令和３年第１回東根市議会定例会　予算特別委員会　３月　９日

令和３年３月９日　午前１０時３２分　開　議

　清　　野　　忠　　利　　予算特別委員長　　　　　　原　　田　　利　　光　　副委員長

◎出席委員（１６名）

　１番　　　齋　　藤　　俊一郎　委員　　　　　　　２番　　　高　　橋　　弓　　嗣　委員

　３番　　　滝　　口　　公　　一　委員　　　　　　　４番　　　元　　木　　十四男　委員

　５番　　　東海林　　克　　彦　委員　　　　　　　６番　　　三　　宅　　一　　人　委員

　７番　　　植　　松　　　　　宏　委員　　　　　　　８番　　　片　　桐　　勝　　寿　委員

　９番　　　山　　科　　幸　　子　委員　　　　　　１０番　　　高　　橋　　鉄　　夫　委員

１１番　　　白　　井　　健　　道　委員　　　　　　１３番　　　原　　田　　利　　光　委員

１４番　　　浅野目　　幸　　一　委員　　　　　　１５番　　　佐　　藤　　　　　直　委員

１６番　　　清　　野　　忠　　利　委員　　　　　　１７番　　　髙　　橋　　光　　男　委員

◎欠席委員（１名）

１２番　　　河　　村　　　　　豊　委員

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	元　木　正　史	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	斎　藤　吉　則	代表監査委員
菅　原　繁　治	農業委員会会長	間木野　多加志	副　　市　　長
芦　野　耕　司	総　務　部　長	半　田　　　薫	市民生活部長
石　垣　和　彦	健康福祉部長	石　垣　有　一	経　済　部　長
小　松　伸一郎	建　設　部　長兼水道部長	佐　藤　　　広	会計管理者
菅　原　正　行	消　　防　　長	佐　藤　慎　司	教　育　次　長
鈴　木　敬　一	総合政策課長	安　達　利　也	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
岡　田　光　弘	財　政　課　長	井　澤　志都香	監　査　委　員事　務　局　長
加　藤　光　伸	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


高　橋　重　俊	事　務　局　長	菅　井　美奈子	事務局長補佐
森　谷　賢　司	議事係長	齊　藤　晋　平	主　　　　任
黒　坂　育　実	主任	井　上　正　宏	兼　務　書　記
辻　村　　　充	兼　務　書　記	井　上　正　宏	兼　務　書　記

◎本日審査した案件

議第２７号　令和３年度東根市一般会計予算

議第２８号　令和３年度東根市国民健康保険特別会計予算

議第２９号　令和３年度東根市東根財産区特別会計予算

議第３０号　令和３年度東根市介護保険特別会計予算

議第３１号　令和３年度東根市市営墓地特別会計予算

議第３２号　令和３年度東根市後期高齢者医療特別会計予算

議第３３号　令和３年度東根市水道事業会計予算

議第３４号　令和３年度東根市工業用水道事業会計予算

議第３５号　令和３年度東根市公共下水道事業会計予算

令和３年東根市議会第１回定例会　予算特別委員会発言通告書


番号	質問者	質疑事項	要　　旨	答弁者
１	白井　健道委　　　員	１．議第27号　令和３年度東根市一般会計予算	１．歳入　第１款市税　第２項固定資産税について（１）評価替え、軽減制度の影響について２．歳入　第11款地方特例交付金　第２項新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補てん特別交付金について（１）概要について（２）積算方法並びに交付額の見込みについて３．歳入　第23款市債　第１項市債について（１）市債残高について、令和元年度末約189億、同２年度末見込約201億、同３年度末見込約214億と増加している。令和３年度では防災設備整備事業債、児童福祉施設整備事業債など大型案件のための市債があるが、起債条件について伺う。	市　　　長

　　◎開　　　　　議

○清野忠利予算特別委員長　皆さん、ご苦労さまです。

　　ただいまから予算特別委員会を開会します。

　　本日の会議に欠席の届け出がありましたのでは、12番河村　豊委員です。したがって、委員の出席数は16名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　◎議第２７号　令和３年度東根市一般会計予算外８件

○清野忠利予算特別委員長　本日の予算特別委員会で審査する議案は、議第27号から議第35号までの９議案です。以上９議案を一括して議題とします。

　　これらの議案については、既に２月26日の本委員会において詳細な説明がありましたので、これから通告に基づき質疑を行います。

　　ここで予算特別委員会における審査について申し上げます。一般会計予算に関する歳入の全部及び第２条債務負担行為、第３条地方債、第４条一時借入金、第５条歳出の流用については、全体会で審査を行います。

　　一般会計の歳出並びに特別会計及び事業会計の予算については、後ほど各常任委員会を単位とする分科会に付託を予定しております。したがいまして、全体会では予算大綱に関わる事項、あるいは政策的な事項についての質疑となりますので、ご了承願います。

通告順について質疑を行います。

11番白井健道委員。

○11番（白井健道委員）　それでは、通告に従いまして、議題27号　令和３年度東根市一般会計予算について、何点かお伺いしたいと思います。

　　まずはじめに、歳入の第１款市税、第２項固定資産税ですけれども、初日のご説明の中で固定資産税６．８％減ということで評価替えであるとか、軽減制度の影響ということでありましたが、その内容についてお伺いしたいと思います。

○清野忠利予算特別委員長　芦野総務部長。

○芦野耕司総務部長　お答えいたします。

　　固定資産税はその適正な時価というものを元にしまして課税を行うということが理想でございますが、膨大な量の数の土地、家屋について、毎年評価を見直すということは実務的には事実上不可能でございます。そのため課税事務の簡素化を図って、徴税コストを最小限に抑えるために３年ごとに評価を見直す制度がとられております。

　　新年度が見直した価格に基づいて課税をする年、評価替えの年でございます。土地につきましては、コロナ禍で経済が悪化したことを考慮しまして税負担が増えることを回避するために、上昇が見込まれた商業地や住宅地など、全ての宅地について、令和２年度と同額の課税標準額に据え置くこととなっておりますが、農地転用による宅地の増加などによりまして、1.2％増加の７億6,300万円余りを見込んだところでございます。

　　それから家屋でございますが、こちらは既存の家屋の評価が減少することから、前年度を5.6％減の12億9,900万円余りを見込んだところであります。

　　固定資産全体としましては、コロナ禍の影響による設備投資の減少、それから制度として、新型コロナウイルス感染症に係る中小事業者等の事業用家屋、それから償却資産に対する固定資産税の軽減措置の影響も、これを考慮いたしまして前年度比で、今、ご指摘のあった6.8％減の27億4,100万円余りを見込んだところであります。よろしくお願いいたします。

○清野忠利予算特別委員長　11番白井健道委員。

○11番（白井健道委員）　ありがとうございます。評価替えについて、土地建物についての増減ということでありました。

　　それと最後のコロナの影響での軽減措置ということでありましたけれども、これについてはその次の質問に移りますけれども、第11款の方ですね、予算書20ページですか。地方の特例交付金ということで、第２項の新型コロナウイルス感染症対策、地方税減収補てん特別交付金というのがあるんだと思いますが、これについて概要をお伺いしたいと思います。

○清野忠利予算特別委員長　芦野総務部長。

○芦野耕司総務部長　お答えいたします。

　　新型コロナウイルス感染症の影響で、事業収入が減少している中小企業者小規模・事業者に対して行う固定資産税や都市計画税の軽減措置に対する減収補てんでございます。

　　軽減の概要としましては、中小企業者が保有する建物や設備の令和３年度の固定資産税と都市計画税について、令和２年２月から10月までの中の任意の３か月間のところの売上げ、これが前の年の同じ３か月と比べて30％以上減少した場合には２分の１に軽減。それから、50％以上減少した場合には全額を免除するというその免除制度に対する補てんということになります。よろしくお願いいたします。

○清野忠利予算特別委員長　11番白井健道委員。

○11番（白井健道委員）　この固定資産税については、市の非常に基幹税ということで勝手に国の方が減免するということで、結構の地方自治体の方でもいろいろ意見がありましたけども、このように補てんする制度があるということですが、当市として来年度この見積りをしているわけですけれども、この見積りに当たっての積算の方法であるとか、実際の国からの交付の見込みなど、分かる範囲でお知らせいただければと思います。

○清野忠利予算特別委員長　芦野総務部長。

○芦野耕司総務部長　お答えいたします。積算は対象となりそうな納税義務者、中小事業者ですね。こちら課税のデータなどからも取り出しまして、事業用の家屋と償却資産を元に、申請率などを考慮しまして算出したところであります。

　　この措置に伴う減収につきましては、固定資産税、都市計画税を合わせまして9,400万円と見込んでいるところであります。これは新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補てん特別交付金、これで全額補てんされることから、同じ9,400万円をここに計上したところであります。よろしくお願いいたします。

○清野忠利予算特別委員長　11番白井健道委員。

○11番（白井健道委員）　ありがとうございます。法人市民税とかも厳しい状況ですので、しっかりと注視していただければと思います。

　　続きまして第23款の市債ですね。予算書につきましては42ページになります。

　　市債残高については、令和元年度末が189億と、令和２年度の末見込額が201億と、そして令和３年度の末では214億ということで、起債が増加しているということで、残高も増えていってるということです。

　　この令和３年度につきましては、防災設備整備事業債３億3,540万円、それから児童福祉施設整備事業債７億500万円ということで、大型案件があるということで市債の発行額も増えているかと思いますが、この２つにつきまして、起債の条件についてお伺いしたいと思います。

○清野忠利予算特別委員長　芦野総務部長。

○芦野耕司総務部長　お答えいたします。

　　まずはじめに、防災設備整備事業債でありますが、こちらは（仮称）西部防災センター整備の財源でございます。起債予定額は３億3,540万円でございまして、起債の種類としては緊急防災減災事業債を予定しております。この起債は充当率が100％で、償還金に対する交付税の算入措置、こちらは70％となっております。

　　続いて、児童福祉施設整備事業債でございますが、これは（仮称）東根こども園整備の財源であります。こちらにつきましては、３種類の起債を予定しておりまして、１つ目が施設整備事業、こちらにつきましては起債の予定額が３億3,680万円、この起債につきましては充当率100％で交付税算入措置70％でございます。

　　２番目が社会福祉施設整備事業整備債ですね。こちらは起債の予定額が２億6,950万円でございまして、充当率が80％、こちらは交付税の参入はございません。３番目が地域活性化事業債、こちらにつきましては起債予定額が9,870万円でありまして、充当率は90％、こちらの交付税の算入率は30％でございます。

　　いずれにしましても、市の市債の発行によりまして、今年度の財政負担が課題とならないように、可能な限り有利な起債を充当とするなどいたしまして、健全財政の維持に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

○清野忠利予算特別委員長　11番白井健道委員。

○11番（白井健道委員）　ありがとうございます。防災設備の整備事業債が70％交付税算入ということで了解しました。

　　児童福祉施設については３種類の記載ということで、70％、30％、それから交付税算入措置がないということで、７億500万円のうち交付税算入されるのは１億3,000万円ぐらいなのかなと思いますけれども、こども園ですから、将来の人材を育成する大事な設備ということなので、これは将来負担していくということなんだろうと思います。

　　一方、債務負担行為についても、令和２年度と令和３年度を比べると、かなり債務負担行為も増えているような感じがしますので、部長が今おっしゃるように健全財政の維持ということで、なお努めていただければと思います。以上です。

○清野忠利予算特別委員長　以上でご了承願います。

以上で、質疑を終わります。

なお、ただ今議題になっております、議第27号から議第35号までの令和３年度予算関係の９議案については、審査に慎重を期するため、別紙・付託表のとおり、各常任委員会を単位として構成する分科会を設置し、付託いたします。

予算特別委員会分科会議案付託表

令和３年第１回定例会

◎総務文教分科会

議第２７号　令和３年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項

議第２９号　令和３年度東根市東根財産区特別会計予算

◎経済建設分科会

議第２７号　令和３年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項

議第３３号　令和３年度東根市水道事業会計予算

議第３４号　令和３年度東根市工業用水道事業会計予算

議第３５号　令和３年度東根市公共下水道事業会計予算

◎厚生分科会

議第２７号　令和３年度東根市一般会計予算のうち所管に属する事項

議第２８号　令和３年度東根市国民健康保険特別会計予算

議第３０号　令和３年度東根市介護保険特別会計予算

議第３１号　令和３年度東根市市営墓地特別会計予算

議第３２号　令和３年度東根市後期高齢者医療特別会計予算

　　◎散　　　　　会

○清野忠利予算特別委員長　以上で、本日の日程は全部終了しました。

なお、本委員会は３月19日に再開しますので、ご協力をお願いいたします。

本日はこれで散会します。

ご苦労さまでした。

　　　午前１０時４６分　散　会