きな病気とかなければ10万円超えることはないと思いますけども、セルフメディケーションは、医療費控除の裾野を広げようということ、あるいは医療機関のコンビニ受診、各地で今、小・中学生、高校生の医療無償化が始まっているので、ただなら病院行こうか、ただなら薬ももらおうかという、そのコンビニ受診がちょっと懸念されていますけども、そういったところを防げるというコンセプトで始まった新しい試みだと思います。

　　世帯の年間の購入額が１万2,000円ということで、比較的低いということなので、普及していけばいいなと思います。

　　２０２５年問題がもう間近です。来年にはもう団塊の世代が後期高齢者に突入していくということですので、医療費拡大に歯止めをかける施策として、利用者を増やしていく必要があると思いますけれども、本件についての周知方法について、何かあればお伺いしたいと思います。

○細矢俊博議長　高橋総務部長。

○高橋重俊総務部長　お答えをいたします。

　　市民生活に影響のある税制改正、こうした改正内容につきましては、その都度、取りまとめまして、市報及びホームページ等で市民の皆様にお伝えをしているところでございます。

　　この度の改正内容につきましても、今後、市報及びホームページ等で広く周知を図ってまいりますので、ご理解をお願いしたいと思います。

○細矢俊博議長　11番白井健道議員。

○11番（白井健道議員）　よろしくお願いしたいと思います。

　　先ほど、部長の方からあったセルフメディケーション推進に関する有識者検討会、これまで３回ほど厚労省の方で開かれているようですけれども、これの資料によっても、医薬品、お医者さんにかかって薬をもらう場合と、ＯＴＣでやった場合、いろいろな症状ごとに、薬の種類ごとに比較していますけれども、それでもやはり個人にもメリットがあるし、国にとってももちろんメリットがあるわけですので、これにつきましては、税務課のみならず健康福祉部も含めて、この制度が周知、利用されるようにしていっていただければと思います。

　　以上をもちまして、質問を終わります。ありがとうございます。

○細矢俊博議長　以上でご了承願います。

　　次に、９番山科幸子議員。

○９番（山科幸子議員）　９番山科幸子でございます。

　　議長の指示により、通告に基づきまして、議第49号　旧神町小学校解体工事請負契約の締結について質問いたします。

　　神町小学校は、明治43年誕生以降、120年の長い歴史があります。人口増加に伴って、大森小学校との分離を経て、本年１月の新たな地への校舎移転に伴い、旧校舎は解体されることとなりました。

　　去る５月23日には、旧校舎の一般公開が行われ、多くの市民や卒業生が感謝と万感の思いの中、さようならをいたしました。

　　また校舎内にある樹木の譲渡会が企画されているともお聞きいたします。伐採処分ができるだけ少なく、多くの樹木が引き取られることを切に願うものであります。

　　コロナ感染症対策を取りながら、これらの開催に本当に心からお礼を申し上げたいと思います。

　　旧神町小学校は、神町地区の中心部にあります。解体工事は工期も長く、近隣住民はもとより、多くの影響が想定されますので、はじめに解体工事請負契約の概要についてお伺いいたします。

○細矢俊博議長　佐藤教育次長。

○佐藤慎司教育次長　それでは、お答えをいたします。

　　今回の工事につきましては、校舎、体育館、プール棟の建物の解体、附属設備、外構の撤去、樹木等の伐採と、それら廃棄物の処分となっております。

　　また、事前に建物の調査を実施しましたところ、一部の壁の下地調整材に微量のアスベストが含まれていることが判明いたしましたことから、国のマニュアルに基づき適正に処理を行います。

　　工事では、基本的には更地といたしますが、解体後の敷地を維持管理するために必要最低限のフェンスや擁壁等を残す予定となっておりますので、ご理解をお願いいたします。

○細矢俊博議長　９番山科幸子議員。

○９番（山科幸子議員）　工事の概要については理解いたしました。

　　敷地は、民間住宅地と隣接して、周辺は地区の中心部に位置する住宅地であります。校舎には、建材にはなかったということですが、微量のアスベストが含まれているとのことでありました。

　　そこで解体工事に伴う粉じんの飛散防止と防音対策はどのように講じられるのか、お伺いいたします。

○細矢俊博議長　佐藤教育次長。

○佐藤慎司教育次長　それでは、お答えをいたします。

　　工事の施工に当たりましては、建物の周囲を防音シートで覆いまして、防音と飛散物の防止を行う予定をしております。

　　また、粉じんの飛散防止のため、常に散水をしながら施工いたしますので、よろしくお願いいたします。

○細矢俊博議長　９番山科幸子議員。

○９番（山科幸子議員）　分かりました。

　　住民への十分な対策を講じていただきますよう、よろしくお願いいたします。

　　工事には工事車両の出入りが伴うものですが、解体工事の作業の予定はどのようなものかお伺いいたします。

○細矢俊博議長　佐藤教育次長。

○佐藤慎司教育次長　工事に伴う工事車両ですけども、敷地の北側東より、現在のアスファルト駐車場付近になりますけども、ここの部分にメインの工事関係車両出入口を設ける予定でございます。

　　工事の初期の段階につきましては、足場や解体機械の搬入のための車両、解体作業開始後は、解体廃棄物搬出のための車両が出入りすることとなります。

　　また、敷地の全周をシートでバリケードで覆いまして、工事関係者以外の立入りによる事故を防止いたしますので、よろしくお願いいたします。

○細矢俊博議長　９番山科幸子議員。

○９番（山科幸子議員）　了解いたしました。

　　東道路の方は、幹線道路に隣接しておりまして、もう日中、特に通勤、帰宅ラッシュ、とても交通量の多い場所であります。周辺部は、神町の若木神社近くであり生活道路になっております。

　　工期は次回の議決日から来年の３月25日までとなっております。長い期間であります。

　　そこで工事内容や交通状況について、住民へしっかりと事前周知を行うべきと考えますけども、その点についてはどうでしょうか。お伺いいたします。

○細矢俊博議長　佐藤教育次長。

○佐藤慎司教育次長　お答えをいたします。

　　工事の着工に先立ちまして、工事内容につきまして、周辺にお住まいの方を対象とした説明会の開催を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。

○細矢俊博議長　９番山科幸子議員。

○９番（山科幸子議員）　了解いたしました。

　　説明会と合わせて、広報誌や回覧板などで周知いただいて、遺漏のなきよう十分な周知をお願いしたいと思います。

　　また、地域住民の生活に支障を来さないよう、交通渋滞にならないよう、十分に配慮して安全に工事が行われるようにお願いいたします。

　　解体後は、地域の中心部に広大な更地となってしまいます。引き続き、敷地の適正な管理をしていただくとともに、活性化につながりますよう、できるだけ早い跡地の利用促進を要望いたしまして、質疑を終わります。

　　以上です。

○細矢俊博議長　以上でご了承願います。

　　これで質疑を終わります。

　　◎議案の委員会付託

　　次に、日程第４　議案の委員会付託を議題とします。

　　はじめに、議第49号の契約案件については、会議規則第37条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。

　　これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○細矢俊博議長　異議なしと認めます。

　　よって、議第49号については、委員会付託を省略することに決しました。

　　次に、議第48号及び第50号の２議案については、配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。

議　案　付　託　表

令和３年第２回定例会


付託委員会	議案番号	件　　　　　名
総務文教常任委員会	議第48号	東根市税条例の一部を改正する条例の制定について
総務文教常任委員会	議第50号	財産の取得について

　　◎散　　　　　会

○細矢俊博議長　以上で、本日の日程は全部終了しました。

　　本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。

　　　午前１０時１６分　散　会