平成２７年第１回東根市議会定例会　予算特別委員会　３月１９日

平成２７年３月１９日　午前　１０時００分　開　議

　浅野目　　幸　　一　　予算特別委員長　　　　　　加　　藤　　信　　明　　副委員長

◎出席委員（１６名）

　１番　　　河　　村　　　　　豊　委員　　　　　　　２番　　　原　　田　　利　　光　委員

　３番　　　髙　　橋　　光　　男　委員　　　　　　　４番　　　細　　矢　　俊　　博　委員

　５番　　　今　　野　　　　　孝　委員　　　　　　　６番　　　大　　場　　英　　雄　委員

　７番　　　浅野目　　幸　　一　委員　　　　　　　８番　　　加　　藤　　信　　明　委員

　９番　　　白　　井　　健　　道　委員　　　　　　１０番　　　阿　　部　　綾　　子　委員

１１番　　　髙　　橋　　ひろみ　委員　　　　　　１２番　　　清　　野　　貞　　昭　委員

１３番　　　森　　谷　　政　　志　委員　　　　　　１４番　　　奥　　山　　重　　雄　委員

１５番　　　秋　　葉　　征　　士　委員　　　　　　１６番

１７番　　　佐　　藤　　　　　直　委員　　　　　　

◎欠席委員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	石　山　泰　博	教育委員会委　　員　　長
岡　田　博　雄	選挙管理委員会委　　員　　長	小　林　文　雄	代表監査委員
工　藤　喜惠治	農業委員会会長	片　桐　　　崇	消　　防　　長
間木野　多加志	副　　市　　長	高　橋　一　郎	教　　育　　長
半　田　　　博	総　務　部　長	中　野　智治郎	プロジェクト担当部長
矢　萩　和　広	市民生活部長	髙　橋　　　昇	健康福祉部長
本　田　　　剛	経　済　部　長	滝　口　亮　一	建　設　部　長兼水道部長
古　谷　利　明	教　育　次　長	石　垣　裕　之	総合政策課長
浅野目　　　勇	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長	芦　野　耕　司	財　政　課　長
網　干　　　賢	監　査　委　員事　務　局　長	菊　池　忠　芳	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


斎　藤　吉　則	事　務　局　長	安　達　好　浩	事務局長補佐
井　上　正　宏	議　事　係　長	辻　村　　　充	主　　　　　事
児　玉　由希実	主　　　　　事	鈴　木　敬　一	兼　務　書　記

◎本日審査した案件

　議第２９号　平成２７年度東根市一般会計予算

　議第３０号　平成２７年度東根市国民健康保険特別会計予算

　議第３１号　平成２７年度東根市東根財産区特別会計予算

　議第３２号　平成２７年度東根市公共下水道事業特別会計予算

　議第３３号　平成２７年度東根市介護保険特別会計予算

　議第３４号　平成２７年度東根市市営墓地特別会計予算

　議第３５号　平成２７年度東根市後期高齢者医療特別会計予算

　議第３６号　平成２７年度東根市水道事業会計予算

　議第３７号　平成２７年度東根市工業用水道事業会計予算

　　◎開　　　　　議

○浅野目幸一予算特別委員長　皆さん、おはようございます。

　　本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがいまして、委員の出席は16名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　◎議第２９号　平成２７年度東根市一般会計予算外８件

○浅野目幸一予算特別委員長　はじめに、予算特別委員会に付託なりました議第29号　平成27年度東根市一般会計予算についてでありますが、歳入の全部及び第２条から第５条までの質疑につきましては、去る３月10日の本委員会において十分審査が尽くされましたので、質疑を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　異議なしと認めます。したがいまして、質疑を省略することに決しました。

　　次に、議第29号　平成27年度東根市一般会計予算の歳出の全部並びに議第30号から議第37号までの８議案については、去る３月11日の本委員会においてそれぞれ所管ごとの分科会に付託して、慎重な審査をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について各分科会委員長に報告を願います。

　　◎総務文教分科会委員長報告

○浅野目幸一予算特別委員長　はじめに、総務文教分科会委員長　11番髙橋ひろみ委員。

　〔髙橋ひろみ総務文教分科会委員長　登壇〕

○髙橋ひろみ総務文教分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で総務文教分科会に付託されました平成27年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月11日及び12日の両日、午前10時から第３委員会室において総務文教分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、第１款議会費について申し上げます。

　　インターネットによる議会中継を継続して実施するとともに、議会だよりのリニューアルを行い、より身近で親しみやすい議会を目指し、引き続き努力してまいります。

　　次に、第２款総務費について申し上げます。

　　はじめに、第１項総務管理費、１目一般管理費の一般管理事業について申し上げます。

　　新年度においては、新公会計制度の実施に向けたアドバイザリー委託が計上され、基本的な計画や基準の決定及び職員に対する研修会などが実施されるとともに、資産台帳の本格的な整備を行い、今後は、平成28年度の決算について、平成29年度に公表するとのことであります。社会資本の的確な把握・評価に努め、長期的に安定した財政運営を要望いたします。

　　次に、人事管理事業について申し上げます。

　　定期的な健康診断やメンタルヘルスカウンセリングにより、職員の健康状態を的確に把握するとともに、職員が良好な健康状態のもと仕事に取り組むことができるよう、新年度においても職員の健康管理には十分に配慮していただくよう要望いたします。

　　次に、５目企画費のともに築く地域未来創造事業について申し上げます。

　　自治会が実施する各種事業に必要な物品購入への補助制度として今年度から新たに実施されたいきいき地域づくり事業については、区長会等へのＰＲ活動を積極的に実施した結果、７件の申請があったとのことでした。本事業は地域力の向上に大きく寄与する事業であると考えます。新年度においても事業内容の浸透を図り、多くの自治会から活用される事業となるよう要望いたします。

　　次に、定住促進事業について申し上げます。

　　平成24年度から実施されてきた本事業は、これまで180件を超える申請があり、非常に大きな成果を上げております。新年度においては、申請期間の延長や地区加算の増額だけでなく、中古住宅を購入し定住した方にも加算補助を行うなど、空き家対策としての一面も盛り込まれ、より効果的で充実した内容となりました。今後も本事業の積極的なＰＲ活動に努めるとともに、さらなる定住人口の拡大が図られるよう要望いたします。

　　次に、ふるさと納税特産品ＰＲ事業について申し上げます。

　　果物を中心とした返礼品のほか、東根産牛肉や高級腕時計など新たな返礼品も加わったほか、インターネットによる申し込みやクレジットカード決済の導入など寄附者の利便性が格段に向上したことから、本市への寄附額は飛躍的に伸びております。新年度は新たに専任体制をとるとのことであります。返礼品のさらなる拡充を図るとともに、本市を全国的にＰＲできる機会と捉え、積極的な事業の推進を要望いたします。

　　次に、９目空港対策費の空港利用拡大・周辺対策等事業について申し上げます。

　　新年度においては、東根市山形空港利用促進協議会負担金が増額されており、ソラ旅や少人数グループに対する助成などを拡充するとのことであります。昨年３月の東京便の増便、名古屋便の復活は、本市の悲願であり、大変喜ばしいものでありました。しかしながら、東京便については、２年間の期限つき運航であり、７月には国による検証が行われるとのことであります。今後とも東京便２便の継続及び名古屋便の搭乗率向上を目指し、各種関係団体との連携のもと、さらなる施策の推進を要望いたします。

　　次に、10目情報管理費の情報管理事業について申し上げます。

　　新年度予算には、マイナンバー導入に向けたシステム改修の費用が計上されております。マイナンバーについては、住民票を有する全ての国民に番号を付し、社会保障、税、災害対策の各分野で効率的に情報を管理することにより、行政を効率化し、国民の利便性を高める効果があると言われております。しかしながら、個人情報の管理について不安視する声も少なくありません。今後は、関係機関と連携し、セキュリティーには万全を期すとともに、個人情報の適正な管理を要望いたします。

　　次に、第４項選挙費、２目選挙啓発費の選挙啓発事業について申し上げます。

　　選挙における投票率向上のための啓発活動としては、各種団体における大型店でのＰＲ活動や、広報車による市内巡回、新成人へのはがきの送付などを実施しておりますが、その成果は投票率の向上には結びついていないと感じます。今後とも関係機関と情報交換しながら、投票率向上に向けた有効な啓発活動を検討されるよう要望いたします。

　　次に、第６項監査委員費、１目監査委員費の監査委員事業について申し上げます。

　　新年度においても継続して予算計上された工事監査については、より専門的な視点からの指導・助言により、品質の向上に寄与しているだけでなく、設計・監理業者や施工業者はもとより、担当課職員の技術力の向上が図られるとのことであります。今後も適正な行政事務に資するため、監査機能のさらなる充実を要望いたします。

　　次に、第９款消防費について申し上げます。

　　はじめに、第１項消防費、１目常備消防費の常備消防事業について申し上げます。

　　本市における消防職員の定数は、国が定める標準定数に対する割合が低いことから、今後とも関係課と連携し、消防職員の人員配置に配慮するよう要望いたします。

　　次に、２目非常備消防費の非常備消防事業について申し上げます。

　　新年度においても、各自主防災会に対する資機材購入のための補助金が引き続き計上されております。各自主防災会における資機材の充実は、地域の防災力を高める有効な手段であります。今後は、市民の防災に対する意識をより向上させるため、各自主防災会における各種訓練の取り組みを促し、各地域におけるさらなる防災力の強化に努めるよう要望いたします。また、消防団員の確保などの対応についても、引き続き積極的に取り組まれるよう要望いたします。

　　次に、第10款教育費について申し上げます。

　　はじめに、第１項教育総務費、２目事務局費の事務局事業について申し上げます。

　　新年度においては、指導主事を１名増員し、生徒指導上におけるアドバイス等、教育現場に対する支援の拡充を図るとともに、教師の負担軽減にも資するとのことであります。教育現場の多忙化により、真に子どもと向き合える時間が少なくなっていることが懸念されます。指導主事の増員の効果に期待するとともに、子どもへの指導にゆとりが持てるよう、教育現場の多忙化の解消に向けた取り組みを要望いたします。

　　次に、小規模特認校事業について申し上げます。

　　新年度、高崎小学校において本格導入される本事業については、新たに２名の児童を学区外から迎え、スタートいたします。充実した授業やアフタースクールの実施はもとより、子どもと地域が結びつき、地域が子どもを見守り育てる環境が構築されることに期待します。また、引き続き本事業の積極的なＰＲに努めるよう要望いたします。

　　次に、第２項小学校費、３目施設維持費及び第３項中学校費、３目施設維持費の屋内運動場等天井落下防止対策事業について申し上げます。

　　新年度は、小学校３校、中学校２校において工事が実施されますが、文科省の指導に基づき、今後は多目的ホールや武道場についても同対策工事が実施されるとのことであります。児童生徒が安全に、また安心して授業が受けられるよう、学校との連携のもと、本事業の早期完成が図られることを望みます。

　　次に、第４項社会教育費、２目公民館費の地域づくり活動推進事業について申し上げます。

　　今年度は、各地区独自の工夫を凝らした事業が展開されており、実施後は、その事業の内容について、担当職員による意見交換も行われたとのことであります。新年度においても同額の予算が計上されておりますが、今後は、実施内容を広く市民に周知し、より活発な事業の実施となるよう要望いたします。

　　最後に、４目文化振興費のイバラトミヨ環境整備事業について申し上げます。

　　イバラトミヨについては、関係機関による各種調査や対策会議を実施し、その適正な保全について様々な対策を講じているとのことであり、関係各位の努力に敬意を表します。新年度においても引き続き各種調査・会議を実施するとのことでありますが、今後も関係機関との連携のもと、イバラトミヨの保全にさらに努めていただくよう要望いたします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、東根市一般会計予算については賛成多数により、東根市東根財産区特別会計については全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、総務文教分科会における審査の経過と結果についての報告であります。本分科会の決定のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。

　　◎経済建設分科会委員長報告

○浅野目幸一予算特別委員長　次に、経済建設分科会委員長　４番細矢俊博委員。

　　〔細矢俊博経済建設分科会委員長　登壇〕

○細矢俊博経済建設分科会委員長　おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で経済建設分科会に付託されました平成27年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月11日及び12日の両日、午前10時から第１委員会室において経済建設分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計のうち、第６款農林水産業費について申し上げます。

　　第１項農業費、３目農業振興費の有害鳥獣農作物被害防止対策事業についてであります。

　　今年度は鳥獣被害対策実施隊が設置され、新年度は試験的に大型捕獲罠を導入するなど、官民挙げて被害防止に取り組む姿勢を評価いたします。また、個人による防護柵の設置に対する支援も可能となったことから、支援の拡充について周知を図り、さらなる被害縮小に向けて対策を講じられるよう要望いたします。

　　次に、５目農地費の多面的機能支払交付金事業についてであります。

　　国の農政改革の一つとしてスタートした本事業は、農地の維持管理等を行う地域の活動組織に対し交付金を支払うものであり、５カ年計画の中で交付金を繰り越すこともできることから、活動組織にとっては大変有利な事業であります。新年度は10団体の組織から申請を見込んでいるとのことですが、希望する全ての組織が本事業を有効に活用できるよう、より一層事業の推進に努められ、地域資源の保全管理と農地集積が図られるよう要望いたします。

　　次に、９目農業経営基盤強化促進対策費の遊休農地解消対策事業についてであります。

　　遊休農地の解消は、農業従事者の高齢化や後継者不足などの課題が山積し、思うように進んでいないのが現状であります。しかしながら、本市の新規就農者は増加していることから、新規就農者への本事業の周知を図り、積極的に遊休農地の未然防止や解消に向け取り組んでいくことを要望いたします。

　　次に、10目ブランド戦略推進費の果樹王国ひがしね６次産業化推進事業についてであります。

　　本事業は、新設されるブランド戦略推進室の新規事業であり、生産者の所得向上のため、また、果樹王国ひがしね発信のため、大いに期待されるものであります。協議会を設立し、基本方針の策定や研修会等を実施するとのことですが、関係団体等と協力し、具体的な目標を掲げ、計画性を持った事業展開を望むものです。さらに、商品開発にあたっては、果樹を利用した果樹王国ひがしねらしい特産品が誕生することを期待いたします。

　　次に、農産物海外販路拡大推進事業についてであります。

　　農産物の海外輸出については、既に実施している自治体もありますが、本市においては、他自治体が輸出を行っていないタイを主な輸出先とすることで、有利な取引が期待できます。ついては、本市農産物の輸出が実現可能となるよう、調査研究を進めていくことを要望いたします。

　　次に、第７款商工費について申し上げます。

　　はじめに、第１項商工費、２目商工業振興費の商業活性化事業についてであります。

　　今年度から３カ年の計画で始まった本事業は、成功事例が評判となり、問い合わせが増えているとのことであります。本市の商業を支える市内商店街や店舗の魅力向上のため、新年度はさらに広く活用され、市内商業の活性化が図られることを望みます。

　　次に、４目企業誘致対策費の企業誘致対策事業についてであります。

　　地方への企業誘致は、東京一極集中を是正させる有効な手段であり、また、本市の雇用創出、定住人口の増加が期待できる大変重要なものであります。新年度は基本計画の策定を行うとのことでありますが、今年度実施した企業ニーズ調査を活用し、市内全域の適地選定を行い、将来を見通した積極的な企業誘致が行われるよう要望いたします。

　　次に、６目ブランド戦略推進費のた～んとほおバルフェスティバル事業についてであります。

　　新年度は大森山公園周辺で開催されることから、交通弱者の移動手段としてシャトルバスを手配する予算等を増額するとのことでありました。食を通して本市の魅力が発信され、にぎわいある事業となることを要望いたします。

　　次に、第８款土木費について申し上げます。

　　はじめに、第２項道路橋りょう費、２目道路維持費の道路維持事業についてであります。

　　本事業は、市道364キロメートル、街路樹2,500本の維持管理を行うものであります。街路樹は緑豊かな都市景観の形成を図るものですが、年月の経過とともに大きく育ち、歩道の破損など、道路管理にも影響を及ぼしているのが現状です。特に交差点付近は見通しが悪い箇所もあるため、環境に配慮しながらも、市民の安全・安心を第一に考え、街路樹のあり方について今後検討されるよう要望いたします。

　　次に、市道除排雪事業についてであります。

　　今冬も、地元区長の協力により雪押し場の確保が図られ、適切かつ迅速な除排雪事業が行われました。今後も、市民、地域、行政がそれぞれの役割を分担し、協力を図り、除排雪が行われるよう要望いたします。

　　次に、第４項都市計画費、２目街路事業費の神町地区都市防災推進事業についてであります。

　　防災のまちづくり拠点施設として地域住民と一体となり進めてきた新しい神町公民館がいよいよ本格的に整備されます。来年４月の開設に向け計画的に整備され、神町地区の生涯学習の拠点の場として、また、防災拠点施設としての役割が十分に発揮される施設の完成を望みます。

　　次に、５目公園整備費の大森山公園グラウンドゴルフ場整備事業についてであります。

　　新年度は、平成28年のオープンに向け、本格的に整備を実施することとなります。計画的な整備工事や備品購入などの準備が進められ、市民に親しまれるすばらしいグラウンドゴルフ場とパークゴルフ場の完成を期待いたします。

　　続きまして、一般会計以外の特別会計について申し上げます。

　　はじめに、平成27年度東根市公共下水道事業特別会計予算についてであります。

　　新年度も引き続き、第７期事業計画に基づく未普及区域の管きょ整備と、長寿命化計画に基づく老朽管の更新やマンホール蓋の交換を実施していく予定であります。ついては、快適で衛生的な都市生活を営むため、引き続き事業の推進と一層の普及啓発に努めていただくことを要望いたします。

　　次に、平成27年度東根市水道事業会計予算について申し上げます。

　　簡易水道統合事業が今年度で完了し、今後は老朽管の計画的な更新が望まれます。早目の事業実施を進めるとともに、今後とも安全・安心な水道水の安定供給と、水道事業会計の一層の健全経営に努められることを望みます。

　　最後に、平成27年度東根市工業用水道事業会計予算について申し上げます。

　　今後も工業用水道施設更新計画による施設整備と維持管理に万全を期すとともに、経済の動向に注視され、引き続き本会計の健全経営と工業用水の安定供給に努められることを望みます。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、東根市一般会計予算、東根市公共下水道事業特別会計予算、東根市水道事業会計予算、東根市工業用水道事業会計予算の４件について、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、経済建設分科会における審査の経過と結果についての報告であります。何とぞ本分科会の決定のとおりご可決くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。

　　◎厚生分科会委員長報告

○浅野目幸一予算特別委員長　次に、厚生分科会委員長　６番大場英雄委員。

　　　〔大場英雄厚生分科会委員長　登壇〕

○大場英雄厚生分科会委員長　あらためて、おはようございます。

　　予算特別委員長の指名により、今期定例会予算特別委員会で厚生分科会に付託されました平成27年度予算に関する審査の経過と結果についてご報告申し上げます。

　　本分科会に付託されました案件を審査するため、去る３月11日及び12日の両日、午前10時から第４委員会室において厚生分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。

　　はじめに、一般会計のうち、第２款総務費について申し上げます。

　　第１項総務管理費、11目市民生活費のうち、防犯事業についてであります。

　　夜間の犯罪防止や歩行者の安全を図るために設置する防犯灯については、平成24年度から７カ年計画で既存の防犯灯のＬＥＤ化を行っております。現在、新たに把握されたものも含め、市内におよそ4,000灯の防犯灯がありますが、平成27年度末には市内のおよそ半数がＬＥＤの防犯灯となる予定で、順調な事業の進行状況がうかがえます。引き続き東根市防犯協会連合会と連携し、計画的に事業を実施するようお願いいたします。

　　次に、13目空き家等対策費の空き家等所有者調査・啓発事業についてであります。

　　空き家問題に対する意識は全国的に広がりを見せており、国においても、平成26年11月に空家等対策の推進に関する特別措置法が成立しました。本市においても、空き家等の適正管理に関する条例の施行後、空き家の台帳整備や所有者調査、適正管理の啓発などに努められ、倒壊により周囲に被害が及ぶおそれのある空き家等の対処について、適切に対応している状況です。今後とも適正管理に関する啓発をお願いするとともに、空き家バンク等の利活用についても、関係部署との連携を図り、研究・検討されるようあわせて要望いたします。

　　次に、第３項戸籍住民基本台帳費、１目戸籍住民基本台帳費の窓口業務委託事業についてであります。

　　戸籍や住民基本台帳等に関する諸証明発行などの窓口業務を特定非営利活動法人ＮＰＯひがしねに委託しておりますが、市民からは、「対応が親切で、好印象である」といった声をいただいております。引き続きＮＰＯとの連携を密にし、業務に努められることを望みます。

　　次に、第３款民生費について申し上げます。

　　第１項社会福祉費、７目老人福祉費、高齢者緊急通報体制等整備事業についてであります。

　　65歳以上のひとり暮らし高齢者などの在宅生活において、緊急の際、通報機器を通して素早い連絡により早期の対応が期待できる本事業は、安全・安心な暮らしと自立した生活を促す支援として大変効果的であると考えます。実際にこの事業を利用された方が、結果、大事に至らなかったケースもあるとのことであります。ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増加する中、本事業の利用を広く促すとともに、利用者に対する丁寧な説明もお願いいたします。

　　次に、同じく７目老人福祉費のいきいきサロン推進事業についてであります。

　　高齢者の生きがいづくりと介護予防を図る本事業は、まさに「長生きするのも東根市」、これを推進する上で重要な事業であります。サロンの団体数も現在43団体と年々増加し、さらに新しい団体もできる予定と伺っています。経費の助成につきましては、事業実施より５年が経過した場合、それ以降は助成されないこととなっていましたが、平成27年度からは６年目以降のサロン活動についても助成を行うとのことで、大いに評価するものであります。元気高齢者を増やすには、いかに自分の生きがいを見出せるかが大切であります。今後とも実施主体である東根市社会福祉協議会と連携し、各サロンの充実した活動を支援されるよう要望します。

　　次に、第２項児童福祉費、３目児童館費の放課後児童健全育成事業についてであります。

　　子ども・子育て支援新制度の中においても、放課後児童クラブの重要性が示されております。ライフスタイルが多様化する中で、様々な家庭環境に応じた子育て支援の必要性は、今後ますます高まっていくと考えられます。現在７地区全てに設置されておりますが、その規模については、地域により大小様々であります。しかし、それによって、子育てする環境に格差が生じてはなりません。それぞれの放課後児童クラブの運営状況や、そこで働く職員の労働環境などもしっかりと把握され、均衡のとれた子どもの健全育成が図られるよう要望いたします。

　　次に、第４款衛生費について申し上げます。

　　第１項保健衛生費、６目休日診療所運営事業費の休日診療所運営事業についてであります。

　　タントクルセンターの休日診療所については、市民にも広く周知され、良好な利用実績をおさめています。一方、山形県と山形県医師会の強い要望を受け、北村山３市１町の協定に基づき実施した土曜日のみの夜間診療については、十分な利用があるとは言えない状況で、広報活動の強化の必要性を感じます。また、土曜日夜間診療の実施について、平成27年度までは県の財政的な支援があり、実施するとのことですが、それ以降については未定とのことであります。夜間診療の必要性は小さい子どもほど高く、平成28年度以降の実施の有無については、より慎重な判断が求められます。市民ニーズを十分に把握され、関係機関との綿密な協議をお願いいたします。

　　次に、特別会計について申し上げます。

　　はじめに、国民健康保険特別会計についてであります。

　　国は、市町村が運営する国民健康保険を平成30年度に都道府県に移管する方針を示しました。財政基盤の安定化を図ることが目的で、国の新年度予算においても、移管に向けた財政支援を行うとしております。

　　今、国民健康保険制度は大きな転換期を迎えております。今後、県に運営主体を移管する中で、市民の最も高い関心は国民健康保険税率にあります。本市の平成27年度の税率は、平成26年度に引き続き据え置きとされたところでありますが、これから県への移管に向けて議論が進むことになると思いますので、県及び県内他市町村との十分な意見交換・協議をお願いするとともに、引き続き健全な運営を望みます。

　　次に、介護保険特別会計について申し上げます。

　　この度の介護保険制度の改正において、利用者負担や特別養護老人ホーム入所基準の見直し、要支援者向けサービスの市町村への事業移管など、大きく変わることになりました。平成27年度からは第６期介護保険事業計画が始まり、それぞれの自治体で地域包括ケアシステムの構築に向け取り組んでいきますが、これまで以上に認知症介護や在宅介護が重視されることとなります。介護によって悩みを抱える家族などへの支援と、介護給付費抑制のための予防事業などの充実、これらが図られるようお願いいたします。

　　次に、市営墓地特別会計について申し上げます。

　　今後とも適正に維持管理がなされるよう、地元住民で構成される管理組合及び使用者に対する指導・啓発を引き続きお願いいたします。また、核家族化が進む中で、共同墓地などの考えも全国で広まりつつあります。市民ニーズを的確に把握し、研究されるようあわせてお願いいたします。

　　最後に、後期高齢者医療特別会計について申し上げます。

　　今後、団塊の世代が75歳以上となるいわゆる2025年問題を迎えるにあたり、大幅な医療費の増加が予測されます。制度に関する国の動向を注視しつつ、広域連合との連携のもと医療費抑制にも努められ、業務を遂行されるようお願いいたします。

　　以上、意見と要望を付し、付託されました案件について採決の結果、東根市一般会計予算、東根市国民健康保険特別会計予算、東根市介護保険特別会計予算、東根市市営墓地特別会計予算、東根市後期高齢者医療特別会計予算の５件について、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。

　　以上、ご報告申し上げ、何とぞ本分科会の決定のとおりご可決くださいますようお願いいたします。

○浅野目幸一予算特別委員長　以上で各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。

　　これから各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。

　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　質疑もありませんので、これで終わります。

　　次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。

　　これから採決を行います。

　　はじめに、議第29号　平成27年度東根市一般会計予算について採決をします。

　　本予算の歳入については議長を除く全員で慎重に審査を行い、歳出については各分科会に付託して審査を願った結果、各分科会委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決すべきものであります。議第29号は、各分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第29号は、各分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第29号は各分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第30号　平成27年度東根市国民健康保険特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第30号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第30号は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第30号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第31号　平成27年度東根市東根財産区特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第31号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第31号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第32号　平成27年度東根市公共下水道事業特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第32号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第32号は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第32号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第33号　平成27年度東根市介護保険特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第33号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第33号は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第33号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第34号　平成27年度東根市市営墓地特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第34号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第34号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第35号　平成27年度東根市後期高齢者医療特別会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第35号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　異議なしと認めます。よって、議第35号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第36号　平成27年度東根市水道事業会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第36号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第36号は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第36号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　次に、議第37号　平成27年度東根市工業用水道事業会計予算について採決をします。

　　本予算に対する分科会委員長の報告は、原案のとおり可決すべきものであります。議第37号は、分科会委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

　〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

○浅野目幸一予算特別委員長　ご異議がありますので、起立により採決をします。議第37号は、分科会委員長報告のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。

　　　〔賛成者起立〕

○浅野目幸一予算特別委員長　起立多数であります。よって、議第37号は分科会委員長報告のとおり可決されました。

　　以上で予算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了しました。

　　なお、本会議における予算特別委員会の審査の経過及び結果についての報告ですが、私からの口頭報告は結果のみとし、経過については各分科会委員長の報告を本会議における予算特別委員長の報告にかえることにいたします。

次に、執行部に申し上げます。

　　予算審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、的確な事務処理にあたられることをお願い申し上げます。

　　◎閉　　　　　会

○浅野目幸一予算特別委員長　これで予算特別委員会を閉会します。ご苦労さまでした。

　　　午前１０時５２分　閉　会