平成２６年第２回東根市議会定例会　６月１３日　議事日程　第３（総括質疑）

平成２６年６月１３日　午前１０時　開　議

　　　　　　清　　野　　忠　　利　議長　　　　　　　佐　　藤　　　　　直　副議長

◎出席議員（１７名）

　１番　　　河　　村　　　　　豊　議員　　　　　　　２番　　　原　　田　　利　　光　議員

　３番　　　髙　　橋　　光　　男　議員　　　　　　　４番　　　細　　矢　　俊　　博　議員

　５番　　　今　　野　　　　　孝　議員　　　　　　　６番　　　大　　場　　英　　雄　議員

　７番　　　浅野目　　幸　　一　議員　　　　　　　８番　　　加　　藤　　信　　明　議員

　９番　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０番　　　阿　　部　　綾　　子　議員

１１番　　　髙　　橋　　ひろみ　議員　　　　　　１２番　　　清　　野　　貞　　昭　議員

１３番　　　森　　谷　　政　　志　議員　　　　　　１４番　　　奥　　山　　重　　雄　議員

１５番　　　秋　　葉　　征　　士　議員　　　　　　１６番　　　青　　柳　　安　　展　議員

１７番　　　佐　　藤　　　　　直　議員　　　　　　１８番　　　清　　野　　忠　　利　議員

◎欠席議員（なし）

◎説明のため出席した者の職氏名


土　田　正　剛	市　　　　　　長	石　山　泰　博	教育委員会委　　員　　長
奥　山　　　元	選挙管理委員会委　　員　　長	小　林　文　雄	代表監査委員
八　島　一　夫	農業委員会会長	片　桐　　　崇	消　　防　　長
椎　名　和　男	副　　市　　長	高　橋　一　郎	教　　育　　長
間木野　多加志	総　務　部　長	中　野　智治郎	プロジェクト担当部長
矢　萩　和　広	市民生活部長	髙　橋　　　昇	健康福祉部長
本　田　　　剛	経　済　部　長	滝　口　亮　一	建　設　部　長兼水道部長
今　野　和　行	会計管理者	半　田　　　博	教　育　次　長
古　谷　利　明	総合政策課長	浅野目　　　勇	庶　務　課　長併選挙管理委員会事　務　局　長
奥　山　　　元	選挙管理委員会委　　員　　長	網　干　　　賢	監　査　委　員事　務　局　長
菊　池　忠　芳	農業委員会事　務　局　長

◎事務局職員出席者職氏名


斎　藤　吉　則	事　務　局　長	安　達　好　浩	事務局長補佐
井　上　正　宏	議　事　係　長	辻　村　　　充	主　　　　　事
児　玉　由希実	主　　　　　事	鈴　木　敬　一	兼　務　書　記
柴　田　友　美	兼　務　書　記

◎議　事　日　程

　議事日程第３号

　　　　　　　平成２６年６月１３日（金）　午前１０時　開　議

　日程第　１　　議第３３号　東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認

　　　　　　　　　　　　　　について

　日程第２　　議第３７号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制

　　　　　　　　　　　　　　定について

　日程第３　　議第３８号　東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の

　　　　　　　　　　　　　　制定について

　日程第　４　　議第３９号　東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第　５　　議第４０号　東根市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第６　　議第４１号　東根市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について

　日程第７　　議第４２号　住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法

　　　　　　　　　　　　　　について

　日程第８　　議第４４号　財産の取得について

　日程第９　　議第４５号　財産の取得について

　日程第１０　　議第４６号　財産の取得について

　　　　（総　括　質　疑）

　日程第１１　　議案の委員会付託

　　　　（散　　　　　会）

◎本日の会議に付した事件

　議事日程第３号に同じ。

平成２６年東根市議会第２回定例会　総括質疑発言通告書


番号	質問者	質疑事項	要　　旨	答弁者
１	髙橋ひろみ議　　　員	１．議第37号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について	１．こども園について　（１）保育所とこども園の相違点について　（２）児童センターとこども園の相違点について	市　　　長

　　◎開　　　　　議

○清野忠利議長　皆さん、おはようございます。

　　本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。

　　したがって、出席議員の数は17名で、定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

　　本日の会議は、議事日程第３号によって進めます。

　　◎総　括　質　疑

○清野忠利議長　日程第１　議第33号から日程第10　議第46号までを一括して議題とします。

　　これから、ただいま議題となっております条例及び事件決議の10議案について、通告に基づき質疑を行います。

　　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　おはようございます。11番髙橋ひろみであります。

　　通告によりまして、議第37号　東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてお尋ねいたします。

　　この条例の改正は東部こども園の設置によるもので、改正の理由については大方理解をいたしました。この度の条例改正によって、本市で初めて認定こども園が設置されるわけであります。就学前の子どもの施設として新たに設けられ、市民にとっては初めてで、多くの市民にとって、認識しない部分があると思います。また「認定こども園」という言葉も、なかなか聞きなれない部分があります。

　　そこで、こども園と現在の保育所、また児童センターの違いについてお尋ねしたいと思います。

○清野忠利議長　髙橋健康福祉部長。

○髙橋　昇健康福祉部長　お答えいたします。

　　こども園と保育所、児童センターの違いについてであります。

　　保育所につきましては、児童福祉法の規定に基づきまして、市や事業所が設置しているもので、入所に関しては保護者の就労状況、いわゆる保育に欠けることが要件となっております。

　　また、本市の児童センターにつきましては、児童福祉法の児童厚生施設として位置づけられておりまして、自由来館による遊びの提供に加えまして、山形県方式と言われておりますが、保育に欠ける、欠けないの要件を問わず、３歳から就学前の子どもたちの集団保育を行っているものであります。

　　一方で、今回設定する認定こども園につきましては、平成18年に制定されました「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」に規定するものでありまして、都道府県の認定を受ければ、例えば保育所を主体としながら幼稚園的な教育を実施したり、幼稚園を主体としながら保育所機能を備えた施設、あるいは保育所と幼稚園それぞれの機能を両立させた施設など、多様化する保育ニーズに対応するため、同一の施設でさまざまな保育、教育形態を可能とするものであります。

　　今般、条例に追加する東部こども園につきましては、保育所型の認定こども園を予定しております。保育所機能に加え、従来の児童センターに相当する保育機能として、保育に欠ける、欠けないの要件を問わず、３歳から就学前の子どもたちの保育を行う施設であります。よろしくお願いします。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　ご答弁で、こども園のいろんな部分がわかり、児童センター、保育所との違いなどもわかりました。東部こども園は、３歳から就学前の子どもにとって、保育に欠けるとか欠けない、そういう要件にかかわらず、誰でもが入れるということで、本当にすばらしい施設だなと思います。

　　保育所と児童センターの機能、それぞれ両立させた施設ということもあり、子どもたちにとっては本当に理想的な施設ではないかとも思われます。

　　新たに設置する東部こども園、現在想定している保育時間とか、給食の提供など、またこども園の特徴などについてお尋ねしたいと思います。

○清野忠利議長　髙橋健康福祉部長。

○髙橋　昇健康福祉部長　お答えいたします。

　　東部こども園の特徴についてでありますけれども、いわゆる保育に欠ける子どもが入所する保育所の定員を20名としております。児童センターと同じように、保育に欠ける、欠けない要件を問わず、３歳から就学前の子どもたちの定員を50名と定めているところであります。

　　また、認定こども園の目的である多様な保育ニーズに総合的に対応するという観点から、保護者等の希望によりまして、保育所では基本保育時間午前７時から午後６時のほかに、午後７時までの延長保育、そして従前の児童センターに相当する保育につきましては、現在の午前８時半から午後３時のほかに、午後５時までの預かり保育を実施する予定であります。

　　また、東部こども園では、保育所部門に法令によりまして、設置が必須となっている給食の調理設備を備える予定であります。

　　従前の児童センターに相当する子どもたちにつきましても、実費を負担していただきまして、自園調理の給食を提供するという予定であります。

　　また、認定こども園に必須となっております子育てに関する相談受け付けやアドバイスを行う子育て支援も行う予定であります。よろしくお願いします。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　東部こども園のいろんな特徴が見えてきたように思います。

　　定員についても理解をいたしました。ご答弁の中で、一番感じたのは、従前の児童センターのことでは、基本保育時間は８時半から15時まで、これは基本時間は変わりはないということですけれども、加えて、17時まで預かり保育をしてくださるということが、これまで児童センターに入所している児童のお母さん方が、何か特別急に用事があったりしても、３時までに迎えに行かなくちゃいけないということなど困っていた中で、今回17時まで見てくださる、預かり保育をしてくださるということは、本当にこれまでお母さん方が困っていることに対しては大変喜ばしいことではないかと思います。

　　そんなことで、東部こども園がこれまでの児童センターとちょっと異なるところかなと思っております。

　　保育所では当たり前だった自園調理室、今回児童センター機能の中でもその自園での給食がなされるということは、食育の点からも本当に大切なことではないかなと思います。

　　そんなことで、いろんなこども園のさまざまなことがわかりまして、そのほかに東部こども園の保育料とか、使用料はどのようになっているのか、加えてお尋ねしたいと思います。

○清野忠利議長　髙橋健康福祉部長。

○髙橋　昇健康福祉部長　お答えいたします。

　　保育料、使用料についてであります。来年度から実施予定の子ども・子育て新制度では、認定こども園を含めまして保育所、幼稚園等の保育料等につきましては国が定める基準をもとに市町村が定めることとなっているところであります。

　　現在ところ、国の基準は所得階層制を導入するという見込みであることから、本市においても国が示す所得階層制を基本とした料金体系とする考えであります。よろしくお願いします。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　使用料、保育料については、今までの保育所でも所得階層制ということで同じなんですけれども、児童センターでは一定ということなのが、今度は所得階層制になるということで、いろんな所得に応じた設定になると思います。そういう中で、現在よりもなるべく安価な値段で設定いただけるように要望したいと思います。

　　次に、入所の申し込みや入所の決定についてどのようになるのかお尋ねいたします。

○清野忠利議長　髙橋健康福祉部長。

○髙橋　昇健康福祉部長　お答えします。

　　東部こども園は、公設民営の施設となることから、従前と同様、市への申し込み、市が入所決定することとなります。時期については、ほかの保育所、児童センターと同じく、10月ごろを予定しているところであります。よろしくお願いします。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　入所の申し込み、入所の決定は、これまでの保育所、児童センターと変わりないということで理解をいたしました。

　　これまでも１つの保育所、１つの児童センターに児童の申し込みが殺到する場合が多々あったと思います。

　　そんな中で、この東部こども園も多分人気になったりして、そういうことがあり得るかもしれません。そんなときにはぜひ、公正公明な選定をしていただいて、皆さんに喜ばれる選定の仕方、明瞭な選定の仕方をお願いしたいと思います。

　　次にですけれども、本市初めての新しい東部こども園ということで、私たちにお知らせくださったのは、公設民営ということでありましたけれども、運営手法や保育の内容などについてもお伺いしたいと思います。

○清野忠利議長　髙橋健康福祉部長。

○髙橋　昇健康福祉部長　お答えします。

　　運営方法や保育内容についてでありますけれども、東部こども園につきましては、公設民営の保育所型の認定こども園であります。したがいまして、運営につきましては、公募により決定する事業者へ指定管理する方針で考えているところであります。

　　公募の実施時期については、７月ごろを予定しているところであります。

　　また、保育内容についてでありますけれども、既存の保育所等と同様、国が定める保育指針に従いまして実施する考えであります。

　　いずれにいたしましても、民間のノウハウを活用した質の高い保育を目指してまいりたいと考えているところであります。よろしくお願いします。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　わかりました。

　　本市では、民間のノウハウを活用して、いろんな場面で大成功しておりますので、東部こども園もそのようなことでさまざまな保育、また教育形態を可能にできる事業所、そういうことを選んでいただいて、理想的なこども園にしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

　　これまで、東部こども園のさまざまな特徴をお聞きしました。市のどの地域にもこのような施設があればいいなと思っております。そんなところで保護者にとっても認定こども園が近くにあれば、皆さん入りたいという気持ちが募るのではないかと思います。

　　そこで、最後に市長にお尋ねしたいと思います。

　　３月の議会において、市長は西部地域をはじめとする今後の保育施設に対して、平成27年度からの、子ども・子育て新制度を見極めながら、26年度中に作成する、子ども・子育て支援事業計画の中に方向性を示していきたいと答弁がありました。そんな中で、本年４月、現在の児童福祉施設を利用している子どもの数について資料によりますと、公立、市立合わせて、認定保育所を利用している児童数は770名、児童センターを利用している子どもたちは266名、認可保育所など利用児童が225名、幼稚園の利用児童が360名で、合計1,621名の子どもが市内の何らかの施設を利用しているような状況であります。これらの幼稚園認可外保育所など、民間事業者の新制度に向けた動向などを含め、今後の施設整備方針について、改めて市長にお伺いしたいと思います。

○清野忠利議長　土田市長。

○土田正剛市長　現在は、国・県の動きとして、幼稚園については新制度においてこども園に移行するか、あるいは新型幼稚園に移行するか、または今までどおりの文科省管轄の幼稚園のままで運営するのか、その意向調査が現在行われているところであります。

　　また、認可外保育所についても、新制度に合わせて、小規模保育事業や家庭的保育事業に移行していくのかなど、今後何らかの動きが想定されるところであります。

　　また、民間の認可保育所についても、定員の増を模索している施設などもあるようですので、そうした民間事業者の動きも見きわめながら、今後の施設の整備方針などについて、子ども・子育て支援事業計画の中に示してまいりたいと思います。

　　西部地域については、現在、大富・小田島が保育所、そして長瀞が児童センターということになっております。そうした中で、東部子育てサポートセンターのような認定こども園というふうな形を現時点では私としては模索をしております。その中で、来るべくその少子化の動向も踏まえながら、どのような西部地域全体として保育あるいは児童センターのあり方というふうなことを、今年１年もちろん地域住民の方々の意向調査も含めながら、この１年をかけて検討していきたいなというふうに思っているところであります。

○清野忠利議長　11番髙橋ひろみ議員。

○１１番（髙橋ひろみ議員）　市長の答弁ありがとうございました。

　　この１年でこれからの子どもたちの施設がいろんなことで変わっていき、また市の方向性というのも決まっていくのではないかと思いますので、その辺、市民の要望、住民の要望なども聞いていただいて、よりよい計画にしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○清野忠利議長　以上で、ご了承願います。

　　以上で総括質疑を終わります。

　　◎議案の委員会付託

○清野忠利議長　次に、日程第11　議案の委員会付託を議題とします。

　　議第33号、議第37号から議第42号及び議第44号から議第46号までの10議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。

議　案　付　託　表

平成２６年第２回定例会


付託委員会	議案番号	件　　　　　名
総務文教常任委員会	議第３３号	東根市税条例の一部を改正する条例の制定についての専決処分の承認について
	議第４１号	東根市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
	議第４４号	財産の取得について
経済建設常任委員会	議第４０号	東根市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
経済建設常任委員会	議第４６号	財産の取得について
厚生常任委員会	議第３７号	東根市立保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
	議第３８号	東根市学童保育所設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
	議第３９号	東根市医療費支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
	議第４２号	住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について
	議第４５号	財産の取得について

　　◎散　　　　　会

○清野忠利議長　以上で本日の日程は全部終了しました。

　　本日は、これで散会します。ご苦労さまでした

　　　午前　１０時２１分　散　会