第3回東根市議会定例会

平成17年10月4日 午前10時 開 議

 佐  藤     直  決算特別委員長      阿  部  清  雄  副委員長


◎出席委員(18名)
 1番   今  野     孝 委員       2番   加  藤  信  明 委員
 3番   浅 野 目  幸  一 委員       4番   田  中     昭 委員
 5番   阿  部  清  雄 委員       6番   阿  部  綾  子 委員
 7番   高  橋  ひ ろ み 委員       9番   清  野  貞  昭 委員
10番   奥  山  重  雄 委員      11番   森  谷  政  志 委員
12番   佐  藤     直 委員      14番   秋  葉  征  士 委員
15番   清  野  忠  利 委員      16番   高  橋  一  俊 委員
17番   武  田  敏  夫 委員      18番   深  瀬  秋  広 委員
19番   武  田     敞 委員      21番   結  城     芳 委員

◎欠席委員(なし)

◎説明のため出席した者の職氏名
                                 教育委員会
土 田 正 剛  市     長        高 橋 良 子
                                 委  員  長
         選挙管理委員会
植 村 良 作                 横 尾   尚  代表監査委員
         委  員  長
保 角 國 雄  農業委員会会長        小 関 善次郎  消  防  長
武 田 新 市  助     役        奥 山 昭 男  収  入  役
小 関 正 男  教  育  長        椎 名 和 男  総 務 部 長
武 田   稔  市民保険部長         寒河江 賢 一  健康福祉部長
                                 建 設 部 長
武 田 國 義  経 済 部 長        杉 浦 正 弘
                                 兼水道部長
原 田 清一郎  教 育 次 長        高 橋 一 郎  総合政策課長
荒 川 妙 子  庶 務 課 長        矢 作   隆  財 政 課 長
         選挙管理委員会                 監 査 委 員
武 田   綏                 名 和 信 博
         事 務 局 長                 事 務 局 長
         農業委員会
武 田 庄 一
         事 務 局 長

◎事務局職員出席者職氏名
牧 野 利 幸  事 務 局 長        清 野 敬 信  事務局長補佐
佐 藤 慎 司  議 事 係 長        齋 藤 美奈子  主     任
森 谷 秀 範  主     事

◎本日審査した案件

 議第51号 平成16年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について
 議第52号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
 議第53号 平成16年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について
 議第54号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計歳入歳出決算認定について
 議第55号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
 議第56号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
 議第57号 平成16年度東根市休日診療所特別会計歳入歳出決算認定について
 議第58号 平成16年度東根市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について
 議第59号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について
 議第60号 平成16年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
 議第61号 平成16年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について
 議第62号 平成16年度東根市水道事業会計決算認定について
 議第63号 平成16年度東根市工業用水道事業会計決算認定について

◎開     議

○佐藤 直決算特別委員長 皆さん、おはようございます。ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
 本日の会議に欠席及び遅刻の届け出はありません。したがって、委員の出席は18名で定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
 決算特別委員会に付託なりました議第51号から議第63号までの13議案につきましては、去る9月27日の本委員会において、それぞれの所管ごとに分科会を設置し、議案を付託して慎重な審議をお願いしておりますので、これから審査の経過と結果について、各分科会委員長に報告を願います。

◎総務分科会委員長報告

○佐藤 直決算特別委員長 最初に、総務分科会委員長、15番清野忠利委員。

   〔清野忠利総務分科会委員長 登壇〕

○清野忠利総務分科会委員長 皆さんおはようございます。
 決算特別委員長の指名により、総務分科会に付託されました議案の審査の経過と結果についてご報告いたします。
 本分科に付託されました議案を審査するため、去る9月28日、29日の両日、午前10時より第3委員会室において、委員全員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
 はじめに、平成16年度一般会計歳入歳出決算のうち、第1款議会費について申し上げます。
 厳しい財政状況を踏まえ、議会運営においては、なお一層の費用削減と効率的な予算執行を心がけてまいります。
 次に、第2款総務費第1項総務管理費について申し上げます。
 1目一般管理費の人事管理事業について申し上げます。
 昨今、職員の勤務状況を見てみますと、恒常的な残業やイベントなどで休日勤務が多くなっております。このような状況は、職員の健康を害する要因となりかねません。職員が健康でベストな状態で業務にあたることは、すなわち市民サービスの向上と市民の利益につながることであります。職員の健康管理には、なお一層留意くださるようお願いいたします。
 近年、職員の人事異動のサイクルが短くなっているのではないかとの指摘がありました。これは、退職者や昇格人事などに起因するものであるとの説明がありました。しかし、職種においては専門的な知識と経験を必要とする分野もありますので、これらのことを考慮するとともに、職員を育てやすい人事異動をお願いします。
 次に、契約管理事業についてであります。
 入札参加資格については、常に業者の実態調査を行い、特に営業所の実態についてチェックを厳格に行っていただきたい。また、工事についての市内業者への指名率は、平成16年度は87%と高い水準を維持しております。引き続き、高水準の維持と地元業者の育成に力を入れていただきたいと思います。
 次に、2目広報広聴費についてで申し上げます。
 広報広聴事業についてであります。
 現在、市報は区長に依頼し、全戸配付を行っております。しかし、区長の業務量の増大や、区に属さないアパート住民の増加など、市報の配付に区長が苦慮する事態が生じております。市報の配付方法については、今後、費用対効果を含め検討を行う時期にきているものと思われます。
 次に、ホームページ管理事業についてであります。
 近年、市のホームページへのアクセス件数が飛躍的に増加しているとの報告がありました。本市のホームページは見やすく、情報がいち早く更新されていると高い評価を得ております。このことがアクセス件数の増加につながっているものと思われます。ホームページは、行政に関心を持つきっかけとなりますので、なお一層の努力をお願いします。
 近年、Eメールでの市政に対する意見、要望が多くなっているとの報告がありました。それらの意見も十分に尊重し、有効に活用するよう願います。
 また、業者等が一方的に送ってくる、いわゆる迷惑メールが多量に届いているとの報告がありました。今後、多量の迷惑メールについての、その対策を検討していただきたい。
 次に、3目会計管理費について申し上げます。
 会計事務に関しては、慎重かつ適格に執行されております。常に事務改善を心がけていただき、なお一層の迅速で効率的な審査事務となるよう期待いたします。
 次に、4目財産管理費について申し上げます。
 法定外公共外譲与申請についてであります。
 昨年度までに、国より全て法定外公共物1万2,246件の譲渡を受けたことの報告がありました。当初、管理費の増加が懸念されましたが、従前の使用者が管理を行っており、管理費が増加しなかったとのことでありました。今後とも管理費の増とならないよう従前どおりの管理を願うとともに、不用財産処分など市民の要望に即した対応をお願いします。
 次に、庁舎管理事業についてであります。
 平成元年に庁舎が新築され16年余りが経ち、庁舎内外において修繕の必要な箇所が多くなってきております。これに伴い、修繕費も増えてきております。修繕必要箇所を早期に発見し修繕を行うことは、庁舎を長持ちさせることとともに、長期的に見て修繕費総額の軽減になります。今後とも、庁舎を大切にして、的確な修繕を願います。
 次に、5目企画費について申し上げます。
 市民まちづくり事業についてであります。この事業は、市民自らが進んで行政に参加する事業として大変高く評価しております。より多くの方々に事業に参加していただくため、平成16年度に全体の補助率を3分の2から4分の3に高めるとともに、ハード事業は前年度申請、翌年度実施の2カ年事業に、ソフト事業はメニューを細分化するなど、より利用しやすく事業内容の見直しを行ったとのことであります。今後とも一層の事業充実を期待します。
 次に、男女共同参画推進事業についてであります。
 本市では男女共同参画、東根ABCプランが策定され、事業が展開されております。今後、なお一層の事業推進をお願いします。
 次に、国際交流事業についてでありますが、本市の国際交流は、ここ数年、日中友好を中心に実施されております。近年の情勢を鑑み、中国だけでなく幅広い世界の国々との交流が必要であると感じます。
 次に、6目職員研修費について申し上げます。
 近年、社会情勢は急激に変化し、技術の進歩も異常に早いスピードで進んでおります。また、行政改革の推進に伴い、業務の外部委託が多くなり、委託成果品をチェックする専門的知識を持つ職員の養成は不可欠であります。これらに対応するため、積極的な職員研修の実施をお願いいたします。
 次に、13目諸費について申し上げます。
 区長会運営事業についてであります。先ほど広報広聴事業費でも若干申し上げましたが、区長の業務は地域住民にかかわる行政事務との連絡調整などが年々多くなり、その責務が重くなってきております。今後、行政における区長の役割や業務内容・業務量の見直しなどについて検討をお願いいたします。
 次に、第2項徴税費について申し上げます。
 平成16年度をもって納税組合制度が廃止されました。これまで長年にわたり収納率向上に貢献してきた納税組合がなくなったことは、今後、市税の収入未済額及び不納欠損額が増加する懸念があります。職員の中には法律や税に関する専門的な知識を有する職員もおります。これらの職員を積極的に税務課に配置するとともに、企業倒産などの情報をいち早くキャッチし、不納欠損とならないように対処できる人的配慮など、収納率向上のためにさらなる工夫と努力をお願いします。
 また、引き続き広域滞納整理機構の設立を県に対して要望するとともに、新たな徴税対策として、納税アドバイザーの採用など、本市独自の対策の検討をお願いします。
 次に、第4項選挙費について申し上げます。
 昨年度は参議院議員通常選挙、山形県知事選挙、山形県議会議員補欠選挙、そして若木土地改良区総代選挙の4つの選挙が実施されました。本市の投票率は少しずつでありますが向上してきているとの報告がありました。しかし、依然として投票率は低く、1万人余りの方が投票を棄権している現状であります。投票率を向上させるためには、選挙啓発活動が重要であります。明るい選挙推進協議会や白バラ会などによる街宣、街頭活動などにより、より充実した啓発活動をお願いします。
 また、投票所においては、有権者の方が気軽に投票所に足を向けられるような雰囲気づくりを心がけていただきたいと思います。
 次に、第6項監査委員費について申し上げます。
 今後ますます多様化する行政ニーズに対して適確に対応することが求められることを踏まえ、外部監査の導入については、費用対効果を総合的に判断し、引き続き調査研究をお願いします。
 審査事務に関しては、迅速かつ効率的な事務となるよう、さらなる改善の努力をお願いします。
 最後に、東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
 東根財産区は、460ヘクタールと広大な山林を所有しております。地球環境保全のため、森林は貴重な資源であり、財産です。これらの財産の維持管理には、最善の努力を払われますよう希望します。また、この貴重な森林財産を後世に伝えるためにも、市内にある緑の少年団の活用を図られるよう要望いたします。
 以上、意見と要望を付して、総務分科会に付託されました案件は、採決の結果、全員異議なく各会計とも原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 何とぞ、本分科会の決定どおり認定していただきますようお願い申し上げまして、報告を終わります。

◎文教経済分科会委員長報告

○佐藤 直決算特別委員長 次に、文教経済分科会委員長、11番森谷政志委員。

   〔森谷政志文教経済分科会委員長 登壇〕

○森谷政志文教経済分科会委員長 おはようございます。
 決算特別委員長の指名により、今期定例会決算特別委員会で文教経済分科会に付託されました議案の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
 本分科会に付託されました案件を審査するため、去る9月28日及び29日の両日、午前10時より第1委員会室において文教経済分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、審査に関し詳細な説明を受け、さらに決算書並びに決算附属資料を参考に慎重に審査を行いました。
 はじめに、第6款農林水産業費について申し上げます。
 第1項農業費3目農業振興費グリーン・ツーリズム受入態制確立支援事業費補助金については、都市住民の自然志向が高まる中、都市と農村の相互交流促進の一助となる事業と考えます。県の推進協議会と連携をとりながら、事業内容の一層の充実に期待します。
 農業用使用済プラスチック適正処理推進補助金についてですが、本事業は、さくらんぼ用雨よけシート、農業用の廃資材等を適正に処理する目的で平成11年度から実施されている事業であります。
 本年度は、回収量223トンのうち175トン、率にして78.5%についてリサイクル処理されたとのことでした。環境先進自治体として、環境に配慮した果樹王国ひがしねの実現に向けて、関係機関一丸となって取り組みを期待します。
 東根市猿被害対策連絡協議会負担金についてですが、農産物の食害や人的被害が発生し、地域における深刻な問題になっています。平成16年度においても9,200万円余りの被害額が報告されているようです。今後とも3地区協議会と連携し、広域的かつ効果的な対策事業を実施されることに期待します。また、食害対策として食害を受けない作物導入への励行、より市場価値の高い作物の検討、研究をお願いいたします。
 次に、9目農業経営基盤強化促進対策費、農地流動化地域総合推進事業についてでありますが、農業委員、農業委員会協力員の方々は、関係機関・団体と連携を図り、地域の特性や意向を踏まえて認定農業者等の担い手農家への経営規模拡大に合わせた農地の利用集積を図り、遊休農地の発生防止、解消対策等、農地の有効利用調整に取り組んでいただくとともに、農用地の利用集積目標、東根市農業の実勢に合った適正な設定を行い、なお一層、地域の効率的な農地の有効利用に資するよう、事業推進を期待するものであります。また、農地の保全もさることながら、東根独自の魅力ある農業の姿を実現するための新たな取り組みの検討も期待します。
 次に、第2項林業費2目林業振興費、緑の少年団育成事業補助金についてであります。
 市内全小学校への少年団設置を目指し事業を推進しておりますが、平成16年度は小田島小学校に結団され、団員は418名になったとのことでした。各地区の地勢に応じた自然体験やボランティア活動を展開することによって、若年期から、緑の大切さを通じて、地球環境保全の意義を学習する大いなる機会となっていることを評価します。
 松くい虫防除対策事業、森林レスキュー隊派遣事業についてであります。
 松枯れの原因として、虫因説・大気汚染説があり、有効的な対処方法が確立されていない状況にある一方で、被害面積は全国的にも拡大の一途をたどっているようです。現在は、伐採した樹木を被覆し、くん蒸処理する対策をとっていますが、急傾斜地での作業となることからも大変困難な作業であり、作業員の安全確保に万全を期して事業実施を望むものであります。また、全国的な例を参考に新たな方策を検討するとともに、国や県と連携をし、広域的で有効な取り組みを期待します。
 民有林造林事業についてですが、後継者不足の影響で人の手が入らなくなり、荒れた山林が目立つようになってきています。その結果、元来、その山林が持つ水源涵養機能を維持できなくなりつつあるようです。本事業は、下流域の洪水対策としても意義深い事業であることからも、関係者、関係機関と協調し、事業の推進にあたられるよう望みます。
 次に、第7款商工費についてであります。
 観光物産振興事業ですが、果樹王国ひがしねのシンボルともいえる「さくらんぼ」を中心に据え、最盛期を迎える前に百万都市仙台市と友好都市中央区をメインターゲットとした観光PR各種事業を実施しているとのことでした。東根独自の魅力を発信する上で、限られた予算、人的資源の中にあって、的確な戦略をもって事業展開がなされていることを評価します。今後とも、効果的、効率的な事業実施に期待するものです。
 第1項商工費1目商工総務費、市民号実行委員会負担金についてですが、平成16年度は河北町との共同開催で、中央区を訪問したとのことでした。山形新幹線の利用拡大に主眼を置きつつも、両住民の融和もさることながら、市長と市民が触れ合う機会を提供することによって、市政をより身近かに感じていただく一助になったであろうことは大変喜ばしいことです。
 次に、3目観光費、ひがしね祭実行委員会負担金についてですが、七夕提灯パレードや踊りの競演とともに年々盛大になり、観客も急増していることは大変喜ばしいことです。この勢いを継続し、さらに発展させ、東根市を広く発信されるよう期待します。
 さくらんぼゲートボール全国大会負担金についてであります。
 本大会の開催による参加者450名のほとんどが宿泊客であるとのことでした。さくらんぼ東根温泉への誘客にもつながる有意な事業であると評価します。この大会を契機としたリピーター客の獲得方策を、今後も関係機関と研さんを積んでいくことを期待します。
 白水川ダム広園キャンプ場管理事業ですが、平成15年3月に発生した大撫山の地すべり災害による関連復旧作業のため、現在も公園、キャンプ場とも開放されていない状況にあります。閉鎖中においても適正な維持修繕に留意されることが、開放時の総費用縮減にもつながることと思われますので、施設の適正な管理を望むものです。
 果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会事業についてですが、平成16年度で開催3回目を迎え、参加者についても2,964名を数えるなど、東根市を代表する初夏のイベントとして定着しつつあることを高く評価いたします。大会の実施はもちろんのこと、大会の事前PRの効果を考慮すれば、さくらんぼの時期への集客効果は大変大きいものと思われます。今後とも大会運営、事務PRなどの研究を続けられ、東根市の一大イベントとしてさらなる成長をみせることを期待します。
 第10款教育費について申し上げます。
 第1項教育総務費2目事務局費です。理科センター事業についてですが、昨今、小学校の理科離れが深刻化する中、本市における市全体の理科教育振興のあり方を研究されていることは、基礎学力の底上げという観点から大いに評価するものです。魅力と内容に富んだ授業の実現に向け、努力を続けられるよう期待します。
 教育施設整備基金積立金事業についてであります。
 神町北部土地区画整理事業実地区内に建設を予定されている新設小学校については、その整備手法などについて検討中であるとのことでした。本市の教育環境の充実に資するビックプロジェクトであります。計画的な基金積み立てをなされ、事業実施にあたられるよう要望します。
 次に、4目語学指導費、語学指導事業についてでありますが、外国の文化、文明、価値、生活様式などを理解し、尊重する意識の醸成の観点からも、小学校児童への国際交流教育の実施は有意なものであります。また、中学校生徒への語学指導については、生きた外国語に親しむ授業の実践を可能としております。国際交流教育と語学教育を車の両輪とした事業内容を評価するとともに、今後一層の事業充実を期待するものです。
 次に、第2項小学校費2目教育振興費、小学校教育用コンピューター整備事業及びコンピューター教育支援事業についてですが、日々進歩し続ける情報化社会において、ハード面並びにソフト面から児童の学習環境を充実させ、若年期から良好な情報教育の機会を提供することは非常に有意義であると考えます。教職員と授業支援インストラクターとの円滑な連携により、教職員の負担の軽減はもとより、効果的なコンピューター学習環境の実現に向け取り組みの続けられるよう要望します。
 また、小学校及び中学校施設整備事業についてでありますが、良好な学習環境を児童生徒に提供できるように、また、適正な修繕を適切な時期に行うことにより、後年での負担増を未然に防ぐべく、日常的な点検を励行し、計画的な事業実施を願うものです。
 第4項社会教育費2目公民館費、地域づくり活動推進事業については、市内7地区で特色ある地域づくり活動が実施されております。今後とも地域づくり専門員や推進員の研修を積極的に行い、それぞれの地域の特性を生かした魅力ある地域づくりや充実した学習活動による効果的な事業が展開されることを期待します。
 次に、7目図書館費、図書館整備事業についてですが、平成17年3月24日に来館者数が開館5年目にして100万人に達したことは非常に喜ばしいことです。東根の玄関口にあるという立地の利を十分に生かすとともに、市内外にわたる利用者の蔵書・サービスなどにかかわるニーズを積極的かつ的確に把握、発掘すべく努めていくことを要望します。
 次に、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費についてであります。
 災害予防には、日々の監視体制の充実が不可欠なものであります。また、災害発生時には市民生活に支障を来たさぬよう、その復旧に万全を期されるよう望みます。
 最後に、学校給食事業費特別会計について申し上げます。
 学校給食の食材として、市内産の農産物や加工品などを積極的に活用すべく、メニュー構成に工夫をされていることに敬意を表します。地産地消は食育の一環をなすものでありますので、職員、栄養士協力のもと、より一層の研さんを期待します。また、食の安全安心についても引き続き格段の留意をもって取り組まれるよう要望いたします。
 以上、意見と要望を付し、付託されました案件は採決の結果、全委員異議なく認定すべきと決定した次第であります。
 何とぞ、本分科会の決定どおり認定くださいますようお願い申し上げまして、報告を終わります。

◎建設分科会委員長報告

○佐藤 直決算特別委員長 次に、建設分科会委員長、2番加藤信明委員。

   〔加藤信明建設分科会委員長 登壇〕

○加藤信明建設分科会委員長 おはようございます。
 決算特別委員長の指名により、今期定例会決算特別委員会で建設分科会に付託されました議案の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
 付託されました案件を審査するため、去る9月28日、29日の両日、午前10時より第2委員会室において、全委員出席のもと、建設部長兼水道部長並びに関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
 はじめに、東根市一般会計のうち第7款商工費第1項商工費については、さくらんぼタント館東口駐車場整備事業として、東口駐車場の未舗装部分を舗装したことにより、さらなる駐車スペースを確保することができ、さくらんぼ東根駅の利用率はますます高まるものと考えます。今後も利用者のより一層の利便性を考え、東口のみならず西口の整備に関しても、一体として整備計画を進めるよう要望いたします。
 次に、第8款土木費について申し上げます。
 第2項道路橋りょう費につきましては、県道東根尾花沢線の神町駅前交差点改良に関して、現段階において県の施工時期は不明であるとの報告を受けました。市としても重要事業と位置づけ強く要望しているところでありますが、地元住民が期待をしている事業でもありますので、引き続き早期着工に向け、県へ働きかけていくよう要望いたします。
 東北中央自動車道につきましては、当初目標といたしました1日2,800台という利用台数にほぼ達したとのことでありますが、現在はETC利用者へのサービスが行われており、利用促進に努力しているようであります。今後とも各関係協議会などと連携し、より一層の利用促進を図られるよう要望いたします。
 また、東根インターチェンジ以北の進捗状況は、現在も道路公団との協議を継続中とのことであり、早期に協議をまとめて着工されるよう強く要望いたします。
 県単独・県施行公共道路整備事業のうち、県道長瀞野田線については、県内で初めて地域でワーキンググループを立ち上げ、その中で路線を選定したとのことであります。地元の要望がよく反映された路線と思われますし、この路線が整備されることにより、本市の西回り幹線道路の整備も進むものと思われますので、より一層の事業推進を期待いたします。
 生活道路整備事業については、住民の日常の利便性のため、今後も速やかな対応はもちろんでありますが、以前に実施した路線で舗装の損傷甚だしい箇所については、オーバーレイなどの手当ても必要と思われますので検討していただきたいと思います。
 市道除雪事業に関しては、特に豪雪対策として、地区などで除排雪に要した費用に対して補助金を交付する、東根市生活密着型除排雪事業補助金交付要綱を定めたと報告がありました。19件の実績があったとのことであり、成果があったものと評価をいたします。
 わがまち街路樹里親事業でありますが、平成16年度までの管理本数は512本、参加人数も567名となり、年々着実に成果をあげているようであり、評価をいたします。対象範囲も、市内全区域に拡大したとのことであり、まちの景観整備としても大変有効な手段と考えますので、今後も一層の事業推進を要望いたします。
 市道白水川ダム線災害防除事業につきましては、いまだ全面開通に至らず、現在でも一部落石がみられるとのことから、安全管理上致し方ないと考えますが、早期に全面開通できるよう強く要望いたします。
 空港周辺環境整備対策道路改良事業として、市道神町東14号線の整備に関してはいろいろな課題があり、市当局としても大変苦労しているかとは思いますが、地元住民も期待を寄せている道路でありますので、県に対してもこれまでと同様に強く働きかけをしていくよう要望いたします。
 臨時地方道整備事業のうち、市道三ツ屋2号線の整備については、地元から全面的な協力を得ているとのことでありますが、一部の地権者と交渉が難航しているとの報告がありました。今後も地元と連絡を密にして、事業の推進にあたられるよう要望いたします。
 市道出戸蛇木線道路改良事業につきましては、急勾配で幅員の狭い道路と急峻ながけ地に囲まれており、特に冬期間は救急車も通行できなくなるなど陸の孤島と化し、住民に大きな不安を与えております。このような不安を一刻も早く解消するべく、より一層の事業推進に努めていただくよう要望いたします。
 (仮称)松沢羽入線道路改良事業に関しましては、平成16年度は公共事業導入の前段の調査設計業務を行っております。地元推進協議会と連絡を密にして、円滑な事業推進がなされるよう要望いたします。
 次に、第4項都市計画費について申し上げます。
 生垣設置奨励事業については、平成16年度の実績は7件との報告がありました。毎年確実に実施され、成果をあげている事業ですので、一層の事業推進を望みます。
 都市計画図修正図化事業について、平成14年度から行われておりましたが、平成16年度で事業も完了し、建設部門だけでなく他の行政部門、例えば市民生活環境課の住居表示業務などに既に活用されており、行政サービスの向上が図られたと評価しております。
 組合施行神町北部土地区画整理事業支援事業について、平成16年度中、組合設立を果たしたことは、組合役員、担当職員が未同意者に対して日々誠意をもって粘り強く交渉した結果であろうと評価をいたします。組合設立後も15名の未同意者がいるとのことですが、一部の地権者から理解と協力を得られる見通しであるとの報告がありました。今後も粘り強く、未同意者への交渉続け、事業推進に向けて努力していただくよう強く要望いたします。
 次に、都市計画道路宮崎西道線道路整備事業に関しては、平成16年度は建物や物件の調査業務が完了し、事業計画どおりに進んでいるようであります。今後も住民の意向を汲んで事業を進めていただくよう要望いたします。
 公園管理事業については、各公園とも除草や清掃などよく管理されていると評価をしております。今後も住民が安心して過ごせる憩いの場として、清潔な公園を保つよう望みます。
 次に、第5項住宅費について申し上げます。
 住宅建設事業について、市営住宅ストック総合活用計画に基づき、平成16年度は東根駅西団地の実施設計、造成工事設計、用地買収と計画どおりに進んでいるようであり、評価をするところであります。今後とも事業推進に努力するよう要望いたします。
 民家防音対策事業機能回復事業については、当該件数は1,800件余り、平成4年度から平成16年度まで延べ1,460件について事業を完了したとのことであり、今後も順次計画どおり事業を進めていただくよう要望いたします。
 次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費について申し上げます。
 市道白水川ダム線において、平成16年度に再び落石があり、調査を実施したとのことであります。今後も安全性に配慮しながら、事業の早期完成に向けて努力するよう強く要望いたします。
 続きまして、一般会計以外の特別会計について申し上げます。
 はじめに、東根市公共下水道事業特別会計について申し上げます。
 平成16年度末の下水道事業関連の数値は、水洗化率74.7%、普及率58.7%、整備率71.7%のことであります。平成15年度末と比較しても順調に推移しており、事業は滞りなく進められているものと評価をしております。
 申すまでもなく、下水道は快適な生活を送る上で必要不可欠な施設でありますので、さらなる整備の促進に努めていただくよう要望いたします。また、今後も普及率の向上に一層の努力をしていただきたく、普及員の設置やNPO法人への委託などの検討も願うものであります。
 また、歳入については、下水道費負担金の収入未済額が336万円、下水道使用料の収入未済額が429万円であり、不納欠損額が24万円も計上されております。これら収入未済額を解消するために、分割納付の指導や戸別訪問徴収などを行っているようですが、残念ながら金額は年々増加をしてきております。
 事業推進のためには、強固な財産基盤が不可欠であります。今後も徴収率100%を目指し、より効果的な徴収方法も検討しながら、一層努力されるよう要望いたします。
 次に、東根市簡易水道事業特別会計について申し上げます。
 平成16年度の給水人口は898人、給水戸数242戸で、人口にして27人、戸数にして4戸、平成15年度より減少しております。年々過疎化が進み、市街地への人口の移動の影響を受け、厳しい経営状況となっております。
 また、ポンプ等の設備の一部には、耐用年数の限界を迎えるものもあるとのことでありますので、順次計画的に更新しながら、安全で安心な水道水の安定供給に努めてくださるよう要望いたします。
 次に、東根市一本木土地区画整理事業特別会計について申し上げます。
 平成16年度の事業進捗率は83.0%となり、平成20年度の事業完了に向けて順調に進められているものと評価をしております。保留地処分に関しましても抽選会が開かれるなど、毎回売れ残りもないようで81.4%完了したとのことであります。今後とも計画に沿って、経費節減に努めながら、事業を進められるよう期待をいたします。
 次に、東根市水道事業会計について申し上げます。
 平成16年度の経営状況は、約4億3,364万円の純利益、対前年度比12.0%増となっております。また、施設更新計画に基づく袋田浄水場の施設更新も完了しており、安全で安心な水道水のさらなる安定供給に資するものと考えます。
 有収率につきましては、平成16年度89.01%、平成15年度の88.9%より0.11ポイント上昇しております。これは、計画的に行っている漏水調査や、老朽化した配水管・給水管の布設替えなどの漏水防止対策の効果があったものと評価をしております。今後も計画的な漏水調査はもちろんこと、施設の耐震対策にも力を入れていく必要があると思います。
 また、水道料金の見直しについてでありますが、住民サービスの観点から今後その時期を見きわめながら検討していただくよう要望するものであります。
 より一層の経営努力と、安価で安全安心な水道水の供給に努められるよう期待をいたします。
 最後に、東根市工業用水道事業会計について申し上げます。
 平成16年度の経営状況は約7,156万円の純利益、前年度対比6.2%の増となり、順調な経営が行われているようであります。基本水量8,060立方メートルから8,500立方メートルとする、平成17年度からの新協定も締結されたとのことでありますので、今後とも各受水企業からの協力を得て、安心した経営に努力するよう要望いたします。
 以上、意見と要望を付し、付託されました案件は採決の結果、全委員異議なく各会計とも原案のとおり認定すべきものと決しました。
 何とぞ、本分科会の決定どおり認定くださるようお願い申し上げまして、報告を終わります。

◎厚生分科会委員長報告

○佐藤 直決算特別委員長 次に、厚生分科会委員長、7番高橋ひろみ委員。

   〔高橋ひろみ厚生分科会委員長 登壇〕

○高橋ひろみ厚生分科会委員長 おはようございます。
 決算特別委員長の指名により、厚生分科会に付託されました議案の審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。
 付託されました案件を審査するため、去る9月28日及び29日の両日、第4委員会室において厚生分科会を開催し、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
 はじめに、一般会計のうち第2款第1項総務管理費の所管に関する事項について申し上げます。
 交通安全対策費でありますが、道路整備や公共施設の整備等により、市内交通の変化や混雑する箇所が増加している状況にあります。市民の交通安全の確保と事故防止を図るためにも、信号機の設置や交通安全施設の整備を急ぐ必要があり、安全安心なまちづくりと交通環境の整備促進について関係機関と連携した取り組みをお願いいたします。
 次に、防犯事業についてでありますが、児童生徒への声がけ事案や不審者の出没など、社会環境は都市化とともに年々悪化している状況にあり、特に集落外における通学路の安全確保が懸念されている状況であります。
 通学路の安全確保はもとより、市民生活の安定と犯罪防止対策の観点からも、公衆街路灯設置事業等の推進を強く要望いたします。
 また、カーブミラー等、既存の交通安全施設の適切な維持管理と、その機能の確保についてもお願いいたします。
 次に、第3項戸籍住民基本台帳費について申し上げます。
 住居表示事業でありますが、平成16年度は、原方・小林・柏原地区において実施され、わかりやすい住居表示がなされたことは評価するものであります。今後も地域住民とのコンセンサスを得ながら、事業が円滑に推進されるよう望むものであります。
 次に、第3款民生費について申し上げます。
 民生児童委員活動事業でありますが、本市の民生委員児童委員数については、平成16年度に10名の増員が図られ、地域との連携を図りながら活動されていることに対して、敬意を表すところであります。
 近年の社会問題になっております、児童虐待や引きこもり、不登校対策など、地域社会における取り組みもますます重要になってきております。
 今後も、新任民生委員児童委員への研修等を十分に行うとともに、必要な福祉サービスの情報提供や、相談、援助等、社会福祉の一層の増進が図られるよう、行政との連携を緊密にし、より親しまれ信頼される民生児童委員活動事業が推進されることを期待するものであります。
 次に、障害者小規模作業所助成事業であります。
 東根さくらんぼの家が開所され2年目を迎え、現在11名の方が通所しております。
 障害者小規模作業所運営補助により運営されておりますが、通所人数が16人を超えた場合はA型の区分になり、県からの運営補助額も増額されるようであります。
 今後、施設運営の充実と通所者の増が予想されることから、新たな場所への移転が望まれますので、引き続き支援策等についてご検討くださるように要望いたします。
 次に、身体障害者福祉費の障害者社会参加促進事業についてであります。
 在宅身体障害者の生活訓練及び自立支援により社会参加を促進するため、そのニーズに合わせた事業が実施されております。特に、福祉タクシー券助成については、5割増しで交付するなど、事業内容の充実が図られたほか、その他の事業についても高い実績をあげており、評価するものであります。
 また、手話奉仕員養成、派遣事業等については、県内で7人目の国家資格取得者が本市に誕生し、大変すばらしいことであります。
 今後とも、手話奉仕員の養成等と一層効果のある事業の展開を望むものであります。
 次に、在宅酸素療法者支援事業についてでありますが、本事業は、県内自治体に先駆けて取り組まれ、利用者から高く評価されているとともに、県並びに他の自治体からも注目されております。
 今後とも、事業の継続と支援策の一層の充実を望むものであります。
 次に、知的障害者福祉費の知的障害者(通所)施設整備事業について申し上げます。
 大けやきの家施設整備補助金については、平成16年度で借入金の償還が終わりますが、当該施設については、道路改良に伴う移転等が計画され、移転場所を含め現在においても検討中とのことであります。
 当該施設については、通所者にとっての利便性や施設運営の観点からも、市内に設置された方が望ましいと考えます。そのためにも、関係者への指導、助言をお願いいたしますとともに、早急に移転計画等の決定により、施設運営の安定が図られるよう望むものであります。
 次に、老人福祉費について申し上げます。
 家族介護用品支給事業については、寝たきり老人等を介護している家族に対し介護用品を支給しているものであり、要介護等の区分により補助事業と市単独事業が実施されておりますが、本事業の需要は年々増加の傾向にあり、特に単独事業利用者については579人で、補助事業利用者の約8倍にもなっております。
 寝たきり高齢者等の介護者の支援のため、補助事業に係る対象者の拡大について、ぜひ関係機関に対して一層強く要望していただくようお願いいたします。
 次に、生きがい活動支援通所事業でありますが、在宅高齢者の介護予防支援策として、事業がスタートしてから既に5年目にあるにもかかわらず、県内外から多くの行政視察や見学者が訪れ、本市の誇れる事業の一つになっていることは大変喜ばしいことであります。
 平成16年度の延べ参加者数は1万人を超え、利用者の中には要介護認定を受けなくても済むほど元気になられた方もあり、大変好評であります。
 しかし、男性参加者が依然として少ないことについては、今後の課題でもあります。
 今後、事業の実績と、その効果等について数値で示せるようにするなど、課題解決も含めてより効果的な事業が展開されるよう願うものであります。
 次に、児童福祉費のファミリーサポートセンター事業でありますが、会員並びに利用件数の増加が図られ、活発な事業が展開されておりますことは大変喜ばしいことであります。
 本事業は、会員間の相互援助であるとともに、仕事と育児が両立でき、労働の場の提供にもつながりますので、今後とも利用者の要望を受け入れながら、子育て支援センターと連携のもとに一時的保育の環境整備と充実を大いに期待するものであります。
 次に、医療給付費の第3子医療費無料化事業でありますが、平成16年度末の受給者は299名で、第3子を持つ保護者の乳幼児医療費の負担軽減に貢献できたことは、安心して生み育てられる環境の一つとして高く評価できるものであります。
 本事業の対象範囲の拡大については、誰もが期待しているものでありますので、より一層の充実を強く望むものであります。
 次に、第4款衛生費について申し上げます。
 予防接種委託の乳幼児予防接種は、集団接種から順次個別接種化が進められ、市民サービスの向上が図られておりますが、今後とも接種率の向上と啓発活動等について、さらに推進されますようお願いいたします。
 次に、高齢者インフルエンザ予防接種事業についてでありますが、関係各位のご努力により、山形県内において広域的に予防接種を受けることができる体制が整備されたことは評価するものであります。
 今後とも、低廉で適正な料金の統一とともに、ワクチンが不足することのないよう安定供給システムの確保と医療体制の一層の充実を望むものであります。
 次に、老人保健事業費について申し上げます。
 がん検診事業における受診率については、各検診項目とも、まだまだ低い状況であります。
 受診率の向上とともに、受診後の指導、相談業務の一層の強化を望むものであります。
 また、近年著しく増加しております肺がん、前立腺がんについてはオプション検診となっておりますが、検診費用の助成を行い、受診率の向上と早期発見が図られるよう要望いたします。
 次に、市営墓地特別会計について申し上げます。
 市民待望の市営墓地300区画が完成し、400人を超える申込者がおられたことは、分譲価格や立地条件等、注目されたものであり、行政側の努力が実ったものと高く評価いたします。
 しかしながら、予想以上の人気で誠に喜ばしい反面、抽選に漏れた100名の方々にとっては大変残念な思いをされていると思います。希望者の願いにこたえるためにも、市営墓地の第2期計画について早急に検討していただくよう強く要望いたします。
 次に、第9款消防費について申し上げます。
 本市における自主防災組織については、長瀞地区を除き、まだ組織化されていない状況であります。地域住民の危機管理意識の高揚と防災体制の強化が不可欠でありますので、各地区単位の組織化と全市における連合会が設立されるよう要望いたします。
 次に、消防施設費の消防施設維持補修事業でありますが、これは既存貯水槽の漏水箇所の補修をはじめ、無蓋貯水槽、いわゆる蓋のない貯水槽に蓋をかける工事が実施されておりますが、安全性及び機能性の向上と維持管理のためにも、無蓋貯水槽の完全有蓋化について早急に進めていただくようお願いいたします。
 次に、消防施設費の貯水槽新設事業においては、都市開発による住宅の集積化などにより、地域住民から設置要望が増えている中で、年間1ないし3基の新設工事が実施されておりますが、必要とする場所が数多く残っているようであります。既存施設の点検を含め、市民が安心して暮らせる防災環境づくりのために、早急な事業促進を要望いたします。
 また、冬期間における貯水槽、消火栓等の除排雪等については、地元消防団や自治会等の連携により常にその機能が確保されるよう、関係者への防災意識の啓発と積極的な活動を期待いたします。
 次に、水防事業でありますが、大河川における消防、河川関係者の訓練はもとより、中小河川付近においてもハザードマップの活用を図りながら、関係地域住民と一体となった訓練や危機管理意識の高揚と、啓発活動を展開していただくよう要望いたします。
 次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。
 長引く経済不況により、年々未納額が増え、収納率の向上対策が目下急務の課題となっており、その対応については収納対策本部の組織強化を図るなど収納率の向上のため日夜ご努力されておりますことに対しては敬意を表すところであります。
 今日の社会情勢においては、フリーターの増加や勤務形態の多様化等により、直接面談により対応等も困難な場合もあり、収納率の向上に大変苦労している状況のようであります。
 国民健康保険制度の必要性と、利用者のメリットなどの啓発のほか、現在の1世帯1枚の保険証をカード化による世帯全員保有方式にするなど、利便性の向上を図る必要があります。
 今後とも、制度の一層の充実を目指していただくとともに、救済や減免措置などについても十分考慮し、収納率の向上に一層のご努力を願うものであります。
 次に、東根市休日診療所特別会計についてであります。
 休業診療所については、昭和52年から今年3月まで28年間にわたって運営され、休日における応急医療機関として多くの方々の診療を行い、今日まで果たしてきた役割は大きなものであります。
 しかしながら、設立当初の目的は既に達成されていると思科されますので、さくらんぼタントクルセンター内における運営については、市内病院及び診療所の状況等を把握し、市民のニーズや費用対効果など十分に検討されるよう要望いたします。
 次に、東根市老人保健特別会計についてでありますが、平成16年度末における対象者は6,420人に達し、一般会計からの繰入金が年々増加の傾向にあります。
 高齢者がすこやかに安心して老後を暮らせるよう予防事業に重点を置き、医療費の軽減が図られるよう施策の充実を求めるものであります。
 最後に、東根市介護保険特別会計について申し上げます。
 介護保険施設整備事業でありますが、入所待機者が200名を超えている状況の中、神町地区に民間施設として80床規模の施設が開所されますことは、関係者にとっても待ち望んだものであり、予定よりも早い今年12月の開所は、設置者はもとより市当局をはじめ関係機関のご努力のたまものであり、敬意を表すものであります。
 今後とも、福祉サービスの支援と充実を望むものであります。
 以上、意見と要望を付し、付託されました案件を採決した結果、全委員一致により各会計とも原案のとおり認定すべきものと決しました。
 何とぞ、本分科会の決定のとおりご可決くださいますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○佐藤 直決算特別委員長 以上で、各分科会における審査の経過と結果についての報告を終わります。
 会議の途中ですが、ここで午前11時20分まで休憩いたします。

   午前11時11分 休 憩


   午前11時20分 開 議

○佐藤 直決算特別委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 これから各分科会委員長の報告に対し、一括して質疑を行います。ご質疑ありませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 質疑もありませんので、これで終わります。
 次に、討論ですが、通告がありませんので討論を終わります。
 これから議第51号 平成16年度東根市一般会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 本決算は、歳入については議長を除く全議員で慎重に審査を行い、歳出については各分科会に付託し、審議を願った結果、各分科会委員長報告はいずれも認定すべきものとするものです。議第51号は各分科会委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第51号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第52号 平成16年度東根市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第52号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第53号 平成16年度東根市東根財産区特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第53号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第54号 平成16年度東根市学校給食事業費特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第54号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第55号 平成16年度東根市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第55号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第56号 平成16年度東根市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第56号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第57号 平成16年度東根市休日診療所特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第57号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第58号 平成16年度東根市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第58号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第59号 平成16年度東根市一本木土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第59号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第60号 平成16年度東根市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第60号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第61号 平成16年度東根市市営墓地特別会計歳入歳出決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第61号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第62号 平成16年度東根市水道事業会計決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第62号は原案のとおり認定されました。
 次に、議第63号 平成16年度東根市工業用水道事業会計決算認定について採決をいたします。
 お諮りします。本決算に対する委員長の報告は認定すべきものとするものです。本決算は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。したがって、議第63号は原案のとおり認定されました。
 以上で、決算特別委員会に付託されました議案の審査は全部終了いたしました。
 なお、本会議における本委員会での審査の経過と結果についての報告ですが、私からは結果のみの報告とし、各分科会委員長の報告を本会議における決算特別委員長の報告にかえさせていただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤 直決算特別委員長 異議なしと認めます。よって、私からの口頭報告は結果のみとし、各分科会委員長の報告を本会議における決算特別委員長の報告にかえることに決しました。
 次に、執行部に申し上げます。決算審査の中で示された各委員の意見、要望などを十分に尊重し、適格な事務処理に当たられることをお願いいたします。

◎閉     会

○佐藤 直決算特別委員長 これで、決算特別委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。

   午前11時30分 閉 会