本市は山形県の中部村山盆地、東経140°23’40″、北緯38°25’42″、標高121m。気候は内陸型で、年間降水量は887.0mm、年間平均気温は11.5℃であり、寒暖の差は激しいものの、地震や風水害等自然災害は極めて少なく、農作物にも恵まれ、日本一の生産量を誇るさくらんぼをはじめ、りんご、桃、ぶどう、ラ・フランス等の果樹生産が盛んで、「果樹王国ひがしね」を宣言しています。
 東西22.5km、南北14.3kmで、県都・山形市に近く、山形空港を持つ本市は国内の主要都市と山形県を結ぶ「空の玄関口」として注目されてきました。そして、JR山形新幹線停車駅「さくらんぼ東根駅」の開業後は県外からの観光客の利用により賑わいを呈し、「陸の玄関口」としての役割を果たしています。
 また、東北一の大都市・仙台市に隣接し、その中心部へは、国道48号線で約1時間の所要時間という便利な位置にある一方、市内を南北に走る国道13号、東西に走る国道48号・287号、そして12本の県道が整備されております。さらに、平成14年9月には東北中央自動車道東根インターチェンジが完成し東京とも高速道路で結ばれました。
 こうした交通ネットワークが、ひと・もの・情報の交流を活発にし、新しい豊かな街づくりに大いに貢献しています。
 東根市は、調和のとれた産業の発展を目指し企業誘致を進めてきた結果、東根大森工業団地(テクノタウン大森)・山形臨空工業団地に電子および精密機械などのハイテク企業が数多く立地しており、製造品出荷額も年々増加し、平成22年の製造品出荷額は県内第2位の実績を挙げています。