平成２９年第１回東根市議会定例会　予算特別委員会　３月１５日

平成２９年３月１５日　午前１０時００分　開　議

　佐　　藤　　　　　直　　予算特別委員長　　　　　　山　　科　　幸　　子　　副委員長

◎出席委員（１７名）

　１番　　　片　　桐　　勝　　寿　委員　　　　　　　２番　　　山　　科　　幸　　子　委員

　３番　　　高　　橋　　鉄　　夫　委員　　　　　　　４番　　　白　　井　　健　　道　委員

　５番　　　河　　村　　　　　豊　委員　　　　　　　６番　　　原　　田　　利　　光　委員

　７番　　　髙　　橋　　光　　男　委員　　　　　　　８番　　　細　　矢　　俊　　博　委員

　９番　　　今　　野　　　　　孝　委員　　　　　　１０番　　　加　　藤　　信　　明　委員

１１番　　　阿　　部　　綾　　子　委員　　　　　　１２番　　　髙　　橋　　ひろみ　委員

１３番　　　清　　野　　貞　　昭　委員　　　　　　１４番　　　森　　谷　　政　　志　委員

１５番　　　佐　　藤　　　　　直　委員　　　　　　１６番　　　清　　野　　忠　　利　委員

１７番　　　浅野目　　幸　　一　委員

◎欠席委員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	石　山　泰　博	教　　育　　長
武　田　庄　一	選挙管理委員会委　　員　　長	小　林　文　雄	代表監査委員
工　藤　喜惠治	農業委員会会長	芳　賀　利　郎	消　　防　　長
間木野　多加志	副　　市　　長	髙　橋　　　昇	総　務　部　長
斎　藤　吉　則	市民生活部長	梅　津　佳　之	健康福祉部長
石　垣　裕　之	経　済　部　長	東海林　克　彦	建　設　部　長兼水道部長
網　干　　　賢	会計管理者	古　谷　利　明	教　育　次　長
芦　野　耕　司	総合政策課長	高　橋　重　俊	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
石　垣　和　彦	財　政　課　長	半　田　　　薫	監　査　委　員事　務　局　長
菊　地　仁　志	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


片　桐　　　崇	事　務　局　長	牧　野　美和子	事務局長補佐
井　上　正　宏	議事主査兼議事係長	辻　村　　　充	副　　主　　任
松　山　朋　美	主　　　　　事	早　坂　　　康	兼　務　書　記
早　坂　康　弘	兼　務　書　記	早　坂　　　康	兼　務　書　記

◎本日審査した案件

　議第１６号　平成２９年度東根市一般会計予算

　議第１７号　平成２９年度東根市国民健康保険特別会計予算

　議第１８号　平成２９年度東根市東根財産区特別会計予算

　議第１９号　平成２９年度東根市公共下水道事業特別会計予算

　議第２０号　平成２９年度東根市介護保険特別会計予算

　議第２１号　平成２９年度東根市市営墓地特別会計予算

　議第２２号　平成２９年度東根市後期高齢者医療特別会計予算

　議第２３号　平成２９年度東根市水道事業会計予算

　議第２４号　平成２９年度東根市工業用水道事業会計予算

　　◎開　　　　　議

○佐藤　直予算特別委員長　皆さん、おはようございます。本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は17名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　◎議第１６号　平成２９年度東根市一般会計予算の歳出外８件

○佐藤　直予算特別委員長　はじめに、予算特別委員会に付託なりました議第16号　平成29年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び２条から５条までの質疑につきましては、去る３月７日の本委員会において、十分審査が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。

　　これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤　直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、質疑を省略することに決しました。

　　次に、議第16号　平成29年度東根市一般会計予算の歳出の全部及び議第17号から議第24号までの８議案については、去る３月７日の本委員会において、それぞれ所管ごとの分科会に付託して、慎重な審査をお願いしておりますので、これから、審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。

　　◎総務文教分科会委員長報告

○佐藤　直予算特別委員長　はじめに、総務文教分科会委員長、７番高橋光男委員。

　　〔髙橋光男総務文教分科会委員長　登壇〕

○高橋光男総務文教分科会委員長　皆さん、おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で、総務文教分科会に付託されました、平成29年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月８日及び９日の両日、午前10時から、第三委員会室において総務文教分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、第２款、総務費について申し上げます。

　　第１項、総務管理費、２目、広報広聴費の「広報広聴事業」についてであります。

　　新年度においては、本市を国内外に広くＰＲするためのプロモーションビデオの製作費が、新たに計上されております。

　　プロモーションビデオを有効に活用するためには、本市にとって、有望な需要を的確に把握し、有効なプロモーションを行うことが重要であると捉えております。

　　本市の魅力を存分に感じていただき、観光や定住の促進につながるような、充実した内容のプロモーションビデオの制作に大いに期待します。

　　次に、４目、財産管理費の「庁舎管理事業」についてであります。

　　新年度においては、庁舎エレベーターの改修工事が計上されるなど、庁舎環境の整備が計画的に図られることに理解をいたします。今後とも適切な修繕計画のもと、来庁される市民に、さらに配慮した庁舎内の環境整備について検討していただくよう、要望いたします。

　　次に、５目、企画費の「国際交流員配置事業」についてであります。

　　平成29年度は、国際交流元年と位置づけられ、関連する重要事業に予算が計上されております。本事業は、新たにドイツとの国際交流を推進するため、ＣＩＲ、いわゆる国際交流員を配置するものであります。

　　ＣＩＲの業務は、姉妹都市提携やホストタウン招致に関する業務だけでなく、市民との交流や観光面など、ドイツと本市の架け橋となる幅広い活躍が想定されます。

　　国際交流に関する様々な事業が円滑に推進できるよう、ＣＩＲの活躍に大いに期待します。

　　次に、９目、空港対策費の「空港利用拡大・周辺対策等事業」及び「地方航空路線活用観光創出事業」についてであります。

　　昨年の名古屋便２便化に引き続き、今年は、札幌便の運行が６年ぶりに再開されます。その結果、山形空港は、東京、大阪、名古屋、そして札幌と、四つの大都市と空でつながることとなり、空港の利便性が格段に向上したことについては、大変喜ばしいことであります。

　　今後は、空港の利用拡大や観光創出に関する事業の推進が、より一層重要となります。各関係機関との連携のもと、各路線における、さらなる搭乗率の向上を目指した事業の展開に期待をいたします。

　　次に、14目、諸費の「防災行政無線整備事業」についてであります。

　　新年度においては、トランシーバー型の移動系無線、40台を整備する費用が計上されております。移動系無線の整備は、災害現場等から、よりタイムリーな情報伝達に大きく寄与するものであり、同報系無線とともに、本市における災害対応の要であると捉えております。

　　様々な災害は、その予測が非常に困難であり、日ごろの備えが非常に大切であります。

　　今後とも、市民の安心・安全のため、関係機関とも連携しながら、防災意識の向上を図っていただくことを望みます。

　　次に、第２項、徴税費、２目、賦課徴収費の「賦課事業」及び「徴収事業」についてであります。

　　本市における収納率は、県内でも上位であり、職員の努力に敬意を表するものであります。新年度においても、納税者に対し、きめ細やかな対応に努め、収納率の高水準を継続して維持できるよう、なお一層の努力を望みます。

　　次に、第４項、選挙費、１目、選挙管理委員会費の「選挙管理委員会事業」についてであります。

　　各投票区についてでありますが、有権者の実態を把握するとともに、投票率のさらなる向上を目指し、さらなる利便性を考慮した配置となるよう、今後のさらなる調査・研究を望みます。

　　また、選挙公報についてでありますが、ホームページへ掲載する手法など、よりタイムリーで効果的な周知の方法を研究されるよう、要望いたします。

　　次に、第９款、消防費、第１項、消防費、１目、常備消防費の「常備消防事業」についてであります。

　　新年度においては、はしご車のオーバーホール費用が計上され、はしごのゆがみの点検や、各種パーツの交換など、70項目にわたる点検を実施するとのことであります。

　　市民の生命・財産を守るため、現在所有している、消防設備・機器の点検には万全を期すとともに、市内に増えつつある、高層建築物での火災等に的確に対応するため、はしご車の更新に当たっては、30メートル級のはしご車の導入について、計画的に進めていただくよう要望いたします。

　　また、装備の充実はもとより、職員体制の確立が、より重要であると捉えております。条例での定数である62名を確保するため、市人事担当部局とも十分に調整を図りながら、計画的な職員の採用に努めるよう、強く要望いたします。

　　次に、第10款、教育費について申し上げます。

　　はじめに、第２項、小学校費、２目、教育振興費の「小学校ＩＣＴ教育推進事業」及び３項、中学校費、２目、教育振興費の「中学校ＩＣＴ教育推進事業」についてであります。

　　本事業は、児童・生徒用及び教職員用のＩＣＴ環境を整備するもので、授業への効果的な活用のみならず、教職員の効率的な事務執行等に大きく寄与するものと捉えております。

　　今後、５年間で計画的に機器を整備していくとのことでありますが、各学校におけるＩＣＴ環境の整備状況を十分鑑み、できるだけ早期に事業が完了できるよう、一層の努力を望みます。

　　次に、第２項、小学校費、３目、施設維持費の「学校トイレリニューアル事業」についてであります。

　　本事業については、昨今の生活形態の変化に伴うトイレの洋式化に的確に対応するものであります。今後とも、児童・生徒が、より快適に学校生活を送ることができるよう、計画的な事業の推進を望みます。

　　次に、第２項、小学校費、４目、学校建設費の「小学校仮設校舎リース事業」及び第３項、中学校費、４目、学校建設費の「中学校仮設校舎リース事業」についてであります。

　　新年度においても、継続して仮設校舎のリース料が計上されておりますが、児童・生徒数の推移を十分見きわめ、今後は、必要に応じて、校舎増築についての計画を研究していただくよう要望いたします。

　　次に、第４項、社会教育費、１目、社会教育総務費の「未来を拓く高校生応援事業」についてであります。

　　新年度から新たに実施される本事業は、市内に在住する高校生を対象とし、自己啓発や体験活動、学習・研修、ボランティア等、自主的に企画した事業に対し、必要な経費を補助するものであり、将来ある高校生の様々な可能性をさらに伸ばすだけでなく、本市を担う人づくりにも大きく寄与するものと捉えております。

　　今後は、一人でも多くの高校生に、本事業を活用していただけるよう、事業内容の周知徹底を要望いたします。

　　最後に、第５項、保健体育費、２目、体育施設費の「体育施設等運営管理事業」についてであります。

　　本事業には、中央運動公園の指定管理料が継続して含まれております。今後も、民間のノウハウを十分に生かした事業を展開するとともに利用者の使用実態の把握に努め、より使い勝手のよい、価値ある施設となることを望みます。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました２議案を採決した結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上で、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　◎経済建設分科会委員長報告

○佐藤　直予算特別委員長　次に、経済建設分科会委員長　11番阿部綾子委員。

　　〔阿部綾子経済建設分科会委員長　登壇〕

○阿部綾子経済建設分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で、経済建設分科会に付託されました、平成29年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月８日及び９日の両日、午前10時から、第一委員会室において、経済建設分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計予算について申し上げます。

　　第６款、農林水産業費、第１項、農業費、３目、農業振興費、有害鳥獣農作物被害防止対策事業についてであります。

　　有害鳥獣の中でも、イノシシについては繁殖力が非常に高く、他の自治体において、捕獲や処分に大変苦慮していると伺っており、今後、被害の拡大が懸念されるところであります。

　　そのような中、本市のイノシシの捕獲頭数についても、増加傾向にあり、今後、１頭当たりの捕獲報償金を、市独自で上乗せする予定であるとのことから、さらなる被害防止の効果が期待されます。

　　今後とも、地元猟友会や地域と連携しながら、被害防止対策に努め、さらには、県に対し、広域的な被害防止策の検討について、働きかけていただくよう要望します。

　　次に、果樹王国ＨＩＧＡＳＨＩＮＥ未来づくり事業についてであります。

　　本事業は、少子高齢化等による農業の担い手不足の解消を目的に、都市部から「地域おこし協力隊」として採用し、本市の農業振興を図るものであります。

　　受け入れは東部地域で、住居については、空き家等が活用されるもので、本事業費として２名が計上されております。優秀な人材を確保し、関係機関や地域と連携した事業の推進を要望します。

　　次に、第７款、商工費、第１項、商工費、３目、観光費、観光事業の中のひがしねウィンターフェスティバルについて申し上げます。

　　本事業については、まなびあテラスを核とし、将来的には、さくらんぼ東根駅からの導線を一体的に盛り上げるとのことであります。新規のイベントではありますが、様々な既存のイベントなどを期間中に集中させることで、各事業の相乗効果を図り、多くの市民が参加する、東根の冬の新たな魅力となるよう期待します。

　　次に、４目、企業誘致対策費の企業マッチング用データベース作成事業について申し上げます。

　　本事業は、企業間の連携など、企業の活動を支援するため、当初、地方創生先行型交付金を活用して実施され、現在、単独事業となっております。

　　委員からは、「現在公開されている「事業マッチングサイト」を確認したが、データベースのさらなる充実を図るなど、より効果的な運用が望ましい」との意見がありました。

　　事業の継続実施に当たっては、内容の充実を図り、企業にとって魅力あるサイトとなるよう要望します。

　　次に、６目、ブランド戦略推進費の果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業について申し上げます。

　　毎年、ランナーをはじめ、市内外の多くの方でにぎわいを見せる本事業は、本市を代表する一大イベントとなりました。くわえて、海外ツアーが企画されるなど、インバウンドの振興についても、大いに期待されるところであります。

　　一方、６月初旬は、暑さに体がなれていない時期であり、暑さ対策が重要であります。これまでも医療体制を充実してきましたが、ランナーの安全対策に万全を期していただき、果樹王国ひがしねを、全国、そして世界にも発信する大会として、大いに盛り上げることを期待します。

　　次に、第８款、土木費、第２項、道路橋りょう費、２目、道路維持費の市道除排雪事業について申し上げます。

　　今年は、年明けから降り続いた大雪により、当初予算を大きく上回る除排雪経費を要しており、委員からは、「毎年、同額で計上されている当初予算では、少ないのではないか」、また、「除雪体制の強化・充実が必要ではないか」との意見がありました。

　　これに対し、「毎年の降雪量は予測できないため、予算に過不足が生じるかの見きわめは難しいが、不足が生じる場合は、適時、補正予算などで対応し、市民生活の安全を確保していきたい」、また、「除雪体制については、ロータリー除雪車などの導入について検討し、強化・充実を図っていきたい」とのことでありました。

　　今後とも、雪押し場の確保など、地域の協力も得ながら、除排雪が行われるよう要望します。

　　次に、５目、道路関連施設整備費の道の駅整備事業について申し上げます。

　　よってけポポラや、周辺施設との連携を踏まえ、道の駅整備に向けて、基本構想を策定する予算が計上されております。策定に当たっては、整備される道の駅が地域の観光資源をつなぎ、本市の魅力を発信する機能を有するなど、様々な役割を担う、個性豊かなにぎわいのある空間となるよう要望します。

　　続きまして、公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。

　　平成29年度においても、引き続き、第７期事業計画に基づく、汚水管渠整備の事業費が計上されており、水質保全と快適な住環境の整備が期待されます。

　　汚水事業については、平成32年度を目途に、おおむね完了する予定でありますが、その後は、近年の市街化の進行状況から、雨水浸水対策としての雨水整備を進める必要があり、事業着手に向けての準備を望むものであります。

　　また、平成29年度は、下水道事業公営企業会計移行事業として、固定資産調査が予定されております。平成32年度からの適用に向けて、計画的な業務の執行を要望します。

　　次に、水道事業会計予算について申し上げます。

　　委員からは、大口の受水企業の工業用水道への切りかえによる収益の減を心配する声がありましたが、新たな受水事業所の増や、宅地化による給水戸数の増加などによる収入への増も見込まれ、経営に大きな影響はないとのことであります。

　　今後とも、安全で良質な水の安定供給と、本事業会計の健全経営に努められるよう望みます。

　　最後に、工業用水道事業会計予算について申し上げます。

　　平成29年度から受水企業が１社増え、新たな基本協定に基づき、事業運営を行っていくとのことであります。引き続き、工業用水の安定供給と健全経営に努められるよう望みます。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました４議案を採決した結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、経済建設分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　◎厚生分科会委員長報告

○佐藤　直予算特別委員長　次に、厚生分科会委員長　６番原田利光委員。

　　　〔原田利光厚生分科会委員長　登壇〕

○原田利光厚生分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会、予算特別委員会で厚生分科会に付託されました、平成29年度予算に関する審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、３月８日及び９日、両日、午前10時から、第四委員会室において厚生分科会を開催し、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計予算のうち、第２款、総務費、第１項、総務管理費、13目、空き家等対策費、空き家対策事業につきまして申し上げます。

　　新年度より、相続財産管理人を対象とした、空き家の解体等処分経費の補助制度や、特定空き家の認定作業が開始されますが、新事業開始に伴い、業務量の増加が予想されます。

　　市人事担当部局とも調整を図りながら、職員体制の確立に配慮をいただき、市民が安心して暮らすことのできるまちづくりをお願いいたします。

　　次に、第３項、戸籍住民基本台帳費、１目、戸籍住民基本台帳費、窓口業務委託事業につきまして申し上げます。

　　戸籍や住民基本台帳等に関する窓口業務を、「特定非営利活動法人ＮＰＯひがしね」に委託しておりますが、市民からは、好評の声を頂戴しています。マイナンバー制度等、慎重な対応を必要とする業務も増えております。

　　今後とも、業務に当たっては、市民に、より一層安心していただけるよう、細心の注意を払いながら、ＮＰＯとの連携のもと、日々の窓口対応に当たっていただきますようお願いいたします。

　　次に、第３款、民生費、第１項、社会福祉費、１目、社会福祉総務費のうち、民生委員・児童委員活動事業についてであります。

　　高齢化や核家族化の進展、子育て支援の拡充に伴い、民生委員・児童委員の業務内容などは年々増加している現状です。

　　緊急時の円滑な連携や対処を行うために、高齢者見守りネットワーク等、高齢者の見守りに関する事業について、より一層周知を図っていただき、民生委員・児童委員の活動のさらなる充実につなげていただくよう要望いたします。

　　次に、２目、社会福祉施設費、子どもの遊び場運営管理事業について申し上げます。

　　平成25年の５月に開園したあそびあランドですが、連日多くの来場者が訪れ、本市を代表する施設であると評価いたします。今後も、イベント等において、より一層の周知をお願いいたします。

　　また、子どもがのびのびと遊べる環境づくりを進める上で、景観は非常に重要な要素でありますが、管理物品等の増加に伴い、プレハブの収納スペースを追加して対応している状況にあります。

　　今後は、コンセプトに合うような外観の収納場所を設けるなど、景観への配慮をお願いいたします。

　　次に、７目、老人福祉費のうち、高齢者緊急通報体制等整備事業についてであります。

　ひとり暮らしの高齢者が増える中、本人や遠方に住む家族にとっても、安心できる制度であると評価いたしますが、設置件数が139件と、横ばいの状況が続いております。

　　委員からは、高齢者への周知だけでなく、家族への周知を図ってはどうかという意見もありました。今後とも、利用者拡大のため、周知・啓発に努めていただけるようお願いしたいと思います。

　　次に、第４款、衛生費について申し上げます。

　　第１項、保健衛生費、１目、保健衛生総務費、こうのとり支援事業につきまして申し上げます。

　　不妊治療費を助成する本事業ですが、平成22年度の事業開始から、延べ214件の申し出があり、そのうち38人が妊娠に至ったとの報告を受けました。

　　不妊治療に係る経費は高額であり、経済的な理由により、治療を諦める方もいることから、新年度より助成額が引き上げられ、自己負担が軽減されることは、非常に喜ばしいことであり、少子化対策としても有効であり、引き続き、本事業の拡充を要望いたします。

　　次に、３目、環境衛生費、浄化槽設置整備事業について申し上げます。

　　平成28年度より、合併処理浄化槽の設置促進に向けて、助成額の引き上げが行われましたが、申請件数が伸び悩んでおり、合併処理浄化槽の普及率は約40％程度と、依然として横ばいの状況であります。

　　水質汚濁を防止するためにも、助成対象となる方へ積極的に周知を行い、普及率の向上に努められるようお願いいたします。

　　次に、特別会計について申し上げます。

　　はじめに、国民健康保険特別会計予算についてであります。

　　高齢化が進む中、医療費の増大は今後ますます続くものと予想され、医療費の削減を図るためには、予防医療が効果的であります。

　　特定健康診査事業は、病気の早期発見や予防が期待できることから、さらなる受診率の向上のため、周知・啓発に努めていただくようお願いします。

　　また、平成30年度より、国民健康保険の財政運営の主体が県に移ります。移行に際し、大幅なシステムの変更等、事務の増加が予想されますが、県や関係団体と連携をしながら、円滑な移行作業を進めていただきたいと思います。

　　次に、介護保険特別会計予算について申し上げます。

　　平成27年度の法改正を受け、これまでの介護予防事業を再編し、介護予防・日常生活支援総合事業が開始されます。本事業では、要支援認定を受けた方及び基本チェックリストで対象者と判定された方が利用できる、介護予防・生活支援サービス事業と、65歳以上の全ての方が受けられる一般介護予防事業が行われます。

　　介護給付費の抑制のためにも、より一層介護予防に努めていただき、高齢者ができる限り、住みなれた地域で生活を送れるようお願いしたいと思います。

　　次に、市営墓地特別会計予算について申し上げます。

　　今年度まで４区画の返還がありましたが、いずれの区画も、既に次の使用者が決定しているとの報告がありました。今後、区画の返還があった場合は、速やかな対処をお願いいたします。

　　最後に、後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。

　　国民健康保険同様、高齢化の進行に伴い、医療費の増加が見込まれます。今後とも、広域連合との連携のもと、慎重な財政運営をお願いします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました５議案を採決した結果、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、厚生分科会における審査の経過と結果について、報告を終わります。

○佐藤　直予算特別委員長　以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　これから、各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。

　　ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤　直予算特別委員長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　次に、討論ですが、通告がありませんので、討論を終わります。

　　これから、採決を行います。

　　はじめに、議第16号　平成29年度東根市一般会計予算について、採決をします。

　　本予算の歳入及び第２条から第５条までは、議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については、各分科会に付託して、審査を願った結果、各分科会委員長の報告は、いずれも、原案のとおり可決すべきものであります。

　　議第16号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○佐藤　直予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。

　　議第16号は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○佐藤　直予算特別委員長　ご着席ください。

　　　〔賛成者着席〕

○佐藤　直予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第16号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　次に、議第17号　平成29年度東根市国民健康保険特別会計予算について、採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり、可決すべきものであります。

　　議第17号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤　直予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第17号は、分科会委員長報告のとおり可決すべきものと決しました。

　　次に、議第18号　平成29年度東根市東根財産区特別会計予算について、採決をします。