第 1 回 定 例 会 会 議 録

平成24年2月28日 午前10時 開 会

      青  柳  安  展 議長       清  野  忠  利 副議長


◎出席議員(18名)
 1番   河  村     豊 議員       2番   原  田  利  光 議員
 3番   高  橋  光  男 議員       4番   細  矢  俊  博 議員
 5番   今  野     孝 議員       6番   大  場  英  雄 議員
 7番   浅 野 目  幸  一 議員       8番   加  藤  信  明 議員
 9番   阿  部  清  雄 議員      10番   阿  部  綾  子 議員
11番   高  橋  ひ ろ み 議員      12番   清  野  貞  昭 議員
13番   森  谷  政  志 議員      14番   佐  藤     直 議員
15番   奥  山  重  雄 議員      16番   秋  葉  征  士 議員
17番   清  野  忠  利 議員      18番   青  柳  安  展 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        石 山 泰 博
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
奥 山   元                 荒 川 妙 子  代表監査委員
         委  員  長
八 島 一 夫  農業委員会会長        青 柳 弘 索  消  防  長
椎 名 和 男  副  市  長        高 橋 一 郎  教  育  長
岡 崎 春 夫  総 務 部 長        山 科   優  市民生活部長
黒 田   長  健康福祉部長         間木野 多加志  経 済 部 長
         建 設 部 長
菊 池 修 明                 植 松 敏 夫  会計管理者
         兼水道部長
杉 浦 宗 義  教 育 次 長        本 田   剛  総合政策課長
高 橋   昇  庶 務 課 長        古 谷 利 明  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監査委員
中 里 純 一                 斎 藤 吉 則
         事務局長                    事務局長
         農業委員会
原 田 光 茂
         事務局長

◎事務局職員出席者職氏名
塩 野 康 二  事 務 局 長        石 垣 和 彦  事務局長補佐
安 達 利 也  議 事 主 査        高 橋 範 一  主     事
児 玉 由希実  主     事        梅 津 佳 之  兼務書記
井 澤 志都香  兼務書記


◎議 事 日 程

 議事日程第1号
       平成24年2月28日(火) 午前10時 開 会

 日程第 1  会議録署名議員の指名
 日程第 2  会期の決定
 日程第 3  諸般の報告
 日程第 4  請願(1件)の委員会付託
    (議 案 上 程)
 日程第 5  議第 1号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認に
              ついて
 日程第 6  議第16号 まちづくり交付金事業 東根公民館(地域交流センター)建設工事
              (建築・外構工事)請負契約の一部変更について
 日程第 7  議第29号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第7号)
 日程第 8  議第30号 平成23年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
 日程第 9  議第31号 平成23年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
 日程第10  議第32号 平成23年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1
              号)
 日程第11  議第33号 平成23年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)
 日程第12  議第34号 平成23年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)
 日程第13  議第35号 平成23年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 日程第14  議第36号 平成23年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)
 日程第15  議第37号 平成23年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)
    (説明・質疑・討論・表決)
    (議 案 上 程)
 日程第16  平成24年度施政方針表明
 日程第17  報第 1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について
 日程第18  議第 2号 公有地の拡大の推進に関する法律第4条第2項第9号に規定する政令
              で定める規模の特例に関する条例の設定について
 日程第19  議第 3号 東根市暴力団排除条例の設定について
 日程第20  議第 4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の
              制定について
 日程第21  議第 5号 東根市一般職の職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制
              定について
 日程第22  議第 6号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第23  議第 7号 入湯税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
              て
 日程第24  議第 8号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第25  議第 9号 東根市社会教育条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第26  議第10号 東根市さくらんぼ図書館設置及び管理に関する条例の一部を改正する
              条例の制定について
 日程第27  議第11号 東根市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第28  議第12号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第29  議第13号 東根市市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第30  議第14号 東根市農民研修センター設置及び管理に関する条例等を廃止する条例
              の設定について
 日程第31  議第15号 東根市国土利用計画(第四次)の策定について
 日程第32  議第17号 指定管理者の指定について
 日程第33  議第18号 指定管理者の指定について
 日程第34  議第19号 指定管理者の指定について
 日程第35  議第20号 指定管理者の指定について
 日程第36  議第21号 指定管理者の指定について
 日程第37  議第22号 指定管理者の指定について
 日程第38  議第23号 指定管理者の指定について
 日程第39  議第24号 市有財産の無償譲渡について
 日程第40  議第25号 市有財産の無償譲渡について
 日程第41  議第26号 市有財産の無償譲渡について
 日程第42  議第27号 市道路線の廃止について
 日程第43  議第28号 市道路線の認定について
 日程第44  議第38号 平成24年度東根市一般会計予算
 日程第45  議第39号 平成24年度東根市国民健康保険特別会計予算
 日程第46  議第40号 平成24年度東根市東根財産区特別会計予算
 日程第47  議第41号 平成24年度東根市公共下水道事業特別会計予算
 日程第48  議第42号 平成24年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
 日程第49  議第43号 平成24年度東根市介護保険特別会計予算
 日程第50  議第44号 平成24年度東根市市営墓地特別会計予算
 日程第51  議第45号 平成24年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
 日程第52  議第46号 平成24年度東根市水道事業会計予算
 日程第53  議第47号 平成24年度東根市工業用水道事業会計予算
    (説     明)
 日程第54 予算特別委員会への議案付託
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第1号に同じ。

◎開     会

○青柳安展議長 皆さん、おはようございます。
 ただいまから平成24年東根市議会第1回定例会を開会します。

◎開     議

○青柳安展議長 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。

◎会議録署名議員の指名

○青柳安展議長 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員には、10番阿部綾子議員、11番高橋ひろみ議員、12番清野貞昭議員、以上3名を指名します。

◎会 期 の 決 定

○青柳安展議長 次に、日程第2 会期の決定を議題とします。
 今期定例会の会期については議会運営委員会に協議を願っておりますので、その結果を委員長から報告願います。議会運営委員長 9番阿部清雄議員。

   〔阿部清雄議会運営委員長 登壇〕

○阿部清雄議会運営委員長 おはようございます。議長の指名により、議会運営委員会における協議の結果についてご報告申し上げます。
 本日招集になりました第1回定例会の会期につきましては、去る2月22日午前10時から第4委員会室において議会運営委員会を開催し、提案されます議案数や会派代表質問及び一般質問の発言者数などを勘案し、慎重に協議を行いました。
 その結果、会期は本日から3月19日までの21日間とし、その間の会議などについては別紙会議予定表のとおりであり、議案の取り扱いについては、平成24年度予算関係議案を予算特別委員会に付託して審査すべきものと協議になりました。
 以上、よろしくお諮りくださるようお願いを申し上げまして、ご報告といたします。
○青柳安展議長 お諮りします。ただいまの委員長報告のとおり、今期定例会の会期は本日から3月19日までの21日間とすることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。したがって、今期定例会の会期は本日から3月19日までの21日間とすることに決定しました。

平成24年東根市議会第1回定例会会議予定表

月  日 会  議  名 開議時刻 場 所 議      事
2月28日 本  会  議 午前10時 議 場 ・開  会
・会議録署名議員の指名
・会期の決定
・請願(1件)の委員会付託
・議案上程(事件決議・補正予算)
 説明・質疑・討論・表決
・議案上程
 説明
・予算特別委員会への議案付託
予算特別委員会 本 会 議
終 了 後
議 場 ・予算議案概要説明
2月29日 休         会
3月1日
3月2日 本  会  議 午前10時 議 場 ・会派代表質問(5人)
3月3日 休         会
3月4日
3月5日 本  会  議 午前10時 議 場 ・市政一般に対する質問(5人)
3月6日 休         会
3月7日
3月8日 本  会  議 午前10時 議 場 ・総括質疑
・常任委員会への議案付託
総務文教常任委員会 本 会 議
終 了 後
第3委員会室 ・所管事務調査について
経済建設常任委員会 第1委員会室
厚生常任委員会 第4委員会室
3月9日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・付託議案審査
 分科会設置及び議案の付託
3月10日 休         会
3月11日
3月12日 総務文教常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
経済建設常任委員会・分科会 第1委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月13日 総務文教常任委員会・分科会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査
経済建設常任委員会・分科会 第1委員会室
厚生常任委員会・分科会 第4委員会室
3月14日 総務文教常任委員会 午前10時 第3委員会室 ・付託議案審査及び所管事務調査
経済建設常任委員会 第1委員会室
厚生常任委員会 第4委員会室
3月15日 休         会
3月16日 各常任・正副委員長
打ち合わせ
午前10時 各 室 ・付託議案審査報告について
3月17日 休         会
3月18日
3月19日 予算特別委員会 午前10時 議 場 ・分科会委員長審査報告
 質疑・討論・表決
本  会  議 予算特別委
員会終了後
議 場 ・委員長審査報告(条例・事件決議
 予算議案・請願)
 質疑・討論・表決
※委員会・議員提出議案上程
 説明・質疑・討論・表決
・閉  会

◎諸 般 の 報 告

○青柳安展議長 次に、日程第3 諸般の報告を行います。
 はじめに、監査委員から報告がありました平成23年11月分及び12月分の例月出納検査結果報告及び各課等に関わる定例監査の結果報告並びに財政援助団体等の監査結果報告について、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、今期定例会に説明員として出席通知がありました者の職氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 次に、議員の派遣についての報告でありますが、地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
 以上で諸般の報告を終わります。

◎請願(1件)の委員会付託

○青柳安展議長 次に、日程第4 請願の委員会付託を議題とします。
 今期定例会で受理しました請願は1件です。この1件の請願については、お手元に配付しております請願文書表のとおり、総務文教常任委員会に付託します。

請  願  文  書  表

平成24年第1回定例会
受理
番号
受理年月日 件     名 請  願  者 紹介議員 付託委員会
平成24年
2月21日
消費税増税に反対する意見書の提出を求める請願 東根市蟹沢1328-3
消費税廃止北村山地区各界連
代表   石垣政志
今 野   孝 総務文教
常任委員会

◎議 案 上 程

○青柳安展議長 次に、日程第5 議第1号から日程第15 議第37号までの11議案を一括して議題とします。

◎提案理由の説明

○青柳安展議長 これから提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 おはようございます。
 市議会第1回定例会に提案いたします案件について、ご説明を申し上げます。
 本定例会に提案いたします案件は、報告事項1件、専決処分の承認1件、条例の設定2件、条例の一部改正10件、条例の廃止1件、事件決議事項14件、補正予算9件、当初予算10件の計48件であります。
 このうち、専決処分の承認及び契約の一部変更、補正予算につきましては先議をいただきたく、はじめにご説明を申し上げます。
 はじめに 議第1号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認についてでありますが、豪雪による各種の課題に対し、市では1月30日に豪雪警戒本部を、2月2日に豪雪対策本部を設置し、市民生活の安全確保を最優先に施策を講じているところでありますが、既決予算で不足が生じる見込みとなった市道、公共施設等の除排雪事業費及び高齢者の除排雪を援助する軽度生活支援事業費などについて緊急に増額補正の必要があったため、1月31日付けで専決処分を行ったものであります。
 この結果、既決予算に8,300万円を追加し、予算総額を175億5,899万8,000円としたところであります。
 次に、議第16号 まちづくり交付金事業 東根公民館(地域交流センター)建設工事(建築・外構工事)請負契約の一部変更についてでありますが、照明等の追加等により増額変更するため、地方自治法の規定により提案するものであります。
 次に、議第29号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第7号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正の歳入については、市税の決算見込みに基づく調整及び事業の確定等に伴う国・県支出金及び市債等の調整などによる増額補正を行うものであります。
 歳出については、国の補正予算に伴う交付金活用事業の計上、事業の確定及び決算見込み等に基づく各種事業費の調整、特別会計の決算見込み等に基づく各繰出金の調整などによる増額補正を行うものであります。
 第2表 繰越明許費については、地方道路交付金事業、子どもの遊び場整備事業及び国の補正予算に伴う畜産振興事業、消防団安全対策設備整備事業などについて平成24年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表 債務負担行為補正については、基幹系業務システムアウトソーシング業務委託事業の追加を行うものであります。
 第4表 地方債補正については、事業費決算見込みにより限度額の変更などを行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ2億8,614万2,000円を追加し、予算総額を178億4,514万円とするものであります。
 次に、議第30号 平成23年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、これは一般被保険者療養給付事業等の増額補正等を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ2,940万円を追加し、予算総額を45億3,069万4,000円とするものであります。
 次に、議第31号 平成23年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、第1表 歳入歳出予算補正については、国庫支出金の確定に基づく管渠建設事業の増額補正、最上川流域下水道建設事業負担金の確定に伴う減額補正、下水道使用料等の決算見込みに基づく歳入歳出の調整等を行うものであります。
 第2表 繰越明許費については、管渠建設事業について国庫補助事業採択に伴う平成24年度に繰り越して執行するため、繰越明許費の設定を行うものであります。
 第3表 地方債補正については、決算見込みに伴う限度額の変更を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ6,000万2,000円を減額し、予算総額を20億7,913万5,000円とするものであります。
 次に、議第32号 平成23年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは徴収清算金の確定に伴う減額補正であります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ21万3,000円を減額し、予算総額を548万7,000円とするものであります。
 次に、議第33号 平成23年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、決算見込みに伴う減額補正を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算からそれぞれ9,382万1,000円を減額し、予算総額を27億9,514万8,000円とするものであります。
 次に、議第34号 平成23年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、これは決算見込みに伴う増額補正を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ228万7,000円を追加し、予算総額を438万2,000円とするものであります。
 次に、議第35号 平成23年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、これは決算見込みに伴う増額補正を行うものであります。
 この結果、歳入歳出予算にそれぞれ566万7,000円を追加し、予算総額を3億9,223万1,000円とするものであります。
 次に、議第36号 平成23年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、人件費の調整により収益的支出の水道事業費用を68万2,000円増額するものであります。
 次に、議第37号 平成23年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、水道事業会計同様、人件費の調整により収益的支出の工業用水道事業費用を14万2,000円増額するものであります。
 以上、先議分として提案のご説明を申し上げましたが、詳細につきましては担当部課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決、ご承認くださいますようお願いを申し上げます。
○青柳安展議長 次に、議第1号及び議第16号並びに議第29号から議第35号までの9議案について財政課長に補足説明を求めます。古谷財政課長。

   〔古谷利明財政課長 登壇〕

○古谷利明財政課長 議長の指示によりまして補足説明を申し上げます。
 議案書の3ページをお願いいたします。
 議第1号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について、ご説明いたします。
 先ほど市長からは補正額並びに補正後の予算総額について説明いたしましたので、私からは事項別明細などの主なものについてご説明申し上げます。
 8ページをお願いいたします。2の歳入ですが、第15款国庫支出金第2項3目土木費国庫補助金は、雪寒路線等除雪事業の額の確定による1,000万円の減額、第19款繰入金第2項1目財政調整基金繰入金では、9,300万円の増額補正を行ったものです。
 10ページをお願いいたします。3 歳出では、第2款総務費第1項4目財産管理費に、公共施設除排雪事業として1,046万5,000円を増額し、第3款民生費第1項7目老人福祉費の軽度生活援助事業は、高齢者宅の雪下ろしや除排雪に係る経費として460万円を増額補正したものです。第8款土木費第2項2目道路維持費には、市道除排雪事業として6,500万円を、第4項4目公園管理費には、公園施設の雪下ろし作業の経費として27万円をそれぞれ補正したものです。第10款教育費第2項小学校費、第3項中学校費、第4項社会教育費について、それぞれ管理する施設の雪下ろし作業に係る経費について措置したものです。
 次に、議案書34ページをお願いします。
 議第16号 まちづくり交付金事業 東根公民館(地域交流センター)建設工事(建築・外構工事)請負契約の一部変更について、ご説明いたします。
 本件につきましては、昨年6月27日に条件付契約を締結し、7月5日の平成23年第3回臨時会において議決いただいた同工事の請負契約について、契約金額を416万2,200円増額し、総額2億5,931万2,200円にするものです。変更の理由は、公民館敷地西側の市道本町1号線との取り付け箇所における交差点部分への照明灯1基の増設工事及び屋外に設置するトイレの一部追加変更などによるものです。参考資料として、次のページに第1回条例付契約変更書を添付しております。
 次に、議案書の48ページをお願いします。
 議第29号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第7号)について、ご説明いたします。
 52ページをお願いします。第2表 繰越明許費については、第6款農林水産業費第1項農業費の畜産振興事業は、国の4次補正による追加採択のあった、強い農業づくり交付金事業の全額繰越、第8款土木費第2項道路橋りょう費の道路新設改良事業は、高速道路関連事業で用地交渉等に日数を要した路線など3事業の繰越です。第4項都市計画費の東根地区まちづくり交付金事業は設計に係る関係団体との協議に時間を要したため、都市計画道路神町駅前通線道路整備事業は物件補償の移転に日数を要するため、子どもの遊び場整備事業は用地交渉に日数を要したための事業費の繰越です。第9款消防費第1項消防費の消防団安全対策設備整備事業は、国の補正予算に伴う発電機等の整備について全額繰り越すため、繰越明許費の設定を行うものです。
 第3表 債務負担行為補正の1 債務負担行為の追加は、基幹系業務アウトソーシング業務委託事業を新年度から5年間で実施するものですが、その限度額の設定を行うものです。
 53ページをお願いします。第4表 地方債補正の1 地方債の追加は、緊急防災・減災事業では県の流域下水道事業の建設負担金について、文教施設災害復旧事業は市民体育館の災害復旧工事について、それぞれ起債発行の承認があったため追加するものです。2の地方債の変更は、道路橋りょう整備事業は財源の見直しに伴う変更、自然災害防止事業から土地改良事業までは事業の実績見込みに伴う事業費の確定による借入額の変更、臨時財政対策債は発行額の確定に伴い増額するもので、それぞれ起債限度額の変更を行うものです。
 56ページをお願いいたします。次に、2の歳入の主なものについてご説明いたします。第1款市税第1項市民税について、個人市民税は現年課税分の所得割及び滞納繰越分を、法人市民税は現年課税分の法人税割について、それぞれ決算見込みに基づき、合わせて1億6,000万円の増額補正、第2項固定資産税は、現年課税分及び滞納繰越分について4,500万円の増額補正、第4項たばこ税は、6,000万円の増額補正、入湯税については、決算見込みにより現年度分について100万円の減額補正するものです。
 58ページをお願いします。第15款国庫支出金第1項1目民生費国庫負担金は、年度途中からの制度変更に伴う子ども手当負担金1億4,718万8,000円の減額補正、第2項国庫補助金は、事業費の確定に伴う減額・増額の補正を行っておりますが、第3目土木費国庫補助金の住宅リフォーム総合支援事業費補助金及び11目消防費国庫補助金の消防団安全対策設備整備補助金は、新規採択に伴う補助金を計上しております。
 60ページをお願いします。第16款県支出金第2項県補助金では、2目民生費県補助金の保育対策等促進事業費補助金は、平成24年度からスタートする病後児保育事業の施設整備に係る県補助金700万円を増額補正しています。
 62ページをお願いします。第19款繰入金第2項1目財政調整基金繰入金では、財源調整のため交通災害共済基金事業分を除く全額の戻し入れのため、9,241万2,000円の減額補正です。
 64ページをお願いします。第22款市債は、それぞれの事業において事業費の確定等に伴う起債額の補正を行っています。4目臨時財政対策債は、発行額の確定に伴い1億5,740万円の増額補正、5目災害復旧債は、東日本大震災に伴う市民体育館の災害復旧事業について起債発行額の承認があったことから新規に増額補正を行うものです。
 66ページをお願いします。3 歳出の主な内容についてご説明します。第2款総務費第1項総務管理費4目財産管理費では、公共施設除排雪事業に956万円の増額補正、また、基金管理事業に1億2,139万7,000円の増額補正を計上、財政調整基金の元金積み立てを行うものであり、この結果、補正後の財政調整基金の現在高は、年度途中の利子の積み立て分を除き、約16億3,952万円となります。
 68ページをお願いします。第2款総務費第1項13目諸費の災害緊急対策事業は、東松島市への職員派遣期間及び避難所開設期間の縮減に伴う390万円の減額補正です。第4項3目選挙執行費は、東根市議会議員選挙等の執行経費の清算に伴う1,718万1,000円の減額補正です。
 70ページをお願いします。第3款民生費第1項社会福祉費の各事業については、事業の実績見込みに基づく増額・減額の補正額を計上していますが、72ページの7目老人福祉費の軽度生活援助事業は、豪雪に伴う高齢者宅の除排雪及び雪下ろしに係る委託料250万円を増額計上するものです。
 74ページをお願いします。第2項児童福祉費1目児童福祉総務費では、制度変更に伴う支給実績見込みにより、子ども手当給付事業の1億5,327万7,000円の減額補正を計上するものです。
 76ページをお願いします。第3項生活保護費2目扶助費では、生活保護扶助事業で支給対象者の増加等により4,074万7,000円の増額補正を行います。第4款衛生費第1項3目環境衛生費では、地球温暖化対策事業で太陽光発電システム設置補助の申請実績見込みに基づき、18件分、216万円の増額補正を行います。
 80ページをお願いします。第6款農林水産業費第1項3目農業振興費では、さくらんぼ産地強化対策事業は県からの追加内示に伴い347万6,000円の増額補正、4目畜産業費の強い農業づくり交付金の1億1,963万5,000円は、国の2次追加採択による増額補正です。
 82ページをお願いします。第7款商工費第1項4目企業誘致対策費の企業奨励補助金では、企業への補助金の額の確定に伴い901万6,000円の減額補正を行うものです。
 84ページをお願いします。第8款土木費第2項2目道路維持費では、市道除排雪事業について1月31日付け専決処分による6,500万円の増額補正を行いましたが、さらに実績見込みにより1億1,050万円の増額補正を計上したものです。
 86ページをお願いします。第4項都市計画費2目街路事業費では、それぞれの事業費の確定等に伴い、事業費の額の増減調整、組み替え等を行っています。
 88ページをお願いします。第9款消防費第1項2目非常備消防費の消防団安全対策設備整備事業は、国の補正予算に伴う新規採択による発電機、投光機等の整備事業を新規計上するものです。
 92ページをお願いします。第10款教育費第4項2目公民館費の公民館施設整備事業は、神町公民館の外壁修繕工事280万円を計上するものです。4目文化振興費では、公共文化施設整備基金の元金積み立てを2億円計上しており、補正後の基金の現在高は、年度途中の利子積み立てを除き、約6億6,085万円となるものです。
 次に、94ページをお願いします。
 議第30号 平成23年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 97ページをお願いします。2 歳入につきましては、第3款国庫支出金と第4款県支出金の高額医療費共同事業負担金をそれぞれ434万1,000円減額補正し、第5款療養給付費等交付金は、1目の退職者療養給付費等交付金と2目の退職被保険者等交付金でそれぞれ実績見込みに基づき減額と増額を行い、合わせて3,000万円の増額を行うものです。
 101ページをお願いします。3の歳出ですが、第2款保険給付費第1項1目一般被保険者療養給付費は、実績見込みによる5,000万円の増額補正。第2項1目一般被保険者高額療養費についても実績見込みによる1,000万円の増額補正です。
 103ページをお願いします。第7款共同事業拠出金では、国保連合会拠出金の確定により合計5,480万4,000円を減額補正するものです。
 105ページをお願いします。
 議第31号 平成23年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 107ページをお願いします。第2表の繰越明許費ですが、公共下水道事業の管渠建設事業の公共分と効果促進分で国の管渠建設事業費補助金の追加交付があったことから、翌年度繰越額を合わせて1億8,750万円と設定するものです。
 第3表 地方債補正ですが、管渠建設事業及び最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金について、それぞれの事業費の決算見込みにより起債限度額の変更を行うものです。
 110ページをお願いします。2の歳入につきましては、第1款分担金及び負担金1目下水道費負担金及び第2款使用料及び手数料1目下水道使用料は、決算見込みによりそれぞれ増額補正を行い、第3款国庫支出金1目公共下水道事業費国庫補助金は、管渠建設事業費補助金の増額補正を行うものです。第4款繰入金の一般会計繰入金は、決算見込みにより930万5,000円の増額を行います。
 112ページをお願いします。3 歳出では、第1款公共下水道事業費第1項3目管渠建設費で、管渠建設事業のそれぞれの区分ごとの事業費を調整するとともに、最上川流域下水道(村山処理区)建設事業負担金は、実績に基づく負担金の額の確定により1,885万1,000円の減額補正を行うものです。
 次に、114ページをお願いします。
 議第32号 平成23年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明します。
 117ページをお願いします。2の歳入では、第2款諸収入1目徴収清算金は、実績見込みにより21万7,000円の減額補正、3の歳出では、一般会計繰出金を同様に減額補正するものです。
 次に、119ページをお願いします。
 議第33号 平成23年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 122ページをお願いします。2の歳入では、第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款県支出金、第7款繰入金等において、介護サービス給付実績の見込みにより減額補正を行っています。また、第3款国庫支出金の第2項5目事業費補助金は、システム改修に係る補助金の新規計上です。
 126ページをお願いします。3 歳出では、第1款総務費第1項総務管理費では、介護保険システムの改修費等666万5,000円の増額補正しています。第2款保険給付費第1項介護サービス等諸費及び第2項介護予防サービス等諸費では、それぞれ決算見込みに基づき事業費の減額及び増額補正を行うものです。
 次に、130ページをお願いします。
 議第34号 平成23年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
 133ページをお願いします。2の歳入では、第1款使用料及び手数料第1項1目使用料で、墓地使用料の実績に基づき218万円の増額補正。
 135ページをお願いします。3の歳出では、第1款総務費第2項1目一般会計繰出金で、永代使用料納入や墓地管理費用の減額により306万8,000円の新規計上を行うものです。
 次に、137ページをお願いします。
 議第35号 平成23年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
 140ページをお願いします。2の歳入では、第3款第1項1目一般会計繰入金454万2,000円と、第5款諸収入第3項1目健康診査受託料を112万5,000円増額補正し、3 歳出では、広域連合の保険基盤安定負担金の確定により、第2款後期高齢者医療広域連合納付金に一般会計からの繰出金と同額を増額補正し、第3款保健事業費第1項1目健康診査事業費は、受託事業の実績見込みにより112万5,000円の増額を行うものです。
 以上、補正予算の補足説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 次に、議第36号及び議第37号について水道部長に補足説明を求めます。菊池水道部長。

   〔菊池修明建設部長兼水道部長 登壇〕

○菊池修明建設部長兼水道部長 議長の指示により補足説明を申し上げます。
 議案書の142ページをお願いします。
 議第36号 平成23年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 最初に第2条でありますが、平成23年度東根市水道事業会計予算に定めた収益的支出の予定額を補正するものであり、第1款水道事業費用を68万2,000円増額し、8億8,114万6,000円とするものであります。
 次に、第3条でありますが、職員給与費について同額を補正するものであります。
 次のページをお願いいたします。補正の内容といたしましては、共済負担率の変更による人件費の増であり、収益的支出の第1款水道事業費用の補正予定額を68万2,000円とし、第1目の原水及び浄水費など3つの科目において各々法定福利費を補正するものであります。
 145ページをお願いいたします。
 次に、議第37号 平成23年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
 最初に第2条でありますが、平成23年度東根市工業用水道事業会計予算に定めた収益的支出の予定額を補正するものであり、第1款工業用水道事業費用を14万2,000円増額し、1億1,224万円とするものであります。
 次に、第3条でありますが、職員給与費について同額を補正するものであります。
 次のページをお願いいたします。補正の内容といたしましては、水道事業会計同様、共済負担率の変更による人件費の増でございます。収益支出の第1款工業用水道事業費用の補正予定額を14万2,000円とし、第2目の配水及び給水費の法定福利費を補正するものでございます。
 以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 以上で提案理由の説明を終わります。
 ここでお諮りします。ただいま議題となっております11議案については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第1号及び議第16号並びに議第29号から議第37号までの11議案については、委員会付託を省略することに決しました。

◎議第1号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について

○青柳安展議長 これから議第1号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時42分 休 憩


   午前10時42分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第1号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認について、採決をします。
 議第1号は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第1号は原案のとおり承認されました。

◎議第16号 まちづくり交付金事業 東根公民館(地域交流センター)建設工事(建築・外構工事)請負契約の一部変更について

○青柳安展議長 次に、議第16号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時43分 休 憩


   午前10時43分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第16号 まちづくり交付金事業東根公民館(地域交流センター)建設工事(建築・外構工事)請負契約の一部変更について、採決をします。
 議第16号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決されました。

◎議第29号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第7号)

○青柳安展議長 次に、議第29号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時44分 休 憩


   午前10時44分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第29号 平成23年度東根市一般会計補正予算(第7号)の採決をします。
 議第29号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第29号は原案のとおり可決されました。

◎議第30号 平成23年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

○青柳安展議長 次に、議第30号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時45分 休 憩


   午前10時45分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第30号 平成23年度東根市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第30号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第30号は原案のとおり可決されました。

◎議第31号 平成23年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)

○青柳安展議長 次に、議第31号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時46分 休 憩


   午前10時46分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第31号 平成23年度東根市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第31号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第31号は原案のとおり可決されました。

◎議第32号 平成23年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)

○青柳安展議長 次に、議第32号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時47分 休 憩


   午前10時47分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第32号 平成23年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の採決をします。
 議第32号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第32号は原案のとおり可決されました。

◎議第33号 平成23年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)

○青柳安展議長 次に、議第33号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。
   午前10時47分 休 憩


   午前10時47分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第33号 平成23年度東根市介護保険特別会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第33号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第33号は原案のとおり可決されました。

◎議第34号 平成23年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)

○青柳安展議長 次に、議第34号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時48分 休 憩


   午前10時48分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第34号 平成23年度東根市市営墓地特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第34号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第34号は原案のとおり可決されました。

◎議第35号 平成23年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

○青柳安展議長 次に、議第35号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時49分 休 憩


   午前10時49分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第35号 平成23年度東根市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第35号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第35号は原案のとおり可決されました。

◎議第36号 平成23年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)

○青柳安展議長 次に、議第36号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時50分 休 憩


   午前10時50分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第36号 平成23年度東根市水道事業会計補正予算(第3号)の採決をします。
 議第36号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第36号は原案のとおり可決されました。

◎議第37号 平成23年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)

○青柳安展議長 次に、議第37号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで暫時休憩します。

   午前10時51分 休 憩


   午前10時51分 開 議

○青柳安展議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第37号 平成23年度東根市工業用水道事業会計補正予算(第2号)の採決をします。
 議第37号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。よって、議第37号は原案のとおり可決されました。

◎議 案 上 程

○青柳安展議長 次に、日程第16 平成24年度施政方針表明並びに日程第17 報第1号から日程第53 議第47号までの37議案を一括して議題とします。

◎平成24年度施政方針表明
◎提案理由の説明

○青柳安展議長 これから平成24年度施政方針表明及び提案理由の説明を求めます。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 本日ここに、平成24年東根市議会第1回定例会において、新年度予算を始め、重要案件のご審議をお願いするに当たり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
 昨年は、3.llの東日本大震災やタイの大洪水、急激な円高やヨーロッパの債務危機、加えて、不安定な政治情勢などによる深刻な経済不況の中で、明るい兆しの見えないままに新春の幕開けとなりました。
 さらに追い打ちをかけるかのように、年初めに続いた穏やかな天候が一変して記録的な豪雪となり、東北、北陸地方を中心に市民生活が甚大な被害を受けております。本市においても、市民生活への影響はもちろんのこと、さくらんぼハウスの倒壊や枝折れ等の農業被害、除排雪経費の増大、さらには、除排雪作業中の事故により、人的な被害も発生しているところであります。
 今後とも、市民生活を守るため、災害に強いまちづくり、安全・安心なまちづくりに全力で取り組んでまいります。
 東北地方を中心に、多くの尊い命と日々の平穏な暮らしを奪い、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から1年が過ぎようとしています。死者行方不明者は2万人に迫り、戦後最悪の自然災害となりました。
 本市の被害は軽微でありましたが、県外からの避難者のために避難所を開設することとなり、その運営や炊き出し、食材や日用品などの支援物資の提供に多くの市民のご協力をいただきました。
 また、かねてより交流のあった宮城県東松島市の被害の甚大さに胸を痛め、私は、市民や各種団体に積極的に呼びかけ、発災直後から、同市に重点を置いて、義援金や支援物資の提供、職員の派遣や市民ボランティアによる救援活動など、様々な支援をしてまいりました。
 このことがきっかけとなり、昨年の12月11日に、友好都市の盟約と災害援助協定を締結いたしました。このたびの震災に対する同市の災害対応の経験を、交流を深めながら学ばせていただきたいと考えております。
 このたびの震災は、私たちに多くの課題をつきつけております。エネルギー源の求め先と供給システムのあり方、輸送・交通システムにおける代替性の確保、産業立地の偏在によるサプライチェーンの脆弱性、広域的な相互支援体制の確立と危機管理における想定範囲の拡大等々。これらは一自治体の枠を超え、国レベルでの取り組みが必要ですが、私は全国市長会の副会長という立場で、機会あるごとに訴えてまいります。
 一方、身近な課題もございます。家庭における日頃の備えや、隣近所の助け合い、地域の防災力の強化であります。これを契機に地域の防災意識を高め、自主防災会の強化に取り組んでまいります。
 また、エネルギーと資源を無駄にしない暮らしも、その一つであります。これは、私が進めてきた環境行政、環境教育の延長にあるもので、地域版並びに学校版ISOや環境ファミリーなど、これまでの取り組みをさらに前進させてまいります。
 福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能汚染により、国民生活と経済が大きな打撃を受けました。食の安全に対する信頼が揺らぎ、本市の農産物や観光産業についても風評被害が想定されたことから、私は、他に先駆けて基幹作物であるさくらんぼについて、義援金付きでの販売や中央区でのイベント開催など、ひがしね産さくらんぼ販売推進事業を展開した結果、前年並みの販売額を確保したところであります。新年度においても、さらに改善を加え実施してまいります。
 国全体が沈痛な空気に包まれ、イベントの自粛ムードが広がる昨年3月末に、私は、さくらんぼマラソン大会の開催を決断いたしました。私たちが元気を取り戻さなければ、復興支援もままならないとの思いからであります。
 震災から日も浅い6月12日、過去最大の参加者が集う中、「復興支援」をテーマに、第10回という記念の大会にふさわしい感動的な大会を開催することができました。これもひとえに、極めて厳しい環境下での災害救助、支援活動の最中、私の思いに応えてくれた陸上自衛隊第六師団のご判断と多くの市民のご協力の賜物であり、厚く御礼を申し上げます。
 今年は、復興元年の大会として、沿道での声援とおもてなしの心で、市民と参加者の絆を一層深めてまいります。
 さて、本市は、新年度から、第4次総合計画に掲げたまちづくりの実現に向けて大きな一歩を踏み出します。
 県立東根中高一貫校(仮称)の設置場所が、本市提案のとおり決定の運びとなりました。県御当局のご判断を歓迎するものであります。
 隣接して本市が整備する市民待望の公益文化施設については、平成29年度オープンを目指し、整備に向けた作業を本格化いたします。同校と文化施設の相乗効果を導き、生涯学習や協働のまちづくりなど広範な分野における市民活動のステップアップを目指すとともに、まちの魅力、求心力を高めてまいります。
 振り返れば、本市は1町5カ村の合併以来、へそのないまち、中心市街地のないまちと評され、いわば特色のないところが特色と言われてきました。これを解消するため、昭和50年代から今日まで、連綿と区画整理や街路事業に取り組んできたのであります。
 この間、文化活動の内容では、関係各位のご尽力により大きな進展を見ましたが、それを支える施設面では後れをとってきたことも事実であります。
 さくらんぼ東根駅を核に市街地が開け、東根中央橋の完成により、東根地区と神町地区が連続した一つの街並みとなった今こそ、長年の課題である文化と学びの拠点づくりに力を注ぎ、まちづくりの新たなステージヘと踏み出すときであります。
 住民が、そこに住むことに誇りを感じる地方都市は、共通して何がしか風格というべきものを備えております。これは、まちの外観を整えやだけで備わるものではありません。「仏作って魂入れず」の理のごとく、住民の文化的な活動が幅と厚みを持つことで、自ずと備わるものであります。
 そのような意味で、県立東根中高一貫校(仮称)に対しても大きな期待を寄せるところであります。同校が文武両道において県内に冠たる学校となり、「東根市にあの学び舎あり」と広く評されることもまた、風格のあるまちづくりに通ずるからであります。都市が学校を育て、学校が都市に風格を添える、このような好循環を生むために、同校の教育環境整備に地元市としてできる限りの協力をしたいと考えております。
 また、同校の設置が、広く市内小中学校の活性化に結びつき、本市全体の教育力の向上が図られ、本市の将来を担う人材が育成されることを期待しているところであります。
 新年度は、子どもの遊び場整備の最終年度であります。さくらんぼタントクルセンターのけやきホールは、冒険心、探究心を育む独創的な理念が広く評価を得ましたが、子どもの遊び場では、その理念をさらに深めてまいります。
 子どもの遊び場の基本コンセプトは、「遊びから学ぶ」であります。集団行動を通して社会のルールやリーダーシップを学び、遊びを工夫することで好奇心や創造力を養い、また、危険を予知する力や決断力を身につけてほしいと考えております。これらは、すなわち総合的な生きる力であります。
 子どもの遊び場を生きる力を学ぶ場とするため、運営と遊びのメニューの準備に努め、子育て支援の新しい取り組みを切り開いてまいります。
 先般、国立社会保障・人口問題研究所が発表した50年後の人口推計によると、日本の人口は今よりも30%減少し、高齢化率が40%という、人口激減社会、超高齢化社会を迎えることとなり、これら喫緊の課題への対応が自治体にも求められております。
 本市では、豊かな高齢化社会に向けて、子育て支援と並行して、高齢者が生きがいを持ち、安心して地域生活を送るための施策を充実いたします。これまでの生きがい対策に加え、新年度は、自動車運転免許を持たない高齢者の移動を支援し、社会参加の環境を整えてまいります。
 もう一つが定住促進対策であります。本市は、先の国勢調査で県内唯一の人口増加自治体となり、その後も住民基本台帳人口は堅調に増加しておりますが、これに安住することなく、なお一層の定住促進を図る必要があります。
 そのため、新年度は「定住促進事業助成金制度」を創設し、新たに東根市民となり、ここに居を構えたいと望む市外居住者の定住支援に取り組んでまいります。
 以上、申し上げましたように、新年度は、さらなる飛躍のスタートラインに立つ意義ある年との認識に立って、各種大型事業やソフト事業を不退転の決意で推進してまいります。
 続きまして、平成24年度の施策の大綱につきまして、総合計画に掲げる5つの目標に沿って説明いたします。
 第1に、「だれもがやすらぎと充実、しあわせを実感できるまち」について申し上げます。
 子育て環境の充実に関しては、子どもの遊び場の施設整備に万全を期すとともに、魅力ある運営が図られるよう準備に努めてまいります。
 平成26年度に開所を予定しております(仮称)東部子育てサポートセンターにつきましては、新年度、用地買収や造成を行います。国は現在、子育て支援の施策を再編する「子ども・子育て新システム」をまとめていますので、その動向を見極めながら、多様な保育ニーズに応えていけるよう内容を検討してまいります。
 また、新たに病後児保育事業を実施いたします。これまで家庭で見守るしかなかった病後児を医療に配慮した保育施設に預かることで、仕事と育児の両立に頑張る子育て世代を支援いたします。
 高齢者福祉に関しましては、このたび第5期老人福祉計画・介護保険事業計画を策定いたします。第4期計画では施設系サービスを大幅に拡充し、増加する施設入所のニーズに対応いたしました。今期計画においても、保険料の上昇を極力抑えつつ、サービス拡充を図ることとしております。介護サービスと保険料の負担は表裏一体の関係にありますので、給付と負担のバランスに配慮した制度運営に努めてまいります。
 介護保険負担を軽減する根本的な対策は、高齢者の健康づくり、生きがいづくりにあります。介護予防事業やいきいきサロン推進事業など、これまでの取り組みに加え、新年度から新たに、おでかけさぽーとタクシー事業を実施いたします。自動車運転免許を持たない80歳以上の方に対しましてタクシー費用の一部を助成するもので、これにより高齢者の社会参加を促してまいります。
 地域福祉の推進に関しては、福祉推進員制度が3年目を迎えます。東日本大震災では、地域の支え合いの大切さを再認識させられました。住民同士が互いに関心を持ち、高齢者、障がい者、乳幼児のいる世帯など、きめ細かな情報を共有し、気づかい合う地域社会を実現するため、市社会福祉協議会と協力して福祉推進員の設置拡大を図ってまいります。
 健康づくりに関しては、行動計画「健康ひがしね21」をこのたび改訂いたしました。メタボリックシンドローム対策や心の健康対策など、新たな取り組みを盛り込んだところであります。各種検診や特定健康診査、指導に加え、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種など任意予防接種の普及啓発を図り、疾病の予防と早期発見に努めてまいります。
 同時に、山形大学やNPOと連携して開催する悠遊健歩や健康アカデミーなどを通して、生涯を通じた健康づくりに取り組んでまいります。
 また、食育推進計画に基づき、食育推進事業を展開いたします。本市の気候風土が育んだ豊かな食文化の伝承、地産地消の推進、学校教育や保育での展開など、多様な角度からの取り組みが必要でありますので、関係する様々な団体と協力して食を通じた健康思想の普及に努めてまいります。
 防災と消防の充実に関しては、自治組織など住民生活に身近な防災体制を強化するため、新年度から5年間で、市内すべての自主防災会に対し、防災資機材の購入経費を助成いたします。購入品目や利活用の検討など、資機材の購入を機にそれぞれの地域で防災に関する話し合いが盛んになり、人的な防災力強化にも結びつくものと考えております。
 また、災害発生時、収容避難所に想定しております市内7つの地域公民館等に自家発電機を配備し、防災体制の強化を図ります。あわせて、消防救急無線の平成27年度デジタル化に向け、実施設計を行います。
 原子力発電所の事故による放射能汚染の不安が広がったことから、市民生活の安全・安心を確保するため、市内各所の空間放射線量測定、上水道水源の放射性物質の測定を毎月実施し、結果を公表してまいりましたが、この1月から、希望する家庭の敷地の測定と学校給食の放射性物質検査を実施しているところであります。
 新年度は、市が運営する保育所の給食の検査も加え、安心感を高めてまいります。
 第2に、「環境、自然、歴史、文化が調和する風格とうるおいのまち」について申し上げます。
 環境保全の推進に関しては、行政分野における環境ISO認証取得や、地域版、学校版ISO推進事業などを通して、本市は県内の他の自治体に先鞭をつけてまいりました。このたびの震災では深刻な電力不足に見舞われ、エネルギーを大量消費する私たちの暮らしの危うさが浮き彫りになりました。エネルギー消費を抑え、環境への負荷の低減を目指してきた本市の取り組みの大切さを再確認したところであります。
 そのため、今後7年の間に、市内3,500の公衆街路灯を全てLED化することとし、必要な経費を防犯協会連合会に補助いたします。
 また、公共下水道事業につきましては、第6期整備計画の推進と普及率向上に努めるとともに、布設から長期間経過した老朽化が懸念される管きょについては、これまでの事後保全から予防保全に視点を移し、下水道管きょ長寿命化対策事業を実施いたします。
 都市景観の形成につきましては、平成16年度より支援してまいりました神町北部土地区画整理事業区域に住宅の建築が進み、東根中央橋の完成や大森小学校の開校、商業施設の立地と相まって利便性の高い住環境が整いつつあります。新年度は、神町駅前通線整備を完了させ、市街地における良好な道路網の整備に努めます。
 また、本年度に改訂いたします第四次国土利用計画及び都市計画マスタープランに基づき、計画的な土地利用と都市機能の集積を図ってまいります。
 平成20年度から取り組んできた東根地区まちづくり交付金事業が最終年度を迎え、新しい東根公民館が近く完成いたします。本町地区まちづくり協議会は、地域の活性化を目指し、ワークショップを重ねてまいりました。旧市街地の衰退が全国的に目立つ今日、新しい公民館を核に、地域の魅力を高める活動が多くの地区民の参画のもとに展開されるものと期待しております。
 第3に、「魅力にあふれ、にぎわいと活力に満ちたまち」について申し上げます。
 交流の促進に関し、本年度は、東京都中央区とのお付き合いが20年の節目を迎え、さらに東松島市との間に友好都市の盟約を締結するなど、都市間交流に大きな進展を見ました。また、放射性物質の風評被害に対処するため、中央区のご協力をいただき、観光物産のPRイベントを実施いたしました。新年度も、友好都市を中心に観光物産PR事業を展開し、本市の特性である「果樹王国ひがしね」を生かした交流拡大を図ってまいります。
 都市基盤の整備充実に関しては、本市に2カ所目となる東北中央自動車道インターチェンジの松沢地内への設置が決定しております。将来の人とモノの流れを決定づけ、まちづくりの根幹に関わる交通施設でありますので、アクセス性を高める県道整備とともに進捗を注視しながら、必要な協力をしてまいります。
 市単独の道路新設改良事業では、本年度より着手した神町駅前線の詳細設計と測量を行うほか、神町南大通り線の舗装補修、野田7号線、野川小原線、東根蟹沢線の交差点改良、若木11号線の歩道設置等を行います。
 また、地域の定住条件を向上させ、市域の均衡ある発展を図るため、生活密着道路整備事業を進めます。新年度は、島2号線、柏原3号線等の側溝整備、神町駅地下道線の歩道の舗装補修、瀬戸山1号線、猪野沢3号線の局部改良など、身近な道路の整備を図ります。
 地方道路交付金事業として、野田荒小屋線、蟹沢最上川線、松沢1号線、原宿上悪戸線、関山長坂線、花岡地区道路の改良事業、長瀞2号線外のウォーキングトレイル事業を継続実施するほか、道路震災対策事業として水溜間木野1号線外2路線の改良、市内橋梁の点検と向田橋の修繕工事を行い、幹線道路の整備を図ります。
 さらに、市営住宅の環境整備を図るため、若木団地及び並松団地の政策空き家の除却を行ってまいります。
 より安心な水を安定供給するため、沼沢・猪野沢簡易水道統合事業を平成26年度完了を目指して実施するとともに、水道施設の耐震補強と老朽管の更新を進めてまいります。
 山形空港につきましては、東日本大震災後、被災した仙台空港、東北・山形新幹線に代わり、広域的な旅客輸送拠点として重要な役割を果たしました。
 山形空港利用拡大推進協議会では、本年2月より、空港ライナーの運行エリアを拡大するなど、空港利用者の利便性向上に向けた取り組みを行っており、今後も関係団体と協力し、空港の安定的な利用拡大と機能強化に取り組んでまいります。
 農林業の振興につきましては、従事者の減少と高齢化など経営環境の厳しさに配慮するとともに、放射能汚染の風評被害防止に努めてまいります。生産基盤の整備充実を図るため、長瀞地区の石綿の用水管を更新する県営特定農業用水路等特別対策事業を新規に実施するほか、高速道路関連特対事業や土地改良区への支援を継続して行ってまいります。
 本市の基幹作物であるさくらんぼにつきましては、これまで実施した受粉環境整備や長期被覆施設の導入が功を奏したこともあり、昨年も収量は確保されたところであります。一方で、2年連続の品質低下が課題になっており、また、東日本大震災による消費自粛に加え、放射能汚染の風評被害による価格低迷など、農家経営は非常に厳しい状況にあります。したがいまして、新年度についても、ひがしね産さくらんぼ販売推進事業を関係する団体や関係機関と連携して推進するなど、本市農産物の強力な販売戦略を実施してまいります。あわせて、天候に左右されない、さくらんぼ生産を目指し、フォーラムの開催や受粉環境整備への支援などを実施してまいります。
 さらに、長期リレー出荷体制による産地銘柄の確立や労働力の平準化による大規模経営化、農業所得向上による後継者確保などを図るため、活力ある園芸産地創出支援事業を引き続き導入し、加温・無加温ハウス等の施設整備支援を行ってまいります。
 果樹王国ひがしねブランドを全国に発信するため、国内の主要市場等におけるトップセールスを農協と連携して実施するとともに、果樹王国ひがしねPR事業など効果的なブランド戦略を推進し、有利な価格形成に結びつけてまいります。
 有害鳥獣対策については、被害にあいにくい作物の推進や結実した果実を放置しないなど、幅広い地域住民の協力を求めながら、各地域の協議会や猟友会等と連携を図り、追払いや駆除、電気柵設置など、効果的な被害防止に取り組んでまいります。
 林業従事者の減少や高齢化に伴い、森林の持つ国土保全や水源涵養など公益的機能が低下していることから、ナラ枯れ被害対策や松くい虫被害対策など森林病害虫対策を継続するとともに、緑の少年団活動を通じた森林環境教育を推進してまいります。
 商工業の振興につきましては、景気の低迷が続く中、商工業者の経営環境が厳しさを増していることから、住宅新築・リフォーム支援事業を新年度も実施いたします。中小商工事業者向けの利子補給制度である商工業夢タント利子補給事業などを通じて、市内商工業者の経営基盤強化に努めます。
 農工法・低工法に基づく企業の固定資産税優遇措置の代替制度として創設した企業奨励補助金制度につきましては、本年度より、補助金の交付を行っております。本年度の実績は9社l0件でありまして、円高により国内産業が打撃を受ける中にあっても一定の設備投資がなされていることに、市内企業の経営力の強さを感じているところであります。
 観光の振興に関しましては、関係団体との連携を一層密にして、果樹王国ひがしねを活かした観光地づくりに取り組みます。
 第10回さくらんぼマラソン大会は、震災の影響による様々な困難の中で、市民の皆様のご協力により盛大に開催することができました。
 一方で、熱中症をはじめランナーへの安全対策の強化が必要となっております。そのため、第11回大会では全ランナーに対し体調管理の徹底を求めるとともに、給水と救護体制を強化し、事故の防止に万全を期してまいります。
 ひがしね祭については、年々観客動員数が増加し、圏域を代表する夏祭りに成長いたしました。新年度も、より大勢の方々にお越しいただけるよう、伝統の七夕ちょうちん行列や踊りの競演などを多くの市民とともに盛大に開催してまいります。
 第4に、「こころ豊かな人が輝く教育と文化のまち」について申し上げます。
 学校教育の充実につきましては、学校耐震化等計画に基づく小学校の耐震改修を平成21年度から実施しておりますが、児童の安全確保と学習環境の向上のため、当初計画を1年早め、平成26年度の完了を目指し、事業を進めてまいります。
 学校給食では、前段で申し上げましたとおり放射性物質検査を行い、その結果と食材の産地を公表することで安心感を高めてまいります。
 県内初となる県立東根中高一貫校(仮称)の設置は、本市の教育環境の充実のみならず、本市の未来を担う人材育成に大きく寄与するものであります。本市への設置が後世に高く評価されるよう、魅力ある教育環境づくりに協力してまいります。また、県との土地の交換によって生じる現在の東根工業高校敷地に、市民の体力の向上や健康増進、スポーツの振興を図るため、総合運動広場を整備すべく準備を進めてまいります。
 生涯学習の充実・芸術文化の振興に関しては、長年の課題でありました公益文化施設の平成29年度オープンを目指し、準備作業を進めます。市民ニーズの把握に努め、利用しやすく市民に愛される施設とするため、市民検討組織を設置し、幅広く意見を頂戴し、整備内容や運営方法に反映してまいります。そのため、新年度より、総務部にプロジェクト推進課を置き、準備に万全を期してまいります。
 また、その整備手法としてPFI事業を視野に入れ、導入可能性調査を行いながら事業を具体化するとともに、後年度の財政負担に配慮し、公共文化施設整備基金を計画的に積み立ててまいります。
 本事業に着手いたしますと、現在、市民交流広場として一般開放している公益文化施設用地の利用ができなくなりますので、現在、整備中の子どもの遊び場東側にグラウンドゴルフ場を整備いたします。
 同競技は、高齢者を中心に近年人気が高まっておりますので、多くの市民にご利用いただき、市民相互の交流の活性化と健康増進、スポーツの振興を図ってまいります。
 東の杜資料館の建物と敷地については、現在、利活用構想を策定しているところであります。この周辺は東根城址の雰囲気を色濃く残す地域でありますので、伝統的な文化活動の拠点、回遊型の観光エリアを形成する上での拠点として役割が期待されます。公益文化施設との機能分担、連携などの観点から、利活用を継続して検討してまいります。
 市内東部の沼沢地区は、伝統産業であった炭焼きを復活させ、これを活用した地域づくりに取り組んできました。近年、NPOと協力して、里山探検隊や米作り体験などの幼児共育推進事業にも挑戦しております。このたび、その実績が評価され、財団法人自治総合センターの助成を受け、コミュニティーセンターを建設する予定になっております。ここを拠点に、他の模範となるような活動を展開されるよう期待しております。
 第5に、「市民みんなで力をあわせる協働のまち」について申し上げます。
 第4次総合計画の主要プロジェクトとして地域力の向上を新たに掲げたところでありますが、市民の方々の潜在的な力を後押しする事業として、本年度より新たに、ともに築く地域未来創造事業を展開しております。
 初年度は、地域に残る雪むろを資源として見直し、住民交流を活発化しようとする、蟹沢雪むろ地域おこし事業など7件の提案が採択されました。本制度の運用に当たっては、事業の成果以上に、住民が共通の目的に向かって話し合いを重ねる過程を重視し、地域力の向上に結びつけてまいります。
 本市の人口は、昭和52年以来、増加し続けてきましたが、少子高齢化が進む現在、これを継続していくことは決してたやすいことではありません。そのため、定住人口のさらなる拡大を図るため、定住促進事業助成金制度を創設いたします。市内に住宅を取得し、転入しようとする市外居住者に対し、助成金を交付して支援いたします。その際、人口の減少が見られる東部・西部地区への転入と子育て世帯の転入には助成を厚くし、市域の均衡ある発展と子育て支援にも資してまいります。
 男女共同参画社会の推進については、このたび策定しました第2次男女共同参画社会推進計画に基づき、全ての人が多くの分野で活躍できる環境の整備を進めてまいります。
 少子高齢化や先行きの見えない経済不況下にあって、女性の力を引き出すことは、社会経済の活力を高める上で重要な取り組みであります。理念の普及のみならず、職場や家庭、地域などの身近な分野における実践を促してまいります。
 市の施策の推進のためには、効率的で効果的な行財政運営が必要となります。
 そのため、第5次行財政改革推進プランをこのたび策定したところであり、関西社会経済研究所による自治体行政生産性ランキングの総合評価で第1位にランクされた本市の行政効率を維持しながら、市民サービスの充実に努めてまいります。
 特に市税の収納に関しましては、昨年度の市民税、固定資産税等の現年度課税に係る収納率が県内13市で第1位でありました。市民の皆様の納税意識、社会的責任感の高さをありがたく、また、誇りに思うところであります。新年度は、納税者の利便性向上を図るため、市税等のコンビニエンスストアでの納付について、平成25年度運用開始を目指し、準備を進めてまいります。
 以上、新年度を迎えるに当たり、市政運営に対する私の基本的な考え方を申し上げました。
 今後も、東根市民4万7,000人のリーダーとして、躍進する東根市をさらに前進させるため、新たな課題に挑戦しながら、「しあわせつくる学びと交流のまち」の実現に全力を挙げ取り組んでまいる所存であります。
 議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、平成24年度の施政方針といたします。
 それでは、先議いただきました議案以外の案件についてご説明を申し上げます。
 はじめに報第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についてでありますが、一昨年11月に公務中の庁用自動車の運行中に発生した物損事故に関して、地方自治法の規定により損害賠償の額の決定について専決処分を行いましたので、報告するものであります。
 次に、議第2号 公有地の拡大の推進に関する法律第4条第2項第9号に規定する政令で定める規模の特例に関する条例の設定についてでありますが、地域主権改革一括法による公有地の拡大の推進に関する法律の改正による権限移譲に伴い、条例の設定を行うものであります。
 次に、議第3号 東根市暴力団排除条例の設定についてでありますが、暴力団による市民活動への不当な影響を排除するため、条例の設定を行うものであります。
 次に、議第4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、特別休暇における夏季休暇の日数を変更するため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第5号 東根市一般職の職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、日当の支給地域の見直しを行うため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第6号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、関係法令の施行に伴い、条例の整備を行うとともに国民健康保険税の税率改定を行うため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第7号 入湯税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、東北地方太平洋沖地震の被災者支援継続のため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第8号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地番図の電子化に伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第9号 東根市社会教育条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、新東根公民館の開設による位置変更と地域主権改革一括法による社会教育法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第10号 東根市さくらんぼ図書館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革一括法による図書館法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第11号 東根市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、スポーツ基本法の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第12号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、第5期介護保険事業計画の策定に伴い、計画期間における介護保険事業の安定した運営を図るため、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第13号 東根市市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革一括法による公営住宅法の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議第14号 東根市農民研修センター設置及び管理に関する条例等を廃止する条例の設定についてでありますが、施設の無償譲渡に伴い、条例の廃止を行うものであります。
 次に、議第15号 東根市国土利用計画(第四次)の策定についてでありますが、第三次計画の目標年次到達に伴い、本市の将来の土地利用を的確に予測し、自然的及び社会的特性を十分に考慮した有効で計画的な土地利用を図るため、東根市国土利用計画(第四次)を策定するため、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議第17号から議第23号までの指定管理者の指定についてでありますが、東根市民体育館などの施設の管理を行わせる指定管理者の7件の指定に関し、地方自治法等の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議第24号から議第26号までの市有財産の無償譲渡についてでありますが、東根市小林地区集会所などの3施設について自治会活動等に資する施設として無償譲渡するため、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議第27号及び議第28号 市道路線の廃止及び認定についてでありますが、市道路線網の見直し等により、市道3路線の廃止及び3路線の認定を行うものであります。
 次に、平成24年度予算案の大綱についてご説明を申し上げます。
 地方自治体の予算編成に大きな影響を及ぼす国の平成24年度予算案につきましては、東日本大震災からの復旧・復興に対応しながらも、「日本再生重点化措置」において経済社会の真の再生に資するための予算を重点配分し、復興関連費を除いた一般会計予算の規模は90兆3,339億円とされたところであります。
 また、地方財政計画では、地方税収を0.8%増としながらも、社会保障関係費の増要因から財源不足が拡大するものと見込み、地方交付税を0.5%増額確保する一方で、地方財政の健全化を推進するために臨時財政対策債を含む地方債総額を2.7%の減とし、復興関連費を除いた通常収支分で、対前年度比0.8%減の総額81兆8,700億円となったところであります。
 本市に密接な関わりを持つ県の新年度予算は、景気低迷が続く中で、地域主権時代の県政運営指針による事務事業の見直しを図りながらも、地域の活力や産業振興・雇用創出を重点とした、持続可能な財政運営を確保するための編成が進められたところであります。
 本市では、職員定数の削減や行政事務の一部民営化、施設整備事業へのPFI導入など、県内でもいち早く行財政改革に取り組んできたことにより、多くの大型プロジェクト事業に係る起債の償還に、PFIで整備した大森小学校整備等事業などの償還分が加わっているにもかかわらず、財政状況としては歳出の平準化を保ち、健全性を堅持しているところであります。
 しかし、歳入の根幹となる市税については、企業に回復傾向が見られるものの、欧州債務危機や円高の影響もあり雇用情勢の回復までには至らず、依然厳しい状況となっております。
 このような状況の中で、市政の進展に必要な行政サービスを確保しながら、公益文化施設整備事業、定住促進事業、グラウンドゴルフ場整備事業、公衆街路灯設置事業、高齢者社会参加促進事業、コンビニエンスストア市税等収納委託導入事業などの新たな行政需要に対応する事業を展開するとともに、学校耐震化事業、子どもの遊び場整備事業、ともに築く地域未来創造事業、東部子育てサポートセンター整備事業、企業奨励補助事業、生活密着道路整備事業、東根地区まちづくり交付金事業などの大型事業や、子育て応援マニフェスト2010や四つ葉のクローバー事業などを継続推進し、さらなる市民福祉の向上を目指していく所存であります。
 以上の基本的な考えのもとに編成いたしました平成24年度の一般会計予算案は、前年度当初予算額164億3,600万円に対し、0.15%増の164億6,000万円を計上したところであります。このうち、公益文化施設等整備に備えて基金元金積立2億円を予算化した積立金のほか、繰出金、物件費等を増額計上した一方で、地域交流センター建設事業の完了等により、前年度比15.4%減の19億7,551万1,000円とした普通建設事業費をはじめ、人件費や公債費等を減額したところであります。
 その概要でありますが、まず歳入におきましては、市税については、景気回復の兆しから法人市民税を前年度比21.2%増と見込みながらも、雇用の回復まで至っていない個人市民税は、年少扶養控除の廃止などの税制改正が行われたにもかかわらず9%の増しか見込めず、市税総額として前年度比5.7%増の58億9,817万8,000円を計上したところであります。
 また、地方交付税については、地方財政計画で前年度比0.5%増が確保されたところでありますが、本市の税収及び基準財政需要額の推計等により、2.4%増の43億5,000万円を見込んだところであります。
 次に、歳出予算についてご説明を申し上げます。
 議会費につきましては、開かれた議会推進のために、議会事業にインターネット議会中継配信業務委託費を増額して予算化したところであります。
 総務部門につきましては、公益文化施設等整備に向けたプロジェクト推進事業や定住促進事業及びコンビニエンスストア市税等収納委託導入事業などを新規計上したほか、ともに築く地域未来創造事業や区長会運営事業、交流事業等を継続して予算化したところであります。
 民生・福祉部門につきましては、市内防犯灯のLED化を推進するための公衆街路灯電気料等補助費を防犯事業に新規計上したほか、病後児保育事業や高齢者社会参加促進事業等を新たに計上し、子育て支援医療給付事業や子育て応援マニフェスト2010のこうのとり支援事業、地球温暖化対策事業、いきいきサロン推進事業等を継続して予算化したところであります。
 農林・商工部門につきましては、昨年度補正対応した震災対応等緊急利子補給補助事業などを新規に計上し、果樹王国ひがしねブランド戦略事業、園芸産地活性化支援事業、森林病害虫等防除事業や住宅新築・リフォーム支援事業、企業奨励補助事業、産業立地促進資金融資事業、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業等を継続して予算化したところであります。
 建設部門につきましては、グラウンドゴルフ場整備事業などを新たに計上したほか、子育て応援マニフェスト2010からの基幹事業である子どもの遊び場整備事業や、東根地区まちづくり交付金事業、市道神町東14号線道路改良事業、市道関山長坂線道路改良事業、市道蟹沢最上川線道路改良事業等を継続して予算化したところであります。
 消防部門につきましては、消防救急デジタル無線整備事業及び常備・非常備消防事業、消防庁舎の施設整備費、維持管理経費等を継続して予算化したところであります。
 教育部門につきましては、中学校仮設校舎リース事業や公共文化施設整備基金積立事業等を新たに計上するとともに、光プロジェクト応援事業や大森小学校整備等事業や私立幼稚園就園奨励事業、特別支援教育推進事業、公益文化施設用地取得事業、東根の大ケヤキ環境整備事業、体育施設等指定管理委託事業等を継続して予算化したところであります。
 なお、震災関連の市民生活安全確保に対処して、保育所給食の放射性物質検査手数料を新規計上したほか、昨年度途中から実施している空間放射線量個人宅訪問測定事業費や学校給食の放射性物質検査手数料などをそれぞれに増額して予算化したところであります。
 次に、特別会計についてご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計につきましては、保険給付費や後期高齢者支援金、介護納付金などを計上し、前年度比2%増の45億500万円を計上したところであります。
 東根財産区特別会計につきましては、財産管理費等を計上し、前年度同額の150万円を計上したところであります。
 公共下水道事業特別会計につきましては、管渠建設事業費、流域下水道維持管理負担金、公債費等を計上し、前年度比2.6%増の21億8,000万円を計上したところであります。
 一本木土地区画整理事業特別会計につきましては、徴収清算金等を計上し、前年度比50.9%減の280万円を計上したところであります。
 介護保険特別会計につきましては、居宅及び施設介護サービス等の各種給付事業費、介護認定審査及び調査事業、介護予防事業等を計上し、前年度比2.7%増の29億5,900万円を計上したところであります。
 市営墓地特別会計につきましては、墓地管理経費等を計上し、前年度比10%増の220万円を計上したところであります。
 後期高齢者医療特別会計につきましては、広域連合への納付金等を計上し、前年度比9.1%増の4億1,800万円を計上したところであります。
 次に、水道事業会計について申し上げます。
 はじめに、収益的収入については、給水戸数及び給水人口の増加は見込まれるものの、近年の節水意識の高揚などにより、前年比4.1%減の10億1,112万7,000円とし、収益的支出については、事業運営経費などとして9億2,394万1,000円を計上したところであります。
 次に、資本的収入については2億7,058万9,000円、資本的支出については12億3,749万2,000円を見込んだところであり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金及び建設改良積立金で補てんするものであります。
 主な事業といたしましては、簡易水道統合事業に伴う「沼沢・猪野沢地区」の送水管布設工事をはじめ、東部中区配水池・平配水池の施設耐震化工事、さらに老朽管布設替工事等を予定しております。
 次に、工業用水道事業会計でありますが、一日平均給水量を8,170立方メートルとし、収益的収入については1億8,927万8,000円を見込み、収益的支出については1億3,911万4,000円を計上したところであります。
 次に、資本的収入については6,300万円、資本的支出については2億3,447万7,000円を見込んだところであり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は、過年度分損益勘定留保資金と建設改良積立金で補てんするものであります。
 主な事業といたしましては、工業用水道更新計画に基づき、平成23年度から3カ年計画で実施しております、野田シタ水源地の機械及び電気設備更新工事、さらに緊急遮断弁設置工事等を予定しており、施設の維持管理に万全を期しながら、より一層の安定供給に努めてまいります。
 以上、提案理由を申し上げましたが、詳細については担当課長に説明させますので、ご審議を賜りまして原案のとおりご可決くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○青柳安展議長 会議の途中ですが、ここで午後1時まで休憩いたします。

   午前11時54分 休 憩


   午後 1時00分 開 議

○青柳安展議長 午前に引き続き会議を開きます。
 次に、議第2号から議第15号まで及び議第17号から議第23号まで並びに議第27号及び議第28号の23議案について庶務課長に補足説明を求めます。高橋庶務課長。

   〔高橋 昇庶務課長 登壇〕

○高橋昇庶務課長 議長の指示により補足してご説明を申し上げます。
 議案書の14ページ、参考資料の1ページをお願いします。
 議第2号 公有地の拡大の推進に関する法律第4条第2項第9号に規定する政令で定める規模の特例に関する条例の設定について、ご説明申し上げます。
 地域主権改革一括法の改正による権限移譲により、都市計画法上の用途区域内にある都市計画施設を対象とし土地を有償譲渡する際に、市に届け出不要とする面積を従前の県の基準に準じ100u未満と設定するものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の15ページ、参考資料の2ページをお願いします。
 議第3号 東根市暴力団排除条例の設定について、ご説明申し上げます。
 暴力団による市民活動への不当な影響を排除し、市民等の安全で平穏な生活を確保するため、条例を設定するものであります。
 条例の概要についてでありますが、第1条に目的、第3条に基本理念、第4条に市の責務、第5条に市民等の役割、第9条に市民等に関する支援、第12条に利益の供与の禁止について規定しております。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の18ページ、参考資料の4ページをお願いします。
 議第4号 東根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明を申し上げます。
 改正の内容は、特別休暇における夏季休暇について、現行の3日を職務に専念する義務の免除による夏季研修の3日を加え、6日とするものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の19ページ、参考資料の5ページをお願いします。
 議第5号 東根市一般職の職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 道路交通網の整備など社会状況の変化に対応して、職員が公用車を運転できる範囲を概ね半径120キロメートルに拡大し、あわせて日当の支給地域を見直すものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の21ページ、参考資料の8ページをお願いします。
 議第6号 東根市税条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 改正の内容は、参考資料8ページ、2の改正の概要に基づき説明いたします。
 はじめに市民税でありますが、1つ目としまして、平成26年度から平成35年度までの個人の市民税均等割について、年額3,000円に500円を加算し3,500円とするものです。
 2つ目としまして、平成25年1月1日以降支払われる退職所得について、10%の税額控除を廃止するものであります。
 3つ目としまして、東日本大震災に係る雑損控除等の特例に災害関連支出を追加するものであります。
 次に、市たばこ税におきまして、平成25年4月1日以降に売り渡しが行われるたばこから1,000本につき644円引き上げ、5,262円とするものであります。旧3級品については記載のとおりです。
 次に、国民健康保険税についてでありますが、先般の全員協議会でご説明申し上げましたとおり、平成22年度決算において給付基金の取り崩しが生じ、平成23年度以降においても歳入不足が想定されることから、税率の改正を行うものであります。
 参考資料の9ページに税率の比較を記載しておりますが、介護納付金分及び後期高齢者支援金分は据え置き、医療給付費分の均等割額、所得割額をそれぞれ表のとおり増額補正するものであります。一人当たりの平均税額は現行8万4,432円を改正後は9万290円となり、率にして6.9%の増となるものであります。
 なお、国民健康保険税関連の施行期日は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の23ページ、参考資料の15ページをお願いします。
 議第7号 入湯税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明を申し上げます。
 東日本大震災の被災者支援継続のため、入湯税の課税免除について、1年間延長しまして平成25年3月31日までとするものです。
 なお、条例の施行につきましては公布の日からとしております。
 次に、議案書の24ページ、参考資料の16ページをお願いします。
 議第8号 東根市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 地番図の電子化に伴い、公図及び図面の表記等を改正するものであります。
 なお、条例の施行につきましては公布の日からとしております。
 次に、議案書の26ページ、参考資料の17ページをお願いします。
 議第9号 東根市社会教育条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 新東根公民館の開設により、公民館の位置を変更するとともに、東根市就業改善センター設置及び管理に関する条例を廃止し、また、地域主権改革一括法による社会教育法の改正に伴い、公民館運営審議会委員の委嘱基準を加えるものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 議案書の27ページ、参考資料の18ページをお願いします。
 議第10号 東根市さくらんぼ図書館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 地域主権改革一括法による図書館法の改正に伴い、図書館協議会委員の委嘱基準を加えるものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 議案書の28ページ、参考資料の19ページをお願いします。
 議第11号 東根市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 スポーツ振興法が改正され、スポーツ基本法が施行されたことから、名称の変更を行うものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 議案書の29ページ、参考資料の20ページをお願いします。
 議第12号 東根市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 改正の内容ですが、先般の全員協議会でご説明申し上げました、平成24年度から平成26年度までの3カ年間に係る第5期介護保険事業計画策定に伴い、介護保険事業の安定した運営を図るため、保険料の改定を行うものであります。
 現行の第4段階の介護保険料基準額、月額3,180円から3,680円に改定するものであります。
 なお、各所得段階における介護保険料は参考資料のとおりであります。
 また、介護保険法施行令の規定による軽減策について、特例第3段階の被保険者の保険料を年額2万8,704円に、特例第4段階の被保険者の保険料を年額3万6,652円とするものです。
 なお、この附則第3条に係る保険料額の特例につきましては、平成24年度から平成26年度までの適用期間となっております。
 施行期日は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の31ページ、参考資料の23ページをお願いします。
 議第13号 東根市市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。
 地域主権改革一括法による公営住宅法の改正に伴い、入居者の資格基準を設けるものであります。
 資格基準は従前の要件を継続するものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の32ページ、参考資料の24ページをお願いします。
 議第14号 東根市農民研修センター設置及び管理に関する条例等を廃止する条例の設定について、ご説明申し上げます。
 東根市農民研修センター、東根市小林地区集会所及び東根市新田区多目的集会施設の3施設について、処分制限期間を経過したことから無償譲渡することに伴い、条例を廃止するものであります。
 なお、条例の施行は本年4月1日からとしております。
 次に、議案書の33ページをお願いします。
 議第15号 東根市国土利用計画(第四次)の策定についてでありますが、東根市の地域における国土の利用に関し必要な事項を定めるため、国土利用法第8条の規定に基づき策定するものです。
 国土利用計画は別冊となっております。
 市土地利用計画につきましては、山形県国土利用計画及び第4次総合計画に即し、さらに土地関連諸計画との整合を図りながら東根市の区域における国土の利用に関して必要な事項を定めるものであります。本計画の基準年次を平成22年度とし、目標年次を平成32年としております。
 詳細については先般の全員協議会で申し上げておりますので、省略させていただきます。
 次に、議案書の36ページから42ページをお願いします。
 議第17号から議第23号までの指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。
 なお、施設の所在地、指定する団体の代表者等については説明を省略させていただきます。
 議第17号の東根市民体育館外については財団法人東根市体育協会を3年間、議第18号の東根市屋内多目的コートについては東根温泉協同組合を3年間、議第19号の東根市神町学童保育所については神町さくらんぼクラブを5年間、議第20号の東根市高崎学童保育所につきましては高崎地区放課後子ども対策委員会を5年間、議第21号の東根コミュニティセンターについては東根コミュニティセンター管理組合を3年間、議第22号の東根市入地区多目的集会施設については入地区連合会を3年間、議第23号の東根市川原地区多目的集会施設については川原連合会を3年間、それぞれ平成24年4月1日から継続して指定するものであります。
 次に、議案書の46ページ・47ページ、参考資料の25ページ・26ページをお願いします。
 議第27号 市道路線の廃止及び議案第28号 市路路線の認定について、ご説明申し上げます。
 旧ヨークベニマル用地の再開発事業により、市道中央6区2号線、6号線及び8号線の3路線について、路線見直しにより廃止及び認定を行うものであります。
 詳細については参考資料のとおりであります。
 以上、ご説明申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 次に、報第1号及び議第24号から議第26号までの4議案について財政課長に補足説明を求めます。古谷財政課長。

   〔古谷利明財政課長 登壇〕

○古谷利明財政課長 議長の指示により補足説明を申し上げます。
 議案書の1ページをお願いします。
 はじめに報第1号 損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について、ご説明いたします。
 2ページをお願いします。
 平成22年11月12日午前9時10分頃、東根市中央一丁目東根市役所北側駐車場で同乗車を降車させた後、公用車の方向転換を行おうとしてバックした際、車両後方で一時停車中の乗用車に接触し発生した物損事故について、市は相手方である市内在住の男性に対し、損害賠償額25万6,418円を支払うことで示談が成立し、本年2月17日付けで専決処分したものです。
 次に、43ページをお願いします。
 議第24号から議第26号までの市有財産の無償譲渡についてですが、これまで国の補助を受けて施設整備を行い、公の施設として指定管理者制度により管理運営してまいりましたけれども、国の補助事業等により取得した財産の処分制限期間を経過したこと及び地元の意向を受けて地元自治会等に無償で払い下げを行うものです。
 なお、譲渡先の3団体は、それぞれの施設管理者として、これまで当該施設の管理運営を行っていた団体です。
 はじめに議第24号 市有財産の無償譲渡についてですが、1の譲渡する財産は、東根市小林二丁目2番20号の東根市小林地区集会場で、木造モルタル造平屋建99.9uの建物と附帯設備一式です。
 この施設は、昭和51年度、当時の通産省工業再配置促進事業費の補助を受けて整備したものです。
 譲渡の相手方は小林区自治会長で、譲渡の条件は、譲り受けた建物を自治会活動及び地域コミュニティの活性化に資する施設として使用することとしています。
 次に、44ページ、議第25号 市有財産の無償譲渡についてです。
 譲渡する財産は、東根市若木通り一丁目69号の東根市農民研修センターで、鉄骨コンクリート造二階建451.5uの建物と附帯設備一式です。
 この施設は、昭和49年度、神町駐屯地周辺農業用施設設置の助成を受けて、当時の防衛施設庁の民生安定事業として整備したものです。
 譲渡の相手方は東根市農業協同組合で、譲渡の条件は、譲り受けた建物を自治会活動、地域コミュニティの活性化並びに地域農業振興に資する施設として使用することとしています。
 次に、45ページ、議第26号 市有財産の無償譲渡についてですが、譲渡する財産は、東根市大字観音寺2198番地の2、東根市新田区多目的集会施設で、木造二階建249.25uの建物と附帯設備一式です。
 この施設は、昭和55年度、農村地域農林漁業特別対策事業の補助を受けて整備したものです。
 譲渡の相手方は新田区自治会長で、譲渡の条件は、譲り受けた建物を自治会活動等に資する施設として使用することとしています。
 以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 以上で施政方針表明及び提案理由の説明を終わります。
 なお、報第1号については報告案件でありますので、以上でご了承願います。

◎予算特別委員会への議案付託

○青柳安展議長 次に、日程第54 予算特別委員会への議案付託を議題とします。
 お諮りします。議第38号から議第47号までの予算関係10議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議長を除く全員で構成する予算特別委員会を設置し、議案を付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○青柳安展議長 異議なしと認めます。したがって、予算関係10議案については、別紙議案付託表のとおり予算特別委員会を設置して審査することに決しました。


予 算 特 別 委 員 会 議 案 付 託 表

議第38号 平成24年度東根市一般会計予算
議第39号 平成24年度東根市国民健康保険特別会計予算
議第40号 平成24年度東根市東根財産区特別会計予算
議第41号 平成24年度東根市公共下水道事業特別会計予算
議第42号 平成24年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計予算
議第43号 平成24年度東根市介護保険特別会計予算
議第44号 平成24年度東根市市営墓地特別会計予算
議第45号 平成24年度東根市後期高齢者医療特別会計予算
議第46号 平成24年度東根市水道事業会計予算
議第47号 平成24年度東根市工業用水道事業会計予算

◎散     会

○青柳安展議長 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。御苦労さまでした。

   午後 1時23分 散 会