平成31年3月19日 午前10時00分 開 議

 清  野  忠  利  予算特別委員長      今  野     孝  副委員長

◎出席委員(16名)
 1番   片  桐  勝  寿 委員       2番   山  科  幸  子 委員
 3番   高  橋  鉄  夫 委員       4番   白  井  健  道 委員
 5番   河  村     豊 委員       6番   原  田  利  光 委員
 7番     橋  光  男 委員       8番   細  矢  俊  博 委員
 9番   今  野     孝 委員      10番   浅 野 目  幸  一 委員
11番   阿  部  綾  子 委員      12番   清  野  貞  昭 委員
14番   佐  藤     直 委員      15番   秋  葉  征  士 委員
16番   清  野  忠  利 委員      17番     橋  ひ ろ み 委員
◎欠席議員(なし)
◎説明のため出席した者の職氏名
土 田 正 剛
市      長

元 木 正 史
教  育  長
武 田 庄 一
選挙管理委員会
委  員  長

斎 藤 吉 則
代表監査委員
工 藤 喜惠治
農業委員会会長

伊 藤 孝 次
消  防  長
間木野 多加志
副  市  長

古 谷 利 明
総 務 部 長
浅野目   勇
市民生活部長

梅 津 佳 之
健康福祉部長
石 垣 裕 之
経 済 部 長

東海林 克 彦
建 設 部 長
兼 水 道 部 長
天 野 政 実
会計管理者

芦 野 耕 司
教 育 次 長
高 橋 重 俊
総合政策課長

石 垣 有 一
庶 務 課 長
併選挙管理委員会
事 務 局 長
石 垣 和 彦
財 政 課 長

半 田   薫
監 査 委 員
事 務 局 長
柴 田   昇
農 業 委 員 会
事 務 局 長





◎事務局職員出席者職氏名
佐 藤 浩 之
事 務 局 長

青 木   満
事務局長補佐
菅 井 美奈子
議事主査
兼議事係長

齊 藤 晋 平
副  主  任
松 山 朋 美
主     事

早 坂   康
兼 務 書 記
森 谷 賢 司
兼 務 書 記




◎本日審査した案件

議第18号 平成31年度東根市一般会計予算
 議第19号 平成31年度東根市国民健康保険特別会計予算
 議第20号 平成31年度東根市東根財産区特別会計予算
 議第21号 平成31年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 議第22号 平成31年度東根市介護保険特別会計予算
 議第23号 平成31年度東根市市営墓地特別会計予算
議第24号 平成31年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第25号 平成31年度東根市水道事業会計予算
議第26号 平成31年度東根市工業用水道事業会計予算



  ◎開     議

○清野忠利予算特別委員長 皆さん、おはようございます。本日の会議に、欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は、16名で、定足数に達しておりますので、これから、本日の会議を開きます。

  ◎議第18号 平成31年度東根市一般会計予算外8件

○清野忠利予算特別委員長 はじめに予算特別委員会に付託なりました議第18号 平成31年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び第2条から第5条までの質疑につきましては、去る3月8日の本委員会において、十分審査が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって質疑を省略することに決しました。
  次に議第18号 平成31年度東根市一般会計予算の歳出の全部及び議第19号から議第26号までの8議案については、去る3月8日の本委員会においてそれぞれ所管ごとの分科会に付託して慎重な審査をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について各分科会委員長に報告を願います。

  ◎総務文教分科会委員長報告

○清野忠利予算特別委員長 はじめに、総務文教分科会委員長 11番阿部綾子委員。
  〔阿部綾子総務文教分科会委員長 登壇〕
○阿部綾子総務文教分科会委員長 おはようございます。
  予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で総務文教分科会に付託されました、平成31年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月11日及び12日の両日、午前10時から第三委員会室において総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、東根市一般会計予算第2款、総務費について申し上げます。
  第1項、総務管理費、2目、広報広聴費の市民ガイドブック発行事業及び総合アプリ配信事業についてであります。総合アプリについては、これまで親子手帳、ごみ、防災の各コンテンツを、それぞれ内容を充実してきており評価いたしますが、今後は冊子の市民ガイドブックや市の観光マップなどもコンテンツとして取り入れることを検討していただき、本市の情報発信の手段として、より一層活用していただくよう、要望いたします。
  次に、5目、企画費の国際交流事業及び国際交流員配置事業についてであります。
  現在の国際交流は、ドイツ、インゲルハイム・アム・ライン市との交流を推進するため、その文化を理解することに重点を置いた事業に取り組んでいることと思います。今後、訪日外国人の増加や入国管理法の改正などにより、本市にも多くの外国の方が訪れるほか、就労される方も増加することが予想されます。そのような状況を見据え、交流事業に加えて、日本語習得に関する支援など、外国人の方が日常生活を円滑に過ごすことができるような配慮についても、検討していただくよう要望いたします。
  次に、14目、諸費の防災関連事業及び防災行政無線整備事業についてであります。
  災害発生時の防災無線による緊急情報発信については、市民一人一人ができるだけ早く正確な情報を受け、いかに適切な避難行動につなげることができるかということが重要なことだと思います。
  現在運用している防災行政無線については、放送内容が聞こえにくいという指摘もありますので、音声を聞き易く調整することや、戸別発信機器等の整備検討に加えて、地域における高齢者等避難行動要支援者の把握や声がけなど、自治活動における啓発活動も重要と考えます。地域の自主防災会と連携した対応についても、検討してくださるよう要望いたします。
  次に、第9款、消防費、第1項、消防費、3目、消防施設費の消防施設事業についてであります。
  本事業では引き続き、民間事業者が行う1万u以上の大規模な宅地開発において、2基以上の防火水槽を設置する場合に、1基あたり200万円を上限とした補助制度を実施するとのことであります。
  最近の報道によれば、市内でも民間事業者による大規模な宅地開発が予定されております。住宅が密集した地域では、大規模な火災が起きる危険性があり、消防水利の整備促進を図ることは安心・安全な生活に欠かせないものであります。これからも消防水利の十分な確保に資するよう要望いたします。
  次に第10款、教育費について申し上げます。
  はじめに第1項、教育総務費、2目、事務局費のきめ細やかな学校教育推進事業についてであります。
  新年度からは適応指導教室に配置する教育相談員を1名増の2名にし、体制を強化し、教室開設の時間帯や曜日なども柔軟に対応するとのことであります。適応指導教室に登録している子どもたちの状況は様々であります。これからもその子どもたち一人一人、そして保護者の状況に寄り添った支援を継続していただくよう要望いたします。
  次に、第2項、小学校費、4目、学校建設費の小学校仮設校舎リース事業及び第3項、中学校費、4目、学校建設費の中学校仮設校舎リース事業についてであります。
  本事業については、リースの継続期間の検討に加え、仮設校舎の耐用年数についても検討しなければならない時期が来ているものと思います。新年度は学校施設の長寿命化計画策定にも着手するとのことでありますので、この計画策定の過程において、仮設校舎についても状況に応じた適切な判断をしていただくよう要望いたします。
  次に第4項、社会教育費、4目、文化振興費のまなびあテラス運営管理事業及び東の杜運営管理事業についてであります。
  まなびあテラスは新年度中に来館者が100万人に達成すると予想されているとのことであり、その記念事業も企画されているとのことであります。開館からわずか3年ほどで100万人に達するということは、指定管理者自身の企画や運営方法のみならず、所管課が連携を密にして、ともに運営管理に当たった成果であると評価しております。
  同様に4月に開館する東の杜についても指定管理者の運営管理となります。まなびあテラスの例のように、指定管理者のみの運営管理ではなく、所管課が連携を密にすることで、よりよい魅力のある施設となるよう要望いたします。
  最後に、東根市東根財産区会計予算について申し上げます。
  小学生を対象とした環境学習として、きのこの菌打ちや植栽事業などを行っているとのことでありますが、対象となる小学校は、財産区を所有する東根地区と神町地区にある小学校であり、限定的であります。子どもたちにとっては、生きた教材を使った貴重な体験となるものです。今後は対象校を拡大するなどし、子どもたちの環境学習に積極的に役立てていただきたく要望いたします。
  以上、意見と要望を付し、付託されました2議案を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

  ◎経済建設分科会委員長報告

○清野忠利予算特別委員長 次に、経済建設分科会委員長 8番細矢俊博委員。
  〔細矢俊博経済建設分科会委員長 登壇〕
○細矢俊博経済建設分科会委員長 おはようございます。
  予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で経済建設分科会に付託されました平成31年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、去る3月11日及び12日の両日、午前10時から第一委員会室において経済建設分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、一般会計予算について申し上げます。
  第5款、労働費、第1項、労働諸費、1目、労働諸費、勤労者生活安定資金貸付事業についてであります。昨年度は34件の申請があったとの報告がありましたが、委員からは、本制度を必要とする市民に情報がより行き渡るような工夫をしてほしいといった意見がありました。今後とも関係機関との連携のもと、より一層の事業周知に取り組んでいただくよう、お願いいたします。
  次に第6款、農林水産費、第1項、農業費、3目、農業振興費、地産地消促進計画事業について申し上げます。
  今年度より学校給食において、本市特産物のさくらんぼが提供されたことは、非常に評価すべき点でありますが、果樹王国を掲げる本市には、さくらんぼ以外にも魅力的な果物が多数あります。優秀な地場産品を提供することは、本市の子どもたちに食育にもつながることから、さくらんぼ以外の果物の提供についても検討していただくよう要望いたします。
  次に、5目、農地費の多面的機能支払交付金事業についてであります。
  地域住民等で組織される保全会が、自ら維持管理区域を設定し、農地の保全活動を行うことで遊休農地の未然防止などが期待されます。
  委員からは保全会の活動状況について質疑があり、水田地帯はほぼ全ての地域で保全会が組織されているものの、畑地においては母体となる組織がないことから、一部地域のみにとどまっているとの答弁がありました。今後、畑地においても団体の組織化が進むような対策について、検討していただくよう要望いたします。
  次に10目、ブランド戦略推進費、GI東根さくらんぼブランド化推進事業について申し上げます。
  今年度よりふるさと納税返礼品のさくらんぼを全てGI「東根さくらんぼ」とし、PRと募集を行ったことで、本市の産品の品質の高さを改めて全国に周知できたと捉えております。
  GI登録産品は、通常より高値での取引となるため、生産者の所得向上につながるなど市民にも大きなメリットがあります。制度自体の認識は、まだ不十分であるように思われます。引き続きメディアを活用した広報や、国主催の首都圏での啓発イベントへ積極的に参加するなど、より一層の制度周知に努めていただくようお願いいたします。
  次に、第7款、商工費、第1項、商工費、3目、観光費、た〜んとほおバルフェスティバル事業について申し上げます。
  委員からは、市役所や駅周辺などの、利便性の高い場所での開催について質疑がありましたが、実行委員会内で検討を行った結果、市街地での開催は長時間の交通規制が必要であり、周辺施設へ与える影響等にも配慮しながら、誘客効果や来場者の利便性を考慮し、今後会場を選定していく予定との答弁がありました。本イベント来場者を引き続き市内飲食店に誘客できれば、より大きな振興効果が期待できるため、今後も研究していただくよう要望いたします。
  次に、6目、ブランド戦略推進費、果樹王国東根さくらんぼマラソン大会事業、及びさくらんぼマラソンインバウンド促進事業について申し上げます。
  前回大会において、外国人参加者数が50人を超えたとの報告を受けましたが、全国的に外国人観光客数が増加傾向にあることを踏まえると、今後も本大会の外国人ランナー数も増加が予想されます。インバウンド誘致のためには、複数の観光資源を組み合わせる広域観光が有効であり、観光地同士のつながりが重要になります。次回大会では、本市と上山市の両観光物産協会が連携した新規企画を予定しているとのことですが、引き続き関係団体と連携を深めていただくよう、お願いいたします。
  また、委員からは、本事業がもたらす経済効果を測定するとのことであるが、広く市民に周知していただきたいといった意見が出されております。大会開催の意義という観点からも、市民にとってわかりやすい公表方法について検討されるとともに、さらなる大会の魅力発信に努めていただくよう、要望いたします。
  次に、第8款、土木費、第2項、道路橋りょう費、2目、道路維持費、市道除排雪事業についてであります。
  委員からは、雪押し場の状況について質疑があり、各地区の区長の協力を得ながら、市内約680カ所の雪押し場を確保できたのとの答弁がありました。市街地の中など雪押し場の確保が難しい地域については、平成30年度に購入したロータリー除雪車によって小まめに除雪が行われており、より丁寧な対応がなされたと評価しております。
  一方で、シーズン当初の除雪では、初動の遅いときがあったため素早く始動できる体制を構築してほしいといった意見も出されました。引き続き関係部門や事業者等と連携し、きめ細やかな除雪対応をお願いいたします。
  次に、第4項、都市計画費、4目、公園管理費の(仮称)大森山公園クロスカントリーコース整備事業について申し上げます。
  コースの概要についてですが、現段階では1周400m程度で、起伏を設けたコースを想定しているとのことであります。委員からはトイレや駐車場等の設備について質疑がありましたが、コース自体は公園の隣に整備予定であり、駐車場等については既存の設備での対応を予定しているとの答弁がありました。詳細については今後の実施設計において検討するとのことですが、どちらの施設利用者にとっても利便性の高い動線となるよう配慮願います。
  続きまして、公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。
  現在、第7期事業計画に基づいて事業が進められており、平成30年度当初で管きょの整備率は84.6%であるとのことです。汚水管きょの整備は平成32年度までにおおむね完了する見込みですが、一部市街地において様々な要因により未整備箇所が点在しているとの答弁がありました。市民の中には下水道接続を待ち望んでいる方もいるため、できるだけ早い事業執行を要望します。
  また、委員からは、インフラ関係の工事は、市民生活の利便性等から鑑みて、ほかの部署管轄のもであっても極力同時に行うことが望ましいため、関連部署同士が情報共有を密にし、効率的な事業執行となるよう要望するといった意見も出されました。
  次に、水道事業会計予算について申し上げます。
  委員からは、漏水調査について質疑があり、今年度、東根、小田島、長瀞地区で調査を行った結果、26件の漏水を発見したとの報告がありました。漏水の発生は、事業会計に大きな影響を及ぼすことになります。健全経営を継続していく上で、漏水調査は非常に重要な取り組みであることから、引き続き各地区の漏水調査を進めていただくとともに、あわせて、老朽管の更新作業や既存配水管の維持管理についても万全を期していただくよう要望いたします。
  最後に、工業用水道事業会計予算について申し上げます。
  受水企業の増加に伴い、収益が増加したことは非常に喜ばしいことであります。今後とも本事業会計の健全経営と工業用水の安定供給に努められることを望みます。
  以上、意見と要望を付し、付託されました4議案を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上、経済建設分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

  ◎厚生分科会委員長報告

○清野忠利予算特別委員長 次に、厚生分科会委員長 4番白井健道委員。
   〔白井健道厚生分科会委員長 登壇〕
○白井健道厚生分科会委員長 予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で厚生分科会に付託されました平成31年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。
  本分科会に付託されました案件を審査するため、3月11日及び12日の両日、午前10時から第四委員会室において、厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
  はじめに、一般会計予算について申し上げます。
  第2款、総務費、第1項、総務管理費、12目地方バス対策費のうち、市民バス運行事業、及びデマンド乗合タクシー運行事業についてであります。
  新年度は新たなバス路線の設定を予定しているとのことであります。運行経路の新設・見直しの際には地域の要望等を踏まえつつ、効率的な運行となるよう経路の設定をお願いいたします。
  あわせて新規事業として予定されているデマンド乗合タクシー事業についてでありますが、利用促進に向け事前の市民への十分な周知、広報をお願いいたします。
  次に、13目、空き家等対策費、空き家対策事業について申し上げます。
  空き家を発生させないための新たな取り組みとして、中古住宅診断への費用の一部を助成する、中古住宅流通促進事業が予定されております。
  委員からは、本制度がうまく活用され、空き家の発生が抑制されることを望むといった意見がありました。市内の中古住宅の流通が促進され、空き家の減少につながっていくことを望みます。
  次に、第3項、戸籍住民基本台帳費、1目、戸籍住民基本台帳費のうちコンビニ交付サービス事業について申し上げます。
  本事業はマイナンバーカードの利用により全国のコンビニ等に設置されているキオスク端末から各種証明書を発行できるようにするものです。
  審査の中で委員からは、市民の利便性が向上する取り組みであり、マイナンバーカードの普及とあわせて、コンビニ交付サービス事業の積極的なPRに力を入れていただきたいといった意見がありました。今後とも住民サービス向上のための取り組みについて、さらなる調査・研究をお願いいたします。
  次に、第3款、民生費、第1項、社会福祉費、1目社会福祉総務費のうち、民生委員・児童委員活動事業、及び福祉推進員設置事業についてであります。
  民生委員・児童委員は、地区の中での相談業務や福祉サービスの情報提供など、地域と行政をつなぐ役割を担っており、その業務は多岐にわたっております。
  また、福祉推進員は、社会福祉協議会の支援を受けながら、身近な地域で支援を必要とする方への声かけや見守りなどの活動を行っています。
  委員からは、民生委員・児童委員と福祉推進員との役割分担や、地域を含めた相互の連携が重要であるとの意見がありました。さらなる連携強化に努められますようお願いいたします。
  次に、第4款、衛生費、第1項、保健衛生費、1目、保健衛生総務費のうち乳児全戸訪問事業についてであります。
  育児不安の解消や親の責任について理解を深めてもらうため、指導・助言を行うものでありますが、近年核家族化やライフスタイルの多様化、児童虐待の問題など環境が複雑化していることから重要な事業であります。
  委員からは、訪問を行う保健師や看護師の増員が必要なのではないかといった意見が出されました。安心して子育てできる環境整備とともに、人員体制の強化について配慮をお願いいたします。
  次に、2目、予防費のうち予防事業、及び子どもの任意予防接種助成事業についてであります。
  予防事業は、感染症の予防制圧と健康維持のため定期予防接種を行うもので、新年度からは39歳から56歳の男性を対象とした、風疹抗体検査・予防接種の費用の全額助成が予定されています。
  子どもの任意予防接種助成事業については、ロタウイルス、おたふくかぜ、インフルエンザ等、子どもを対象として行われる任意予防接種の費用の一部を市が負担するものです。
  多くの市民が予防接種を受けられるよう、事業の周知や接種の重要性について啓発をお願いいたします。
  次に、特別会計について申し上げます。
  はじめに、国民健康保険特別会計予算についてであります。
  高齢化の急速な進行に伴って、疾病全体に占める生活習慣病の割合も増加しており、医療費抑制のためにもその対策は大きな課題と言えます。そのような中、特定健康診査事業は、病気の早期発見や予防が期待されます。本市の特定健康診査の受診率は50%未満で推移していますが、緩やかに上昇しており、全国的に見れば高い数値を維持しているとのことであります。
  疾病を未然に防ぎ、市民の健康を保持するため、受診率向上への取り組みに努めていただくようお願いいたします。
  次に、介護保険特別会計予算について申し上げます。
  第7期介護保険事業計画が始まり、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた取り組みが進められております。今年度から、地域住民が主体となって、介護予防や日常生活の支援を目的に活動する団体へ、事業立ち上げの支援を行い、さらに新年度からは運営に対する補助が予定されています。高齢者が住みなれた地域でいつまでも元気ですごせるよう、生活支援に取り組む団体への継続的な支援をお願いいたします。
  次に、市営墓地特別会計予算について申し上げます。
  今年度は6区画の返還がありましたが、再募集を行い、次の使用者が決定しているとの報告がありました。今後とも区画の返還があった場合は、速やかな対応をお願いいたします。
  最後に、後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。
  高齢化の進行に伴い、医療費の増加が危惧されますが、将来にわたり安心して医療が受けられるよう、引き続き広域連合と十分な連携をお願いいたします。
  以上、意見と要望を付し、付託されました5議案を採決した結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
  以上、厚生分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
○清野忠利予算特別委員長 以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
  これから、各分科会委員長の報告に対して、一括して質疑を行います。
  ご質疑ありませんですか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
  次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。
  これから、採決を行います。
  はじめに、議第18号 平成31年度東根市一般会計予算について採決を行います。
  本予算の歳入及び第2条から第5条までは、議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については、各分科会に付託して審査を願った結果、各分科会委員長の報告はいずれも原案のとおり可決すべきものであります。
  議第18号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 ご異議がありますので、起立により採決をします。
  議第18号は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○清野忠利予算特別委員長 ご着席ください。
   〔賛成者着席〕
○清野忠利予算特別委員長 起立多数であります。よって議第18号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第19号 平成31年度東根市国民健康保険特別会計予算について採決をします。
  本予算意対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第19号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第19号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第20号 平成31年度東根市東根財産区特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第20号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第20号は分科会委員長の報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第21号 平成31年度東根市公共下水道事業特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第21号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第21号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第22号 平成31年度東根市介護保険特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第22号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第22号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第23号 平成31年度東根市市営墓地特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第23号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第23号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第24号 平成31年度東根市後期高齢者医療特別会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第24号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第24号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議第25号 平成31年度東根市水道事業会計予算について採決をします。
  本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第25号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第25号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。
  次に、議第26号 平成31年度東根市工業用水道事業会計予算について採決をします。
  本案に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第26号は、分科会委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○清野忠利予算特別委員長 異議なしと認めます。よって、議第26号は分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。

  ◎閉     会

○清野忠利予算特別委員長 以上で予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。
  なお、本会議における予算特別委員会の審査の経過及び結果についての報告ですが、申合せにより、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については、各分科会委員長報告を、本会議における予算特別委員長の報告に代えさせていただきますので、ご了承願います。
  次に、執行部に申し上げます。
  予算の審査の中で示されました各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理に当たられることをお願いいたします。
  これで、予算特別委員会を閉会します。ご苦労さまでした。

   午前10時41分 閉 会