議事日程 第4(総括質疑)

平成23年9月8日 午前10時 開 議

      青  柳  安  展 議長       清  野  忠  利 副議長


◎出席議員(18名)
 1番   河  村     豊 議員       2番   原  田  利  光 議員
 3番   高  橋  光  男 議員       4番   細  矢  俊  博 議員
 5番   今  野     孝 議員       6番   大  場  英  雄 議員
 7番   浅 野 目  幸  一 議員       8番   加  藤  信  明 議員
 9番   阿  部  清  雄 議員      10番   阿  部  綾  子 議員
11番   高  橋  ひ ろ み 議員      12番   清  野  貞  昭 議員
13番   森  谷  政  志 議員      14番   佐  藤     直 議員
15番   奥  山  重  雄 議員      16番   秋  葉  征  士 議員
17番   清  野  忠  利 議員      18番   青  柳  安  展 議員

◎欠席議員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        石 山 泰 博
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
奥 山   元                 荒 川 妙 子  代表監査委員
         委  員  長
八 島 一 夫  農業委員会会長        青 柳 弘 索  消  防  長
椎 名 和 男  副  市  長        高 橋 一 郎  教  育  長
岡 崎 春 夫  総 務 部 長        山 科   優  市民生活部長
黒 田   長  健康福祉部長         間木野 多加志  経 済 部 長
         建 設 部 長
菊 池 修 明                 植 松 敏 夫  会計管理者
         兼水道部長
杉 浦 宗 義  教 育 次 長        本 田   剛  総合政策課長
高 橋   昇  庶 務 課 長        古 谷 利 明  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監査委員
中 里 純 一                 斎 藤 吉 則
         事務局長                    事務局長
         農業委員会
原 田 光 茂
         事務局長

◎事務局職員出席者職氏名
塩 野 康 二  事 務 局 長        石 垣 和 彦  事務局長補佐
安 達 利 也  議 事 主 査        高 橋 範 一  主     事
児 玉 由希実  主     事        梅 津 佳 之  兼務書記
井 澤 志都香  兼務書記


◎議 事 日 程

 議事日程第4号
       平成23年9月8日(木) 午前10時 開 議

 日程第 1  議第63号 東根市公共文化施設整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の設
              定について
 日程第 2  議第64号 東根市税条例等の一部を改正する条例の制定について
 日程第 3  議第65号 東根市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部を改正す
              る条例の制定について
 日程第 4  議第66号 東根市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第 5  議第67号 東根市と宮城県松島市との友好都市提携について
    (総 括 質 疑)
 日程第 6  議案の委員会付託
    (散     会)


◎本日の会議に付した事件

 議事日程第4号に同じ。

◎開     議

○青柳安展議長 皆さん、おはようございます。
 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。

◎総 括 質 疑

○青柳安展議長 日程第1 議第61号から日程第5 議第65号までの5議案について一括議題とします。
 これから、ただいま議題となっております条例及び事件決議の5議案について、通告に基づき質疑を行います。
 質疑は通告順としますが、発言順番を迎えたときに議場にいない場合は、発言権の放棄とみなしますので、そのようにご了承願います。
 はじめに、11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) 通告によりまして、ページ12ページ、議第63号 東根市公共文化施設整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の設定についてお伺いいたします。
 このたび東根市民文化会館整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の全部を改正するということで出されましたけれども、これまで条例の一部改正というのは何度かたびたび見ましたけれども、全部を改正するというのは初めてであった気がいたします。全部を改正することの理由がなかなか見えてこないので、まずはお伺いいたしたいと思います。
 まずはじめに、東根市文化会館整備基金を東根市公共文化施設整備基金と改称をし、図書館整備基金を統合するものであるということは理解いたしております。このような改正に至った経過と必要性、あと市民への周知などについて、まずお伺いしたいと思います。
○青柳安展議長 岡崎総務部長。
○岡崎春夫総務部長 このたびの基金の設置の目的でありますけれども、これまでは文化会館となっていたわけでありますけれども、今後想定されますいろいろな文化施設を整備していくために文化施設整備基金ということで一括をして、そして各施設の整備年度、あるいは整備費用、そういうものに弾力的に対応していきたいということで、今回条例を改正をしたところであります。
 この条例につきましては、これまでも文化会館の基金につきましては市民からいろいろご寄附をいただいた点もございます。これは市民会館ということでご寄附をいただいたわけですけれども、市民会館というのは大ホールプラスいろんな展示施設、あるいは活動施設ということを理解をしております。そういうことから、今回、公益文化施設を近々建設する予定でありますけれども、これらにも弾力的に活用して、大ホールはありませんけれども展示施設は整備する予定でありますので、これらにも弾力的な活用をすることによって、これまでご寄附をいただいた方への思いも達成できるのではないかと思っております。
 ただ、この条例につきましては、市民への周知についてもしっかりやっていきたいと思っております。関係団体、ご寄附をいただいた団体もありますので、いろんな会合を捉えまして、そしてしっかりと周知をしていきたいと思っております。
○青柳安展議長 11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) 部長のおっしゃることは概ね理解いたしました。
 まず、東根市の図書館の整備基金は昭和62年にできたようで、また、東根市民文化会館の整備基金は昭和56年ということで今から30年も前に設置されたようで、そのあたりの人たちは市民文化会館が必要と考えた方がたくさんいらっしゃったんだなと感じさせられました。平成4年には一部改正になり、基金として東根市で積み立てる資金が加わったようですが、それ以前は全て市民文化会館の整備を目的とする寄附金のみであったようです。個人、団体、事業者などから多額の寄附をいただいていたようですが、その内容についてお尋ねしたいと思います。
○青柳安展議長 岡崎総務部長。
○岡崎春夫総務部長 市民文化会館の整備基金の積み立ての内訳でございますけれども、平成23年3月31日現在で5,924万円ほどがございます。そのうち、団体あるいは個人からの寄附金が2,890万円ほどであります。その寄附金の内訳でありますけれども、芸術文化団体から304万円ほど、企業から1,227万円ほど、あと個人から1,360万円ほどをいただいております。それで現在2,890万円ほどになっております。そのほかにつきましては、市で積み立てをした分が1,000万円ほどございます。合わせて、この基金の中に公益文化施設用地の買い戻しのために基金を積み立てた経緯がございまして、それらの利子分、もちろんご寄附をいただいた2,800万円の利子も含めますけれども、その利子分等が2,030万円ほどございます。そういうことから、現在額で総額5,924万円ほどになっているという内訳でございます。
○青柳安展議長 11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) ただいま説明ありましたように個人、団体、事業者などから多額の寄附をいただいた様子がよく分かります。まず寄附をしてくださった方への説明とか周知、対応などはどのように行ってきたのか、お伺いしたいと思います。
○青柳安展議長 岡崎総務部長。
○岡崎春夫総務部長 先ほどもご答弁申し上げましたけれども、これまでいろいろな関係団体の会合等に出席をさせていただきまして説明をさせていただきました。また、関係団体、一般市民の方からもいろいろとご意見を伺ってまいりました。これからも、今回の条例が可決なれば、先ほど申し上げましたとおり関係団体にいろいろとお邪魔をする形で丁寧に説明を申し上げたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) 寄附をしてくださった方々に丁寧な説明をしてくださるということで、まずはよろしくお願いしたいと思いますけれども、そういうご寄附をしてくださった方々の中からいろんな不満も聞かれるようです。この寄附をしたものがどこにどういうふうになっていくのだろうかということで、非常に不満を持たれる方もおるようです。この基金というのは、もともと市民文化会館の建設という特定の目的で寄附をなされた方だと思います。今回それも含めての施設整備ということで、それは非常に分かりますけれども、そういう中で市民の方にも寄附の形がはっきりして、また、明確な説明ができるようにするには、市長も市民文化会館をなくすと決定したわけじゃなくて、これからも検討課題になってるとおっしゃっておりますので、文化会館そのものが全く廃止というわけではないと思います。そうすると、市民が本当に明確に分かるようにするには、市民文化会館の基金はそのままにして新たにできる公共文化施設整備基金というものを設けた方が、より分かりやすくはっきりしてるのではないかと思いますけれども、その辺、市長はどのようにお考えかお尋ねします。
○青柳安展議長 土田市長。
○土田正剛市長 まず、このたびの条例改正をお願いをした経緯から話をしなければならないと思っております。大筋では今、総務部長が答弁をしたとおりでありますけれども、これまで私は議会に再三再四、1,000人あるいは1,500人規模の市民ホールというものが必要なのであろうかどうかということも含めて、このたびタントクルセンターに大ホールがありますので、そういったことを5年間ぐらい検証して、そして私の見解というものをその後述べますということは、今までも議会で再三再四述べてきたとおりであります。それがこのたびそういうことの中で、市民文化会館と、その大ホールについてはこのたび建設は見送ったわけでありますけれども、それについて断念したということではなくて、将来においてまた市民のニーズ、時代の流れ、そういうことなども含めて含みを残しているわけであります。そういう意味で、市民文化会館ということを諦めたわけでも何でもないわけであります。
 ただしかし、市民文化会館の整備基金というものについては、議員がおっしゃるようにいわゆる大ホールを含めた形での寄附をした方も確かにおられるであろうと思います。また、個人の寄附者の方々を見ますと、いわゆる展示施設などの美術館といいますか、そういうことを望んでおられるということもあって、市民文化会館建設のための今までの整備基金に対する寄附金としては2,900万円ほどでありますけれども、私は様々な形の中で寄附をしてこられたんだろうと思います。そういう意味でこのたび、いわゆる市民文化会館の大ホールの建設を除いてその他の公共文化施設については、このたび中高一貫校の建設に伴ってそういう整備もやりますよというものが今回の改正の趣旨でありまして、そういう意味で例えば市民の中に、市民と言ったらいいのか、はっきり言って天童市職員ということで匿名で私のところにありました。あなたにはそのような横暴な権限というのはないんじゃないですかと、いわゆる全部統括するという意味で、そういうことがありました。そして最後には強烈に、東根市職員の脆弱さに私はほくそ笑んでおりますという皮肉を込めた形で、この投書がありました。しかし匿名です。ですから、そういう中において、私は来たる10月1日号市報の「こんにちは市長です」で、全部その見解に自分の意見を述べて、そして市民に周知をさせていただこうかと思っております。それだけではなくて、いわゆるいろんな意味でその他の文化団体をはじめとしてそういう方々、あるいは寄附をこれまでやってくれた方々などについても逐一、このたび改正が認められればそのような形で説明をしたいと思っておるわけでありますが、その中で、いわゆる条例違反ではないだろうかということが投書でもあります。しかし、条例違反でも何でもありません。いわゆる市民文化会館整備基金であります。市民会館じゃないんです。ですから、その文化施設の機能だけは、私このたび先んじて整備をしますということを言ってるんです。ですから、そういう意味で公共文化施設という形の中で今後いろいろ展示施設なども含めて、あるいは図書館、そしていわゆる市民文化会館というものをひっくるめて公共文化施設という形にしてあるわけでありまして、条例違反でも何でもありません。ちなみに念を押す意味で、県の市町村課にも昨日問い合わせをしました。それで、そういうことというのは全国に間々ありますと。条例違反で何でもありませんと。立派な回答を得ております。ですから条例違反でも何でもない。
 そういうことを、例えば市民文化会館のことを今回、例えば体育館整備をやるとかそういう全く趣旨の違うものであれば、それこそ条例違反と言わざるを得ないわけでありますけれども、そういう意味で全然条例違反でも何でもないわけでありますから、あとは議員おっしゃるように周知徹底をいかに図るかということの一環として、来月の10月1日号の市報、「こんにちは市長です」では全部私は見解を述べて市民に周知徹底を図りたいと。その他、文化団体などについても一部異論があるようでありますが、全く私は一部だと思っております。ほんの数名ではないだろうかと思っております。今現在、私のところに届いているのは大体6通です。その中でおそらく1人の人が、3通にまたがって同じ人が書いたんじゃないかなと、字がほとんど同じ字で書かれております。そういうことを含めて、その反対の理由の中に私ちょっと懸念、この間、どなたかの質問にもお答えしたかと思いますが、いわゆるおそらくグラウンドゴルフのファンじゃないだろうかと思ってますが、せっかくのこの市民交流の広場というものを高校建設反対、絶対反対、市長様とかってこう書いてあるんですね。ですから、何か知らないけども、その今までの「(仮称)市民交流広場」ということで暫定的に市民の利便性に寄与したつもりが、いつのまにかそれが既得権に取られているような、私はその辺も当初ちょっと懸念したことでありますけれども、案の定そういうことで既得権があるがごとく、そういう反対意見というものも含めて6通あったということだけは披瀝をしておきたいと思います。大部分は、このたびの市の提案について賛成であるということを私は聞いております。
 以上申し添えて、私の見解といたしたいと思います。
○青柳安展議長 11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) 市長の見解、細部までいろいろ分かりました。まずそういう中で、寄附の方にも丁寧にご説明してくださるということと、また、市民に対しては10月1号の市報でお知らせしてくださるということで、よろしくお願いしたいと思います。
 時代とともにニーズが変わりますので、その都度その都度ということはあると思います。しかし、市民文化会館の整備基金というものがこれで包括的になって名称としてはなくなるわけです。やはり寄附の形ということは、それは表示はなかなか難しいと思いますけれども、その市民文化会館整備基金というものが有ったということを残せる方法としては何かないのかと私はちょっと思ったんでした。
 この13ページの中に、経過措置ということの中で図書館の基金のくだりがあります。この条例の基金は全てこちらの方に積み立てるということがありますけれども、私もほかのいろんな条例の中でやはり全部改正ということで、ほかの市町村のものもちょっと見てみたんですけれども、その中でやっぱり市民文化会館の基金もこういうくだりで載っているところがあります。そういうことに対してはどのようなのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
○青柳安展議長 岡崎総務部長。
○岡崎春夫総務部長 お答えを申し上げます。
 議案書の12ページに条例の内容が記載なっておりますけれども、その条文の1条の上のところに「東根市民文化会館整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の全部を改正する。」と記載をしております。つまり文化会館整備基金は廃止するものでなくて、この今回の文化施設整備基金に継承するんだということでこの文言を入れておりますので、よろしくお願いいたします。
○青柳安展議長 11番高橋ひろみ議員。
○11番(高橋ひろみ議員) 分かりました。とにかくこの寄附をした方に対しての周知徹底は今後ともよろしくお願いしたいと思いますが、日本人の寄附のスタイルとしてなんですけれども、日本人の寄附のスタイルとしては信頼できそうな団体に寄附をする。寄附をしたら、それ以上、金の使途については口を挟まないというのが日本人の寄附の考えというのが大方なようですけれども、今後その日本人の寄附の文化というのを育てるためにも、寄附金を面倒くさがらずに最後までちゃんと見届ける姿勢がこれからは必要ではないかと思いますので、その辺、寄附のこと、よろしくお願いしたいと思いまして、終わります。
○青柳安展議長 以上で、ご了承願います。
 次に、15番奥山重雄議員。
○15番(奥山重雄議員) 私からは先に通告をしておきました件、26ページ、議第67号についてお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。
 市長はこれまで、私がこの議場において平成11年3月議会を皮切りに18年6月、22年9月と3回の一般質問をはじめとし、両市当局、事務局、常任委員会等々で、また、東根ライオンズクラブ関係の各記念式典あるいは合同例会などで市長にご出席をいただき、交流の場の設定、その時々場面場面においてのご理解を深めていただいてまいりました。この間の絶大なるご協力、ご努力での締結に際しまして遺漏なく万全を期していただきたく、現在の両市間の事務方の進捗状況というか、これまでの経過など確認を含めてお聞きしていきたいと思います。
 私も12年間の長きにわたり、この私個人としてのライフワークというべき案件が結実を迎えることができますことにつきましては、まずもって厚く御礼を申し上げておきたいと思います。
 それで、議第67号 東根市と宮城県東松島市との友好都市提携についてでありますが、1点目として、両市のこれまでの交流の経過と今後の具体的取り組みと計画についてお聞かせください。
 この友好都市締結のかかわりのはじめについてですが、本市議会に議会だより編集委員会が平成5年に設置されておりまして活動しておりました。これは、議員個人個人の自分勝手な見解を示した議会報告ではなくて、市民よりいろいろな苦情などがありまして、議員全体のもので市民に報告すべきだという趣旨から設置されたとお聞きしております。そのことから、平成9年12月19日、議会広報特別委員会設置のために、当時、市議会報の全国組織がなく、しかし町村議会報の組織があり、全国で入賞を繰り返している隣県の当時の矢本町へ平成9年10月14、15の両日にわたって視察研修を行って、それがこの友好のきっかけ、こういう形になってきたと私は思っております。その後、平成11年5月8日に東根ライオンズクラブが姉妹クラブ締結をし、私も加入しておりましたので合同例会等々で話などしている中で、矢本町議会議員がその中に3人おりまして、会議等々、交流を重ねるうちに友好都市締結への気運等々がいろいろと話になり、東根市議会の窓口に私、大変残念なんですけれども3月11日の津波で御夫婦で連れ去られてしまった小山和晴議員が東松島市の議会の窓口ということで、これまで議会報、議員団、商工会、子ども会、一般市民の交流等々を図っていろいろと築き上げられてきたものと私は思っておりまして、小山議員と享受しながら今後進めていきたいと思っているところです。
 そこで具体的に、議第67号 締結の期日の明示がこの提案の中にはありません。市長の提案は口頭で年度内と示されましたけれども、しかし、いろんな報道あるいは東松島市の私の同僚議員等々がいろんな資料を送ってくれたり、この確認などもしてきているわけなんですけれども、6月9日の石巻河北の新聞では、6月3日に東根の土田市長が来て両市長間で12月を目途に大筋で締結を了承するという報道が、大々的に「東根市と友好へ、年内災害協定も締結」という見出しの中で取り上げております。そういう報道がされておりますので、この辺の確認もこちらの方にいろいろとあった状況であります。8月27日の山形新聞では「12月を目途に両市で調印式を行う。」土田市長の談話が発表されているわけです。
 そこで、締結の真の内容、スケジュール、どうなっているのかお聞かせくたさい。調印式の日取り、その他の決定があるのならお示しください。
 また、市民からの問い合わせの返答にいろいろと苦慮しておりまして、市民への広報、周知などについてはいろいろと、7月15日号とか様々なところで市報の方でもやっておりますけれども、これらについてやはりもっと詳しく広報をしていただければということで、周知徹底等についてはどのような考えを持っているのか、まずお聞かせください。
○青柳安展議長 土田市長。
○土田正剛市長 今、担当の庶務課を通じていろいろと交渉しているところであります。具体的には、友好都市の締結に対しては12月11日、東根市において締結を行いたいと思っております。ただ、向こう東松島市での締結をいつにするかということは、まだ今未定でありまして、その辺も後ほど決まってくるだろうと思っております。
 もちろん議員がご指摘なったようにいろいろとライオンズクラブの友好締結が平成11年に行われたということをきっかけといたしまして、今まで両市に共通するのは自衛隊のそれぞれ、陸上自衛隊の第6師団の基地が我が東根市にあると。そして同航空基地においては東松島市の方にあるという共通したこともあります。と同時に、一般の市民あるいは子どもの交流のほかにいろいろと、私ども行政の先駆的な手法として全国的にも今や注目されるようになりましたPFI事業。学校給食センターをPFIで東根市がやったわけでありますが、これにいたく東松島市では共鳴をしていただいて、その後、東根市の学校給食センターがPFIで民間に経営が委託されたということの中で、東松島市も現在同じようにPFI事業で民間委託になっております。そしてまた、市政施行50周年のときには、記憶も新たなことでありますけれども焼き焼き大会ということで牡蠣の焼いたものを市民に広く提供しておるということも含めて、いろいろと今日まで交流が深まってきたことを契機として、このたび3.11の大震災ということの中で全市民的にいわゆる義援金をはじめといたしまして物資の支援、あるいはボランティアなども含めて、私の方から東松島市に赴いてその趣旨を申し出たところ、向こうでは今すぐにでも友好都市の締結をしたいという返答をいただいて、そして今日までいろいろと準備を進めてきたわけでありまして、そういう意味でも12月11日に友好締結を結び、さらにはそれに向けての市民に対しての周知徹底についてはいろいろ市報等を通じて、なお徹底するようにやっていきたいと。私もいろんな市民との交流の中で再三私自身からもう既に何回となく市民には直接申し上げているわけでありまして、かなり市民の中にはもう頭の中に入っているのではないかと思っているところであります。
○青柳安展議長 15番奥山重雄議員。
○15番(奥山重雄議員) ありがとうございます。いずれ東根市、東松島市の締結日が決定すれば、それに合わせてひとつよろしくお願いしたいと思います。分かりました。
 その市民への周知徹底等につきましてなんですけれども、東松島市の市報などでは非常に具体的に報道されておりまして、東根市とはどんなまちなのかということで、議会図書室の方には東松島市の市報、あるいは議会だよりなどが来ておりますけれども、そういう中で7月から東根市の状況と、それから次は桃が出る9月だとか8月には何かということで連載を組んで市民に東根市の紹介をしていくという手法でやっておられるようであります。そのような東松島市の周知徹底法については、本当に歓迎されているんだなという周知の仕方、あるいは期待しているんだなという周知の仕方が目に見えてると思っておるところです。それらについては、東根市もそういう点では今後同一を歩まなければなりませんので、もっともっと丁寧にお願いをしていきたいと思っております。
 友好都市締結12月11日ということでいろいろ今報告いただきましたけれども、私のところに来ているいろいろな情報についてはどのようになっているのかちょっとお尋ねしておきたいというのが、8月24日の読売新聞の東松島市のアンケートで、住みたい場所等のアンケートなんですが、東松島市にそのまま住みたいかというアンケートなんですけれども、移住希望者が6割いるということで、先般、私にも神町北部の住宅等々についての問い合わせなどいろいろと来ておりまして、この6割の移住希望等については、市内の別の場所が42.4%で、市外の別の場所が15.8%の移転希望があるというアンケートの結果だと。今もまだアンケートの回収に努めているということなんですけれども、これらなどについても東根市にどの程度のそういういろんな要望その他が来ているのかということを、当然分かる範囲内で結構ですけれどもお知らせ願えればと要望だけしておきます。
 次に、2番目の災害相互援助協定についてお聞きいたします。
 昨年、平成22年9月13日私の一般質問の中で、友好都市の締結を実現していく考えでいると。また、その際においては災害援助協定の締結についても大変有意義なことと考えていると、市長から私の質問に対してお答えをいただきました。今回のこの定例会に友好都市だけで災害協定関係については全然項目に触れられていないということで、これはあわせて、また、先ほども申し上げましたけれども石巻河北では協定は一緒にやるんだと報道などもしているという中で、今回のこの援助協定の締結についての提案がなされないというのは、何か大きな問題あるいは具体的に何か問題点があって協定の締結についての提案がなされなかったのか、その点についてお聞かせください。
○青柳安展議長 土田市長。
○土田正剛市長 災害援助協定については、今までも東京都中央区、そして北海道新得町、ともに締結をしております。したがって、東松島市との友好締結については、災害相互援助協定というのはもう今この3.11の震災を契機といたしまして既に前倒しでやっているわけであります。そういう意味で、12月11日は災害相互援助協定も同時に結ばせていただきたいということで今事務折衝を行っているところであります。
○青柳安展議長 15番奥山重雄議員。
○15番(奥山重雄議員) いろいろと協定、既に平成16年ですか、宮城県沖、北部の連続地震災害が起きて、当時、東根ライオンズクラブ等で支援活動を展開をしてきた経験があり、そして今回の問題。当然、前倒しで次の日の14日に市長が駆けつけているということも踏まえながら、そしてまた、6月9日の、再度申し上げますが東根市との友好都市、そして災害協定締結ということで結ばれる準備が着々と進んでいるんだということで、私はこの送っていただいた報道資料を見ながら、私がいろいろとお願いしていることが着々と市長が努力されて締結に走っていただいているということで、一人ほくそえんでいるというか、そんなふうな状況におったわけで、今回も一般質問等には出さなかったんですけれども、その辺、大変地震の多いところ、それからそういう災害の多いところで、特に野蒜海岸など等についてはおいしい牡蠣が全滅するという状況にあるという状況ですので、そういう点については物心両面等についてのご配慮の協定を結んでいただけるように要望いたし、今後益々の両市間の相互交流、相互親睦等々が図られるようにご努力いただくようお願いを申し上げまして、質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○青柳安展議長 以上で、ご了承願います。
 これで総括質疑を終わります。

◎議案の委員会付託

○青柳安展議長 次に、日程第6、議案の委員会付託を議題とします。
 議第63号から議第67号までの5議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。

議 案 付 託 表

平成23年第3回定例会
付託委員会 議案番号 件        名
総務文教
常任委員会
議第63号 東根市公共文化施設整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の設
定について
議第64号 東根市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議第65号 東根市と宮城県松島市との友好都市提携について
経済建設
常任委員会
議第67号 東根市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について
議第66号 東根市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について

◎散     会

○青柳安展議長 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日は、これで散会します。御苦労さまです。

   午前10時46分 散 会