議事日程 第5(表 決)

平成18年6月14日 午後10時 開 議

      岡  崎  賢  治 議長       結  城     芳 副議長


◎出席議員(18名)
 1番   今  野     孝 議員       2番   加  藤  信  明 議員
 3番   浅 野 目  幸  一 議員       4番   田  中     昭 議員
 5番   阿  部  清  雄 議員       6番   阿  部  綾  子 議員
 7番   高  橋  ひ ろ み 議員       9番   清  野  貞  昭 議員
10番   奥  山  重  雄 議員      12番   佐  藤     直 議員
14番   秋  葉  征  士 議員      15番   清  野  忠  利 議員
16番   高  橋  一  俊 議員      17番   武  田  敏  夫 議員
18番   深  瀬  秋  広 議員      19番   武  田     敞 議員
21番   結  城     芳 議員      22番   岡  崎  賢  治 議員

◎欠席議員(1名)
11番   森  谷  政  志 議員

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        横 尾 智三郎
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長
八 島 一 夫  農業委員会会長        青 柳 文 信  消  防  長
武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役
小 関 正 男  教  育  長        椎 名 和 男  総 務 部 長
武 田   稔  市民保険部長         寒河江 賢 一  健康福祉部長
                                 建 設 部 長
武 田 國 義  経 済 部 長        杉 浦 正 弘
                                 兼水道部長
高 橋 一 郎  総合政策課長         荒 川 妙 子  庶 務 課 長
                                 選挙管理委員会
矢 作   隆  財 政 課 長        武 田   綏
                                 事 務 局 長
         監 査 委 員                 農業委員会
名 和 信 博                 青 柳 弘 索
         事 務 局 長                 事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
牧 野 利 幸  事 務 局 長        清 野 敬 信  事務局長補佐
佐 藤 慎 司  議 事 係 長        齋 藤 美奈子  主     任
森 谷 秀 範  主     事

◎議 事 日 程

 議事日程第5号
       平成18年6月14日(水) 午前10時 開 議

 日程第 1  議第53号 東根市障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の設定に
              ついて
 日程第 2  議第54号 東根市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第 3  議第55号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定について
 日程第 4  議第56号 字の区域及び名称の変更について
 日程第 5  議第57号 北村山公立病院組合規約の一部変更について
    (質疑・討論・表決)
    (予算特別委員長報告)
 日程第 6  議第52号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分
              の承認について
 日程第 7  議第58号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第2号)
 日程第 8  議第59号 平成18年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
    (質疑・討論・表決)
    (文教経済常任委員長報告)
 日程第 9  請願第1号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める請願
 日程第10  請願第2号 出資法の上限金額の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等
              の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正
              及び利息制限法の制限利率を上げないことを求める請願書
 日程第11  請願第5号 消費者金融等の金利引き下げを求める請願
    (質疑・討論・表決)
    (閉会中の継続審査申出事件)
 日程第12  請願第3号 教育基本法「改正」案に関する意見書提出方請願
 日程第13  請願第4号 「ずさんの米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求め
              る」意見書提出の請願
    (議員提出議案上程)
 日程第14  発議第5号 議員の派遣について
 日程第15  発議第6号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について
 日程第16  発議第7号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める意見書の提出につい
              て
 日程第17  発議第8号 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸
              金業の規制等に関する法律」の改正等を求める意見書の提出について
 日程第18  発議第9号 東根市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について
    (説明・質疑・討論・表決)
    (閉     会)

◎本日の会議に付した事件

 議事日程第5号に同じ。

◎開     議

○岡崎賢治議長 皆さん、おはようございます。
 本日の会議に欠席の届け出がありましたのは、11番森谷政志議員です。したがって、出席議員の数は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 なお、執行部において、原田教育次長が都合により欠席となる旨の届け出がありましたので、ご了承願います。
 本日の会議は、議事日程第5号によって進めます。
 最初に、日程第1 議第53号から日程第5 議第57号までの5議案を一括議題とします。

◎議第53号 東根市障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の設定について

○岡崎賢治議長 始めに、日程第1 議第53号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第53号 東根市障害程度区分判定審査会の委員の定数等を定める条例の設定について採決をします。
 議第53号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第53号は原案のとおり可決されました。

◎議第54号 東根市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

○岡崎賢治議長 次に、日程第2 議第54号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第54号 東根市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
 議第54号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第54号は原案のとおり可決されました。

◎議第55号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定について

○岡崎賢治議長 次に、日程第3 議第55号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第55号 東根市市営住宅設置条例の一部を改正する条例の制定について採決をします。
 議第55号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第55号は原案のとおり可決されました。

◎議第56号 字の区域及び名称の変更について

○岡崎賢治議長 次に、日程第4 議第56号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第56号 字の区域及び名称の変更について採決をします。
 議第56号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第56号は原案のとおり可決されました。

◎議第57号 北村山公立病院組合規約の一部変更について

○岡崎賢治議長 次に、日程第5 議第57号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第57号 北村山公立病院組合規約の一部変更について採決をします。
 議第57号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第57号は原案のとおり可決されました。

◎議第52号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について外2件

○岡崎賢治議長 次に、日程第6 議第52号から日程第8 議第59号までの3議案を一括して議題とします。

委 員 会 審 査 報 告 書

 本委員会に付託された事件について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
  平成18年6月14日
予算特別委員長  奥 山 重 雄 ○印

 東根市議会議長  岡  崎  賢  治  殿



事件番号 件               名 審査の結果
議第52号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処
分の承認について
原案可決
議第58号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第2号) 原案可決
議第59号 平成18年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 原案可決

◎予算特別委員長報告

○岡崎賢治議長 最初に、予算特別委員会に付託されました予算議案3件の審査の経過と結果について、予算特別委員長に報告を求めます。予算特別委員長、10番奥山重雄議員。

   〔奥山重雄予算特別委員長 登壇〕

○奥山重雄予算特別委員長 皆さん、御苦労さまです。
 議長の指名により、6月1日の本会議におきまして当予算特別委員会に付託なりました議第52号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について、並びに議第58号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第2号)及び議第59号 平成18年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の予算議案3件の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
 去る6月9日の予算特別委員会のおきまして慎重な審査を行いました。
 その結果、別紙委員会報告書のとおり、全議案とも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 何とぞ予算特別委員会の決定のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げ、報告を終わります。
○岡崎賢治議長 次に、予算特別委員長に対する質疑でありますが、ご承知のとおり、本予算は議長を除く全員で審査をしていただいておりますので省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、予算特別委員長に対する質疑は省略することに決しました。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 始めに、議第52号 平成18年度東根市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認について採決します。
 お諮りします。本予算は、委員長報告のとおり承認することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第52号は原案のとおり承認されました。
 次に、議第58号 平成18年度東根市一般会計補正予算(第2号)について採決をします。
 本予算は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第58号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第59号 平成18年度東根市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について採決をします。
 本予算は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、議第59号は原案のとおり可決されました。

◎請願第1号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める請願外2件

○岡崎賢治議長 次に、日程第9 請願第1号から日程第11 請願第5号までの3件を議題とします。

請 願 審 査 報 告 書

 本委員会に付託された請願について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
 なお、請願に対する決定の理由及び意見等は、委員長報告によってご承知願います。
  平成18年6月14日
文教経済常任委員長  森  谷  政  志  ○印

 東根市議会議長  岡  崎  賢  治  殿



付  託
委員会
受理年月日 受理
番号
件     名 請 願 者 紹介議員 審 査
結 果
措 置
文教経済
常任委員会
平成18年
5月24日
請願
教職員定数改善のための次期計画の策定を求める請願 村山市楯岡新町二丁目11番17号
山形県教職員組合
北村山地区支部
支部長
  平山 明
武田 敏夫
奥山 重雄
秋葉 征士
清野 忠利
採 択 意見書
送 付
平成18年
5月24日
請願
出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正及び利息制限法の制限利率を上げないことを求める請願書 東根市中央二丁目12番35号
山形県青年司法書士協議会
会長
 菅原 孝博
秋葉 征士
加藤 信明
奥山 重雄
高橋ひろみ
武田 敏夫
佐藤  直
田中  昭
武田  敞
採 択 意見書
送 付
平成18年
5月25日
請願
消費者金融等の金利引き下げを求める請願 山形市香澄町二丁目9番40号
山形県労働者福祉協議会
会長
 安達 忠一
 
阿部 清雄
高橋ひろみ
採 択 意見書
送 付

◎文教社会常任副委員長報告

○岡崎賢治議長 請願第1号、請願第2号及び請願第5号について、文教経済常任委員会においての審査の経過と結果について、副委員長に報告を求めます。文教経済常任副委員長、3番浅野目幸一議員。

   〔浅野目幸一文教経済常任副委員長 登壇〕

○浅野目幸一文教経済常任副委員長 議長の指名により、委員長に代わって、今期定例会において文教経済常任委員会に付託されました、請願第1号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める請願、請願第2号 出資法の上限金額の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正及び利息制限法の制限利率を上げないことを求める請願書、請願第5号 消費者金融等の金利引き下げを求める請願についての審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
 本案件を審査するため、6月12日午前10時から第4委員会室において文教経済常任委員会を開催し、委員全員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審議を行いました。
 始めに、請願第1号についてであります。
 文部科学省は、平成18年度から5年間の「第八次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画」を策定する予定でしたが、平成17年12月24日に政府が決定した「行政改革の重要方針」の議論の中で策定しないことになりました。
 現在、少人数学級が多くの都道府県で国の定数を使いながら、児童生徒の実態に応じて、きめ細かな指導ができるよう実施されています。本県の「さんさんプラン」・中学校における少人数授業は、学力の向上のみならず、子どもたちにそのベースとなる心の安心を与え、不登校の減少・欠席日数の減少などの大きな成果を挙げ、保護者からも大変喜ばれています。
 日本の教育予算は、GDP費に占める教育費の割合や教員1人当たりの児童生徒数から見た場合、OECD諸国と比べても低い水準にあります。
 教育は未来への「先行投資」であり、国の責任において、子どもたちがどこに生まれ育ったとしても等しく良質な教育が受けられるように、財政論を踏まえつつも教育論の観点に立った対応が不可欠であることはいうまでもありません。
 よって、本請願は願意妥当と認め、採決の結果、全員賛成で採択すべきものと決し、政府関係機関に意見書を提出すべきと決しました。
 次に、請願第2号、請願第5号についてであります。
 平成16年の自己破産申立件数は21万件を超えており、多重債務を抱えた潜在的な破産予備軍は、実に200万人に及ぶともいわれています。
 また、警察庁の統計によると、平成16年中の経済的理由による自殺者は約8,000人にのぼっており、平成2年と比較すると約6倍にもなっています。
 急増する破産・自殺はいまや深刻な社会問題であり、これらの直接的な原因として「多重債務問題」が挙げられます。
 その背景には、貸金業者による高利率の貸付が挙げられ、現在、公定歩合が年0.1%という超低金利状況下にあるにもかかわらず、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」、いわゆる「出資法」の上限金額は年29.2%と大変な高利であります。これは、民間上有効とされる「利息制限法」の制限利率である年15から20%をはるかに超えるものであり、異常といわざるを得ません。少なくとも、「利息制限法」の制限利率まで引き下げる必要があると考えます。
 また、本来「資金需要者の利益の保護を図る」ことを目的とした「貸金業の規制等に関する法律」、いわゆる「貸金業規制法」において、その第43条に「みなし弁済規定」が存在しており、貸金業者等に出資法の上限金利までの暴利取得を認めるような同条は、同法の立法趣旨に反するもので、出資法の上限金利引き下げに伴い廃止すべきと考えます。
 さらに、出資法の附則で年54.75%という特例金利の適用を許される日賦貸金業者による被害も全国的に多発しており、また、電話加入権が財産的価値をなくしつつある今日、電話担保金融の特例金利を認める社会的・経済的需要は極めて低く、これにかかわる年54.75%という特例金利も直ちに廃止すべきです。
 なお、「利息制限法」と「出資法」の制限金利の差、いわゆる「グレーゾーン」問題の解決のために、「利息制限法」の制限金利を引き上げる意見もありますが、同法の制限金額の引き上げは多重債務問題を一層深刻化することになり、許されるものではありません。
 よって、請願第2号及び請願第5号は、願意妥当と認め、採決の結果、全員賛成で採択すべきものと決しました。
 また、両請願の願意は相互に重複するため、1件の意見書として政府関係機関に提出すべきと決しました。
 以上、文教経済常任委員会における審査の経過と結果でありますが、本常任委員会の決定どおりご可決くださいますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○岡崎賢治議長 以上で報告を終わります。
 これから、ただいまの副委員長報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時16分 休 憩


   午前10時16分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 請願第1号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから請願第1号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める請願について採決をします。
 請願第1号に対する副委員長の報告は採択であります。請願第1号は、副委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、請願第1号は採択することに決定しました。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時16分 休 憩


   午前10時16分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 請願第2号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから請願第2号 出資法の上限金額の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正及び利息制限法の制限利率を上げないことを求める請願書について採決をします。
 請願第2号に対する副委員長の報告は採択であります。請願第2号は、副委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、請願第2号は採択することに決定しました。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時17分 休 憩


   午前10時17分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 請願第5号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから請願第5号 消費者金融等の金利引き下げを求める請願について採決をします。
 請願第5号に対する副委員長の報告は採択であります。請願第5号は、副委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、請願第5号は採択することに決定しました。

◎閉会中の継続審査の申し出について

○岡崎賢治議長 次に、閉会中の継続審査の申し出を議題とします。

閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書

 本委員会は、下記の事件について、さらに慎重に審査するため、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第104条の規定により申し出ます。
  平成18年6月14日
文教経済常任委員長  森  谷  政  志  ○印

 東根市議会議長  岡  崎  賢  治  殿



付   託
委員会
受理年月日 受理
番号
件   名 理  由 請願者 紹介議員
文教経済
常任委員会
平成18年
5月25日
請願
教育基本法「改正」案に関わる意見書提出方請願 慎重に審査を行なうため 山形市木の実町12の37
山形県教職員共同闘争連絡会
代表
  五十嵐 晋
今野  孝
平成18年
5月25日
請願
「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSE
の万全な対策を
求める」意見書
提出の請願
慎重に審査を行なうため 村山市中央一丁目5番17号
国民のいのちと
食文化を守る北
村山地区行動委
員会
(北村山地区労
農市民会議)
委員長
  門脇 誠一

阿部 綾子
奥山 重雄
清野 忠利
阿部 清雄

○岡崎賢治議長 文教経済常任委員長から、お手元に配付しております別紙のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りします。文教経済常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続審査については、文教経済常任委員長からの申し出のとおり決しました。

◎議員提出議案上程

○岡崎賢治議長 次に、日程第14 発議第5号から日程第17 発議第8号までの4議案を一括議題とします。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長 始めに、発議第5号並びに発議第6号の2件について、議会運営委員長に提案理由の説明を求めます。議会運営委員長、14番秋葉征士議員。

   〔秋葉征士議会運営委員長 登壇〕

○秋葉征士議会運営委員長 議長の指名により、発議第5号 議員の派遣について、並びに発議第6号 基地対策予算の増額等を求める意見書についての2件について提案理由の説明を申し上げます。
 始めに、発議第5号 議員の派遣について、提案理由の説明を申し上げます。
 地方自治法第100条第12項及び東根市議会会議規則第159条の規定により、議員を派遣するものであります。
 派遣目的、派遣場所、派遣期間、派遣議員につきましては、別紙配付のとおりでありますので説明を省略させていただきます。
 次に、発議第6号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。
 我が国には、多くの自衛隊や米軍の施設が所在しており、本市にも陸上自衛隊第6師団が所在しております。
 国の安全保障政策の推進には、基地の安定使用が前提であり、基地周辺住民の理解と協力が不可欠であります。
 そのため、基地所在市町村は、基地周辺住民の生活環境の整備や住民福祉の向上など諸施策の充実に懸命の努力を傾注しているところであります。
 しかしながら、基地周辺住民は基地所在に伴い、様々な影響を多大に受けており、基地所在市町村は、より一層の基地対策を要求されております。
 よって、国におかれては、我が国の安全保障対策と基地所在市町村の特殊性を十分認識し、平成19年度予算において、基地交付金・調整交付金の増額と対象資産の拡大、並びに基地周辺対策経費の所要額確保と特定防衛施設周辺整備調整交付金の増額措置を図られるよう、強く求めるものであります。
 本案につきましては、別紙配付のとおりでありますので説明は省略させていただきます。
 何とぞご理解を賜りまして、両議案とも原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○岡崎賢治議長 次に、発議第7号並びに発議第8号の2件について、文教経済常任副委員長に提案理由の説明を求めます。文教経済常任副委員長、3番浅野目幸一議員。

   〔浅野目幸一文教経済常任副委員長 登壇〕

○浅野目幸一文教経済常任副委員長 議長の指名により、委員長に代わって、発議第7号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める意見書の提出について、並びに発議第8号 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正等を求める意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。
 先ほどご可決いただきました請願第1号並びに請願第2号及び請願第5号の内容につきまして、国会及び政府関係機関に対し、意見書を提出するものであります。
 なお、文案については別紙配付のとおりでありますので、説明は省略させていただきます。
 何とぞご理解を賜りまして、原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
○岡崎賢治議長 以上で、提案理由の説明を終わります。

◎発議第5号 議員の派遣について

○岡崎賢治議長 これから発議第5号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時26分 休 憩


   午前10時26分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 発議第5号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから発議第5号 議員の派遣について採決をします。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、発議第5号は原案のとおり可決されました。

◎発議第6号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について

○岡崎賢治議長 次に、発議第6号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時27分 休 憩


   午前10時27分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 発議第6号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから発議第6号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について採決をします。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、発議第6号は原案のとおり可決されました。

◎発議第7号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める意見書の提出について

○岡崎賢治議長 次に、発議第7号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時28分 休 憩


   午前10時28分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 発議第7号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから発議第7号 教職員定数改善のための次期計画の策定を求める意見書の提出について採決をします。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、発議第7号は原案のとおり可決されました。

◎発議第8号 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正等を求める意見書の提出について

○岡崎賢治議長 次に、発議第8号について質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時29分 休 憩


   午前10時29分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 発議第8号についての討論ですが、通告がありませんのでこれで終わります。
 これから発議第8号 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正等を求める意見書の提出について採決をします。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。よって、発議第8号は原案のとおり可決されました。

◎議員提出議案上程

○岡崎賢治議長 次に、日程第18 発議第9号について議題とします。

◎提案理由の説明

○岡崎賢治議長 これから19番議員に提案理由の説明を求めます。19番武田 敞議員。

   〔19番 武田 敞議員 登壇〕

○19番(武田敞議員) 議長の指名により、発議第9号 東根市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
 長引く日本経済の不況の中、一部に明るい兆しが見えてきたとはいえ、地方にとっては、いまだその恩恵を享受できない状況であります。
 国は「三位一体改革」により予算、特に歳出の徹底した抑制を行っており、地方自治体を取り巻く財政状況は、今後も引き続き予断を許さない状況であります。平成16年度から始まった国の「三位一体の改革」は、本年度最終局面を迎えるものの、この改革が地方自治体の財政を大きく逼迫させる要因となっております。
 本市においても、この3年間で地方交付税と臨時地方財政対策債で約13億円も減額される見込みであります。
 このような状況の中、本市においては簡素で効率的な行財政運営を目指す「第四次行財政改革大綱」と、行財政改革の新たな指針となる「集中改革プラン」を策定し、効果的・効率的な行財政運営を積極的に推進しようと努力をしているところであります。
 議会においても、執行部と同様に行財政改革を進めるべきであると判断し、議会改革推進の大きな柱である議員定数の見直しを図るべく議員定数検討委員会を立ち上げ、約1年をかけ、検討・協議を鋭意重ねてまいりました。
 その結果、これまで述べてきた改革の背景とともに、議会として行財政改革の推進を図るため、議員定数検討委員会としては多数意見である「議員定数を削減すべきである」との結論に至ったところであります。
 新たな議員定数については、本市と同等な人口規模の全国の市議会と比較・検討を行いました。
 また、議会改革の一環として、現在4つの常任委員会を3つに削減することを決定するなど、積極的な見直しを既に行っております。
 このようなことを踏まえ、現在の定数から4人を削減し、本市議会の議員定数を18人に改正するものであります。
 議会改革の推進を目に見える形で市民に示すべきであり、市議会における行財政改革の一層の推進として市議会議員の定数を減ずるため、提案するものであります。
 何とぞご理解をいただきまして、原案のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
 以上です。
○岡崎賢治議長 以上で、提案理由の説明を終わります。

◎発議第9号 東根市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について

○岡崎賢治議長 これから質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 質疑もありませんので、これで終わります。
 お諮りします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第2項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、本議案については委員会付託を省略することに決しました。
 ここで、暫時休憩します。

   午前10時35分 休 憩


   午前10時36分 開 議

○岡崎賢治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、討論ですが、通告がありますので順次発言を許します。
 始めに、発議第9号に対する反対討論の通告者、1番今野 孝議員。

   〔1番 今野 孝議員 登壇〕

○1番(今野孝議員) 発議第9号 東根市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から意見を申し上げます。なお、あらかじめ申し上げておきますが、私は議員定数削減に反対はするものの、改革に反対するものではありません。蛇足ですが、あらかじめ申し上げておきたいと思います。
 第28次地方制度調査会が地方議会のあり方を全面的に審議することになったことを受けて、全国町村議長会は、成蹊大学佐藤名誉教授を委員長とし4名の有識者で構成する第2次地方議会活性化研究会に、全国都道府県議会議長会は、千葉大学大森教授を座長とし7名の有識者で構成する都道府県議会制度研究会に調査・研究を依頼しました。2つの研究会からは、2005年3月に中間報告が提出されております。これらの報告は、町村議長会や都道府県議長会の調査・研究の依頼にこたえたものとはいえ、十分に傾聴に値するものと考えます。
 第2次地方議会活性化研究会の報告には、議会としての存立に議員が最低何人必要か、また、人口に応じた適正規模はどうかといった点について明確な理論的な根拠はない。その中での果てしない定数削減圧力は、帰するところ議会無用論、議会制民主主義否定にもつながる恐れがある。定数削減による町村議会への影響としては、まず、常任委員会運用上の支障がある。各常任委員会は、所管事務が多岐にわたり、専門的審議の長所を無視せざるを得ず、また、本来常任委員会には所属すべきではないとされる議長も人数不足から多くは加わらざるを得なくなっている、と書かれております。
 また、都道府県議会制度研究会の報告には、議員定数は議会の審議能力・住民意思の適正な反映を確保することを基本とすべきであり、議会の役割がますます重要になっている現状においては、単純な定数の一律削減論は適当ではない。また、競って定数削減を行うことは、地域における少数意見を排除することになりかねない点にも留意すべきである、このように書かれております。
 本市の議員定数検討は、議会主導といいながらも市民感情を強く意識したものであったことは報告書の各派の意見を見ても明らかです。確かに議員定数の削減を求める市民がおられるのは事実です。しかしよく聞いてみると、議員活動の見えにくさや、マスコミで取り上げられた行政視察のあり方などへの批判に起因しているものが少なくありません。多くの市民は、議員活動の活性化を求めているのです。住民要求の聞き取りをしてほしい、市民の声を議会に届けてほしい、困り事の相談にのってほしいと望んでいます。
 第2次地方議会活性化研究会の報告には、議会活動の活性化により、その存在意義について住民の理解を深め、これ以上の削減は極力食い止めるよう努力するべきである、と書かれております。今、東根市議会がすべきことは、議員定数の削減ではなく、議会活動の活性化策の追求ではないでしょうか。
 また、本市の議員定数検討は行財政改革を強く意識して進められました。しかし、議会並びに議員本来の任務は、市民の声を行政に反映させるとともに、行政の監視・監督機能を果たすことであります。そのためにも、より多くの議員の目でより広く行政をチェックすることによって、行財政の改革、財政負担の軽減にも結びつけることができます。議員定数を削減するということは、行政を監視・監督するという議会の大切な機能を縮小することになり、行財政改革に逆行することにもなりかねません。
 また、2004年12月31日現在、日本には人口4万4,000人から4万6,000人の市が、東根市も含めて17ありました。この17市の議員定数を見てみると、地方自治法第91条に定める議員の上限いっぱいの26名としている市が6市、24名が2市、東根市と同じく22名としている市が5市、そして20名としている市が4市となっていました。20名を割る市は一つもありませんでした。東根市議会の現定数22名は決して多くはありません。また、議員定数が22名なら、議長が出席しない予算・決算分科会でも1分科会7名の分科会を構成することができ、十分な審議をすることもできます。
 議員定数の現状維持を重ねて訴えまして、私の討論を終わります。
○岡崎賢治議長 次に、発議第9号に対する賛成討論の通告者、10番奥山重雄議員。

   〔10番 奥山重雄議員 登壇〕

○10番(奥山重雄議員) 東根市議会定数条例の一部を改正する条例の制定について、賛成討論を行います。
 東根市議会議員定数条例の一部を改正する条例の制定について、平成クラブ、燦燦会、皷を代表して、皷幹事長の奥山が次の趣旨により賛成の意思を表明するものであります。
 日本経済は、一部に明るい兆しが見えてきたとはいえ、地方にとってはその明るさもいまだに見えず、先行き不透明であり、依然として厳しい状況に置かれております。このような経済情勢下において、民間企業は経営基盤の強化に向けて様々な経営努力を重ねているのが現状であります。
 一方、自治体を取り巻く行財政環境は、国の三位一体改革という大きな嵐が日本各地に吹き荒れ、財政状況の厳しい自治体は根幹を揺さぶられ、合併を余儀なくされている状況にあることは皆様もご案内と存じます。
 本市の状況を見るとき、平成16年度から実施された国の三位一体改革が本年度に最終局面を迎えることになり、4兆円の補助金削減に対する3兆円の財源移譲はある程度理解はいたしますが、地方交付税改革として5兆円も削減されたことは、自治体の財政を大きく逼迫させている要因になっております。本年度当初に市長の施政方針において、この3年間で交付税と臨時財政対策債で13億円の減額見込みで、従来の財政運営ではとても対応できない局面にあるとのこと。このような状況の中にあって、効率的・効果的な行財政運営を積極的に推進し、市民の行政ニーズに対し、でき得る限りこたえていくとのこと。さらに、今年度から平成22年度までの後期5年間で取り組む施策をあらわした後期基本計画の策定。同時に、本市の簡素で効率的な行財政運営を目指す、第四次行財政改革大綱の策定。また、行財政改革の新たな指針となる集中改革プランも同時に作成されております。この集中改革プランによる職員削減数は、既に他市に先駆け市長の先見洞察力により職員を削減し、アウトソーシングの対応はご案内のとおりであります。しかしながら、さらに5年間で32人の職員を削減する計画であり、この削減の背景は先に述べたとおりであります。
 このような社会情勢など自治体を取り巻く行財政環境を考慮し、平成クラブ、燦々会、欅会の3会派の有志は、議会改革を推進すべしとして、議員定数検討委員会における答申を重く受け止め、議員定数を18名に削減することを強く支持するものであります。
 支持する最大の理由として、日本経済の長引く不況、新たな税負担などで苦しむ市民の方々、国の三位一体改革で本市の財政が大きく逼迫している状況、さらには今後5年間で32人の職員削減が計画されている状況を考慮するとき、市民、職員の方々とともにその痛みを我々議員も共有しなければならないと考えます。そのためにも、いち早く我々議員の意思を目に見える形で市民の方々にあらわすことが、議員としての最良の責務であると思います。議員数の減少により、行政へのチェック機能が低下したり、市民の声が反映されにくくなった、また、政策提言が少なくなったなどということは許されないことであります。また、定数削減によって議会活動が停滞したり、委縮するようなことがあってはならないと思います。したがって、これまで以上に議員一人一人が努力をしなければならないと考えます。市民の目線に立ち、行政ニーズを的確にとらえ、議員一人一人が市民の立場に立って質問し、その政策の実現に向けて努力することが重要であります。また、執行部の提案が市民の生活と福祉の向上などに真に必要不可欠なのか、効果的なものなのかどうかチェック機能を一層強めることが求められるものと思います。
 以上、本条例改正の必要性について賛成の立場で申し述べました。議員の皆様には、本条例改正の趣旨を十分にご理解いただきまして、ご賛同を賜ることを切にお願いを申し上げまして、私の賛成討論を終わります。ありがとうございました。
○岡崎賢治議長 以上で、討論を終わります。
 これから発議第9号について採決を行います。本案は、起立により採決を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○岡崎賢治議長 異議なしと認めます。したがって、本案は起立により採決を行います。
 本案は、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。

   〔賛成者起立〕

○岡崎賢治議長 起立多数であります。よって、発議第9号は原案のとおり可決されました。
 以上で、本日の日程は全部終了しました。

◎市長あいさつ

○岡崎賢治議長 ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。土田市長。

   〔土田正剛市長 登壇〕

○土田正剛市長 東根市議会第2回定例会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げます。
 第2回定例会は今日をもって閉会するわけでありますが、全議案ともご承認、ご可決をいただきまして心から厚く御礼を申し上げる次第であります。
 この間、お寄せいただきました各議員の方々のご意見に対しましては、真剣に耳を傾け、今後の市政運営に資してまいりたい、このように考えておりますので、今後とも議員各位のご指導をよろしくお願いを申し上げる次第であります。
 また、ただいまの東根市議会議員定数条例の改正に伴いまして、議員の皆様方はこの次の選挙からは定数18人という選挙で来年施行されるわけであります。心から敬意を表したいと思います。
 若干述べさせてもらいますが、現在、政府で検討されております経済財政諮問会議において、2006骨太方針が今審議をされております。これは、地方交付税等々の改革により踏み込んだ議論がこれから展開されようとしているのであります。その矢先において、今も議員の提案理由にありましたように、この3年間の三位一体改革の中で13億円という地方交付税、あるいは臨時財政対策債が削減をされたのであります。今、政府は、かつて小渕内閣のときにいわゆる景気浮揚対策ということの中で公共事業をもっとやれもっとやれと我々の地方自治体に強いてきたわけであります。その結果において、現状においては地方・国合せて800兆円ともいわれる借金の多額を擁しているのであります。その大半とは申し上げませんけれども、この800兆円の積もり積もった借金というものは、私は小渕内閣の景気浮揚対策においての公共事業の増加というものが多くを占めているのではないだろうかと考えておるものであります。その国の失政を棚に上げて、今、2006骨太方針の中で議論されているのは、地方交付税、つまり国税三税の32%は地方固有の財源であるということの中で地方交付税が交付されているわけでありますけれども、それら等についても32%はいかがなものかと、これを減ずるような動きの方向があるやに聞いておるのであります。加えて、竹中総務大臣においては、交付税不交付団体をこの2006の骨太方針の会議の中で50%に上げようという動きもある最中において、ますます地方交付税が減ぜられる方向にあることを私は最大の懸念をもっておるのであります。
 そういう不透明極まりない中において、私は今後とも市長会その他等において国の失政、あるいは地方交付税の地方特有の財源等々についてあらゆる機会において私は主張をしていきたいなと思っておる次第であります。その矢先の中で、このたびの東根市議会の議員定数条例についての4人削減ということについては、議員各位のその心中を思うときに非常に私は複雑な気持ちがあるのではないだろうかと思います。しかしながら、このようなことをかんがみながらも、このたび議員定数が18人に減じられたことに対しまして、心から敬意を表するものであります。どうぞそのような意味において、これから我々行政においても今現在第四次行財政改革を推進中であります。議会に遅れることなく、我々行政の立場においても負けないで行財政改革に市民の期待にこたえるような形で行いたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げる次第であります。
 さて、本定例会は緊急の案件による臨時会がない限り、私の2期目の任期中における最後の議会となるわけであります。この4年間を顧みますと、市長就任以来、私の政治信条であります「誠実、公正、実行」のもと、行政と市民との協働のまちづくりを理念とし、4万6千市民のリーダーとして市政発展に全力を傾注し、各種事業を実施してまいりました。中でも、この4年間というよりは東根市政においてもトップクラスの出来事となる、さくらんぼタントクルセンターのオープンは、保健・福祉・医療、そして生涯学習の殿堂としてのみならず、総合的な子育て支援センターとしての拠点施設となるもので、連日市内外からの来館者で賑わっております。まさに子育てするなら東根市というイメージを決定づけたものと確信しております。このほか、0歳児の医療費の無料化や第3子の医療費の無料化を先駆けて実施するなど、子育て支援には積極的に力を入れてきたところであります。また、市民と行政の協働のまちづくりとして、窓口業務の一部とさくらんぼタントクルセンター運営業務などNPO法人に委託するとともに、市民体育館などの管理に指定管理者制度を導入するなど、時代の趨勢や市民ニーズを踏まえた新たな施策の展開に取り組んでまいりました。さらに、老朽化した公共施設の整備にあたり、民間資本とノウハウを活用したPFI事業を積極的に導入し、消防庁舎は平成19年度に、学校給食調理場は平成20年度に開設できるように現在順調に業務が進行しており、また、平成23年度に開設予定の新設小学校についてもPFI事業を導入すべく準備中であり、県内ではPFI事業の先進都市として注目を浴びているところであります。
 一方、さくらんぼ東根駅をはじめ就任以来推進してきた、さくらんぼにこだわったまちづくりについてですが、先般実施した第5回さくらんぼマラソン大会は、4,100名を超すランナーが参加するほどの東北でもトップクラスのマラソン大会に成長し、中央区や仙台市でも開催しているさくらんぼ種飛ばしジャパングランプリとともに、さくらんぼ東根を全国にアピールするビッグイベントとなったところであります。
 また、市民の安全・安心に向けた取り組みとして、新消防庁舎に高機能消防指令センターを整備するとともに、高規格救急自動車を配備しました。また、次代を担う子どもたちの安全確保の観点から、全小中学校にカメラ付きインターホンの設置などを推進してきました。
 環境保全の取り組みとしては、県内自治体に先駆けて環境ISO14001を取得以来、対象施設を出先機関にまで拡大する一方、学校版環境ISOや家庭版・地域版ISOへと独自の事業に取り組み、市民総参加で環境活動に取り組んできました。
 さらに東北中央自動車道の関連事業の推進、本丸地区のウォーキングトレイル事業の完成、市営住宅東根駅西団地の整備、龍興寺沼公園の完成、一本木土地区画整理事業の推進、公営墓地の整備、組合施行による神町北部土地区画整理事業の立ち上げなど、都市基盤の整備を図ってまいりました。
 その結果、昨年実施された国勢調査では、県内のほとんどの自治体において人口が減少している中、人口の増加数、増加率とも県内トップとなり、東北でも第4位の数値を示しており、成長が著しい元気のある自治体として本市の勢いを数値で示す結果となりました。
 しかし、これまで申し上げた数多くの施策を実施してまいりましたが、新設小学校の建設、学校施設の耐震化などの教育環境の整備、長谷平林線や宮崎西道線などの幹線道路の整備、三位一体改革に伴う行財政運営の効率化と第四次行財政改革の推進など重要課題も山積しており、本市のさらなる市政発展を目指していくためには、三度市政運営を担うことが私自身に課せられた使命と受け止め、決意を新たにしているところであります。
 結びにあたり、この任期中に議員の方々をはじめ多くの市民の皆様からいただきました叱咤激励に重ねて心から感謝を申し上げますとともに、この議場におきまして再び皆様とご議論できる機会があらんことを念願いたしまして御礼の言葉といたします。
 誠にありがとうございました。

◎閉     会

○岡崎賢治議長 ここで、平成18年東根市議会第2回定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 今期定例会は、6月1日から本日までの14日間にわたり、提案されました数多くの重要議案について慎重に審議がなされ、全ての議案を議決して、ただいま閉会いたします。皆さんのご協力に対し、心から感謝を申し上げます。
 また、執行部におかれましては、各議員から出されました意見や要望など十分に尊重され、的確な市政を執行されますようお願いを申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
 これで、平成18年東根市議会第2回定例会を閉会します。御苦労さまでした。

   午前11時06分 閉 会