平成２９年第３回東根市議会定例会１２月１３日　議事日程　第５（表　　決）

平成２９年１２月１３日　午前１０時０８分　開　議

　　　　　　加　　藤　　信　　明　議長　　　　　　　髙　　橋　　ひろみ　副議長

◎出席議員（１７名）

　１番　　　片　　桐　　勝　　寿　議員　　　　　　　２番　　　山　　科　　幸　　子　議員

　３番　　　高　　橋　　鉄　　夫　議員　　　　　　　４番　　　白　　井　　健　　道　議員

　５番　　　河　　村　　　　　豊　議員　　　　　　　６番　　　原　　田　　利　　光　議員

　７番　　　髙　　橋　　光　　男　議員　　　　　　　８番　　　細　　矢　　俊　　博　議員

　９番　　　今　　野　　　　　孝　議員　　　　　　１０番　　　浅野目　　幸　　一　議員

１１番　　　阿　　部　　綾　　子　議員　　　　　　１２番　　　清　　野　　貞　　昭　議員

１３番　　　森　　谷　　政　　志　議員　　　　　　１４番　　　佐　　藤　　　　　直　議員

１６番　　　清　　野　　忠　　利　議員　　　　　　１７番　　　髙　　橋　　ひろみ　議員

１８番　　　加　　藤　　信　　明　議員

◎欠席議員（１名）

１５番　　　秋　　葉　　征　　士　議員

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	元　木　正　史	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	斎　藤　吉　則	代表監査委員
工　藤　喜惠治	農業委員会会長	伊　藤　孝　次	消　　防　　長
間木野　多加志	副　　市　　長	古　谷　利　明	総　務　部　長
奥　山　　　茂	市民生活部長	梅　津　佳　之	健康福祉部長
石　垣　裕　之	経　済　部　長	東海林　克　彦	建　設　部　長兼水道部長
眞　木　知代美	会計管理者	芦　野　耕　司	教　育　次　長
高　橋　重　俊	総合政策課長	石　垣　有　一	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
石　垣　和　彦	財　政　課　長	半　田　　　薫	監　査　委　員事　務　局　長
東海林　浩　司	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


佐　藤　浩　之	事　務　局　長	井　上　正　宏	事務局長補佐
菅　井　美奈子	議事主査兼議事係長	齊　藤　晋　平	副　　主　　任
松　山　朋　美	主　　　　　事	早　坂　　　康	兼　務　書　記
森　谷　賢　司	兼　務　書　記	早　坂　　　康	兼　務　書　記

◎議　事　日　程

　議事日程第５号

　　　　　　　平成２９年１２月１３日（水）　予算特別委員会終了後　開　議

　　（常任委員長報告）

　日程第　１　　議第６３号　東根市工場立地法地域準則条例の設定について

　日程第　２　　議第６４号　東根市名誉市民条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　３　　議第６５号　東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　４　　議第６６号　東根市立児童館・児童センター設置及び管理に関する条例及び東根市立児童館・児童センター使用料条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　５　　議第６７号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　６　　議第６８号　東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　７　　議第６９号　東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　８　　議第７０号　東根市さくらんぼタント館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　９　　議第７１号　財産の取得について

　　（質疑・討論・表決）

　　（予算特別委員長報告）

　日程第１０　　議第６２号　平成２９年度東根市一般会計補正予算（第５号）の専決処分の承認について

　日程第１１　　議第７２号　平成２９年度東根市一般会計補正予算（第６号）

　日程第１２　　議第７３号　平成２９年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第２号）

　日程第１３　　議第７４号　平成２９年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第２号）

　日程第１４　　議第７５号　平成２９年度東根市介護保険特別会計補正予算（第２号）

　日程第１５　　議第７６号　平成２９年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算（第２号）

　日程第１６　　議第７７号　平成２９年度東根市水道事業会計補正予算（第１号）

　　（質疑・討論・表決）

　　（厚生常任委員長報告）

　日程第１７　　請願第１３号　「国民が安心できる年金制度」を求める請願について

　　（質疑・討論・表決）

　　（市長提出追加議案上程）

　日程第１８　　議第９８号　東根市特別職に属する者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第１９　　議第９９号　東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第２０　　議第１００号　財産の取得について

　日程第２１　　議第１０１号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第７号）

　日程第２２　　議第１０２号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）

　日程第２３　　議第１０３号　平成29年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第３号）

　日程第２４　　議第１０４号　平成29年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）

　　（説明・質疑・討論・表決）

　　（閉　　会）

◎本日の会議に付した事件

　議事日程第５号に同じ。

　　◎開　　　　　議

○加藤信明議長　皆さん、ご苦労さまです。本日の会議に、欠席の届け出がありましたのは、15番秋葉征士議員です。したがいまして、出席議員の数は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　本日の会議は、議事日程第５号によって進めます。

　　◎議第６３号　東根市工場立地法地域準則条例の設定について外８件

○加藤信明議長　日程第１　議第63号から日程第９　議第71号までの９議案を一括して議題とします。

委員会審査報告書

本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。

　なお、各事件に対する議決の理由は、委員長報告によってご承知願います。

平成２９年１２月１３日

総務文教常任委員長　阿部綾子　

経済建設常任委員長　細矢俊博　

厚生常任委員長　白井健道　

東根市議会議長　加藤信明　殿

記


付託委員会	事件番号	件　　　　　名	審査結果
総務文教常任委員会	議第64号	東根市名誉市民条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
総務文教常任委員会	議第71号	財産の取得について	原案可決
経済建設常任委員会	議第63号	東根市工場立地法地域準則条例の設定について	原案可決
	議第65号	東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
	議第70号	東根市さくらんぼタント館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
厚生常任委員会	議第66号	東根市立児童館・児童センター設置及び管理に関する条例及び東根市立児童館・児童センター使用料条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
	議第67号	東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
	議第68号	東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決
	議第69号	東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について	原案可決

　　◎総務文教常任委員長報告

○加藤信明議長　はじめに、総務文教常任委員会に付託しました、議第64号及び議第71号の２議案の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。

　　総務文教常任委員長　11番阿部綾子議員。

　　　〔阿部綾子総務文教常任委員長　登壇〕

○阿部綾子総務文教常任委員長　議長の指名により、総務文教常任委員会に付託されました２議案についての、審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本案を審査するため、12月８日第３委員会室において、総務文教常任委員会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、議第64号　東根市名誉市民条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　本条例の改正により、本市に対する功績が顕著な方に対しては、存命であるか否かを問うことなく、名誉市民の称号を贈ることができることとなり、その手続きに遺漏のないよう要望し、採決した結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　次に、議第71号　財産の取得についてであります。

　　神町小学校の移転改築用地全体の一部の取得でありますが、今後、相手方との契約が整い次第、順次、議案として提出されることを確認し、採決した結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　以上、総務文教常任委員会における、審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　◎経済建設常任委員長報告

○加藤信明議長　次に、経済建設常任委員会に付託しました議第63号、議第65号及び議第70号の３議案の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。

　　経済建設常任委員長　８番細矢俊博議員。

　　　〔細矢俊博経済建設常任委員長　登壇〕

○細矢俊博経済建設常任委員長　議長の指名により、経済建設常任委員会に付託されました３議案についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本件を審査するため、12月８日午前10時から第１委員会室において、経済建設常任委員会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、議第63号　東根市工場立地法地域準則条例の設定についてですが、本条例の設定により、緑地等の環境施設の面積割合について、地域の実情を踏まえ、独自に定めることが可能になります。委員からは「面積割合の緩和によって、環境への負荷が増えるのではないか」といった質疑がありましたが、上位法令で定める範囲内の適正な緩和であり、工場敷地内での効率的な設備投資の促進が期待できることから、採決の結果、賛成多数により「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　次に、議第65号　東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、固定資産税の課税免除により、地域経済の活性化が期待できることから、採決の結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　最後に、議第70号　東根市さくらんぼタント館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。

　　コワーキングスペースについて新たな使用区分の追加及び使用料の設定を行うことで、より多くの方から継続的に使用していただけるよう利便性の向上を図るものであり、採決した結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　以上、経済建設常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　◎厚生常任委員長報告

○加藤信明議長　次に、厚生常任委員会に付託しました議第66号から議第69号までの４議案の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。

　　厚生常任委員長　４番白井健道議員。

　　　〔白井健道厚生常任委員長　登壇〕

○白井健道厚生常任委員長　議長の指名により、厚生常任委員会に付託されました議案についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本件を審査するため、12月８日午前10時から、第４委員会室において厚生常任委員会を開催し、委員５名の出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、議第66号　東根市立児童館・児童センター設置及び管理に関する条例及び東根市立児童館・児童センター使用料条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　東根市立東根児童館の廃止に伴い、施設名称等の文言を削除するなど、所要の改正を行うものであり、採決の結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　次に、議第67号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　本件については、東根市立小田島保育所の廃止に伴い、施設の名称、設置場所、定員の規定を削除するものであり、採決の結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　次に、議第68号　東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　高崎学童保育所の移設と東根学童保育所の設置に伴い、改正を行うものであり、採決の結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　最後に、議第69号　東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　高齢者の医療の確保に関する法律施行令等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであり、採決の結果、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

　　以上、厚生常任委員会における議案審査の経過と結果についての報告を終わります。

○加藤信明議長　以上で、報告を終わります。

　　これから、ただ今の各委員長報告に対し、一括して、質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。

　　これから、採決をします。

　　はじめに、議第63号　東根市工場立地法地域準則条例の設定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第63号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第63号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第64号　東根市名誉市民条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第64号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第64号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第65号　東根市産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

　　採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第65号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第65号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第66号　東根市立児童館・児童センター設置及び管理に関する条例及び東根市立児童館・児童センター使用料条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第66号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第66号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第67号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第67号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第67号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第68号　東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第68号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第68号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第69号　東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第69号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第69号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第70号　東根市さくらんぼタント館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第70号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第70号は委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第71号　財産の取得について採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第71号は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第71号は委員長報告のとおり可決されました。

　　◎議第６２号　平成２９年度東根市一般会計補正予算（第５号）の専決処分の承認について外６件

○加藤信明議長　次に、日程第10　議第62号から日程第16　議第77号までの７議案を一括して議題とします。

委員会審査報告書

　本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。

平成２９年１２月１３日

予算特別委員長　清野忠利　

東根市議会議長　加藤信明　殿

記


事件番号	件　　　　　名	審査の結果
議第62号	平成29年度東根市一般会計補正予算（第５号）の専決処分の承認について	原案承認
議第72号	平成29年度東根市一般会計補正予算（第６号）	原案可決
議第73号	平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第２号）	原案可決
議第74号	平成29年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第２号）	原案可決
議第75号	平成29年度東根市介護保険特別会計補正予算（第２号）	原案可決
議第76号	平成29年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算（第２号）	原案可決
議第77号	平成29年度東根市水道事業会計補正予算（第１号）	原案可決

　　◎予算特別委員長報告

○加藤信明議長　これから、予算特別委員会に付託しました予算７議案の審査の結果について委員長に報告を求めます。

　　予算特別委員長　16番清野忠利議員。

　　　〔清野忠利予算特別委員長　登壇〕

○清野忠利予算特別委員長　議長の指名により、11月30日の本会議におきまして、予算特別委員会に付託なりました議第62号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第５号）の専決処分の承認について及び議第72号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第６号）から議第77号　平成29年度東根市水道事業会計補正予算（第１号）までの、予算関係７議案の審査の結果についてご報告を申し上げます。

　　ただ今の予算関係７議案を予算特別委員会において、審査した結果、別紙、委員会審査報告書のとおり、全議案とも全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決した次第であります。

　　以上で予算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。

○加藤信明議長　以上で、報告を終わります。

　　次に、予算特別委員長に対する質疑でありますが、本予算は議長を除く全員で審査をしていただいておりますので、質疑を省略したいと思います。

　　これに、ご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。

　　したがいまして、予算特別委員長に対する質疑は、省略することに決しました。

　　次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。

　　これから、採決をします。

　　はじめに、議第62号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第５号）の専決処分の承認について採決をします。

　　本案に対する、委員長の報告は、原案承認であります。議第62号は、委員長報告のとおり承認することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第62号は委員長報告のとおり承認されました。

　　次に、議第72号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第６号）について、採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、原案可決であります。議第72号は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第72号は委員長報告のとおり可決されました。

○加藤信明議長　次に、議第73号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第２号）から、議第77号　平成29年度東根市水道事業会計補正予算（第１号）までの５議案について一括して採決をします。

　　本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。議第73号から議第77号までの５議案は、委員長報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第73号から議第77号までの５議案は、委員長報告のとおり可決されました。

　　◎請願第１３号　「国民が安心できる年金制度」を求める請願について

○加藤信明議長　次に、日程第17　請願第13号を議題とします。

請願審査報告書

　本委員会に付託された請願について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第144条第１項の規定により報告します。

　なお、請願に対する決定の理由及び意見等は、委員長報告によってご承知願います。

平成２９年１２月１３日

厚生常任委員長　白井健道　

東根市議会議長　加藤信明　殿

記


付　　託委員会	受　理年月日	受　理番　号	件　　　名	請　願　者	紹介議員	審　査結　果	措　置
厚生常任委員会	平成29年 11月22日	請　願第13号	「国民が安心できる年金制度」を求める請願について	東根市神町中央２－１－２６全日本年金者組合北村山支部支部長　植田　美子	今野　孝	不採択

　　◎厚生常任委員長報告

○加藤信明議長　はじめに、厚生常任委員会に付託しました請願第13号の審査の経過と結果について、委員長に報告を求めます。

　　厚生常任委員長　４番白井健道議員。

　　　〔白井健道厚生常任委員長　登壇〕

○白井健道厚生常任委員長　議長の指名により、厚生常任委員会に付託されました、請願第13号　「国民が安心できる年金制度」を求める請願についての審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本請願を審査するため、12月8日午前10時から、第４委員会室において厚生常任委員会を開催し、委員５名の出席のもと、慎重に審査を行いました。

　　今回の請願の趣旨として、４つの項目が挙げられています。

　　はじめに、一点目の「マクロ経済スライドを見直しすること」についてです。

　　マクロ経済スライドは、平成16年の年金制度改正で導入されたもので、現役人口の減少や平均寿命の伸びなど、そのときの社会情勢にあわせ、賃金や物価の改定率を調整して、緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。

　　委員からは、「年金制度が破綻をしないよう運用していく方策として、マクロ経済スライドが導入されている。物価の上昇が大きい場合でも、年金を段階的に増加させるため、急激な変化がなく安定する。現状に合っており、今後も維持すべきである。」という意見がありました。

　　次に、２点目の「全額国庫負担の最低保障年金制度を早期に創設すること」についてです。

　　最低保障年金制度とは、全ての人に一定の年金額を保障し、年金がもらえない「無年金者」や年金の支給額が少ない「低年金者」の対策として打ち出された制度です。

　　委員からは、「財源はどうするのか。仮に消費税をあてにすると、大幅な税率アップが必要なのではないか。逆に負担や格差が大きくなり、現実的ではない。」といった意見が出されました。

　　次に、３点目の「年金支給年齢のこれ以上の引き上げは行わないこと」についてです。

　　委員からは、「少子高齢化により、年金受給者が増え、現役世代が少なくなっていく中で、将来、年金制度を支える人たちのことを考えれば、年金支給年齢引き上げをせざるを得ないのが実態ではないか。」といった意見がありました。

　　一方で、「将来、年金を受け取る人たちにとっては、夢も希望もないような話であり、年金支給年齢引き上げについては反対。」といった意見もありました。

　　最後に、４点目の「隔月支給の年金を国際基準である毎月支給に改めること」についてです。

　　委員からは、「年金支給のシステムを変えることは、経費の大幅な増加につながるおそれもあり、早期の実現は困難である。」といった意見が出されました。

　　これら４つの項目について、一部賛成の意見もありましたが、採決した結果、全会一致により、本請願は不採択すべきものと決しました。

　　以上、厚生常任委員会における請願審査の経過と結果についての報告を終わります。

○加藤信明議長　以上で、報告を終わります。

　　これから、ただ今の委員長報告に対し、質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　委員長報告をお聞きしましたけれども、２点ほどお尋ねしたいところがありますので、まず１点目です。

　　請願書には、「マクロ経済スライドは年金の目減りをさらに進めてしまう危惧があり」という記述がございます。委員長報告には、この点についての言及はなかったと思いますので、この点について委員会ではどのような論議がなされたのか、あるいはなされなかったのか、お尋ねしたいと思います。

○加藤信明議長　白井健道厚生常任委員長。

○白井健道厚生常任委員長　まず、マクロ経済スライドについてですけれども、これについては年金が減るという想定もあるのではないかという議論もありました。

　　それは賃金の減少であるとか、あるいは物価の減少があったときに、年金も減ってしまうということで、これについては、世間の経済水準が下がるのであるから、いたし方ないのではないかと。そもそもこのマクロ経済スライドなり、年金の改革の中身として、これは共通理解として委員会の中で話されましたけれども、年金の財源である収入、保険料と税の方ですね、こちらが固定化したので、これを持続性を高めるためには支出の方もきちんとコントロールしなくてはいけないと。そのコントロールの中で、マクロ経済スライドというものが導入されているということで、その話の中において上がる場合もあれば、下がる場合もあると。ただ、下がる場合も全部マクロスライドがフルに下がる場合フルにはならないといったその歯どめもあるということで、その辺で議論がありました。

　　以上です。

○加藤信明議長　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　白井委員長のご答弁に対して私の意見というのもありますが、ここではそれは控えておきたいと思います。

　　２点目ですけれども、これも請願書に「昨年の臨時国会で年金受給資格は25年から10年に短縮され、約64万人の無年金者が年金を受給できるようになりました。」とあります。この64万人というのは、私とすればかなり大きい人数だと思うわけですが、それにしても、なおかつ無年金者はこの制度の中では出てくるということを考えなければいけないわけだと思います。

　　そこで、無年金者に対しての言及が委員長報告の中でありましたけれども、その無年金者問題について深く掘り下げた報告にはなってなかったと思うんですが、この点についてはどのような論議がされたのか、あるいはなされなかったのかお尋ねしておきたいと思います。

○加藤信明議長　白井健道厚生常任委員長。

○白井健道厚生常任委員長　無年金者そのもの、この64万人といった数字も含めた個別具体的な話はなかったんですけども、そもそもこの無年金者の話は最低保障年金制度に絡まって出てきているということで、もしこれを導入することになると、例えばこれまでずっと払ってきた人はどうなるのかとか、そもそも無年金という方は払ってこられなかった方ですので、払ってきた方との格差であるとか、富める人はさらに富める制度ではないかということで、そういった議論がされました。なので、無年金者について具体的にどうすればいいのだというところはなかったんですけども、最低保障年金の中でそういった議論がなされました。

○加藤信明議長　以上で、ご了承願います。

　　ほかにご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１０時４１分　休　憩

　　　午前１０時４１分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、請願第13号に対する討論ですが、先に通告がありましたので、発言を許可します。

　　はじめに、９番今野　孝議員。

　　　〔９番　今野　孝議員　登壇〕

○９番（今野　孝議員）　９番今野　孝です。

　　「国民が安心できる年金制度を求める」請願について、賛成する立場で討論を行います。

　　地方自治法には、「請願等の内容が広く社会一般の福祉と利益に関係があり、かつ住民の関心が高いものについては、その請願を採択し、その趣旨の実現を図るため、意見書を議決して関係行政庁に提出することができる」とございます。

　　本市には13,409人の年金受給者がおります。未だ年金受給年齢に達していないものの、将来の年金額に不安を感じている多くの市民がおります。これらの市民の多くは、本請願に賛同していただけるものと考えます。ゆえにその請願を採択し、関係省庁に意見書を提出することは当然のことではないかと考えます。

　　国民年金の最高受給額は年額77万9,300円。月額にすると6万4,941円となるかと思います。平均受給額は年額で67万5,000円、月額にすると5万6,250円になるかと思います。

　　これで憲法25条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が保障できるでしょうか。

　　制度の持続可能性を年金受給抑制にのみ頼るのは誤りではないでしょうか。

　　その結果として、生活の立ち行かない市民が増加することが懸念されるわけであります。

　　少子高齢化が進行しても、年金受給者の生活を支えることのできる年金制度をこそ確立するべきではないでしょうか。

　　年金制度の改革を急ぐべきと考えます。まずは、年金減額を加速させるおそれのある、マクロ経済スライドの見直しを図るべきと考えます。

　　また、貧困と格差の拡大が進み、ワーキングプアという悲しむべき言葉がすっかり定着してしまった日本において、保険料負担に耐えられず、無年金者となる人の増大が懸念されています。このような事態を回避するためにも、最低保障年金の創設を図る必要があると考えます。

　　要望事項の３番、４番も賛同できるものであり、本請願は採択すべきものと考えます。

　　以上、申し述べて私の賛成討論といたします。

○加藤信明議長　次に、７番髙橋光男議員。

　　　〔７番髙橋光男議員　登壇〕

○７番（髙橋光男議員）　皆様、ご苦労さまです。７番髙橋光男でございます。

　　通告に従いまして、「国民が安心できる年金制度を求める」請願について、反対の立場から討論を行います。

　　最初に平成28年に改正された、現行年金制度の意義及び改正の概要などについて、公的資料、報道資料などをもとに申し上げ、次いで私の考えを述べさせてもらいます。

　　まず、はじめはご案内のとおりでありますが、改めて公的年金制度の意義について述べさせていただきます。

　　我々が生活する中で、加齢、障がい、死亡など様々な生活上のリスクに対し、個人だけで備えるには限界があることから、社会全体で備えるための仕組みが公的年金制度で、社会保険であります。

　　現役世代が払った保険料を高齢者に給付する世代間での支え合いという考え方、いわゆる賦課方式を基本とし、年金積立や税金が年金給付にあてられることはご案内のとおりであります。

　　そしてこれまで制度の充実、高齢化への対応など時代に合致した改正が行われてきております。これは５年に一度、健康診断のような形で行う公的年金の財政検証によって、100年先までの見通しを検証していることによるものであります。

　　ちなみに平成26年度の財政検証では、若い世代が将来受け取る年金は、将来時点で働いてる人々の賃金の50％を上回る見込みとされ、年金制度が破綻している、若い世代は年金をもらえないといったことは全くないと厚生労働省では言っております。

　　次に、現在の制度についてであります。平成28年12月に改正された年金改革法は、少子高齢化が進展する中、制度の持続性を高め、将来世代の年金水準の確保を図ることによって、将来的にも安心な年金制度を構築するものであります。

　　その意義は現在の高齢者に配慮しつつ、将来、年金を受け取る若い世代の年金をしっかりと確保するためのものとされ、改正点は１つ、短期労働者への被用者保険の適用拡大の推進。２つ、国民年金第１号被保険者の産前産後の保険料の免除。３つ、年金額改定ルールの見直し。４つ、年金積立金管理運用独立行政法人（ＧＰＩＦ）のガバナンス体制を強化する組織等の見直しの４項目が大きなものとなっております。

　　そのうち、年金額改定ルールの２点の見直しについて申し上げます。

　　１点目はマクロ経済スライドについてであります。マクロ経済スライドは、少子化が進み人口が減少する中で、現役世代の負担が過重なものとならないよう保険料の上限を固定し、その限られた財源の範囲内で年金給付水準を長い年月をかけて、徐々に調整する仕組みとして導入されたものであります。

　　現在、年金を受給されている世代と将来年金を受給する世代との間で、適切に配分する分かち合いの仕組みであります。

　　今回の改正で、現在の高齢者に配慮しつつ、できるだけ早期に調整を行い、将来年金を受け取る若い世代の年金の給付水準をしっかりと確保するため、名目額が前年度を下回らない措置を維持しつつ、賃金、物価が上昇したときに、過去に調整できず繰越した未調整部分、いわゆるキャリーオーバーを調整する仕組みを平成30年４月から導入することとされたものであります。

　　２点目は、賃金物価スライドについてであります。年金額は経済の変化を反映させるため、賃金、物価の変動に応じて改正する仕組みとなっております。

　　今回の改正で、年金の支え手である現役世代の負担能力、賃金が低下しているときは、これに合わせて年金額を改定する考え方が徹底されるよう、ルールの見直しを行うというもので、平成33年４月からの開始を予定しているものであります。

　　また、受給資格期間が25年から10年に短縮されたことにつきましては、改正年金機能強化法が平成28年11月に成立したことによるもので、かねてから年金制度の課題の１つであった無年金者の問題を、社会保障と税の一体改革において、年金を受け取れる方を増やし、納めていた年金保険料をなるべく年金支払いにつなげるとの観点から、改正されたものであることを述べさせてもらいます。

　　以上、公的年金制度の意義、改正の概要などについて述べてまいりましたが、改めて現在の公的年金制度は、今後の少子高齢化の進行を見据え、将来にわたって財政的に持続可能、かつ現役世代と高齢者世代の公平性を図るものであること。そして社会保障と税の一体改革の一環として、様々な見直しが行われてきた結果のものであることを踏まえ、本請願の趣旨と照らし合わせた結果、最低保障年金制度はその財源の確保などについて、現実的ではないと言わざるを得ないことや、公的年金制度の趣旨、改正について、できるだけ正しく市民に伝える義務と責任を強く感じたものであります。このため、本請願には賛同しかねると決した次第であります。

　　以上をもちまして、反対討論を終わります。

○加藤信明議長　以上で、討論を終わります。

　　これから、請願第13号　「国民が安心できる年金制度」を求める請願について、採決をします。

　　本請願に対する、委員長の報告は不採択でありますが、本請願を採択とすることについて採決をします。

　　お諮りします。請願第13号は、採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○加藤信明議長　ご着席ください。

　　　〔賛成者着席〕

○加藤信明議長　起立少数です。よって、請願第13号は不採択とすることに決しました。

　　◎市長提出追加議案上程

○加藤信明議長　次に、日程第18　議第98号から日程第24　議第104号までの７議案を一括して議題とします。

　　◎提案理由の説明

○加藤信明議長　これから、提案理由の説明を求めます。土田市長。

　　　〔土田正剛市長　登壇〕

○土田正剛市長　市議会第４回定例会に追加提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。

　　追加提案いたします案件は、条例の一部改正２件、事件決議事項１件、補正予算４件の計７件であります。

　　はじめに、議第98号　東根市特別職に属する者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び議第99号　東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の、一部を改正する条例の制定についてでありますが、人事院及び山形県人事委員会の勧告に基づく、国及び山形県の給与改定に準じ、特別職及び一般職の職員の給与を改定するため、所要の改正について提案するものであります。

　　次に、議第100号　財産の取得についてでありますが、神町小学校移転改築用地として取得するため、地方自治法の規定により提案するものであります。

　　次に議第101号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第７号）ついてでありますが、福祉灯油購入費等助成事業を実施するにあたり、必要な経費を計上するとともに、人事院及び山形県人事委員会の勧告に基づく人件費の補正を行うものであります。

　　この結果、歳入歳出予算に2,375万3,000円を追加し、予算総額を217億3,792万7,000円とするものであります。

　　次に、議第102号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）、議第103号　平成29年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第３号）、議第104号　平成29年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）についてでありますが、いずれも人事院及び山形県人事委員会の勧告に基づく人件費の補正を行うものであります。

　　この結果、国民健康保険特別会計については、歳入歳出予算に28万9,000円を追加し、予算総額を53億4,713万円に、公共下水道事業特別会計については、歳入歳出予算に27万4,000円を追加し、予算総額を20憶5,639万6,000円に、介護保険特別会計については歳入歳出予算に60万7,000円を追加し、予算総額を39憶8,459万6,000円とするものであります。

　　以上、提案理由を申し上げましたが、詳細につきましては担当課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおり、ご可決くださいますようよろしくお願いを申し上げます。

○加藤信明議長　次に、議第98号及び議第99号の２議案について、庶務課長に補足説明を求めます。

　　石垣庶務課長。

　　　〔石垣有一庶務課長併選挙管理委員会

　　　　事務局長　登壇〕

○石垣有一庶務課長併選挙管理委員会事務局長　議長の指示により、補足してご説明を申し上げます。

　　追加議案書の１ページ、参考資料の１ページをお願いします。

　　議第98号　東根市特別職に属する者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。

　　概要は、平成29年12月分の期末手当に係る支給月数を0.05月引き上げて1.675月とし、年3.2月とするものです。

　　また、平成30年度以降分について、６月分を1.55月、12月分を1.65月とする内容になります。

　　施行期日についてですが、第１条の規定については平成29年12月１日より適用となり、第２条の規定については、平成30年４月１日から施行となります。

　　続きまして、追加議案書の３ページ、参考資料の４ページをお願いします。

　　議第99号　東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてになります。

　　概要についてですが、東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、平成29年12月分の勤勉手当に係る支給月数を0.1月引き上げて、0.925月とし、期末手当との合計を年4.3月とするものです。

　　また、平成30年度以降分について、勤勉手当の支給月数の配分を、６月分と12月分を同じ月数である0.875月とする内容になります。

　　なお、今回の改正においては、平成22年人事院勧告で示され、平成23年１月から取り組んでおりました55歳を超える管理職の給料月額等の1.5％減額支給も、給与制度の総合的見直しが整ったことに伴いまして、廃止することになります。

　　東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正については、子に係る扶養手当の額を8,000円から400円引き上げて、8,400円とするものです。

　　施行期日についてですが、第１条に記載の勤勉手当につきましては、平成29年12月分より実施されます。第２条に記載の勤勉手当の規定及び附則第５項及び第６号に記載の勤勉手当と、管理職の給料月額等の1.5％減額支給の廃止の規定につきましては、平成30年４月１日から施行となります。

　　また、第３条に記載の、子に係る扶養手当の規定については、平成29年４月１日から適用するものです。

　　以上、ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

○加藤信明議長　次に、議第100号から議第104号までの５議案について、財政課長に補足説明を求めます。

　　石垣財政課長。

　　　〔石垣和彦財政課長　登壇〕

○石垣和彦財政課長　議長の指示によりまして、補足してご説明申し上げます。

　　追加議案書の６ページをお願いいたします。議第100号　財産の取得についてでありますけれども、神町小学校移転改築用地の取得になります。

　　この度用地交渉が整いまして、追加提案するものでございます。面積につきましては、1,980.53㎡を、取得予定価格1,830万96円で、市内在住の男性から購入するものでございます。

　　次に７ページをお願いいたします。

　　議第101号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第７号）になります。

　　先ほど市長から補正額や補正後の予算総額などについて説明がございましたので、私からは事項別明細にて説明をさせていただきます。

　　14ページ、15ページをお願いいたします。順番が逆になりますけれども、歳出からご説明申し上げます。

　　１款１項１目議会費、議会事業におきまして、職員手当等、共済費という人件費に補正がございます。先ほど提案ありました特別職と一般職の給与条例改正に伴う補正でございます。これ以降、多くの事業において増額して人件費を補正しているところでございます。

　　16ページ、17ページをお願いいたします。

　　３款１項１目社会福祉総務費、17ページの一番下になりますけれども、福祉灯油購入費等助成事業といたしまして、794万5,000円を計上しております。

　　この事業につきましては、低所得世帯の暮らしを取り巻く環境について、依然として厳しい状況が続いていることから、今年度も実施するものでございます。住民税非課税の高齢者世帯や障がい者世帯、ひとり親世帯など、また東日本大震災で本市に避難している世帯、対象となる世帯につきましては、1,600世帯を見込んでいるところでございます。１世帯あたり5,000円を申請に基づき、助成するものでございます。

　　事業費の内訳につきましては、扶助費に760万円、需用費と役務費の事務経費を計上しているところでございます。

　　ページを戻っていただきまして、12、13ページをお願いいたします。

　　歳入になります。16款２項２目、民生費県補助金になります。山形県におきまして、県議会12月定例会に、生活困窮者に対する灯油購入費助成事業費補助金といたしまして、事務経費を除く市町村負担額の２分の１を補助する補正予算を提案しているところでございます。県の補助金を見込みまして、380万円を計上しているところでございます。

　　19款１項１目、財政調整基金繰入金では、不足する財源1,995万3,000円を増額補正しております。

　　次に26ページをお願いいたします。

　　議第102号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）でございます。こちらにつきましても、補正額、補正後の予算総額は省かせていただきまして、事項別明細にてご説明させていただきます。

　　29、30ページをお願いいたします。

　　歳入におきまして、９款１項１目、一般会計繰入金を28万9,000円増額し、歳出におきましては１款１項１目、一般管理費に人件費を28万9,000円増額しております。

　　次に31ページをお願いいたします。

　　議第103号　平成29年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第３号）でございます。

　　34、35ページをお願いいたします。

　　歳入におきまして、４款１項１目、一般会計繰入金を27万4,000円増額し、歳出におきましては１款１項１目、下水道総務費及び３目管渠建設費に人件費を増額しております。

　　次に36ページをお願いいたします。

　　議第104号　平成29年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）でございます。

　　39、40ページをお願いいたします。

　　歳入におきまして、７款１項５目、その他一般会計繰入金を60万7,000円増額いたしまして、歳出におきましては１款１項１目、一般管理費及び４款３項１目、一般介護予防事業に人件費を増額しております。

　　以上で、追加議案の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

○加藤信明議長　以上で、提案理由の説明を終わります。

　　ここで、お諮りします。

　　ただ今、議題となっております議第98号から議第104号までの７議案については、会議規則第37条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。

　　これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。

　　したがいまして、議第98号から議第104号までの７議案については、委員会付託を省略することに決しました。

　　次に、議第98号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　ご質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時１０分　休　憩

　　　午前１１時１０分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　議第98号について、討論の通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第98号　東根市特別職に属する者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　議第98号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。

　　よって、議第98号は、原案のとおり、可決されました。

　　次に、議第99号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　議第99号に関わって３点ほどお尋ねしたいと思います。

　　まず、今回の人事院勧告に基づく給与改定で、国家公務員は631円、0.15％の給与改定が行われたと理解しております。

　　しかし、この度の条例改正によると一般職の給料表の改定が含まれておりません。給料月額の引き上げがないのは、なぜかお尋ねしたいと思います。

○加藤信明議長　古谷総務部長。

○古谷総務部長　お答え申し上げます。

　　本年度、山形県人事委員会が実施した給与比較調査において、民間給与と比べて月額で308円、0.08％下回っているとされたところであります。この調査結果に基づきまして、山形県人事委員会勧告では「官民の給与格差が僅少、わずかな額である」とのことから、一般職給料表の改定は行わないで、子にかかる扶養手当額を400円引き上げる内容となったものであります。このことから、本市も県の人事委員会勧告に準拠した内容としたところでありますので、よろしくお願いいたします。

○加藤信明議長　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　了解しました。

　　市としては、県の人事委員会勧告に基づいて、施策を進めなければいけないということも理解しながら、なお２点ほどお尋ねしたいと思います。

　　昨年第４回定例会で、本市には43名の現給保障対象職員がいるとの答弁を頂戴しております。給与条例の改正で給料月額の引き上げ改定がないとなると、給与制度の総合的見直しに伴い、現給保障を受けている職員の処遇改善が図られないのではないかということを懸念するわけであります。

　　現在、現給保障受けている職員の実態についてお尋ねしたいと思います。

○加藤信明議長　古谷総務部長。

○古谷総務部長　お答え申し上げます。

　　平成29年４月１日現在においては、14名が現給保障対象の職員であります。そのうち２名の職員が、年が明けて１月の定期昇給後に対象から外れる予定であるところであります。

　　なお、平成26年度の人事院勧告に基づき、実施された給与の総合的な見直しの経過措置が平成30年３月31日をもって、終了することに伴う現給保障期間の終了でありますので、ご理解をお願いいたします。

○加藤信明議長　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　年明けの定期昇給を経てもなお12名の現給保障の方が残られるということかと思います。

　　はい、了解しました。

　　次です。言うまでもなく、職員の給与は生活給であります。この改正内容は、消費者物価の上昇に追いついていないと感じるわけであります。そうしますと、職員の生活がさらに苦しくなると考えますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

○加藤信明議長　古谷総務部長。

○古谷総務部長　お答え申し上げます。

　　公務員の給与水準に関しましては、経済及び雇用情勢等を反映して決定される、民間の給与との均衡を保ち、社会一般の情勢に準じるように人事院、人事委員会が必要に応じた勧告を行っているものであります。国及び地方自治体はこれらの勧告に基づきまして、民間の給与水準に準拠する給与制度となっております。本市におきましても、人事委員会勧告等に基づき、給与制度の見直しを図っておりますので、ご理解をお願いいたします。

○加藤信明議長　９番今野　孝議員。

○９番（今野　孝議員）　はい、了解しました。

　　民間給与のみで公務員の賃金を決めていくという限界もあるのかなという感じも受けているわけでありますが、答弁については了解いたしました。

○加藤信明議長　以上で、ご了承願います。

　　ほかにご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時１７分　休　憩

　　　午前１１時１７分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第99号に対する討論ですが、先に、通告がありましたので、発言を許可します。

　　９番今野　孝議員。

　　　〔９番　今野　孝議員　登壇〕

○９番（今野　孝議員）　９番今野　孝です。

　　議第99号　東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、反対する立場で手短に討論を行います。

　　近年の日本は格差が拡大し、貧困が増大しており、これらの是正は社会的要請となっております。

　　また、政府は労働者の賃上げによるデフレ脱却を掲げております。しかし、８月８日の人事院勧告はこれら背を向けた低額勧告となりました。2014年勧告の給与制度の総合的見直しによって、賃金が平均２％削減された職員にとって、生活改善には遠く及ばない内容となりました。山形県人事委員会の勧告はさらに低額となりました。官民の給与格差が僅少であるとして、一般職給料表の改定は見送られることになりました。

　　子に係る扶養手当の額を8,000円から8,400円に引き上げられるものの、扶養すべき子どものいない人にとっては、物価上昇分は事実上賃下げとなってしまいます。

　　その上、本市にあっては年明け１月の定例昇給後であっても、現給保障対象職員が12名も残ることになります。これらの職員は３年間給与改善が図られなかったばかりか、来年４月以降は減給となるおそれがあるわけです。

　　このような状況で職員にモチベーションを高めるよう要求するのは無理があると思います。本市職員に限ってそのようなことはないと思いますが、行政サービスの質の低下が懸念されるところであります。本市が力を入れている地域経済の活性化にも影を落とすおそれもあると考えます。

　　以上のような理由から、議第99号に反対するものであります。

　　これで私の討論を終わります。

○加藤信明議長　以上で、討論を終わります。

　　これから、議第99号　東根市一般職の職員の給与に関する条例及び東根市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。

　　本案については、反対討論がありましたので、起立により採決をします。

　　議第99号は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○加藤信明議長　ご着席ください。

　　　〔賛成者着席〕

○加藤信明議長　起立多数と認めます。

　　よって、議第99号は、原案のとおり、可決されました。

　　次に、議第100号について、質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時２２分　休　憩

　　　午前１１時２２分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第100号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第100号　財産の取得について採決をします。

　　議第100号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第100号は原案のとおり可決されました。

　　次に、議第101号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時２３分　休　憩

　　　午前１１時２３分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第101号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第101号　平成29年度東根市一般会計補正予算（第７号）について採決をします。

　　議第101号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第101号は原案のとおり可決されました。

　　次に、議第102号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時２４分　休　憩

　　　午前１１時２４分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第102号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第102号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計補正予算（第３号）について採決をします。

　　議第102号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第102号は原案のとおり可決されました。

　　次に、議第103号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時２５分　休　憩

　　　午前１１時２５分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第103号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第103号　平成29年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算（第３号）について採決をします。

　　議第103号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。　よって、議第103号は原案のとおり、可決されました。

　　次に、議第104号について質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　ここで、暫時休憩します。

　　　午前１１時２５分　休　憩

　　　午前１１時２６分　開　議

○加藤信明議長　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　　次に、議第104号についての討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから、議第104号　平成29年度東根市介護保険特別会計補正予算（第３号）について採決をします。

　　議第104号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○加藤信明議長　異議なしと認めます。よって、議第104号は原案のとおり可決されました。

　　以上で、本日の日程は、全部終了しました。

　　◎市長あいさつ

○加藤信明議長　ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。

　　土田市長。

　　　〔土田正剛市長　登壇〕

○土田正剛市長　第４回定例会を閉じるにあたり一言御礼を申し上げます。

　　今定例会に提案いたしました議案については、全議案ともご承認、ご可決を賜り、誠にありがとうございます。この間にいただきました議員からのご提案、あるいはご意見等には真摯に耳を傾け、今後の市政運営に資してまいりたいと考えておりますので、今後議員各位のご理解、ご協力を一層お願いを申し上げ、一言御礼の言葉に代えさせていただきます。

　　ありがとうございました。

　　◎閉　　　　　会

○加藤信明議長　ここで、私からも一言ごあいさつを申し上げます。

　　今期定例会に提案されました多くの重要議案につきましては、慎重に審議がなされ、全ての議案を議決いたしました。皆さんのご協力に対し、心から感謝を申し上げます。

　　また、執行部におかれましては、各議員から出されました意見や要望などを慎重に的確に市政運営をお願いしたいと思います。

　　これで、平成29年東根市議会第４回定例会を閉会とします。

　　ご苦労さまでした。

　　　午前１１時２８分　閉　会